説明

複数言語ユーザ選択及び通貨換算のための方法及び装置

【課題】ビジネス取引を容易にするための方法及び装置を提供することである。
【解決手段】商人/オペレータはオペレータの好ましい言語及び通貨において取引関係情報を提示され、顧客は顧客の好ましい言語及び通貨において取引関係情報を提示され、顧客の言語及び通貨はオペレータの言語及び通貨と異なっている。このことは、様々な言語を話し様々な通貨において取引を行うことに慣れている人物がビジネス取引に容易に従事することを可能にする。この方法及び装置は、例えばクレジット・カード又はデビット・カード端末において用いることが可能であり、それによって、商人を外国からの旅行者と容易に適合することが可能である。顧客の言語及び通貨の一方又は双方の好みは、取引の前又は間に、クレジット・カード/デビット・カード、携帯電話、スマート・カード、又は他の可搬メモリ媒体から取得することができ、それによって、各取引のための好ましい言語及び通貨を手動で選択する必要を取り除いている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本願発明は、小売り及び食品サービスのビジネス並びに顧客と対話する他の施設における使用に適したクレジット・カード取引端末の分野に関する。より詳細に言うと、本願発明は、ビジネスの顧客が商人によって話される言語と異なる言語を話すことがあり、上記クレジット・カード取引端末が1より多くの言語で取引を処理し、顧客に対する正しい言語及び商人に対する正しい言語を表示する場合の、ポイント・オブ・セール端末及び取引に関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]業者と顧客との間の商業上の取引を行うためのクレジット・カード及びデビット・カードに使用は、現代生活において日々発生している。クレジット・カードの使用の容易さ及びその毎日の生活のいたるところへの統合は、多くの顧客が現金を持ち歩かず、全ての購入に対してクレジット・カード又はデビット・カードに頼るようにしている。
【0003】
[0003]同時に、増大する人口移動及びグローバリゼーションは、変化に富む民族グループがビジネスを操作し支援し、ある場合には、カード端末を操作する商人が顧客と同じ言語を話すことができない、ということを引き起こしている。このことは、ポイント・オブ・セール端末が商人/オペレータ又は顧客の何れかが理解不能な1つの言語のみを表示する場合の問題を提起している。このような場合、言語は取引を完了することの障壁となる。複数民族エリアにおけるビジネス施設、及びそのオペレータが彼らの位置するローカルな文化の言語を話すことができないビジネス施設は、商人と顧客の双方を、各々が使用可能な端末を提供することによって適合させる必要がある。
【0004】
[0004]過去において、クレジット・カード端末は、取引あたり1つの言語のみを表示し印刷することが可能なデータベース、サーバにアクセスするか、又はそれが可能なプログラムを動かすようにプログラムされていた。典型的に、その言語は、商人の言語又はビジネス施設の場所のネイティブの言語の何れかになっていた。クレジット・カード端末が表示する言語を話さない顧客にとって、該顧客は取引を完全には理解することができず、ビジネスに不信を抱きその取引を差し控えることがあった。商人が指示を操作する必要のある場合又は端末をトラブルシュートする必要のある場合に、商人の言語でのディスプレイを有し、一方顧客の言語でレシートを印刷するか又は顧客の言語でのカスタムディスプレイを有するものは、現在利用不可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
[0005]従来、商人の言語で情報を表示し、顧客の言語で情報を表示するか又はレシートを印刷することができ、それによって両者が高い快適度で取引を完了することが可能なクレジット・カード端末が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[0006]よって、本願発明は、システム・ユーザ・インターフェースに対する複数言語ユーザ選択のための方法及び装置に向けられており、関連技術の制限及び不利な点による1以上の問題を実質的に取り除いている。
【0007】
[0007]本願発明の目的は、ある言語で商人のために情報を表示し、顧客の言語に対応する別の言語でのビジネス取引のための記録の印刷及び情報の表示の一方又は双方をすることが可能なクレジット・カード及びデビット・カード端末を提供することである。
【0008】
[0008]本願発明の追加の特徴及び利点は後述し、部分的に記載から明らかとなるか、又は本願発明の実践によって学ぶことができるであろう。本願発明の目標及び他の利点は、この書面による記載、本願の請求項、及び添付の図面において特に指摘した構成によって実現され達成されるであろう。
【0009】
[0009]本願発明の主題事項の一実施形態は、プロセッサと、ディスプレイと、メモリとを含むクレジット・カード及びデビット・カード取引端末である。また、この端末は、可搬メモリ媒体のメモリ手段に記憶されたデータを読むように構成されたカード・リーダを含んでいる。更に、オペレータ・インターフェースはオペレータ・インターフェース・プログラムによって生成され、該オペレータ・インターフェース・プログラムは前記メモリに記憶され前記プロセッサによって実行可能であり、ここで、前記オペレータ・インターフェースは前記ディスプレイ上にオペレータ言語で表示可能である。この端末は、顧客インターフェース・プログラムによって生成された顧客インターフェースであって、前記顧客インターフェース・プログラムは前記メモリに記憶され前記プロセッサによって実行可能であり、ここで、前記顧客インターフェースは顧客言語において表示可能である、前記顧客インターフェースを更に含んでいる。この端末は前記メモリに記憶され前記プロセッサで実行可能な言語識別モジュールを更に含んでおり、該言語識別モジュールは、前記オペレータ言語であって該言語において前記オペレータ・インターフェースはオペレータのために表示可能である前記オペレータ言語を選択し、顧客言語であって該言語において前記顧客インターフェースは顧客のために表示可能である前記顧客言語を選択するように構成され、前記オペレータ言語及び前記顧客言語は前記モジュールに記憶された複数の言語から選択され、前記顧客言語と前記オペレータ言語とは異なっている。
【0010】
[0010]本願発明の主題事項の別の実施形態は、クレジット・カード及びデビット・カードの取引のために、ディスプレイ上に表示可能なオペレータ言語を表示可能な顧客言語に構成するための方法であって、ディスプレイ上に表示可能なオペレータ・インターフェースのための前記オペレータ言語を言語識別モジュールから識別するステップであって、該言語識別モジュールは複数の言語から構成可能であり、ここで、前記オペレータ言語はオペレータ・インターフェース・プログラムから提供される、ステップを含む。この方法は、オペレータ・インターフェース・プログラムからのディスプレイ上に表示可能な複数の言語から前記オペレータ言語を選択するステップと、前記オペレータ・インターフェースを前記ディスプレイ上に前記オペレータ言語で表示するために、前記オペレータ言語をメモリに記憶するステップとを含む。また、この方法は、顧客の可搬メモリ媒体から前記顧客言語を読むステップと、言語識別モジュールから顧客インターフェースのための前記顧客言語を識別するステップであって、前記言語識別モジュールは複数の言語から構成可能であり、前記顧客言語は顧客インターフェース・プログラムから提供され表示可能である、ステップとを含んでいる。また、この方法は、前記顧客インターフェース・プログラムからの複数の言語から前記顧客言語を選択するステップと、ビジネス取引を行うステップとを含み、ここで、該ビジネス取引は、前記オペレータ・インターフェースを前記オペレータ言語でディスプレイ上に表示することと、顧客インターフェースを前記顧客言語で表示することとを含み、前記オペレータ言語と前記顧客言語とは異なっている。
【0011】
[0011]本願発明の主題事項の別の実施形態は、コンピュータ実行可能命令を含むコンピュータ可読媒体であり、該コンピュータ実行可能命令は、ディスプレイ上に表示可能なオペレータ言語をオペレータ・インターフェース・プログラムと関連した複数の言語から選択する命令と、前記オペレータ言語をメモリに記憶する命令とを含んでいる。この主題事項は、顧客のための可搬メモリ媒体を読む命令と、可搬メモリ媒体から顧客言語を識別する命令と、前記顧客に対して表示可能な顧客言語を顧客インターフェース・プログラムと関連した複数の言語から選択する命令とを更に含んでいる。また、この主題事項は、ビジネス取引を行うために前記オペレータ・インターフェース・プログラムから提供された前記オペレータ言語においてオペレータ・インターフェースを表示する命令と、ビジネス取引を行うために前記顧客インターフェース・プログラムから提供された前記オペレータ言語において顧客インターフェースを表示する命令とを含む。
【0012】
[0012]本願発明の主題事項の別の実施形態は、ビジネス取引のために、可搬のクレジット・カード及びデビット・カードの端末のディスプレイ上に表示可能なオペレータ言語を顧客言語に変換するための方法であり、この方法は、言語識別モジュールに記憶された複数の言語からオペレータ言語を選択するステップであって、前記言語識別モジュールはメモリに記憶され、オペレータ言語識別モジュールと関連した前記言語識別モジュールは前記オペレータ言語を識別するように構成され、ここで、前記オペレータ言語は前記オペレータ・インターフェースのためにオペレータに対してディスプレイ上に表示可能である、ステップと、前記オペレータ言語を前記メモリに記憶するステップとを含む。この方法は、顧客の可搬メモリ媒体を読むステップと、言語識別モジュールに記憶された複数の言語から顧客言語を識別するステップとを含み、顧客言語識別モジュールと関連した前記言語識別モジュールは前記顧客言語を識別するように構成され、ここで、前記顧客言語は顧客に対して印刷機構上に表示可能であり、顧客言語が識別されない場合、そのとき前記顧客に対してデフォルト言語が選択され表示可能である。また、この方法は、言語識別モジュールに記憶された複数の言語から顧客言語を選択するステップを含み、前記言語識別モジュールはメモリに記憶され、顧客言語識別モジュールと関連した前記言語識別モジュールは前記顧客言語を識別するように構成され、ここで、前記オペレータ言語は前記顧客に対して表示可能である。また、この方法は、オペレータ・インターフェース・プログラムからのオペレータ・インターフェースを前記オペレータ言語でディスプレイ上にオペレータのために表示してビジネス取引を行うステップと、ビジネス取引を行うために顧客インターフェース・プログラムからの顧客インターフェースを前記顧客言語で前記印刷機構上に表示するステップであって、ここで、前記顧客言語と前記オペレータ言語とは異なる、ステップと、顧客からの入力を提供するよう構成可能な顧客入力を提供するステップであって、ここで、前記顧客インターフェースは前記ディスプレイ上に前記顧客言語で前記顧客入力のために表示可能である、ステップとを含む。
【0013】
[0013]本願発明の主題事項の別の実施形態は、オペレータ言語を表示するためのオペレータ言語インターフェーシング手段と顧客言語を表示するための顧客言語インターフェーシング手段とを有することによりビジネス取引を構成するための機構であり、該機構は前記オペレータ言語をメモリに記憶された端末言語識別モジュールから選択するための手段を含み、前記メモリは複数の言語を含むように構成され、前記端末言語識別モジュールは前記オペレータ言語を言語識別手段から識別するように構成され、前記オペレータ言語は商人のためにオペレータ・インターフェース上で表示され、前記オペレータ言語をメモリに記憶する。この実施形態は、前記顧客言語を前記顧客の可搬メモリ媒体を読むことから識別するための手段と、前記顧客言語を顧客言語識別手段から選択して前記メモリに記憶する手段とを更に含み、前記メモリは複数の言語を含むよう構成され、前記顧客言語識別モジュールは前記顧客言語であって該言語において顧客インターフェースは前記顧客のために表示される前記顧客言語を識別するように構成されている。また、この実施形態は、ビジネス取引のためにオペレータ言語を前記商人インターフェーシング手段上に表示するための手段と、顧客言語を前記顧客言語インターフェース手段上に表示するための手段とを含み、ここで、前記顧客言語は前記オペレータ言語と異なっている。
【0014】
[0014]上述の一般的な説明及び後述の詳細な説明の双方は例示的で説明的なものであり、特許請求された本願発明の更なる説明を提供することを意図したものであると理解されたい。
【0015】
[0015]本願発明の更なる理解を提供するために含まれ、本願明細書に組み込まれ一部を構成する添付の図面は、本願発明の少なくとも1つの実施形態の原理を説明するのに役立つ記載とともに、本願発明の実施形態を図示するものである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】[0017]可搬メモリ媒体とともに使用するための対話型システムのブロック図である。
【図2】[0018]ユーザ・インターフェース・ディスプレイのためにある言語を、顧客インターフェースを表示するために別の言語を提供するシステムにおける使用の方法を描写したフロー図である。
【図3】[0019]ユーザ・インターフェース・ディスプレイのために従業員に対してある言語を提供し、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ上に表示するためにビジネス取引の間の顧客に対して別の言語を提供するシステムにおける使用の方法を描写したフロー図である。
【図4】[0020]可搬メモリ媒体とともに使用するための対話型システムのブロック図であり、この場合、対話型システムは1より多いディスプレイを有している。
【図5】[0021]ビジネス取引の一部として、商人及び顧客に言語及び通貨のインターフェースを提供する方法を描写したフロー図である。
【図6】[0022]メモリとともに使用するための対話型システムのブロック図であり、この場合、対話型システムは、ビジネス取引の一部として、顧客及び商人の通貨の好みを説明することが可能である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
[0023]これより、本願発明の好適実施形態に対して詳細な参照をする。それらの例が添付の図面に図示されている。
[0024]また、本明細書には、システム・ユーザ・インターフェースのための複数言語選択をともなう使用のための方法及び装置の1以上の例示的な実施が記載されており、このシステム・ユーザ・インターフェースは、顧客及びビジネス取引に加わっている従業員に対して異なる言語を表示するものである。
【0018】
[0025]図1は、本願発明の主題事項に従うクレジット・カード又はデビット・カードの端末100(「端末」)の一実施形態のブロック図である。端末100は、普通のクレジット・カード端末に類似しているが、キャッシュレジスタに設けるか若しくはその中に組み込むように固定であることができるか、又は、この端末は、クレジット・カード端末をビジネス施設の中で持ち歩き、店、建物、市場、レストラン、又は同様のものにおける複数の場所で商人が利用することができるように可搬であることができる。また、端末100は、多くのクレジット・カード端末と類似の特徴を有しているが、何らの限定なく、PC、ワークステーション、ダム端末、又は商業的環境においてビジネス取引を行うために使用される任意の他の様式のシステムであることができる。この実施形態において、端末100は平均的な小売ビジネスで使用される通常のクレジット端末であろう。この端末の特徴は、可搬メモリ媒体を読むように構成されたカード・リード102を含んでおり、この可搬メモリ媒体は、クレジット・カード、デビット・カード、ATMカード、又はカード104の所有者に関する情報を記憶した磁気ストリップを有する同様のもののうちの任意の形態を含むであろう。カード・リーダ102は、任意の物理的様式で、例えば、内部的に若しくはスワイピングを介してカード104を受け入れることができるか、又はカード104を物理的に受け入れる必要なく集積チップ(IC)又は無線周波数(RFID)のメモリを読むように構成することができる。例えば、カードを物理的にスワイピングする代わりに、カード・リーダ104はRFIDメモリを読み、普通のクレジット・カードであるかのようにビジネス取引を行うために必要な全てのステップを行うことができる。この実施形態において、端末100はスワイピングを介してカードを端末100に内部的に受け入れるよう構成されているものと仮定しており、この場合、カード・リーダ102はカード102のメモリ・ストリップを読む。また、端末100はキーボード108を有し、キーボード108は、商人よるユーザ入力の手動エントリ又は顧客からのビジネス取引入力に依存した手動エントリを可能にするものである。これらユーザ入力は、電話番号、デビット・カード取引のための顧客pin番号、何らかの理由によりカード・リーダ102がカード104を読むことができない場合のビジネス施設によるクレジット・カード番号、又は商人の必要を満たすために必要なユーザ入力を含むことが可能である。また、キーボード108は、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106に対する適当な言語を選択するよう、商人のために使用することができ、また、このキーボードは、更に後述するように、レシート114上に印刷すべき言語を商人が選択することを可能にする。キーボード108は、キーボード、タッチ・パッド、アクチュエータ、又は類似のデバイスを含む任意の形態の入力手段であることができる。
【0019】
[0026]また、端末100はユーザ・インターフェース・ディスプレイ106を有しており、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106は、商人にビジネス施設に関するであろう情報を表示又は示すことになり、この情報は、時刻、日付、販売価格、及び、クレジット・カード端末によるビジネス取引の間又は端末がビジネス取引を待っているときに表示されるであろう他の項目をともなう適当な時点でのデータを入力するための指示を含む。ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106は、LCD、スクリーン、テレビジョン若しくはコンピュータ・スクリーン、又はクレジット・カード端末において見つかる典型的なモノクロームのスクリーンを含む任意の様式のディスプレイであることが可能である。更に、端末100は、取引を完了するためにビジネス取引を適当なシステム及びディスプレイへと処理するであろうプロセッサ110を含む。また、プロセッサは、メモリ108から様々なモジュールを処理するために利用することができ、また、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106のための適当な言語を選択するよう商人のために使用することができる。また、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106は、情報を顧客に表示するために使用するか、又は顧客インターフェースとして使用することができ、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106が顧客によって使用されるか又は見られる場合、そのとき、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106は顧客言語で顧客に関係情報を表示することになる。図4に示すように、例えば、ビジネス施設が、該ビジネス施設のビジネス取引場所で、商人又はオペレータに対してビジネス取引を表示するための商人ディスプレイ150と、顧客に対して情報を表示するための顧客ディスプレイ155とを有するように構成されたディスプレイを有する場合、1より多くのユーザ・インターフェース・ディスプレイ106が存在しうる。
【0020】
[0027]更に、端末100はプリンタ112を含むことができ、プリンタ112は、ビジネス取引の記憶として、レシート114を印刷することになる。プリンタ112は、顧客へビジネス取引の記録を提供するであろう顧客インターフェースの何らかの他の形態であることができる。そのような顧客インターフェースは、レシートをともなうプリンタ、電子的な若しくは印刷のレシートを提供するコンピュータ、端末に対して顧客を許可するタッチ・スクリーン若しくはタッチ・キーボード、又は顧客小売りビジネスにおいて使用される任意の他の記憶システムであることが可能である。また、プリンタ112は、プリンタ112によって印刷された複数のコピーにサインする顧客のための1枚の紙のフォーマットで、サインする顧客のための二重のカーボン・コピー・フォーマットで、又は当業者によって予期される任意の他の形態で、レシート114を印刷することができる。この実施形態において、顧客インターフェースは、実行する顧客のための二重のカーボン・コピー・フォーマットであるレシート114を印刷するであろうプリンタ112であると仮定している。また、プリンタ112は、物理的に内部的に端末と結びつく必要はないが、限定なく、イーサネットの接続、ブロードバンド、T−1接続、DSL、電話線、ワイヤレス、同軸ケーブル、又は端末100をプリンタ112と結びつけると予期される任意の他の様式を含む電気的手段によって接続することができる。説明の目的のため、プリンタ112は、単に、図1に示すように端末100と内部的に接続されているものと仮定している。プリンタ112が印刷するレシート114は、ビジネス取引のために商人が顧客へ与えるであろうレシート114に通常見つかる典型的な文面、情報、及び表現を表示し、これらは、限定されることなく、価格、ビジネス施設の名称、ビジネス施設の場所及び電話番号、ビジネス取引の時刻、顧客署名欄、顧客アカウント情報、及びクレジットカードのレシートに通常含まれるであろう任意の他の可能性ある情報等の項目を含む。本願発明の主題事項において、この情報の全ては、顧客の快適さのための顧客言語においてであろう。
【0021】
[0028]また、端末100はメモリ16を含んでおり、メモリ16は、クレジット・カード端末上で発生する典型的なビジネス取引において使用されるプログラムを記憶するものである。更に、メモリ116はインターフェース言語プログラム120を記憶し、インターフェース言語プログラム120はオペレータ・インターフェースを表示するものであり、このオペレータ・インターフェースは、商人又はオペレータのビジネス取引を助けるためのユーザ・インターフェース・ディスプレイ106上に表示されるものである。インターフェース言語プログラム120は言語識別モジュール122を含んでおり、言語識別モジュール122は、ユーザインターフェース106又はレシート114上で表示される適当な言語を識別し選択するために、インターフェース言語プログラム120によって利用されるものである。言語識別モジュール122は、完了すべきタスクに依存する2つのサブルーチンのうち1つを動作させることによって、オペレータ・インターフェースのためのインターフェース言語を選択し、顧客インターフェースを選択することになる。各サブルーチンは、ビジネス取引を行うために別々に利用することができる。第1のサブルーチンは、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106上での商人のための適当な言語を識別、選択、及び表示するために動作する端末言語識別モジュール124である。端末言語識別モジュール124は、任意のビジネス取引に先立って、メモリにおいて記憶された言語のグループから読み出すことが可能である。端末言語識別124サブルーチンは、数回、例えば商人による端末の初期セットアップの間に、又はシフトチェンジの間にある言語を話す従業員が別の言語を話す従業員によって置き換わるときに、動作することができる。第2のサブルーチンは、プリンタ112又は何らかの他の形態の顧客インターフェースよって印刷されるレシート114上での顧客のための適当な言語を識別、選択、及び表示するために動作する顧客言語識別モジュール126である。顧客言語識別モジュール126は、メモリ116からの顧客へ表示することが可能な記憶された言語のグループから読むということにおいて、端末言語識別モジュール124と類似の手法で動作する。顧客言語識別モジュール126は、クレジット又はデビット・カード取引のために顧客言語において印刷すべきレシート114のために必要なとき動作することがあり、且つ、1日に、1時間に、又は1週間に複数回動作させることが可能である。これらタスクの方法論は、より詳細に後述する。
【0022】
[0029]言語識別モジュール122は、商人及び顧客のそれぞれのためのオペレータ・インターフェース言語であるか又は顧客インターフェース言語であるインターフェース言語として表示すべきものから選択するための、広範な言語の配列を有することができる。端末言語識別モジュール124及び顧客言語識別モジュール126は、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ及びレシートの一方又は双方で表示される必要なインターフェース言語を動作させるために関連している。インターフェース言語に利用可能な複数の言語は、言語を記憶するために必要なメモリのサイズ、及び、ユーザインターフェース106で表示するか又は顧客インターフェース若しくはレシート112で表示するためのインターフェース言語の翻訳関連する費用によってのみ限定されるだろう。言語識別モジュール122は言語の名称のテキスト表現を含むか、又は、それはプロセッサ110若しくは表示するインターフェース言語のための端末100におけるコンピューティング・デバイスによって調和するコードの形態においてでよい。適当なインターフェース言語を自動的に識別し表示するために使用することのできる任意の表現は、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106で表示するか又はレシート112で表示することができる。
【0023】
[0030]図2は、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106のためにある言語を提供し、顧客インターフェース又はプリンタ112によって印刷されるレシート114で表示するために別の言語を提供するシステムにおける使用のための方法の別の実施形態を描写したフロー図である。この実施形態において、これは、図1で示すような固定されたクレジット・カード端末であると仮定しており、小売ビジネス施設に設置されており、カードは、顧客の関係情報を記憶する磁気ストリップを備えた典型的なクレジット・カードであると仮定している。しかしながら、このことは本願発明の適用を限定することを意味するものでは決してないことに注意されたい。
【0024】
[0031]ブロック200で、商人は、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106上で使用される商人言語を選択しメモリ116に記憶することができるか、又は、詳細に後述する、デフォルト言語を端末100のユーザ・インターフェース・ディスプレイ106で表示することを可能にすることができる。端末100は、複数の言語を通して検索するためにキーボード108及びユーザ・インターフェース・ディスプレイ106を利用するように商人のために構成することができ、これら複数の言語は、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106で表示する言語のためのインターフェース言語、そうでなければオペレータ言語又は商人言語として知られる言語を表示する端末言語識別モジュール124サブルーチンの動作を介して、言語識別モジュール122によって提供されるものである。商人は、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106のために必要な適当な言語を指定又は選択するためにキーボード108を利用する。商人によって使用されるインターフェース言語を選択することの他の可能性ある実施形態は、端末を起動する前に、商人の言語と一致するであろう端末100のために選択されるデフォルト言語を有すること、又は、何とかして、端末100を起動させる前にインターネット・ウェブ・サイトアクセスし、適当なオペレータ・インターフェース言語を言語識別モジュール122にダウンロードし、端末言語識別モジュール124を動作させるように構成された端末100を有することであろう。顧客言語のためのインターフェース言語は、顧客言語識別モジュール126を介して選択することが可能であり、後述するようなことを除く同じ手法において検索し選択することができる。また、端末100、クレジット・カード端末で働き、異なる言語を話すことがあるが同じビジネス施設において働いているオペレータ又はユーザを適合させるように、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106で表示されるオペレータ・インターフェース言語が商人によってある言語から別の言語へ変更されることを可能にするように構成することができる。
【0025】
[0032]ブロック210で、端末100は磁気ストリップを備えたクレジット・カードのような可搬メモリ媒体を受け入れるよう構成することができ、端末100によって挿入されるかスワイプされるかしたときに、カード・リーダ102はカード104を検出することが可能となる。端末100はカード104を読み、ブロック220において示すように、カードのメモリに特定の言語が記憶されているかどうかを判定するように構成されている。もしカード104に対して関連する言語があれば、そのとき言語識別モジュール122及び顧客言語識別モジュール126はブロック230において示すように適当な顧客言語を識別し判定し選択するように動作することになり(ブロック250への「イエス」分岐235)、この適当な顧客言語は顧客インターフェース又はレシート114で表示することができる。ブロック250は、顧客インターフェースがビジネス取引のために動作しており、レシート114が端末100と関連するプリンタ112から印刷されることを明示する。更に、ビジネス取引、ブロック250の間、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106は商人言語に相当するオペレータ・インターフェース言語を表示し、クレジット・カードを利用するときに起こるビジネス取引の間に通常発生するであろう指示、価格付け、並びに他の表現及び情報を商人に提供する。端末オペレータ言語及び商人言語は終始交換可能に使用され、且つ同じ意味を有している。ブロック260において示すように、レシート114は顧客の適当な顧客言語において印刷される。レシート114は、ビジネス取引のために商人が顧客に与えるであろう通常の情報を表示することになり、この情報は、限定することなく、費用、ビジネス施設の名称、ビジネス施設の所在地及び電話番号、ビジネス取引の時刻、顧客アカウント情報、署名欄、並びにクレジット・カードのレシートに通常含まれるであろう任意の他の可能性ある情報等の項目を含み、それは全て顧客言語において表示されるだろう。
【0026】
[0033]カード104と関連する言語がないか、又はカード104と関連する言語はあるが顧客言語識別モジュール126サブルーチンによって識別不可能である場合(ブロック240への「ノー」分岐236)、そのとき、ブロック240で示すように、顧客言語識別端末によって、レシートで表示されるデフォルト言語が選択される。デフォルト言語は、レシート上での顧客インターフェース言語としての表示のためにプロセッサ110へ送ることができる(ブロック250への「DL」分岐245)。ビジネス取引が発生した250の後、次に、詳細に上述したように、商人が顧客に与えるであろう通常の情報を表示しながらレシート114はプリンタ112から印刷されるが、レシート114はデフォルト言語において印刷されることになる。デフォルト言語は、ビジネス施設の顧客によって最も共通に使用される言語若しくは商人言語へと商人によって、又は、商人がビジネス取引を最良に行うことが可能な商人が受入可能だとみなす任意の他の基準よって、選択することができる。レシート114がプリンタ112によって印刷された後、システムは、カード102を使用する新たな顧客に備えてブロック265をリセットしブロック210へと戻し(ブロック210への「リセット」分岐270)、端末100に対してインターフェース言語を変更する必要がないようであれば、端末を起動させることになる。また、方法は、分岐275において示すように、ある言語を話すユーザ、オペレータ、又は商人が別の言語を話すユーザ、オペレータ又は商人と置き換わる場合、全ての経路をリセットしてブロック200へと戻るように設定することが可能である。
【0027】
[0034]図3は、オペレータに対してユーザ・インターフェース・ディスプレイ106のためのある言語を提供するシステムにおける使用のための方法の別の実施形態を描写したフロー図であり、また、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106上に別の言語を表示することができる。取引を完了するために顧客がユーザ・インターフェース・ディスプレイ106を見る必要があるときの実例でありうる。例えばクレジット・カード取引に代えて、取引を完了するために顧客はデビット・カードを選び、ビジネス取引を完了するためにユーザ・インターフェース・ディスプレイ116は顧客言語において情報を表示することを必要である。この実施形態において、図1において示すような固定されたクレジット・カード又はデビット・カード端末に対するビジネス取引があり、小売ビジネス施設に設置され、カードは、レシートを印刷するプリンタを備えた典型的なクレジット・カード又はデビット・カード端末であることを仮定している。しかしながら、このことは本願発明の適用を限定することを意味するものでは決してないことに注意されたい。図3のフロー図は、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106での顧客言語を提供することに関連する追加のステップを除き、図2のフロー図と非常に類似している。
【0028】
[0035]ブロック300で、商人は、商人へ示されるユーザインターフェース106で使用される商人言語を選択しメモリ116に記憶することができるか、又は、デフォルト言語を端末100のユーザ・インターフェース・ディスプレイ106で表示することを可能とすることができる。商人は、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106で、又は図2に対し詳述したような類似の方法において、商人に表示する言語を構成するために端末100のキーボード108を使用することが可能である。
【0029】
[0036]ブロック310で、端末100は磁気ストリップを備えたクレジット・カードのような可搬メモリ媒体を受け入れるよう構成することができ、端末100によって挿入されるかスワイプされるかしたときに、カード・リーダ102はカード104を検出することが可能となる。端末100は、カード104を読むように構成され、更に、ブロック320において示すように、カードに特定の言語が記憶されているかどうかを判定するように構成されている。図2と類似して、ブロック330において示すように、顧客言語識別モジュール126はユーザ・インターフェース・ディスプレイ106によって表示される適当な顧客言語及びレシート114に表示される適当な顧客言語の一方又は双方を識別、判定、及び選択するように動作するであろう(ブロック350への「イエス」分岐336)。しかしながら、デビット・カード取引又は何らかのクレジット・カード取引を行うために、顧客は、完了すべきビジネス取引に対して取引を検証及び確認するためにキーボード108上で個人識別番号(「PIN」)を入力する必要がありうる。ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106は、ブロック365において示すように、ビジネス取引において商人の関与に対する商人言語における言葉、情報、及び表現を表示する。ブロック360において、端末100は、ビジネス取引において顧客の関与に対する顧客言語における言葉、情報、及び表現をユーザ・インターフェース・ディスプレイ106上で表示する。例えば、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106は、理解、確認、承認、又は、キーボード108を介した取引を完了する助けとなるであろう任意の他の基準のために顧客に通知する必要のある言葉を顧客言語で表示することができる。ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106は、ブロック360において示すように、PIN番号、キャッシュ・バック、及び同様のものを含むデビット・カード取引を完了するであろう全ての通常の情報を、顧客言語において顧客へ表示する。ブロック370は、ブロック380において示すように、ビジネス取引が発生し、そしてレシート114がプリンタ112から印刷されることがあることを明示する。ビジネス取引のために、ユーザ・インターフェース・ディスプレイ106は、取引の状態、及び誰がユーザ・インターフェース・ディスプレイ106を見ていることがあるのかに従い、顧客言語から商人言語へ前後に切り替えることができる。レシート114は、デビット・カードのレシート上に含まれることがある通常の情報を印刷及び表示することになり、それは全て顧客言語において表示されるだろう。レシート114がプリンタ112によって印刷された後、システムは、ビジネス取引のためにカード102(クレジット・カード又はデビット・カードである)を使用する新たな顧客に備えてブロック310へ戻し(ブロック310への「リセット」分岐390)、端末100に対してインターフェース言語を変更する必要がなければ、端末100を起動させることになる。また、方法は、分岐295において明示するように、ある言語を話すユーザ、オペレータ、又は商人が別の言語を話すユーザ、オペレータ、又は商人と置き換わる場合、全ての経路をリセットしてブロック300へと戻るように設定することが可能である。
【0030】
[0037]やはり、カード104と関連する言語がないか、又はカード104と関連する言語はあるがその言語が顧客言語識別モジュール126サブルーチンによって識別不可能である場合(ブロック340への「ノー」分岐335)、そのとき、デフォルト言語が選択され、レシート114及びユーザ・インターフェース・ディスプレイ106で表示される。やはり図2と類似して、デフォルト言語はレシート上での表示のために、プロセッサ110へ送ることができる(ブロック350への「DL」分岐345)。取引の終了時、ブロック380で、商人が顧客へ与えるであろう通常の情報を表示しながら、レシート114はプリンタ112から印刷されるが、レシート114はデフォルト言語においてである。図2において詳述されるように、デフォルト言語は、ビジネス施設の顧客によって最も共通に使用される言語若しくは商人言語へと商人によって、又は、商人がビジネス取引を最良に行うことが可能な任意の他の基準によって、選択することができる。
【0031】
[0038]図5は、インスタントの方法及び装置の別の例示的実施形態を図示している。図5において、商人の場所に新たな端末が据え付けられたとき、商人は、商人に取引関係情報を表示するときに端末が使用するであろう好ましい言語を選択することが可能である(ブロック505)。また、商人は好ましい通貨を選択することができる。商人及び顧客がビジネス取引を開始する準備をしたとき、端末は顧客のメモリを読み顧客の好み情報を取得する事が可能である(ブロック510)。例示的な顧客のメモリ媒体は、クレジット・カード若しくはデビット・カードの磁気ストライプ、サム・ドライブ等のユニバーサル・シリアル・バスの可読ドライブ、コンパクト・フラッシュ・カード若しくは他のそのようなカード、又は集積回路デバイス若しくは他のそのようなデバイス等の物理的接続を介して読むことが可能なメモリを限定なく含むことができ、この集積回路デバイス若しくは他のそのようなデバイスは、クレジット・カード若しくはデビット・カード又は類似の製品に埋め込まれたか又はそうではなくそれに接続されたものである。また、顧客のメモリは、クレジット・カード若しくはデビット・カード、携帯電話、又は同様のものに組み込まれたか又はそうではなく取り付けたれた無線周波数識別(RFID)チップ等のワイヤレス接続を介して読むことが可能なメモリと、クレジット・カード若しくはデビット・カード又は同様のものに刻み込まれたか若しくは組み込まれたバーコードとを限定なく含むことができる。
【0032】
[0039]顧客の言語及び通貨の好みが顧客のメモリから利用可能な場合(ブロック515)、端末はこれら好みをビジネス取引の間使用することが可能である(ブロック520)。顧客の言語及び通貨の好みの何れか又は双方が顧客のメモリから利用不可能な場合、端末は欠けている好み情報を顧客に問い合わせることが可能である(ブロック525)。好ましい顧客言語及び顧客通貨の一方又は双方を端末がサポートしていない場合、それに対してデフォルト言語を代用することができる。同じように、好ましい言語及び通貨の一方又は双方に対して、代替の言語及び通貨の一方又は双方を代用することができる。例として、限定なく、ロシアで買い物をしている英国からの顧客は、英国で話される英語の方言の間の、言語における微妙な相違に対してカスタマイズされた英語で情報が提示されることを好むことがあるが、端末はそのような言語選択をサポートしないことがある。そのような状況において、米国で話される英語の方言に基づく英語言語のインターフェースは、顧客の好ましい言語の代用となることができる。同じように、顧客がポンドで通貨関係の情報を見ることを好むことがあるが、端末がポンドに基づく通貨情報をサポートしていない場合、端末はユーロで通貨関係の情報を表示することができる。
【0033】
[0040]次に、ビジネス取引が開始される(ブロック530)。端末は、テキストベースの又は他の情報を商人言語で商人に表示することが可能であり、同じように、最終的な取引の額等の任意の通貨に基づく情報を商人に好ましい通貨で商人に提示することが可能である(ブロック535)。また、端末は、テキストベースの又は他の情報を顧客言語で顧客に表示することが可能であり、同じように、最終的な取引の額、任意の通貨換算関係の費用、又は同様のもの等の通貨に基づく情報を顧客の好ましい通貨で顧客に提示することが可能である(ブロック540)。ビジネス取引が完了すると(ブロック545)、端末は、顧客の好ましい言語で顧客の好ましい通貨を使用して顧客のためのレシートを印刷することが可能である。
【0034】
[0041]上述したように、上記のインスタントの方法及び装置は、ある言語を話しある通貨でビジネスを行ことに慣れている顧客が別の言語を話し別の通貨でビジネスを行うことに慣れている商人から物及びサービスの一方又は双方を購入することを可能にすることによって、ビジネス取引を容易にすることが可能である。図6は、これらインスタントのシステム及び方法をサポートすることのできるネットワーク・アーキテクチャを図示するブロック図である。図6において、顧客は支払のためにクレジット/デビット・カードのうちの1つを提示することができる。クレジット/デビット・カード605は、リーダ610を介して読まれる磁気ストライプ又は他の物理的可読メモリを含むことができる。また、リーダ610は、限定なく、クレジット/デビット・カード605又は携帯電話615に組み込まれたRFIDチップ等の1以上のワイヤレス・メモリを読むことが可能である。リーダ610はこのメモリから様々な情報を取得することが可能であり、様々な情報は、限定なく、顧客のアカウント番号、顧客の好ましい言語、及び顧客の好ましい通貨を含んでいる。この情報は端末630に伝えることが可能であり、端末630は、図5に関する上述した方法又は別の同様の方法を実施して顧客と商人との間の取引を容易にすることが可能なものである。
【0035】
[0042]ある実施形態において、端末630は、モデム640及び660によって提供されるようなハイスピードの接続又はダイアルアップの接続を介して支払処理サーバ665にアクセスすることができる。例示的なモデム640及び660は、限定なく、標準的な電話通信を介した通信を容易にすることが可能なモデム、携帯電話等のワイヤレス接続を介した通信を容易にすることが可能なモデム及びWiMAX又はWiFiのモデム、並びにデジタル加入者線(「DSL」)又はケーブル・ネットワークを介した通信を容易にすることが可能なモデムを含む。代替実施形態において、端末630は、通信のための導管としての商人サーバ635と、支払処理サーバ665及び通貨サーバ655のうちの1以上によって提供される情報とを利用可能である。ある実施形態において、伝統的な端末630は、カリフォルニア州サンノゼのベリフォン,インク(Verifone,Inc.)が製造するVeriFone Omni 3740、アリゾナ州フェニックスのハイパーコム・コーポレーション(Hypercom Corporation)が製造するHypercom Optimum T4100及びHypercom T7 Plus、及びIBMが製造するSurePOS 500シリーズの端末のようなコンピュータに基づく端末等の従来のクレジット・カード処理端末を含むことができる。
【0036】
[0043]ある実施形態において、端末はワイヤレス支払処理端末620を含むことができる。例示的なワイヤレス端末は、限定なく、ベリフォン,インク(Verifone,INC)が製造するNurit 8000 GPRSワイヤレス端末を含む。ワイヤレス端末620は様々な手段を使用してビジネス取引を容易にすることが可能であり、様々な手段は、支払処理サーバ665との直接通信を可能にする携帯電話又は他のワイヤレス電話の通信、及び、ワイヤレス端末620がワイヤレス・ベース・ステーション625と通信することを可能にするWiFiモデム若しくは他の中距離ワイヤレス通信デバイス又はブルートゥース・モデム若しくは他の短距離通信デバイスを含み、ワイヤレス・ベース・ステーション625は、対応する通信手段を含むものである。ワイヤレス・ベース・ステーション625を用いる実施形態において、ワイヤレス・ベース・ステーション625は、ワイヤレス端末620がモデム640を介して支払処理サーバ665と通信することを可能にする。また、ベース・ステーション625は、ワイヤレス端末620がサーバ635と通信すること及びサーバ635を介して通信することの一方又は双方を可能にする。ワイヤレス端末620は、カード・リーダ又は可読メモリを物理的に読むことが可能な他のデバイスを含むことが可能である。同じように、ワイヤレス端末620は、クレジット・カード又はデビット・カードに組み込まれた又は取り付けられたRFIDチップ等の可読メモリを遠隔に読むことが可能な1以上のリーダを含むことができる。
【0037】
[0044]また、ワイヤレス端末620及び伝統的な端末630の双方は、駐車料金及び同様のものを支払うために、それらが携帯電話670に基づく支払方法を操作することを可能にする機能を含むことが可能であり、その例は、サンタ・バーバラのカリフォルニア大学においてインターナショナル・ビジネス・マシーンズ(「IBM」)が作成したものである。
【0038】
[0045]ある実施形態において、ワイヤレス端末620及び伝統的な端末630は、その中に記憶された通貨換算情報を定期的に更新することが可能である。例として、限定なく、これら端末は毎晩真夜中に通貨サーバ655をポーリングして最新の通貨換算レートを取得することができるか、又は、これら端末は各ビジネス取引が始まるときに通貨サーバ655をポーリングすることができる。ポーリング間隔は様々な基準に従い選択することができ、様々な基準は、限定なく、ローカルの銀行の又は他の法律、ローカルの又は国内のビジネス慣習、商人の好み、並びに通信の有用性及び費用の一方又は双方を含む。
【0039】
[0046]ある実施形態において、端末は通貨サーバ655から利用可能な全ての通貨換算レートを取得することができる。ある実施形態において、端末は、通貨サーバ655から利用可能で端末にインストールされている商人の好みの通貨又はローカルの通貨に基づくそれらの通貨換算のみを要求することができる。ある実施形態において、通貨サーバ655は標準化された通貨に基づく広く様々な通貨に対する換算情報を提供可能である。例として、限定なく、通貨サーバ655はベース通貨として米ドルを使用するように選ぶことができ、すべての他の通貨情報はこのベース通貨に基づいて端末に供給することが可能である。通貨サーバ655によって提供された通貨情報が、商人の好みの通貨又は顧客の好みの通貨の何れかから又はそれらの何れかに端末が換算することを直接可能としない場合、端末は利用可能な情報に基づき適当な換算レートを導くことができる。
【0040】
[0047]本願発明を詳細に、その特定の実施形態を参照して説明してきたが、当業者には、本願発明の精神及び範囲を逸れることなく、様々な変更及び修正をそれらになすことができることは明らかであろう。従って、本願発明は、添付の請求項及びそれらの等価物の範囲に入る、本願発明の提供された修正物及び変形物をカバーすることを意図している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサと、
ディスプレイと、
メモリと、
オペレータ・インターフェース・モジュールによって生成されたオペレータ・インターフェースであって、前記オペレータ・インターフェース・モジュールは前記メモリに記憶され前記プロセッサによって実行可能であり、前記オペレータ・インターフェースは前記ディスプレイにオペレータ言語で表示可能である、前記オペレータ・インターフェースと、
顧客インターフェース・モジュールによって生成された顧客インターフェースであって、前記顧客インターフェース・モジュールは前記メモリに記憶され前記プロセッサによって実行可能であり、前記顧客インターフェースは顧客言語において表示可能である、前記顧客インターフェースと、
前記メモリに記憶され前記プロセッサで実行可能な言語識別モジュールであって、該言語識別モジュールは、前記オペレータ言語であって該言語において前記オペレータ・インターフェースがオペレータのために表示可能である前記オペレータ言語を選択し、顧客言語であって該言語において前記顧客インターフェースが顧客のために表示可能である前記顧客言語を選択するように構成可能であり、前記オペレータ言語及び前記顧客言語は前記言語識別モジュールに記憶された複数の言語から選択され、前記顧客言語と前記オペレータ言語とは異なり、取引を容易にする情報は、取引の一部として、前記オペレータに対して前記オペレータ言語で提示され、前記顧客に対して前記顧客言語において提示される、前記言語識別モジュールと
を備えた、金融取引を容易にするためのシステム。
【請求項2】
好ましい顧客言語の識別子を更に備え、顧客言語であって該言語において前記取引を容易にする情報が提示される前記顧客言語は前記好ましい顧客言語を含み、前記好ましい顧客言語の識別子は顧客媒体からリーダによって読まれる、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記顧客媒体は磁気メモリを含む、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記磁気メモリは可搬である、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記顧客媒体はクレジット・カード上の磁気ストライプを含む、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記リーダは、前記顧客媒体を物理的に受け入れる必要なく前記好ましい顧客言語を読む、請求項2に記載のシステム。
【請求項7】
前記リーダは、ワイヤレス・インターフェースを介して前記顧客媒体を読む、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記ワイヤレス・インターフェースはRFIDを含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記言語識別モジュールは、前記言語識別モジュールに記憶された前記複数の言語から前記オペレータ言語を前記オペレータが選択することを可能にする、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記オペレータ言語は前記メモリに記憶された、請求項10に記載のシステム。
【請求項11】
オペレータ・ディスプレイ及び顧客ディスプレイを更に備え、前記オペレータに対して表示される前記取引を容易にする情報は前記オペレータ・ディスプレイに表示され、前記顧客に対して表示される前記取引を容易にする情報は前記顧客ディスプレイに表示される、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
取引を容易にする情報を複数の言語において言語識別モジュールに記憶するステップと、
オペレータ言語を第1のメモリから識別するステップと、
顧客言語を第2のメモリから識別するステップと、
前記オペレータ言語において表示されるオペレータ・インターフェースを表示するステップと、
前記顧客言語において表示される顧客インターフェースを表示するステップと、
ビジネス取引を容易にするステップであって、該ビジネス取引は、前記オペレータ・インターフェースを前記オペレータ言語で表示することと、前記顧客インターフェースを前記顧客言語で表示することとを含み、前記オペレータ言語と前記顧客言語とは異なる、ステップと
を含む、金融取引方法。
【請求項13】
前記言語識別モジュールが前記第2のメモリから読んだ前記顧客言語において取引を容易にする情報を含まないとき、デフォルト言語が前記顧客言語として選択される、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第2のメモリは前記第1のメモリから物理的に遠隔である、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記第2のメモリはリーダを介して読まれ、該リーダは前記第2のメモリをワイヤレスに読む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
ワイヤレスの前記リーダはRFIDを用いる、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第2のメモリはクレジット・カード上の磁気ストライプを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
プロセッサと、
ディスプレイと、
メモリと、
メモリ媒体のメモリ手段に記憶されたデータを読むように構成されたカード・リーダと、
オペレータ・インターフェース・プログラムによって生成されたオペレータ・インターフェースであって、前記オペレータ・インターフェース・プログラムは前記メモリに記憶され前記プロセッサによって実行可能であり、前記オペレータ・インターフェースは前記ディスプレイ上にオペレータ言語で表示可能である、前記オペレータ・インターフェースと、
顧客インターフェース・プログラムによって生成された顧客インターフェースであって、前記顧客インターフェース・プログラムは前記メモリに記憶され前記プロセッサによって実行可能であり、前記顧客インターフェースは顧客言語において表示可能である、前記顧客インターフェースと、
前記メモリに記憶され前記プロセッサで実行可能な言語識別モジュールであって、該言語識別モジュールは、前記オペレータ言語であって該言語において前記オペレータ・インターフェースがオペレータに対して表示される前記オペレータ言語を選択し、顧客言語であって該言語において前記顧客インターフェースが顧客に対して表示される前記顧客言語を選択するように構成可能であり、前記オペレータ言語及び前記顧客言語は前記モジュールに記憶された複数の言語から選択され、前記顧客言語と前記オペレータ言語とは異なり、取引を容易にする情報は、取引の一部として、前記オペレータに対して前記オペレータ言語で提示され、前記顧客に対して前記顧客言語において提示される、前記言語識別モジュールと、
前記メモリに記憶され前記プロセッサで実行可能な通貨モジュールであって、該通貨モジュールは、オペレータ通貨であって該通貨において金融情報が前記オペレータ・インターフェースの一部として提示される前記オペレータ通貨を選択し、顧客通貨であって、該通貨において金融情報が前記オペレータ通貨から前記顧客通貨へと為替レート・データを介して換算され前記顧客インターフェースの一部として提示される、前記顧客通貨を選択するように構成可能であり、前記オペレータ通貨及び前記顧客通貨は前記通貨モジュールに記憶された複数の通貨から選択され、前記顧客通貨と前記オペレータ通貨とは異なる、前記通貨モジュールと
を備えた、クレジット・カード及びデビット・カードの取引端末。
【請求項19】
前記通貨モジュールは、前記通貨モジュールに記憶された前記複数の通貨からの前記オペレータ通貨の選択を可能にする、請求項18に記載の端末。
【請求項20】
前記通貨モジュールは、前記通貨モジュールに記憶された前記複数の通貨からの前記顧客通貨の選択を可能にする、請求項18に記載の端末。
【請求項21】
印刷機構を更に備えた、請求項18に記載の端末。
【請求項22】
前記印刷機構は記録を発行する、請求項21に記載の端末。
【請求項23】
前記端末は可搬である、請求項18に記載の端末。
【請求項24】
前記可搬メモリ媒体は集積回路カードを更に含む、請求項18に記載の端末。
【請求項25】
前記可搬メモリ媒体は磁気ストライプを有するカードを更に含む、請求項18に記載の端末。
【請求項26】
複数のディスプレイを更に備え、該複数のディスプレイはオペレータ・ディスプレイ及び顧客ディスプレイを備えた、請求項18に記載の端末。
【請求項27】
前記可搬メモリ媒体に記憶された前記データは、前記顧客によって好ましい前記顧客通貨を識別する通貨識別子を含む、請求項18に記載の端末。
【請求項28】
前記可搬メモリ媒体に記憶された前記データは、前記オペレータによって好ましい前記オペレータ通貨を識別する通貨識別子を含む、請求項18に記載の端末。
【請求項29】
各取引に先立ち更新された為替レート・データを取る手段を更に備えた、請求項18に記載の端末。
【請求項30】
予定した間隔で更新された為替レート・データを取る手段を更に備えた、請求項18に記載の端末。
【請求項31】
取引を容易にする情報を複数の言語において言語識別モジュールに記憶するステップと、
複数の通貨の間の為替レート・データを通貨モジュールに記憶するステップと、
前記複数の言語のうちの1つからオペレータ言語をオペレータが選択すること及び前記複数の通貨のうちの1つからオペレータ通貨をオペレータが選択することを可能にするステップであって、前記複数の言語において取引を容易にする情報が前記言語識別モジュールに記憶され、前記複数の通貨に対してそれらの間の為替レートが前記通貨モジュールに記憶された、ステップと、
前記オペレータ言語及び前記オペレータ通貨をメモリ媒体に記憶するステップと、
顧客の可搬メモリ媒体を読むステップと、
顧客言語および顧客通貨をメモリ媒体から識別するステップと、
ビジネス取引を容易にするステップであって、該ビジネス取引は、前記オペレータ・インターフェースを前記オペレータ言語及び前記オペレータ通貨でディスプレイ上に表示することと、顧客インターフェースを前記顧客言語及び前記顧客通貨でディスプレイ上に表示することとを含み、前記オペレータ言語と前記顧客言語とは異なり、前記オペレータ通貨と前記顧客通貨とは異なる、ステップと
を含む、クレジット・カード及びデビット・カードの取引を容易にするための方法。
【請求項32】
前記複数の言語のうちの1つから顧客言語を顧客が選択すること及び前記複数の通貨のうちの1つから顧客通貨を顧客が選択することを可能にするステップであって、前記複数の言語において取引を容易にする情報が前記言語識別モジュールに記憶され、前記複数の通貨において金融情報が前記通貨識別モジュールに記憶された、ステップを更に含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記顧客のためのレシートを前記顧客言語及び前記顧客通貨で印刷するステップを更に含み、前記レシートは前記取引の記録を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記言語識別モジュールが前記メモリ媒体から読んだ前記顧客言語において取引を容易にする情報を含まないとき、デフォルト言語が前記顧客言語として選択される、請求項31に記載の方法。
【請求項35】
前記通貨識別モジュールが前記メモリ媒体から読んだ前記顧客通貨において金融情報を含まないとき、デフォルト通貨が前記顧客通貨として選択される、請求項31に記載の方法。
【請求項36】
前記オペレータ言語及び前記オペレータ通貨を前記オペレータが選択することを可能にする前に、デフォルト・オペレータ言語及びデフォルト・オペレータ通貨を前記メモリ媒体から読むステップを更に含む、請求項31に記載の方法。
【請求項37】
各ビジネス取引に先立ち更新された為替レート・データを取るステップを更に含む、請求項31に記載の方法。
【請求項38】
予定した間隔で更新された為替レート・データを取るステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項39】
コンピュータ実行可能命令を含むコンピュータ可読媒体であって、該コンピュータ実行可能命令は、
取引を容易にする情報を複数の言語において言語識別モジュールに記憶するための命令と、
複数の通貨の間の為替レート・データを通貨モジュールに記憶するための命令と、
前記複数の言語のうちの1つからオペレータ言語をオペレータが選択すること及び前記複数の通貨のうちの1つからオペレータ通貨をオペレータが選択することを可能にするための命令であって、前記複数の言語において取引を容易にする情報が前記言語識別モジュールに記憶され、前記複数の通貨に対してそれらの間の為替レートが前記通貨モジュールに記憶された、命令と、
前記オペレータ言語及び前記オペレータ通貨をメモリ媒体に記憶するための命令と、
顧客の可搬メモリ媒体を読むための命令と、
顧客言語および顧客通貨をメモリ媒体から識別するための命令と、
ビジネス取引を容易にするための命令であって、該ビジネス取引は、前記オペレータ・インターフェースを前記オペレータ言語及び前記オペレータ通貨でディスプレイ上に表示することと、顧客インターフェースを前記顧客言語及び前記顧客通貨でディスプレイ上に表示することとを含み、前記オペレータ言語と前記顧客言語とは異なり、前記オペレータ通貨と前記顧客通貨とは異なる、命令と
を含む、媒体。
【請求項40】
前記複数の言語のうちの1つから顧客言語を顧客が選択すること及び前記複数の通貨のうちの1つから顧客通貨を顧客が選択することを可能にするステップであって、前記複数の言語において取引を容易にする情報が前記言語識別モジュールに記憶され、前記複数の通貨において金融情報が前記通貨識別モジュールに記憶された、ステップを更に含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記顧客のためのレシートを前記顧客言語及び前記顧客通貨で印刷するステップを更に含み、前記レシートは前記取引の記録を含む、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記言語識別モジュールが前記可搬メモリ媒体から読んだ前記顧客言語において取引を容易にする情報を含まないとき、デフォルト言語が前記顧客言語として選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
前記通貨識別モジュールが前記可搬メモリ媒体から読んだ前記顧客通貨において金融情報を含まないとき、デフォルト通貨が前記顧客通貨として選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項44】
前記オペレータ言語及び前記オペレータ通貨を前記オペレータが選択することを可能にする前に、デフォルト・オペレータ言語及びデフォルト・オペレータ通貨をメモリから読むステップを更に含む、請求項40に記載の方法。
【請求項45】
各ビジネス取引に先立ち更新された為替レート・データを取るステップを更に含む、請求項39に記載の方法。
【請求項46】
予定した間隔で更新された為替レート・データを取るステップを更に含む、請求項39に記載の方法。
【請求項47】
取引を容易にする情報を複数の言語において言語識別モジュールに記憶するステップと、
複数の通貨の間の為替レート・データを通貨モジュールに記憶するステップと、
オペレータ言語およびオペレータ通貨を第1のメモリから識別するステップと、
顧客言語および顧客通貨を第2のメモリから識別するステップと、
前記オペレータ言語において表示可能なオペレータ・インターフェースを表示するステップであって、前記取引の金融部分は前記オペレータ通貨に換算される、ステップと、
前記顧客言語において表示可能な顧客インターフェースを表示するステップであって、前記取引の金融部分は前記顧客通貨に換算される、ステップと、
ビジネス取引を容易にするステップであって、該ビジネス取引は、前記オペレータ・インターフェースを前記オペレータ言語及び前記オペレータ通貨で表示することと、前記顧客インターフェースを前記顧客言語及び前記顧客通貨で表示することとを含み、前記オペレータ言語と前記顧客言語とは異なり、前記オペレータ通貨と前記顧客通貨とは異なる、ステップと
を含む、金融取引方法。
【請求項48】
前記オペレータ・インターフェースはブラウザにおいて表示される、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記顧客インターフェースはブラウザにおいて表示される、請求項47に記載の方法。
【請求項50】
前記言語識別モジュールが前記第2のメモリから読んだ前記顧客言語において取引を容易にする情報を含まないとき、デフォルト言語が前記顧客言語として選択される、請求項47に記載の方法。
【請求項51】
前記通貨識別モジュールが前記第2のメモリから読んだ前記顧客通貨に対する為替レート・データを含まないとき、デフォルト通貨が前記顧客通貨として選択される、請求項47に記載の方法。
【請求項52】
前記第1のメモリと前記第2のメモリとは同じである、請求項47に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2013−101671(P2013−101671A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2013−9169(P2013−9169)
【出願日】平成25年1月22日(2013.1.22)
【分割の表示】特願2010−518160(P2010−518160)の分割
【原出願日】平成19年7月25日(2007.7.25)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
【出願人】(510020918)ゴールドマイン・ワールド,インコーポレーテッド ディー/ビー/エイ ワールド・バンクカード・サーヴィシズ (3)
【Fターム(参考)】