説明

車両のシート装置

【課題】ガイドローラーとガイド溝との隙間への異物の挟み込みを確実に防止できるようにして、シート本体の安定した進退作動を得ることのできる車両のシート装置を提供する。
【解決手段】シート本体の側部フレーム36にガイド溝41を形成し、ガイド溝41内の案内面に沿って転動するガイドローラー40をベース部材に設ける。ベース部材に、ガイド溝41内でガイドローラー40の外周面の転動方向の前方側を覆うローラーカバー45を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、車体の開口部を通して車室内外に前後移動させることのできる車両のシート装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
福祉車両等に用いられるシート装置として、乗員の着座するシート本体を、車体の開口部(ドア開口部)を通して車外側に進退移動できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このシート装置は、車体フロア上に回転機構を介して支持されたベース部材に、シート本体が進退アクチュエータとガイド機構を介して進退移動可能に取り付けられている。そして、シート本体を車体の開口部から車外側に迫り出させる場合には、回転機構によってベース部材を車体の開口部方向に向けて回転させ、その状態で、進退アクチュエータを作動させることによってシート本体を車外側に移動させる。
また、このシート装置のガイド機構は、シートクッションの側部フレームの車幅方向内側に固定設置されたガイド板と、ベース部材に回転可能に支持されたガイドローラーを備え、ガイド板に形成されたガイド溝にガイドローラーが転動自在に係合されるようになっている。ガイド板とガイドローラーは、乗員の着座するシートクッションの着座部の下方に配置され、シート本体を進退アクチュエータによって前後移動させるときにシート本体の挙動をガイドする。
【特許文献1】特開2008−126692号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、この従来のシート装置においては、ガイドローラーがガイド溝内を転動する構造となっているため、ガイドローラーの外周面とガイド溝との間にできる鋭角状の隙間に異物が挟まれる可能性が考えられる。
【0004】
そこで、この発明は、ガイドローラーとガイド溝との隙間への異物の挟み込みを確実に防止できるようにして、シート本体の安定した進退作動を得ることのできる車両のシート装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決する請求項1に記載の発明は、乗員が着座するシート本体(例えば、後述の実施形態におけるシート本体10)と、車室内に設置され、前記シート本体を車体の開口部(例えば、後述の実施形態におけるドア開口部1)を通して車室内外に進退移動可能に支持するベース部材(例えば、後述の実施形態における前後スライド機構11A,回動機構11B、ターンテーブル21、ガイドブロック28、ガイドレール29、スライドブロック30)と、前記シート本体を車室内外に進退移動させる際に前記シート本体の挙動をガイドするガイド機構(例えば、後述の実施形態におけるガイド機構26)と、を備えた車両のシート装置において、前記ガイド機構が、前記シート本体に進退移動方向に沿って設けられたガイド溝(例えば、後述の実施形態におけるガイド溝41)と、前記ベース部材に回転可能に設けられ、前記シート本体の進退作動時に、前記ガイド溝の案内面に沿って転動するガイドローラー(例えば、後述の実施形態におけるガイドローラー40)と、前記ベース部材に設けられ、前記ガイド溝内で前記ガイドローラーの外周面の転動方向の前方側を覆うローラーカバー(例えば、後述の実施形態におけるローラーカバー45)と、を備えて成ることを特徴とする。
これにより、シート本体が車体の開口部を通して進退移動する際には、側部フレームのガイド溝内をガイドローラーが転動することによってシート本体の挙動がガイドされる。このとき、ガイドローラーの外周面の転動方向の前方側はローラーカバーによって覆われるため、ガイドローラーの外周面とガイド溝との隙間には異物が挟み込まれることがなくなる。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両のシート装置において、前記ガイド溝を、前記シート本体の側部フレーム(例えば、後述の実施形態における側部フレーム36)に形成し、前記ローラーカバーに、前記ガイド溝の側縁部に対向する方向に延出する延出片(例えば、後述の実施形態における上部延出片48,50および下部延出片49)を設けたことを特徴とする。
これにより、ガイド溝の側縁部からの異物の進入が延出片によって阻止されるとともに、延出片が側部フレームの幅方向の振れを規制するガイドとして機能するようになる。
【発明の効果】
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、ガイドローラーの外周面の転動方向の前方側をローラーカバーによって覆うため、ガイドローラーとガイド溝との隙間への異物の挟み込みをローラーカバーによって阻止し、シート本体の安定した進退作動を常時得ることができる。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、ローラーカバーに、ガイド溝の側縁部に対向する方向に延出する延出片を設けたため、延出片によってガイド溝の側縁部からの異物の進入を阻止することができるとともに、延出片によって側部フレームの幅方向の振れを規制し、シート本体の作動の安定化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、助手席側のドア開口部1(開口部)を通して車内側を見たときの模式的な斜視図であり、同図中2は、この発明を適用したシート装置、3は、車体側部のセンターピラーである。この実施形態のシート装置2は乗員が着座したまま車室の内外に移動することのできる福祉車両に用いられている。
シート装置2は、シートクッション4Aの後端部にシートバック4Bが傾動可能に連結されて成るシート本体10と、初期位置にあるシートクッション4Aの下方に配置され、シート本体10を所定軌道で電動操作する可動機構11と、を備えている。
【0010】
図2の(A),(B),(C)は、シート装置2が可動機構11によって電動操作されたときの状態を順次示すものである。なお、図1は、シート本体10が車室内の後方側の所定位置で車両前方を向く初期状態を示している。
最初に、このシート装置2の基本的な動きについて説明する。
このシート装置2は、図1に示す初期状態からシート本体10をドア開口部1を通して車外側に移動される場合には、最初に、図2(A)に示すように、シート本体10を車両前方側にスライド移動させつつ、ドア開口部1側に向けて回転させる。なお、このときシート本体10を前進しながら回転させるのはシート本体10とセンターピラー3の干渉を防止するためである。
こうして、シート本体10が、図2(B)に示すように、ドア開口部1方向に90°回転すると、次に、図2(C)に示すように、シート本体10をドア開口部1から車外側斜め下方に迫り出すように前進させる。これにより、シート本体10の着座部が車外側の充分に低い位置まで前進し、この時点でシート本体10からの乗員の降車が可能となる。
また、車外側に迫り出したシート本体10を車室内の初期位置に戻す場合には、シート本体10を上記と逆の順序で逆向きに作動させる。
【0011】
図3は、シート装置2の可動機構11の概略構成を示すものである。
可動機構11は、車室内のフロア12に設置された前後スライド機構11Aと、この前後スライド機構11Aの上に取り付けられた回動機構11Bと、この回動機構11Bの上に取り付けられ、シート本体10を直接支持する迫り出しスライド機構11Cと、を備えている。
【0012】
前後スライド機構11Aは、車体前後方向に沿うようにフロア12上に固定設置された一対のガイドレール13と、各ガイドレール13に前後スライド可能に係合された一対のスライダー14と、この一対のスライダ14が両側部に固定された支持プレート15と、この支持プレート15をフロア12に対して車体前後方向に進退作動させる駆動ユニット16と、を備えている。
【0013】
一対のガイドレール13は、初期位置にあるシート本体10の両側部の下方に配置されている。また、スライダー14は、ガイドレール13の溝内に転動可能に収容されたガイドローラー17を備え、このガイドローラー17がガイドレール13によって幅方向と上下方向の変位を規制されている。
また、駆動ユニット16は、フロア12と支持プレート15の間に配置されたボールねじ機構18と、このボールねじ機構18に駆動力を伝達するモータ19とを備え、モータ19の駆動力によって支持プレート15を車体前後方向に移動させる。
【0014】
回動機構11Bは、支持プレート15上の幅方向の略中央部に固定設置され、ターンテーブル21を回動可能に支持する軸受20と、ターンテーブル21を支持プレート15に対して回動作動させる駆動ユニット22と、を備えている。
【0015】
駆動ユニット22は、支持プレート15上の軸受20の外周側に同軸に固定設置されたリングギヤ23と、ターンテーブル21に固定設置され、回転軸に取り付けられたピニオンギヤ24がリングギヤ23の外歯に噛合するモータ25とを備え、モータ25の駆動力を、ピニオンギヤ24とリングギヤ23を介してターンテーブル21に回転力として作用させる。
【0016】
迫り出しスライド機構11Cは、シート本体10をターンテーブル21に対して進退作動させるときに、シート本体10の挙動をガイドするガイド機構26と、シート本体10をターンテーブル21に対して進退方向に駆動する駆動ユニット27と、を備えている。
【0017】
ターンテーブル21の幅方向の両側には、長尺な一対のガイドブロック28が取り付けられている。この両側のガイドブロック28は、初期位置にあるシート本体10(シートクッション4A)の両側部の下方にシート前後方向に沿うように配置されている。各ガイドブロック28は、後端部から前方に向かって斜め下方に傾斜して形成され、その上面には、シート前後方向に延出するガイドレール29が固定設置されている。この各ガイドレール29にはスライドブロック30が摺動自在に係合されている。
【0018】
また、各ガイドブロック28のガイドレール29よりも車幅方向の内側位置には、ボールねじ機構31のリードスクリュー32がガイドレール29と平行に取り付けられている。各リードスクリュー32は、図示しないギヤボックスを介して共通のモータ34に連結され、モータ34の動力を受けて同期回転する。また、両側のガイドレール29に保持された各スライドブロック30には隣接するリードスクリュー32に螺合されたナット35が取り付けられている。両スライドブロック30は、ナット35部分でモータ34の回転動力を受け、それによってシート前後方向にスライド変位する。
【0019】
各スライドブロック30には、上方側に略L字状に屈曲して、シート本体10の側部フレーム36に連結されるブラケット37が取り付けられている。ブラケット37には、支持ピン38が取り付けられ、その支持ピン38が側部フレーム36の後端部に回動可能に連結されている。したがって、モータ34によって駆動されたスライドブロック30は、支持ピン38を介してシート本体10の後端部をガイドレール29に沿って移動させる。
なお、この実施形態の場合、駆動ユニット27は、モータ34とボールねじ機構31によって構成されている。
【0020】
また、各ガイドブロック28の前端部には、上方に突出するブラケット39が設けられ、そのブラケット39にガイドローラー40が回転自在に取り付けられている。
これに対し、シートクッション4Aの両側の側部フレーム36には、シート前後方向に延出する長孔状のガイド溝41が形成され、この各ガイド溝41に左右のガイドローラー40がそれぞれ転動可能に係合されている。ガイド溝41は、直線状ではなく中央部が上方に湾曲する湾曲形状に形成されている。このガイド溝41は、ガイドローラー40との協働によってシート本体10の前部側の挙動、つまり着座面の前後傾動を制御する。なお、この実施形態の場合、ガイド機構26は、ガイド溝41とガイドローラー40によって構成されている。また、シート本体10を車体のドア開口部1を通して車体内外に進退移動可能に支持するベース部材は、前後スライド機構11Aと回動機構11Bと、迫り出しスライド機構11Cのうちのターンテーブル21,ガイドブロック28,ガイドレール29,スライドブロック30によって構成されている。
【0021】
図4〜図6は、ガイド機構26のガイドローラー40回りの詳細を示すものである。なお、図中矢印Fはシート本体10の前方を指し、矢印OUは車幅方向の外側を指す。また、以下の説明においては、特別に断らない限り、「前」と「後」は、それぞれ矢印F方向とそれと逆方向を意味し、「外」と「内」は、それぞれ矢印OU方向とそれと逆方向を意味するものとする。
【0022】
図4〜図6に示すように、ガイドローラー40を支持するブラケット39には、ガイドローラー40の周域のうちの、ガイド溝41の案内面との転動接触部を除く部位を覆う樹脂製のローラーカバー45が取り付けられている。このローラーカバー45は、ガイドローラー40とともにガイド溝41内に挿入され、ガイド溝41の上下の案内面に対して摺動可能とされている。なお、図3は、可動機構11の基本的な構成を説明するための図面であるため、ローラーカバー45等の詳細な図示は省略されている。
【0023】
より詳細には、ローラーカバー45は、ガイド溝41内において、微小隙間を挟んでガイドローラー40の前方に配置される前部ブロック46と、同じく微小隙間を挟んでガイドローラー40の後方に配置される後部ブロック47と、側部フレーム36の内側においてガイド溝41よりもそれぞれ上方と下方に延出する上部延出片48(延出片)および下部延出片49(延出片)と、側部フレーム36の外側においてガイド溝41よりも上方に延出する上部延出片50(延出片)と、側部フレーム36の内側に配置される上部延出片48から下部延出片49に亘る部位に突出して形成され、ブラケット38に係止される係止片51とを備えている。
【0024】
ブラケット39の前部側には、図5に示すように、湾曲した凹部60が形成されとおり、ブラケット39の上部からこの凹部60に亘る部位にはローラーカバー45の係止片51が係合されるようになっている。
【0025】
前部ブロック46は、ガイドローラー40の前方側において、ガイド溝41の上下幅方向に延出してガイドローラー40の前面のほぼ全域を覆っている。そして、前部ブロック46は、図4に示すように、前方側の下縁がガイド溝41の下辺41aに対して鈍角β1を成すように傾斜するとともに、上縁部に前方側に膨出する膨出部52が設けられ、この膨出部52がガイド溝41の上辺41bに対してやはり鈍角β2を成すようになっている。
【0026】
一方、後部ブロック47は、ガイドローラー40の後方側において、ガイドローラー40の後面の上部側領域を覆っている。このため、後部ブロック47自体は、ガイドローラーの後部側の一部のみを覆うこととなるが、後部ブロック47の内側(車幅方向の内側)のガイドローラー40よりも後方側となる領域には、下部延出片49が連続するように配置されている。
【0027】
ここで、ローラーカバー45の上部延出片48,50はガイド溝41の上辺41aを幅方向両側から挟み込むように配置されているが、これらの間には、図5に示すようにガイドローラー40の外周面を上部に露出させるための開口部53が確保されている。なお、上部延出片48,50や下部延出片49はガイド溝41の上辺41bと下辺41aに対して摺動可能とされ、ローラーカバー45と側部フレーム36の幅方向の相対変位を規制するようになっている。
【0028】
なお、側部フレーム36の外側は、サイドサポート部の表皮やリクライニングカバー等によって覆われている。
【0029】
以上の構成において、上段の駆動ユニット27によってスライドブロック30をガイドレール29に沿って前後に移動させると、ガイドブロック28の前端部側のガイドローラー17が側部フレーム36のガイド溝41内を転動し、側部フレーム36の傾動姿勢、つまりシートクッション4Aの着座部5の姿勢を制御する。
【0030】
このとき、ガイドローラー17の転動方向の前後を覆うローラーカバー45は、ガイドローラー17とともにガイド溝41内を相対的に移動する。このため、ガイドローラー17の外周面とガイド溝41の上部側の案内面との間の鋭角的なスペースがローラーカバー45の前部ブロック46と後部ブロック47によって常に閉塞され、この間には異物が入り込むことがなくなる。特に、ガイドローラー17の前部側はローラーカバー45の前部ブロック46によってほぼ完全に覆われているため、異物の進入はより完全に阻止されることになる。
【0031】
また、ローラーカバー45の後部ブロック47はガイドローラー17の後部側の上略半分の領域のみを覆っているが、後部ブロック47の車幅方向の内側には下部延出片49が連続して設けられているため、ガイドローラー17の後部とガイド溝41の下部側の案内面との間には、車幅方向の内側から異物が進入することはない。なお、ガイド溝41の外側はサイドサポート部の表皮やリクライニングカバー等によって覆われているため、外側からは異物が進入することはない。
【0032】
また、この実施形態においては、ローラーカバー45の前部ブロック46の前縁部が、ガイド溝41の下辺41aと上辺41bに対して鈍角β1,β2を成すように形成されているため、ローラーカバー45とガイド溝41の間の異物の噛み込みについても有効に防止することができる。
【0033】
さらに、このシート装置2においては、ガイド溝41の側縁に対向するように上部延出片48,50と下部延出片49がローラーカバー45に一体に設けられているため、これらの延出片48,50,49によってガイド溝41の側縁部からの異物の進入を阻止することができるうえ、延出片48,50,49によって側部フレーム36の幅方向の振れを規制することができる。したがって、このシート装置2においては、シート本体10の作動の安定化を図ることができる。
【0034】
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】この発明の一実施形態のシート装置を示す斜視図。
【図2】この発明の一実施形態のシート装置の作動状態を示す斜視図。
【図3】この発明の一実施形態のシート装置の可動機構の概略構成を示す側面図。
【図4】この発明の一実施形態のシート装置のガイド機構を示す斜視図。
【図5】この発明の一実施形態のシート装置のガイド機構を示す斜視図。
【図6】この発明の一実施形態の図6のA−A断面に対応する断面図。
【符号の説明】
【0036】
1…ドア開口部(開口部)
2…シート装置
10シート本体
21…ターンテーブル(ベース部材)
26…ガイド機構
36…側部フレーム
40…ガイドローラー
41…ガイド溝
45…ローラーカバー
48,50…上部延出片(延出片)
49…下部延出片(延出片)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗員が着座するシート本体と、
車室内に設置され、前記シート本体を車体の開口部を通して車室内外に進退移動可能に支持するベース部材と、
前記シート本体を車室内外に進退移動させる際に前記シート本体の挙動をガイドするガイド機構と、を備えた車両のシート装置において、
前記ガイド機構が、
前記シート本体に進退移動方向に沿って設けられたガイド溝と、
前記ベース部材に回転可能に設けられ、前記シート本体の進退作動時に、前記ガイド溝の案内面に沿って転動するガイドローラーと、
前記ベース部材に設けられ、前記ガイド溝内で前記ガイドローラーの外周面の転動方向の前方側を覆うローラーカバーと、
を備えて成ることを特徴とする車両のシート装置。
【請求項2】
前記ガイド溝を、前記シート本体の側部フレームに形成し、前記ローラーカバーに、前記ガイド溝の側縁部に対向する方向に延出する延出片を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両のシート装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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