説明

読取装置

【課題】読取装置において、単一の光源であっても、複数の方向から読取対象物に光を照射し、その反射光を読み取れるようにする。
【解決手段】光源102は、切替ミラー103に向けて光を照射する。切替ミラー103は、光の進行方向を、経路L1又はL2に周期的に切り替える。これらの経路に沿って進行する光は、指示部材101が指し示す位置(又はその近傍の位置)に照射され、その反射光が光センサ107によって検知される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、読取装置に関する。
【背景技術】
【0002】
読取装置における読み取りの不良を抑制するための技術として、光源を複数設けるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】実開平6−2464号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、読取装置において、単一の光源であっても、複数の方向から読取対象物に光を照射し、その反射光を読み取れるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の請求項1に係る読取装置は、光を照射する光源と、前記光源により照射された光の進行方向を、あらかじめ定められた複数の方向のうちのいずれかに切り替える切替手段と、前記切替手段により進行方向が切り替えられ、前記複数の方向のいずれかを進行する光を、それぞれの方向にあらかじめ定められた位置に導く導光手段と、前記あらかじめ定められた位置に読取対象物がある場合に、前記導光手段により当該位置に導かれた光のうちの当該読取対象物において反射した光を検知する光センサとを備える構成を有する。
【0005】
本発明の請求項2に係る読取装置は、請求項1に記載の構成において、前記光源が、あらかじめ定められた一方向に光を照射し、前記切替手段が、前記光源により照射された光を反射する反射部と、光の反射方向が前記複数の方向のうちのいずれかに切り替わるように前記反射部を駆動する駆動部とを有することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る読取装置は、請求項1に記載の構成において、前記光源により照射された光の進行方向を与えられた電圧に応じて変化させる光偏向素子を備え、前記切替手段が、前記光偏向素子に与える電圧を制御することにより前記進行方向を切り替えることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る読取装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の構成において、前記切替手段があらかじめ定められた周期で前記進行方向を順次切り替えることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る読取装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の構成において、前記切替手段が前記光センサにより検知された光に基づいて切り替えのタイミングを決定することを特徴とする。
本発明の請求項6に係る読取装置は、請求項1ないし5のいずれかに記載の構成において、前記あらかじめ定められた位置の目標となる位置を指し示すための指示部材を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の請求項1に記載の構成によれば、単一の光源であっても、複数の方向から読取対象物に光を照射し、その反射光を読み取れるようにすることができる。
本発明の請求項2に記載の構成によれば、光源を移動させないでも、複数の方向から読取対象物に光を照射することができる。
本発明の請求項3に記載の構成によれば、機械的に移動する部分を設けないでも、複数の方向から読取対象物に光を照射することができる。
本発明の請求項4に記載の構成によれば、同一の光の照射方向を連続させずに読取対象物に光を照射することができる。
本発明の請求項5に記載の構成によれば、同構成を有しない場合に比べ、切り替えの回数を少なくすることができる。
本発明の請求項6に記載の構成によれば、同構成を有しない場合に比べ、光が照射される位置(すなわち読み取りの対象となる位置)を使用者に容易に認識させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態である読取装置の使用態様を示す図である。本実施形態の読取装置10は、ペン様の外観を有し、使用者に把持されて用いられる。使用者は、読取装置10の先端で読取対象物Objを指示し、その表面に光が当たるように読取装置10を移動させる。読取装置10は、その動作のオン・オフを切り替えるスイッチを備えてもよいが、外部装置から電力を供給され、外部装置が動作している間は常時動作するものであってもよい。
【0008】
読取対象物Objは、例えば、紙や、液晶ディスプレイ等の表示装置であり、その表面に画像が形成されている。読取対象物Objに形成される画像は、特に限定されないが、本実施形態においては、読取対象物Objにおける位置(座標)を表す画像であるとする。この画像は、例えば、座標をあらかじめ定められた規則に従って符号化し、その符号を点や線で形成されるパターンによって表したものである。以下においては、かかる符号化された画像のことを「コード画像」という。
【0009】
図2は、読取装置10の先端部の構造を示す断面図である。図2(b)は、図2(a)の断面図中の一点鎖線を切断線とした場合の断面図である。読取装置10は、使用者に把持される筐体10cの先端に、開口部10aを有する。開口部10aからは、指示部材101の一部が露出している。指示部材101は、読取装置10が読み取る位置の目標となる位置を指し示すものであり、より望ましくは、その先端(露出する側)が細くなっている。指示部材101の先端からは、インク等が出るようになっていてもよい。なお、読取装置10が読み取る位置とその目標となる位置とは、これらの間隔があらかじめ決められていれば足り、これらが一致する必要はない。
【0010】
読取装置10は、筐体10cの内部に、光源102、切替ミラー103、反射ミラー104、105、レンズ106及び光センサ107を備える。光源102は、例えば、LED(Light Emitting Diode)や有機EL(Electro-Luminescence)発光素子であり、光をあらかじめ定められた方向に照射する。本実施形態の光源102は、指示部材101が指示する方向を前方としてみた場合、光を後方に照射するものである。光源102が光を照射する方向には、切替ミラー103が設けられている。切替ミラー103は、光源102により照射された光の進行方向をあらかじめ定められた複数の方向(本実施形態においては、2方向)のうちのいずれかに切り替える部材であり、図中の実線で示す位置(以下「第1の位置」という。)から二点鎖線で示す位置(以下「第2の位置」という。)まで移動する。光源102から照射された光は、切替ミラー103が第1の位置にあるときには、経路L1を進行し、切替ミラー103が第2の位置にあるときには、経路L2を進行する。切替ミラー103は、本発明における反射部の一例である。
【0011】
なお、経路L1又はL2に沿って進行する光は、実際には広がりを有しており、図中の経路L1又は経路L2の近傍にも存在する。図中の経路L1及び経路L2は、かかる広がりを有する光を代表して示した直線にすぎない。
【0012】
反射ミラー104及び105は、本発明における導光手段の一例である。反射ミラー104は、経路L1を進行する光を反射してあらかじめ定められた位置に導き、反射ミラー105は、経路L2を進行する光を反射してあらかじめ定められた位置に導く。ここにおいて、光が導かれる「あらかじめ定められた位置」は、平面的な広がりを有する範囲である。また、反射ミラー104が導く位置と反射ミラー105が導く位置とは、重なりを有してもよいし、重ならないでもよい。
【0013】
光センサ107は、光源102によって照射され、経路L1又はL2に沿って進行してきた光のうち、読取対象物Objにおいて反射した反射光を検知し、検知した反射光の明るさ(強度)に応じた画像情報を生成する。光センサ107としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の撮像素子が採用される。レンズ106は、光センサ107に入射する光を集束させる。
【0014】
図3は、読取装置10の制御系の構成を示すブロック図である。読取装置10は、発光制御部111と、駆動制御部112と、画像情報処理部113とを備える。発光制御部111は、光源102による光の照射を制御する。発光制御部111は、例えば、使用者の操作に応じて、光源102の点灯及び消灯を制御する。駆動制御部112は、駆動部108の動作を制御する。駆動部108は、切替ミラー103の姿勢を変化させる手段であり、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子や圧電アクチュエータにより切替ミラー103を駆動する。駆動部108と切替ミラー103は、これらが協働して本発明における切替手段を実現している。画像情報処理部113は、光センサ107の動作を制御する。画像情報処理部113は、光センサ107により生成された画像情報をコード画像として認識し、これを解析して座標を算出及び出力する。なお、画像情報処理部113によるデータの出力先は、外部装置と有線又は無線により通信する通信手段であってもよいし、読取装置10内部に半導体メモリ等の記憶手段を備える場合には、この記憶手段であってもよい。
【0015】
なお、以下においては、発光制御部111、駆動制御部112及び画像情報処理部113を総称して「制御部110」ともいう。制御部110は、単一の演算処理装置により実現されてもよいし、複数の演算処理装置の協働により実現されてもよい。
【0016】
本実施形態の読取装置10の構成は、以上のとおりである。この構成のもと、本実施形態の読取装置10は、使用者に把持された状態で光を照射し、その反射光の検知を受け付ける状態になる。読取装置10は、この状態でコード画像を読み取ると、コード画像の解析を試みる。
【0017】
このとき、読取装置10の制御部110は、あらかじめ定められたフレームレート(例えば、60fps(フレーム毎秒))で反射光を検知させ、画像情報を生成するとともに、このフレームレートに追従する速度で切替ミラー103を駆動させ、光源102から照射された光の経路を切り替える。制御部110は、例えば、フレームレートが60fpsであれば、切替ミラー103の往復移動(第1の位置から第2の位置に移動させ、再び第1の位置に戻す運動、又はその逆の動きをする運動)を60回(すなわち30往復)周期的に行わせる。
【0018】
図4は、画像情報の読み取りの態様を示すタイミングチャートである。同図において、ハイレベル(Hi)が画像情報を検知した状態であり、ローレベル(Lo)が画像情報を検知していない状態である。本実施形態のように動作した場合、画像情報は、経路L1を経た光によるものと経路L2を経た光によるものとが交互に検知される。
【0019】
読取装置10においては、読取装置10と読取対象物Objとが特定の位置関係にある場合に、拡散反射光成分に加え、正反射光成分を比較的多く含む反射光が光センサ107に検知されることがある。かかる位置関係とは、読取対象物Objがなす面を入射面とした場合に、反射ミラー104(又は105)により反射された入射光の入射角と光センサ107に向かう反射光の反射角とが同一か、あるいは近似する関係にあることである。なお、反射光における正反射光成分の分布は、入射面たる読取対象物Objの表面性状に応じて異なる。例えば、読取対象物Objに形成された画像によっては、正反射光成分が特定方向にほぼ集中する場合もあるし、正反射光成分が特定方向を中心にある程度分布する場合もある。正反射光成分を比較的多く含む反射光が検知された場合、光センサ107が生成する画像情報は、光の強度が飽和した状態となり、本来の画像を認識できない領域を含むことがある。
【0020】
本実施形態の読取装置10においては、反射ミラー104又は105の一方と光センサ107とが上記特定の位置関係にある場合、反射ミラー104又は105の他方と光センサ107とは、当該特定の位置関係にならない。よって、光センサ107によって読み取られる画像情報は、上記特定の位置関係を満たす場合のものが連続せず、少なくとも2回に1回は特定の位置関係にないものとなる。したがって、本実施形態においては、使用者に把持された読取装置10が上記特定の位置関係を満たす状態が継続した場合であっても、本来の画像を認識できない場合が連続することがない。
【0021】
[第2実施形態]
本発明の第2の実施形態は、上述した第1実施形態の読取装置10の構成の一部を変更したものである。よって、本実施形態においては、第1実施形態の読取装置10と共通する構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0022】
図5は、本実施形態の読取装置の先端部の構造を示す断面図である。本実施形態の読取装置20は、指示部材101、反射ミラー104、105及び光センサ107に加え、光源201と楔型ミラー202とを備える。光源201は、光の照射方向に光偏向素子201dを有する光源であり、光の進行方向を経路L3又は経路L4のいずれかに選択的に切り替えるものである。光偏向素子201dは、与えられる電圧に応じて光の進行方向を変化させる。楔型ミラー202は、経路L3を進行する光を反射する第1の反射面と経路L4を進行する光を反射する第2の反射面とを有する反射部材である。
【0023】
図6は、読取装置20の制御系の構成を示すブロック図である。読取装置20は、発光制御部111と、偏向制御部211と、画像情報処理部113とを備える。偏向制御部211は、光偏向素子201dに与える電圧を制御する。偏向制御部211は、光を経路L3に向かわせる場合には光偏向素子201dに第1の電圧を与え、光を経路L4に向かわせる場合には光偏向素子201dに第2の電圧を与える。なお、以下においては、発光制御部111、偏向制御部211及び画像情報処理部113を総称して「制御部210」ともいう。
【0024】
本実施形態の読取装置20の構成は、以上のとおりである。この構成のもと、本実施形態の読取装置20は、使用者に把持された状態で光を照射し、その反射光の検知を受け付ける状態になる。本実施形態の読取装置20は、経路の切り替えの態様が異なる点において第1実施形態の読取装置10と相違する。
【0025】
図7は、制御部210が実行する処理を示すフローチャートである。同図に示すように、制御部210は、画像情報を取得すると(ステップS1)、これを解析して座標の算出を試みる(ステップS2)。ステップS2の動作のことを、以下では「デコード」という。制御部210は、デコードがエラーであるか否かを判断する(ステップS3)。制御部210は、デコード結果がエラーであると判断された場合(ステップS3:YES)、光偏向素子201dに与える電圧を切り替えて経路を変更し(ステップS4)、画像情報を再度取得する(ステップS1)。一方、デコード結果がエラーでないと判断された場合(ステップS3:NO)、制御部210は、算出した座標を出力する(ステップS5)。
【0026】
なお、デコードがエラーであるか否かの判断には、周知の手法を用いてよい。例えば、制御部210は、座標に相当する数値を算出できたか否かによってエラーを判断してもよいし、さらには、直前に算出された座標との差(距離)があらかじめ定められた閾値を超える場合にもエラーであると判断してもよい。なぜならば、直前に算出された座標との距離が想定外に大きい場合(例えば、使用者の通常の運動速度を超えるような場合)は、算出された座標が正しい座標でない可能性が高いからである。
【0027】
本実施形態の読取装置20においても、第1実施形態の読取装置10と同様に、反射ミラー104又は105の一方と光センサ107とが特定の位置関係にある場合、反射ミラー104又は105の他方と光センサ107とは、当該特定の位置関係にならない。したがって、本実施形態の読取装置20によれば、デコードのエラーが正反射に起因するものである場合に、エラーの後に経路を切り替えれば、切り替え後に正反射に起因するエラーが生じる可能性を低減させることになる。
【0028】
また、本実施形態の動作と第1実施形態の動作とを比較すると、本実施形態の動作は、第1実施形態の動作に比べ、経路の切り替え回数が少ないものである。
なお、本実施形態は、エラーが1回生じる毎に経路を切り替えるものではなく、エラーが決められた回数連続して生じた場合に経路を切り替えるものであってもよい。このようにすれば、エラーが生じる毎に経路を切り替える場合に比べ、経路を切り替える回数が少なくなる。
【0029】
[変形例]
上述した実施形態は、本発明の一例である。本発明は、例えば、以下の変形例を適用可能である。なお、上述した実施形態及び以下の変形例は、必要に応じて、これらを組み合わせて適用してもよい。例えば、本発明は、第1実施形態の構成(図2参照)において第2実施形態の動作(図7参照)を行うものであってもよい。
【0030】
(変形例1)
図8は、本発明における導光手段の一例を示す図である。同図に示す導光手段300は、光を透過する部材であって、その内部に屈折率分布を有する部材である。導光手段300の内部を進行する光は、同図に示すように、その進行方向を曲げられて出射される。この導光手段300は、上述した反射ミラー104及び105の代替物となり得る。
【0031】
(変形例2)
本発明は、第1実施形態のように、光の進行方向を周期的に、すなわち光の検知結果によらないで切り替える場合には、デコード等の処理を外部装置によって行うものであってもよい。この場合、読取装置は、反射光に基づいて生成された画像情報を外部装置に出力すれば足りる。
【0032】
(変形例3)
本発明において、光源により照射される光の進行方向は、3方向以上であってもよい。
図9は、第1実施形態の切替ミラー103の変形例を示す図である。本例に係る切替ミラー103aは、その移動方向を第1実施形態の切替ミラー103よりも多くしたものであり、図中のX軸方向に加え、Y軸方向にも往復移動するものである。この構成の場合、光の進行方向は、4方向となる。なお、この場合においては、光の進行方向に応じた数の反射部を設けてもよいし、内側が鏡面である円筒形の反射ミラーを設けてもよい。
【0033】
また、図9に示す構成において、切替ミラー103aの移動方向をさらに増やし、8方向や16方向に光が照射されるようにしてもよい。この場合、切替ミラー103aの動きは、選択される光の経路が環状に周回すると、より望ましい。
【0034】
(変形例4)
本発明における光源は、(第1実施形態のように)光の照射方向があらかじめ定められた一方向であるもののみによらないものである。したがって、本発明における光源は、光を照射する方向を変えることによって光の進行方向を複数方向にするものであってもよい。例えば、本発明は、光源そのものを傾けることによって光の進行方向を切り替える切替手段を備えるものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の読取装置の使用態様を例示する図
【図2】読取装置の先端部の構造を示す断面図
【図3】読取装置の制御系の構成を示すブロック図
【図4】画像情報の読み取りの態様を示すタイミングチャート
【図5】読取装置の先端部の構造を示す断面図
【図6】読取装置の制御系の構成を示すブロック図
【図7】読取装置が実行する処理を示すフローチャート
【図8】本発明における導光手段の一例を示す図
【図9】切替ミラー(反射部)の変形例を示す図
【符号の説明】
【0036】
10、20…読取装置、101…指示部材、102、201…光源、103…切替ミラー、104、105…反射ミラー、106…レンズ、107…光センサ、108…駆動部、110、210…制御部、111…発光制御部、112…駆動制御部、113…画像情報処理部、202…楔型ミラー、201d…光偏向素子、211…偏向制御部、Obj…読取対象物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を照射する光源と、
前記光源により照射された光の進行方向を、あらかじめ定められた複数の方向のうちのいずれかに切り替える切替手段と、
前記切替手段により進行方向が切り替えられ、前記複数の方向のいずれかを進行する光を、それぞれの方向にあらかじめ定められた位置に導く導光手段と、
前記あらかじめ定められた位置に読取対象物がある場合に、前記導光手段により当該位置に導かれた光のうちの当該読取対象物において反射した光を検知する光センサと
を備えることを特徴とする読取装置。
【請求項2】
前記光源が、あらかじめ定められた一方向に光を照射し、
前記切替手段が、
前記光源により照射された光を反射する反射部と、
光の反射方向が前記複数の方向のうちのいずれかに切り替わるように前記反射部を駆動する駆動部とを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
【請求項3】
前記光源により照射された光の進行方向を与えられた電圧に応じて変化させる光偏向素子を備え、
前記切替手段が、前記光偏向素子に与える電圧を制御することにより前記進行方向を切り替える
ことを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
【請求項4】
前記切替手段があらかじめ定められた周期で前記進行方向を順次切り替えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の読取装置。
【請求項5】
前記切替手段が前記光センサにより検知された光に基づいて切り替えのタイミングを決定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の読取装置。
【請求項6】
前記あらかじめ定められた位置の目標となる位置を指し示すための指示部材を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の読取装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−152526(P2010−152526A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−328245(P2008−328245)
【出願日】平成20年12月24日(2008.12.24)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】