説明

記録装置

【課題】TV番組等を記録媒体に記録する際に、暴力的なシーンや性的なシーンを、放送信号に多重化されてくるクローズドキャプションデータを利用して自動的にカットして記録することで、安全な映像のみを記録するとともに、カットする部分をユーザによる文言指定によってより詳細に設定可能とする。
【解決手段】マイコン12は、番組データの記録時に編集モードが選択されている場合には、クローズドキャプションデータに含まれている文字情報の言語が編集対象言語テーブルに登録されている言語と一致するか否かを判断し、一致する場合にはその言語を含む前後のシーンを削除してハードディスクに番組データを記録する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クローズドキャプション(closed caption)データが多重化された放送信号の番組データを受信して記録媒体に記録する記録装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、TV番組等をHD(Hard Disk)レコーダ等の記録装置に記録する際、暴力的なシーンや性的なシーンを含む番組の記録を排除し、もしくは記録した番組の再生を規制するようにした記録装置等が種々提案されている(例えば、特許文献1〜3等参照)。
【0003】
特許文献1には、記録(録画)時、プログラムの内容により成人、成人と青年、青少年の3段階のいずれかの段階に聴視制限段階を設定し、設定される録画制限段階により各映像媒体から提供されるプログラムが録画媒体に録画され、プログラムの再生時には録画制御段階に従い録画されているテープを認識し、認識された録画制限段階と設定されている再生制限段階とを比較することにより、聴視対象を制限的に再生可能とした記録再生装置が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、ユーザが暴力シーン、成人向けの場面、番組のジャンルに応じて放送局側が視聴許容ランク付けした番組内容識別データを参照して、録画したくない視聴許容ランクを登録することにより、録画時に、登録された視聴許容ランク以上の番組のテレビジョン信号を受信すると、録画動作を一時停止して録画されないように構成されたビデオデッキが開示されている。
【0005】
また、特許文献3には、ユーザの操作により、デジタルビデオディスク上の基本ボリューム記述子を取得するとともに、ディスク上の所望のデータ領域をパレンタル領域として設定し、このとき、パレンタル開始位置のアドレスデータが開始リジューム情報として、パレンタル終了位置のアドレスデータが終了リジューム情報として装置本体のEEPROMにディスク毎に記憶され、デジタルビデオディスクの再生動作時に、これらリジューム情報によりパレンタル領域をスキップして再生するように構成された再生装置が開示されている。
【特許文献1】特開平10−93952号公報
【特許文献2】特開2000−115680号公報
【特許文献3】特開2003−61049号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1〜3によれば、暴力的なシーン等の録画または視聴を禁止することが可能である。しかし、特許文献1では、3段階のいずれかの段階に聴視制限段階を設定することで、その段階に応じた視聴制限再生を可能とするものであるが、録画媒体には暴力的なシーンも含め全てが録画されていることから、この録画媒体を装置から取り出して別の記録再生装置に装填したときには、視聴を制限することができない。つまり、視聴制限できるのは、視聴制限段階の設定が可能な機能を有する当該装置のみであり、そのような機能を有しない別の装置に装填した場合には、視聴制限をすることができないといった問題があった。
【0007】
また、特許文献2では、録画が禁止できるのは、放送局側が視聴許容ランク付けした番組内容識別データをユーザが設定した場合のみであり、ユーザが放送局側のランク付け以外に個別に録画を禁止したいと思っても、禁止することができないといった問題があった。すなわち、録画を禁止したい内容は、各家庭によっても異なるが、特許文献2のものでは、このような各家庭のニーズに応えることができないといった問題があった。
【0008】
また、特許文献3は、デジタルビデオディスクの再生動作時に、パレンタル領域をスキップして再生するものであり、ディスクには暴力的なシーンも含め全てが録画されていることから、このディスクを装置から取り出して別の再生装置に装填したときには、視聴を制限することができない。つまり、視聴制限できるのは、パレンタル開始位置のアドレスデータを開始リジューム情報とし、パレンタル終了位置のアドレスデータを終了リジューム情報としてEEPROMに記憶した当該再生装置のみであり、そのような情報を有しない別の装置に装填した場合には、視聴制限をすることができないといった問題があった。
【0009】
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、TV番組等を記録媒体に記録する際に、暴力的なシーンや性的なシーンを、放送信号に多重化されてくるクローズドキャプションデータを利用して自動的にカットして記録することで、安全な映像のみを記録するとともに、カットする部分をユーザによる文言指定によってより詳細に設定可能とした記録装置を提供することにある。
【0010】
クローズドキャプションは、テレビ画面上に文字を表示するための方法の一つであり、放送している番組のセリフ等を文字情報に変換し、アナログ放送ではテレビ信号の垂直帰線区間に多重化されている。また、デジタル放送では、テレビの映像、音声の情報とともにMPEG2方式で多重化されている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するため、本発明の記録装置は、クローズドキャプションデータが多重化された放送信号の番組データを受信して記録媒体に記録する制御手段を備えた記録装置において、前記放送信号から前記クローズドキャプションデータを抽出するクローズドキャプションデータ抽出手段と、抽出したクローズドキャプションデータに含まれている番組の文字情報の言語を解析する言語解析手段と、編集対象言語が登録されている編集対象言語テーブルと、前記編集対象言語テーブルに言語を登録する登録手段と、前記編集対象言語テーブルに登録されている言語を削除する削除手段とを備えている。そして、前記制御手段は、番組データの記録時に編集モードが選択されている場合には、前記クローズドキャプションデータに含まれている文字情報の言語が前記編集対象言語テーブルに登録されている言語と一致するか否かを判断し、一致する場合には、その言語を含む前後数秒間のシーンを削除対象エリアとして設定し、番組データの記録後に前記設定した削除対象エリアを削除して残った画像を再結合する編集処理を行い、編集後の番組データを前記記録媒体に記録する。
【0012】
すなわち、放送信号である番組データの記録時、ユーザが例えばリモコン等を操作して、暴力的なシーン等の所定のシーンを削除して記録する編集モードを選択すると、制御手段は、その放送信号に多重化されているクローズドキャプションデータを解析し、そのデータに含まれている文字情報の言語が、編集対象言語テーブルに登録されている言語と一致するか否かを判断する。そして、一致する場合には、その言語を含む前後数秒間のシーンを削除対象エリアとして設定し、番組データの記録後に、設定した削除対象エリアを削除して残った画像を再結合した番組データを作成する。そして、この再結合した番組データをハードディスク等の記録媒体に記録する。
【0013】
この場合、一つの言語に対応する削除対象エリアの範囲を、ユーザが設定変更可能に設けてもよい。例えば、削除対象エリアがデフォルトで5秒に相当する範囲(エリア)に設定されている場合において、ユーザがこの範囲では長すぎると感じた場合には、デフォルトの5秒から3秒等に設定変更できるようにしてもよい。これにより、ユーザの所望する長さのシーンカットを行うことが可能となる。
【0014】
このように、本発明では、最終的にハードディスク等の記録媒体に記録されるのは、ユーザの所望するシーンを削除し、安全なシーンのみを残した後の番組データであるため、例えばこの番組データをDVD(Digital Versatile Disk)等の光ディスクにコピーして、別の装置に装填し、再生した場合でも、この再生される番組データ自体からユーザの所望するシーンが既に削除されているため、どのような再生状況であっても安心して再生することができるものである。
【0015】
また、本発明では、ユーザによって編集可能な編集対象言語テーブルを備えており、ユーザによる登録手段の操作によって任意の言語を編集対象言語テーブルに登録するとともに、ユーザによる削除手段の操作によって任意の言語を編集対象言語テーブルから削除するようになっている。これにより、編集対象言語テーブルには、暴力的なシーンや性的なシーンに多用される一般的な言語以外にも、ユーザの所望する固有の言語を登録することができるため、削除シーンのより詳細な設定が可能となるものである。なお、暴力シーンや性的なシーンに多用される代表的な言語については、これを削除禁止としておいてもよい。また、ユーザの使い勝手を考慮して、編集対象言語テーブルへの言語の登録や削除を、ユーザの意思によって全て行うようにしてもよい。
【発明の効果】
【0016】
本発明の記録装置によれば、最終的に記録媒体に記録されるのは、ユーザの所望するシーンを削除した後の番組データであるため、例えばこの番組データを記録した記録媒体を別の装置に装填し、再生した場合でも、この再生される番組データ自体からユーザの所望するシーンが既に削除されているため、どのような再生状況であっても安心して再生することができる。また、編集対象言語テーブルには、暴力的なシーンや性的なシーンに多用される一般的な言語以外にも、ユーザの所望する固有の言語を登録することができるため、削除シーンのより的確かつ詳細な設定が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、本発明の記録装置の一実施形態であるHDレコーダの構成を示すブロック図である。
【0019】
本実施形態のHDレコーダ1は、アンテナ16により受信されたアナログ放送信号やデジタル放送信号等のテレビ放送から選択されたチャンネルの番組放送を受信するチューナ2と、受信した番組データの信号を処理する信号処理回路3と、信号処理後の番組データをハードディスク(HD)に記録再生するHDD(Hard Disk Drive)部6と、HDD部6の記録再生を制御するストレージ制御部7と、文字情報信号を映像信号に多重化して、文字情報をモニタ装置30の画面に表示するOSD(On Screen Display)回路8と、音声信号を増幅してスピーカ40を駆動する音声出力回路9と、本装置のシステム全体を制御するマイコン12と、各種データを記憶するメモリ(EEPROMやフラッシュメモリ等)13と、リモコン20から送信された赤外線信号のリモコン信号を受信して、所定の電気信号に変換するリモコン受信部15とを備えている。
【0020】
そして、本実施形態ではさらに、放送信号から多重化されているクローズドキャプションデータを抽出するクローズドキャプションデータ抽出部4と、抽出したクローズドキャプションデータに含まれている番組の文字情報の言語を解析する言語解析部5とを備えており、メモリ13には、編集対象言語が登録されている編集対象言語テーブルが格納されている。編集対象言語テーブルには、編集対象言語としていわゆる放送禁止用語が登録されている。また、本実施形態では、この編集対象言語テーブルに新たな言語を登録する登録手段、及び登録されている言語を削除する削除手段を備えており、これらの手段は、具体的にはリモコン20の各機能ボタンを操作することで実現されている。
【0021】
上記構成のHDレコーダ1において、マイコン12は、番組データの記録時に編集モードが選択されている場合には、クローズドキャプションデータに含まれている文字情報の言語が、編集対象言語テーブルに登録されている言語と一致するか否かを判断し、一致する場合にはその言語を含む前後のシーンを削除してハードディスクに番組データを記録するようになっている。
【0022】
以下、この記録時の処理動作について、図2及び図3に示すフローチャートを参照して説明する。
【0023】
放送信号である番組データの記録時、ユーザがリモコン20を操作して、暴力的なシーン等の所定のシーンを削除して記録する編集モードを選択すると、マイコン12は、その放送信号に多重化されているクローズドキャプションデータをクローズドキャプションデータ抽出部4で抽出し、言語解析部5で解析された文字情報の言語を読み込む(ステップS1)。そして、読み込んだ文字情報の言語が、編集対象言語テーブルに登録されている言語と一致するか否かを判断する(ステップS2)。その結果、一致する場合(ステップS2でYesと判断された場合)には、その言語が発生した位置(アドレス情報)を図示しない内部メモリに記憶する(ステップS3)。ただし、この位置情報はメモリ13の所定の領域に記憶してもよいが、本実施形態ではマイコン12の内部メモリに記憶するものとする。マイコン12は、このような編集対象言語の発生位置情報の記憶処理を、番組データの記録動作を終了するまで(ステップS4でYesと判断されるまで)、繰り返す。その結果、内部メモリには、読み込んだ文字情報の言語が編集対象言語テーブルに登録されている言語と一致した数だけ、位置情報が記憶されることになる。
【0024】
次に、番組データの記録動作を終了すると、マイコン12は、続けて図3に示す記録終了後の処理に移行する。すなわち、マイコン12は、まず内部メモリに位置情報が記憶されているか否かを確認する((ステップS11)。その結果、位置情報が記憶されている場合(ステップS11でNoと判断された場合)には、一つの位置情報の前後数秒間(例えば、3秒等)のシーンを削除対象エリアとして設定した後(ステップS12)、エリア設定された位置情報を内部メモリから削除して(ステップS13)、ステップS11に戻る。
【0025】
マイコン12では、このような処理を、内部メモリに記憶されている全ての位置情報について実施する。これにより、内部メモリに位置情報が例えば5つ記憶されていた場合には、この位置情報に対応した5つの削除対象エリアが設定されることになる。削除対象エリアの設定は、そのエリアの開始アドレスと終了アドレスとで設定される。この削除対象エリアの設定も、内部メモリの所定の領域に記憶するようにすればよい。
【0026】
このようにして全ての削除対象エリアの設定を終了すると、ステップS11での判断がNoとなるため、マイコン12は、次に、内部メモリに削除対象エリアが記憶されているか否かを確認する(ステップS14)。その結果、削除対象エリアが記憶されている場合(ステップS14でYesと判断されている場合)には、ハードディスクに一旦記録した番組データから、設定された削除対象エリアを削除し(ステップS15)、残った動画を再結合して番組データを編集し直し(ステップS16)、これを元の番組データと置き換える形でハードディスクに記録する(ステップS17)。すなわち、暴力シーン等が削除されていない元の番組データは、ハードディスクから完全に削除され、暴力シーン等を削除された編集後の番組データのみがハードディスクに記録されることになる。
【0027】
このように、本実施形態では、最終的にハードディスクに記録されるのは、ユーザの所望するシーンを削除した後の番組データであるため、例えばこの番組データをDVD(Digital Versatile Disk)等の光ディスクにコピーして、別の装置に装填し、再生した場合でも、この再生される番組データ自体からユーザの所望するシーンが既に削除されているため、どのような再生状況であっても安心して再生することができるものである。
【0028】
また、本実施形態では、削除対象エリアである前後数秒間のシーンの長さをユーザが任意に設定変更できるようにしてもよい。すなわち、1つの言語に対応する削除対象エリアの範囲を、ユーザによって設定変更可能とする。例えば、削除対象エリアがデフォルトで5秒に相当する範囲(エリア)に設定されている場合において、ユーザがこの範囲では削除部分が長過ぎると感じた場合には、リモコン20の図示しないメニューキーを操作してモニタ装置30にメニュー画面を表示し、その中の削除対象エリアの設定変更の項目を選択することで、モニタ装置30に設定変更画面を表示し、その設定変更画面の時間入力窓に、ユーザの所望する変更時間(秒)を入力して、リモコン20の図示しない決定ボタンを押すことで、デフォルトの5秒から例えば3秒等に設定変更できるようにしてもよい。これにより、ユーザの所望する長さのシーンカットを行うことが可能となる。
【0029】
次に、編集対象言語テーブルの編集処理について説明する。
【0030】
編集対象言語テーブルへの新たな言語の登録方法としては、例えば携帯電話機等と同様にして、リモコン20のテンキーや、「*」キー、「♯」キー等に50音の各文字や英文字を割り当てることによって、リモコン20から直接言語を入力できるように構成してもよい。すなわち、リモコン20の図示しないメニューキーを操作してモニタ装置30にメニュー画面を表示し、その中の言語登録の項目を選択することで、モニタ装置30に言語登録画面を表示し、その言語登録画面の登録窓に、ユーザの所望する言語をリモコン20から直接入力し、リモコン20の図示しない決定ボタンを押すことで登録するようにしてもよい。
【0031】
一方、この登録方法では、リモコン20に新たなキー機能を付加する必要がある。そのため、このようなキー機能の付加を必要としない別の登録方法としては、例えば数百語もしくは千数百五程度の言語辞書テーブルを予め用意しておき、この言語辞書テーブルから登録したい言語をリモコン20で選択することで、その選択された言語が編集対象言語テーブルに登録されるようにしてもよい。
【0032】
言語辞書テーブルから言語を選択する方法としては、例えばモニタ装置30に50音表を表示し、その中から一つの文字を選択することで、その文字を頭文字とする言語の一覧を言語辞書テーブルから読み出して表示し、その表示一覧からユーザの所望する言語を選択するように構成すればよい。このような構成とすれば、新たに言語辞書テーブルを持つ必要はあるものの、リモコン20自体に新たなキー機能を付加する必要がないため、コスト的には有利である。
【0033】
一方、登録した言語を削除する場合は、メニュー画面から言語削除の項目を選択することで、モニタ装置30に編集対象言語テーブルに登録されている言語の一覧を表示し、その中から削除したい言語を選択(例えば、カーソルを該当言語に移動)して、リモコン20の図示しない決定キーを押すことにより、編集対象言語テーブルから言語を削除するように構成すればよい。ただし、この削除方法は一例であり、この方法に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の記録装置の一実施形態であるHDレコーダの構成を示すブロック図である。
【図2】記録時の処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】記録終了後の処理動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0035】
1 HDレコーダ
2 チューナ
3 信号処理回路
4 クローズドキャプションデータ抽出部
5 言語解析部
6 HDD部
7 ストレージ制御部
3 OSD回路
9 音声出力回路
12 マイコン
13 メモリ
15 リモコン受信部
20 リモコン
30 モニタ装置
40 スピーカ



【特許請求の範囲】
【請求項1】
クローズドキャプション(closed caption)データが多重化された放送信号の番組データを受信して記録媒体に記録する制御手段を備えた記録装置において、
前記放送信号から前記クローズドキャプションデータを抽出するクローズドキャプションデータ抽出手段と、
抽出したクローズドキャプションデータに含まれている番組の文字情報の言語を解析する言語解析手段と、
編集対象言語が登録されている編集対象言語テーブルと、
前記編集対象言語テーブルに言語を登録する登録手段と、
前記編集対象言語テーブルに登録されている言語を削除する削除手段とを備え、
前記制御手段は、番組データの記録時に編集モードが選択されている場合には、前記クローズドキャプションデータに含まれている文字情報の言語が前記編集対象言語テーブルに登録されている言語と一致するか否かを判断し、一致する場合には、その言語を含む前後数秒間のシーンを削除対象エリアとして設定し、番組データの記録後に前記設定した削除対象エリアを削除して残った画像を再結合する編集処理を行い、編集後の番組データを前記記録媒体に記録する一方、ユーザによる前記登録手段の操作によって任意の言語を前記編集対象言語テーブルに登録するとともに、ユーザによる前記削除手段の操作によって任意の言語を前記編集対象言語テーブルから削除することを特徴とする記録装置。
【請求項2】
クローズドキャプション(closed caption)データが多重化された放送信号の番組データを受信して記録媒体に記録する制御手段を備えた記録装置において、
前記放送信号から前記クローズドキャプションデータを抽出するクローズドキャプションデータ抽出手段と、
抽出したクローズドキャプションデータに含まれている番組の文字情報の言語を解析する言語解析手段と、
編集対象言語が登録されている編集対象言語テーブルとを備え、
前記制御手段は、番組データの記録時に編集モードが選択されている場合には、前記クローズドキャプションデータに含まれている文字情報の言語が前記編集対象言語テーブルに登録されている言語と一致するか否かを判断し、一致する場合にはその言語を含む前後一定範囲のエリアを削除して前記記録媒体に番組データを記録することを特徴とする記録装置。
【請求項3】
前記編集対象言語テーブルに言語を登録する登録手段を備え、
ユーザによる前記登録手段の操作によって任意の言語を前記編集対象言語テーブルに登録可能としたことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記編集対象言語テーブルに登録されている言語を削除する削除手段を備え、
ユーザによる前記削除手段の操作によって任意の言語を前記編集対象言語テーブルから削除可能としたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の記録装置。
【請求項5】
一つの言語を含む前後一定範囲のエリアを変更する変更手段を備え、
ユーザによる前記変更手段の操作によって前記一定範囲を変更可能としたことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項6】
前記削除対象エリアの範囲を変更する変更手段を備え、
ユーザによる前記変更手段の操作によって前記削除対象エリアの範囲を変更可能としたことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−135854(P2008−135854A)
【公開日】平成20年6月12日(2008.6.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−318919(P2006−318919)
【出願日】平成18年11月27日(2006.11.27)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】