説明

計測機能付きサージアブソーバー、計器用変圧器、電力設備、および電力設備の保護方法

【課題】電力設備の雷対策としてのサージアブソーバーを装備する箇所に監視や保護のための計器用変圧器を必要とする場合、独立の計器用変圧器を装備せずに、経済性とスペース性を改善した計測機能付きサージアブソーバーを提供すること。
【解決手段】 サージアブソーバーの有する静電容量を分割することによって、サージアブソーバーに印加された交流電圧を分圧する分圧手段2と、分圧手段2によって分圧された分圧電圧を取り出すための分圧端子2aと、当該分圧端子2aに接続する計器用変圧器3を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、雷サージなどから電力設備を保護するサージアブソーバーの改良技術に係り、特にサージアブソーバーを利用して電力用変圧器二次側の電圧を安価に監視することのできる計測機能付きサージアブソーバー、計器用変圧器、電力設備、および電力設備の保護方法に関する。
【背景技術】
【0002】
図7に、従来の電力設備9の基本構成を示す。この図において、電源線(母線)10に遮断器30を介して電源20が接続されている。この電源20は、自所が有する場合もあるし他の発・変電所から送電されてくる場合もある。電力設備9は、電源線10、遮断器30、電源20のほか、この電源線10に接続され雷などから設備を保護するためのサージアブソーバー2X、電源線の電圧等の電気データを採取するための計器用変圧器3X、これに接続される電圧計50、および各種の保護継電器41,42などで構成される。電力設備の構成は図7に限定されず、たとえば、電力設備のコンデンサ型のサージアブソーバー2Xや計器用変圧器(以下PTと略す)3Xは別個に必要な箇所に装備されている。
【0003】
ここで、PT3Xは、比較的高価でしかもサイズが大きいため装備する箇所が限定されている。このため、図8に示すように配電用変電所における電力用変圧器60の二次側巻線Bと、配電線の母線10間に二次側遮断器32を挿入し、その二次側遮断器32と電力用変圧器60との間には、サージアブソーバー2Xのみを装備して、PTは装備しないことが一般的である。
【0004】
図8の設備構成において、たとえば、母線10で地絡事故が発生すると、母線10に装備されたPT3Xを介した地絡過電圧保護継電器41,42は、二次側遮断器32を開放すると変圧器60の二次巻線B〜二次側遮断器32間の正常、異常の判定ができないため、二次側遮断器32でなく、一次側遮断器31をトリップさせて事故を回避する。このため、保護継電器41または42は、変圧器60の三次巻線Cの回路まで停電させてしまうことになる。
【0005】
また、上記したように母線事故か、二次側遮断器32より上位の事故かが特定できず、復旧作業も複雑になる。
【0006】
この他の例として、図9に示すような2式の変圧器60a、60bを備えた2バンク型の一般的な配電用変電所において、片系の変圧器60bを保守点検する作業での問題を以下に説明する。
【0007】
まず、変圧器60bを保守点検する事前作業として、保守点検する系の母線10bは、停電させず運用を継続するため母線10aと連絡遮断器31cを投入することにより接続される。その後、片系の変圧器60bは、一次側、二次側の遮断器31b、32bが開放され、保守点検等が行われる。復旧時の手順としては、まず一次側遮断器31bが投入された後、運用中の配電用母線10a,10bの電圧に保守点検後の変圧器60bの二次側Bの電圧を合わせて二次側の遮断器32bが投入される。このとき、変圧器60bの二次側Bの電圧の測定手段がないため、操作員は、運用系の変圧器60aのタップ値を調べ、それに作業後の変圧器60bのタップをあわせることにより電圧を調整後、遮断器32bを投入している。
【0008】
このように変圧器60a,または60bと二次側遮断器32a,または32b間に計器用変圧器が装備されないと、直接この箇所の電圧などが測定できないため、その代替手段として電圧を合わせる基準となる変圧器側のタップ値を調べて、その値に保守後の変圧器のタップを合わせるなど面倒な方法を採らなければならないという問題がある。
【0009】
また、電力設備の大地間の零相電圧を測定する技術が特許文献1に提案されている。この特許文献1には、電力線に巻かれた円筒形のコンデンサ相当と、電圧を取り出す直列に挿入された検出コンデンサと補助トランスにより零相電圧を測定する技術が提案されている。
【0010】
しかしながら、この技術は、従来の零相計器用変圧器や零相計器用コンデンサなどの改良技術であり、配電変電所における変圧器の二次側巻線と二次側遮断器間の電圧測定や保護に関する技術ではないため、上記の問題を解消することはできない。
【特許文献1】特開2000−77247号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は上述のかかる事情に鑑みてなされたものであり、電力設備の雷対策としてのサージアブソーバーを装備する箇所に監視や保護のための計器用変圧器を必要とする場合、独立の計器用変圧器を装備せずに、経済性とスペース性を改善した計測機能付きサージアブソーバー、計器用変圧器、電力設備、および電力設備の保護方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するため、本発明に係わる計測機能付きサージアブソーバーは、電力設備用のサージアブソーバーであって、サージアブソーバーの有する静電容量を分割することによってサージアブソーバーに印加された交流電圧を分圧する分圧手段と、分圧手段によって分圧された分圧電圧を取り出すための分圧端子と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
本発明では、従来のサージアブソーバーの機能に加えて、サージアブソーバーに加圧される交流電圧を計測に適した値に分圧させる分圧手段を設けることにより、サージアブソーバーに印加される電圧を測定する。
【0014】
好ましくは、分圧手段によって分圧された交流電圧を絶縁して出力する絶縁変圧器等の絶縁手段を備えるようにすると良い。この絶縁手段は、分圧電圧に対する定格を有する低圧絶縁変圧器であればよいので、電源線に接続する計器用変圧器に比べて安価に実現することができる。
【0015】
なお、本発明はその名称に限定されず、たとえば、サージアブソーバーの機能を有する計器用変圧器として捉えることもできる。また、単に絶縁するのみでなく計器用変圧器として出力電圧をさらに調整して適切な電圧範囲で測定可能にすることにより、電圧計や保護継電器などの装置の接続時の設定が容易になる。
【0016】
また、本発明に係る計測機能付きサージアブソーバーの分圧手段は、電源線の各相に夫々その一端が接続され、他端は共通接続されるコンデンサと、前記他端と対地間に接続される対地用コンデンサとを有し、前記対地用コンデンサの両端の電圧を分圧電圧として取り出すことを特徴とする。
【0017】
本発明では、サージアブソーバーの機能を維持しつつ零相電圧の測定を可能にする。
【0018】
また、本発明に係わる計測機能付きサージアブソーバーは、二次および三次巻線を持つ前記計器用変圧器を備えた計測機能付きサージアブソーバーの3式を、計器用変圧手段の一次側と二次側の片端を接続する、いわゆるY結線として正相電圧を出力させる手段と、同じく計器用変圧手段の三次巻線を直列に接続して零相電圧を出力させる手段の両方、もしくは、いずれか一方を備えたことを特徴とする。
【0019】
本発明では、三相電力設備においても相ごとに計測機能付きサージアブソーバーを装備することにより、本来のサージアブソーバーの機能と正相電圧や零相電圧を測定できる効果を得ることができる。
【0020】
本発明に係る電力設備の保護方法は、電力用変圧器と当該変圧器の一次側を遮断する一次側遮断器と当該変圧器の二次側を遮断する二次側遮断器とを有する変電所の電力設備において、変圧器の二次巻線と二次側遮断器との間に上記の本発明に係る計測機能付きサージアブソーバーもしくは計器用変圧器を接続し、分圧端子に電圧計測手段を接続して二次側の電圧を計測し、当該計測値を地絡過電圧保護継電器に入力し、当該地絡過電圧保護継電器が、二次側の電圧を監視することによって事故を検出したときは、二次側遮断器を遮断することを特徴とする。
【0021】
本発明では、経済性やスペース性の問題より一般的に装備しなかった配電用変電所の変圧器の二次側とその遮断器間の電圧の測定や、保護継電器によってその区間の事故を検出して保護できるため事故時の停電時間や作業時間の短縮が可能となる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、雷対策のサージアブソーバーと計器用変圧器を兼ねることにより経済性や設置スペースの問題のある電力設備に容易に設置することが可能となり、電力設備の制御や保護の質を向上させることがでできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態による計測機能付きサージアブソーバーの回路図であり、図4は、これを使用する一般的な電力設備の回路図である。
【0024】
図1(a)において、計測機能付きサージアブソーバー(以下、「計測SA」と略す)1は、コンデンサで形成され、静電容量を分割できるサージアブソーバー(分圧手段)2、分割された静電容量によって分圧された交流電圧を取り出すための分圧端子2a、および、絶縁手段3で構成される。なお、絶縁手段3は、電圧測定や保護継電器用の計器用変圧器(以下、「PT」と略す)で構成することができる。分圧端子2aは、サージアブソーバー2の中間、すなわち、図1(b)に示す等価的に直列に接続された2式のコンデンサC1,C2の接続点から電圧を取り出す。
【0025】
絶縁手段3は、コンデンサ型のサージアブソーバー2の分圧端子2aと、アースEに一次側を接続し、二次側を計測端子Kとしている。
【0026】
図4において、電力設備9は、電源20が遮断器30を介して母線10に接続され、この母線10に計測SA1を装備して、これに電圧計50や保護継電器41,42を接続している。
【0027】
次に、上記の構成を有する計測SA1の作用を図1(b)を用いて説明する。サージアブソーバー2の分圧端子2aに分圧される交流電圧V2xは、サージアブソーバー2の両端に掛かる交流電圧V1に対して、V2x=(C1/(C1+C2))・V1となり、V1に比例した電圧がV2xに現れる。この電圧V2xは、絶縁手段3で絶縁され、計測用の電圧V2が二次側の計測端子Kに出力される。
【0028】
このように従来のコンデンサ型のサージアブソーバーから分圧できる端子2aを設けることで、これに印加される電圧を低電圧化して出力するとともに、この分圧端子2aに絶縁手段3として計器用変圧器等を接続することにより、一般的な計器用変圧器としても使用できる。
【0029】
次に、第2の実施の形態を説明する。
図2は、本実施の形態による三相交流電圧用の計測SA1の回路図である。この図で、計測SA1は、C1□,C2□(□:r,s,t)でそれぞれ構成される第1の実施形態のサージアブソーバー2を3式備え、さらに一次巻線3aと二次巻線3bまたは三次巻線3cまで持つ三相PT3で構成される。この3式の各サージアブソーバー2は、各相のR、S、TとアースE間に装備され、中間点の分圧端子2aを介して三相PT3の一次巻線3aにY結線されている。PT3の二次巻線3bもY結線され、各正相電圧Vr2,Vs2,Vt2を出力する。三次巻線3cは、オープンデルタ結線され、アースへ流れる零相電圧V02を出力する。
【0030】
本実施の形態における計測SA1の作用としては、第1の実施形態と同様の原理によって、各相の分圧電圧がサージアブソーバー2から現れる。三相PT3が一次巻線3aにY結線され、二次巻線3bもY結線されているため、各相の分圧電圧が正相電圧Vr2,Vs2,Vt2の各端子に出力される。また、三次巻線3cをオープンデルタ結線することにより、両端の電圧を測定することによって、零相電圧を測定できる。
【0031】
三相電力設備に対して、単相の計測SA1相当を3式各接続して、その中のPT3の接続をY結線とΔ結線にすることにより、上記と同様に一般の計器用変圧器の機能と同じ正相電圧と零相電圧が同時に計測できる。
【0032】
次に、第3の実施の形態を説明する。
図3は、本実施の形態による計測SA1の回路図である。この図で、計測SA1は、三相R,S,Tに接続される3式のコンデンサC1r、C1s、C1tが、1式の共通コンデンサC2oを介してアースEに接続される。このC2o間の電圧を単相の絶縁変圧器3に接続して計測出力V02とする。
【0033】
この回路構成により、地絡事故時などの各相のバランスが崩れたときのアース間に発生する零相電圧V02が測定できる。
【0034】
本実施形態により、サージアブソーバーの機能と、零相電圧のみを計測する場合、第2の実施形態の計測SA1より構成部品を削減できる。
【0035】
次に、第4の実施の形態を説明する。
図5,6は、計測SA1の電力設備における制御保護回路構成図の使用例である。図5は、第2または第3の実施形態による計測SA1を使用した保護回路構成図である。この図において、配電用変電所の一次側に電力用変圧器60の一次側遮断器31が、二次側に二次側遮断器32がそれぞれ装備され、当該二次側遮断器32に配電線の母線10が設備されている。変圧器60の二次側Bと二次側遮断器32の間に、計測SA1が装備され、当該計測SA1に電圧計50や地絡過電圧継電器40が接続されている。母線10には、計器用変圧器3Xに2種の地絡過電圧継電器41,42などが装備されるのが一般的である。
【0036】
この構成において、母線10に地絡事故などが発生すると、図5(a)に示すように、母線10に装備された計器用変圧器3Xを介した地絡過電圧継電器41,または42などが、事故を検出して、母線10に電気を供給する変圧器60の二次側遮断器32を開放して事故を回避する。また、変圧器60と二次側遮断器32間に地絡事故が発生した場合、図5(b)に示すように、この間に装備された計器SA1を介した地絡過電圧継電器40と、母線10に接続された地絡過電圧継電器41,または42,が事故を検出し、まず、母線10の保護継電器41,または42により二次側遮断器32が開放される。しかし、事故区間に装備された保護継電器40は、まだ事故継続中を検出して変圧器60の一次側遮断器31をトリップさせる。この2段階の動作により事故が回避される。
これにより、事故箇所に応じて適切な停電範囲にすることができる。
【0037】
次に、第5の実施の形態を説明する。
図6は、第2の実施形態の計測SA1を使用した電圧調整回路構成図である。
2式の変圧器60a,60bで構成されるいわゆる2バンク型の配電変電所において、各変圧器60aまたは60b周辺の回路構成を第3の実施形態と同じ、各変圧器60a,60bの二次巻線Bと、二次側遮断器32a,32b間に計測SA1a,1bを介して電圧計50a,50bが装備されている。母線10a,10bの計器用変圧器3Xa,3Xbにも電圧計51a,51bが装備され、両母線10a,10bの間には、連絡遮断器31cが設けられている。
【0038】
この構成により、片系の変圧器60bの保守作業を行う場合、まず両母線10a,10bを接続する連絡遮断器31cの投入後、一次側遮断器31bと二次側遮断器32bが、開放操作される。この状態で保守作業が行われ、この復旧時に、まず一次側遮断器31bが投入され、二次側の電圧と母線10bの電圧を合わせるために電圧計50bと51bにより両電圧が測定され、変圧器60bのタップが両電圧を一致させるよう調整される。
【0039】
この調整は、計測SA1により電圧が測定できるため、この電圧を、遠方監視制御装置を介してこの変電所を監視制御する制御所に送信し、この値によって変圧器60bのタップを遠方から調整制御することもできる。
【0040】
以上、第4,5の実施の形態によれば、計測および保護のレベルを改善することができるため、事故時の停電の範囲の限定や時間の短縮を行うことができるともに、変圧器の保守作業時においてもきめの細かい電圧調整と遠方監視制御なども可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明は、電力系統における電圧測定と保護に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】図1(a)は、本発明の第1の実施の形態による計測機能付きサージアブソーバーの回路図であり、図1(b)は、図1(a)の等価回路図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態による計測機能付きサージアブソーバーの回路図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態による計測機能付きサージアブソーバーの回路図である。
【図4】本発明の計測機能付きサージアブソーバーの基本的な使用回路例である。
【図5】本発明の第4の実施の形態による計測機能付きサージアブソーバーを用いた保護回路の構成図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態による計測機能付きサージアブソーバーを用いた保護回路の構成図である。
【図7】従来の基本的な電力設備の回路構成図である。
【図8】従来の配電用変電所の保護回路の構成図である(その1)。
【図9】従来の配電用変電所の保護回路の構成図である(その2)。
【符号の説明】
【0043】
1,1a,1b サージアブソーバー
2 分圧手段
2a 分圧端子
3、3X、3Xa,3Xb 絶縁手段(計器用変圧器,PT)
9 電力設備
10、10,10a,10b 母線
30、31,31a,31b,32,32a,32b 遮断器
40,41,・・・ 保護継電器
50、50a,50b、51a,51b 電圧計
60、60a,60b 変圧器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力設備用のサージアブソーバーであって、
前記サージアブソーバーの有する静電容量を分割することによって、前記サージアブソーバーに印加された交流電圧を分圧する分圧手段と、
前記分圧手段によって分圧された分圧電圧を取り出すための分圧端子と、
を備えたことを特徴とする計測機能付きサージアブソーバー。
【請求項2】
前記分圧手段は、電源線の各相に夫々その一端が接続され、他端は共通接続されるコンデンサと、前記他端と対地間に接続される対地用コンデンサとを有し、前記対地用コンデンサの両端の電圧を分圧電圧として取り出すことを特徴とする請求項1記載の計測機能付きサージアブソーバー。
【請求項3】
請求項1または2記載の計測機能付きサージアブソーバーによって分圧された交流電圧を絶縁して出力する絶縁手段を備えたことを特徴とする計器用変圧器。
【請求項4】
電力用変圧器と当該変圧器の一次側を遮断する一次側遮断器と当該変圧器の二次側を遮断する二次側遮断器とを有する変電所の電力設備であって、
前記変圧器の二次巻線と前記二次側遮断器との間に請求項1または2記載の計測機能付きサージアブソーバーもしくは請求項3記載の計器用変圧器を接続したことを特徴とする電力設備。
【請求項5】
請求項4記載の電力設備の保護方法であって、
前記分圧端子に電圧計測手段を接続して二次側の電圧を計測し、
当該計測値を地絡過電圧保護継電器に入力し、当該地絡過電圧保護継電器が、前記二次側の電圧を監視することによって事故を検出したときは、前記二次側遮断器を遮断することを特徴とする電力設備の保護方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−27802(P2009−27802A)
【公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−186654(P2007−186654)
【出願日】平成19年7月18日(2007.7.18)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【出願人】(000211293)中国電機製造株式会社 (69)
【Fターム(参考)】