説明

視聴管理サーバ装置、視聴管理システム、および視聴端末

【課題】複数のユーザの間でストリーミングのソースが同期して切り換えられるようにする。
【解決手段】クライアント端末200Aのユーザがクライアント端末200Bのユーザにも同じストリーミングデータを視聴してほしいときには、視聴管理サーバ100の視聴管理サービス102のURLおよび管理対象ユーザの識別情報をメールサービスによりクライアント端末200Bに送信する。クライアント端末200Bのユーザは、メールのURLを用いて視聴管理サービス102にアクセスし、同一のストリーミングデータを視聴する。クライアント端末200Aのユーザが視聴をインターネットラジオ局サーバ300Aから300Bに切り換えると、その情報がモニターされ、ユーザデータベースの視聴対象のインターネットラジオ局の識別情報が書き換えられる。クライアント端末Bはポーリング方式で、該当する管理対象ユーザの視聴対象インターネットラジオ局の識別情報が変更されたときには、これに応じて、新たなストリーミングデータを視聴開始する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、情報を閲覧・視聴する視聴管理技術に関する。
【背景技術】
【0002】
端末からストリーミングサーバに接続して音声や映像のストリーミングデータを視聴することが行われている。また、ストリーミングサーバに複数のユーザ端末の端舞うデータを登録して、複数の端末で同一のストリーミングデータを同時に視聴することが提案されている(特許文献1)。
【0003】
ところで、ストリーミングデータ(例えばインターネットラジオ局)を視聴しているユーザが、知人にも同位置のストリーミングデータを視聴させるときに、当該ユーザがストリーミングデータを別のストリーミングデータ(例えば別のインターネットラジオ局)に切り変えたときに、当該知人等も同じく別のストリーミングデータを視聴してほしい場合がある。
【0004】
なお、ストリーミングデータはインターネットラジオ局等のオーディオのみでなく映像であってもよく、また、視聴は、通常のウェブページ等のデータの閲覧であっても良い。
【0005】
なお、本発明は、上述の課題により限定的に理解されるべきでなく、その内容は特許請求の範囲に規定され、以下に実施例を用いて詳細に説明される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−114639号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
この発明は上述の事情を考慮してなされたものであり、複数のユーザの間でストリーミングのソース(例えばインターネットラジオ局、インターネットテレビ局)が同期して切り換えられるようにする視聴技術または閲覧技術を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明によれば、上述の目的を達成するために、特許請求の範囲に記載のとおりの構成を採用している。ここでは、発明を詳細に説明するのに先だって、特許請求の範囲の記載について補充的に説明を行なっておく。
【0009】
この発明の第1の側面によれば、上述の目的を達成するために、ストリーミングデータをストリーミングサーバ装置から受信して視聴することが可能な第1の視聴端末および第2の視聴端末と通信ネットワークで接続可能な視聴管理サーバ装置に:上記第1の視聴端末が視聴しているストリーミングデータの識別情報を当該第1の視聴端末の識別情報に関連付けて保持するストリーミングデータ識別情報記憶手段と;上記第2の視聴端末から第1の視聴端末の識別情報を伴う要求を受け付けて上記ストリーミングデータ識別情報記憶手段を参照して対応するストリーミングデータの識別情報を取り出し当該ストリーミングデータの識別情報に基づいて上記第2の視聴端末で当該ストリーミングデータを視聴可能にする要求処理手段と;上記第1の視聴端末が視聴しているストリーミングデータが別のストリーミングデータに切り換えられたことに応じて上記第2の視聴端末で当該別のストリームデータを視聴可能にする制御手段とを設けるようにしている。
【0010】
この構成においては、複数のユーザの間でストリーミングのソース(例えばインターネットラジオ局、インターネットテレビ局)が同期して切り換えられるようにすることができる。
【0011】
視聴端末は典型的には携帯電話機等の携帯端末上のアプリケーションとして実現されるが、これに限定されない。通常のパーソナルコンピュータのアプリケーションとして実現されてもよいし、視聴用の専用装置として実現されてもよい。視聴管理サーバ装置は、単一のコンピュータで実装しても良いし、複数のコンピュータを組みあわせて実装しても良い。
【0012】
視聴端末は、スマートフォン等の携帯電話機、ゲーム機、その他の情報端末、パーソナルコンピュータ等の任意のストリーミングデータを視聴可能な端末で良い。ストリーミングデータはオーディオでも映像でも良い。通常のウェブコンテンツの閲覧の切り換え同期にも適用できる。ストリーミングサーバ装置は典型的にはインターネットラジオ局やインターネットテレビ局のサーバ装置であるが、これに限定されない。
【0013】
上記制御手段は、ポーリング方式を用いて上記第2の視聴端末に上記別のストリーミングデータの識別情報を通知して上記第2の視聴端末で上記別のストリーミングデータを視聴可能にするようにしてよい。ポーリング方式には任意の手法で実現でして良い。
【0014】
上記第1の視聴端末の識別情報はユーザ識別情報であってよい。ユーザ識別情報はサーバ装置側で割り当てたものでも良いし、メールアドレス等でもよい。
【0015】
また、上記第1の視聴端末の識別情報は当該第1の視聴端末に唯一または重複して割り当て可能なユニークな識別情報であってよい。サーバ側で発行したユニークな(一意の)記号列かなるチケットのようなものでもよい。同一のチケットは頒布して切換えを同期できる。
【0016】
また、この発明の他の側面によれば、ストリーミングデータをストリーミングサーバ装置から受信して視聴することが可能な第1の視聴端末および第2の視聴端末と、上記第1の視聴端末および上記第2の視聴端末と通信ネットワークで接続可能な視聴管理サーバ装置とを有する視聴システムにおいて、上記視聴管理サーバ装置は:上記第1の視聴端末が視聴しているストリーミングデータの識別情報を当該第1の視聴端末の識別情報に関連付けて保持するストリーミングデータ識別情報記憶手段と;上記第2の視聴端末から第1の視聴端末の識別情報を伴う要求を受け付けて上記ストリーミングデータ識別情報記憶手段を参照して対応するストリーミングデータの識別情報を取り出し当該ストリーミングデータの識別情報に基づいて上記第2の視聴端末で当該ストリーミングデータを視聴可能にする要求処理手段と;上記第1の視聴端末が視聴しているストリーミングデータが別のストリーミングデータに切り換えられたことに応じて上記第2の視聴端末で当該別のストリームデータを視聴可能にする制御手段とを有し、上記第1の視聴端末は:当該第1の視聴端末が視聴しているストリーミングデータの識別情報を上記視聴管理サーバ装置のストリーミング識別情報記憶手段に当該第1の視聴端末に関連付けて登録するために通知する第1の通知手段と;上記第2の視聴端末に当該第1の視聴端末の識別情報を通知する第2の通知手段とを有し、上記第2の視聴端末は:上記第1の視聴端末から通知された当該第1の視聴端末の識別情報を受信する手段と;上記第1の視聴端末が視聴しているストリーミングデータが別のストリーミングデータに切り換えられたことに応じて上記視聴管理サーバ装置から当該別のストリーミングデータの識別情報を取得して視聴元を当該別のストリーミングデータに切り換える切り換え手段とを有するようになっている。
【0017】
この構成においても、複数のユーザの間でストリーミングのソース(例えばインターネットラジオ局、インターネットテレビ局)が同期して切り換えられるようにすることができる。
【0018】
また、この発明のさらに他の側面によれば、視聴端末ごとに当該視聴端末が視聴しているストリーミングデータの識別情報を保持する視聴管理サーバ装置とともに用いられる視聴端末が:当該視聴端末が視聴しているストリーミングデータの識別情報を上記視聴管理サーバ装置のストリーミング識別情報記憶手段に当該視聴端末に関連付けて登録するために通知する第1の通知手段と;他の視聴端末に当該視聴端末自体の識別情報を通知する第2の通知手段とを有するようになっている。
【0019】
この構成においても、複数のユーザの間でストリーミングのソース(例えばインターネットラジオ局、インターネットテレビ局)が同期して切り換えられるようにすることができる。
【0020】
上記第2の通知手段は電子メールサービスであってよい。その他、任意のメッセージ送信サービスであってよい。
【0021】
また、この発明のさらに他の側面によれば、閲覧データをサーバ装置から受信して視聴することが可能な第1の閲覧端末および第2の閲覧端末と通信ネットワークで接続可能な閲覧管理サーバ装置が:上記第1の閲覧端末が閲覧している閲覧データの識別情報を当該第1の閲覧端末の識別情報に関連付けて保持する閲覧データ識別情報記憶手段と;上記第2の閲覧端末から第1の閲覧端末の識別情報を伴う要求を受け付けて上記閲覧データ識別情報記憶手段を参照して対応する閲覧データの識別情報を取り出し当該閲覧データの識別情報に基づいて上記第2の閲覧端末で当該閲覧データを閲覧可能にする要求処理手段と;上記第1の閲覧端末が閲覧している閲覧データが別の閲覧データに切り換えられたことに応じて上記第2の閲覧端末で当該別の閲覧データを視聴可能にする制御手段とを有している。
【0022】
この構成によれば閲覧の切換えを複数のユーザの間で同期できる。
【0023】
なお、この発明は装置またはシステムとして実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、そのような発明の一部をソフトウェアとして構成することができることはもちろんである。またそのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品(コンピュータプログラム)もこの発明の技術的な範囲に含まれることも当然である。
【0024】
この発明の上述の側面および他の側面は特許請求の範囲に記載され、以下、実施例等を用いて詳述される。
【発明の効果】
【0025】
この発明によれば、複数のユーザの間でストリーミングのソースや閲覧のソースが同期して切り換えられるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】この発明の実施例のインターネットラジオ局検索・視聴管理システムを模式的に示す図である。
【図2】上述実施例のラジオ局データベースのエントリの例を示す図である。
【図3】上述実施例のユーザデータベースのエントリの例を示す図である。
【図4】上述実施例の実装例を説明するシステム図である。
【図5】上述実施例の携帯電話機の構成例を説明するブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、この発明の実施例の視聴管理システムについて説明する。
【0028】
なお、以下では、インターネットラジオ局の視聴を例に挙げて説明するが、動画等の視聴でも良く、またウェブページの閲覧にも適用できる。
【0029】
図1は、この発明の実施例のインターネットラジオ局検索・視聴管理システムを模式的に示しており、この図において、クライアント端末200A、200B、インターネットラジオ局検索・視聴管理サーバ100(以下では単に視聴管理サーバともいう)、インターネットラジオ局サーバ300A、300Bが通信ネットワークを介して接続可能になっている。クライアント端末やインターネットラジオ局サーバは2つずつしか示さないが、多数あってよい。
【0030】
視聴管理サーバ100は検索サービス101および視聴管理サービス102を実行する。視聴管理サーバ100は、ラジオ局データベース103A、ユーザデータベース103B、検索インデックス103C等を有している。検索サービス101は検索インデックス103Cを用いてユーザからのキーワード等を伴う検索要求を受け取ってラジオ局の検索を行う。検索結果に基づいてユーザはインターネットラジオ局サーバ300にアクセスしてストリームデータを取得して視聴を行う。
【0031】
ラジオ局データベース103Aはラジオ局のプロファイル(名称、URL等)をラジオ局識別情報の下で管理するものであり、典型的には図2に示すようなものであるが、これに限定されない。ユーザデータベース103Bはユーザ情報(視聴履歴を含む)をユーザ識別情報の下で管理するものであり、典型的には図3に示すようなものである。
【0032】
視聴管理サービス102は、ユーザの視聴の履歴またはその一部を、ユーザのその他のプロファイルとともにユーザデータベース103Bに管理し、少なくとも、現時点で視聴しているインターネットラジオ局サーバ300の識別情報を管理する。視聴管理サービス102は、他のユーザから管理対象ユーザの識別情報を指定したアクセスがあったときには、当該管理対象ユーザの現時点で視聴しているインターネットラジオ局サーバ300のネットワークアドレス(URL)を当該他のユーザに返す。他のユーザはこのネットワークアドレスを用いて管理対象ユーザの視聴しているインターネットラジオ局サーバ300にアクセスして同一のストリームデータを視聴できる。
【0033】
ここでは、クライアント端末200Aが管理対象ユーザの端末とし、クライアント端末200Bが他のユーザの端末であるものとして説明する。
【0034】
クライアント端末200Aのユーザが視聴管理サーバ100の検索サービス101に検索要求を行い、ヒットリストを受け取り(X01)、これに基づいて所望のインターネットラジオ局サーバ300AのURLを取得してインターネットラジオ局サーバ300Aにアクセスしてそのストリーミングデータを視聴開始する(X02)。視聴管理サービス102は視聴しているインターネットラジオ局サーバ300Aの識別情報(サーバ100で一意に割り当てたもので良い。当該URLでもよい)を当該ユーザのユーザデータベースに書き込む(X03)。
【0035】
クライアント端末200Aのユーザがクライアント端末200Bのユーザにも同じストリーミングデータを視聴してほしいときには、視聴管理サーバ100の視聴管理サービス102のネットワークアドレス(URL)および管理対象ユーザ(クライアント端末200Aのユーザ)の識別情報をメールサービスによりクライアント端末200Bに送信する(X04)。クライアント端末200Bのユーザは当該管理されたストリーミングデータを視聴するときにはメールを開き、URLを用いて視聴管理サービス102にアクセスし、管理対象のユーザの識別情報に基づいて管理対象のインターネットラジオ局サーバ300AのURLを取得し、インターネットラジオ局サーバ300Aからのストリーミングデータを視聴する(X05、X06)。このようにして2人のユーザが同一のストリーミングデータを視聴できるようになる。
【0036】
この後、クライアント端末200Aのユーザが視聴をインターネットラジオ局サーバ300Aから300Bに切り換えるとその情報が書き換えられ(X07、X08)、その情報がモニターされ、視聴管理サービス102がユーザデータベースの現時点の視聴対象のインターネットラジオ局の識別情報をインターネットラジオ局サーバ300Bのものに書き換える(X09、X10)。
【0037】
クライアント端末Bはポーリング方式で定期的にユーザデータベース103Bをアクセスして(変更のステータスを監視して、変更時にデータベース103にアクセスしても良い)、該当する管理対象ユーザの視聴対象インターネットラジオ局の識別情報が変更されたときには、これに応じて、ラジオ局データベース103Aから対応するURLを取得して新たなインターネットラジオ局サーバ300Bにアクセスして新たなストリーミングデータを視聴開始する。
【0038】
こうして2人のユーザの間でインターネットラジオ局の選曲が同期される。
【0039】
図4は、図1のインターネットラジオ局検索・視聴管理システムの実装例を示すものであり、この図において、インターネットラジオ局検索・視聴管理サーバ100(単に視聴管理サーバともいう)を構成するシステムは、ウェブサーバ10、アプリケーションサーバ11、データベース管理システム12、ルータ13、LAN14等を含んで構成されている。ウェブサーバ10、アプリケーションサーバ11、データベース管理システム12は1つのコンピュータに実装されていても良いし、複数のコンピュータの実装されていても良い。ウェブサーバ10およびアプリケーションサーバ11が検索サービス101を実行し(あるいはインデックスサーバを別途設けても良い)、また、視聴管理サービス102を実行する。視聴管理サービス102はユーザデータベース103B、ラジオ局データベース103Aを用い、これらデータベース103A、103B等はデータベース管理システム12により管理される。
【0040】
管理対象のユーザのクライアント端末200Aはスマートフォン等の携帯電話機20により実現されるが、パーソナルコンピュータ、ゲーム機、その他の情報端末で実現されても良い。携帯電話機20には視聴アプリケーション20Aおよびメールソフトウェア20Bがインストールされている。視聴アプリケーション20Aは専用の画面からインターネットラジオ局の検索、検索結果の一覧の閲覧、一覧からのインターネットラジオ局の視聴選択(別途、直接にまたはお気に入りのリストから視聴選択して良い)、インターネットラジオ局のストリーミングデータの使用を行える。ストリーミングデータを視聴しているときに、視聴同期機能ボタンを選択すると、指定されたメールアドレス(都度入力または予め登録された1または複数のメールアドレス)に視聴管理サービス102のURLおよびユーザ識別情報(クライアント端末200Aすなわち携帯電話機20のユーザのユーザ識別情報)を含むメールがメール宛先に送信される。メールはパケット通信網40、移動体電話センタ50のメールサーバ502、メール自動転送機能502a、ゲートウェイ501、インターネット60等を介して宛先のクライアント端末200Bに送られる。
【0041】
この例ではクライアント端末200Bはパーソナルコンピュータ30で実現されているが、他の携帯電話機、ゲーム機、その他の任意の情報端末であって良い。パーソナルコンピュータ30はウェブ閲覧アプリケーション30A、メールソフトウェア30Bをインストールしている。このパーソナルコンピュータ30は、携帯電話機20にインストールされている視聴アプリケーション20Aと同等のアプリケーションをインストールする必要はない。通常のストリーミングデータを視聴可能なウェブ閲覧アプリケーション30Aがあればよい。ただし、クライアント端末200Bのユーザが視聴しているインターネットラジオ局に他のユーザを同期させたい場合には同等のアプリケーションが必要となる。
【0042】
パーソナルコンピュータ30のユーザは携帯電話機20からのメールを受け取り、例えばメール本文のURL(視聴管理サービス102)を操作して管理対象のユーザ識別情報を視聴管理サービス102に送って同期対象のインターネットラジオ局サーバ300のURLへのアクセスを行う。
【0043】
図5は携帯電話機20の構成例を全体として示しており、この図において、携帯電話機20は、CPU210、RAM211、ROM212、キーボードを含む入力部213、液晶パネルを含む表示部214、音声処理部215、データ処理部216、アンテナを含む無線送受信部217、マイクロホン/スピーカ218、バスシステム219等を含んで構成される。
【0044】
この携帯電話機20にはメールソフトウェア20Bおよび視聴アプリケーション20Aがインストールされ、メールソフトウェア20Bが視聴アプリケーション20Aと連携して視聴管理サービス102のURLおよびユーザ識別情報を相手のクライアント端末200B(パーソナルコンピュータ30)に送る。また視聴アプリケーション20Aはユーザが視聴選択したインターネットラジオ局の識別情報を、視聴管理サービス102を、用いてユーザデータベース103Bに登録する。
【0045】
以上で実施例の説明を終了する。
【0046】
なお、この発明は上述の実施例に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
【0047】
例えば、上述の実施例はインターネットラジオ局等、オーディオのストリーミングデータの視聴に適用した例であるが、インターネットテレビ局等の動画のストリーミングデータの視聴にも適用できる。また、ウェブページの閲覧にも適用できる。
【0048】
また、上述の例ではユーザ識別情報(一意の識別情報。メールアドレスでも良い)にストリーミングデータの識別情報を関連付けて管理したけれども、1のユーザに対して複数の識別情報をチケット(一意の記号列または数字列、数字記号列)のように割り当て、これを先のユーザ識別情報と同様に用いてストリーミングデータ等の視聴の切換えを同期させてもよい。
【0049】
また上述実施例では、携帯電話機やパーソナルコンピュータを例に挙げて説明したが、種々の携帯電話機、パーソナルコンピュータ、携帯型ゲーム機、テレビゲーム機、電子辞書、携帯情報機器、電子カメラ、デジタルフォトフレーム、テレビジョン受像機、その他の電子機器にも同様に適用できる。
【符号の説明】
【0050】
20 携帯電話機
20A 視聴アプリケーション
20B メールソフトウェア
30 パーソナルコンピュータ
30A ウェブ閲覧アプリケーション
30B メールソフトウェア
100 インターネットラジオ局検索・視聴管理サーバ
101 検索サービス
102 視聴管理サービス
103A ラジオ局データベース
103B ユーザデータベース
103C 検索インデックス
200 クライアント端末
300 インターネットラジオ局サーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ストリーミングデータをストリーミングサーバ装置から受信して視聴することが可能な第1の視聴端末および第2の視聴端末と通信ネットワークで接続可能な視聴管理サーバ装置において、
上記第1の視聴端末が視聴しているストリーミングデータの識別情報を当該第1の視聴端末の識別情報に関連付けて保持するストリーミングデータ識別情報記憶手段と、
上記第2の視聴端末から第1の視聴端末の識別情報を伴う要求を受け付けて上記ストリーミングデータ識別情報記憶手段を参照して対応するストリーミングデータの識別情報を取り出し当該ストリーミングデータの識別情報に基づいて上記第2の視聴端末で当該ストリーミングデータを視聴可能にする要求処理手段と、
上記第1の視聴端末が視聴しているストリーミングデータが別のストリーミングデータに切り換えられたことに応じて上記第2の視聴端末で当該別のストリームデータを視聴可能にする制御手段とを有することを特徴とする視聴管理サーバ装置。
【請求項2】
上記制御手段は、ポーリングインタフェースを用いて上記第2の視聴端末に上記別のストリーミングデータの識別情報を通知して上記第2の視聴端末で上記別のストリーミングデータを視聴可能にする請求項1記載の視聴管理サーバ装置。
【請求項3】
上記第1の視聴端末の識別情報はユーザ識別情報である請求項1記載の視聴管理サーバ装置。
【請求項4】
上記第1の視聴端末の識別情報は当該第1の視聴端末に唯一または重複して割り当て可能なユニークな識別情報である請求項1記載の視聴管理サーバ装置。
【請求項5】
ストリーミングデータをストリーミングサーバ装置から受信して視聴することが可能な第1の視聴端末および第2の視聴端末と、上記第1の視聴端末および上記第2の視聴端末と通信ネットワークで接続可能な視聴管理サーバ装置とを有する視聴システムにおいて、
上記視聴管理サーバ装置は、
上記第1の視聴端末が視聴しているストリーミングデータの識別情報を当該第1の視聴端末の識別情報に関連付けて保持するストリーミングデータ識別情報記憶手段と、
上記第2の視聴端末から第1の視聴端末の識別情報を伴う要求を受け付けて上記ストリーミングデータ識別情報記憶手段を参照して対応するストリーミングデータの識別情報を取り出し当該ストリーミングデータの識別情報に基づいて上記第2の視聴端末で当該ストリーミングデータを視聴可能にする要求処理手段と、
上記第1の視聴端末が視聴しているストリーミングデータが別のストリーミングデータに切り換えられたことに応じて上記第2の視聴端末で当該別のストリームデータを視聴可能にする制御手段とを有し、
上記第1の視聴端末は、
当該第1の視聴端末が視聴しているストリーミングデータの識別情報を上記視聴管理サーバ装置のストリーミング識別情報記憶手段に当該第1の視聴端末に関連付けて登録するために通知する第1の通知手段と、
上記第2の視聴端末に当該第1の視聴端末の識別情報を通知する第2の通知手段とを有し、
上記第2の視聴端末は、
上記第1の視聴端末から通知された当該第1の視聴端末の識別情報を受信する手段と、
上記第1の視聴端末が視聴しているストリーミングデータが別のストリーミングデータに切り換えられたことに応じて上記視聴管理サーバ装置から当該別のストリーミングデータの識別情報を取得して視聴元を当該別のストリーミングデータに切り換える切り換え手段とを有することを特徴とする視聴管理システム。
【請求項6】
視聴端末ごとに当該視聴端末が視聴しているストリーミングデータの識別情報を保持する視聴管理サーバ装置とともに用いられる視聴端末において、
当該視聴端末が視聴しているストリーミングデータの識別情報を上記視聴管理サーバ装置のストリーミング識別情報記憶手段に当該視聴端末に関連付けて登録するために通知する第1の通知手段と、
他の視聴端末に当該視聴端末自体の識別情報を通知する第2の通知手段とを有することを特徴とする視聴端末。
【請求項7】
上記第2の通知手段は電子メールサービスである請求項6記載の視聴端末。
【請求項8】
ストリーミングデータをストリーミングサーバ装置から受信して視聴することが可能な第1の視聴端末および第2の視聴端末と通信ネットワークで接続可能な視聴管理サーバ装置用のコンピュータプログラムにおいて、
上記視聴管理サーバ装置を、
上記第1の視聴端末が視聴しているストリーミングデータの識別情報を当該第1の視聴端末の識別情報に関連付けて保持するストリーミングデータ識別情報記憶手段、
上記第2の視聴端末から第1の視聴端末の識別情報を伴う要求を受け付けて上記ストリーミングデータ識別情報記憶手段を参照して対応するストリーミングデータの識別情報を取り出し当該ストリーミングデータの識別情報に基づいて上記第2の視聴端末で当該ストリーミングデータを視聴可能にする要求処理手段、
上記第1の視聴端末が視聴しているストリーミングデータが別のストリーミングデータに切り換えられたことに応じて上記第2の視聴端末で当該別のストリームデータを視聴可能にする制御手段
として機能させるための視聴管理サーバ装置用コンピュータプログラム。
【請求項9】
視聴端末コンピュータごとに当該視聴端末コンピュータが視聴しているストリーミングデータの識別情報を保持する視聴管理サーバ装置とともに用いられる視聴端末コンピュータ用コンピュータプログラムにおいて、
上記視聴端末コンピュータと、
当該視聴端末コンピュータが視聴しているストリーミングデータの識別情報を上記視聴管理サーバ装置のストリーミング識別情報記憶手段に当該視聴端末コンピュータに関連付けて登録するために通知する第1の通知手段、
他の視聴端末コンピュータに当該視聴端末コンピュータ自体の識別情報を通知する第2の通知手段
として機能させるための視聴端末コンピュータ用コンピュータプログラム。
【請求項10】
閲覧データをサーバ装置から受信して視聴することが可能な第1の閲覧端末および第2の閲覧端末と通信ネットワークで接続可能な閲覧管理サーバ装置において、
上記第1の閲覧端末が閲覧している閲覧データの識別情報を当該第1の閲覧端末の識別情報に関連付けて保持する閲覧データ識別情報記憶手段と、
上記第2の閲覧端末から第1の閲覧端末の識別情報を伴う要求を受け付けて上記閲覧データ識別情報記憶手段を参照して対応する閲覧データの識別情報を取り出し当該閲覧データの識別情報に基づいて上記第2の閲覧端末で当該閲覧データを閲覧可能にする要求処理手段と、
上記第1の閲覧端末が閲覧している閲覧データが別の閲覧データに切り換えられたことに応じて上記第2の閲覧端末で当該別の閲覧データを視聴可能にする制御手段とを有することを特徴とする閲覧管理サーバ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−231425(P2012−231425A)
【公開日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−100053(P2011−100053)
【出願日】平成23年4月27日(2011.4.27)
【出願人】(500423444)株式会社ソケッツ (8)
【Fターム(参考)】