説明

計算機システム、及び、検証環境生成方法

【課題】ネットワークシステムの検証環境を自動的に生成する。
【解決手段】計算機システムは、メモリを備え、設計書情報と、機能情報と、構成情報とを取得し、構成情報に基づいて、トポロジ毎に、当該トポロジによって接続される装置と他の装置とを、複数の装置群に分類し、各装置群に階層を割り当て、設計書情報、機能情報及び構成情報に基づいて、ネットワーク構成情報を生成し、同一のトポロジ毎かつ同一の階層毎に、各装置群のネットワーク構成情報を比較することによって、ネットワーク構成情報が一致する第1の装置群及び第2の装置群のネットワーク構成情報がメモリに保持されているか否かを判定し、第1の装置群及び第2の装置群のネットワーク構成情報がメモリに保持されている場合、第2の装置群のネットワーク構成情報をメモリから削除し、メモリに保持された装置群のネットワーク構成情報によって、検証環境を構築するための情報を生成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、計算機システムに関し、特に、ネットワークシステムの検証環境を生成する計算機システムに関する。
【背景技術】
【0002】
複数の装置を有するネットワークシステムにおいて、各装置は、様々な物理構造(トポロジ)によって接続される。トポロジには、例えば、一台の装置に複数の装置が接続されるスター型、及び、各装置が二つの装置に接続されるリング型等がある。
【0003】
このようなネットワークシステムを構築するにあたり、開発者は、実際の運用において用いられる本番環境と、本番環境を検証するための検証環境とを構築する。この際、検証環境を構築する場合、運用の要件を満たす本番環境を設計又は構築してから、検証環境のためのネットワークシステムを設計するのが一般的である。
【0004】
従来技術には、仮想ネットワークシステムを構築することによって、本番環境のネットワークシステムの動作を検証するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、ルータを検証するためのルーティングプロトコル制御ソフトウェアを搭載したシステムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
しかし、特許文献1及び特許文献2に記載されたシステムは、一つのトポロジに対応した特定の機能のみを特化して検証するシステムであり、複数のトポロジ又は機能を検証するためのシステムではない。また、大規模ネットワークシステムなどにおいて実際に検証環境を生成する場合の方法を提案するものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−101537号公報
【特許文献2】特開平8−056235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
開発者は、本番環境のうち、検証するために必要最低限の装置の構成情報を抽出し、検証環境を構築するために許容されるコスト及び資源に即して、抽出された装置の構成情報を組合わせることによって、ネットワークシステムの検証環境を構築する。従来において、このような抽出及び組合せは、ネットワークに関する技術を持つ開発者によって行われてきた。
【0008】
しかし、多数のトポロジを有する複雑で大規模なネットワークシステムの検証環境を構築する場合、開発者による検証環境の設計には、膨大な作業量が必要とされてきた。また、作業量が膨大になることによって、検証環境の設計の正確性が低減し、本番環境の検証をするための環境として適切ではない検証環境が設計される原因となっていた。
【0009】
本発明は、本番環境の構成図及び設計書等から、検証環境を構築するために必要最低限の装置の構成情報を抽出し、抽出された環境から検証環境を構築するための情報を生成することによって、大規模かつ複雑なネットワークシステムの検証環境を自動的に設計するシステムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の代表的な一形態によると、複数の装置が所定のトポロジによって接続されるネットワークシステムの検証環境を構築するための情報を生成する計算機システムであって、前記各装置は、前記各装置によって構成されるトポロジを実現するための機能を有し、前記各装置は、前記装置間の接続に関連して所定の階層が割り当てられ、前記計算機システムは、メモリを備え、前記各装置が有する機能の情報を含む設計書情報と、前記機能に対応する前記各トポロジの情報を含む機能情報と、前記各装置が接続されるトポロジの情報、前記各装置に割り当てられた階層の情報、及び当該トポロジによって接続される他の前記装置の情報を含む構成情報とを取得し、前記設計書情報、前記機能情報及び前記構成情報を、前記メモリに保持し、前記構成情報に基づいて、前記トポロジ毎に、当該トポロジによって接続される前記装置と前記他の装置とを、複数の装置群に分類し、前記構成情報に基づいて、前記各装置群に前記階層のいずれかを割り当て、前記設計書情報、前記機能情報及び前記構成情報に基づいて、前記各装置群が有する機能を示すネットワーク構成情報を生成し、前記メモリに、前記ネットワーク構成情報を保持し、同一の前記トポロジ毎、かつ、同一の前記階層毎に、前記各装置群の前記ネットワーク構成情報を比較することによって、前記ネットワーク構成情報が一致する第1の装置群及び第2の装置群の前記ネットワーク構成情報が前記メモリに保持されているか否かを判定し、前記第1の装置群及び第2の装置群のネットワーク構成情報が前記メモリに保持されている場合、前記第2の装置群の前記ネットワーク構成情報を前記メモリから削除し、前記メモリに保持された前記装置群の前記ネットワーク構成情報によって、検証環境を構築するための情報を生成する。
【発明の効果】
【0011】
本発明の一実施形態によると、本番環境構成及び設計書に基づいて、検証環境を自動的に生成できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態の検証環境生成装置の物理的な構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態の検証環境生成装置における処理を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態のネットワーク設計書を示す説明図である。
【図4】本発明の実施形態のネットワーク構成図を示す説明図である。
【図5A】本発明の実施形態の設計書DBを示す説明図である。
【図5B】本発明の実施形態の機能DBを示す説明図である。
【図5C】本発明の実施形態の構成情報DBを示す説明図である。
【図6】本発明の実施形態のNW構成DBを示す説明図である。
【図7】本発明の実施形態の重複構成確認部による処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明は、ネットワークシステムに関する設計書等の情報から、トポロジ毎及び階層毎に装置を分類し、分類された装置群の各機能を装置群間で比較することによって、同じ機能を有する装置群を抽出する。複数の装置群が同じ機能を有する場合、各装置群の検証は、一つの装置群への検証によって代替可能であるため、一つの装置群のみを抽出することによって、検証環境を構築するための情報を生成する。
【0014】
図1は、本発明の実施形態の検証環境生成装置101の物理的な構成を示すブロック図である。
【0015】
検証環境生成装置101は、計算機システムであり、プロセッサ10、揮発性メモリ11、不揮発性メモリ12、入出力装置13、及び、ネットワークインターフェース14を備える。検証環境生成装置101は、ネットワークシステムの検証環境を構築するための情報(以後、検証環境構成と記載する)を生成するための計算機システムである。
【0016】
プロセッサ10は、不揮発性メモリ12に格納されたプログラム及びデータ等を、揮発性メモリ11に読み出し、読み出されたプログラム等を実行する。プロセッサ10は、複数のプログラムを実行することによって、複数の処理部として機能してよく、各処理部において実行される処理に関する処理部として機能してもよい。
【0017】
揮発性メモリ11は、一時的にデータ等を保持するための記憶領域である。不揮発性メモリ12は、プログラム及びデータ等が格納される記憶領域である。
【0018】
入出力装置13は、管理者等が検証環境生成装置101に、データを入力するための装置である。ネットワークインターフェース14は、検証環境生成装置101と、ネットワークに接続される装置又は他の計算機とが通信するためのインターフェースである。
【0019】
図2は、本発明の実施形態の検証環境生成装置101における処理を示すブロック図である。
【0020】
検証環境生成装置101は、機能情報取得部102と、構成情報取得部103と、検証環境生成部104とを有する。プロセッサ10が不揮発性メモリ12に格納されるプログラムを実行することによって、機能情報取得部102、構成情報取得部103、及び検証環境生成部104の各処理部に対応する機能が実現されてもよい。
【0021】
また、検証環境生成装置101は、設計書DB108、機能DB109、構成情報DB110、及びNW構成DB113を有する。設計書DB108、機能DB109、構成情報DB110、及びNW構成DB113は、不揮発性メモリ12に格納される。
【0022】
検証環境生成装置101は、ネットワーク設計書105、及び、ネットワーク構成図106を、入出力装置13又はネットワークインターフェース14を介して入力される。検証環境生成装置101は、検証環境構成107を、入出力装置13又はネットワークインターフェース14を介して出力する。
【0023】
ネットワーク設計書105は、検証環境を生成する対象のネットワークシステム、すなわち本番環境が有する複数の装置と、各装置が有する機能との情報を含む。また、各機能が、いずれのトポロジに対応する機能であるかを示す情報も含む。
【0024】
ネットワーク構成図106は、検証環境を生成するネットワークシステムが有する複数の装置が、どのようなトポロジによって接続されているか、どのような階層を構成しているかを示す。
【0025】
本実施形態におけるトポロジとは、各装置の接続方法を示し、例えば、スター型、リング型、PtoP(Peer to Peer)型等がある。また、いずれの装置にも接続されずに動作する場合、本実施形態におけるトポロジは、単体を示す。本実施形態の本番環境の各装置は、いずれかのトポロジ及び階層に属する。
【0026】
本実施形態における機能とは、各トポロジに従って各装置が有する機能である。例えば、単体の装置は、MDI(Multiple Document Interface)の機能を有する。また、例えば、スター型によって他の装置と接続される装置は、RIP(Routing Information Protocol)、又は、OSPF(Open Shortest Path First)等の機能を有する。
【0027】
また、PtoP型によって他の装置と接続される装置は、IPSEC(Security Architecture for Internet Protocol)、及び/又は、QoS(Quality of Service)等の機能を有する。
【0028】
ネットワーク設計書105及びネットワーク構成図106は、開発者等によって検証環境生成装置101に入力されてもよいし、検証環境生成装置101に接続されるシステムから検証環境生成装置101が定期的に取得してもよい。
【0029】
機能情報取得部102は、設計書DB108及び機能DB109に接続される。入力されたネットワーク設計書105から値を抽出し、設計書DB108及び機能DB109に抽出された値を格納する。
【0030】
構成情報取得部103は、構成情報DB110に接続される。入力されたネットワーク構成図106から値を抽出し、構成情報DB110に抽出された値を格納する。
【0031】
検証環境生成部104は、単位構成生成部111及び重複構成確認部112を含む。また、NW構成DB113に接続される。
【0032】
単位構成生成部111は、設計書DB108、機能DB109及び構成情報DB110に基づいて、NW構成DB113に格納する値を生成する。重複構成確認部112は、NW構成DB113に基づいて、検証環境構成107を生成する。
【0033】
図3は、本発明の実施形態のネットワーク設計書105を示す説明図である。
【0034】
ネットワーク設計書105は、いずれの機能が、いずれの装置に備わるかを示す。また、各装置の種類を示す。検証環境生成装置101の機能情報取得部102は、ネットワーク設計書105の記載内容のフォーマットをあらかじめ保持し、ネットワーク設計書105とフォーマットとを参照することによって、各装置が有する機能と、各装置が有する機能の数と、各機能がいずれのトポロジに対応するかと、各装置の種類を示す情報を取得する。
【0035】
図3に示す機能名1050は、機能を示す文字列又は数字等が記載される。また、図3に示す対象ノード1051は、装置を示す文字列又は数字等が記載される。機能名1050及び対象ノード1051は、機能名1050が示す機能を有する装置を示す。
【0036】
図3に示す機能詳細1052は、各機能がいずれのトポロジに対応するかを示す。例えば、図3に示す機能詳細1052は、「機能「A」のトポロジは、単体のトポロジに対応する」ことを示す。
【0037】
図4は、本発明の実施形態のネットワーク構成図106を示す説明図である。
【0038】
本実施形態のネットワーク構成図106は、各装置がどのように接続されるかを示す。図4に示すネットワーク構成図106は、装置a001〜a008、装置b001〜b003、装置b006、装置c001、装置c002、及び、装置d001〜d004がどのように接続されるかを示す。
【0039】
図4に示すネットワーク構成図106は、装置a001〜a006が、階層のうち第4層に配置され、装置b001〜b003と装置a007と装置a008と装置b006とが、第3層に配置され、装置c001及び装置c002が、第2層に配置され、装置d001〜d004が、第1層に配置されることを示す。また、各装置の接続を示し、いずれのIPセグメントによって接続されるかを示す。
【0040】
本実施形態において、数値がより小さい(0に近い)階層を、高い階層と記載する。また、数値がより大きい階層を、低い階層と記載する。
【0041】
検証環境生成装置101の構成情報取得部103は、ネットワーク構成図106から、トポロジ、及び関連ノードを抽出するためのテンプレート等を、あらかじめ保持する。
【0042】
構成情報取得部103は、例えば、二つ以上の装置に接続される装置を、テンプレートに従ってPtoP型のトポロジの装置と判定し、接続される装置を関連ノードと判定してもよい。また、複数の装置がリング状に接続されている場合、それらの複数の装置のトポロジをリング型と判定してもよい。
【0043】
また、ネットワーク構成図106における階層及びIPセグメントは、あらかじめ開発者等によって定められており、構成情報取得部103は、ネットワーク構成図106から階層及びIPセグメントの値を抽出する。
【0044】
なお、図3のネットワーク設計書105及び図4のネットワーク構成図は、例であり、本実施形態の検証環境生成装置101が情報を抽出できる形式によって情報が記載されていれば、いかなる形式でもよい。
【0045】
図5Aは、本発明の実施形態の設計書DB108を示す説明図である。
【0046】
機能情報取得部102は、ネットワーク設計書105を入力された場合、ネットワーク設計書105から、装置、機能数、機能、及び、装置の種類を抽出する。そして、抽出された値を、設計書DB108へ格納する。設計書DB108は、ノード201、装置202、機能数203、及び機能204を含む。
【0047】
なお、本実施形態の機能情報取得部102は、ネットワーク設計書105に記載された装置名から、装置の種類を判定する。例えば、装置a002の装置の種類を、「a」と判定する。しかし、ネットワーク設計書105が、各装置の種類を示す情報を含んでもよく、機能情報取得部102は、ネットワーク設計書105が示す装置の種類を抽出してもよい。
【0048】
ノード201は、検証環境を生成するネットワークシステムが有する各装置を一意に示す識別子を含む。装置202は、各装置の機種等の種類を示す識別子を含む。機能数203は、各装置が有する機能の数を含む。
【0049】
機能204は、各装置が有する機能を示す識別子を含む。機能204には、複数の機能の識別子が含まれてもよい。
【0050】
図5Bは、本発明の実施形態の機能DB109を示す説明図である。
【0051】
機能情報取得部102は、ネットワーク設計書105を入力された場合、ネットワーク設計書105の機能詳細1052から、機能単位、すなわち、各機能が対応するトポロジを抽出する。そして、抽出された機能単位を、機能DB109の機能単位205に格納する。
【0052】
機能DB109の機能206は、各機能を一意に示す識別子を含む。設計書DB108の機能204と機能DB109の機能206とは、対応する。機能単位205は、各機能が用いられるトポロジを示す。
【0053】
機能情報取得部102がネットワーク設計書105から機能(機能206)とトポロジ(機能単位205)との対応関係を取得することによって、検証環境生成装置101は、本番環境のネットワークシステムに機能の追加等があった場合にも、柔軟に検証環境を生成することができる。
【0054】
なお、図5Bに示す機能DB109は、機能単位205に単体及びPtoPのみを含むが、本実施形態の機能DB109は、機能単位205にリング型、スター型、又は、マルチネットワーク型等のトポロジを含んでもよい。
【0055】
また、検証環境生成装置101は、管理者等によって生成された機能DB109を、あらかじめ保持してもよい。
【0056】
図5Cは、本発明の実施形態の構成情報DB110を示す説明図である。
【0057】
構成情報取得部103は、ネットワーク構成図106を入力された場合、ネットワーク構成図106から、各装置が接続されるセグメント、トポロジ、関連ノード、及び、階層を抽出する。そして、ネットワーク構成図106から抽出されたセグメント、トポロジ、関連ノード、及び、階層を、構成情報DB110に格納する。
【0058】
構成情報DB110は、ノード210、セグメント211、トポロジ207、関連ノード208、及び階層209を含む。構成情報DB110のノード210は、設計書DB108のノード201に対応する。
【0059】
セグメント211は、ノード210が示す装置と、関連ノード208が示す装置との接続に割り当てられたアドレスのセグメントを示す。なお、構成情報取得部103は、ノード210の装置が複数のセグメントによって、関連ノード208の装置と接続される場合、複数のセグメントをセグメント211に格納する。ここで、構成情報取得部103は、重複するセグメントをセグメント211から削除する。
【0060】
トポロジ207は、ノード210が示す装置と関連ノード208とが示す装置が接続されるトポロジを示す。
【0061】
関連ノード208は、ノード210が示す装置が、セグメント211が示すセグメントと、トポロジ207が示すトポロジとによって接続される他の装置の識別子を示す。関連ノード208に格納される値は、ノード210、及び、設計書DB108のノード201の値に対応する。トポロジ207が「単体」を示す場合、関連ノード208には、値が格納されない。
【0062】
階層209は、ノード210が示す装置と関連ノード208が示す装置との接続が、いずれの階層に配置されているかを示す。ノード201が示す装置と関連ノード208が示す装置とが同じ階層において接続される場合、階層209は、ノード201が示す装置が配置される階層を示す。また、ノード201が示す装置と関連ノード208が示す装置とが異なる階層に配置される場合、階層209は、ノード201が示す装置と関連ノード208が示す装置とのうち、階層がより低い装置の階層、すなわち、本実施形態において数値が大きい階層に配置される装置の階層を示す。
【0063】
なお、図5Aの設計書DB108、図5Bの機能DB109、及び、図5Cの構成情報DB110の形式は例であり、本実施形態の設計書DB108、機能DB109、及び、構成情報DB110は、後述のNW構成DB113を生成するために必要な情報を保持していれば、いかなる形式でもよい。
【0064】
図6は、本発明の実施形態のNW構成DB113を示す説明図である。
【0065】
機能情報取得部102及び構成情報取得部103が各DBに情報を入力し終えた場合、検証環境生成部104の単位構成生成部111は、設計書DB108と機能DB109と構成情報DB110とに基づいて、NW構成DB113を生成する。NW構成DB113は、各トポロジによって接続される装置が各々有する機能を、同一トポロジ毎、かつ、同一階層毎に比較するため、トポロジ毎の装置及び機能等の構成を含む。
【0066】
NW構成DB113は、構成ID212、ノード数213、ノード214、セグメント数215、トポロジ216、機能数217、機能218、装置数219、装置220、及び、階層221を含む。構成ID212は、本実施形態における検証環境の各単位を一意に示す識別子である。
【0067】
本実施形態において、検証環境生成装置101は、検証環境を構築する対象のネットワークシステム(本番環境)を、トポロジ毎及び階層毎の装置群に分類する。そして、分類された結果である各装置群を、検証環境の1単位とし、各単位を比較することによって、重複する機能を有する単位を削除する。そして、重複する単位を削除した結果、検証が必要な最低限の検証環境のみが抽出できる。NW構成DB113の各行は、検証環境の各単位を示す。
【0068】
ノード数213は、検証環境の各単位に含まれる装置の数を示す。トポロジ216が「単体」を示す場合、ノード数213は「1」を示す。
【0069】
NW構成DB113のノード214は、設計書DB108のノード201及び構成情報DB110のノード210に対応する。セグメント数215は、トポロジ216が示すトポロジにおいて用いられるセグメントの数を示す。
【0070】
NW構成DB113のトポロジ216は、構成情報DB110のトポロジ207に対応する。
【0071】
NW構成DB113の機能数217は、設計書DB108の機能数203に対応し、ノード214が示す各装置が有する機能の種類の数を示す。NW構成DB113の機能218は、設計書DB108の機能204に対応し、ノード214が示す各装置が有する機能を示す。
【0072】
装置数219は、検証環境の各単位に含まれる装置の種類の数を示す。NW構成DB113の装置220は、設計書DB108の装置202に対応し、検証環境の各単位に含まれる装置の機種等の種類を示す。階層221は、構成情報DB110の階層209に対応し、検証環境の各単位の階層を示す。
【0073】
単位構成生成部111は、具体的には、構成情報DB110の行(以下、行X)を取得し、ノード210及び関連ノード208の値を、NW構成DB113のノード214に格納する。また、ノード214に格納された装置の数を、ノード数213に格納する。
【0074】
そして、単位構成生成部111は、構成情報DB110の行Xのセグメント211に格納されたセグメントの識別子の数を、NW構成DB113のセグメント数215に格納する。また、単位構成生成部111は、NW構成DB113のトポロジ216に、構成情報DB110の行Xのトポロジ207を格納する。
【0075】
そして、単位構成生成部111は、NW構成DB113のノード214に格納されたすべての装置に対応する、設計書DB108のすべての行を抽出する。これは、トポロジ216に対応する機能を抽出するためである。単位構成生成部111は、設計書DB108の抽出された各行の機能204のうち、NW構成DB113のトポロジ216に格納されたトポロジに対応する機能を、機能DB109を参照することによって特定する。
【0076】
そして、単位構成生成部111は、特定された機能を、NW構成DB113の機能218に格納し、抽出された機能の数を、NW構成DB113の機能数217に格納する。これによって、ノード214の装置群が有し、かつ、トポロジ216に対応する機能が、NW構成DB113の機能218に格納される。
【0077】
さらに単位構成生成部111は、設計書DB108の抽出された各行の装置202を特定する。そして、特定された装置202の識別子の種類の数を、装置数219に格納し、特定された装置202を、NW構成DB113の装置220に格納する。ここで、単位構成生成部111は、装置220に格納される値の重複を削除する。
【0078】
さらに単位構成生成部111は、構成情報DB110の階層209を、NW構成DB113の階層221に格納する。
【0079】
単位構成生成部111は、構成情報DB110のすべての行に、前述の処理を行った後、管理者等によってあらかじめ定められた順にトポロジ216をソートし、さらに、階層221を降順にソートする。図6に示すNW構成DB113は、ソートされた後のNW構成DB113である。
【0080】
本実施形態において、単位構成生成部111は、単体、PtoP、スター型、ツリー型の順に、トポロジ216をソートする。すなわち、NW構成DB113において、同じトポロジ216の装置群が、低階層から順に上段から格納される。
【0081】
単位構成生成部111は、NW構成DB113をソートした後、各行に一意な数値を昇順に、構成ID212に格納する。
【0082】
単位構成生成部111がNW構成DB113を生成した後、重複構成確認部112は、NW構成DB113の各行を比較し、重複する行を削除することによって、検証環境構成を生成する。具体的には、重複構成確認部112は、生成されたNW構成DB113の行のうち、トポロジ216に同じ値を含み、かつ、階層221に同じ値を含む行を抽出する。そして、抽出された各行を、ノード数213、機能数217、機能218、装置数219、及び、装置220について一致するか比較する。
【0083】
以下に、具体的な検証環境の各単位の比較処理を示す。
【0084】
図7は、本発明の実施形態の重複構成確認部112による処理を示すフローチャートである。
【0085】
重複構成確認部112は、単位構成生成部111からNW構成DB113を入力された場合、図7の処理を実行する。重複構成確認部112は、NW構成DB113から、トポロジ207に同じ値を含み、かつ、階層209に同じ値を含む行を抽出する(300)。
【0086】
なお、ステップ302、304又は305の後にステップ300が実行される場合、重複構成確認部112は、前回実行されたステップ300において抽出した行よりも、構成ID212が大きい行を抽出する。すなわち、重複構成確認部112は、構成ID212が昇順に抽出する。
【0087】
ステップ300の後、NW構成DB113から抽出された各行について、重複構成確認部112は、ノード数213、機能数217、機能218、装置数219、及び、装置220に格納される値(以下、評価値と記載)を比較することによって、評価値が一致する複数の行があるか否かを判定する(301)。
【0088】
各行を比較する方法はいずれの方法でもよい。例えば、重複構成確認部112が、二つの行を特定し、特定された行の評価値を比較し、その後、新たな二つの行の特定と比較とを繰り返すことによって、抽出された各行を比較してもよい。また、例えば、重複構成確認部112は、ステップ300において抽出された各行を、各評価値によってソートしてから、上下の行を比較してもよい。
【0089】
ステップ300において抽出された行の各評価値が一致しない場合、重複構成確認部112は、NW構成DB113から特定された各行について、検証環境構成の候補として、NW構成DB113にすべて残すことを決定する(302)。これは、すべての評価値が異なる場合、各行が示す装置群の検証を、各々行う必要があるためである。
【0090】
また、ステップ300において抽出された行に、各評価値のすべてが一致する行がある場合、さらに、評価値が一致する行を抽出するため、重複構成確認部112は、ステップ300において抽出された各行の階層221よりも低い階層(すなわち、NW構成DB113の上段の行)に、ステップ301の比較において、各評価値のすべてが一致した行と同じ評価値を有する行が、NW構成DB113に含まれるか否かを判定する(303)。なお、ステップ303において重複構成確認部112は、同一トポロジ216の各行について判定する。
【0091】
ステップ301において評価値を比較された各行が示す階層221よりも低い階層に、ステップ301の比較において評価値のすべてが一致した行と同じ評価値を有する行が、NW構成DB113に含まれる場合、重複構成確認部112は、低い階層のその行をNW構成DB113に、検証環境構成の候補として残すことを決定する(305)。これは、高い階層の装置群と低い階層の装置群との評価値が一致する場合、低い階層の装置群を検証することによって、高い階層の装置群を検証することができるためである。
【0092】
ステップ301において評価値を比較された各行が示す階層221よりも低い階層に、ステップ301の比較において評価値がすべて一致した行と同じ評価値を有する行が、NW構成DB113に含まれない場合、重複構成確認部112は、評価値がすべて一致した各行のうち、構成ID212が大きい行を、NW構成DB113から削除する(304)。これは、重複する評価値である装置群を削除するためである。
【0093】
具体例を、以下に示す。
【0094】
重複構成確認部112は、例えば、ステップ300において、同一トポロジ216かつ同一階層221である行2001〜行2006を抽出する。そして、ステップ301において、行2001〜行2006の各行の評価値が一致する行があるか否かを判定する。
【0095】
行2001〜行2006の各行の評価値は、すべて一致するため、重複構成確認部112は、ステップ303に移行する。しかし、行2001〜行2006より低い階層はないため、重複構成確認部112は、ステップ304に移行し、構成ID212が大きい行2002〜行2006を削除する。
【0096】
次に、重複構成確認部112は、ステップ300において、同一トポロジ216かつ同一階層221である行2007〜行2012を抽出する。そして、ステップ301において、行2007〜行2012の各行の評価値が一致する行があるか否かを判定する。
【0097】
行2007〜行2009及び行2012は、評価値が一致し、行2010及び行2011も、評価値が一致する。このため、重複構成確認部112は、ステップ303に移行する。
【0098】
重複構成確認部112は、ステップ303において、同一トポロジ216における低い階層、すなわち、NW構成DB113において行2007よりも上の行であり、トポロジ216が「単体」である行に、行2007〜行2009及び行2012の評価値を有する行があるか否かを判定する。また、重複構成確認部112は、ステップ303において、行2010及び行2011の評価値を有する行が、同一トポロジ216における低い階層、すなわち、NW構成DB113において行2007よりも上の行のうち、トポロジ216が「単体」である行に、あるか否かを判定する。
【0099】
ここで、NW構成DB113において行2007より上の行には、行2001のみが残っており、行2001と行2007とは、装置220の値において相違する。また、行2001と行2010とは、評価値がすべて一致する。
【0100】
このため重複構成確認部112は、ステップ303において、行2007〜行2009及び行2012には、低い階層に同じ評価値を有する行がないと判定し、行2007〜行2009及び行2012に、ステップ304の処理を行う。すなわち、重複構成確認部112は、行2007〜行2009及び行2012のうち、構成ID212が大きい行2008、行2009、及び行2012を削除する。行2008、行2009、及び行2012が示す装置群の検証は、行2007が示す装置群を検証することによって代替できるためである。
【0101】
また、ステップ303において、重複構成確認部112は、行2010及び行2011に、低い階層に同じ評価値を有する行があると判定し、行2010及び行2011にステップ305の処理を行う。すなわち、重複構成確認部112は、行2010及び行2011を削除する。これによって、行2001のみがNW構成DB113に残される。行2010及び行2011が示す装置群の検証は、行2001が示す装置群を検証することによって代替できるためである。
【0102】
重複構成確認部112は、ステップ301〜ステップ305を、NW構成DB113に同一トポロジ216及び同一階層221毎に行うことによって、同一トポロジにおいて重複する評価値を含む行を削除する。これによって、検証が必要な検証環境を示す行がNW構成DB113に残される。また、ステップ303において、評価値が一致する低い階層があるか否かを判定することによって、さらに、重複する機能を有する装置群が削除され、検証が必要な検証環境を示す行がNW構成DB113に残される。
【0103】
重複構成確認部112は、NW構成DB113のすべての行にステップ300〜305を行った後、生成されたNW構成DB113を、検証環境構成107として出力する。なお、重複構成確認部112は、ステップ300〜305の処理の後のNW構成DB113を、図4に示すようなNW構成図の形式によって出力してもよい。
【0104】
以上によって、本番環境の構成図及び設計書等から、検証環境を構築するために必要最低限の装置群を抽出し、抽出された装置群から検証環境を構築するための情報を生成することによって、大規模かつ複雑なネットワークシステムの検証環境を正確に設計できる。
【符号の説明】
【0105】
101 検証環境生成装置
102 機能情報取得部
103 構成情報取得部
104 検証環境生成部
105 ネットワーク設計書
106 ネットワーク構成図
107 検証環境構成
108 設計書DB
109 機能DB
110 構成情報DB
111 単位構成生成部
112 重複構成確認部
113 NW構成DB

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の装置が所定のトポロジによって接続されるネットワークシステムの検証環境を構築するための情報を生成する計算機システムであって、
前記各装置は、前記各装置によって構成されるトポロジを実現するための機能を有し、
前記各装置は、前記装置間の接続に関連して所定の階層が割り当てられ、
前記計算機システムは、
メモリを備え、
前記各装置が有する機能の情報を含む設計書情報と、前記機能に対応する前記各トポロジの情報を含む機能情報と、前記各装置が接続されるトポロジの情報、前記各装置に割り当てられた階層の情報、及び当該トポロジによって接続される他の前記装置の情報を含む構成情報とを取得し、
前記設計書情報、前記機能情報及び前記構成情報を、前記メモリに保持し、
前記構成情報に基づいて、前記トポロジ毎に、当該トポロジによって接続される前記装置と前記他の装置とを、複数の装置群に分類し、
前記構成情報に基づいて、前記各装置群に前記階層のいずれかを割り当て、
前記設計書情報、前記機能情報及び前記構成情報に基づいて、前記各装置群が有する機能を示すネットワーク構成情報を生成し、
前記メモリに、前記ネットワーク構成情報を保持し、
同一の前記トポロジ毎、かつ、同一の前記階層毎に、前記各装置群の前記ネットワーク構成情報を比較することによって、前記ネットワーク構成情報が一致する第1の装置群及び第2の装置群の前記ネットワーク構成情報が前記メモリに保持されているか否かを判定し、
前記第1の装置群及び第2の装置群のネットワーク構成情報が前記メモリに保持されている場合、前記第2の装置群の前記ネットワーク構成情報を前記メモリから削除し、
前記メモリに保持された前記装置群の前記ネットワーク構成情報によって、検証環境を構築するための情報を生成することを特徴とする計算機システム。
【請求項2】
前記所定の階層は、最上位の階層と最下位の階層とがあらかじめ定義され、
前記計算機システムは、
第1のトポロジ及び第1の階層の前記各装置群の前記ネットワーク構成情報を比較することによって、前記第1の階層の前記第1の装置群及び第2の装置群のネットワーク構成情報が前記メモリに保持されているか否かを判定し、
前記第1の装置群及び第2の装置群のネットワーク構成情報が前記メモリに保持されている場合、前記第1の階層よりも階層が低く、かつ、前記第1の装置群のネットワーク構成情報が一致し、かつ、前記第1のトポロジの第3の装置群の前記ネットワーク構成情報が、前記メモリに保持されているか否かを判定し、
前記判定の結果、前記第3の装置群が前記メモリに保持されている場合、前記第1の装置群及び前記第2の装置群の前記ネットワーク構成情報を、前記メモリから削除し、
前記第1の階層よりも階層が高い第2の階層を、前記第1の階層として、前記第1のトポロジ及び第1の階層の前記各装置群の前記ネットワーク構成情報を比較することを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
【請求項3】
前記ネットワーク構成情報は、前記各装置群に含まれる前記装置の数、前記各装置群が有する機能、前記機能の数、前記各装置群に含まれる前記装置の種類、及び、前記装置の種類の数を含む複数の項目を示し、
前記計算機システムは、
前記ネットワーク構成情報が示す前記各項目を比較することによって、前記ネットワーク構成情報が一致する前記装置群の前記ネットワーク構成情報が前記メモリに保持されているか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載の計算機システム。
【請求項4】
前記トポロジは、単体、ピアツーピア、及び、スター型を含み、
前記装置は、少なくとも一つのトポロジによって接続されることを特徴とする請求項3に記載の計算機システム。
【請求項5】
複数の装置が所定のトポロジによって接続されるネットワークシステムの検証環境を構築するための情報を生成する計算機システムによる検証環境生成方法であって、
前記各装置は、前記各装置によって構成されるトポロジを実現するための機能を有し、
前記各装置は、前記装置間の接続に関連して所定の階層が割り当てられ、
前記計算機システムは、メモリを備え、
前記方法は、
前記計算機システムが、前記各装置が有する機能の情報を含む設計書情報と、前記機能に対応する前記各トポロジの情報を含む機能情報と、前記各装置が接続されるトポロジの情報、前記各装置に割り当てられた階層の情報、及び当該トポロジによって接続される他の前記装置の情報を含む構成情報とを取得し、
前記計算機システムが、前記設計書情報、前記機能情報及び前記構成情報を、前記メモリに保持し、
前記計算機システムが、前記構成情報に基づいて、前記トポロジ毎に、当該トポロジによって接続される前記装置と前記他の装置とを、複数の装置群に分類し、
前記計算機システムが、前記構成情報に基づいて、前記各装置群に前記階層のいずれかを割り当て、
前記計算機システムが、前記設計書情報、前記機能情報及び前記構成情報に基づいて、前記各装置群が有する機能を示すネットワーク構成情報を生成し、
前記計算機システムが、前記メモリに、前記ネットワーク構成情報を保持し、
前記計算機システムが、同一の前記トポロジ毎、かつ、同一の前記階層毎に、前記各装置群の前記ネットワーク構成情報を比較することによって、前記ネットワーク構成情報が一致する第1の装置群及び第2の装置群の前記ネットワーク構成情報が前記メモリに保持されているか否かを判定し、
前記計算機システムが、前記第1の装置群及び第2の装置群のネットワーク構成情報が前記メモリに保持されている場合、前記第2の装置群の前記ネットワーク構成情報を前記メモリから削除し、
前記計算機システムが、前記メモリに保持された前記装置群の前記ネットワーク構成情報によって、検証環境を構築するための情報を生成することを特徴とする検証環境生成方法。
【請求項6】
前記所定の階層は、最上位の階層と最下位の階層とがあらかじめ定義され、
前記方法は、
前記計算機システムが、第1のトポロジ及び第1の階層の前記各装置群の前記ネットワーク構成情報を比較することによって、前記第1の階層の前記第1の装置群及び第2の装置群のネットワーク構成情報が前記メモリに保持されているか否かを判定し、
前記第1の装置群及び第2の装置群のネットワーク構成情報が前記メモリに保持されている場合、前記計算機システムが、前記第1の階層よりも階層が低く、かつ、前記第1の装置群のネットワーク構成情報が一致し、かつ、前記第1のトポロジの第3の装置群の前記ネットワーク構成情報が、前記メモリに保持されているか否かを判定し、
前記判定の結果、前記第3の装置群が前記メモリに保持されている場合、前記計算機システムが、前記第1の装置群及び前記第2の装置群の前記ネットワーク構成情報を、前記メモリから削除し、
前記計算機システムが、前記第1の階層よりも階層が高い第2の階層を、前記第1の階層として、前記第1のトポロジ及び第1の階層の前記各装置群の前記ネットワーク構成情報を比較することを特徴とする請求項5に記載の検証環境生成方法。
【請求項7】
前記ネットワーク構成情報は、前記各装置群に含まれる前記装置の数、前記各装置群が有する機能、前記機能の数、前記各装置群に含まれる前記装置の種類、及び、前記装置の種類の数を含む複数の項目を示し、
前記方法は、
前記計算機システムが、前記ネットワーク構成情報が示す前記各項目を比較することによって、前記ネットワーク構成情報が一致する前記装置群の前記ネットワーク構成情報が前記メモリに保持されているか否かを判定することを特徴とする請求項6に記載の検証環境生成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−42332(P2013−42332A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−177552(P2011−177552)
【出願日】平成23年8月15日(2011.8.15)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】