説明

賭ゲームの関数を決定する対話型ゲーム装置及び方法

結果に結びつく1以上のプレーヤ入力を必要とするプレーヤ対話型ゲームを含んだゲーム装置が提供される。前記結果はプレーヤに付与される報償に結びつかない。一実施例では、ゲーム装置は、対話型ゲームの結果に基づいた賭ゲームで使用される支払テーブルを決定する。別の実施例では、ゲーム装置は、複数の異なる賭ゲームを含む。ゲーム装置は、前記対話型ゲームの結果に少なくとも部分的に基づいたプレーヤへ提供する賭ゲームを決定する。対話型ゲームの結果に基づいた賭ゲームにおいて本発明に従ってその他の関数を使用することができる。任意の実施例では、ゲーム装置が、報償に繋がる賭ゲームの結果をプレーヤに提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、全体として、ゲーム装置及び方法に関し、より詳細には、一つ以上の結果を生む、又は結果に結びつくプレーヤが入力する一つ以上の入力を必要とする第1対話スキル・ゲーム、部分スキル又は擬似スキル・ゲームを含んだゲーム装置及び方法に関する。第1対話型ゲームの結果が、プレーヤが賭けをして報償を得ることができる第2賭ゲームにおいて使用される支払表又は支払テーブル(Pay Table)等の関数を決定する。
【0002】
なお、開示する本特許文書の一部は著作権保護の対象となる資料を含む若しくは含む可能性がある。斯かる著作権の所有者は、何人が本特許文書又は本特許の開示を特許商標庁の特許ファイル又は記録に現れるのと全く同じ形態で複写再現することに異議を唱えるものではないが、その他の場合には、一切の著作権を留保するものである。
【背景技術】
【0003】
殆どの管轄地域におけるゲーム機の賭ゲームの主体は、スキルにより勝敗が決まるのではなく運により勝敗が決まるゲームである。例えば、スロット・マシーンでは、スロット・ゲームを開始するのに、プレーヤが実施するスロット・ゲームにある賭けをしなければならず、ゲーム機がスロット・ゲームの結果を無作為に決定する。結果として賭けに勝つ場合もあるが負ける場合もある。プレーヤがスロット・マシーンの支払テーブルに基づいた報償を得るか否かは、斯かる結果により決定される。斯かる支払テーブルと勝ちの組合せは事前に決定又は固定されている。
【0004】
スロット・マシーンが人気がある一つの理由は、素人や、初心者や、未経験のプレーヤが大抵のスロット・マシーンで自身のペースで、スキルや、戦略や、危機評価を必要とせずに遊べることであり、且つ、熟練した又は経験を積んだゲーム・プレーヤと同等に賭けを行うことができることである。大抵のスロット・マシーンは、平均してプレーヤの賭けた額の80〜99%をプレーヤへ還元するように設定されている。最新のスロット・マシーンでは、ゲーム機を制御するプロセッサが、結果を、従って報償を無作為に決定する。その他のスロット・マシーンでは、セントラル・サーバが報償を決定して複数のゲーム機に送信する。セントラル・サーバはプールした潜在する報償中から斯かる報償を決定し、プールした潜在する報償中の個々の報償は最終的にはプレーヤへ還元される。セントラル・サーバは、プールした潜在する報償中から無作為に個々の報償をピックアップする。
【0005】
ビデオ・ポーカやブラックジャック等のある種の賭ゲーム機は、プレーヤの戦略や意思決定に係わる要素を含む。ドロー・タイプ(カードを引くタイプ)のポーカでは、プレーヤが保持するカードを決定したり、ブラックジャック・タイプのカード・ゲームでは、プレーヤがカードを更にもらうか否かを決定する。一般にこれらのゲームでは、一定レベルの戦略がないと勝てない。
【0006】
その他の既知のゲームにはボーナス・ゲームがあり、斯かるボーナス・ゲームはダブルアップ・ポーカ・タイプ及びオファー・アンド・アクセプト・タイプのボーナス等の第1賭ゲーム又はプレーヤが勝った報償を負ける可能性を秘めながら更にかけてより高額な報償を勝ち取る可能性に賭ける第2ゲームにおいて開始される。これらのゲームは、一般にあるレベルの戦略がないと勝てないゲームであると言われている。
【0007】
第1賭ゲームにおいて始動されるその他のボーナスすなわち第2ゲームも、スキル、見掛スキル又は擬似スキルを使用する。例えば、米国特許第6,761,632号では、スキル、見掛スキル及び擬似スキルタイプのボーナス・ゲームが開示される。これらのボーナス・ゲームでは、報償は一般に無作為に決定される。プレーヤがスキル、見掛スキル又は擬似スキル・イベントへ参加することで、例えば、プレーヤが報償を得るタイミングが決定される場合がある。別の例である米国特許第6,572,473号では、プレーヤのスキルがどの報償セットすなわちプールした報償を使用するのかを決定し、斯かる決定した報償に基づいてゲーム中にプレーヤへ与える報償が決定されるゲームが開示されている。ゲーム機のプロセッサが、決定した報償セット又はプールした報償中から報償を無作為に決定してプレーヤへ与える。
【0008】
ある管轄区域のゲーム装置の賭ゲームは、スキル・イベントを含むよう義務付けられており、斯かるイベントにおいては、勝つためにはプレーヤが器用であることが必要とされる。これらのゲームでは、結果が純然たる無作為で引き出されると言うことはない。これらのゲーム機では、プレーヤの戦略又は入力のタイミングによって、勝敗が決定される。プレーヤが最適なプレイをしなければ、ゲーム機からの払い出しの割合%は、それに従って減少することとなる。
【0009】
純然たるスキル・ゲーム又は部分スキル・ゲームである第1賭ゲームは、ゲーム考案者やゲーム施設に対してある種の問題を提起する。第1には、スキル・ゲームを習得できるのはスキル・レベルの高いプレーヤ、練習を積んだプレーヤ又はその双方を持ち合わせたプレーヤである。斯かるゲームの習得と格闘し且つ経済的な実施を可能にするために、ゲーム考案者は斯かるスキル・ゲームを相対的に難しくする必要がある。難度レベルとしては、未経験者又は平均的なプレーヤにとってはゲーム機で遊んで勝利を得たり、楽しむことができない難解なレベルとすることが可能である。斯かるプレーヤにとっては十分にゲームを楽しんだとの気持ちにはなれずに、斯かるゲーム機で再度プレイしようとは思わない可能性がある。
【0010】
一方で、スキル・ゲームは、一般に対話型であり、あるレベルの人には楽しんでプレイできるものである。多くの人は、アーケード・スキル・ゲーム、ホーム・ビデオ・スキル・ゲーム、コンピュータ・スキル・ゲーム、携帯装置のスキル・ゲーム及びデータ・ネットワーク(例えば、インターネット)でのスキル・ゲームをするのに特に慣れていて、楽しんでプレイをする。それらの人の中には、結果が全く無作為に出されるのと、一切のスキル又はスキルを殆ど必要としない従来のゲーム機のゲームをしようとは思わない人がいる。また、それらの人の中には、競争要素の入ったスキル・ゲームを楽しんでプレイする人がいるが、斯かるゲームは従来既知のゲーム機のゲームでは提供されない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
従って、カジノやゲーム場で容易に得られるプレーヤ対話型要素や、賭け要素を含んだゲーム機及び方法の提供が待たれている。また、未経験のプレーヤ又は平均的なプレーヤにとって不利とならない、又は著しく不利とならない程度のスキル要素を有すると共に、斯かるスキル要素を習得したプレーヤに対する法外に高額の払い出しを制限するようにしたゲーム機における払い出しを制御するゲーム機及び方法の提供も待たれている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の一実施例では、1又は複数のプレーヤ入力を必要とする第1対話型ゲームを有するゲーム機又はゲーム装置が提供される。斯かるプレーヤ入力は1又は複数の結果を生む。斯かる結果は、プレーヤへ付与される金銭的又はその他の価値のある報償を生むことにはならない。寧ろ、プレーヤには常に第2賭ゲームが提供されて、斯かる賭ゲームにおいては、プレーヤは金銭的又はその他の価値のある報償を又は斯かる報償を得るチャンスを得ることができる。一実施例では、ゲーム装置が支払テーブル等の複数の異なる関数の一つを選択又は決定して、第1対話型ゲームの結果に基づいて賭ゲームにおいて使用する。賭ゲームの結果に応じて、金銭的又はその他の価値のある報償がプレーヤへ付与され、斯かる報償は前記選択した支払テーブル及びプレーヤが賭ゲームに賭けた賭け金に基づいて決定される。賭ゲームの結果は、また、又は、或いは、1又は複数のボーナス・ゲームを始動又は起動させることとなり、斯かるボーナス・ゲームによってプレーヤに金銭的又はその他の価値のある報償が付与される。従って、本発明によれば、プレーヤが賭ゲームに賭け金を賭けた後で、プレーヤが第1対話型ゲームを実施して、賭ゲームの関数を決定し、斯かる関数によってプレーヤが金銭的報償を勝ち取ることも可能となる。
【0013】
別の実施例では、ゲーム装置は複数の異なる賭ゲームを含む。ゲーム装置が、対話型のゲームでのプレーヤの得た結果に少なくとも部分的に基づいて、異なる賭ゲーム中のどのゲームをプレーヤへ提供するのかを決定する。異なる賭ゲームは、異なるスロット・ゲーム又は同一のスロット・ゲームの派生等の同一タイプのゲームであって良く、又は、スロット、ポーカ、ブラックジャック、キーノ、チェッカー、又はバンコ等の異なるタイプのゲームであって良い。賭ゲームのは全てが同一の支払テーブルを使用しても良く、又は、異なる支払テーブルを使用しても良い。或いは、賭ゲームの一つ、複数の賭ゲーム、又は各賭ゲームが多数の異なる支払テーブルを使用しても良い。一実施例では、使用される支払テーブルが対話型ゲームでの結果に基づくものであって良い。
【0014】
本発明では、賭ゲームの任意の適宜の関数を対話型ゲームの結果に基づいて使用することが可能となる。例えば、プレーヤへ提供される賭ゲームの数は、第1対話型ゲームの結果の1つ以上の結果に基づくようにしても良い。その他の実施例では、ゲーム装置は賭ゲームで使用する乗数(マルチプライヤ)としての又は賭ゲームで報償を決定する修正子(モディファイヤ)中の1つ以上のモディファイヤを含む。モディファイヤは、第1対話型ゲームの結果の1つ以上の結果に基づくようにしても良い。更に別の実施例では、使用するペイ・ライン数、ペイ・ライン当たりの賭け金、賭ゲームにおける的外れのシンボル又はその他の適当なシンボル数又は関数が、第1対話型ゲームの結果の1つ以上の結果に基づくようにしても良い。別の実施例では、第1対話型ゲームの結果によってプレーヤがジャックポット又は累進的報償を受ける権利を有するようにしても良い。
【0015】
第1対話型ゲームは、対話型スキル・ゲーム、対話型部分スキル・ゲーム又は対話型擬似スキル・ゲーム等の任意の適当なタイプの対話型スキル・ゲームとすることが可能である。一実施例では、スキル・ゲームは、任意の適当なタイプ及び数のスキル・イベントを含むようにしても良く、例えば、手と目を組み合わせたイベント又は器用さを求めるイベント等である。例えば、対話型ゲームは任意のタイプの競争又は競合ゲーム、スポーツを題材にしたゲーム又は射撃ゲームである。別の実施例では、第1対話型ゲームは精神的スキル、知識、論理的演繹又は戦略を含む。例えば、第1対話型ゲームはトリビアゲーム又は記憶ゲームとしても良い。第1対話型ゲームは非賭ゲームである。即ち、第1対話型ゲームには賭けを適用しない。ゲーム装置は賭けに基づいた第1対話型ゲームで得た結果に対する報償は提供されない。即ち、プレーヤは対話型ゲームでは如何なるタイプの報償又は賞を得るチャンスを有しない。或いは、ここでは、第1ゲームを対話型ゲーム、対話型スキル・ゲーム、スキル・ゲーム、予備ゲーム、導入ゲーム、オープニングゲーム、アーケード・ゲーム、非賭ゲーム、非報償ゲーム、又は関数ゲームと呼ぶようにしても良い。
【0016】
代替の実施例では、ゲーム装置は第1対話型ゲームの結果に基づいてプレーヤに達成トークン又はボーナス報償を追加して提供するようにしても良い。そのような実施例では、第1対話型ゲームにおいて、ゲーム装置が第1位のプレーヤ等の指定した順位のプレーヤに前記の如く報償を与える。別のそのような実施例では、ゲーム装置が、プレーヤが高得点等の指定のレベルすなわち閾値を第1対話型ゲームにおいて達成した場合に、前記のような報償をプレーヤに与える。
【0017】
本発明の一実施例では、第1対話型ゲームは従来のアーケード・ゲームである。この実施例では、本発明のゲーム装置は、外見及び機能において従来のアーケード・ゲーム又はアーケード・ゲーム機に物理的に類似したアーケード・ゲームを含む。ゲーム装置は、従来のスロット又はその他の賭ゲーム機の入力装置に加えた追加の入力装置を含み、それらの入力装置は、例えば、プレーヤによる賭け又は賭け金の入力ボタン、プレーヤによるトラッキング・カードの入力ボタン、金銭受領ボタン及び現金払い出しボタンである。ゲーム装置は、追加の出力装置を含んでおり、例えば、チケット又は金銭ディスペンサ及び賭ゲーム用又は斯かる賭ゲームに関係した任意のボーナス・ゲーム用の1つ以上のディスプレイである。或いは、アーケード・タイプのゲームを表示するディスプレイを使用して賭ゲーム又は斯かる賭ゲームに関係した1つ以上のボーナス・ゲームを表示するようにしても良い。これらのゲーム機は、アーケード・タイプの対話型ゲーム及びスロット・タイプの賭ゲームを含み、カジノ又はゲーム施設内の任意の適当な場所に設置するようにしても良い。一つの適当な場所は、カジノのスポーツ・ブック・エリアに隣接した所である。その他の場所は、本発明のゲーム機専用の別のゲーム・ルーム内である。
【0018】
第1実施例では、プレーヤは、ゲーム機すなわち装置を相手に第1対話型ゲームを行い、当該対話型ゲームにおいて一定の結果を達成する。第2実施例では、ゲーム機はゲーム・システムの一部であり、斯かるゲーム・システムはその他の1つ以上の繋がったゲーム機を含む。この第2実施例では、第1対話型ゲームでは、当該対話型ゲームにおいて、1台のゲーム機のプレーヤがその他の繋がったゲーム機中の1又は複数のゲーム機の1又は複数のプレーヤを相手にゲームをして一定の結果を達成する。これらの実施例では、対話型ゲームにおける個々のプレーヤの結果は、当該プレーヤの得た位置又は順位に基づくようにすることが可能であり、例えば、競争ゲーム等の対話型ゲームにおける一着又は二着等の位置又は順位である。その他の実施例では、対話型ゲームにおける個々のプレーヤの個々の結果は、当該プレーヤが獲得したポイントの累積数に基づくようにすることが可能であり、例えば、射撃ゲームであれば、プレーヤが打ち落とした標的数であり、トリビア・ゲームであれが、プレーヤの答えた正解数である。従って、多数のゲーム機を使用するマルチゲーム機の実施例においては、参加した各プレーヤは第1対話型ゲームにおける他のプレーヤの成績に対する第1対話型ゲームにおける当該プレーヤの成績に基づいて結果を受け取ることとなるが、この構成は全ての実施例において採用される必要はない。例えば、一実施例では、一着を取れるのはたった一人であり、また、ビリになるのもたった一人である。しかし、別の実施例では、例えば、射撃ゲームおいて二人以上のプレーヤが全ての標的を打ち落とした場合のように、二人以上のプレーヤが同一の結果となる可能性がある。
【0019】
従って、ゲーム機が一台の実施例では、対話型ゲームの結果は、プレーヤが一人でプレイするかゲーム装置を相手にプレイする対話型ゲームのスキル・イベントにおける当該プレーヤの成績に基づいて決定される。ゲーム機が多数ある実施例では、対話型ゲームの結果は、プレーヤが一人でプレイするか、一人以上のゲーム機によりコントロールされる競争相手を相手にプレイ(即ち、プレーヤがたった一人の競争相手であるマルチプレーヤ・ゲーム・システム)するか、又は、その他の繋がったゲーム機の一人以上のプレーヤを相手にプレイする、対話型ゲームのスキル・ゲームにおける当該プレーヤの成績に基づいて決定する。
【0020】
一例の実施例では、対話型ゲームは、競争ゲーム又はレーシング・ゲームであり、プレーヤが一着、二着、三着又は何着かの順位を獲得する。様々な実施例において、プレーヤは、対話型ゲームを一人でプレイする場合には、一定の時間を達成することで、一人以上のゲーム機がコントロールする競争相手とレースをすることで、又は、その他の一台以上の繋がったゲーム機の一人以上の競争相手を相手にレースをすることで、当該着又は順位を得る。従って、第1対話型ゲームの結果を前記方法中の任意の方法によって決定するようにしても良い。
【0021】
一実施例では、ゲーム装置は賭ゲームを含み、この賭ゲームは、複数の潜在的な異なる関数若しくは特徴を含む。ゲーム装置はそれらの異なる関数若しくは特徴のどれを賭ゲームにおいてプレーヤに使用させるかを、対話型ゲームにおいて当該プレーヤが達成した結果に基づいて決定する。一実施例では、賭ゲームは適当な既知の賭ゲームであって、ゲームにおいてプレーヤへ1以上の報償を与えるゲームであり、例えば、スロット、ポーカ、キーノ、ビンゴ、クラップ、ブラックジャック、バンコ、又はそれらの組合せであるが、それらに限定されるものではない。斯かる賭ゲームは、任意の将来開発される賭けタイプのゲームであって良く、プレーヤが賭けてプレイすることができ、且つ、プレーヤに報償を与えることができるものである。対話型ゲームの結果により決定される関数又は特徴は、任意の関数又は特徴であって良い。例えば、ゲーム装置が対話型ゲームを使って、(i)賭ゲームで使用する支払テーブル、(ii)賭ゲームの揮発度(volatility)、(iii)賭ゲームの平均予想払い戻し%、(iv)賭ゲームの報償、ボーナス報償又はボーナス・ゲームを受けられる資格、(v)賭ゲームで1又は複数のボーナス・ゲームを始動するイベント、(vi)賭ゲームでの累進報償を受けられる資格、(vii)賭ゲームの賭け金、(viii)賭ゲームのモディファイヤ、(ix)賭ゲームのタイプ又は種類、又は(xi)それらの任意の組合せである。
【0022】
別の実施例では、上記に述べた如く、ゲーム装置又はゲーム・システムは複数の賭ゲームを含む。ゲーム装置は、対話型ゲームの結果に基づいてどの賭ゲームをプレーヤにプレイさせるかを決定する。プレーヤが一人でプレイする実施例では、ゲーム装置はプレーヤに対話型ゲームでプレーヤが達成した結果に関係した賭ゲームをプレイさせる。多数のプレーヤでプレイする実施例では、ゲーム・システムは、対話型ゲームでプレイした各プレーヤに、対話型ゲームで当該プレーヤのプレイでプレーヤが達成した個々の結果に関係した賭ゲームをプレイさせる。個々のプレーヤが異なるゲームをプレイするようにして良い。ゲーム装置は、賭ゲームでの結果をプレーヤに与え、それにより金銭的報償が得られる。代替の実施例では、プレーヤが複数の賭ゲームからプレイするゲームを選択するようにして良い。この代替実施例では、対話型ゲームでのプレーヤの結果が選択対象となるゲームを決定する。例えば、対話型ゲームでの一番の勝者が複数の異なる賭ゲームから最初にプレイするゲームを選択して良い。その他のプレーヤは残りの賭ゲームから各自がプレイするゲームを選択する。本実施例の別の代替例では、対話型ゲームの結果でプレーヤがその中からプレイするゲームを選択する選択肢数を決定する。例えば、ゲームの一番の勝者がその中から自身がプレイする賭ゲームを選択するものとして、10のゲームを与えられる。二番目の勝者がその中から自身がプレイする賭ゲームを選択するものとして8のゲームを与えられる。
【0023】
本発明は、一実施例において、賭ゲームが異なり、異なる支払テーブル、異なる揮発度、異なる規模の支払額又は報償額、異なる勝ちの組合せ数、及び/又は異なるヒット頻度を有してはいても、個々の賭ゲームは等しい又は略等しい平均予想返金割合(%)を持つものとする。即ち、対話型ゲームのスキル・イベントは、各異なる賭ゲームが等しい割合か又は略等しい平均予想返金割合なので、賭ゲームでの結果を決定するものでなくなる。即ち、スキル・ゲームでの結果に拘わらず、各プレーヤは全体として同一の勝つチャンスを有する。このように、本発明では、第1対話型ゲームでスキルが高いプレーヤに対しては利点が感じられるが、概して実際の利点が得られるわけではない。本実施例では、揮発度が異なる場合、第1対話型ゲームで最高のプレイをしたプレーヤが高い報償を受け取るチャンスを有することとなる。
【0024】
本発明では、プレーヤは、従来のスロット又はその他のタイプの賭ゲーム機のゲームより時間をかけてプレイすることとなるが、これは、プレーヤが、最初に、第1対話型ゲームをプレイし、次いで、賭ゲームをプレイしなければならないためである。ある多数のゲーム機が繋がっている実施例では、下記により詳細に説明するように、プレーヤは、別のプレーヤが対話型ゲームの次のゲームに参加する前に、例えば、2秒間ぐらいの限定した時間待つようにして良い。本発明のゲーム装置ではプレイする時間が長くなるが、カジノやゲーム施設では利益を維持しようとする。本発明のゲーム装置及びゲーム・システムは、このように延長の可能性のあるプレイ時間であっても、納得がいく多数の方法で資金面での対応がなされている。一実施例では、ゲーム装置は同様の従来のゲーム機より賭ゲームに賭ける平均最小賭け金を高額にする。一実施例では、ゲーム機のゲームを起動するのに必要な金額又は金銭単位を例えば5ドル等のセット金額とする。別の実施例では、ゲーム機のゲームを起動するのに必要な金額又は金銭単位を変動額又は1ドル〜25ドル等の範囲にする。一実施例では、ゲーム機の賭ゲームを起動するのに必要な金額が変動額であるときには、賭け金額を潜在的な支払額又は報償額の大きさに比例させる。
【0025】
別の実施例では、賭けた金額で第1対話型ゲームと第2賭ゲームのいずれか一方又は双方の態様、機能又は特徴を決定する。例えば、賭け金の額で第1対話型ゲームの長さを決定して良い。賭け金が高額になれば、第1対話型ゲームのプレイ時間が長くなる。或いは、又は加えて、賭けた金額で賭ゲームの関数を決定することができ、例えば、従来のゲーム機における場合と同様に、支払テーブルの各部、賭ゲームでのボーナス・ラウンドへ到達能力、又は、賭ゲームでのその他の任意の適当な特徴又は関数である。
【0026】
また、一実施例では、多数のプレーヤがプレイする実施例のプレーヤの各々に対する賭ゲームを同じゲームとし、且つ各プレーヤに対して同一のゲーム結果を有するが、当該各プレーヤが同一のゲーム結果に基づいて異なる報償を受け取るようにして良い。一実施例では、対話型ゲームが異なるプレーヤに対する賭ゲームに対して異なる支払テーブルを決定する。例えば、プレーヤが各々、対話型ゲームをプレイすると共に、それぞれの支払テーブルを決定する対話型ゲームでのゲーム結果又は順位を達成する。スロット・ゲーム等の賭ゲームは、個々のプレーヤに同一である。スロット・ゲームは個々のディスプレイ装置又は1つの大型又は共通のディスプレイ装置上で開始される。ゲーム・システムは、スロット・ゲームでは各プレーヤに対して同一のシンボルを生成する。しかしながら、プレーヤの支払テーブルは、異なる勝ち組合せ又は同一の組合せに対して異なる報償、又は双方を有するようにして良い。プレーヤは、同一の賭ゲーム結果から異なる報償を獲得する機会を得る。
【0027】
一実施例では、プレーヤが、ゲーム装置賭に賭ゲームの賭け金を従来の賭け形式で賭けることが可能となる。賭ゲームに対して賭けが完了すると、自動的又はプレーヤの入力があり次第、ゲーム装置の第1対話型ゲームのスイッチが入るすなわち該第1対話ゲームが開始される。プレーヤはゲーム装置で対話型ゲームのプレイをし、該対話ゲームの結果がプレーヤへ与えられると共に表示される。ゲーム装置は、対話型ゲームの結果に基づいてプレーヤがプレイする賭ゲーム(賭ゲームの適用可能な関数を含む)を決定して、斯かる賭ゲームを表示すると共に、後に賭ゲームの結果を表示する。賭ゲームの結果が勝ちの結果であれば、ゲーム装置が、一部賭け金に基づくと共に、当該賭ゲームの支払テーブルに基づいて斯かる勝ちの結果に関係した報償をプレーヤへ与える。
【0028】
従って、本発明によれば、対話型ゲーム及び賭ゲームを含んだゲーム装置が提供される。一実施例では、対話型ゲームの結果の如何に係わらず、賭ゲームが常にプレーヤへ提供される。対話型ゲームではプレーヤに対して報償は与えられず、賭ゲームによりプレーヤに与えられる報償が生じる。従って、プレーヤは、対話型ゲームの結果の如何に変わらず、常に賭ゲームにおいて報償を得るチャンスを有する。一実施例では、賭ゲームでは、対話型ゲームの結果の如何に拘わらず、プレーヤは、同一又は略同一の予想平均支払又は払い戻しを受け取れる。これにより、未経験のプレーヤ、平均且つ経験を積んだプレーヤが同一の平均支払を受け取ることが可能となり、従って、本発明のスキル・イベントでは、どのプレーヤも不利になったり有利になったりはしない。
【0029】
本発明の一実施例の一つの効果は、プレーヤが対話型ゲームにおいて第1番目の勝者になる等の指定された結果を達成すれば、賭ゲームで他の支払テーブルより高い報償を提示する支払テーブルを得る事が可能なことである。より高い報償は、その他の報償のどれよりも高い価値を有した報償とすることができる。より高い報償は、ジャックポット報償、累進型報償、新車等の物品を贈呈する賞又はその他の任意の適当な報償とすることができる。このように、本発明では、賭ゲームにおいて、各プレーヤが、賭ゲームから従って本発明のゲーム機から、同一又は略同一の平均予想支払又は払い戻しを受けられると言うことを維持しつつ、第1対話型ゲームでより良い結果を達成したプレーヤに対して、賭ゲームにおいてより高い報償又はより良い賞を受け取ることのできるチャンス又はより良いチャンスを与えることで報償が与えられる。
【0030】
本発明の別の実施例では、ゲーム・システムは多数の繋がったゲーム機を含み、且つ、一人のプレーヤ、上位二人のプレーヤ又は上位三人のプレーヤといった指定した人数のプレーヤのみが賭ゲームをプレイすることができるようになる。その他のプレーヤのゲームでの結果は負けとなり、賭ゲームをプレイすることができない。一実施例では、各プレーヤには対話型ゲームでの成績に基づいて又は対話型ゲームでの結果に基づいて、賭ゲームに進める可能性がある。対話型ゲームでの成績が他のプレーヤより良かったプレーヤは、賭ゲームに進めるチャンスがより高くなる。例えば、第1番目の勝者は報償をもらえる又は賭ゲームに進めるチャンスが40%、第2番目の勝者は報償をもらえる又は賭ゲームに進めるチャンスが30%、第3番目の勝者は報償をもらえる又は賭ゲームに進めるチャンスが20%、そして、第4番目の勝者は報償をもらえる又は賭ゲームに進めるチャンスが10%とする構成にしても良い。この報償システムは、任意の適当な方法で構成することができる。一実施例では、報償をもらえない又は賭ゲームへ進めないプレーヤに対して、慰めの賞を与えることが可能である。この賞はプレーヤが賭ゲームに賭けた賭け金に基づいてきめることができる。本実施例の無作為の決定をプレーヤに対して表示することができる。例えば、1〜10までの数字を引き出す。第1番目の勝者に1〜4が振り分けられ、第2番目の勝者に5から7が振り分けられ、第3番目の勝者に8と9が振り分けられ、そして、第4番目の勝者に10が振り分けられる。本発明において、その他の任意の適当な方法を使用して、どのプレーヤが賭ゲームをプレイするのかを決定して良い。
【0031】
別の実施例では、ゲーム・システムは複数のゲーム機を含む。ゲーム機又はゲーム・システムは第1対話型ゲームと第2賭ゲームとを含む。ゲームに参加するには、プレーヤは一定の金額又はレベルで賭ける必要がある。一実施例では、斯かる賭け金を区分割りして4つの異なる報償又は支払テーブルへ振り分けるか、又は、資金として投入する。賭け金の中の一定額又は%を対話型ゲームの報償に振り分けると共に、賭け金の第2金額をハウス・ホールド(house hold)を含んだ支払テーブルに振り分ける。
【0032】
より詳細には、一実施例において、プレーヤは、ゲーム・システムのゲーム機の中の一台を作動させるのに一定額、例えば、2ドルを賭ける必要がある。ゲーム機又はゲーム・システムは、賭け金の中の一定額又は%を異なる報償又は支払テーブルへ振り分ける。一実施例では、ゲーム・システムは賭け金の10%を対話型ゲームの報償に振り分け、賭け金の80%を支払テーブルの払い出し金に振り分け、賭け金の10%をハウス・ホールドに振り分ける。即ち、平均して、賭け金の中0.2ドルを対話型ゲームの勝者へ与える対話型ゲーム報償へ投入し、賭け金の中1.6ドルを賭ゲームの勝者へ与える賭ゲームの支払テーブルの払い出し金へ投入し、0.2ドルをゲームを運営するカジノ又は会社のハウス・ホールドへ投入する。本実施例の一例では、対話型ゲームの報償の100%をそのゲームの勝者へ報償として与える。この賞の報償は実際の賞金であっても、又は、平均予想賞金であっても良い。従って、一実施例では、賭け金が大きくなり、且つ/又は、ゲーム当たりのプレーヤが多くなれば、それだけ対話型ゲームの報償が高くなり、本実施例では、勝者の報償が大きくなる。
【0033】
一実施例では、ゲーム・システムは、複数のゲーム機と、1つの対話型ゲームに対する複数の異なる対話型ゲーム結果とを含む。この対話型ゲーム結果は対話型ゲーム指定結果を含む。コントローラはゲーム機と一体に作動し、一人以上のプレーヤはコントローラを介して、それぞれ、賭け金を賭けるのが可能となり、その賭けた賭け金の一部が対話型ゲームの報償の資金として使用されると共に、賭け金を賭けたプレーヤは、コントローラを介して対話型ゲームをプレイすることが可能となる。該コントローラは、ゲーム機と一体に作動して、対話型ゲームをプレイしたプレーヤのプレイ結果を決定すると共にプレーヤに対して表示し、賭け金を賭けたプレーヤの一人が該対話型ゲーム用にプールしてある報償に基づいて対話型ゲーム指定結果を得ることが可能となる。コントローラは、ゲーム機と一体に作動して、対話型ゲーム指定結果を得たプレーヤに、対話型ゲーム用にプールした報償に基づいて対話型ゲーム報償が付与される。コントローラは、ゲーム機と一体に作動して、賭け金を賭けたプレーヤ各々に対して、少なくとも1つの賭ゲームを表示し、斯かる賭ゲームに対する賭ゲーム結果を決定し、且つ、当該賭ゲームにおいて得られる勝利結果に関係した報償をプレーヤに付与する。
【0034】
別の実施例では、二人以上のプレーヤが対話型ゲームの報償を受け取る。本実施例の一例では、対話型ゲーム賭け金の資金が閾値額に達すると、二人以上のプレーヤが報償又は賞を受け取る。例えば、対話型ゲーム賭け金の資金が75ドルに達すると、第1番目の勝利者、第2番目の勝利者、及び第3番目の勝利者となった二人以上のプレーヤが報償を受け取る。別の実施例では、一定数のプレーヤが対話型ゲームを行う場合、二人以上のプレーヤが対話型ゲームの報償を受け取る。例えば、対話型ゲームを行うプレーヤが21人以上であった場合、プレーヤ中の4人が対話型ゲームの報償を受け取る。別の実施例では、一定数のプレーヤが対話型ゲームを行い且つ対話型ゲーム報償の資金が一定のレベル又は閾値に達した場合、ゲーム・システムにより二人以上のプレーヤに報償が付与される。別の実施例では、ゲーム・システムにより対話型ゲームを行うプレーヤ中の一人に対して一つ以上の報償を付与する。別の実施例では、ゲーム・システムにより二人以上のプレーヤに対して一つの報償を付与する。ゲーム・システムは、任意の適宜の方法で、一人以上のプレーヤに対して一つ以上の報償を付与するようにしても良い。
【0035】
別の実施例では、ゲーム機又はゲーム・システムは、プレーヤが対話型ゲーム用にプールする報償用に別途の賭け金を賭ける。一実施例では、ゲーム・システム又はゲーム機によりプレーヤが対話型ゲームに対して一つの賭け金及び対話型ゲームに対して別途賭け金を賭けるか、又は、賭け金を賭けて、該賭け金の中の一定額を対話型ゲームに対して指定すると共に、賭ゲームに対して一定金額を指定する。一実施例では、プレーヤは、ゲームを行うには賭ゲームに対して賭け金を賭けるだけでよい。即ち、対話型ゲーム用の別途の賭け金はオプションである。これらの賭け金を振り分ける任意の実施例におけるゲーム・システム又はゲーム装置では、最小賭け金をかければ対話型ゲーム賭け金資金の一部分又は全部を勝利者となって受け取る資格が得られる。
【0036】
別の実施例では、ゲーム・システム又はゲーム機により指定された時間間隔で、対話型ゲームの一人以上のプレーヤに対して報償が付与される。一実施例では、ゲーム機の各プレーヤ又はデータ・ネットワークでのプレーヤは、プレーヤ・トラッキング・カード又は別のタイプのプレーヤ特定装置を有する。プレーヤが指定された期間において、対話型ゲームの最高結果又は累積得点を有する場合には、ゲーム・システム又は装置により該ゲームのプレーヤに対して、前記期間における勝利者であるとして報償が付与される。例えば、半時間ごとにゲーム・システムが当該半時間内の最高得点獲得者を決定して、当該報償を獲得できる通知を勝利者となったプレーヤのカード上に通知するか、又は、データ・ネットワークでのプレーヤに対しては勝利者となった旨のメッセージを送ると共に、データ・ネットワークを通して、該プレーヤにゲーム報償資金を電子的に付与する。
【0037】
別の実施例では、ゲーム・システムは複数のゲーム・ラウンドを含み、各ラウンドは、対話型ゲーム及び賭ゲームを含む。本実施例の一例では、各ラウンドで、ゲーム・システムによりプレーヤに対話型ゲームが提供されると共に、プレーヤに対して賭ゲームが提供される。次いで、ゲーム機は賭ゲームの次のラウンドを提供する。一実施例では、賭け金がゲームのラウンド毎に必要である。一実施例では、プレーヤは、ゲームを継続する旨の入力を入力してゲームの次のラウンドを選択して実行する。斯かる入力は、次のラウンド用の賭け金を賭けるか、又は、追加の金銭又はトークンを挿入するオプト−インの形式で実行される。このゲームはオプト−アウトの形式を取るようにしても良い。即ち、プレーヤがゲームを止める旨の入力をしない限り、ゲーム機は次のラウンドを実行する。一実施例では、最期のラウンドで賭ゲームにおける支払テーブルが最高額のものとなるか、又は、報償額が他のラウンドより高くなる。ゲームの最期の賭けラウンドに特徴を追加することで、プレーヤがゲームの全てのラウンドに参加するようにさせる。
【0038】
従って、本発明の効果は、スキルを使う賭ゲーム装置が提供されることである。
本発明の別の効果は、第1対話型ゲーム及び第2賭ゲームを組み合わせて、対話型ゲームにおけるプレーヤのスキルが賭ゲームのおける予想平均支払テーブルを変更することがない賭ゲーム装置が提供されることである。
本発明の別の効果は、同一の又は異なるディスプレイ上に第1対応型ゲーム及び第2賭ゲームを表示する賭ゲーム機が提供されることである。
本発明の別の効果は、第1対話型ゲームの結果で賭ゲームが決定されることである。
本発明の別の効果は、第1対話型ゲームの結果で賭ゲームの支払テーブルが決定されることである。
本発明の別の効果は、第1対話型ゲームの結果で賭ゲームの揮発度が決定されることである。
本発明の追加の特徴及び効果は、以下の本発明の詳細な説明及び図面に記載されると共に、また、それらの詳細な説明及び図面から明白となるであろう。
【発明の好適な実施の形態】
【0039】
ゲーム装置及び電子機器
図面を参照する。図1は、本発明のゲーム装置すなわちゲーム機10の一実施例を示している。ゲーム装置10は、対話型ゲームの表示装置16及び賭ゲームの表示装置18等の複数のディスプレイを支持する支持構造体、ハウジングすなわちキャビネット11を有する。キャビネットは、コイン・スロット26、紙幣受取器28、ハンドル31、一つ以上のペダル(図示なし)、プルアーム32、プレイ・ボタン34、一回賭けすなわちベット・ワン・ボタン36、ベット繰り返しすなわちリピート・ザ・ベット・ボタン(図示なし)、最大賭けすなわちベット・マックス・ボタン(図示なし)、及び現金払い戻しすなわちキャッシュ・アウト・ボタン38等の複数の入力装置を支持する。キャビネットは更に、チケット・ディスペンサ41及び従来のアーケード・ゲーム機、汎用スロット・マシーン、又はその他の賭ゲーム機の、他の任意の特徴等の複数の出力装置を支持する。図示したゲーム装置10は、シートすなわち椅子33を含む。しかしながら、ゲーム装置10は別の構成にすることが可能であり、該別の構成においては、プレーヤは、立ちながら当該ゲーム装置を操作することができる。本発明のゲーム装置はジョイ・スティック、ローラ・ボール、タッチ・パッド、ガン、ボタン又はタッチ・スクリーン等のプレーヤに操作される他の任意の適宜の入力装置を含むようにしても良い。
【0040】
図示の実施例では、第1プレーヤ対話型ゲームが下側の表示装置16に表示されると共に、賭ゲームが上側の表示装置18に表示される。これらの表示装置は、ゲーム装置のキャビネット11に接続されるか、又は、取り付けられるのが好適である。別の実施例では、ゲーム装置はたった1台の表示装置を含む。ゲーム装置を任意の適当な方法で構成して、プレーヤがプレーヤ対話を必要とする任意のタイプの適宜のゲーム及び任意タイプの賭ゲームを行うことができるようにしても良い。
【0041】
電子機器
図2Aに図示するように、一実施例では、ゲーム装置は少なくともマイクロプロセッサ、マイクロ・コントローラ・ベースのプラットフォーム、適宜の集積回路又は1つ以上のアプリケーション仕様集積回路(ASIC's)等の1台のプロセッサ12を含む。プロセッサは、少なくとも1つのデータ記憶又はメモリ装置14と通信可能に構成されるか、又は、作動するとメモリ装置14にアクセスするか又はメモリ装置14と信号を交換するようにされる。一実施例では、プロセッサ及びメモリ装置は、ゲーム装置のキャビネット内に収容される。メモリ装置はプログラム・コード及び指令を記憶し、該プログラム・コード及び指令はプロセッサにより実行されてゲーム装置を制御する。ゲーム機は、1台以上のプロセッサを含むようにしても良く、プロセッサは対話型ゲーム用の1台以上の別のプロセッサ及び賭ゲーム用の1台以上の別のプロセッサを含む。このような2つのプロセッサは、通信をすることでゲームのプレイの順番を制御する。メモリ装置はまた、イメージ・データ、イベント・データ、プレーヤ・インプット・データ、ランダム又は擬似ランダム番号生成器、支払テーブル・データ又は情報及びゲーム装置のプレイに関する適用ゲーム・ルール等のその他のデータも記憶する。一実施例では、メモリ装置はランダム・アクセス・メモリ(RAM)である。一実施例では、メモリ装置はリード・オンリ・メモリ(ROM)である。一実施例では、メモリ装置はフラッシュ・メモリ及び/又はEEPROM(電子的に削除可能なリード・オンリ・メモリ)を含む。その他の任意の磁気、光学及び/又は半導体メモリを、本発明のゲーム機と関連して用いても良い。
【0042】
一実施例では、プログラム・コード及び/又は上記のオペレーティング・データは、分離自在すなわち脱着自在の記憶装置に記憶することができ、斯かる記憶装置はカートリッジ、ディスク又はCDROMを含むがそれらに限定されるものではない。プレーヤは、デスク・トップ・パソコン、ラップ・トップ・パソコン、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、又はその他のコンピュータ化プラットフォームのような脱着自在の記憶装置を使用することができる。本明細書では、上記のプロセッサ及び記憶装置を一体として、「コンピュータ」又は「コントローラ」と呼ぶこともある。
【0043】
構造
一実施例では、図2Aに図示する如く、ゲーム装置は1台以上のゲーム装置を含み、該ゲーム装置はプロセッサにより制御される。図1の例では、下側表示装置16及び上側表示装置18を含む。下側表示装置16及び上側表示装置18は、第1対話型ゲーム、該対話型ゲームに関係した任意の賭ゲーム及び/又は対話型ゲーム又は賭ゲームに関係した情報を表示するようにしても良い。ゲーム装置は、任意の数の表示装置を含むようにしても良い。一実施例では、ゲーム装置は1台の表示装置を含み、この表示装置は、作動すると対話型ゲーム及び賭ゲームを表示することができる。図1に示すように、一実施例では、ゲーム装置は、クレジット・ディスプレイ20を含み、このクレジット・ディスプレイ20は、プレーヤの現在のクレジット数、現金、口座バランス又は等価額を表示する。一実施例では、ゲーム装置は、賭けすなわちベット・ディスプレイを含み、このベット・ディスプレイは、プレーヤの賭け金額を表示する。
【0044】
上記の表示装置は、モニタ、テレビ・ディスプレイ、プラズマ・ディスプレイ液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)をベースとしたディスプレイ、又はその他の任意の電子装置であるディスプレイ機構を含むようにしても良いが、それに限定されるものではない。一実施例では、下記により詳細に説明するが、表示装置は、付随するタッチ・スクリーン・コントローラを備えたタッチ・スクリーンを含む。表示装置の形状は任意の適宜のものであって良く、例えば、方形又は矩形で細長い長方形であっても良い。
【0045】
代替の一実施例では、シンボル、イメージ及びインディシャ(印)が表示装置中の1台以上の表示装置上に表示され、それぞれ機械的形態を取るようにしても良い。即ち、表示装置が任意の電子機械装置を含み、該電子機械装置が1台以上の機械式の物体であり、該機械式物体が、例えば、1つ以上の回転自在の車、リール又はダイスであって、少なくとも1つ、好適には複数のゲーム又はその他の適当なイメージ、シンボル又はインディシャを表示するように構成されても良い。
【0046】
図2Aに示すように、一実施例では、ゲーム装置は、少なくとも1つの支払受取器24を含み、この支払受取器24はプロセッサと通信可能にされている。図1からわかるように、支払受取器はコイン・スロット26及び紙幣又は札受取器28を含み、プレーヤがコイン・スロット26や受取器28へ貨幣、コイン又はトークンを挿入するようにしても良い。プレーヤは、コイン・スロットへ、コインを投入し、紙幣、チケット又はバウチャーを紙幣又は札受取器へ挿入することができる。別の実施例では、クレジット・カード、デビット・カード又はクレジット・スリップ・リーダ又は認証器等の装置を使用して、支払を受け取ることができる。一実施例では、プレーヤがゲーム装置のカード・リーダ内へ身分証明カードを挿入するようにしても良い。一実施例では、身分証明カードがスマート・カードであり、このスマート・カードがプログラムされたマイクロ・チップ又は磁気ストリップを有し、マイクロ・チップ又は磁気ストリップにはプレーヤの身分証明、クレジット合計及びその他の関連情報が入っている。一実施例では、お金が電子ファンド送金を通じてゲーム機へ送金するようにしても良い。プレーヤがゲーム装置に賭け金として資金を投入する場合には、プロセッサが入金された資金の額を決定すると共に、投入資金に相当する資金が上記した如くクレジット又はその他の適当なディスプレイ上に示される。
【0047】
一実施例では、ゲーム装置は少なくとも1台、好適には複数の入力装置を含み、入力装置はプロセッサと通信可能にされる。入力装置は、プロセッサが読み取る入力信号をプレーヤが生成するのを可能にする任意の装置を含むことができる。一実施例では、ゲーム装置の賭ゲームに適切な賭け金を賭けた後で、プレーヤが入力装置を使用して対話型ゲームを開始するが、入力装置は例えばプルアーム又はプレイ・ボタン等のゲーム起動装置である。プレイ・ボタンは任意のプレイ起動装置とすることができる。一実施例では、プレイ・ボタンはベット・ワン・ボタン、マックス・ベット・ボタン又はリピート・ザ・ベットボタンである。一実施例では、適切な賭け金を賭けると、ゲーム装置が対話型ゲームのプレイを自動的に開始するか又はアクティブ・モードに入る。別の実施例では、プレーヤがプレイ・ボタン中の1つを入れると、ゲーム装置が自動的にゲーム・プレイを起動する。
【0048】
一実施例では、図1に示すように、1台の入力装置がベット・ワン・ボタン36である。プレーヤは、ベット・ワン・ボタンを押して賭け金を賭けにことにより、賭ゲームに賭け金を賭ける。プレーヤはベット・ワン・ボタンを押す毎に、1クレジット分賭け金を増やすことができる。プレーヤがベット・ワン・ボタンを押すと、クレジット・ディスプレイに示したクレジット数が好適には1つ分低減し、ベット・ディスプレイに示したクレジット数が好適には1つ分増大する。別の実施例では、1台の入力装置がベット・マックス・ボタン(図示なし)であり、このベット・マックス・ボタンにより、プレーヤがゲーム装置の1つのゲームに対して許可された賭ゲームの最高賭け金を賭けることが可能となる。
【0049】
一実施例では、1台の入力装置はキャッシュ・アウト・ボタン38である。プレーヤはこのキャッシュ・アウト・ボタンを押して現金を払い出すことにより、残存クレジット数に相当する現金の支払い又はその他の形態の支払を受け取る。一実施例では、プレーヤが現金の払い出しを行うと、コイン支払トレイ40においてコイン又はトークンを受け取る。一実施例では、プレーヤが現金の払い出しを行うと、プレーヤがチケット・ディスペンサ41からチケットやクレジット・スリップ等のその他の払い出し機構を受け取るようにしても良く、斯かるチケットやクレジット・スリップは、キャッシャで現金化されるか又はプレーヤの電子記録身分証明書へ入金することができる。
【0050】
一実施例では、ゲーム装置は少なくとも1台の入力装置を含み、この入力装置により対話型ゲームにおいてプレーヤ対話が可能となる。この入力装置はアーケード・ゲーム機において使用される任意の入力装置としても良く、例えば、ジョイ・スティック、タッチ・パッド、マウス、ローラ・ボール、レーザ・ガン、ペダル、ハンドル又はキーボードであって、対話型ゲームにおいて適宜のプレーヤ対話を可能とする。
【0051】
一実施例では、上記に説明し且つ図2Aに示すように、1台の入力装置はタッチ・スクリーン42であり、このタッチ・スクリーン42は、タッチ・スクリーン・コントローラ又はその他のプレーヤの接触を感じ取るディスプレイ・オーバーレイであり、ディスプレイ上でイメージとのプレーヤ対話が可能となる。タッチ・スクリーン及びタッチ・スクリーン・コントローラは、ビデオ・コントローラ46に接続される。プレーヤが決定をし、タッチ・スクリーンの適切な場所に触れることで、ゲーム装置に信号を入力することができる。
【0052】
ゲーム装置は、更に複数のポートを含んでプロセッサと外部周辺機器との通信を可能にするようにしても良く、斯かる外部周辺機器は、外部ビデオ源、拡張バス、ゲーム又はその他のディスプレイ、SCSIポート又はキーパッドである。
【0053】
一実施例では、図2Aに示すように、ゲーム装置は音声発生装置を含み、この音声発生装置は、1枚以上の音響カード48によりコントロールされ、該音響カードはプロセッサと連携して機能する。一実施例では、音声発生装置は少なくとも1台、好適には複数のスピーカ50又はその他の音声発生ハードウェア及び/又はソフトウェアを含んで音声を発生させるが、音声は第1対話型ゲーム又は賭ゲーム用のゲーム音楽であり、又は、ゲーム装置のその他のモード例えばアトラクト(誘惑)・モードのゲーム音楽である。一実施例では、ゲーム装置はダイナミックな音声を提供し、この音声は表示装置中の1台以上の表示装置に表示された魅力的なマルチメディア画像と組み合わされて音声視覚的にゲームを再現するか、又は、音声を伴ったフルモーション・ビデオを提供してプレーヤ等をゲーム装置に惹きつける。ゲームをしていないアイドル時間中は、ゲーム装置に一連の音声及び/又は視覚的なアトラクション・メッセージを表示して潜在的なプレーヤをゲーム装置に惹きつけるようにしても良い。斯かるビデオは、任意の適切な情報用に又は該情報を提供するように、特注としても良い。
【0054】
一実施例では、ゲーム機はプレーヤ又はその他のセンサを含んでいても良く、このセンサは例えばプロセッサと通信可能なカメラであって、ゲーム装置及び/又はゲーム装置の周囲の領域を活発に使用するプレーヤのイメージを捉えるように選択的に位置きめされる。一実施例では、このカメラは静止画像又は動画像(例えば、ビデオ)を選択的に捉えるように構成しても良く、又は、アナログ、デジタル又はその他の適当な形式のいずれかの画像を捉えるように構成するようにしても良い。表示装置はカメラで捉えた画像を表示すると共に、ゲームの視覚的表示を分割スクリーンに又はピクチャ・イン・ピクチャ方式で表示するように構成しても良い。例えば、カメラでプレーヤのイメージを捕らえるように構成しても良く、このイメージを対話型ゲーム及び/又は賭ゲーム内へゲーム・イメージ、シンボル又はインディシャとして組み込むことができる。
【0055】
一実施例では、以下に詳細に説明するように、ゲーム装置が確率データに基づいて無作為に賭ゲームの結果及び、従って、報償(賞金)を生成する。即ち、各結果がある一定の確率と関係するようにして、ゲーム装置が結果を生成して関係する確率に基づいて賭ゲームのプレーヤに与える。この実施例では、ゲーム装置が無作為に又は確率計算に基づいて結果を生成するので、ゲーム装置が賭ゲームにおいて任意の特定の報償又はゲーム結果をプレーヤに与えることが確実になくなる。
【0056】
別の実施例では、以下に詳細に説明するように、ゲーム装置が賭ゲームで所定の又は有限の報償セットすなわちプールした報償(ゼロ報償又は賭け金を失うロス報償を含む)を使用する。この実施例では、各報償が賭ゲームでプレーヤに付与されると、ゲーム装置が所定の報償セットすなわち報償資金中から付与した報償を低額する。一旦斯かる報償が報償セットすなわちプールした報償中から低額されると、特定の付与された報償は二度とプレーヤに付与されることはない。このタイプのゲーム装置では、プレーヤはプレイ・サイクルのコースを通して付与可能な報償の全てを付与されることが可能であり、実際の勝ち及び負けの額が保証される。
【0057】
賭ゲーム
本発明のゲーム装置は、少なくとも1つの賭ゲームを含む。賭ゲームは任意のゲーム、例えば、スロット、ポーカ、バンコ、チェッカー、ブラックジャック、ルーレット、キーノ、ビンゴ、クラップ、及びこれらのゲームの任意の組合せ又は報償に結びつくその他の任意のランダム・ゲームとしても良い。一実施例では、ゲーム装置は、少なくとも一部で対話型ゲームの結果に基づいてどの賭ゲームをプレーヤにプレイさせるかを決定する。
【0058】
一実施例では、賭ゲームはスロット・ゲームであり、このスロット・ゲームは図1に図示する如く上側の表示装置18に1つ以上のペイ・ライン52を備えている。このペイ・ラインは水平、垂直、円形、対角線状、一定の角度で傾けてあっても良く、又は、それらの組み合わせてあっても良い。一実施例では、ゲーム装置は少なくとも1つ、好適には複数のリール54、例えば、3〜5つのリール54を表示し、リールは機械的に回転するリールを備えた電子機械の形態又はリール及びその動きを模倣したビデオの形態を取るものであっても良い。一実施例では、電子機械的スロット・マシーンが複数の隣接した回転自在のリールを含み、これらのリールは組み合わされる共に、任意の適当なタイプの電子表示装置と作動自在に連結されても良い。一実施例では、リール54がビデオの形態であれば、複数の模倣したリール54が上記したように表示装置中の1台以上の表示装置に表示される。各リール54は複数のインディシャ又はシンボルを表示し、これらのインディシャ又はシンボルは、ベル、ハート、果物、数字、文字、棒、又はその他の好適にはゲーム装置と関係したテーマに対応するイメージとすることができる。
【0059】
一実施例では、賭ゲームはポーカゲームであり、ゲーム装置で、プレーヤはビデオ・ポーカゲームをプレイすることが可能であり、最初に仮想の52枚のカード・デッキから、全てカード面を上向きにした5枚のカードを配る。カードは従来のカード・ゲームと同じように配っても良く、又は、ゲーム装置の場合には、所定枚数のカードから無作為に選択したカードを含むようにしても良い。プレーヤがドローしたい(カードを引きたい)場合、プレーヤは1つ以上の入力装置を介して、例えば、関連のホールド・ボタンを押すか又はタッチ・スクリーンを介して保持するカードを選択する。次いで、プレーヤが賭けすなわちディール・ボタンを押すと、不要なカード又は捨てたカードがディスプレイから除去されると共に、残ったカード・デッキから代わりのカードが配られる。これで最期の5枚のカードの手が決まる。この最期の5枚のカードの手は、支払テーブルと比較されるが、このテーブルは従来のポーカの手のランクを使用して、勝ちの手を決定する。プレーヤに勝ち手に基づいた報償及びプレーヤが賭けたクレジットが付与される。
【0060】
別の実施例では、賭ゲームはマルチハンド(複数の手)のビデオ・ドロー・ポーカである。本実施例では、プレーヤに少なくとも2つの手のカードが配られる。1つの実施例では、カードは同一のカードである。一実施例では、各々のカードの手はそれぞれのカードのデッキと対応する。プレーヤはカードを選んで第1手のカードを保持する。斯かる保持した第1手のカードはまたもう一方の手のカードでも保持される。残りの保持しないカードは表示されたそれぞれの手から除去されて、各手に対して代わりのカードが無作為に配られて該手に加えられる。この代わりのカードは各手に対して無作為に配られるので、各手の代わりのカードは通常異なるものとなる。次いで、ポーカの手のランクが手毎に決定されて、プレーヤに報償が付与される。
【0061】
賭ゲームで報償を勝ち取ることに加えて、このゲーム装置では、プレーヤは少なくとも1つのボーナス・ゲーム又はボーナス・ラウンドで報償を勝ち取る機会が与えられる。一実施例では、賭ゲームにおいて誘発即ちトリガとなるイベントの後、プレーヤは1つ以上のボーナス・ゲームを与えられる。
【0062】
ボーナス・ゲームでは、プレーヤは賭ゲームにおいて報償又は支払を得ていれば、それに加えて別の報償又は支払を得ることができる。一実施例では、ボーナス・ゲームは任意タイプのゲームであって良く、賭ゲームと類似していても、又は、全く異なっていても良い。一実施例では、ゲーム装置は1つのプログラムを含んでおり、このプログラムでは、プレーヤが賭ゲームにおいてボーナス・ゲームのトリガとなるイベント又は資格条件を得ると自動的にボーナス・ゲームが開始される。別の実施例では、このトリガ・イベント又は資格条件は、一定の量のゲーム・プレイ(ゲーム数、クレジット数、時間、場所の量、ポイント数)を超えて、ゲーム・プレイ中に獲得したポイントが特定のポイントに達することにより、又は無作為の賞として、画定又は決定される。
【0063】
一実施例では、プレーヤがボーナス・ゲームの資格を得ると、賭ゲームのプレイを続ける中で資格を得た後に、ボーナス・ゲームを始められるようにしても良い。従って、プレーヤが得るボーナス資格イベント、例えばボーナス・シンボル毎に、所定の数のボーナス・ゲーム賭けポイント又はクレジットが「ボーナス・メータ」に累積するようにしても良く、このボーナス・メータはボーナス・クレジット又はボーナス・ゲームへの最終的な参加資格を累積するようにプログラムされる。賭ゲームにおいて多数のそのようなボーナス資格イベントが生じる結果、勝ち取ったボーナス賭けクレジットが演算的又は幾何学的に増えて行くようにしても良い。一実施例では、エクストラ・ボーナス賭けクレジットをボーナス・ゲーム中に償還してボーナス・ゲームを延長できるようにしても良い。
【0064】
一実施例では、ボーナス・ゲームを行うために、別個にエントリ料金や該ゲームを始めるのに必要な所定の額即ちバイイン(buy in)を一切使用しないようにする。即ち、プレーヤはボーナス・ゲームを始めるのに何の支払もすることがなく、従って、ボーナス・ゲームをするには賭ゲームのプレイを通して勝つか又はエントリ資格を得なければならず、これにより賭ゲームのプレイに熱中させることができる。別の実施例では、例えば、プレーヤがその他の特定のゲームを通して該ボーナス又は賭ゲームに対する資格を得ることができなかった場合には、プレーヤが簡単にバイインを支払うことにより、ボーナス・ゲームをできるようにしても良い。
【0065】
データ・ネットワーク・プレイ
図2Bに図示するように、一実施例では、本発明のゲーム装置10中1台以上のゲーム装置をデータ・ネットワーク又は遠隔通信リンク58を介して互いにリンク又は接続するようにしても良く、この場合には、ゲーム装置のいくつか又は全部の関数をセントラル・サーバや中央コントローラ56等の中央部位に設けておく。より詳細には、各ゲーム装置のプロセッサを個々のゲーム装置とセントラル・サーバとの間での信号の送信を容易にするように設計しても良い。この実施例では、異なるゲーム装置のプレーヤが本発明の対話型ゲームにおいて互いに競い合うことができるようになる。
【0066】
一実施例では、プレーヤに与えられる賭ゲーム報償がセントラル・サーバ又はコントローラにより決定されて、本発明のゲーム装置においてプレーヤに提供される。この実施例では、ゲーム装置が複数台設けられてセントラル・サーバ又はコントローラと通信可能にされている。プレーヤがゲーム装置の1台でゲーム・プレイを開始すると直ぐに、該ゲームを開始したゲーム装置が賭ゲーム報償リクエストをセントラル・サーバ又はコントローラへ通信する。
【0067】
一実施例では、セントラル・サーバ又はコントローラがそのゲーム報償リクエストを受信して、プロバビリティ・データを基に賭ゲームのゲーム報償を生成する。この実施例では、セントラル・サーバ又はコントローラがゲーム装置のプロセッサ及び記憶装置と同じプログラム・コード又はその他のデータを記憶し使用することができる。
【0068】
別の代替実施例では、セントラル・サーバ又はコントローラが所定数のゲーム報償(結果として賭け金を失うことになるゼロ報償を含む)の1つ以上のプール又はセットを保持する。この実施例では、セントラル・サーバ又はコントローラがゲーム報償リクエストを受信して、所定数の中から1つのゲーム報償セット又はプールから所定のゲーム報償を個々に選択する。セントラル・サーバ又はコントローラは選択したゲーム報償を使用済みのものとしてフラグを立てるか又はマーク付けをする。ゲーム報償が一旦使用済みとしてのフラグを立てられると、当該報償セット又はプールから再度選択されるのが防止されて、別の賭けがなされてもセントラル・サーバ又はコントローラは、フラグを立てた報償を選択することができなくなる。付与されるゲーム報償は、賭ゲーム報償、ボーナス・ゲーム報償又は一連のゲーム報償を含み、斯かる一連のゲーム報償は、例えば、1つ以上の無償のゲームとすることができる。
【0069】
セントラル・サーバ又はコントローラは、生成又は選択したゲーム報償をゲームが開始されたゲーム装置へ送信する。ゲーム装置は、生成又は選択されたゲーム報償を受信して、賭ゲームの報償としてプレーヤへ付与する。別の代替実施例では、生成又は選択されたゲーム報償のプレーヤに対する提示又は表示の仕方、例えば、スロット・マシーンの回転リール上のシンボルの組合せ又はカード・ゲームにおいて扱われるカードの手として提示又は表示するのかが、セントラル・サーバ又はコントローラにより決定されて、ゲームを開始したゲーム装置へ送信されてプレーヤに提示又は表示される。中央生成又はコントロールを利用することで、ゲーム場又はその他のゲーム関連会社にあっては、適切な記録保持、ゲームの制御、ごまかしや電子的又はその他のエラーの低減又は防止、勝ち負けの揮発度等の低減又は排除等において利便を受けられる。
【0070】
別の実施例では、本発明のゲーム装置の1台以上がセントラル・サーバ又はコントローラと、モニタの目的のみで通信可能にされている。即ち、個々のゲーム装置はプレーヤに付与するゲーム結果を無作為に生成し、セントラル・サーバ又はコントローラは、当該複数のゲーム装置上でなされる活動やイベントをモニタする。一実施例では、ゲーム・ネットワークはリアル・タイム又はオン・ライン経理及びゲーム情報システムを含み、このシステムは、セントラル・サーバ又はコントローラに連結されて作動する。この実施例の経理及びゲーム情報システムは、プレーヤのプロフィールを記憶するプレーヤ・データベース、プレーヤを追跡するプレーヤ・トラッキング・モジュール及び自動化したカジノ取引を可能にするクレジット・システムを含む。
【0071】
サーバは、個々のゲーム装置へデータを送信して第1対話型ゲームの結果を提供し、ゲーム装置は、プレーヤに適切な賭ゲームを提供することと成る第1対話型ゲームの結果に関するデータを有することとなる。対話型ゲーム及び賭ゲームを別個のプロセッサで制御することが可能であり、これらのプロセッサは直接又は別のプロセッサ又はサーバを介して通信する。このような構成を使用してデザイン・プロトコールを簡略化し、安全面でのリスクを低減することが可能である。
【0072】
本発明のゲーム装置の大多数は、データ・ネットワークを介して互いに接続することができる。一実施例では、このデータ・ネットワークは、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)であり、このローカル・エリア・ネットワークでは、ゲーム装置の1台以上が実質的に互いに近接しており、且つ、例えば、ゲーム施設又はゲーム施設の一部等内にあるようなオンサイト・セントラル・サーバ又はコントローラに近接している。別の実施例では、データ・ネットワークは、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)であり、このワイド・エリア・ネットワークでは、ゲーム装置の1台以上が少なくとも1台のオフサイト・セントラル・サーバ又はコントローラと通信可能にされている。この実施例では、複数のゲーム装置をゲーム施設内の異なる場所に配置したり、オフサイト・セントラル・サーバ又はコントローラとは異なるゲーム施設内に配置しても良い。従って、WANは、1台のオフサイト・セントラル・サーバ又はコントローラ及び1台のオフサイト・ゲーム装置を含むようにしても良く、このオフサイト・ゲーム装置は例えば、市や州といった同一の地理的区域のゲーム施設内に配置される。本発明のWANゲーム・システムは上記のLANゲーム・システムと実質的に同一であっても良いが、各システムのゲーム装置台数は相対的に違っても良い。
【0073】
一実施例では、データ・ネットワークはインターネット又はイントラネットである。本実施例では、ゲーム装置の動作を少なくとも1つのインターネット・ブラウザを備えたゲーム装置で見ることができる。本実施例では、ゲーム装置の作動及びクレジットの累積をセントラル・サーバ又はコントローラ(インターネット/イントラネット・サーバ)への接続により可能にしても良く、このような接続は、従来の電話又はその他のデータ送信ライン、デジタル信号ライン(DSL)、T−1ライン、同軸ケーブル線、光ファイバ又はその他の適切な接続方法で可能となる。本実施例では、プレーヤはインターネット接続及びコンピュータのある任意の場所又はその他のインターネット施設からインターネット・ゲーム・ページへアクセスするようにしても良い。近年のコンピュータ台数及びインターネット接続の件数やそのスピードが増大することで、プレーヤが過去最大の規模で増加する遠隔地からゲームに参加することができる機会が増えている。デジタル無線通信の拡張帯域で斯かる技術を本発明による一部又は全部の通信に適してものにすることが可能であり、特に、斯かる通信が暗号化されている場合はそうである。データ送信速度が速くなると、表示及びプレーヤとの相互作用を複雑にしたり反応を早くしたりすることが可能となる。
【0074】
別の実施例では、知られているように、1箇所以上のゲーム・サイトの複数のゲーム装置のコンフィギュレーションをプログレッシブにしたセントラル・サーバにネットワークとして接続しても良く、この場合、賭ゲームの各賭け金の一部をボーナス・イベント報償へ振り分けても良い。一実施例では、ホスト・サイト・コンピュータを様々な互いに離れたゲーム・サイトの複数のセントラル・サーバに接続して多数のサイトにリンクしたプログレッシブ自動化ゲーム・システムを提供するようにしても良い。一実施例では、ホスト・サイト・コンピュータが複数のゲーム装置のサーバとして機能し、該複数のゲーム装置が例えば一州の一都市又は複数の都市内の異なる場所を含んだ地理的に異なる場所の多数の敷地に亙って分散されて配置されている。
【0075】
一実施例では、ホスト・サイト・コンピュータは、システムの全体の作動及び制御をするように維持される。本実施例では、ホスト・サイト・コンピュータがプログレッシブ・ゲーム・システム全体を監視するとともに、全てのプログレッシブ・ジャックポットの計算のマスタとなる。全ての参加したゲーム・サイトはホスト・サイト・コンピュータに報告を送り、該コンピュータから情報を取得する。各セントラル・サーバ・コンピュータは、ゲーム装置のハードウェア及びソフトウェアとホスト・サイト・コンピュータ間の全てのデータ通信を監督する。
【0076】
セントラル・サーバはまた、グループ内のゲーム装置のプレイに関する追加の情報、例えば、従来の方法でプレーヤへ提供されるゲーム装置に関係した1つ以上の従来の累進的報償を追跡するとともに維持するようにしても良い。更に、セントラル・サーバは、ボーナス・イベントを提供するのに選択されたゲーム機により、ボーナス・イベントが何時プレイされるのか又はプレイすることができるのかと言った、別の情報を追跡するようにしても良い。
【0077】
賭ゲーム又は賭ゲームプロセッサが賭け金の入力及び払い出しを含んだお金又は、賭け金処理を管理する場合、プロセッサがこのような情報をセントラル・サーバ又はコントローラへ送信する。セントラル・サーバ又はコントローラは、ゲーム装置の全てから送られるデータをプールして、プレーヤ数、対話型ゲームがいつまで続くのか、及びその他の任意のゲーム関数及び特徴を決定する。
【0078】
プレーヤへ提供する賭ゲームの関数又は賭ゲームを決定する第1対話型ゲーム
本発明の一実施例は、プレーヤによる1つ以上の入力を必要とするスキル、部分的なスキル、又は擬似スキルを含んだ第1対話型ゲームを提供する。遊戯の入力により結果が決まる。斯かる結果は、プレーヤへ付与されるお金による又はその他の価値のある報償には結びつかない。寧ろ、プレーヤには常に賭ゲームが提供される。一実施例では、ゲーム装置が対話型ゲームの結果によりなされる賭ゲームにおいて使用する支払テーブル等の複数の異なる関数の一つを選択又は決定する。ゲーム装置がプレーヤに賭ゲームを提供するとともに、選択した関数又は支払テーブルに基づいて賭ゲームの結果を無作為に決定し、プレーヤが賭ゲームに賭け金を賭ける。賭ゲーム結果としては負けの結果及び勝ちの結果があり、負けの結果ではプレーヤには報償は与えられず、勝ちの結果では金銭又はその他の価値のある賞がプレーヤに与えられる。また、賭ゲームの結果を利用して1つ以上のボーナス・ゲームのトリガとしたり、その結果で該ボーナス・ゲームを起動させるようにすることが可能であり、又は、報償を与える代わりにボーナス・ゲームを提供するようにすることができる。一実施例では、各支払テーブルの予想平均支払は同等か若しくは略同等である。
【0079】
別の実施例では、ゲーム装置又はゲーム・システムは複数の賭ゲームを含む。対話型ゲームの結果でプレーヤに提供する賭ゲームが決定される。プレーヤが一人の実施例では、ゲーム装置が対話型ゲームで達成した結果に対応した賭ゲームをプレーヤへ提供する。プレーヤが多数人の実施例では、ゲーム・システムが各プレーヤに賭ゲームのうちの一つの賭ゲームを提供し、斯かる提供する賭ゲームは、該プレーヤの対話型ゲームでのプレイにおいて達成した個々の結果に対応したものとなる。3人以上のプレーヤ又はプレーヤ各々に異なる賭ゲームを提供するようにしても良い。ゲーム装置がプレーヤに賭ゲームでの結果を付与し、このように付与された結果が当該賭ゲームの支払テーブルに基づいた報償に結びつく。一実施例では、各賭ゲームの予想平均支払は同等か又はほぼ同等である。
【0080】
図1、図3A、図3B、図3C、図3D、図3E、図3F及び図3Gは、ゲーム装置の一実施例を図示しており、該ゲーム装置は第1対話型のレーシング・ゲームを含む。ゲーム装置はこのレーシング・ゲームの結果を利用して、その後に提供される第2ゲームであるスロット・ゲームで使用する支払テーブルを決定する。
【0081】
対話型ゲームは、図3Aに示すように、従来のアーケード・ゲームと同様にプレーヤからの入力を必要とする。プレーヤが指定された賭け金を賭ゲームに賭けると、対話型ゲームが開始される。ゲーム装置では、プレーヤはハンドル31を使用することができるとともに、その他の入力装置例えばペダル(図示なし)を操作して、従来の方法で画面に表示された車を表示されたレース・コース上又は回りを運転することができる。従って、この対話型ゲームでは、プレーヤが複数の入力を入力する必要がある。本ゲームの目的は、レースで最高の順位となるか又はレース・コース上のフィニッシュ・ライン68を切る最初の車となることである。表示装置16は3台の車、車両X62、車両Y64及び車両Z66をレース・コース60上に表示している。本実施例では、プレーヤが車両X62をコントロールし、ゲーム装置が車両X64及び車両Z65をコントロール又は操作する。この対話型ゲームでは、任意の台数の車両を使用するようにしても良い。
【0082】
プレーヤはハンドル31を使用して、図3Bに示すようにレース・トラック上でレーシング・ゲームを行う。車両の各々が図3Cに示すような着順でゲームを終了したとする。車両X62は、プレーヤがコントロールするものであり、フィニッシュ・ラインに最初に到達し、従って、一着となる。車両Z66が二着でゴールし、車両X64が三着でゴールする。ゲーム装置は、この対話型ゲームでプレーヤが達成した結果に基づいて賭ゲームの関数を決定する。本実施例では、ゲーム装置が賭ゲームにおいて使用する複数の異なる支払テーブル中でどれを使用するかを決定する。
【0083】
本実施例では、賭ゲームはスロット・ゲームであり、このスロット・ゲームは図3D、3E及び3Fに示すような3つの異なる支払テーブルを含む。即ち、同一のゲーム又はイベントに対して異なる支払テーブルが存在する。ゲーム装置は、図3Dに示す支払テーブルA70、図3Eに示す支払テーブルB72、及び図3Fに示す支払テーブルC74を含む。支払テーブルA70、支払テーブルB72及び支払テーブルC74は、各々異なる揮発度を有すると共に、同位置の予想平均払い出しを有する。揮発度は報償値の範囲に関係する。例えば、支払テーブルAの最低報償は5であり、これはチェリーのマークが3つ並んだ場合である。賭ゲームにおいて、ゲーム装置が支払テーブルAを使用した場合の最高報償は600であり、これは7が3つ並んだ場合である。このように、支払テーブルAにおける報償は、最低可能報償と最高可能報償と間で595の範囲の揮発度(volatility)を有することとなる。本実施例では、勝ちの組合せ全てがペイ・ライン上に生成される確率は同一である。従って、予想平均払い出しは4つの勝ちパターンの各々に関して175である。支払テーブルBの揮発度の範囲は300(325−25)であり、予想平均払い出しは4つの勝ちパターンの各々に対して175((25+125+225+325)/4)である。支払テーブルCの揮発度の範囲は25(185−165)であり、4つの勝ちのパターンの各々の予想平均払い出しは175((165+170+180+185)4)である。プレーヤに付与される報償の平均は使用される支払テーブルに関係なく175である。これらの平均は負けすなわち非勝ちの結果を計算に入れていない。また、各支払テーブルは異なる揮発度を有すると共に、同一の予想平均払い出しを有しており、或いは、ほぼ同様の予想平均払い出しを有することができる。したがって、賭ゲームの予想平均払い出しは、賭ゲームにおいてゲーム装置がどの支払テーブルを使用したかに係わらず、同一又はほぼ同一となる。
【0084】
既知の又は新たな方法であれ、他の支払テーブルの生成方法を本発明に応じて使用することができ、これにより、結果の確率が異なる同一の支払テーブルを持つことで同一の効果を生成することができる。例えば、全ての組合せに対して支払テーブルDを支払テーブルEより高い報償を支払うようにすると共に、組合せが発生する確率を低くすることにより、平均で最初の賭け金の戻り率を同一することができる。
【0085】
本実施例では、対話型ゲームでの各順位又は結果が、賭ゲームに関する異なる支払テーブルの1つに対応するようにされる。ゲーム装置は、プレーヤが対話型ゲームにおいて1着であれば、賭ゲームで支払テーブルA70を使用する。ゲーム装置は、プレーヤが対話型ゲームにおいて2着であれば賭ゲームで支払テーブルB72を使用する。ゲーム装置は、プレーヤが対話型ゲームにおいて3着であれば賭ゲームで支払テーブルC74を使用する。このように、対話型ゲームでプレーヤが達成したゲーム着順又は結果が賭ゲームで使用する支払テーブルを決定する。本実施例では、プレーヤは対話型ゲームでより良い着順又は順位を達成すれば賭ゲームでより高い報償を獲得するチャンスを得られる。対話型ゲームでの結果がタイであったり、同等であったり又は略同等である場合には賭ゲームにおいて使用する支払テーブルが同一又は同様なものと成る。
この例では、プレーヤが対話型ゲームで1着となったので、ゲーム装置は2番目のスロット・ゲームで支払テーブルAを使用する。
【0086】
図3Gに示すように、ゲーム装置が表示装置18上でスロット・ゲームを表示する。リールが自動的に回転を始めるか又はプレーヤの入力により回転を開始する。スロット・ゲームにおいてペイ・ライン52上で3つの7が並んだ777の組合せができ上がると、ゲーム装置は支払テーブルAを使用する。これは、プレーヤが第1レーシング・ゲームで1着となったからであり、支払テーブルAは対話型ゲームでの1着に対応する。従って、プレーヤは、図3Gに示すように、600の貨幣ユニットを報償として勝ち取る。ゲーム装置がペイ・ライン上で3本の棒即ちバー(BAR)が並んだ場合には、ゲーム装置が、支払テーブルAに従って、プレーヤに10の貨幣ユニットを支払う。
【0087】
プレーヤが対話型ゲームで2着であった場合、ゲーム装置は支払テーブルBを使用する。スロット・ゲームにおいて同じ7が3つ並んだ777の組合せができると、ゲーム装置がプレーヤに325の貨幣ユニットを報償として付与するが、これは支払テーブルで777の組合せに対応するものである。
【0088】
本実施例では、支払テーブルの各々が同一の予想平均払い出しを有する。ゲーム装置は、賭ゲームにおいて使用する支払テーブルがどれであっても、平均して同一の金額を払い出す。従って、対話型ゲームにおいて使用されるスキル又は対話型ゲームでの結果は、実際の所、プレーヤに与える報償を決定するものではなく、可能な報償の範囲を単に決定するものである。プレーヤへ付与する予想平均報償は、対話型ゲームでの結果又は賭ゲームで使用される支払テーブルの如何に拘わらず、同一となる。
【0089】
一実施例では、ゲーム装置が、対話型ゲームの結果に基づいてジャックポット報償の資格を決定する。例えば、ゲーム装置は賭ゲームに対応した2つの支払テーブルを含む。支払テーブルの1つが1,000,000ドルのジャックポット報償を含む。第2支払テーブルではジャックポット報償を得る可能性がない。ゲーム装置は、プレーヤが対話型ゲームで一定の又は指定した結果を達成した場合に、賭ゲームにおいてジャックポット報償を含んだ支払テーブルを使用する。
【0090】
一実施例では、各支払テーブルのシンボルの組合せが同一の確率となる。別の実施例では、シンボルの組合せ中の大多数がそれぞれ異なる生成確率と対応する。即ち、シンボルの組合せに、大抵のスロット・マシーンにおいて従来のものとなる手法で重み付けがなされる。
【0091】
別の実施例では、ゲーム装置又はゲーム・システムが複数の賭ゲームを含む。対話型ゲームの結果がプレーヤに提供する賭ゲームを決定する。プレーヤが1人の実施例では、ゲーム装置が対話型ゲームで達成した結果に対応した賭ゲームをプレーヤに提供する。プレーヤが多数いる実施例では、ゲーム装置が、対話型ゲームでプレーヤの各々がそのプレイで達成した個々の結果に対応した賭ゲームの1つを、個々のプレーヤへ提供する。プレーヤの各々が異なる賭ゲームを提供されるようにしても良い。ゲーム装置が賭ゲームでの結果をプレーヤに付与し、その結果が賭ゲームに対応した支払テーブルに基づいた報償に繋がる。
【0092】
別の実施例では、ゲーム装置が複数の賭ゲームを含む。ゲーム装置が、対話型ゲームの少なくとも一部の結果に基づいて、プレーヤに賭ゲームを提供する。例えば、ゲーム装置が複数の賭ゲームを含み、賭ゲームはスロット・ゲームであるとする。プレーヤの対話型ゲームでの順位が1位であれば、ゲーム装置は、プレーヤに賭ゲームとして最初のスロット・ゲームをプレイさせる。プレーヤの対話型ゲームでの順位が2位であれば、ゲーム装置は、プレーヤに賭ゲームとして2番目のスロット・ゲームをプレイさせる。プレーヤの対話型ゲームでの順位が3位であれば、ゲーム装置は、プレーヤに3番目のスロット・ゲームをプレイさせる。ゲーム装置は、プレーヤに対して賭ゲームでの結果に基づいて、負け勝ち等の結果を付与する。スロット・ゲームの2つ以上又は全部を任意の方法、例えば、支払テーブルを異ならせたり、報償を異ならせたり、及び/又は、シンボル組合せ生成の確率を異ならせたりして、異なるようにしても良い。
【0093】
本発明の別の実施例では、ゲーム・システム又はゲーム装置がセントラル・サーバ又はコントローラを含み、このサーバ又はコントローラが複数のゲーム機を含む。ゲーム・システムは、少なくとも1つの対話型ゲーム及び少なくとも1つの賭ゲームを含む。ゲーム・システムは、複数のプレーヤが対話型ゲームで互いに競ってプレイするようにさせる。ゲーム・システムは、プレーヤの各々に対話型ゲームでの結果を付与する。一実施例では、対話型ゲームの結果にリンクされたゲーム機の1台のゲーム機の各プレーヤに対する賭ゲームの少なくとも1つの関数を決定する。別の実施例では、ゲーム・システムは、複数の異なるタイプの賭ゲームを含む。本実施例では、ゲーム・システムが複数の異なるタイプの賭ゲームのどれを対話型ゲームでの結果の各々に基づいてプレーヤに提供するかを、決定する。
【0094】
図4Aを参照すると、ゲーム・システム即ちゲーム・ユニット100は、セントラル・サーバ又はコントローラ56及び複数のゲーム機すなわちゲーム装置102a、102b、102c及び102dを含む。ゲーム・システムすなわちゲーム・ユニットは、任意数のゲーム機を含み、これらのゲーム機はセントラル・サーバ又はコントローラ56に通信可能にリンクされている。これらのゲーム機は、以下においてゲーム機、ゲーム・ステーション、又はリンクしたゲーム機と呼ぶ。ゲーム機は、同一のタイプのゲーム機であっても、異なるタイプのゲーム機であっても良い。ゲーム機は、同一の対話型ゲーム及び同一の賭ゲームを有する。或いは、ゲーム機は、異なる賭ゲーム、又は異なるタイプの賭ゲームを有していても良い。例えば、1台のゲーム機がスロット賭ゲームをプレイできるようにされる一方で、別のゲーム機がポーカ賭ゲームをプレイできるようにされても良い。グループ内のゲーム機102a〜102dの各々のプレイがセントラル・サーバ56によりモニタされる。セントラル・サーバすなわちコントローラは、任意のサーバ又はコンピュータ装置でも良く、斯かるサーバ又はコンピュータ装置は、プロセッサ及びメモリすなわち記憶装置を含む。代替の実施例では、セントラル・サーバは、プログレッシブ・コントローラ又はゲーム・システム内の別のゲーム機である。
【0095】
図4Aに示すように、一実施例では、各ゲーム機すなわちステーションは、シートすなわち椅子104a、104b、104c及び104d、及びハンドル106a、106b、106c及び106dを含む。ゲーム機は、その代わりに又は追加して、任意タイプの入力装置を含むことができ、入力装置は、ジョイスティック、キーボード、ボタン、ガン及びローラ・ボールを含むが、それらに限定されるものではない。ゲーム・ステーションはそれぞれ、第1ディスプレイ装置108a、108b、108c及び108dを含み、これらのディスプレイ装置は作動すると同一の第1レーシングタイプの対話型ゲームを表示し、各プレーヤが該ゲームに参加できる。各ゲーム・ステーションはまた、賭け金受領装置112a、112b、112c及び112dをそれぞれ含んで、コイン、トークン、ドル、チケット又はその他の支払形態を受け入れる。ゲーム・ステーションは、チケット・ディスペンサのごとき貨幣ディスペンサ114a、114b、114c及び114dを含む。これらのディスプレイ装置に表示される対話型ゲームの結果は、対話型ゲームのプレーヤ全員に対して同一のものとなる。ゲーム・ステーションは、第2ディスプレイ装置110a、11b、110c及び110dを含み、これらの表示装置は、作動すると別個の賭ゲームを個別に表示する。これらの賭ゲームは互いに独立しており、プレーヤに対して異なる結果を提供すると共に、プレーヤに対して異なる報償を付与することになる。
【0096】
代替の実施例では、プレーヤに同一の賭ゲームが提供されると共に同一の結果が表示される。プレーヤへ付与される報償は、該報償を評価するのに使用する支払テーブルを異ならせることにより、異なるようにしても良い。
【0097】
より詳細には、ゲーム機が多数ある実施例では、同一のスロット・ゲーム等の同一の賭ゲームを2人以上又は個々のプレーヤに提供することができる。ゲーム機は、プレーヤに対してその同一の賭ゲームにおいて2つ以上の異なる支払テーブル使用する。その賭ゲームをするプレーヤには、全員に同一の結果を提供する。報償がある場合、各プレーヤに対して提供される報償は該プレーヤに対応した賭ゲームの支払テーブルに基づいたものとなる。例えば、プレーヤ毎に異なる支払テーブルを使用するとして、ゲームの結果でバー(BAR)が3つ並んだとすると、第1プレーヤは3つ並んだバーに対して60の貨幣ユニットの報償を取得し、第2プレーヤは3つ並んだバーに対して30の貨幣ユニットの報償を取得する。別の例では、結果として的外れのシンボルを1つ含んでいたとすると、1人のプレーヤには10の貨幣ユニットの報償が付与されるが、別のプレーヤには一切の貨幣ユニットが与えられない(即ち、損をする)こととなるが、これは当該プレーヤに対して異なる支払テーブルを使用しているからである。このように、2人以上のプレーヤに対して同一のゲーム及び結果が提供されるが、異なる報償、即ち、1つ以上の報償と1つ以上の負けが提供される。
【0098】
本実施例では、ゲーム機は、ゲーム装置の賭ゲームに適切な資金を投入するか賭け金を賭けると、例えば、プレーヤが指定の最低賭け金をかけると起動されるか又は起動状態にされる。一実施例では、ゲーム機の各々にプレーヤが最少額例えば5ドルの賭け金を賭けるようにされている。別の実施例では、プレーヤはゲーム機上で従来のスロット又はその他の賭ゲーム装置の形態における賭ゲームに対して賭け金を賭けるようにされている。賭けがなされると、ゲーム装置が対話型ゲームを表示すると共にゲームを開始する。例えば、対話型ゲームがレーシング・ゲームであり、賭ゲームがスロット・ゲームであれば、ゲーム装置は潜在的なプレーヤを引き付けるように、対話型ゲーム、賭ゲーム、又はその両方のゲームを表示する。ゲーム装置は、第2スロット・ゲームを表示してプレーヤが従来の方法で、例えば、ペイ・ラインの番号とライン毎に賭け金額を選択するようにして、賭け金を賭けられるようにする。プレーヤが賭け金を賭け終わると、ゲーム装置が自動的に又はプレーヤが入力を済ませると同時に、第1番目のレーシング・ゲームを表示及び/又は開始する。
【0099】
プレーヤが適宜の入力をしてゲーム機の1台が起動されると、中央コントローラは、ゲーム機の各々に潜在的なプレーヤに対して対話型ゲームが直に開始される旨の指令を通知する。ゲーム機は、音声及び視覚、音声、又は視覚による通知を生成して、潜在的なプレーヤに対して指定時間経過後に対話型ゲームが始まる又は開始される旨の通知をすることができる。この通知により、他の潜在的なプレーヤが対話型ゲームのプレイに参加したいならば、賭ゲームに適切な賭け金を賭けねばならないことを通知する。
【0100】
図4Bに図示するように、プレーヤは、賭ゲームに賭け金を賭けることでゲーム機102cの1台に適切に資金を投入する。中央プロセッサは、第1ディスプレイ装置108a、108b、108c及び108dの各々に表示されたシーケンスを開始する。第1ディスプレイ装置の各々は、10から0までのカウント・ダウンを表示して潜在的なプレーヤに賭け金を賭けられる時間を示し、プレーヤの決まっていないリンクしたゲーム機の1台で開始される対話型ゲームをプレイするのを可能にする。中央コントローラは、次いで、カウント・ダウンの順番が終了した後、どのゲーム機が起動した状態にあるかを判定する。即ち、中央コントローラは、指定の時間内に賭け金をかけた多数のプレーヤを含んだ第1対話型ゲームに、どのゲーム機が参加するかを判定する。
【0101】
図4Cに示すように、この例では、プレーヤが、第1ゲーム機102a及び第3のゲーム機102cでそれぞれの賭け金入力装置112a及び112bを使用して適宜の金額を賭けて指定の賭け金をかける。一実施例では、上側のディスプレイ装置110a及び110cは、各ゲーム機のそれぞれの貨幣ユニット数を表示する。一実施例では、上側ディスプレイ装置は、各プレーヤが賭けた金額も表示する。
中央コントローラは、2人のプレーヤがそれぞれハンドル106a及び106cを使用して第1レーシング・ゲームをプレイし、対話型ゲームにおいて一着になろうとレース・トラック上で車両を操作するのを可能する。
【0102】
図4Dに示すように、車両C102cのプレーヤが1着となり、車両A102aのプレーヤが2着となったとする。下側のディスプレイ装置108a及び108cが遊戯に対して当該プレーヤが達成した着順又は結果を示す。これらの結果の各々が、稼働しているゲーム機が複数の賭ゲーム中のどのゲームを賭ゲームとしてプレーヤに提供するかを決定する。
【0103】
本例では、ゲーム・システムは、複数の異なる賭ゲームを含む。図4Eに示すように、ゲーム・ステーションの各々が作動すると、プレーヤがスロット、ビデオ・ポーカ、ブラックジャック、又はキーノをプレイするのを可能にする。一実施例では、テーブル120に示すように、対話型ゲームの各々が賭ゲームと対応している。例えば、3着はブラックジャックと対応している。プレーヤが対話型ゲームにおいて3着となると、該プレーヤがプレイをしているゲーム装置で、プレーヤが賭ゲームとしてブラックジャックをプレイできるようになる。
【0104】
図4Fに示すように、車両Aのプレーヤが2着となった場合、プレーヤはゲーム機102aで上側のディスプレイ装置110aを使用してビデオ・ポーカをプレイできる。車両Cのプレーヤが1着となった。従って、プレーヤはゲーム機102cで上側のディスプレイ装置110cを使用して、スロット・ゲームをプレイすることができる。賭ゲームは任意の無作為なゲームとしても良い。
【0105】
賭ゲームの各々は、自動的に又はプレーヤの入力があると直ぐに開始される。作動しているゲーム装置102a及び102cの各々が決定した賭ゲームをそれぞれの上側ディスプレイ装置110a及び110c上に提供する。別の実施例では、ゲーム・システムがゲーム機の各々で対話型ゲームを表示したのと同じディスプレイ装置上に賭ゲームを提供する。作動しているゲーム機それぞれは、プレーヤに互いに独立して決定された賭ゲームをプレイさせることができる。これらの賭ゲームにおいて達成した結果は、独立して無作為に決定される。作動しているゲーム機の各々は、プレーヤの各々に賭ゲームでの結果を提供する。賭ゲームの結果が当該ゲームでの勝利の結果であれば、ゲーム装置はプレーヤに報償を付与する。
【0106】
図4Gに示すように、車両A102aのプレーヤが第2ビデオ・ポーカで100の貨幣ユニットを勝ち取ったとする。下側のディスプレイ装置108aに、プレーヤが100の貨幣ユニットを勝ち取った旨を通知するメッセージが表示される。上側のディスプレイ装置110aは、プレーヤが勝ったことを表示する。車両C102cのプレーヤは、賭ゲームで勝てなかった、即ち、該プレーヤに提供された第2スロット・ゲームでは勝利の結果が生成されなかったとする。下側及び上側のディスプレイ装置108c及び110cは、該プレーヤに対して勝利しなかったことを通知する。
【0107】
第3ゲーム機102cのプレーヤは対話型ゲームに勝利したが、この勝利は賭ゲームにおいてプレーヤに付与される報償には結びつかない。第1ゲーム機102aのプレーヤは、対話型ゲームで勝利しなかったが賭ゲームでは報償を勝ち取った。従って、第1対話型ゲームの結果は、実際にプレーヤに付与される報償を決定はしない。対話型ゲームの結果は、ゲーム装置がどの賭ゲームをプレーヤに提供するかを決定するものである。従って、対話型ゲームにおけるスキルの要素は、賭ゲームで報償を勝ち取る上でプレーヤにとって有利にも不利にもならない。
【0108】
ゲーム設計者は、必要に応じて、ゲームの結果に対するリターンが異なるように設計することができる。斯かる実施例の1つにおいては、高順位でゲームを終えたプレーヤが、全体としてより良い予想平均リターンを受け取る。例えば、1着で終了したプレーヤの予想平均リターンを90%とし、2着で終了したプレーヤのそれを94%に、3着で終了したプレーヤの予想平均リターンを92%するようにしても良い。
【0109】
上記のゲーム機が多数ある実施例では、カウント・ダウンの順番が終了した後で、第3のゲーム機のプレーヤ1人であった場合には(即ち、指定の賭け金を賭けてゲームに参加するプレーヤがいなかった場合には)、本発明のプレーヤが1人の場合の実施例で前に説明したように、プレーヤは、ゲーム機を相手にゲームをプレイする。ゲーム装置がプレーヤに対話型ゲームでの結果を提供し、その結果に応じて、複数の賭ゲーム中どのゲームをゲーム機がプレーヤに提供するかが決定される。
【0110】
別の実施例では、ゲーム・システムは、1つの賭ゲーム及び該賭ゲームに対応した複数の支払テーブルを含む。一実施例では、支払テーブルの各々が異なる揮発度(volatility)と同一の予想平均払い出しを有する。ゲーム・システムは対話型ゲームの結果に少なくとも部分的に基づいて各ゲーム・システムの賭ゲームでどの支払テーブルを使用するかを決定する。一実施例では、支払テーブルの少なくとも1つが他の支払テーブルの少なくとも1つとは異なる揮発度を有する。本実施例では、ゲーム・システムは、対話型ゲームで1着となったプレーヤの賭ゲームにおいて最高の揮発度を備えた支払テーブルを使用する。一実施例では、その他の作動しているゲーム装置の各々が、対話型ゲームで下方の順位となったプレーヤが行う賭ゲームにおいて、前記支払テーブルの中の1つを使用する。
【0111】
これらの一連のゲームを行うゲーム機は、例えばスロット・マシーンやビデオ・ポーカと言った従来のゲーム機に比べて平均してプレイの時間が長くなる。従って、収益を従来のゲーム機での収益に対して競合できるものにするには、本実施例のゲーム機では、1つのプレイに対しての料金を従来のゲーム機より高くするか、リターンを平均して他のゲーム機のリターンより低くする必要がある。
【0112】
プレーヤが多数いる場合の実施例では、プレーヤの各々が同一のゲームをして同一の結果を得るようにする一方で、プレーヤの過半数又は各々が異なる報償を受け取るようにしても良い。一実施例では、2人以上のプレーヤが賭ゲームで異なる支払テーブルを持つ。例えば、プレーヤは各々対話型ゲームを行い、その対話型ゲームにおいて、あるゲーム結果又は着順を達成する。スロット・ゲーム等の賭ゲームは、各プレーヤに対して同一のゲームである。スロット・ゲームは、個々のディスプレイ装置上で又は1つの大きなディスプレイ装置上のいずれかで開始される。ゲーム・システムは、各プレーヤに対して同一のシンボルを生成する。しかしながら、2人以上のプレーヤは、異なる支払テーブルを持つ。斯かるプレーヤが異なる勝ちの組合せ又は異なる報償、又はその双方を持つようにしても良い。プレーヤは、同一のゲーム結果から異なる報償を勝ち取る機会を持つ。
【0113】
別の実施例では、賭け金の金額又は金銭的な入力がゲームの一方又は双方の1つ以上の態様又は特性に影響を及ぼす。賭け金の金額に応じて、ゲームの任意の態様を変更しても良い。賭け金の金額に応じて、いずれかのゲームにおいてプレーヤに感覚的又は実際の有利性を付与するようにしても良い。即ち、賭け金の金額が対話型ゲーム又は賭ゲームのいずれかで勝利する確率に影響を及ぼすようにしても良い。
【0114】
一実施例では、賭け金の金額又は可能な賭け金の範囲が、対話型ゲーム又は賭ゲームのいずれかにおけるゲーム時間の長さに関連する。即ち、本実施例の一例では、賭け金の一定の金額で、プレーヤが対話型ゲームを行う一定時間を買い取り、プレーヤは、割り振られた時間リミットぎりぎりまで、対話型ゲームを行うことができる。エクストラ時間が多くの対話型ゲームでの勝利の確率を変更する可能性を持つ。例えば、ポイントを累積するゲーム、例えば、射撃ゲームでは、時間があればそれだけ多くのポイントを累積するチャンスが生まれる。別の実施例では、プレーヤは所定の時間内でできる限り多くの対話型ゲームを行うことができる。別の実施例では、賭け金の一定金額又はレベルでプレーヤが賭ゲームをする一定の時間を買い、プレーヤが賭ゲームにおいて1つ以上の報償を勝ち取ることができる。本実施例の別の例では、プレーヤは所定の時間中にできる限り多くの賭ゲームを行うことができる。これらの実施例のいずれにおいても、比較的多くの賭け金を賭ければ、ゲームのいずれか又は双方で、時間の割り振りを増大させることができる。
【0115】
一実施例では、異なる又は同等ではない金額を賭けるプレーヤが、多数のプレーヤが参加する対話型ゲームにおいて、互いに競ってプレイすることができる。即ち、一実施例では、ゲーム・システムにおいて、ある範囲の賭けることのできる賭け金、例えば、最小賭け金である2ドルから最大賭け金である25ドルまでの範囲が設定されている。プレーヤは、この範囲で任意の賭け金を賭けて対話型ゲームで互いに競ってプレイをし、次いで、賭けた金額に関係なく個々に賭ゲームを行う。賭け金の金額が、対話型ゲーム、賭ゲーム、又は、対話型ゲーム及び賭ゲーム両方の態様に影響を及ぼすようにしても良い。
【0116】
この同等でない賭け金を賭ける一実施例では、対話型ゲーム及び賭ゲームのどちらかで又は双方で、勝利する確率を賭けた金額に基づいて変更することができる。
例えば、一実施例では、スキル・ゲーム又は対話型ゲームがレース・トラックすなわちコースでのレーシング・ゲームである場合、賭け金額の高いプレーヤが易しいレース・コース、コースを完走するまでの時間を長くする、又は、その他のプレーヤの内の1人、1人以上又は全員の車両より速い車両を持つ、等の有利性を受け取る。この有利性を感じ取れる有利性とすることができる、即ち、この有利性は、実際に対話型ゲームの結果に影響を及ぼすものではない。この有利性は、実際の有利性にもなりうる可能性があり、従って、プレーヤが勝利するチャンスを増大するものである。
【0117】
賭け金に応じて、任意の方法で賭ゲームで勝利する確率を変えることができる。賭け金の金額が賭ゲームで勝利する確率をより高くする。例えば、賭け金が高ければ低い賭け金に提供される支払テーブルより勝ちの組合せがより多くある支払テーブルが保証される。
この同等でない賭け金を賭ける実施例の一例では、賭け金が賭ゲームでの報償金額を決定するのに使用される。即ち、賭ゲームで勝利の結果を勝ち取れば、プレーヤは賭けた金額及び適用支払テーブルに基づいて報償を受け取る。プレーヤが多額の金額の賭け金を賭ければ、賭ゲームでの勝利の結果が同じであってもより高い報償を勝ち取る。賭け金の金額がまた相対ゲームでの報償金額を決定するようにしても良い。
【0118】
一例では、プレーヤAは1ドルを賭け、プレーヤBは2ドルをかけ、プレーヤCは4ドルをかけ、そしてプレーヤDは2ドルを賭けるとする。一例では、プレーヤCが賭ゲームでの報償を勝ち取る確率が最も高くなる。即ち、プレーヤCがその他のプレーヤのだれよりも賭ゲームで勝利する確率が高い。別の実施例では、プレーヤCが賭ゲームで勝てば、より高額の報償を受け取る。即ち、プレーヤA及びプレーヤCの双方が賭ゲームにおいて同一の勝利結果を得た場合には、プレーヤCがプレーヤAより高額の報償を手にする。
【0119】
また、賭け金で、賭ゲームの1つ以上の特徴に影響を及ぼすことができる。一実施例では、定額の賭け金でプレーヤがボーナス・ゲームの資格を得るチャンスを与えられる。別の実施例では、一定の賭け金でプレーヤが報償を増大するマルチプライヤ方式が提供される。賭け金の金額で賭ゲームで勝利する確率を変更するようにしても良く、又は、賭ゲームでの報償を増大するようにしても良く、又は、それらの双方を取り入れるようにしても良い。
【0120】
第1スキル・ゲームは、任意のタイプの対話型ゲームとすることができる。ゲームが器用さを要求するスキル・イベントを含むことができ、器用さとしては、例えば、(i)ボタンを正しい時に打つ、(ii)正しい場所へ物体を移動させる、(iii)物体を適切に狙う、(iv)正しい圧力又は速度で入力装置に触れる、(v)正しい圧力又は速度で入力装置を打つ、(vi)近づく物体の通り道から物体が外れるように操縦する、又は移動する物体をその通り道にある物体に衝突させないように操縦する、又は(vii)それらの組み合わせである。
【0121】
スキル・ゲームはまた精神面でのスキルを含むこともでき、例えば、(i)物体の位置又はイメージの内容を覚える、(ii)トリビア質問に正確に答える、(iii)適切な論理的演繹をする、例えば、ピット・ストップをする適宜の時間を決定する、(iv)適切な又は戦略的な決定をする、例えば、ポーカでフラッシュを引くよりスリー・カードをキープする、(v)数学的質問に正確に回答する、又は、(vi)それらの組合せである。
【0122】
対話型ゲームの結果を任意の適宜の方法で決定することができる。一実施例では、対話型ゲームの結果が対話型ゲームで得た着順又は順位で決定される。別の実施例では、ゲーム装置が対話型ゲームで累積したポイントに基づいて対話型ゲームの結果を決定する。この実施例の一例では、ゲーム装置が賭ゲームの関数又は賭ゲームのタイプに対応して確定された範囲を含む。例えば、ゴルフ・ゲームにおいて、対話型ゲームで累積したポイントで賭ゲームとしてどのゲームをプレーヤに提供するかを決定する。プレーヤの得点が65ストローク以下であれば、賭ゲームはスロット・ゲームである。プレーヤの得点が66〜85ストロークであれば、賭ゲームはポーカである。プレーヤが100ストローク以上の得点を達成すれば、賭ゲームはキーノである。このゴルフの実施例では、プレーヤは1人でプレイしても、別のプレーヤに対抗してプレイしても、又はコンピュータを相手にプレイしても良いが、第2ゲームは該プレーヤの累積ポイント合計に基づいて選択される。従って、多数のゲーム機が参加する実施例では、プレーヤの全員が同一又は異なる第2ゲームをプレイする可能性がある。別の実施例では、対話型ゲームの結果は、プレーヤがプレイしたラウンド数又はゲームにおいてプレーヤが得た又は達成したレベル数に基づいて決定される。別の実施例では、対話型ゲームの結果がゲームにおいて排除された物体数により決定される。
【0123】
賭ゲームを、ベース・ゲーム即ちボーナス・ゲームから無作為の結果とした任意のゲームとしても良く、例えば、スロット、ポーカ、ブラックジャック、ルーレット、バンコ、キーノ、クラップ、及びそれらの任意の組合せとしてもよいがそれらに限定されるものではない。
【0124】
本発明のゲーム・ユニット及びゲーム・ステーションは、適切な音声、視覚及び音声視覚によるメッセージをプレーヤに提供して、ゲームの状態をプレーヤに通知しておくようにしても良い。例えば、ゲームにおいて成功した結果が得られると同時に、ゲーム装置がプレーヤに対して、ゲームに勝利し、現在一定の支払テーブルを備えた賭ゲームを行う資格がある旨のメッセージを表示することが可能となる。或いは、失敗の結果をプレーヤに対して提供することができる。
代替実施例では、時間ベースのプレイとしても良い。一実施例では、プレイ時間が速くなれば、ゲーム機がより良い支払テーブルを提供するようにしても良い。これにより、プレーヤのプレイが速くなり、対話型ゲームでの改善がなされる。
【0125】
対話型ゲームの結果に応じて賭ゲームの任意の適当な特徴を決定することができ、例えば、プレーヤに提供する賭ゲーム、支払テーブル、平均払い戻し割合、ボーナス・ゲームへの資格、累進報償、ボーナス・クレジット又は貨幣ユニット、ゲームにおける選択肢を多くする、ゲームでのトライ数を多くする、ゲーム数を多くする、ペイ・ラインを多くする、ゲームにおけるマルチプライヤ及び/又はラウンド数等の変更であるが、それらに限定されるものではない。対話型ゲームの結果に応じて、賭ゲームの1又は任意数の関数、特徴又は特性を決定するようにしても良い。対話型ゲームの結果により決定される賭ゲームの第2関数、特性又は特徴に、重み付けをしても良い。例えば、対話型ゲームの結果で賭ゲームの支払テーブルを決定するのであれば、一定の支払テーブルをその他の支払テーブルより頻繁に使用又は決定するようにしても良い。また、各支払テーブルの結果を重み付けしても良い。
【0126】
代替実施例においては、対話型ゲームの1又は複数のスキル・イベントの成功結果の数で、賭ゲーム又は支払テーブル又は賭ゲームのその他の特性を決定することが可能である。そのような一実施例では、対話型ゲームの結果は、例えばいくつの標的が打ち落とされたかの数である。このような結果は、既知の従来のアーケード・ゲーム及びスキル・ゲームから得ることができる。成功又は失敗の数は対話型ゲームの結果であり、それに基づいて賭ゲームの関数が決定される。
【0127】
本発明は、スキルによる決定及び無作為の決定の様々な組合せで、対話型ゲームにおいて一定の結果を達成するようにしたものである。このような実施例では、第1結果の一部はスキルの基づき、第1結果の一部は1つ以上の無作為の決定に基づいている。一例では、プレーヤが得る標的に向けてのショット等を試みる数は、無作為の決定に基づいてなされる。各試み又はショットが成功か否かの決定は、プレーヤの入力を使用したプレーヤのスキルに基づくものである。
【0128】
多数のプレーヤがプレイする実施例では、閾値の範囲又はレベルを使用して賭ゲーム又は賭ゲームの関数を決定するようにしても良い。従って、多数のプレーヤが同一の賭ゲーム、又は賭ゲーム用の同一の支払テーブルを持つようにしても良い。これらの多数のプレーヤは、各賭ゲームが独立してプレイされる(即ち、該ゲームでの結果は独立して無作為に生成される)ことから異なる結果を持つようにしても良い。
【0129】
更に別の代替実施例では、多数のプレーヤがチームとして対話型ゲームをプレイして、一緒にポイントを累積するか一定の結果を達成するようにしても良い。この実施例では、対話型ゲームでの結果はチームでのプレーヤ全員の入力により決定される。ゲーム・システムが各チームの対話型ゲーム結果を決定すると共に提供する。一実施例では、これらのプレーヤが同一の賭ゲーム又は対話型ゲームでのプレーヤ達の評価結果に基づいた、賭ゲームでの支払テーブルを得る。一実施例では、それらのチームの各々が賭ゲームを独立して行い、各チーム・メンバが賭ゲームに対して同一の報償を個々に受け取る。別の実施例では、プレーヤの各々が他のプレーヤの各々とは独立して賭ゲームを行う。賭ゲームでは同一のチームのメンバは、同一又は異なった結果又は報償を手にする。
【0130】
別の実施例では、前記したように、ゲーム・システムは複数のゲーム装置又はゲーム機を含む。ゲーム機は第1対話型ゲーム及び第2賭ゲームを含む。これらのゲームに参加するためには、プレーヤは定額の賭け金を賭ける必要がある。図5及び図6に例示するように、一実施例では、賭け金の中の一定の金額又は割合を対話型ゲームの勝者への報償又は対話型ゲームの報償の資金として投入し、賭け金の第2金額又は割合を支払テーブルからの勝ち分に振り分け、第3金額をハウス・ホールド又はカジノの取り分へ振り分ける。
【0131】
より詳細には、本実施例の一例では、図5に例示するように、プレーヤは本ゲーム・システムのゲーム機を起動するのに一定の金額、例えば、2ドルをかける必要がある。図5の表150に例示するように、ゲーム機はそのように賭けられた賭け金の一定の金額又は割合を異なるプール又は支払テーブルへ振り分ける。一実施例では、平均すると、ゲーム・システムは、賭け金の10%を対話型ゲームのプール金へ振り分け、賭け金の80%を支払テーブルでの勝利結果又は勝利支払テーブル結果へ振り分け、賭け金の10%をハウス・ホールドへ振り分ける。即ち、平均すると、0.2ドルを対話型ゲームの勝者用の資金として投入し、1.60ドルを賭ゲームでの支払テーブルの勝利結果用の資金として投入し、0.2ドルをゲームを運営するハウス、カジノ又は会社へ資金投入する。
【0132】
多数のプレーヤが参加する実施例では、対話型ゲームを行った後、プレーヤの各々が対話型ゲーム結果を受け取り、プレーヤの1人が対話型ゲームでの勝利結果又は対話型ゲームのプールに基づいて、指定の結果を受け取る。即ち、プレーヤの1人が対話型ゲームプール中の一定の金額又は割合を勝ち取る。本例では、プレーヤの1人が該ゲームに賭けた賭け金の10%に相当する金額の一部又は全部を勝ち取る。プレーヤは、賭ゲームにおいて同一の支払テーブル又は異なる支払テーブルを持ち、賭ゲームにおいて同一のゲーム又は異なるゲームを行うことが可能である。
【0133】
本実施例の一例では、対話型ゲームの報償プールの100%が該ゲームの勝者へ報償として付与される。例えば、賭け金2ドルをかけて3人のプレーヤがレーシング・ゲームを行う場合、各プレーヤは対話型ゲームの結果、例えば、1着や2着となる。レーシング・ゲームの勝者は、対話型ゲーム用のプールに基づいて対話型ゲームの勝利結果を受け取る。一実施例では、対話型ゲームの勝者は、図5の表150に例示するように、0.60ドルを受け取る。即ち、対話型ゲームの勝者が報償を受け取る勝者となる。
【0134】
一実施例では、賭け金が高くなればなる程、プレーヤ数が増大するとともに、対話型ゲームのプール金が高くなり、本実施例では、勝者への報償が大きくなる。例えば、図6の表160に例示するように、賭け金額は同一であるが、プレーヤの数は3人から5人に増える。多数プレーヤ参加の例でゲームを行うプレーヤが5人の場合、各人の賭け金は2ドルである。一実施例では、対話型ゲームのプレーヤが対話型ゲーム用プール金の全額すなわち1ドルを勝ち取る。
【0135】
賭け金の任意の割合又は金額を対話型ゲーム用のプール、賭ゲーム結果支払テーブル及びハウス・ホールドへ資金投入し手も良い。また、対話型ゲームのプールを任意の方法で報償として支払うようにしても良い。例えば、一実施例では、ゲーム・プールの100%を該ゲームの各プレイに報償とする。
【0136】
別の実施例では、ゲーム・システムは、対話型ゲーム終了時に対話型ゲーム用のプールの全額を報償にしない。本実施例では、対話型ゲーム用プールのいくらか又は全部を累積するか、蓄積するか又は次のゲームの勝者用に繰り越される。一実施例では、対話型ゲーム用のプールが、対話型ゲームのプレーヤの1人があるゲーム・レベル又はある閾値、例えば、一定のポイント数へ到達するまで、累積される。別の実施例では、ゲーム・システムは対話型ゲーム毎に少なくともプレーヤ1人に対話型ゲーム用プールにて資金投入を受ける報償を報償として付与するが、該対話型ゲーム用のプールの他の部分はトリガ・イベントが発生するまで累積される。トリガ・イベントしては、所定のゲーム勝利、一定の時間、ゲームを行うプレーヤが一定の人数となる、又は、対話型ゲーム用プールが一定額に到達する等を上げることができる。ゲーム・システムは、次いで、そのように蓄積すなわち累積された対話型ゲーム用プールの一部又は全部を、1つ以上のトリガ・イベントが発生すると同時に、対話型ゲームのプレーヤ1人に報償として付与する。
【0137】
別の実施例では、ゲーム・システムは、対話型ゲーム用プールの一部又は全部を、対話型ゲームのプレーヤに対して対話型ゲームの結果に基づき報償として付与することはしない。その代わりに、ゲーム・システムは、第2ゲームの結果として、対話型ゲーム用プールの一部又は全部を報償として付与する。一実施例では、対話型ゲーム結果が第2ゲームの勝利の確率又は第2ゲームへの参加できるか否かを決定する。例えば、一実施例では、第2ゲームは宝くじゲームである。一実施例では、ゲーム・システムは、対話型ゲームの結果に基づいてプレーヤの各々に多数のチャンス又は多数のチケットを報償として与える。例えば、対話型ゲームで1着となってプレーヤへは100枚の宝くじチケット中の10枚を付与し、対話型ゲームの2着のプレーヤへは100枚の宝くじチケット中の5枚を付与し、3着のプレーヤには100枚のチケットから1枚を付与する。このように、第2ゲームの報償を勝ち取る確率は、対話型ゲームの結果により決定される。本実施例の一例では、宝くじ用のチケットは宝くじゲームの勝者が出るまで引かれる。すなわち、対話型ゲーム毎に対話型ゲーム用プールのいくらか又は全部をプレーヤへ報償として付与する。すなわち、最初に引かれたチケットが当たりでなければ、宝くじは当たりのチケットが引き当てられるまで継続される。別の実施例では、一定数のくじを引いても勝利又は当たりが引き当てられない場合には、対話型ゲーム用プールは、次の宝くじゲームでの引き当てに累積される。対話型ゲーム用プールは、任意の適当な回数分継続して累積されるか繰り越される。第2ゲームを任意のゲームとすることができる。また、対話型ゲーム用プールの報償は任意の適当な方法で報償として付与することができる。
【0138】
一実施例では、対話型ゲーム用プールは、特定の勝利又はゲーム結果に対してのみ報償として付与される。例えば、一実施例では、ゲームはインターネット等のデータ・ネットワーク上で行われ、対話型ゲームは多数のプレーヤが参加するポイントを累積するゲームである。一実施例では、対話型ゲーム用プールは1人のプレーヤが一定のポイントを累積したときに該プレーヤに対してのみ報償として付与される。別の実施例では、対話型ゲーム用プールの一部が一定のポイントが累積されると報償として付与することができ、対話型ゲーム用プールの一定の金額が該ゲームの勝者へ報償として付与される。すなわち、慰め金又は中間報償として対話型ゲームの勝者に対して支払う報償に加えて、対話型ゲーム用プールからプレーヤへ付与することができる。
【0139】
別の実施例では、プレーヤは、ゲーム機又はゲーム・システムで対話型ゲーム用プールに副賭け金すなわちサイド賭け金を賭けることができる。一実施例では、プレーヤは、ゲーム・システム又はゲーム装置で対話ゲームに1つの賭け金を賭け、賭ゲームに第2賭け金を賭けることができるか、又は、1つの賭け金を賭けて、該賭け金の中の一定額を対話型ゲーム用に指定し、賭け金の一定の額を賭ゲーム用に指定することができる。対話型ゲーム用の賭け金の額は、対話型ゲーム用プールへ振り分けられ、賭ゲーム用の金額は支払テーブルのプール又は賭ゲーム用プール及びハウス・ホールド又はハウス資金へ振り分けられる。このサイド賭け金すなわちサイド・ベットをする実施例は、上記に説明した特徴又は実施例のいずれかを組み込むようにしても良い。例えば、対話型ゲーム用のプールの100%をゲーム毎に、2つのゲーム毎に、又は累積したポイントに基づいて、プレーヤの1人に払い出すようにしても良い。一実施例では、サイド賭け金すなわちサイド・ベットは、指定した賭け金、例えば0.5ドル等の金額としても良く、該金額を対話型ゲーム用プールへ振り分ける。一実施例では、サイド賭け金は金銭的なものではなく、プレーヤが対話型ゲームへ賭けることのできるオプションとする。
【0140】
これらの賭け金を振り分ける実施例のいずれかにおいて、ゲーム・システム又はゲーム装置は、プレーヤが対話型ゲーム用プールの一部又は全部を勝ち取る資格を得るために、最小賭け金を賭けることを要求する。例えば、一実施例では、ゲームを行うための最小賭け金は2ドルである。しかしながら、一実施例では、対話型ゲームにおいて一定の払い戻し割合を受ける資格を得るために、プレーヤは少なくとも一定の最小賭けレベル、例えば、5ドルをかけなければならない。仮にプレーヤが2ドルを賭けて対話型ゲームに勝利した場合には、ゲーム・システム又はゲーム装置は、プレーヤに対して対話型ゲーム用プールから、より少ない割合又は額の報償を付与する。仮にプレーヤが5ドルを賭けて対話型ゲームに勝利した場合には、プレーヤは対話型ゲーム用プールからより高い又は最大額を勝ち取ることになる。
【0141】
別の実施例では、ゲーム・システム又はゲーム機は、トーナメント形式に基づいて対話型ゲームの1人以上のプレーヤに対して報償を支払う。本実施例の一例では、対話型ゲームのトーナメントは、時間間隔又は期間を対象としたものへと振り分けられる。一実施例では、ゲーム機の各プレーヤ又はデータ・ネットワークのプレーヤは、プレーヤ・トラッキング・カード又は別の適当なタイプのプレーヤ確認証を持つ。プレーヤが指定の期間において対話型ゲームでの最高結果又は累積ポイント持つ場合、ゲーム・システム又はゲーム装置は、該ゲーム・プレーヤに対してその期間の勝者であるとして、報償を付与する。例えば、30分ごとに、ゲーム・システムが該30分の間でどのプレーヤが最も多くのポイントを勝ち取ったかを判定し、勝者には勝者のカードに報償を得られる旨の通知を書き込み、インターネットでのプレーヤに対しては該プレーヤが勝利した旨のメッセージを送り、該プレーヤに電子的に報償を付与する。この実施例は、個々に開示した他の実施例のいずれかに組み入れるようにしても良い。例えば、各報償の一部又は一定の割合を対話型ゲーム用プールへ振り分け、ゲーム・システムが30分ごとに対話型ゲームで最高の勝利結果を勝ち取ったプレーヤに対して、対話型ゲーム用プールの一部又は全部を付与する。ゲーム・システムは、次の時間インターバル即ち期間を開始して、時間インターバル毎に報償を少なくとも1人のプレーヤに対して付与し続ける。一実施例では、時間インターバルの代わりにプレイされたゲーム数に基づくものである。例えば、ゲームを1000回する毎に、ゲーム・システムが、該1000のゲームでの対話型ゲームのトップの勝者に対して報償を付与し、再度ゲーム数のカウントを開始する。
【0142】
別の実施例では、図7A、図7B、図7C、図7D、図7E、図7F、図7G、図7H及び図7Iに例示するように、ゲーム・システムは複数のゲーム・ラウンドを含み、各ランドは対話型ゲーム及び賭ゲームを含む。本実施例の一例では、ラウンド毎に、ゲーム機202a、202b、202c及び202dが対応型ゲームをプレーヤに対して提供し、次いで、ゲーム機202a、202b、202c及び202dがプレーヤに対して賭ゲームを提供する。ゲーム機は、次いで、該ゲームの次のラウンドをプレーヤに対して提供する。一実施例では、賭けはゲームの順番にそってラウンド毎に賭ける必要がある。一実施例では、プレーヤは継続する旨の入力をして、ゲームの次のランドを選択する。このような入力とは、次のゲームに対して一定の金額を賭けるか、お金かトークンをもっと挿入することである。一実施例では、プレーヤは、対話型ゲームの1つ以上のコントロール・ボタンを利用して継続をするための入力を行うが、コントロール装置は、例示の実施例では、ハンドルはペダルである。別の実施例では、該ラウンドにおける対話型ゲームの勝者が次のラウンドを無償でプレイする資格を勝ち取るか報償として付与される。すなわち、プレーヤが次のラウンドを選択して行うのではなく第2ラウンドを無償でプレイする。プレーヤが任意の可能な方法で継続を選択するようにしても良い。別の実施例では、プレーヤが選択してゲームを止めることが可能となる。すなわち、プレーヤは次のラウンドをプレイしない旨の入力をしなければ、自動的に賭ゲームに入ってしまう。一実施例では、一連のゲームの最期のラウンドにおける賭ゲームは、最高の支払テーブル又はその他のラウンドより報償を高くしている。一連のゲームの最終賭けのラウンドにおける報償を最高にすることで、プレーヤがゲームの全てのラウンドに参加するのを誘惑することになる。その他の実施例では、次に継続して行われるランドがその前のラウンドより高い又はより良い支払テーブル(すなわち、より高い予想平均報償又はより大きな最高報償)を持つようにしてある。
【0143】
図7A、図7B、図7C、図7D、図7E、図7F、図7G、図7H及び図7Iに例示するように、一実施例では、対話型ゲームにおいて、プレーヤは、図7Aに例示するように、従来のアーケードで行うようにして入力をすることが要求される。対話型ゲームはレーシング・ゲームであり、賭ゲームはスロット・ゲームである。一実施例では、ゲームは3つのランドを含む。すなわち、レーシング・ゲームは3ランド又はトラックの周りを3周し、各ランドごとに報償が付与される。各ランドでは、プレーヤは1ドルを賭けて該ランドをプレイしなければならない。各ランドが終了すると、各作動中のゲーム機がスロット・ゲームを立ち上げて、プレーヤに対して結果を提供する。プレーヤは、次いで、別の賭け金を賭けてゲームの次のランドをプレイしなければならない。
【0144】
図7Aに示すように、ゲーム・システム又はゲーム機は、プレーヤに指令して最小賭け金である1ドルを挿入させてゲームの第1ラウンドをプレイさせる。本実施例では、第1ゲーム機204a、第2ゲーム機204b、第3ゲーム機204c及び第4ゲーム機204dのプレーヤが、少なくとも要求された賭け金の1ドルを挿入する。
【0145】
図7Bに例示するように、起動したゲーム機の各々が、それぞれ第1ディスプレイ装置208a、208b、及び208d上でレーシング・ゲームを開始する。ゲーム機において、プレーヤは、ハンドル又は他の入力装置、例えば、ペダル等を使用して、従来の方法で表示されたレース・コースの周りで表示された車両を操作することができる。すなわち、各プレーヤが、レース・コースの周りで車両を操作する方向を入力する。
【0146】
一実施例では、図7Cに例示するように、第1ランドが終了した後で、作動しているゲーム機204a、204b及び204cの各々が第2ディスプレイ装置210a、210b及び210d上にスロット・ゲームの結果を生成する。ゲーム機は、スロット・ゲームの結果を第1ディスプレイ装置208a、208b及び208d上でプレーヤへ通知する。この例では、第1ゲーム機204aのプレーヤは10ドルを獲得した。第2ゲーム機204bのプレーヤは何も獲得せず、第4ゲーム機204dのプレーヤは15ドルを獲得した。
【0147】
一実施例では、図7Dに例示するように、プレーヤは、ゲームを継続するのに別の賭け金を賭けなければならない。例示したように、中央のディスプレイ装置216がプレーヤに1ドルを挿入するか又はゲームの次のランドを継続するには1ドルを賭けるための入力をするように通知する。ゲーム・システムは、追加の賭け金の要求を任意の方法又は任意のディスプレイ装置上でプレーヤへ通知する。
【0148】
図7Eに例示するように、ゲーム機204a、204及び204dのプレーヤの各々は、次の賭け金を賭けて第1ディスプレイ装置208a、208b及び208d上で対話型レーシング・ゲームをプレイしているとする。第2ランドが終了すると、図7Fに示すように、ゲーム機の各々の第2ディスプレイ装置208a、208b及び208dがスロット・ゲームにおいてシンボルを生成する。結果は第1ディスプレイ装置208a、208b及び208d上で各プレーヤに通信される。第1ゲーム機204aのプレーヤは勝利していなく(208a)、第2ゲーム機204bのプレーヤは20ドルを獲得し(208b)、そして第4のゲーム機204dのプレーヤは5ドルを獲得した(208d)。
【0149】
図7Gに例示するように、中央のディスプレイ装置216が、ゲーム機のプレーヤに対して、1ドルを挿入してゲームの別のランドをプレイするように指示を出す。
図7Hに例示するように、第2ゲーム機208bのプレーヤはゲームの最終ラウンドをプレイするための選択をしなかった。従って、第2ゲーム機のプレーヤは、より大きな報償又は賞を勝ち取るチャンスを得られる該ゲームの最終ランドに参加する必要はない。第1ゲーム機204a及び第4のゲーム機204dの第1ディスプレイ装置208a及び208dは、レーシング・ゲームの最終ランドを表示する。ゲーム機上でプレーヤが入力をして、レース・トラックの回りで車両を操作する。
【0150】
図7Iに例示するように、第3コース終了後、第1ゲーム機204a及び第4のゲーム機204dがそれぞれ第1ディスプレイ装置208a、208d上にスロット・ゲームを生成する。ゲーム機は、結果に応じたプレーヤの報償を生成する。最期のゲーム204dのプレーヤは5000ドルを勝ち取っている。該ゲームは最終ランドが終了したことで終了し、プレーヤは再度ゲームを行うことが可能となる。
【0151】
対話型ゲーム及び賭ゲームは任意のゲームであって良い。ゲームは任意の数のラウンドを持つようにしても良い。一実施例では、ゲームのラウンドの各々が一定の時間インターバルに制限されている。例えば、10秒毎に新たなランドをはじめる。一実施例では、賭ゲームは各ランドで対話型ゲームと同時にプレイされる。すなわち、プレーヤが対話型ゲームを行っている間に、ゲーム機が賭ゲームでのプレーヤの結果を生成する。
【0152】
一実施例では、上記したように、プレーヤの各々は、ゲームの次のラウンドをするにはそれを選択する入力をしなければならない。プレーヤの各々は別の金額の賭け金を賭けて、ゲーム又はゲーム・シーケンスの次のラウンドをプレイする資格を得なければならない。別の実施例では、プレーヤの各々が十分多額の賭け金、例えば、3ドルを入力してゲームのラウンドの全てをプレイする資格を得なければならない。次いで、プレーヤは、次のラウンドをプレイしないなら、ゲームの次のラウンドをプレイしない旨の選択をする入力をしなければならない。すなわち、プレーヤは、ゲームの次のラウンドをプレイしたくない旨の入力をしなければならず、しない場合は、ゲームの次のラウンドが自動的に開始されてしまう。プレーヤは、任意の入力装置又はコントロール装置を使用して、ゲーム参加したりゲームを止めたりする選択肢を入力することができる。一実施例では、対話型ゲームの勝者は、次のラウンドを無償でプレイする資格を得る。別の実施例では、賭ゲームで勝てばゲームを継続することができる。すなわち、プレーヤが賭ゲームにおいて報償を受け取る場合には、該プレーヤが勝ち取った勝利を利用して、次のラウンド用の賭け金を賭けることができる。本実施例の一例では、プレーヤは、ゲームを終了するには次のラウンドをプレイしない旨の選択をしなければならない。ゲームの継続を選択する場合及びゲームの停止を選択する場合のいずれにおいても、任意のキューイング方法を使用して、プレーヤがゲーム継続の選択をしたりゲーム停止の選択をするのを可能にすることができる。この方法は、時間のカウント・ダウンや言語を使用しての警告であっても良い。
【0153】
一実施例では、新たなプレーヤがゲームに参加かする場合、ゲームの新たなラウンドの開始点でゲーム機を開く。すなわち、ゲーム機が立ち上がっていれば、プレーヤは賭けをしてゲームに加わるようにしても良い。別の実施例では、プレーヤは、ゲームの開始時に参加するようにしても良い。別の実施例では、プレーヤ等は、ゲーム機を開いて自身のゲーム・セッションを開始するようにしても良い。すなわち、ゲーム・システムが5台のゲーム機を含み、プレーヤが2人で1つのゲーム順でプレイしている場合、もう1人、2人、又は3人のプレーヤが賭け金を賭けてゲーム機を開いて、新たに加わった他のプレーヤに対して又はゲーム機に対して、ゲーム又はゲーム・シーケンスでプレイするようにしても良い。
【0154】
一実施例では、賭ゲームの最終ラウンドは、ゲームのラウンドの全てをプレイすると言ったプレーヤに対するエクストラのインセンティブが含まれている。このインセンティブは、エクストラの賭ゲーム、累進ジャックポットを得るチャンス、無償ゲームをできるチャンス、その他のゲームのラウンドの全てをプレイすると言った、他の任意の適当なインセンティブであってもよい。
【0155】
本書に記載した現在好適な実施例に対して様々な変更及び修正をすることは当業者には明白なことであろう。斯かる変更及び修正を本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく且つその意図した効果を損なうことなく実施することができる。従って、斯かる変更及び修正は、特許請求の範囲の技術的範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0156】
【図1】本発明に係る、第1対話型アーケード・タイプ・ゲーム及び第2スロット・タイプ・ゲームを含むゲーム装置の一実施例の正面斜視図である。
【図2A】本発明のゲーム装置の一実施例の電子構成の概略ブロック図である。
【図2B】中央コントローラと通信するようにされた複数のゲームターミナルを図示した概略ブロック図である。
【図3A】本発明の一実施例のディスプレイの正面図であり、第1対話型ゲームにおける結果の決定例を示す図である。
【図3B】本発明の一実施例のディスプレイの正面図であり、第1対話型ゲームにおける結果の決定例を示す図である。
【図3C】本発明の一実施例のディスプレイの正面図であり、第1対話型ゲームにおける結果の決定例を示す図である。
【図3D】賭ゲームにて使用することのできる又は賭ゲーム用とすることができる支払テーブルの例を示す図である。
【図3E】賭ゲームにて使用することのできる又は賭ゲーム用とすることができる支払テーブルの例を示す図である。
【図3F】賭ゲームにて使用することのできる又は賭ゲーム用とすることができる支払テーブルの例を示す図である。
【図3G】図3Dの支払テーブルを使用して賭ゲームの結果に基づいた任意の報償が決定されるスロット・タイプの賭ゲームの一例のディスプレイの正面図である。
【図4A】本発明の一代替実施例の、複数のゲーム機を含んで、多数のプレーヤが同時に対話型ゲームを競って行い、対話型ゲームの個々のプレーヤの結果を決定できるようにしたゲーム・システムの斜視図である。
【図4B】本発明の一代替実施例の、複数のゲーム機を含んで、多数のプレーヤが同時に対話型ゲームを競って行い、対話型ゲームの個々のプレーヤの結果を決定できるようにしたゲーム・システムの斜視図である。
【図4C】本発明の一代替実施例の、複数のゲーム機を含んで、多数のプレーヤが同時に対話型ゲームを競って行い、対話型ゲームの個々のプレーヤの結果を決定できるようにしたゲーム・システムの斜視図である。
【図4D】本発明の一代替実施例の、複数のゲーム機を含んで、多数のプレーヤが同時に対話型ゲームを競って行い、対話型ゲームの個々のプレーヤの結果を決定できるようにしたゲーム・システムの斜視図である。
【図4E】対話型ゲームの異なる結果に関係して決定される、異なる賭ゲームの例を示した表の正面図である。
【図4F】本発明の一代替実施例の、複数のゲーム機を含んで、多数のプレーヤが同時且つ独立して対話型ゲームの各自の結果に基づいた賭ゲームを行い、各ゲーム機がプレーヤの報償を決定する可能性のある賭ゲームの結果を提供できるゲーム・システムの斜視図である。
【図4G】本発明の一代替実施例の、複数のゲーム機を含んで、多数のプレーヤが同時且つ独立して対話型ゲームの各自の結果に基づいた賭ゲームを行い、各ゲーム機がプレーヤの報償を決定する可能性のある賭ゲームの結果を提供できるゲーム・システムの斜視図である。
【図5】プールした報償の賭け金振り分けの例を示した表の図である。
【図6】プールした報償の賭け金振り分けの例を示した表の図である。
【図7A】本発明の一実施例の、複数のゲーム機を含んで、多数のプレーヤが同時に多ラウンドゲームを行うことが可能であり、各ラウンドは対話型ゲーム及び賭ゲームを含んでいる、ゲーム・システムの斜視図である。
【図7B】本発明の一実施例の、複数のゲーム機を含んで、多数のプレーヤが同時に多ラウンドゲームを行うことが可能であり、各ラウンドは対話型ゲーム及び賭ゲームを含んでいる、ゲーム・システムの斜視図である。
【図7C】本発明の一実施例の、複数のゲーム機を含んで、多数のプレーヤが同時に多ラウンドゲームを行うことが可能であり、各ラウンドは対話型ゲーム及び賭ゲームを含んでいる、ゲーム・システムの斜視図である。
【図7D】本発明の一実施例の、複数のゲーム機を含んで、多数のプレーヤが同時に多ラウンドゲームを行うことが可能であり、各ラウンドは対話型ゲーム及び賭ゲームを含んでいる、ゲーム・システムの斜視図である。
【図7E】本発明の一実施例の、複数のゲーム機を含んで、多数のプレーヤが同時に多ラウンドゲームを行うことが可能であり、各ラウンドは対話型ゲーム及び賭ゲームを含んでいる、ゲーム・システムの斜視図である。
【図7F】本発明の一実施例の、複数のゲーム機を含んで、多数のプレーヤが同時に多ラウンドゲームを行うことが可能であり、各ラウンドは対話型ゲーム及び賭ゲームを含んでいる、ゲーム・システムの斜視図である。
【図7G】本発明の一実施例の、複数のゲーム機を含んで、多数のプレーヤが同時に多ラウンドゲームを行うことが可能であり、各ラウンドは対話型ゲーム及び賭ゲームを含んでいる、ゲーム・システムの斜視図である。
【図7H】本発明の一実施例の、複数のゲーム機を含んで、多数のプレーヤが同時に多ラウンドゲームを行うことが可能であり、各ラウンドは対話型ゲーム及び賭ゲームを含んでいる、ゲーム・システムの斜視図である。
【図7I】本発明の一実施例の、複数のゲーム機を含んで、多数のプレーヤが同時に多ラウンドゲームを行うことが可能であり、各ラウンドは対話型ゲーム及び賭ゲームを含んでいる、ゲーム・システムの斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のゲーム機を含み、プレーヤが該ゲーム機に賭け金を賭けると、前記ゲーム機の各々が起動状態となるゲーム・システムの作動方法において、
(a)1人以上のプレーヤが賭け金を賭けるのを可能にするステップと、
(b)どのゲーム機が起動状態にあるかを判定するステップと、
(c)前記賭け金の一部を対話型ゲームのプールに資金供給するステップと、
(d)各起動しているゲーム機のプレーヤが前記対話型ゲームを行うのを可能にするステップと、
(e)各起動しているゲーム機における前記対話型ゲームに関する複数の異なる対話型ゲーム結果から、対話型ゲーム指定結果を含んだ対話型ゲーム結果を決定し表示するステップと、
(f)前記対話型ゲーム指定結果が提供された前記ゲーム機のプレーヤに、前記対話型ゲームのプールに基づいて、報償を付与するステップと、
(g)各起動したゲーム機のプレーヤに対して賭ゲームを表示するステップと、
(h)各起動したゲーム機に対して賭ゲーム結果を決定するステップと、
(i)前記賭ゲーム結果に基づいて、前記起動したゲーム機のプレーヤに報償を付与するステップと
から成ることを特徴とするゲーム・システムの作動方法。
【請求項2】
請求項1の方法において、前記指定結果が提供された前記ゲーム機の前記プレーヤに付与する前記報償が、前記対話型ゲームのプールの総額に等しいか又は略等しいことを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1の方法において、前記対話型ゲームのプールに資金投入する前記賭け金の一部が、前記賭け金の各々の所定の割合であることを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項1の方法において、前記対話型ゲームのプールに資金投入する前記賭け金の一部が、前記賭け金の各々の所定の金額であることを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項1の方法において、前記対話型ゲームが、競争ゲームであることを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項1の方法において、該方法は、前記対話型ゲーム結果を、ポイントの累積、時間の長さ及び事前に画定されたイベントから成るグループの1つに基づかせるステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項1の方法において、前記賭ゲームが、複数の異なる支払テーブルを含み、且つ、前記賭ゲーム結果が、前記支払テーブルに基づいていることを特徴とする方法。
【請求項8】
請求項7の方法において、前記支払テーブルの少なくとも2つが、異なる揮発度を有することを特徴とする方法。
【請求項9】
請求項7の方法において、前記支払テーブルの少なくとも2つが、同一又は略同一の予想平均払い出しを有し、且つ、前記支払テーブルが、異なる揮発度を有することを特徴とする方法。
【請求項10】
請求項7の方法において、該方法は、前記対話型ゲームの前記プレイにおける前記取得した対話型ゲーム結果の少なくとも一部に基づいて、前記賭ゲームで使用する支払テーブルを決定するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項11】
請求項10の方法において、前記支払テーブルの少なくとも2つが、同一又は略同一の予想平均払い出しを有することを特徴とする方法。
【請求項12】
請求項10の方法において、前記支払テーブルの少なくとも2つが、異なる揮発度を有することを特徴とする方法。
【請求項13】
請求項10の方法において、前記支払テーブルの少なくとも2つが、同一又は略同一の予想平均払い出し及び異なる揮発度を有することを特徴とする方法。
【請求項14】
請求項1の方法において、該方法は、データ・ネットワークを介してプレーヤに提供されることを特徴とする方法。
【請求項15】
請求項14の方法において、前記データ・ネットワークが、インターネットであることを特徴とする方法。
【請求項16】
ゲーム・システムにおいて、
複数のゲーム機であって、該ゲーム機の各々は、プレーヤが前記ゲーム機に賭け金を賭けると起動状態となる、複数のゲーム機と、
対話型ゲーム指定結果を含む複数の異なる対話型ゲーム結果と、
前記ゲーム機の各々と通信可能にされたコントローラであって、該コントローラは前記ゲーム機とともに作動して、
(a)1人以上のプレーヤの各々が賭け金を賭けるのを可能にし、
(b)どのゲーム機が起動状態にあるかを決定し、
(c)前記賭け金の少なくとも一部を対話型ゲームのプールに資金投入し、
(d)各起動しているゲーム機のプレーヤが前記対話型ゲームを行うのを可能にし、
(e)各起動しているゲーム機の前記対話型ゲーム結果を決定して表示し、
(f)前記対話型ゲーム指定結果を備えた前記ゲーム機の前記プレーヤに、前記対話型ゲームのプールに基づいた報償を付与し、
(g)各起動しているゲーム機の前記プレーヤに賭ゲームを表示し、
(h)各起動しているゲーム機の賭ゲーム結果を決定し、
(i)前記賭ゲーム結果に基づいて前記プレーヤに任意の報償を付与する
ようにしたコントローラと
を備えることを特徴とするゲーム・システム。
【請求項17】
請求項16のゲーム・システムにおいて、前記対話型ゲームのプールに基づいた前記報償が、前記対話型ゲームのプールの総額に等しいか又は略等しいことを特徴とするゲーム・システム。
【請求項18】
請求項16のゲーム・システムにおいて、前記対話型ゲームのプールに資金投入する前記賭け金の一部が、前記賭け金の各々の所定の割合であることを特徴とするゲーム・システム。
【請求項19】
請求項16のゲーム・システムにおいて、前記対話型ゲームのプールに資金投入する前記賭け金の一部が、前記賭け金の各々の所定の金額であることを特徴とするゲーム・システム。
【請求項20】
請求項16のゲーム・システムにおいて、前記対話型ゲームが、競争ゲームであることを特徴とするゲーム・システム。
【請求項21】
請求項16ゲーム・システムにおいて、前記対話型ゲーム結果が、ポイントの累積、時間の長さ及び事前に画定されたイベントから成るグループの1つに基づいていることを特徴とするゲーム・システム。
【請求項22】
請求項16のゲーム・システムにおいて、前記賭ゲームが、複数の支払テーブルを含み、且つ、前記賭ゲーム結果が、前記支払テーブルに基づいていることを特徴とするゲーム・システム。
【請求項23】
請求項22のゲーム・システムにおいて、前記支払テーブルの少なくとも2つが、異なる揮発度を有することを特徴とするゲーム・システム。
【請求項24】
請求項22のゲーム・システムにおいて、前記支払テーブルの少なくとも2つが、同一又は略同一の予想平均払い出しを有することを特徴とするゲーム・システム。
【請求項25】
請求項22のゲーム・システムにおいて、前記賭ゲームの任意の支払テーブルが、前記対話型ゲームの前記プレイにおける前記取得した対話型ゲーム結果の少なくとも一部に基づいて決定されることを特徴とするゲーム・システム。
【請求項26】
請求項25のゲーム・システムにおいて、前記支払テーブルの少なくとも2つが、同一又は略同一の予想平均払い出しを有することを特徴とするゲーム・システム。
【請求項27】
請求項25のゲーム・システムにおいて、前記支払テーブルの少なくとも2つが、異なる揮発度を有することを特徴とするゲーム・システム。
【請求項28】
請求項25のゲーム・システムにおいて、前記支払テーブルの少なくとも2つが、同一又は略同一の予想平均払い出し及び異なる揮発度を有することを特徴とするゲーム・システム。
【請求項29】
ゲーム・システムを作動する方法において、
(a)1人以上の遊戯が各々賭け金を賭けるのを可能にするステップと、
(b)該賭けられた賭け金の一部で対話型ゲームのプールに資金投入するステップと、
(c)賭け金を賭けた前記プレーヤが対話型ゲームを行うのを可能にするステップと、
(d)前記対話型ゲームの前記プレーヤの対話型ゲーム結果を、複数の異なる対話型ゲーム結果から決定して表示し、該表示した対話型ゲーム結果が、対話型ゲーム指定結果を含み、該対話型ゲーム指定結果が、前記賭け金を賭けた前記プレーヤの一人により得られるようにするステップと、
(e)前記対話型ゲーム指定結果を得た前記プレーヤに、前記対話型ゲームのプールに基づいた対話型ゲーム報償を付与するステップと、
(f)前記賭け金を賭けた各プレーヤに対して、
(1)該プレーヤに少なくとも1つの賭け金ゲームを表示し、
(2)該賭ゲームに対する賭ゲーム結果を決定し、且つ
(3)前記賭ゲームで取得した任意の勝ち結果に対応した任意の報償を前記プレーヤに付与する
ステップと
からなることを特徴とする方法。
【請求項30】
請求項29の方法において、前記対話型ゲーム報償が、前記対話型ゲームのプールの総額に等しいか又は略等しいことを特徴とする方法。
【請求項31】
請求項29の方法において、前記対話型ゲームのプールに資金投入する前記賭け金の一部が、前記賭け金の各々の所定の割合であることを特徴とする方法。
【請求項32】
請求項29の方法において、前記対話型ゲームのプールに資金投入する前記賭け金の一部が、前記賭け金の各々の所定の金額であることを特徴とする方法。
【請求項33】
請求項29の方法において、前記対話型ゲームが、競争ゲームであることを特徴とする方法。
【請求項34】
請求項29の方法において、該方法は、前記対話型ゲーム結果を、ポイントの累積、時間の長さ、及び事前に画定されたイベントから成るグループの1つに基づかせるステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項35】
請求項29の方法において、前記賭ゲームが、複数の異なる支払テーブルを含み、且つ、前記賭ゲーム結果が、前記支払テーブルに基づいていることを特徴とする方法。
【請求項36】
請求項35の方法において、前記支払テーブルの少なくとも2つが、異なる揮発度を有することを特徴とする方法。
【請求項37】
請求項35の方法において、前記支払テーブルの少なくとも2つが、同一又は略同一の予想平均払い出しを有し、且つ、前記支払テーブルが、異なる揮発度を有することを特徴とする方法。
【請求項38】
請求項35の方法において、該方法は、前記対話型ゲームの前記プレイにおける前記取得した対話型ゲーム結果の少なくとも一部に基づいて前記賭ゲームで使用する任意の支払テーブルを決定するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項39】
請求項38の方法において、前記支払テーブルの少なくとも2つが、同一又は略同一の予想平均払い出しを有することを特徴とする方法。
【請求項40】
請求項38の方法において、前記支払テーブルの少なくとも2つが、異なる揮発度を有することを特徴とする方法。
【請求項41】
請求項38の方法において、前記支払テーブルの少なくとも2つが、同一又は略同一の予想平均払い出しを有し、前記支払テーブルが、異なる揮発度を有することを特徴とする方法。
【請求項42】
請求項29の方法において、該方法は、前記賭け金を賭けた前記プレーヤの各々に同一の賭ゲームを表示するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項43】
請求項29の方法において、該方法は、前記賭け金を賭けたプレーヤの過半数に異なる賭ゲームを表示するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項44】
請求項29の方法において、該方法はデータ・ネットワークを介して前記プレーヤへ提供されることを特徴とする方法。
【請求項45】
請求項44の方法において、前記データ・ネットワークが、インターネットであることを特徴とする方法。
【請求項46】
ゲーム・システムにおいて、
複数のゲーム機と
対話型ゲームに対する複数の異なる対話型ゲーム結果であって、対話型ゲーム指定結果を含む複数の異なる対話型ゲーム結果と、
前記ゲーム機の各々と通信可能にされたコントローラであって、前記コントローラは前記ゲーム機と一体に作動して、
(a)1人以上のプレーヤが各々賭け金をかけるのを可能にし、
(b)該賭け金の一部で対話型ゲームのプールに資金を投入し、
(c)賭け金を賭けた前記プレーヤが前記対話型ゲームを行うのを可能にし、
(d)前記対話型ゲームの前記プレイに対する対話型ゲーム結果を決定して表示し、該対話型ゲーム指定結果が、前記賭け金を賭けた前記プレーヤの1人により取得されるようにし、
(e)前記対話型ゲームのプールに基づいた対話型ゲーム報償を前記対話型ゲーム指定結果を取得した前記プレーヤへ付与し、
(f)前記賭け金を賭けた各プレーヤに対して、
(1)前記プレーヤに対して少なくとも1つの賭ゲームを表示し、
(2)該賭ゲームに対する賭ゲーム結果を決定し、
(3)前記賭ゲームにおいて取得した任意の勝ち結果に対応した任意の報償を前記プレーヤへ付与する
よう構成されたコントローラと
を備えることを特徴とするゲーム・システム。
【請求項47】
請求項46のゲーム・システムにおいて、前記対話型ゲーム報償が、前記対話型ゲームのプールの総額に等しいか又は略等しいことを特徴とするゲーム・システム。
【請求項48】
請求項46のゲーム・システムにおいて、前記対話型ゲームのプールに資金投入する前記賭け金の一部が、前記賭け金の各々の所定の割合であることを特徴とするゲーム・システム。
【請求項49】
請求項46のゲーム・システムにおいて、前記対話型ゲームのプールに資金投入する前記賭け金の一部が、前記賭け金の各々の所定の金額であることを特徴とするゲーム・システム。
【請求項50】
請求項46のゲーム・システムにおいて、前記対話型ゲームが、競争ゲームであることを特徴とするゲーム・システム。
【請求項51】
請求項46ゲーム・システムにおいて、前記対話型ゲーム結果が、ポイントの累積、時間の長さ、及び事前に画定されたイベントから成るグループの1つに基づいていることを特徴とするゲーム・システム。
【請求項52】
請求項46のゲーム・システムにおいて、前記賭ゲームが、複数の支払テーブルを含み、且つ、前記賭ゲーム結果が、前記支払テーブルに基づいていることを特徴とするゲーム・システム。
【請求項53】
請求項52のゲーム・システムにおいて、前記支払テーブルの少なくとも2つが、異なる揮発度を有することを特徴とするゲーム・システム。
【請求項54】
請求項52のゲーム・システムにおいて、前記支払テーブルの少なくとも2つが、同一又は略同一の予想平均払い出しを有することを特徴とするゲーム・システム。
【請求項55】
請求項52のゲーム・システムにおいて、前記賭ゲームの任意の支払テーブルが、前記対話型ゲームの前記プレイにおける前記取得した対話型ゲーム結果の少なくとも一部に基づいて決定されることを特徴とするゲーム・システム。
【請求項56】
請求項55のゲーム・システムにおいて、前記支払テーブルの少なくとも2つが、同一又は略同一の予想平均払い出しを有することを特徴とするゲーム・システム。
【請求項57】
請求項55のゲーム・システムにおいて、前記支払テーブルの少なくとも2つが、異なる揮発度を有することを特徴とするゲーム・システム。
【請求項58】
請求項55のゲーム・システムにおいて、前記支払テーブルの少なくとも2つが、同一又は略同一の予想平均払い出しを有し、且つ異なる揮発度を有することを特徴とするゲーム・システム。
【請求項59】
請求項46のゲーム・システムにおいて、前記同一の賭ゲームが、前記プレーヤの各々に表示されることを特徴とするゲーム・システム。
【請求項60】
請求項46のゲーム・システムにおいて、前記同一の賭ゲームが、前記プレーヤの各々に表示されることを特徴とするゲーム・システム。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図3E】
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【図3F】
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【図3G】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図4E】
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【図4F】
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【図4G】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図7D】
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【図7E】
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【図7F】
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【図7G】
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【図7H】
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【図7I】
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【公表番号】特表2008−510525(P2008−510525A)
【公表日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−528095(P2007−528095)
【出願日】平成17年8月18日(2005.8.18)
【国際出願番号】PCT/US2005/029936
【国際公開番号】WO2006/023907
【国際公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【出願人】(592123897)アイジーティー (44)
【Fターム(参考)】