説明

警報器

【課題】警報中における警報の停止操作の操作性を向上し且つ安全性の向上を図る。
【解決手段】検知対象物の状態を検出する状態検出手段10と、状態検出手段10が検出した状態が警報状態に達したときに警報手段30の警報を制御する警報制御手段21aと、警報手段30による警報の停止を要求する警報停止要求を発生する警報停止要求発生手段40と、を有し、警報停止要求発生手段40によって警報停止要求が発生すると、警報制御手段21aが予め定められた警報停止時間にわたって警報手段30による警報を停止させる警報器1において、警報停止中に状態検出手段10が検出した状態に基づいて前記警報停止時間を変更する警報停止時間変更手段21bを有し、警報制御手段21aが、警報停止時間変更手段21bによって変更された前記警報停止時間で警報手段30による警報を停止させる手段であることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、火災警報やガス漏れ警報などを行う警報器に関し、より詳細には、利用者の操作等により予め定められた警報停止時間にわたって警報出力の停止を可能にした警報器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、火災警報器、ガス漏れ警報器、複合型警報器等の各種警報器では誤報を発する場合がある。例えば、火災警報器を台所などに設置した場合、調理時に発生する雑ガスや煙あるいは水蒸気等にセンサが反応し、誤報を発する場合がある。この場合、警報状態が解消されるまで警報が鳴りつづけると、周囲に迷惑をかけたりパニックを引き起こしかねないので、例えば特許文献1等のように警報を停止する機能を持つのが一般的である。
【0003】
また、火災警報器等においては点検用の押しボタンや引き紐(点検紐)を備えており、これらの操作により点検スイッチをオンにすることで、火災警報が発生した場合には15分以内に何度でも停止することが可能となっている。例えば、火災警報器が台所の調理時の煙や水蒸気により誤作動した場合、引き紐を引くことにより、一定時間停止させることができる。このように、火災に対する誤作動が発生しても、確実かつ容易に警報を停止することが可能となっていた。
【特許文献1】特開2007−133584号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、火災警報が発生した場合には15分(警報停止時間)以内に何度でも警報を停止することが可能となっているため、その警報停止時間内に本格的な火災が発生すると、その警報が遅れてしまう可能性があり、安全性が低下する虞があった。そのため、警報停止時間中に危険な状態を検出した場合は、直ちに警報を再開することも考えられるが、その再開条件によっては利用者がその度に停止操作を行う必要があり、利便性が低下してしまうという問題が生じる。
【0005】
また、火災のレベルとしては、非常に危険な状態にあり、この状態で一般ユーザが引き紐を引いて自由に警報を停止できてしまうのでは、避難等を促すという警報器の目的上、好ましくない。なお、このような問題は、火災警報器に限定するものではなく、利用者による警報停止機能を備えた各種警報器にも同様に生じる問題である。
【0006】
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、警報中における警報の停止操作の操作性を向上し且つ安全性の向上を図ることができる警報器を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の警報器は、図1の基本構成図に示すように、検知対象物の状態を検出する状態検出手段10と、前記状態検出手段10が検出した状態が警報状態に達したときに警報手段30の警報を制御する警報制御手段21aと、前記警報手段30による警報の停止を要求する警報停止要求を発生する警報停止要求発生手段40と、を有し、前記警報停止要求発生手段40によって警報停止要求が発生すると、前記警報制御手段21aが予め定められた警報停止時間にわたって前記警報手段30による警報を停止させる警報器1において、前記警報停止中に前記状態検出手段10が検出した状態に基づいて前記警報停止時間を変更する警報停止時間変更手段21bを有し、前記警報制御手段21aが、前記警報停止時間変更手段21bによって変更された前記警報停止時間で前記警報手段30による警報を停止させる手段であることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1に記載の警報器において、前記警報状態が、その状態を段階的に分割した複数の警報レベルを有し、前記警報停止時間変更手段21bが、前記状態検出手段10によって前記警報停止中に検出された状態が前記警報状態に達していると、その状態に対応した前記警報レベルを特定し、当該警報レベルに対して予め定められた短縮率で前記警報停止時間を短縮する手段であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように請求項1に記載した本発明の警報器によれば、検知対象物の警報状態を検出して警報を開始した後、警報停止要求の発生に応じて警報停止時間にわたって警報を停止しているときに、警報停止中の検知対象物の状態に基づいて警報停止時間を変更するようにしたことから、警報停止中における検知対象物の状態に適した警報停止時間に変更することができるため、警報が無闇に再開されることを防止でき、利用者が再開の度に停止操作を行う必要がなくなる。従って、危険な状態に推移した場合又は警報状態を持続している場合は、警報停止時間を短くすることができるため、警報中における警報の停止操作の操作性を向上し且つ安全性の向上を図ることができる。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、警報停止中に検出した状態が警報状態に達していると、その状態に対応した警報レベルを特定し、当該警報レベルに対して予め定められた短縮率で警報停止時間を短縮するようにしたことから、警報レベルに応じてその短縮率を大きくすることで、警報停止時間を短縮することができるため、フェールセーフに警報を再開させることが可能となり、利用者に危険を促すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明に係る警報器を火災警報器とした場合の一実施の形態を、図1〜図5の図面を参照して説明する。なお、説明を簡単化するために、本発明に係る構成及び動作のみを説明する。
【0012】
図2に示す火災警報器(以下、警報器ともいう)1は、公知であるように略箱状に形成されて台所、室内等に設置されている。そして、警報器1は、警報対象である火災の発生を検出したときに警報を行う。
【0013】
警報器1は、火災センサ10と、マイクロプロセッサユニット(MPU)20と、警報部30と、点検ボタン40と、を有している。そして、警報器1は、内蔵する電池から供給される電力によって動作している。なお、ガス警報器1は、商用電源からの電力により動作するような実施形態とすることもできる。
【0014】
火災センサ10は、装置本体の設置場所における検知対象物の状態を検出する状態検出手段に相当し、本実施形態では検知対象物である煙を検出するために、公知である煙センサを用いている。火災センサ10は、警報器1の筐体に形成した貫通孔から筐体の外部に露出した状態で設けられ、その貫通孔の周囲に設けられた保護部材によって火災センサ10は保護されている。そして、火災センサ10は、設置場所における煙の濃度に対応した状態信号をMPU20に出力する。このように状態検出手段は、例えば検知対象物が温度であれば温度センサ、ガスであればガスセンサというように、検知対象物に応じた構成が用いられる。
【0015】
MPU20は、周知のように、予め定めたプログラムに従って各種の処理や制御などを行う中央演算処理装置(CPU)21、CPU21のためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROM22、各種のデータを格納するとともにCPU21の処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM23等を有して構成している。
【0016】
ROM22には、CPU21を図1に示す請求項中の警報制御手段21a及び警報停止時間変更手段21b等の各種手段として機能させるためのプログラムを記憶している。そして、CPU21はそのプログラムを実行することで、警報制御手段21a及び警報停止時間変更手段21bとして機能することになる。
【0017】
MPU20には、装置本体がオフ状態の間も記憶内容の保持が可能な電気的消去/書き換え可能な読み出し専用のEEPROM等のメモリ部24が接続されている。メモリ部24は、後述する警報レベル、警報フラグ、検出したセンサ出力値、タイマのカウンタ等の各種データを記憶する領域を有している。
【0018】
メモリ部24は、警報状態を定義するための警報状態情報を記憶している。この警報状態情報は、図3に示すように、警報レベルL1〜L3の複数の閾値と、それらの警報レベルL1〜L3の各々に対応する短縮率A〜Cと、を有している。
【0019】
図3において、警報レベルL1以上が警報器1の警報状態となり、その警報レベルが上昇するほど危険度が上昇していることを示している(L1<L2<L3)。そして、警報レベルL1以上警報レベルL2未満に対して短縮率A、警報レベルL2以上警報レベルL3未満に対して短縮率B、警報レベルL3以上に対して短縮率Cを設定しており、短縮率A,B,Cの順にその値が例えば10%、30%、50%というように大きくなっている。これにより、煙濃度が危険になるほど、警報停止時間を短くできるようにしている。
【0020】
なお、警報停止時間の変更方法については、警報状態に対して単一の短縮率を設定する、警報レベルL1未満になった場合は警報停止時間を延長するなど、仕様等に応じて種々異なる実施形態とすることができる。
【0021】
警報部30は、音声警報出力回路31と、スピーカ32と、を有している。音声警報出力回路31は、CPU21によって制御され、CPU21によって要求された音声警報、警報音等に対応した警報信号をスピーカ32に出力する。スピーカ32は、音声警報出力31から入力された警報信号等を外部に出力する。なお、警報部30としては、表示器等を用いて警報表示を行うなど種々異なる構成とすることができる。
【0022】
点検スイッチ40は、点検時等に操作される各種スイッチであり、操作されたことを示す操作信号をその操作に応じてMPU20に出力する。そして、CPU21は、この点検スイッチ40から警報中に操作信号が入力された場合は、その操作信号を警報の停止を要求する警報停止要求と判断する。
【0023】
即ち、本実施形態では、点検スイッチ40を請求項中の警報停止要求発生手段として機能させる場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、通信装置等で警報停止要求に対応する無線信号を警報器1に送信し、それを警報器1に受信させる構成とするなど種々異なる実施形態とすることができる。
【0024】
次に、上述したCPU21が実行する処理概要の一例を、図4のフローチャートを参照して以下に説明する。なお、この処理は、電源断、終了要求の発生等に応じて強制終了されることを前提としている。
【0025】
図4に示すステップS11において、火災センサ10から状態信号を取得し、該状態信号に基づいて煙濃度を計測してRAM23に記憶し、ステップS12において、煙濃度と警報レベルL1との比較結果に基づいて、煙濃度が上記警報レベルL1以上であるか否かを判定する。警報レベルL1以上であると判定した場合(S12でY)、ステップS13に進む。
【0026】
ステップS13において、メモリ部24の警報フラグの状態に基づいて、警報中であるか否かが判定される。警報中であると判定した場合(S13でY)、ステップS16に進む。一方、警報中ではないと判定した場合(S13でN)、ステップS14において、警報部30に警報信号を出力して警報の開始を要求することで、警報部30が警報を開始し、ステップS15において、メモリ部24の警報フラグにON状態を設定し、その後ステップS16に進む。
【0027】
ステップS16において、点検スイッチ40の状態に基づいて、点検スイッチ40がONされたか否かを判定する。ONされていないと判定した場合(S16でN)、ステップS11に戻り、一連の処理を繰り返す。一方、ONされたと判定した場合(S16でY)、ステップS17に進む。
【0028】
ステップS17において、警報部30に警報停止信号を出力して警報の停止を要求することで、警報部30が警報を停止し、ステップS18において、予め定められた警報停止時間まで所定時間毎にメモリ部24のカウンタをカウントアップするタイマを起動し、その後ステップS19に進む。
【0029】
ステップS19において、メモリ部24の警報停止時間とカウンタ値との比較結果に基づいて、警報停止時間が経過したか否かを判定する。警報停止時間が経過したと判定した場合(S19でY)、ステップS11に戻り、一連の処理を繰り返す。一方、警報停止時間が経過していないと判定した場合(S19でN)、ステップS20に進む。
【0030】
ステップS20において、火災センサ10から状態信号を取得し、該状態信号に基づいて煙濃度を計測してRAM23に記憶し、ステップS21において、煙濃度と警報レベルL1との比較結果に基づいて、煙濃度が上記警報レベルL1以上であるか否かを判定する。警報レベルL1以上であると判定した場合(S21でY)、ステップS22に進む。
【0031】
ステップS22において、RAM23の煙濃度が上述した図3に示す警報レベルL1〜L3の中のどのレベルかを特定し、ステップS23において、その警報レベルL1〜L3に対応した短縮率A〜Cでメモリ部24の警報停止時間を短縮し、その後ステップS19に戻り、一連の処理を繰り返す。この処理によって、警報レベルに応じて警報停止時間が短縮される。
【0032】
また、ステップS12で警報レベルL1以上ではないと判定した場合(S12でN)、ステップS24において、メモリ部24の警報フラグの状態に基づいて、警報中であるか否かが判定される。警報中でないと判定した場合(S24でN)、ステップS11に戻り、一連の処理を繰り返す。一方、警報中であると判定した場合(S24でY)、ステップS25において、警報部30に警報停止信号を出力して警報の停止を要求することで、警報部30が警報を停止し、ステップS26において、メモリ部24の警報フラグにOFF状態を設定し、その後、ステップS11に戻り、一連の処理を繰り返す。
【0033】
以上説明した図4に示すフローチャート中では、ステップS14,S17,S25が警報制御手段、ステップS23が警報停止時間変更手段にそれぞれ相当している。
【0034】
次に、上述した警報器1による本発明に係る動作(作用)の一例を、図5等の図面を参照して以下に説明する。なお図5において、縦軸は警報ON/OFF状態及び煙濃度(%)、横軸は時間(秒)をそれぞれ示している。
【0035】
図5中のグラフG1(実線)に示すように、時間t0において煙が発生した後、時間t1において、その煙濃度が警報レベルL1以上になると、警報部30による警報を開始(ON)する。そして、時間t2において、点検スイッチ40が利用者によって操作されると、警報器1は警報部30による警報を停止(OFF)し、その時点から警報停止時間Rにわたって警報を停止することになる。その後、煙濃度が警報レベルL1〜L2の間に滞留していると、警報器1は警報停止時間Rを上記短縮率Aで短縮するように変更する。その結果、残り時間が短縮され、警報停止時に設定した時間t4に到達する以前に警報停止時間Rが短縮されることになる。そして、警報器1は、短縮した警報停止時間Rが経過した後、そのときの煙濃度の状態が警報レベルL1以上のため、警報部30による警報を再開する。
【0036】
また、図5中のグラフG2(一点波線)に示すように、時間t0において煙が発生した後、時間t1において、その煙濃度が警報レベルL1以上になると、警報部30による警報を開始(ON)する。そして、時間t2において、点検スイッチ40が利用者によって操作されると、警報器1は警報部30による警報を停止(OFF)し、その時点から警報停止時間Rにわたって警報を停止することになる。その後、煙濃度が警報レベルL1〜L2の間に滞留している場合、警報器1は警報停止時間Rを上記短縮率Aで短縮するように変更する。そして、時間t3において、煙濃度が警報レベルL2以上になると、警報器1は残り時間R1を上記短縮率Aよりも大きな上記短縮率Bで短縮するように変更する。即ち、警報停止時間Rが大幅に減少され、警報停止時に設定した時間t4に到達する以前に警報停止時間Rが短縮されることになる。そして、警報器1は、短縮した警報停止時間Rが経過した後、そのときの煙濃度の状態が警報レベルL1以上のため、警報部30による警報を再開する。
【0037】
なお、警報停止要求が発生した時間t2以降に煙濃度が警報レベルL1未満、つまり、正常状態に復帰した場合については、警報停止時間Rをそのままにする、警報停止時間Rを延長するように変更するなど種々異なる変更方法を適用することができる。
【0038】
以上説明した警報器1によれば、煙濃度(検知対象物)の警報状態を検出して警報を開始した後、警報停止要求の発生に応じて警報停止時間Rにわたって警報を停止しているときに、警報停止中の検知対象物の状態に基づいて警報停止時間Rを変更するようにしたことから、警報停止中における煙濃度の状態に適した警報停止時間Rに変更することができるため、警報が無闇に再開されることを防止でき、利用者が再開の度に停止操作を行う必要がなくなる。従って、危険な状態に推移した場合又は警報状態を持続している場合は、警報停止時間を短くすることができるため、警報中における警報の停止操作の操作性を向上し且つ安全性の向上を図ることができる。
【0039】
また、警報停止中に検出した煙濃度の状態が警報状態に達していると、その状態に対応した警報レベルL1〜L3を特定し、当該警報レベルL1〜L3に対して予め定められた短縮率A〜Cで警報停止時間Rを短縮するようにしたことから、警報レベルL1〜L3に応じてその短縮率A〜Cの順で大きくすることで、警報停止時間Rを適切に短縮することができるため、フェールセーフに警報を再開させることが可能となり、利用者に危険を促すことができる。
【0040】
なお、上述した本実施形態では、警報器1が火災警報器である場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、ガス漏れ警報器、火災ガス漏れ警報器など、各種警報器に適用することができる。
【0041】
このように上述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】警報器の基本構成を示す構成図である。
【図2】本発明を適用した警報器の概略構成の一例を示す構成図である。
【図3】本発明の警報レベルと短縮率との関係を示す図である。
【図4】図2のCPUが実行する本発明に係る処理概要の一例を示すフローチャートである。
【図5】警報器における警報動作の一例を説明するための図である。
【符号の説明】
【0043】
1 警報器
10 状態検出手段(火災センサ)
21a 警報制御手段
21b 警報停止時間変更手段
30 警報手段(警報部)
40 警報停止要求発生手段(点検スイッチ)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検知対象物の状態を検出する状態検出手段と、前記状態検出手段が検出した状態が警報状態に達したときに警報手段の警報を制御する警報制御手段と、前記警報手段による警報の停止を要求する警報停止要求を発生する警報停止要求発生手段と、を有し、前記警報停止要求発生手段によって警報停止要求が発生すると、前記警報制御手段が予め定められた警報停止時間にわたって前記警報手段による警報を停止させる警報器において、
前記警報停止中に前記状態検出手段が検出した状態に基づいて前記警報停止時間を変更する警報停止時間変更手段を有し、
前記警報制御手段が、前記警報停止時間変更手段によって変更された前記警報停止時間で前記警報手段による警報を停止させる手段であることを特徴とする警報器。
【請求項2】
前記警報状態が、その状態を段階的に分割した複数の警報レベルを有し、
前記警報停止時間変更手段が、前記状態検出手段よって前記警報停止中に検出された状態が前記警報状態に達していると、その状態に対応した前記警報レベルを特定し、当該警報レベルに対して予め定められた短縮率で前記警報停止時間を短縮する手段であることを特徴とする請求項1に記載の警報器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2009−151349(P2009−151349A)
【公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−326076(P2007−326076)
【出願日】平成19年12月18日(2007.12.18)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【Fターム(参考)】