説明

複数個所の操作釦による遠隔操作式レリースワイヤ接続部

【課題】いかなる状況下においても、設置個所が望まれる個所であれば、レリースワイヤを使用して操作釦が配設され、各々の操作釦による遠隔操作も何の支障なくできるレリースワイヤへ接続されるレリースワイヤ接続部を提供する。
【解決手段】接続部ケース70内には、接続部ケース70に接続された作動側レリースワイヤ60のアウターチューブ630内を挿通する作動側インナーワイヤ610が、端部を受盤720に接続し、初期位置へ戻る付勢が施されるリターンスプリング80を付設した受盤720が往復摺動可能に設けられ、いずれかの1個所の操作釦20、30による操作で操作側インナーワイヤ410、510の端部を押出し、その押出しで前記受盤720が押圧されて作動側インナーワイヤ610を介しての遠隔操作がされる複数個所の操作釦20、30による遠隔操作式レリースワイヤ接続部70である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レリースワイヤによる複数個所よりの操作釦の遠隔操作を可能とするレリースワイヤ接続部に関するものである。
【背景技術】
【0002】
二箇所よりの操作可能なソレノイドによる遠隔操作式排水栓装置は、浴槽の底面裏側にソレノイドを取付け、該ソレノイドの鉄心が作動側レリースワイヤを介して排水口に装着した栓蓋を開閉操作され、ソレノイドを作動するための浴室用コントローラが電気配線されると共に、前記ソレノイドの鉄心を作動する操作釦が操作側レリースワイヤを介して接続され、該操作釦の押操作、もしくは浴室用コントローラの操作で栓蓋の開閉をするものである。(特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 実開平02−026677
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
浴室用コントローラと操作釦との二個所よりの操作可能なソレノイドによる遠隔操作式排水栓装置は、ソレノイドの漏電対策をしなければならないという欠点があり、ソレノイドの作動には通電し続けなければならないので消費電力が嵩み、その上、停電や故障で、ソレノイドによる栓蓋が開閉作動されない時の応急処置で操作釦を設け、該操作釦による手動操作では、構造が複雑化され、メンテナンス性に欠けている。
【0005】
そこで、本発明は、いかなる状況下においても、設置個所が望まれる個所であれば、レリースワイヤを使用して操作釦が配設され、その各々の操作釦による遠隔操作も何の支障なくでき、それには、複数個所の操作釦による遠隔操作を可能とする為に、各操作釦の操作側レリースワイヤが纏められて作動側レリースワイヤへ接続されるレリースワイヤ接続部を得ることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の複数個所の操作釦による遠隔操作式レリースワイヤ接続部は、複数個所の操作釦による遠隔操作がされるその各操作釦の操作側レリースワイヤを纏めて作動側レリースワイヤへ接続するレリースワイヤ接続部であって、その接続部ケースに各操作側レリースワイヤのアウターチューブの端部が接続され、該アウターチューブ内を挿通する操作側インナーワイヤの端部が操作釦の操作で接続部ケース内へ押引きされるように設けられ、該接続部ケース内には、その接続部ケースに接続された作動側レリースワイヤのアウターチューブ内を挿通する作動側インナーワイヤがその端部を受盤に接続し、初期位置へ戻る付勢が施されるリターンスプリングを付設した受盤が往復摺動可能に設けられ、いずれかの1個所の操作釦による操作で操作側インナーワイヤの端部を押出し、その押出しで前記受盤が押圧されて作動側インナーワイヤを介しての遠隔操作がされるものである。
【0007】
本発明の複数個所の操作釦による遠隔操作式レリースワイヤ接続部は、排水口に装着した栓蓋を操作釦による遠隔操作で開閉する遠隔操作式排水栓装置において、複数個所に設置した操作釦による遠隔操作をするその各操作釦の操作側レリースワイヤが纏められて、作動側レリースワイヤへ接続するレリースワイヤ接続部であって、その接続部ケースに各操作側レリースワイヤのアウターチューブの端部が接続され、該アウターチューブ内を挿通する操作側インナーワイヤの端部が操作釦の操作で接続部ケース内に押引きされるように設けられ、該接続部ケース内には、その接続部ケースに接続された栓蓋の開閉作動をするスラストロック機構が具備された作動側レリースワイヤのアウターチューブを接続し、該アウターチューブ内を挿通する作動側インナーワイヤが、その端部を受盤に接続し、前記スラストロック機構によるリターンスプリングで初期位置に戻る付勢が施された受盤を往復摺動可能に設け、複数個所のいずれか1個所の操作釦による遠隔操作で操作側インナーワイヤの端部を押出し、その押出しで前記受盤が押圧されて作動側インナーワイヤを介して栓蓋の開閉がされるものである。
【0008】
本発明の複数個所の操作釦による遠隔操作式レリースワイヤ接続部は、その各操作側レリースワイヤには、作動側レリースワイヤのリターンスプリングよりも弱いバネが入れられ、各操作側レリースワイヤ端部に接続の受盤へ当接させるものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の複数個所の操作釦による遠隔操作式レリースワイヤ接続部は、複数個所の操作釦による遠隔操作がされ、その遠隔操作のための各操作釦の操作側レリースワイヤを纏めて作動側レリースワイヤへ接続するレリースワイヤ接続部であって、構造が簡単で単純なものである。そして、このレリースワイヤ接続部によって、従来できなかった複数個所の操作釦による操作が、各操作釦による操作側レリースワイヤを纏めることによって遠隔操作できるようになった。
よって、複数個所に設置した操作釦のいずれか1個所の操作釦による操作だけで、また、複数個所のどこの操作釦の操作であっても、各操作側レリースワイヤが纏められて作動側レリースワイヤに接続したレリースワイヤ接続部によって、作動部の作動を遠隔操作できるので便利であり、都合よい。
【0010】
本発明の複数個所の操作釦による遠隔操作式レリースワイヤ接続部は、操作釦を操作の扱い易い個所に配設でき、複数個所の操作釦による遠隔操作がその各操作釦の操作側レリースワイヤを纏めて作動側レリースワイヤに接続したレリースワイヤ接続部によってされるので、好まれる個所での操作釦による栓蓋の開閉が遠隔操作できることになって便利である。そして、操作釦の設置個所が、設計上、難しい場合には、複数個所の設置が可能であるので、そのような個所を避けた設置が容易に可能とされる。
【0011】
本発明の複数個所の操作釦による遠隔操作式レリースワイヤ接続部は、その各操作側レリースワイヤに、作動側レリースワイヤのリターンスプリングよりも弱いバネが入れられ、各操作側インナーワイヤの端部を作動側インナーワイヤに接続されている受盤へ当接させ、操作側インナーワイヤの端部と受盤との間に隙間がないので、操作釦の操作の際に遊びがなく、且つ操作に狂いがなく、常に安定した操作をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】 2個所の操作釦による遠隔操作が可能とされるレリースワイヤ接続部の断面構造図である。
【図2】 2個所の操作釦より操作がされる遠隔操作式排水栓装置の概略図である。
【図3】 レリースワイヤ接続部が2個所の操作釦とも操作されていない状態の断面図である。
【図4】 レリースワイヤ接続部が2個所の一方の操作釦を操作した状態の断面図である。
【図5】 レリースワイヤ接続部が2個所の他方の操作釦を操作した状態の断面図である。
【図6】 2個所の操作釦による遠隔操作を可能にし、各操作側レリースワイヤにバネが入れられたレリースワイヤ接続部の構造断面図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0013】
本発明の複数個所の操作釦による遠隔操作式レリースワイヤ接続部は、例えば、2個所の操作釦による遠隔操作がされるレリースワイヤ接続部においては、図1に示す如く、レリースワイヤ接続部70が、2個所の操作釦20,30による遠隔操作をそれぞれの各操作側レリースワイヤ40,50が纏められ、作動側レリースワイヤ60へ接続されてするものであって、各操作側レリースワイヤ40,50のアウターチューブ430、530の端部が該レリースワイヤ接続部の接続部ケース710に接続され、該アウターチューブ内を挿通する各操作側インナーワイヤ410、510が操作釦20,30の操作で接続部ケース710内にその操作側インナーワイヤの端部420,520を押引きさせるように設けられ、該接続部ケース内には、その接続部ケース710に接続された作動側レリースワイヤ60のアウターチューブ630内を挿通する作動側インナーワイヤ610が、その端部620を受盤720に接続し、初期位置へ戻る付勢が施されるリターンスプリング80を接続部ケース710との間に付設した受盤720が往復摺動可能に設けられ、いずれかの1個所の操作釦20または操作釦30による操作で接続部ケース710内に操作側インナーワイヤの端部420、または端部520を押出し、その押出しによって前記受盤が押圧されて作動側インナーワイヤ610を介しての遠隔操作がされる。
そして、操作釦20、または操作釦30の操作をやめると、リターンスプリング80の付勢で受盤720は元の位置に戻り、操作釦20、または操作釦30の次の操作がされるまで待機することになる。
【実施例2】
【0014】
本発明の複数個所の操作釦による遠隔操作式接続部は、例えば、二個所、即ち、浴槽壁頂面及び浴室壁面に配設された操作釦による遠隔操作がされる遠隔操作式排水栓装置については、図2に示す如く、浴槽の排水口11に栓蓋12を開閉させる作動部1が装着され、浴槽壁頂面21及び浴室壁面31に前記栓蓋の開閉を遠隔操作する操作釦2、3が設置されて、レリースワイヤ接続部7が、各操作釦2,3による遠隔操作をそれぞれの浴槽壁頂面操作側レリースワイヤ4及び浴室壁面操作側レリースワイヤ5が纏められて、作動部1による栓蓋12の開閉作動をするスラストロック機構8が具備された作動側レリースワイヤ6に接続されるものである。
そして、図3乃至図5に示す如く、各操作側レリースワイヤ4,5のアウターチューブ43,53の端部を前記レリースワイヤ接続部の接続部ケース7に接続し、そのアウターチューブ43,53内を挿通する各操作側インナーワイヤ41,51の端部42,52が各操作釦2,3の操作で接続部ケース71内を押引きするように設けられ、該接続部ケース71内には、その接続部ケース71に接続された作動側レリースワイヤ6のアウターチューブ63内を挿通する作動側インナーワイヤ61が、その端部62を受盤72に接続し、作動側レリースワイヤ6に備えられた前記スラストロック機構内のリターンスプリングで元の位置へ戻る付勢が施されている受盤72が往復摺動可能に設けられる。
浴槽壁頂面21の操作釦2又は浴室壁面31の操作釦3のどちらか一方を操作すると、そのそれぞれの操作側インナーワイヤの端部42、または端部52を押出し、前記受盤72が押圧されて、作動側インナーワイヤ61を介して栓蓋12の開閉がされる。
そして、操作釦2、または操作釦3の操作によるスラストロック機構8の作動で栓蓋12が開閉された後には、スラストロック機構8の元の位置に戻すリターンスプリングの付勢によって、受盤72は元の初期位置に戻されることになり、次の操作釦2,3の操作の待機がされる。
【0015】
即ち、浴槽壁頂面21の操作釦2及び浴室壁面31の操作釦3のいずれもが操作されずに受盤72が元の位置にあるとき、又は、いずれかの操作釦2,3で栓蓋12の開閉の遠隔操作をした後に、スラストロック機構8内のリターンスプリングの付勢で受盤72が元の位置に戻されているときは、図3に示す如く、レリースワイヤ接続部7内では、受盤72が、栓蓋12の開閉作動をするスラストロック機構のリターンスプリングの付勢で元の初期位置にあり、浴槽壁頂面操作側レリースワイヤ4の操作側インナーワイヤの端部42と浴室壁面操作側レリースワイヤ5の操作側インナーワイヤの端部52とのいずれもが押戻された状態になる。
【0016】
一方の浴槽壁頂面21の操作釦2を操作したときは、レリースワイヤ接続部7の接続部ケース71に接続金具73で接続された浴槽壁頂面操作側レリースワイヤ4のアウターチューブ43内を挿通する操作側インナーワイヤ41が、図4に示す如く、操作側インナーワイヤの端部42を押出し、受盤72が押圧され、この押圧でレリースワイヤ接続部7に接続した作動側レリースワイヤ6のスラストロック機構8が作動され、作動側レリースワイヤ6のアウターチューブ63内を挿通した作動側インナーワイヤ61が操作されて栓蓋12を開く。
そして、操作釦2の操作を解除しても、スラストロック機構8の作動によって栓蓋12が開いた状態で維持される。さらに、操作釦2、または操作釦3を押すと、スラストロック機構8の作動及び該スラストロック機構内のリターンスプリングの戻しの付勢により、栓蓋12は閉の位置に戻され、図3に示す如く、受盤72も元の位置に戻される。
【0017】
他方の浴室壁面31の操作釦3を操作したときは、レリースワイヤ接続部7とが接続金具73で接続された浴室壁面操作側レリースワイヤ5のアウターチューブ53内を挿通する操作側インナーワイヤ51が、図5に示す如く、インナーワイヤ端部52を押出し、受盤72が押圧され、この押圧でレリースワイヤ接続部7に接続した作動側レリースワイヤ6のスラストロック機構8が作動され、作動側レリースワイヤ6のアウターチューブ63内を挿通した作動側インナーワイヤ61が操作されて栓蓋12を開く。
そして、操作釦3の操作を解除しても、スラストロック機構8によって栓蓋12が開いた状態で維持される。さらに、操作釦2、または操作釦3を押すと、スラストロック機構8の作動、及び該スラストロック機構内のリターンスプリングの戻しの付勢により、栓蓋12は閉の位置に戻され、図3に示す如く、受盤72も元の位置に戻される。
【実施例3】
【0018】
本発明の複数個所の操作釦による遠隔操作式レリースワイヤ接続部は、図6に示す如く、例えば、2個の操作釦200、300による遠隔操作されるレリースワイヤ接続部700であると、その各操作側レリースワイヤ400、500にバネ900が入れられ、即ち、該バネを各操作側インナーワイヤ411、511の端部421,521の受止め板422、522と、接続部ケース711との間に設け、それらバネ900の押圧力の合計を作動側レリースワイヤ600のリターンスプリング800よりも弱いものとし、そのバネ900の押圧力で接続部ケース711内の各操作側レリースワイヤ400、500の各操作側インナーワイヤ411,511の端部421,521の受止め板422、522が作動側レリースワイヤ600の作動側インナーワイヤ611の端部621へ接続の受盤721に当接させられている。
そこで、操作釦200、300のいずれか1個所の操作釦による操作で、それに対応した操作側インナーワイヤ411、511の端部421,521が受盤721に当接された状態のままで受盤721を押圧し、操作釦200、300による操作が解除されると、作動側レリースワイヤ600の作動側インナーワイヤ611の端部621に接続される受盤721は、リターンスプリング800の弾発力で初期の元の位置に戻ることになると共に、バネ900の押圧力で受盤721へ押圧されている各操作側インナーワイヤ411,511の端部421,521も初期の元の位置に追随して戻されることになる。
【符号の説明】
【0019】
1 作動部
11 排水口
12 栓蓋
2 操作釦
20 操作釦
200 操作釦
21 浴槽壁頂面
3 操作釦
30 操作釦
300 操作釦
31 浴室壁面
4 浴槽壁頂面操作側レリースワイヤ
40 操作側レリースワイヤ
400 操作側レリースワイヤ
41 操作側インナーワイヤ
410 操作側インナーワイヤ
411 操作側インナーワイヤ
42 端部
420 端部
421 端部
422 受止め板
43 アウターチューブ
430 アウターチューブ
5 浴室壁面操作側レリースワイヤ
50 操作側レリースワイヤ
500 操作側レリースワイヤ
51 操作側インナーワイヤ
510 操作側インナーワイヤ
511 操作側インナーワイヤ
52 端部
520 端部
521 端部
522 受止め板
53 アウターチューブ
530 アウターチューブ
6 作動側レリースワイヤ
60 作動側レリースワイヤ
600 作動側レリースワイヤ
61 作動側インナーワイヤ
610 作動側インナーワイヤ
611 作動側インナーワイヤ
62 端部
620 端部
621 端部
63 アウターチューブ
630 アウターチューブ
7 レリースワイヤ接続部
70 レリースワイヤ接続部
700 レリースワイヤ接続部
71 接続部ケース
710 接続部ケース
711 接続部ケース
72 受盤
720 受盤
721 受盤
73 接続金具
8 スラストロック機構
80 リターンスプリング
800 リターンスプリング
900 バネ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数個所の操作釦による遠隔操作がされるその各操作釦の操作側レリースワイヤを纏めて作動側レリースワイヤへ接続するレリースワイヤ接続部であって、その接続部ケースに各操作側レリースワイヤのアウターチューブの端部が接続され、該アウターチューブ内を挿通する操作側インナーワイヤの端部が操作釦の操作で接続部ケース内へ押引きされるように設けられ、該接続部ケース内には、その接続部ケースに接続された作動側レリースワイヤのアウターチューブ内を挿通する作動側インナーワイヤが、その端部を受盤に接続し、初期位置へ戻る付勢が施されるリターンスプリングを付設した受盤が往復摺動可能に設けられ、いずれかの1個所の操作釦による操作で操作側インナーワイヤの端部を押出し、その押出しで前記受盤が押圧されて作動側インナーワイヤを介しての遠隔操作がされることを特徴とする複数個所の操作釦による遠隔操作式レリースワイヤ接続部。
【請求項2】
排水口に装着した栓蓋を操作釦による遠隔操作で開閉する遠隔操作式排水栓装置において、複数個所に設置した操作釦による遠隔操作がされるその各操作釦の操作側レリースワイヤを纏めて作動側レリースワイヤへ接続するレリースワイヤ接続部であって、その接続部ケースに各操作側レリースワイヤのアウターチューブの端部が接続され、該アウターチューブ内を挿通する操作側インナーワイヤの端部が操作釦の操作で接続部ケース内へ押引きされるように設けられ、該接続部ケース内には、その接続部ケースに接続された栓蓋の開閉作動をするスラストロック機構が具備された作動側レリースワイヤのアウターチューブのそのアウターチューブ内を挿通する作動側インナーワイヤが、その端部を受盤に接続し、前記スラストロック機構のリターンスプリングで初期位置に戻る付勢が施された受盤を往復摺動可能に設け、複数個所のいずれか1個所の操作釦による遠隔操作で操作側インナーワイヤの端部を押出し、その押出しで前記受盤が押圧されて作動側インナーワイヤを介して栓蓋の開閉がされることを特徴とする複数個所の操作釦による遠隔操作式レリースワイヤ接続部。
【請求項3】
レリースワイヤ接続部は、その各操作側レリースワイヤには、作動側レリースワイヤのリターンスプリングよりも弱いバネが入れられ、各操作側インナーワイヤの端部を作動側インナーワイヤ端部に接続の受盤へ当接させることを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項に記載の複数個所の操作釦による遠隔操作式レリースワイヤ接続部。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−24017(P2013−24017A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−169626(P2011−169626)
【出願日】平成23年7月15日(2011.7.15)
【出願人】(392028767)株式会社日本アルファ (73)
【Fターム(参考)】