説明

試験問題提供システム、試験問題提供装置、試験問題提供方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム

【課題】コンピュータを用いた試験において、多彩な表現力を持った試験問題の作成を容易におこなうとともに、受験者に効率的に解答をさせること。
【解決手段】第1アプリによって作成された試験問題の一つの問題を構成する文書情報と第1アプリケーションソフトウエアとは異なる第2のアプリによって作成された試験問題の一つの問題を構成する図形またはイメージ情報との組合せを一つのコンテンツとして、複数のコンテンツを蓄積する試験問題作成サーバー101と、コンテンツを編集する試験問題編集用端末装置103と、表示画面320を制御して、コンテンツを所定のレイアウトで表示する表示制御部322とを備えた受験者用端末装置104とから構成され、表示制御部322が、文書情報を第1アプリによって表示し、図形情報またはイメージ情報を第2のアプリによって表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、コンピュータを用いておこなう試験において試験問題を提供する試験問題提供システム、試験問題提供装置、試験問題提供方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、試験問題を試験会場に配備されたパソコンの表示画面上に表示して、パソコンを用いて解答させる、いわゆるパソコンを使った試験システムが本格的に実施されている。この試験システムにおいて試験問題を作成するには、試験用小問題作成者、イラスト作成者、編集者(または印刷者)の三者によりおこなわれるのが一般的である。
【0003】
具体的には、試験用問題作成者が試験問題の文章作成を作成し、イラスト作成者が上記試験問題の文書に応じたイラストを作成し、編集者(または印刷者)が作成された試験問題文章とイラストを収集・校正した後、一つの試験問題として作成するという作業工程によって試験問題が完成する。そして、通常は上記作業工程はDTP(Desktop Publishing)ソフトウエアによっておこなわれていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の技術におけるDTPソフトウエアを用いた作業工程にあっては、編集者(または印刷者)が、問題作成者とイラスト作成者が作成したコンテンツ(問題文章、イラスト)を収集して、試験問題(ユニット)に流し込む作業をおこなうので、上記コンテンツに修正事項があれば、編集者(または印刷者)が、コンテンツの作成者(問題作成者またはイラスト作成者)にコンテンツの修正を依頼することになる。そして、コンテンツの準備ができた時点で、編集者または印刷者がユニット上で組版情報(ルビや罫線など)を追加する。このように、コンテンツに修正事項があるごとに、編集者(または印刷者)は上記校正作業を繰り返しおこわなければならず、作業が繁雑であるとともに、ユニットが完成するまでに多くの時間がかかってしまうという問題点があった。
【0005】
また、このようなシステムにあっては、試験問題の解答の入力を支援するシステムとして、1画面が単独問題で構成されるシステムが考えられる。しかし、このシステムでは、受験者が問題に対する解答欄を間違えることはないが、解答済みの問題を一覧的に把握できない、あるいは解答したい問題に画面移動がしづらいなど、制限時間内で解答すべき試験の受験者には不親切であるという問題点があった。
【0006】
また、Webブラウザを用いたシステムが考えられる。しかし、このシステムでは、組版情報(紙ベースの国語の試験で、必須の縦書き、ルビなど)が表現できないため、パソコンを使った試験そのものが実施できないか、もしくは画像イメージで表現せざるを得なく、紙ベースの試験イメージとの乖離が大きくなって、受験者に酷であるという問題点があった。
【0007】
また、問題文と解答欄とを別々の表示画面に表示するシステムが考えられる。しかし、このシステムでは、コンピュータディスプレイの表示エリアや解像度に制限があるため、問題文表示エリアと解答欄エリアを一画面に表示できないため、それぞれスクロールバーを設けることが多い。受験者は縦または横にスクロールすることで問題に対する答えを該当の解答欄に入力しているが、問題文表示エリアと解答欄エリアが連動していないため、解答を入力するとき、間違って解答欄に入力してしまうという問題点があった。また時間の制約がある試験において左右・上下スクロールバーを使って画面を移動させることは受験者にとって酷となるという問題点があった。
【0008】
この発明は、上記課題(問題点)を解決するためになされたものであり、多彩な表現力を持った試験問題の作成を容易におこなうことが可能な試験問題提供システム、試験問題提供装置、試験問題提供方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することを目的としている。
【0009】
またこの発明は、受験者に効率的に解答をさせることが可能な試験問題提供システム、試験問題提供装置、試験問題提供方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、この発明にかかる試験問題提供システムは、コンピュータを用いておこなう試験において試験問題を提供する試験問題提供システムであって、ネットワークに接続されたサーバーが、前記試験問題の一つの問題を構成する文書情報を一つのコンテンツとして、または、前記試験問題の一つの問題を構成する図形情報および前記試験問題の一つの問題を構成するイメージ情報の少なくとも一つと前記文書情報との組合せを一つのコンテンツとして、前記コンテンツを複数記憶する記憶手段と、前記記憶手段によって記憶された複数のコンテンツの中から任意のコンテンツを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択されたコンテンツを前記記憶手段によって記憶された複数のコンテンツの中から抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出されたコンテンツのレイアウトを指定するレイアウト指定手段と、を備え、前記ネットワークに接続された受験者用端末装置が、表示画面を制御して、前記レイアウト指定手段によって指定されたレイアウトに基づいて前記抽出手段によって抽出されたコンテンツを表示するとともに前記コンテンツに対応する解答欄を表示する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、試験問題をコンテンツ単位で作成することができ、作成されたコンテンツを編集することによって試験問題を完成させることができる。
【0012】
また、この発明にかかる試験問題提供システムは、前記文書情報が第1のアプリケーションソフトウエアによって作成され、前記図形情報が前記第1のアプリケーションソフトウエアとは異なる第2のアプリケーションソフトウエアによって作成され、前記表示制御手段が、前記文書情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアによって表示し、前記図形情報を前記第2のアプリケーションソフトウエアによって表示することを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、試験問題作成者は試験問題の内容に合わせて複数の異なる所望のアプリケーションソフトウエアを用いて前記コンテンツを作成することができる。
【0014】
また、この発明にかかる試験問題提供システムは、前記文書情報が第1のアプリケーションソフトウエアによって作成され、前記イメージ情報が前記第1のアプリケーションソフトウエアとは異なる第2のアプリケーションソフトウエアによって作成され、前記表示制御手段が、前記文書情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアによって表示し、前記イメージ情報を前記第2のアプリケーションソフトウエアによって表示することを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、試験問題作成者は試験問題の内容に合わせて複数の異なる所望のアプリケーションソフトウエアを用いて前記コンテンツを作成することができる。
【0016】
また、この発明にかかる試験問題提供システムは、前記表示画面に表示されたコンテンツの内容および前記表示画面に表示された解答欄に入力された解答情報の少なくともいずれか一つを印刷する、前記ネットワークに接続された印刷装置を備えたことを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、受験者は試験終了後に問題文と自らの解答を持ち帰ることができる。
【0018】
また、この発明にかかる試験問題提供装置は、コンピュータを用いておこなう試験において試験問題を提供する試験問題提供装置であって、第1のアプリケーションソフトウエアによって作成された前記試験問題の一つの問題を構成する文書情報と前記第1のアプリケーションソフトウエアとは異なる第2のアプリケーションソフトウエアによって作成された前記試験問題の一つの問題を構成する図形情報との組合せを一つのコンテンツとして、複数の前記コンテンツを入力または受信する入力手段と、表示画面を制御して、前記入力手段によって入力されまたは受信されたコンテンツを所定のレイアウトで表示するとともに前記コンテンツに対応する解答欄を表示する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段が、前記文書情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアによって表示し、前記図形情報を前記第2のアプリケーションソフトウエアによって表示することを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、文書情報と図形情報とが含まれる試験問題であって、前記各情報が異なるアプリケーションソフトウエアによって作成された試験問題を効率よく表示することができる。
【0020】
また、この発明にかかる試験問題提供装置は、コンピュータを用いておこなう試験において試験問題を提供する試験問題提供装置であって、第1のアプリケーションソフトウエアによって作成された前記試験問題の一つの問題を構成する文書情報と前記第1のアプリケーションソフトウエアとは異なる第2のアプリケーションソフトウエアによって作成された前記試験問題の一つの問題を構成するイメージ情報との組合せを一つのコンテンツとして、複数の前記コンテンツを入力または受信する入力手段と、表示画面を制御して、前記入力手段によって入力されまたは受信されたコンテンツを所定のレイアウトで表示するとともに前記コンテンツに対応する解答欄を表示する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段が、前記文書情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアによって表示し、前記イメージ情報を前記第2のアプリケーションソフトウエアによって表示することを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、文書情報とイメージ情報とが含まれる試験問題であって、前記各情報が異なるアプリケーションソフトウエアによって作成された試験問題を効率よく表示することができる。
【0022】
また、この発明にかかる試験問題提供方法は、コンピュータを用いておこなう試験において試験問題を提供する試験問題提供方法であって、前記試験問題の一つの問題を構成する文書情報を一つのコンテンツとして、または、前記試験問題の一つの問題を構成する図形情報および前記試験問題の一つの問題を構成するイメージ情報の少なくとも一つと前記文書情報との組合せを一つのコンテンツとして作成するコンテンツ作成工程と、前記コンテンツ作成工程によって作成された複数のコンテンツの中から任意のコンテンツを選択する選択工程と、前記選択工程によって選択されたコンテンツのレイアウトを指定するレイアウト指定工程と、前記レイアウト指定工程によって指定されたレイアウトに基づいて前記選択工程によって選択されたコンテンツを表示するとともに前記コンテンツに対応する解答欄を表示する表示工程と、を含んだことを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、試験問題をコンテンツ単位で作成することができ、作成されたコンテンツを編集することによって試験問題を完成させることができる。
【0024】
また、この発明にかかる試験問題提供方法は、前記作成工程が、前記文書情報を第1のアプリケーションソフトウエアによって作成するとともに、前記図形情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアとは異なる第2のアプリケーションソフトウエアによって作成し、前記表示工程が、前記文書情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアによって表示し、前記図形情報を前記第2のアプリケーションソフトウエアによって表示することを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、試験問題作成者は試験問題の内容に合わせて複数の異なる所望のアプリケーションソフトウエアを用いて前記コンテンツを作成することができる。
【0026】
また、この発明にかかる試験問題提供方法は、前記作成工程が、前記文書情報を第1のアプリケーションソフトウエアによって作成するとともに、前記イメージ情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアとは異なる第2のアプリケーションソフトウエアによって作成し、前記表示工程が、前記文書情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアによって表示し、前記イメージ情報を前記第2のアプリケーションソフトウエアによって表示することを特徴とする。
【0027】
この発明によれば、試験問題作成者は試験問題の内容に合わせて複数の異なる所望のアプリケーションソフトウエアを用いて前記コンテンツを作成することができる。
【0028】
また、この発明にかかる試験問題提供方法は、試験終了後に、前記表示工程によって表示されたコンテンツの内容および前記表示工程によって表示された解答欄に入力された解答情報の少なくともいずれか一つを印刷する印刷工程を含んだことを特徴とする。
【0029】
この発明によれば、受験者は試験終了後に問題文と自らの解答を持ち帰ることができる。
【0030】
また、この発明にかかるプログラムは、上述した試験問題提供方法をコンピュータに実行させることができる。
【発明の効果】
【0031】
以上説明したように、この発明によれば、ネットワークに接続されたサーバーが、試験問題の一つの問題を構成する文書情報を一つのコンテンツとして、または、前記試験問題の一つの問題を構成する図形情報および前記試験問題の一つの問題を構成するイメージ情報の少なくとも一つと前記文書情報との組合せを一つのコンテンツとして、前記コンテンツを複数記憶する記憶手段と、前記記憶手段によって記憶された複数のコンテンツの中から任意のコンテンツを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択されたコンテンツを前記記憶手段によって記憶された複数のコンテンツの中から抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出されたコンテンツのレイアウトを指定するレイアウト指定手段と、を備え、前記ネットワークに接続された受験者用端末装置が、表示画面を制御して、前記レイアウト指定手段によって指定されたレイアウトに基づいて前記抽出手段によって抽出されたコンテンツを表示するとともに前記コンテンツに対応する解答欄を表示する表示制御手段と、を備えたため、試験問題をコンテンツ単位で作成することができ、作成されたコンテンツを編集することによって試験問題を完成させることができ、これによって、多彩な表現力を持った試験問題の作成を容易におこなうことが可能な試験問題提供システムが得られるという効果を奏する。
【0032】
また、この発明によれば、前記文書情報が第1のアプリケーションソフトウエアによって作成され、前記図形情報が前記第1のアプリケーションソフトウエアとは異なる第2のアプリケーションソフトウエアによって作成され、前記表示制御手段が、前記文書情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアによって表示し、前記図形情報を前記第2のアプリケーションソフトウエアによって表示するため、試験問題作成者は試験問題の内容に合わせて複数の異なる所望のアプリケーションソフトウエアを用いて前記コンテンツを作成することができ、これによって、多彩な表現力を持った試験問題の作成を容易におこなうことが可能な試験問題提供システムが得られるという効果を奏する。
【0033】
また、この発明によれば、前記文書情報が第1のアプリケーションソフトウエアによって作成され、前記イメージ情報が前記第1のアプリケーションソフトウエアとは異なる第2のアプリケーションソフトウエアによって作成され、前記表示制御手段が、前記文書情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアによって表示し、前記イメージ情報を前記第2のアプリケーションソフトウエアによって表示するため、試験問題作成者は試験問題の内容に合わせて複数の異なる所望のアプリケーションソフトウエアを用いて前記コンテンツを作成することができ、これによって、多彩な表現力を持った試験問題の作成を容易におこなうことが可能な試験問題提供システムが得られるという効果を奏する。
【0034】
また、この発明によれば、前記表示画面に表示されたコンテンツの内容および前記表示画面に表示された解答欄に入力された解答情報の少なくともいずれか一つを印刷する、前記ネットワークに接続された印刷装置を備えたため、受験者は試験終了後に問題文と自らの解答を持ち帰ることができ、これによって、試験問題のペーパレス化の弊害を回避することが可能な試験問題提供システムが得られるという効果を奏する。
【0035】
また、この発明によれば、第1のアプリケーションソフトウエアによって作成された試験問題の一つの問題を構成する文書情報と前記第1のアプリケーションソフトウエアとは異なる第2のアプリケーションソフトウエアによって作成された前記試験問題の一つの問題を構成する図形情報との組合せを一つのコンテンツとして、複数の前記コンテンツを入力または受信する入力手段と、表示画面を制御して、前記入力手段によって入力されまたは受信されたコンテンツを所定のレイアウトで表示するとともに前記コンテンツに対応する解答欄を表示する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段が、前記文書情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアによって表示し、前記図形情報を前記第2のアプリケーションソフトウエアによって表示するため、文書情報と図形情報とが含まれる試験問題であって、前記各情報が異なるアプリケーションソフトウエアによって作成された試験問題を効率よく表示することができ、これによって、多彩な表現力を持った試験問題を容易に提供することが可能な試験問題提供装置が得られるという効果を奏する。
【0036】
また、この発明によれば、第1のアプリケーションソフトウエアによって作成された前記試験問題の一つの問題を構成する文書情報と前記第1のアプリケーションソフトウエアとは異なる第2のアプリケーションソフトウエアによって作成された前記試験問題の一つの問題を構成するイメージ情報との組合せを一つのコンテンツとして、複数の前記コンテンツを入力または受信する入力手段と、表示画面を制御して、前記入力手段によって入力されまたは受信されたコンテンツを所定のレイアウトで表示するとともに前記コンテンツに対応する解答欄を表示する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段が、前記文書情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアによって表示し、前記イメージ情報を前記第2のアプリケーションソフトウエアによって表示するため、文書情報とイメージ情報とが含まれる試験問題であって、前記各情報が異なるアプリケーションソフトウエアによって作成された試験問題を効率よく表示することができ、これによって、多彩な表現力を持った試験問題を容易に提供することが可能な試験問題提供装置が得られるという効果を奏する。
【0037】
また、この発明によれば、試験問題の一つの問題を構成する文書情報を一つのコンテンツとして、または、前記試験問題の一つの問題を構成する図形情報および前記試験問題の一つの問題を構成するイメージ情報の少なくとも一つと前記文書情報との組合せを一つのコンテンツとして作成するコンテンツ作成工程と、前記コンテンツ作成工程によって作成された複数のコンテンツの中から任意のコンテンツを選択する選択工程と、前記選択工程によって選択されたコンテンツのレイアウトを指定するレイアウト指定工程と、前記レイアウト指定工程によって指定されたレイアウトに基づいて前記選択工程によって選択されたコンテンツを表示するとともに前記コンテンツに対応する解答欄を表示する表示工程と、を含んだため、試験問題をコンテンツ単位で作成することができ、作成されたコンテンツを編集することによって試験問題を完成させることができ、これによって、多彩な表現力を持った試験問題の作成を容易におこなうことが可能な試験問題提供方法が得られるという効果を奏する。
【0038】
また、この発明によれば、前記作成工程が、前記文書情報を第1のアプリケーションソフトウエアによって作成するとともに、前記図形情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアとは異なる第2のアプリケーションソフトウエアによって作成し、前記表示工程が、前記文書情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアによって表示し、前記図形情報を前記第2のアプリケーションソフトウエアによって表示するため、試験問題作成者は試験問題の内容に合わせて複数の異なる所望のアプリケーションソフトウエアを用いて前記コンテンツを作成することができ、これによって、多彩な表現力を持った試験問題の作成を容易におこなうことが可能な試験問題提供方法が得られるという効果を奏する。
【0039】
また、この発明によれば、前記作成工程が、前記文書情報を第1のアプリケーションソフトウエアによって作成するとともに、前記イメージ情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアとは異なる第2のアプリケーションソフトウエアによって作成し、前記表示工程が、前記文書情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアによって表示し、前記イメージ情報を前記第2のアプリケーションソフトウエアによって表示するため、試験問題作成者は試験問題の内容に合わせて複数の異なる所望のアプリケーションソフトウエアを用いて前記コンテンツを作成することができ、これによって、多彩な表現力を持った試験問題の作成を容易におこなうことが可能な試験問題提供方法が得られるという効果を奏する。
【0040】
また、この発明によれば、試験終了後に、前記表示工程によって表示されたコンテンツの内容および前記表示工程によって表示された解答欄に入力された解答情報の少なくともいずれか一つを印刷する印刷工程を含んだため、受験者は試験終了後に問題文と自らの解答を持ち帰ることができ、これによって、受験者に効率的に解答をさせることが可能な試験問題提供方法が得られるという効果を奏する。
【0041】
また、この発明によれば、上述した方法をコンピュータに実行させることによって、上述した動作をコンピュータによって実現することが可能なプログラムが得られるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0042】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる試験問題提供システム、試験問題提供装置、試験問題提供方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムの好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0043】
(試験問題提供システムの構成)
まず、この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムの構成について説明する。図1は、この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムの全体構成を示すシステム構成図である。図1において、101は試験問題作成サーバーであり、102は試験問題作成用端末装置であり、103は試験問題編集用端末装置であり、104は試験会場に設置された、あるいは受験者が所有する受験者用端末装置であり、105は、プリンタ装置であり、これらはインターネットやLANなどのネットワーク100によって接続されている。
【0044】
ここで、試験問題は、各問題作成者がそれぞれ試験問題作成用端末装置102を用いて、それぞれ最適なアプリケーションソフトウエアによって作成され、ネットワーク100を介して試験問題作成サーバー101に送信される。送信された試験問題は、試験問題作成サーバー101の所定の記憶領域に記憶される。また、試験問題編集用端末装置103は、試験問題作成サーバー101の所定領域に記憶された試験問題を読み出して、それらの試験問題のレイアウトを構成し、そのレイアウト情報を試験問題作成サーバー101へ送信する。
【0045】
送信されたレイアウト情報は、試験問題作成サーバー101の所定の記憶領域に記憶し、前記所定の記憶領域に記憶された試験問題とともに試験問題データベースを構成する。そして、必要に応じて、受験者用端末装置104へ試験問題が送信される。
【0046】
ネットワーク100には、公衆電話回線網、専用電話回線網も含まれる。また、受験者用端末装置104は、試験問題をCD−ROMなどの着脱可能な記録媒体によって提供する場合には、必ずしもネットワーク100に接続されている必要はない。
【0047】
(試験問題提供システムのハードウエア構成)
つぎに、この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する試験問題作成サーバー101、試験問題作成用端末装置102、試験問題編集用端末装置103、受験者用端末装置104のハードウエア構成について説明する。図2は、この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する試験問題作成サーバー、試験問題作成用端末装置、試験問題編集用端末装置、受験者用端末装置のハードウエア構成を示すブロック図である。
【0048】
図2において、201は装置全体を制御するCPUを、202は基本入出力プログラムを記憶したROMを、203はCPU201のワークエリアとして使用されるRAMを、それぞれ示している。
【0049】
また、204はCPU201の制御にしたがってHD(ハードディスク)205に対するデータのリード/ライトを制御するHDD(ハードディスクドライブ)を、205はHDD204の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶するHDを、それぞれ示している。また、206はCPU201の制御にしたがってFD(フレキシブルディスク)207に対するデータのリード/ライトを制御するFDD(フレキシブルディスクドライブ)を、207はFDD206の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する着脱自在のFDを、それぞれ示している。
【0050】
また、208はカーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データを表示するディスプレイ(たとえばCRTや、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなど)を、209は通信回線210を介してネットワーク100に接続され、そのネットワーク100とCPU201とのインタフェースとして機能するI/F(インタフェース)を、それぞれ示している。また、211は文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボードを、212は各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などをおこなうマウスを、それぞれ示している。
【0051】
また、213は文字や画像を光学的に読み取るスキャナを、214はCPU201の制御にしたがって文字や画像を印刷するプリンタを、215は着脱可能な記録媒体であるCD−ROMを、216はCD−ROM215に対するデータのリードを制御するCD−ROMドライブを、217は、音声や音楽などを出力するスピーカ(ヘッドフォン、イヤフォンを含む)を、218は手書き文字を入力するタブレットを、200は上記各部を接続するためのバスを、それぞれ示している。
【0052】
(試験問題提供システムの機能的構成)
つぎに、この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムの機能的構成について説明する。図3は、この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムの機能的構成を示すブロック図である。
【0053】
図3において、試験問題提供システムのうち、試験問題作成サーバー101は、試験問題データベース300と、コンテンツ受信部301と、コンテンツ登録部302と、コンテンツ選択部304、コンテンツ抽出部305、レイアウト指定部306とからなるコンテンツ編集部303と、試験問題送信部307と、から構成される。
【0054】
また、試験問題作成用端末装置102は、コンテンツ作成部311と、コンテンツ送信部312と、から構成される。また、受験者用端末装置104は、表示画面320と、試験問題受信部321と、表示制御部322と、コンテンツ指示部323と、カーソル制御部324と、解答欄指示部325と、表示形態変更部326と、から構成される。
【0055】
ここで、試験問題作成用端末装置102のコンテンツ作成部311は、複数のアプリケーションソフトウエア(アプリ1、アプリ2、アプリ3、・・・)を備え、これらのアプリケーションソフトウエアを用いてコンテンツを作成する。ここで、コンテンツには、試験問題の一つを問題(たとえば小問)を構成する文書、図形(グラフなどを含む)、イメージなどが含まれる。さらにコンテンツには音情報(ヒヤリングテスト用の音声情報や音楽情報)などが含まれていてもよい。
【0056】
コンテンツ作成部311では、試験問題作成者がコンテンツを作成するのに最適なアプリケーションソフトウエアを上記複数のアプリケーションソフトウエアの中から抽出(選択)して起動する。したがって、上記複数のアプリケーションソフトウエアには文書作成・編集用のアプリケーションソフトウエア、図形作成・編集用のアプリケーションソフトウエア、イメージの入力・編集用のアプリケーションソフトウエアなどが含まれる。コンテンツ作成部311は、具体的には、たとえば図2に示したROM202、RAM203、HD205、FD207、CD−ROM215などに記録されたプログラム(アプリケーションソフトウエア)をCPU201が実行することによってその機能を実現する。
【0057】
コンテンツ送信部312は、コンテンツ作成部311によって作成されたコンテンツをネットワーク100を介して試験問題作成サーバー101へ送信する。コンテンツ送信部312は、具体的には、たとえば図2に示したI/F209によってその機能を実現する。
【0058】
また、試験問題作成サーバー101のコンテンツ受信部301は、試験問題作成用端末装置102から送信されたコンテンツを受信する。コンテンツ受信部301は、具体的には、たとえば図2に示したI/F209によってその機能を実現する。
【0059】
コンテンツ登録部302は、コンテンツ受信部301によって受信されたコンテンツを試験問題データベース300の所定の記憶領域に登録する。コンテンツ登録部302は、具体的には、たとえばROM202、RAM203、HD205、FD207、CD−ROM215などに記録されたプログラムをCPU201が実行することによってHDD204、FDD206がその機能を実現する。また、試験問題データベース300は、たとえば、HD205、FD207によってその機能を実現する。
【0060】
コンテンツ選択部304は、試験問題データベース300に登録(記憶)されたコンテンツの中から、試験問題編集用端末装置103からの指示にしたがって任意のコンテンツを選択する。具体的には、コンテンツ選択部304は試験問題データベース300にアクセスし、試験問題データベース300に登録されているコンテンツの一覧情報を取得する。そして取得した一覧情報を参照して選択するコンテンツを決定する。コンテンツ選択部304は、たとえばROM202、RAM203、HD205、FD207、CD−ROM215などに記録されたプログラムをCPU201が実行することによってその機能を実現する。
【0061】
コンテンツ抽出部305は、コンテンツ選択部304によって選択されたコンテンツを試験問題データベース300から抽出する。コンテンツ抽出部305は、具体的には、たとえばROM202、RAM203、HD205、FD207、CD−ROM215などに記録されたプログラムをCPU201が実行することによってHDD204、FDD206がその機能を実現する。
【0062】
レイアウト指定部306は、コンテンツ抽出部305によって抽出されたコンテンツのレイアウトを指定する。具体的には、上記各コンテンツのレイアウト情報(表示位置に関する情報)を試験問題編集用端末装置103からの指示にしたがって特定し、特定したレイアウト情報を上記各コンテンツに関連づけて登録する。さらには、解答欄を作成し、作成された解答欄と上記コンテンツとの関連性情報をあわせて特定する。
【0063】
すなわち、試験問題編集用端末装置103は、コンテンツ抽出部305によって抽出されたコンテンツをコンテンツ編集部303から受信し、受信したコンテンツを各コンテンツが作成されたアプリケーションソフトウエアを用いて表示画面上に表示する。そして、試験問題編集者によって上記表示画面上で各コンテンツのレイアウトが決定され、決定されたレイアウトに基づいて各コンテンツのレイアウト情報(コンテンツの表示位置に関する情報)を抽出し、そのレイアウト情報、解答欄とコンテンツとの関連性情報をコンテンツ編集部303へ送信する。
【0064】
登録されたレイアウト情報、解答欄とコンテンツとの関連性情報は、試験問題データベース300に記憶される。レイアウト指定部306は、たとえばROM202、RAM203、HD205、FD207、CD−ROM215などに記録されたプログラムをCPU201が実行することによってその機能を実現する。
【0065】
試験問題送信部307は、試験問題データベース300に記憶された複数のコンテンツ、それらのレイアウト情報、解答欄とコンテンツとの関連性情報を試験問題(情報)として受験者用端末装置104へ送信する。試験問題送信部307は、たとえば図2に示したI/F209によってその機能を実現する。
【0066】
また、受験者用端末装置104の試験問題受信部321は、試験問題作成サーバー101から送信された試験問題(情報)を受信する。試験問題受信部321は、たとえば図2に示したI/F209によってその機能を実現する。
【0067】
表示制御部322は、試験問題受信部321によって受信された試験問題の各コンテンツを上記レイアウト情報に基づいて表示画面320に表示するとともに、解答欄を表示画面320に表示する。具体的には、受信したコンテンツを各コンテンツが作成されたアプリケーションソフトウエアを用いて表示画面上に表示する。表示制御部322は、たとえばROM202、RAM203、HD205、FD207、CD−ROM215などに記録されたプログラムをCPU201が実行することによってその機能を実現する。また、表示画面320は、たとえばディスプレイ208によってその機能を実現する。
【0068】
コンテンツ指示部323は、表示画面320に表示されたコンテンツの中から任意のコンテンツが表示されている表示領域あるいはその表示領域の近傍周辺を指示する。具体的には、図2に示したマウス212などによってその機能を実現する。
【0069】
カーソル制御部324は、コンテンツ指示部323によって指示されたコンテンツに対応する解答欄に、データを入力するためのカーソルを移動する。具体的には、コンテンツ指示部323によって指示されたコンテンツと対応する解答欄を、上記解答欄とコンテンツとの関連性情報に基づいて判断する。そして対応する解答欄が表示されている表示位置を認識し、その表示位置へカーソルを移動する。カーソル制御部324は、たとえばROM202、RAM203、HD205、FD207、CD−ROM215などに記録されたプログラムをCPU201が実行することによってその機能を実現する。
【0070】
このようにすることで、受験者は、指示したコンテンツ(問題)に対する解答欄を探す必要はない。また、受験者は解答欄を間違って解答を記入(入力)することを回避することができる。
【0071】
解答欄指示部325は、表示画面320に表示された解答欄の中から任意の解答欄が常時されている表示領域を指示する。具体的には、コンテンツ指示部323と同様に、図2に示したマウス212などによってその機能を実現する。
【0072】
表示形態変更部326は、解答欄指示部325によって指示された解答欄に対応するコンテンツの表示形態を変更する。具体的には、コンテンツの文字、図形、反転表示など、イメージの表示色を変更したり、文字のフォントを変更したり、図形、イメージの大きさを変更したりする。その他、表示形態を変更し、他のコンテンツとの違いが明確になるようなものであればよい。表示形態変更部326は、たとえばROM202、RAM203、HD205、FD207、CD−ROM215などに記録されたプログラムをCPU201が実行することによってその機能を実現する。
【0073】
このようにすることで、受験者は、指示した解答欄に対するコンテンツ(問題)を探す必要はない。また、受験者は解答欄に対する問題を間違えることを回避することができる。
【0074】
なお、図3においては、説明の便宜上、試験問題データベースを試験問題作成サーバー101内にあるように示したが、これには限定されない。この試験問題データベースは図示を省略するデータベースサーバー上にあって、ネットワーク100を介してこの試験問題データベースにアクセスするようにしてもよい。また、上記データベースサーバーは1台に限らない。
【0075】
また、試験問題編集用端末装置103もネットワーク100を介して接続されているが、試験問題の編集は、試験問題作成サーバー101に備えられたキーボードやマウスを用いて直接おこなうようにしてもよい。その場合には、試験問題編集用端末装置103は不要となる。さらにまた、試験問題作成用端末装置102において作成された試験問題の受験者用端末装置104への提供や、作成されたコンテンツの試験問題作成サーバー101への入力は、ネットワーク100を介して送信されるほか、CD−ROMなどの着脱可能な記録媒体を介しておこなうようにしてもよい。
【0076】
(試験問題データベースのテーブル構造)
つぎに、この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムの試験問題データベースのテーブル構造について説明する。図4〜図6は、この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムのテーブル構造を示す説明図である。問題マスターには小問題マスターと大問題マスターの2種類がある。小問題マスターは、たとえば因数分解や漢字の問題などの一問一答式のいわゆる小問題あるいは枝問題に関するマスターであり、大問題マスターとは、たとえば物理や社会などの一連の小問題が束となった、大問題に関するマスターである。
【0077】
図4において、401は小問題(コンテンツ)マスターであり、402は解答(欄)マスターである。小問題マスター401には、小問題(コンテンツ)IDと、マイクロソフト社製wordなどのワードプロセッサソフトウエアで作成された問題本文(文書情報)と、マイクロソフト社製excel、powerpointや、visioなどのアプリケーションソフトウエアで作成された説明用画像(図形、イメージ)と、上記各説明用画像のそれぞれの画像表示位置(たとえば、問題本文の右側、問題本文の下側など)に関する画像表示位置(情報)と、から構成される。
【0078】
また、解答マスター402は、対応する小問題マスターと同一の小問題IDと、解答欄番号と、解答パターンと、から構成される。解答パターンは、たとえばキーボード入力あるいは手書き入力などの種別に関する情報である。
【0079】
図5において、501は大問題マスターであり、502は大問題中の小問題に関するデータであり、503は解答マスターである。大問題マスター501は、図4に示した小問題マスター401と同様に、大問題IDと、問題本文(文書情報)と、説明用画像と、画像表示位置と、から構成される。各内容も、小問題マスター401と同様である。
【0080】
また、大問題中の小問に関するデータ502は、対応する大問題マスター501の大問題IDと同一の大問題IDと、その小問が上記大問題における何問目なのかを示す問題番号と、問題本文、説明用画像、画像表示位置とから構成される。さらに、解答マスター503は、対応する大問題マスターと同一の大問題IDと、大問題中の小問題に関するデータ502の問題番号と同一の問題番号と、解答欄番号と、解答パターンと、から構成される。これらのデータ構造を持つことによって、大問題マスター501と、大問題中の小問題に関するデータ502と、解答マスター503とが対応関係を持たせることができる。
【0081】
図6は、試験問題のマスターに関するデータ構造を示す説明図である。図6において、601は試験マスターであり、602および603は試験用大問題に関するデータであり、604は試験用大問題中の小問題に関するデータである。図4および図5に示した問題マスターから問題を選択して、試験問題を作成する際、まず、試験問題を特定するための試験IDのみから構成される試験マスター601を作成する。試験問題を作成する場合には、大問題マスター501から問題を選択する場合(試験用大問題に関するデータ602)と、大問題の本文はその都度作成し、その中の小問題を小問題マスター401から選択する場合(試験用大問題に関するデータ603)との2つの場合が考えられる。
【0082】
試験用大問題に関するデータ602は、試験マスター601の試験IDと同一の試験IDと、複数の大問題マスター501の中から選択した大問題マスターの大問題IDと、から構成される。また、試験用大問題に関するデータ603は、試験マスター601の試験IDと同一の試験IDと、試験問題に対する番号を示す大問題番号と、新たに作成した問題本文と、から構成される。
【0083】
さらに、試験用大問題中の小問題に関するデータ604は、試験マスター601の試験IDと同一の試験IDと、試験用大問題に関するデータ603の大問題番号と同一の大問題番号と、複数の小問題マスター401の中から選択した小問題マスターの小問題IDと、から構成される。
【0084】
(試験問題作成サーバーの処理手順)
つぎに、この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成するサーバー(試験問題作成サーバー101)の処理手順について説明する。図7は、この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成するサーバーの処理の内容を示すフローチャートである。図7のフローチャートにおいて、まず、コンテンツを試験問題作成用端末装置102から受信したか否かを判断する(ステップS701)。ここで、コンテンツを受信した場合(ステップS701:Yes)は、試験問題データベース300に登録をおこなう(ステップS702)。一方、コンテンツを受信しなかった場合(ステップS701:No)は、何もせずにステップS703へ移行する。
【0085】
つぎに、ステップS703において、試験問題編集の指示があったか否かを判断し、指示がなかった場合(ステップS703:No)は、何もせずにステップS709へ移行する。一方、ステップS703において、試験問題編集の指示があった場合(ステップS703:Yes)は、試験問題データベース300に登録されたコンテンツの一覧を表示する(ステップS704)。そして、その中から一つまたは複数のコンテンツが選択されるのを待って、選択された場合(ステップS705:Yes)は、選択されたコンテンツを試験問題データベース300から抽出する(ステップS706)。
【0086】
その後、選択された各コンテンツのレイアウト(表示位置)が指定されるのを待って、指定された場合(ステップS707:Yes)は、指令されたレイアウト情報を登録する(ステップS708)。これによって試験問題が完成することになる。
【0087】
つぎに、試験問題の送信指示があったか否かを判断する(ステップS709)。そして、送信指示があった場合(ステップS709:Yes)は、送信指示にかかる試験問題を所定の送信先へ送信し(ステップS710)、一連の処理を終了(リターン)する。一方、ステップS709において送信指示がなかった場合(ステップS709:No)は、何もせずに一連の処理を終了(リターン)する。
【0088】
(受験者用端末装置の処理手順)
つぎに、この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置104の処理手順について説明する。図8は、この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の処理の内容を示すフローチャートである。
【0089】
図8のフローチャートにおいて、まず、試験問題を試験問題作成サーバー101から受信したか否かを判断する(ステップS801)。ここで、試験問題を受信するのを待って、受信した場合(ステップS801:Yes)は、試験問題全体のうちの最初の小問題を抽出する(ステップS802)とともに、抽出した小問題がどのアプリケーションソフトウエアで作成されたかそのアプリケーションソフトウエアに関する情報を抽出し(ステップS803)、さらに、抽出した小問題を表示画面320上のどの位置に表示するかその表示位置に関する情報を抽出する(ステップS804)。
【0090】
そして、受信した上記試験問題全体のうちのつぎの小問題があるか否かを判断する(ステップS805)。ここで、つぎの小問題がある場合(ステップS805:No)は、つぎの小問題を抽出し(ステップS806)、その後、ステップS803へ移行する。一方、ステップS805において、すべての小問題を抽出した場合(ステップS805:Yes)は、抽出したアプリケーションソフトウエアに関する情報に基づいて、上記小問題を作成したアプリケーションソフトウエアをすべて起動する(ステップS807)。そして、各小問題の表示位置を特定した(ステップS808)のち、各小問題の表示処理をおこない(ステップS809)、一連の処理を終了する。
【0091】
また、図9は、この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置104の別の処理の内容を示すフローチャートである。図9のフローチャートにおいて、表示画面320に表示されたコンテンツ(小問題)のうちの任意のコンテンツの指示があったか否かを判断する(ステップS901)。ここで、コンテンツの指示を待って、コンテンツの指示があった場合(ステップS901:Yes)は、小問題IDに基づいて、指示されたコンテンツに対応する解答欄を抽出する(ステップS902)。
【0092】
つぎに、抽出された解答欄の現時点での表示画面320における表示位置に関する情報を抽出する(ステップS903)。そして、抽出された解答欄が現時点で表示画面320に表示されているか否かを判断する(ステップS904)。ここで、表示されている場合(ステップS904:Yes)は何もせずにステップS906へ移行する。
【0093】
ステップS904において、一方、表示されていない場合(ステップS904:No)は、当該解答欄が表示されるように表示の切換えをおこない(ステップS905)、その後ステップS906へ移行する。そして、ステップS906において、当該解答欄が表示されている座標位置へカーソルを移動し(ステップS906)、その後一連の処理を終了(リターン)する。
【0094】
また、図10は、この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の別の処理の内容を示すフローチャートである。図10のフローチャートにおいて、表示画面320に表示された解答欄のうちの任意の解答欄の指示があったか否かを判断する(ステップS1001)。ここで、解答欄の指示を待って、解答欄の指示があった場合(ステップS1001:Yes)は、小問題IDまたは大問題IDに基づいて、指示された解答欄に対応するコンテンツ(小問題)あるいは大問題を抽出する(ステップS1002)。
【0095】
つぎに、抽出されたコンテンツの現時点での表示画面320における表示位置に関する情報を抽出する(ステップS1003)。そして、抽出されたコンテンツが現時点で表示画面320に表示されているか否かを判断する(ステップS1004)。ここで、表示されている場合(ステップS1004:Yes)は何もせずにステップS1006へ移行する。
【0096】
ステップS1004において、一方、表示されていない場合(ステップS1004:No)は、当該コンテンツが表示されるように表示の切換えをおこない(ステップS1005)、その後ステップS1006へ移行する。そして、ステップS1006において、当該コンテンツの表示形態を変更し(ステップS1006)、その後一連の処理を終了(リターン)する。
【0097】
(表示画面の内容)
つぎに、この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の表示画面の表示内容について説明する。図11〜図19は、この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の表示画面の表示内容を示す説明図である。
【0098】
図11において、表示画面に表示された問題のうち小問(四)1101と、解答欄(四)1102が連動している。これによって、操作者(受験者)によって小問(四)1101が選択(クリック)されると、解答欄(四)1102が表示画面に表示されるように左右あるいは上下に移動し、さらに、解答欄(四)1102内にカーソルが移動する。他の小問と解答欄も同様に連動している。したがって、操作者は解答欄を探すことなく、解答を入力操作をするだけで、所望の解答欄に解答を入力することができる。
【0099】
また、操作者によって解答欄(四)1102が選択(クリック)されると、小問(四)1101が表示画面に表示されるように左右あるいは上下に移動し、さらに、小問(四)1101の表示形態を変更し、それによって、小問(四)1101の表示領域がハイライト化される。したがって、操作者は所望の解答欄を選択するだけで、容易にかつ瞬時に解答欄に対応する問題を認識することができる。
【0100】
図12は、問題文および解答欄が縦書きによって構成されている一例である。図12において、小問(六)1201はイメージ情報によって作成されており、このイメージ情報による小問(六)1201と解答欄(六)1202とが連動していることを示している。したがって、操作者によって小問(六)1201の表示領域がクリックされることによって、図11に示したのと同様に、解答欄(六)1202が表示画面に表示されるように左右あるいは上下に移動し、さらに、解答欄(六)1202内にカーソルが移動する。また、操作者によって解答欄(六)1202が選択(クリック)されると、小問(六)1201のイメージ情報が表示画面に表示されるように左右あるいは上下に移動し、さらに、そのイメージ情報の表示形態を変更し、それによって、小問(六)1201の表示領域がハイライト化される。
【0101】
また、図12に示すように、一つの小問題に複数の解答欄を設けることができる。すなわち、小問(一)の解答欄は、縦書き入力用解答欄1203と、横書き入力用解答欄1204と、図2に示したタブレット218を用いて文字などを入力する手書きタブレット入力用解答欄1205とからなる。タブレット入力用解答欄1205は、たとえば漢字の書き取りなどに用いられる。このように、一つの小問題に複数の解答欄が設けられている場合も、上記と同様に問題と各解答欄とを連動させることができる。
【0102】
図13は、一つの問題枠と、その問題枠に対して2つの解答枠とによって構成されている一例である。図13において、小問(三)1301と解答枠1の解答欄(三)1302と、解答枠2の解答欄(三)1303とが連動していることを示している。したがって、操作者によって小問(三)1301が選択されると、解答欄(三)1302および解答欄(三)1303が表示画面に表示されるように左右あるいは上下に移動し、さらに解答欄(三)1302と解答欄(三)1303とのいずれかへカーソルが移動する。
【0103】
通常は、最初の解答欄、すなわち解答欄(三)1302へカーソルが移動するようにし、すでに解答欄(三)1302に解答が入力されている場合は、つぎの解答欄、すなわち解答欄(三)1303へ移動するようにしてもよい。また、あらかじめ定められたキーの押下によって、連動されている他の解答欄へカーソルを移動するようにしてもよい。すなわち、解答欄(三)1302にカーソルがある状態で、上記所定のキーを押下すると、解答欄(三)1303へカーソルが移動し、再度上記所定のキーを押下すると、解答欄(三)1302へカーソルが戻るようにしてもよい。
【0104】
また、操作者によって解答欄(三)1302が選択されると、小問(三)1301が表示画面に表示されるように左右あるいは上下に移動し、さらに、小問(三)1301の表示形態を変更し、小問(三)1301の表示領域をハイライト化するとともに、解答欄(三)1303が表示画面に表示されるように左右あるいは上下に移動し、さらに、解答欄(三)1303の表示形態を変更(反転表示)する。これによって、操作者に対して対応する問題を認識させるとともに、他の解答欄が存在することをあわせて認識させることができる。操作者によって解答欄(三)1303が選択された場合も同様である。
【0105】
図14は、地理の問題の一例を示している。図14において、表示画面の左側に表示されている問題文はワードプロセッサソフトウエアによって作成されており、表示も同様のワードプロセッサソフトウエアによっておこなわれている。また、表示画面の右側に表示されている地図はイメージ情報を処理するアプリケーションソフトウエアによって表示されている。また、1401は問題選択ボタン(『問題1』ボタン〜『問題5』ボタン)であり、所望のボタンが押下されると、その問題および解答欄を表示する。
【0106】
図15は、物理の問題の一例を示している。図15において、問題文はワードプロセッサソフトウエアによって作成されており、表示も同様のワードプロセッサソフトウエアによっておこなわれている。また、図形の部分は図形作成ソフトウエアによって作成され、表示も同様の図形作成ソフトウエアによっておこなわれている。
【0107】
図16は、数学の問題の一例を示している。図16において、問題文はワードプロセッサソフトウエアによって作成されており、表示も同様のワードプロセッサソフトウエアによっておこなわれている。ただし、数式の部分などはイメージ情報として取り込んだり、あるいは数式作成専用のソフトウエアによって作成し、そのソフトウエアによって表示をするようにしてもよい。
【0108】
図17は、国語(日本語)の問題の一例を示している。図17において、問題文は、題文はワードプロセッサソフトウエアによって作成されており、表示も同様のワードプロプロセッサソフトウエアによっておこなわれている。ワードプロセッサソフトウエアにとっては縦書きの文書の作成および表示は容易におこなうことができるが、他の表示用ソフトウエアでは容易にできない場合が多い。このように、表示を問題文を作成したソフトウエアによっておこなうため、縦書きの問題も容易に表示することができる。
【0109】
図18は、英語の問題の一例を示している。図18において、英文は英文作成用ワードプロセッサソフトウエアによって作成されており、表示も同様のワードプロセッサソフトウエアによっておこなわれている。また、英文と同時に表示されているイラストはイメージ情報であり、このイラストはイメージ情報を処理するアプリケーションソフトウエアによって表示されている。
【0110】
図19は、小論文の問題の一例を示している。図19において、解答欄1901も縦書きで入力することができるように設定することができる。この解答欄1901もワードプロセッサソフトウエアによって作成され表示されている。そして、操作者は、そのワードプロセッサソフトウエアによって文書を作成するのと同様の入力操作によって、解答欄1901において小論文を作成することができる。
【0111】
(解答の入力処理および印刷処理)
つぎに、この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の機能的構成について説明する。図20は、この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の別の機能的構成を示す説明図である。図20において、受験者用端末装置104は、図3において説明した試験問題受信部321のほか、解答入力部2001と、解答情報記憶部2002と、解答情報送信部2003と、試験問題記憶部2004と、印刷指示部2005と、印刷制御部2006と、印刷部2007と、送信部2008、とから構成される。
【0112】
解答入力部2001は、操作者が解答情報を入力する。解答入力部2001は、具体的には、たとえば図2に示したキーボード211、マウス212、タブレット218などによってその機能を実現する。
【0113】
解答情報記憶部2002は、解答入力部2001によって入力された解答情報を記憶する。解答情報記憶部2002は、具体的には、たとえば図2に示したHD205、FD207によってその機能を実現する。また、解答情報送信部2003は、解答情報記憶部2002によって記憶された解答情報を所定のタイミングで試験問題作成サーバー101あるいは解答を集計し採点などをするための図示を省略する解答集計サーバーへ送信する。解答情報送信部2003は、具体的には、たとえば図2に示したI/F209によってその機能を実現する。
【0114】
試験問題記憶部2004は、試験問題受信部321によって受信された試験問題に関する情報を記憶する。試験問題記憶部2004は、具体的には、たとえば図2に示したHD205、FD207によってその機能を実現する。また、印刷指示部2005は、試験終了後に試験問題と解答の印刷を指示する。印刷指示部2005は、具体的には、たとえば図2に示したマウス212などによってその機能を実現する。
【0115】
印刷制御部2006は、印刷指示部2005からの印刷の指示に基づいて、解答情報記憶部2002によって記憶された各操作者(受験者)の解答情報と、その操作者が受けた試験の試験問題とを印刷可能な情報に加工する。印刷制御部2006は、たとえばROM202、RAM203、HD205、FD207、CD−ROM215などに記録されたプログラムをCPU201が実行することによってその機能を実現する。
【0116】
印刷部2007は、印刷制御部2006によって加工された情報を印刷する。印刷部2007は、具体的には、たとえば図2に示したプリンタ214によってその機能を実現する。また、送信部2008は、印刷制御部2006によって加工された情報をネットワーク100に接続された(ネットワーク)プリンタ装置115へ送信する。送信部2008は、たとえば図2に示したI/F209によってその機能を実現する。
【0117】
図21は、この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の別の処理の手順を示すフローチャートである。図21のフローチャートにおいて、まず、解答の入力(あるいは訂正)があったか否かを判断する(ステップS2101)。そして、解答の入力(あるいは訂正)がなかった場合(ステップS2101:No)は、何もせずにステップS2103へ移行する。一方、解答の入力(あるいは訂正)があった場合(ステップS2101:Yes)は、その解答情報を記憶する(ステップS2102)。
【0118】
そして、所定時間(制限時間)が経過したか否かを判断する(ステップS2103)。ここで、所定時間が経過していない場合(ステップS2103:No)は、ステップS2101へ戻り、ステップS2101〜S2103の各ステップを繰り返しおこなう。そして、ステップS2103において、所定時間が経過した場合(ステップS2103:Yes)は、つぎに印刷指示があったか否かを判断する(ステップS2104)。
【0119】
ステップS2104において、印刷指示があった場合(ステップS2104:Yes)は、試験問題および解答情報を抽出し(ステップS2105、ステップS2106)、抽出した試験問題および解答情報の印刷処理をおこない(ステップS2107)、一連の処理を終了する。一方、ステップS2104において、印刷指示がなかった場合(ステップS2104:No)何もせずに一連の処理を終了する。
【0120】
なお、本実施の形態において、試験問題作成サーバー101を一つの情報処理装置で構成するようにしてもよく、上記2つ以上のサーバーによって構成するようにしてもよい。また、データベースサーバーについても、各データベースごとに複数台のサーバーをネットワーク100に接続された構成であってもよく、各データベースに対してそれぞれ複数台のサーバーをネットワーク100に接続された構成であってもよい。
【0121】
また、上記実施の形態において説明した試験問題提供方法は、あらかじめ用意されたコンピュータ読み取り可能なプログラムであってもよく、またそのプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現される。このプログラムは、HD(ハードディスク)、FD(フレキシブルディスク)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【0122】
また、本実施の形態を、タブレット218を備え、タブレット218に入力された文字の筆跡情報に基づいて採点、評価をおこなう漢字検定試験などのオンライン試験システムに適用することができる。タブレット218によって筆跡情報が入力されるので、解答用紙に筆記用具で記載したときと同様に筆跡情報に基づく採点がオンライン上でもおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0123】
【図1】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムの全体構成を示すシステム構成図である。
【図2】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成するサーバーおよび端末装置(試験問題提供装置)のハードウエア構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムの機能的構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムの試験問題データベースのテーブル構造を示す説明図である。
【図5】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムの試験問題データベースの別のテーブル構造を示す説明図である。
【図6】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムの試験問題データベースの別のテーブル構造を示す説明図である。
【図7】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成するサーバーの処理の内容を示すフローチャートである。
【図8】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の処理の内容を示すフローチャートである。
【図9】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の別の処理の内容を示すフローチャートである。
【図10】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の別の処理の内容を示すフローチャートである。
【図11】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の表示画面の表示内容を示す説明図である。
【図12】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の表示画面の別の表示内容を示す説明図である。
【図13】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の表示画面の別の表示内容を示す説明図である。
【図14】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の表示画面の別の表示内容を示す説明図である。
【図15】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の表示画面の別の表示内容を示す説明図である。
【図16】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の表示画面の別の表示内容を示す説明図である。
【図17】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の表示画面の別の表示内容を示す説明図である。
【図18】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の表示画面の別の表示内容を示す説明図である。
【図19】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の表示画面の別の表示内容を示す説明図である。
【図20】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の別の機能的構成を示す説明図である。
【図21】この発明の本実施の形態にかかる試験問題提供システムを構成する受験者用端末装置の別の処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0124】
100 ネットワーク
101 試験問題作成サーバー
102 試験問題作成用端末装置
103 試験問題編集用端末装置
104 受験者用端末装置
105 プリンタ装置
200 バス
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 HDD
205 HD
206 FDD
207 FD
208 ディスプレイ
209 I/F
210 通信回線
211 キーボード
212 マウス
213 スキャナ
214 プリンタ
215 CD−ROM
216 CD−ROMドライブ
217 スピーカ
218 タブレット
300 試験問題データベース
301 コンテンツ受信部
302 コンテンツ登録部
303 コンテンツ編集部
304 コンテンツ選択部
305 コンテンツ抽出部
306 レイアウト指定部
307 試験問題送信部
311 コンテンツ作成部
312 コンテンツ送信部
320 表示画面
321 試験問題受信部
322 表示制御部
323 コンテンツ指示部
324 カーソル制御部
325 解答欄指示部
326 表示形態変更部
2001 解答入力部
2002 解答情報記憶部
2003 解答情報送信部
2004 試験問題記憶部
2005 印刷指示部
2006 印刷制御部
2007 印刷部
2008 送信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを用いておこなう試験において試験問題を提供する試験問題提供システムであって、
ネットワークに接続されたサーバーが、
前記試験問題の一つの問題を構成する文書情報を一つのコンテンツとして、または、前記試験問題の一つの問題を構成する図形情報および前記試験問題の一つの問題を構成するイメージ情報の少なくとも一つと前記文書情報との組合せを一つのコンテンツとして、前記コンテンツを複数記憶する記憶手段と、
前記記憶手段によって記憶された複数のコンテンツの中から任意のコンテンツを選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択されたコンテンツを前記記憶手段によって記憶された複数のコンテンツの中から抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出されたコンテンツのレイアウトを指定するレイアウト指定手段と、
を備え、
前記ネットワークに接続された受験者用端末装置が、
表示画面を制御して、前記レイアウト指定手段によって指定されたレイアウトに基づいて前記抽出手段によって抽出されたコンテンツを表示するとともに前記コンテンツに対応する解答欄を表示する表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする試験問題提供システム。
【請求項2】
前記文書情報が第1のアプリケーションソフトウエアによって作成され、
前記図形情報が前記第1のアプリケーションソフトウエアとは異なる第2のアプリケーションソフトウエアによって作成され、
前記表示制御手段は、前記文書情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアによって表示し、前記図形情報を前記第2のアプリケーションソフトウエアによって表示することを特徴とする請求項1に記載の試験問題提供システム。
【請求項3】
前記文書情報が第1のアプリケーションソフトウエアによって作成され、
前記イメージ情報が前記第1のアプリケーションソフトウエアとは異なる第2のアプリケーションソフトウエアによって作成され、
前記表示制御手段は、前記文書情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアによって表示し、前記イメージ情報を前記第2のアプリケーションソフトウエアによって表示することを特徴とする請求項1に記載の試験問題提供システム。
【請求項4】
前記表示画面に表示されたコンテンツの内容および前記表示画面に表示された解答欄に入力された解答情報の少なくともいずれか一つを印刷する、前記ネットワークに接続された印刷装置を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の試験問題提供システム。
【請求項5】
コンピュータを用いておこなう試験において試験問題を提供する試験問題提供装置であって、
第1のアプリケーションソフトウエアによって作成された前記試験問題の一つの問題を構成する文書情報と前記第1のアプリケーションソフトウエアとは異なる第2のアプリケーションソフトウエアによって作成された前記試験問題の一つの問題を構成する図形情報との組合せを一つのコンテンツとして、複数の前記コンテンツを入力または受信する入力手段と、
表示画面を制御して、前記入力手段によって入力されまたは受信されたコンテンツを所定のレイアウトで表示するとともに前記コンテンツに対応する解答欄を表示する表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記文書情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアによって表示し、前記図形情報を前記第2のアプリケーションソフトウエアによって表示することを特徴とする試験問題提供装置。
【請求項6】
コンピュータを用いておこなう試験において試験問題を提供する試験問題提供装置であって、
第1のアプリケーションソフトウエアによって作成された前記試験問題の一つの問題を構成する文書情報と前記第1のアプリケーションソフトウエアとは異なる第2のアプリケーションソフトウエアによって作成された前記試験問題の一つの問題を構成するイメージ情報との組合せを一つのコンテンツとして、複数の前記コンテンツを入力または受信する入力手段と、
表示画面を制御して、前記入力手段によって入力されまたは受信されたコンテンツを所定のレイアウトで表示するとともに前記コンテンツに対応する解答欄を表示する表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記文書情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアによって表示し、前記イメージ情報を前記第2のアプリケーションソフトウエアによって表示することを特徴とする試験問題提供装置。
【請求項7】
コンピュータを用いておこなう試験において試験問題を提供する試験問題提供方法であって、
前記試験問題の一つの問題を構成する文書情報を一つのコンテンツとして、または、前記試験問題の一つの問題を構成する図形情報および前記試験問題の一つの問題を構成するイメージ情報の少なくとも一つと前記文書情報との組合せを一つのコンテンツとして作成するコンテンツ作成工程と、
前記コンテンツ作成工程によって作成された複数のコンテンツの中から任意のコンテンツを選択する選択工程と、
前記選択工程によって選択されたコンテンツのレイアウトを指定するレイアウト指定工程と、
前記レイアウト指定工程によって指定されたレイアウトに基づいて前記選択工程によって選択されたコンテンツを表示するとともに前記コンテンツに対応する解答欄を表示する表示工程と、
を含んだことを特徴とする試験問題提供方法。
【請求項8】
前記作成工程は、前記文書情報を第1のアプリケーションソフトウエアによって作成するとともに、前記図形情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアとは異なる第2のアプリケーションソフトウエアによって作成し、
前記表示工程は、前記文書情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアによって表示し、前記図形情報を前記第2のアプリケーションソフトウエアによって表示することを特徴とする請求項7に記載の試験問題提供方法。
【請求項9】
前記作成工程は、前記文書情報を第1のアプリケーションソフトウエアによって作成するとともに、前記イメージ情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアとは異なる第2のアプリケーションソフトウエアによって作成し、
前記表示工程は、前記文書情報を前記第1のアプリケーションソフトウエアによって表示し、前記イメージ情報を前記第2のアプリケーションソフトウエアによって表示することを特徴とする請求項7に記載の試験問題提供方法。
【請求項10】
試験終了後に、前記表示工程によって表示されたコンテンツの内容および前記表示工程によって表示された解答欄に入力された解答情報の少なくともいずれか一つを印刷する印刷工程を含んだことを特徴とする請求項7〜9のいずれか一つに記載の試験問題提供方法。
【請求項11】
前記請求項7〜10のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate


【公開番号】特開2007−66329(P2007−66329A)
【公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−306526(P2006−306526)
【出願日】平成18年11月13日(2006.11.13)
【分割の表示】特願2002−26156(P2002−26156)の分割
【原出願日】平成14年2月1日(2002.2.1)
【出願人】(300044481)株式会社日本統計事務センター (11)
【出願人】(302064762)株式会社日本総合研究所 (367)
【Fターム(参考)】