説明

車両用タンク装置

【課題】例えばラジェータのアッパタンクに設ける逆流抑制手段において、冷却液の注入容易性を阻害することなく逆流抑制機能を向上させる。
【手段】注入筒10には逆流規制装置22を装着している。逆流規制装置22は、上下のリング体23,24と水平状の中間板25と上下の縦板26,27とスカート部28とで構成されている。逆流した冷却液が逆流規制装置22を通り抜けるには、いったん半径外向きに向きを変えて下部側面通路32に流れ込み、それから方向を変えて下部周方向通路35に流れ込み、次いで、上向きに流れを変えて中間通路33を通過し、それから向きを変えて上部周方向通路34に流れ込み、更に、半径内向きに向きを変えてから最後に上部側面通路31に流れ込む、という経路を経ねばならない。このため逆流抑制が高い。流路は部分的に隘路にする必要はないため、冷却液の注入に際して溢れ出ることはなく、注入作業を迅速に行える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、例えばエンジンの冷却水用リザーブタンクやラジェータのアッパタンク、或いは自動車用ブレーキオイルタンクのような車両用タンク装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両には冷却水用リザーブタンクや自動車用ブレーキオイルタンクなどのタンク装置を設けているが、車両の揺れや傾き等によって液体が注入筒に逆流することを防止又は抑制するため、逆流抑制手段を設けている場合がある。注入筒の蓋に調圧機能を持たせて、タンク本体の内圧の変化に応じて空気が通気穴から出入りするように構成している場合は、液体が通気穴に入り込むことを防止する必要があるため、逆流抑制手段は特に必要性が高くなる。
【0003】
この逆流抑制手段の一例が特許文献1に開示されている。すなわちこの特許文献1では、注入口3の内部に、リザーブタンクに向けて下向きに窄まったテーパ状のストレーナを配置し、このストレーナの下端に円板状の衝突板12を設け、衝突板の外周と注入筒の内周との間の環状の空間を通路と成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開昭63−139071号のマイクロフィルム
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1は、注入口がタンクに向けて開口した面積を衝突板12で小さくすることで逆流を抑制するものであるが、このように注入口の通路を単に衝突板(邪魔板)で狭めたに過ぎない構成では、逆流抑制機能を高くすると液体の注入に時間が掛かり、さりとて液体の注入を迅速に行えるように衝突板と注入口との間の隙間の間隔を広げると逆流抑制機能が低下することになり、液体の注入能率と逆流抑制機能とが相反するという問題がある。
【0006】
また、特許文献1では、衝突板の外側の隙間から逆流した液体はそのままストレーナに衝突するため、車両の揺れ等によって液体に大きな運動エネルギが付与されていると、逆流抑制機能が著しく減殺されるという問題もある。
【0007】
本願発明はこのような現状に鑑み成されたものであり、車両用タンク装置において、高い逆流抑制機能を確保しつつ液体注入の迅速性にも優れた逆流抑制手段を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明は、タンク本体とこれに設けた注入筒とを有しているタンク装置において、前記注入筒に、前記タンク本体から逆流した液体の流れをいったん半径方向に変えてから円周方向(注入筒の軸心回り方向)に変えて更に半径方向に変える逆流抑制手段が設けられている。
【0009】
本願発明でいう「半径方向」には、注入筒の軸心から外側に向かう方向と、外側から軸心に向かう方向との両方がある。従って、逆流した流体の流れ方向としては、半径外向き(放射方向)に流れてから円周方向に方向変換して更に半径内向きに方向変換する態様と、半径内向きに流れてから円周方向に方向変換して更に半径外向きに方向変換する態様とがある。
【発明の効果】
【0010】
逆流抑制手段は、特許文献1のように通路を狭める方式と邪魔板で流路を変える方式とがあり、本願発明は流路を変える方式であると言える。そして、本願発明では、逆流した液体は単純にジグザグに向きを変えて注入筒の開口部に向かうのではなく、注入筒の軸線方向の流れと、半径方向の流れと、円周方向の流れとの3つの流れ方向の組み合わせによって注入筒の開口部に向かうのであり、液体は流れ方向を三次元的に変えないと注入筒の開口部に到達できないため、従来に比べて逆流抑制機能が格段に高い。
【0011】
更に述べると、車両の揺れや加速・減速等によって液体に大きな運動エネルギが付与されている場合、液体は直線方向に激しく飛散することになり、このため、特許文献1の場合は液体がストレーナに激しく衝突することが懸念されるのであるが、本願発明では液体はいったん注入筒の軸心回りに方向変換しないと注入筒の開口部には到達できないため、液体に大きな運動エネルギが付与されていてもその動きを的確に阻止できるのであり、その結果、高い逆流抑制機能を発揮するのである。
【0012】
また、液体の流れ方向を変えることで逆流を阻止するものであるため、流路の断面積を部分的に狭める必要はない(隘路を形成する必要はない)のであり、このため液体を注入するに当たっては注入作業を迅速に行える。よって、本願発明によると、液体の注入作業の迅速性を確保しつつ、高い逆流抑制機能を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】実施形態に係るアッパタンクを有するラジェータの上部の正面図である。
【図2】図1のII-II 視断面図である。
【図3】図2のIII-III 視断面図である。
【図4】図1及び図3の IV-IV視概略断面図である。
【図5】逆流規制装置を示す図で、(A)は斜視図、(B)は(A)をB方向から見た正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(1).アッパタンクの概要
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態はラジェータのアッパタンクに適用している。まず、その概要を説明する。ラジェータは平面視で細長いアッパタンク1とロアタンク(図示せず)とを有しており、アッパタンク1とロアタンクとは、それらの長手方向に沿って所定ピッチで並べた多数本の放熱管2で接続されている。
【0015】
アッパタンク1は、下向きに開口した本体ケース3とその下端に固定された底板4とを有しており、両者でタンク本体5が構成されている。本体ケース3の下端には外向き張り出し部3aが全周に亙って形成されており、底板4の外周部を外向き張り出し部3aにかしめ付けることにより、タンク本体5が密閉された状態に構成されている。放熱管2の上端はアッパタンク1の底板4にろう付けされている。底板4は金属製であるが、本体ケース3は樹脂の成形品やアルミ鋳物、アルミダイキャスト品、板金製品のいずれも使用できる。
【0016】
タンク本体5の側断面形状は上下に長い長方形になっており、このタンク本体5の下部には下向きに開口した断面コの字形の仕切り体6を配置している。仕切り体6は、本体ケース3の内側面に適宜間隔で設けたリブ8の群によって底板4に押さえ保持されている。仕切り板6のうちその長手方向の中間部に連通穴7が空いている。仕切り体6の存在により、車両の揺れや傾きに関係なく、各放熱管2に冷却液を分配できる。
【0017】
更に述べると、本実施形態のアッパタンク1はその内部に冷却液を充満させずに上部には空気溜まりが存在する完全密閉型冷却システムによるもので、タンク本体5の下部に仕切り体6を設けたことにより、仕切り体6と底板4とで囲われた下部空間が冷却液で満たされた状態になっているため、車両の揺れや傾きに関係なく各放熱管2に冷却液を確実に流し込んで冷却性能を確保できるのであり、しかも、タンク本体5の内部のうち仕切り体6よりも上の空間をリザーブタンクとして機能させることができるため(すなわち、アッパタンク1がリザーブタンクを兼用しているため)、それだけコンパクト化とコストダウンとに貢献できるのである。
【0018】
本体ケース3における長手一側面のうち長手方向の略中間部には、冷却液をロアタンクから還流させるための戻り流入口9が突設されている。戻り流入口9は、その下端を仕切り体6の上面に近接させた状態に配置されている。
【0019】
また、本体ケース3の長手一側面のうち戻り流入口の斜め上方部位には、冷却液を注入するための注入筒10が上下方向に延びる姿勢で配置されている。注入筒10の下端には横管11が接続されており、また、注入筒10には上から蓋12を装着している。注入筒10と横管11とは樹脂の一体成形品であり、横管11は、図4に示すように、本体ケース3に横向き突設した筒型ボス部13に嵌め込み接続されている。注入筒10や横管11を本体ケース3に一体成形することも不可能とは言えないが、加工性(型抜きの容易性)を考慮すると別部材とするのが好ましい。
【0020】
注入筒10の上端には大径部10aが形成されており、この大径部10aを蓋12で塞いでいる。また、図3に示すように、大径部10aの下端部には横向きに開口した調圧口14を設けている。蓋12は、その上端部を構成する天板12aと、注入筒10の大径部10aに入り込む第1弁体15と、第1弁体15に昇降自在に装着した第2弁体16と、第1弁体15を下向きに付勢するばね17とを有している。
【0021】
第1弁体15は、上半部程度を大径とした段違い形状になっており、天板部12aの下面から垂下した内向きフランジ付きガイド筒18により、抜け不能で昇降可能に保持されている。第1弁体15とガイド筒18との間には空気が通り得る隙間が空いている。注入筒10における大径部10aの上端には外向きフランジ部10bを形成しており、蓋12の天板部12aには、注入筒10のフランジ部10bに係脱する爪足(図示せず)を設けている。すなわち、蓋12は爪足の弾性に抗して注入筒10に着脱できるようになっている。もとより、ねじ式とすることも可能である。
【0022】
注入筒10は大径部10aを設けたことで段部が形成されており、この段部に設けたシール突起19に第1弁体15が当たるようになっている。第2弁体16は、第1弁体15の中心に設けたセンター穴20に下向き抜け不能に嵌まった軸16aと、軸16aの下端に設けた弁シート16bとを備えている。
【0023】
第1弁体15は注入筒10のシール突起19に当接するようにばね17で付勢されており、アッパタンク1の内圧が外部の圧力(例えば大気圧)よりもある程度以上高くなるまでは、第1弁体15はシール突起19に当接した状態に保持されていると共に、第1弁体15のセンター穴20は第2弁体16の弁シート16bで塞がれており、このため、注入筒10は密閉状態に保持されている。
【0024】
注入筒10(アッパータンク1)の内圧が外部圧力(例えば大気圧)に対して設定圧以上に高くなると、第1弁体15と第2弁体16とがばね17に抗して上昇し、図3に実線矢印で示すように、空気が第1弁体15とシール突起19との間の空間を通って調圧口14に逃げる。他方、注入筒10(アッパータンク1)が外部圧よりも低い負圧状態になると、第1弁体15はシール突起19に当接した状態で第2弁体16のみが下降することにより、図3に点線矢印で示すように、空気は第1弁体15とガイド筒18との間の隙間から第1弁体15のセンター穴20を通って注入筒10の内部に流入し、内部圧が高くなると内部圧に押されて第2弁体16が上昇し、第1弁体17のセンター穴20が塞がれる。
【0025】
(2).逆流規制装置
注入筒10の内部には、逆流抑制手段の一例としての逆流規制装置22を嵌め込み装着している。逆流規制装置22は、注入筒10の上端寄りに位置した上リング板23と、注入筒10の下端に位置した下リング板24と、上下リング板23,24の中間位置に配置された水平状の中間板25と、上リング板23と中間板25とを繋ぐ一対の上部縦板26と、下リング板24と水平状中間板25とを繋ぐ一対の下部縦板27と、下リング板24から下向きに突出したスカート部28とで構成されている。
【0026】
上下リング板23,24と中間板25とは注入筒10の内面にきっちり嵌まる(或いは僅かのクリアランスをもって嵌まる)外径に設定されている。また、注入筒10の下端には下リング板24を支持する内向きフランジ29が形成されており、逆流規制装置22のスカート部28は内向きフランジ29の下方に突出して、横管11の内部に露出している。
【0027】
スカート部28は複数(4本)のスリット30で複数(4つ)に分断されていると共に、その外周面は下向きに広がるテーパ状になっており、このため、スカート部28を弾性変形させて内向きフランジ29に上から嵌め込むことにより、逆流規制装置22は冷却液の逆流圧力程度では抜け出ない状態に保持されている。当然ながら嵌め込み・取り外しはワンタッチ的に行える。
【0028】
上部縦板26は上向きに広がったテーパ状になっており、他方、下部縦板27は下向きに広がったテーパ状になっている。従って、2つの上部縦板26の端面間には横向きに開口すると共に上向きに広がった上部側面通路31が開口しており、2つの下部縦板27の端面間には横向きに開口すると共に下向きに広がった下部側面通路32が開口している。上部側面通路31と下部側面通路32とは軸心方向から見て同じ方向に開口している。また、上下縦板26,27の外周面の面積と上下側面通路31,32の開口面積とは同じ程度に設定している。
【0029】
図5(B)に点線ハッチングでエリアを示すように、上部縦板26の外側には上部周方向通路34が存在して下部縦板27の外側には下部周方向通路35が存在しているが、これら上下周方向通路34,35の開口面積は互いに同じ面積であると共に、上下側面通路31,32の開口面積とも略同じ面積になっている。
【0030】
中間板25は、注入筒10の内部を上下に仕切る状態に配置されている。従って、一対の上部縦板26の付け根の間の空間及び一対の下部縦板27の付け根の間の空間は中間板25で塞がれており、冷却液は注入筒10の軸心方向に沿って上下に貫流することはできない。そして、中間板25には、冷却液を上下方向に流すための4つの中間通路33を形成している。中間通路33は外側に切り開かれた状態に形成されているが、穴とすることも可能である。
【0031】
中間板25は、上下側面通路31,32の箇所に位置した第1張り出し部25aと、上下縦板26,27の中間部(円周方向の中間部)に位置する第2張り出し図25bとを有しており、隣り合った張り出し部25a,25bの間に中間通路33が開口している。従って、中間通路33は側面通路31,32に対して円周方向にずれて形成されている。第2張り出し部25bの横幅は第1張り出し部25aの横幅よりも遙かに小さくなっており、このため、中間通路33は側面通路31,32から円周方向に完全にずらしつつ大きな面積を確保している。
【0032】
下リング板24の内径は上リング体23の内径よりも僅かに小径に設定している。また、一対の側面通路31,32の総和面積と4つの中間通路33の総和面積とは同じ程度に設定されている。図4に示すように、横管11は注入筒10の外側にある程度の寸法だけ突出しており(突出部を符号11aで示す)、また、横管11の下面のうち注入筒10の下方を中心にした部分の底面は、先端に行くに従って高さが高くなる傾斜面11bになっている。
【0033】
(3).まとめ・その他
以上の構成において、車両の揺れや傾き・加減速等によって冷却液が注入筒10に向けて逆流した場合、冷却液が注入筒10の上端部に到るには、スカート部28を上向きに流れてから中間板25に衝突し、ここで半径横向きに方向変換して第2側面通路32に流入し、次いで、下部周方向通路35を通って円周方向に向きを変えてから中間通路33に至り、それから上部周方向通路34に入って再び円周方向に流れを変えてのち、半径内向きに流れを変えて上部側面通路31に入り込み、更に、上向きに方向変換せねばならない。
【0034】
このように、冷却液が逆流して注入筒10の上端部に到るには迷路のような経路を経ねばならないのであり、このため、冷却液は逆流途中で流れが止まることが大半であり、蓋12の下面まで到ることは殆どないと言える。よって、逆流抑制機能を向上できる。そして、逆流規制装置22の内部の流路の断面積はさほど変化がないため(すなわち逆流規制装置22の内部には隘路はないため)、冷却液を注入するに当たっては溢れ現象を生じることなく迅速に注入できる。
【0035】
本実施形態のように上下縦板26,27を中間板25に対して窄まったテーパ状に形成すると、上下リング体23,24の開口面積を小さくすることなく、側面通路31,32と中間通路33と上下周方向通路34,35の面積をできるだけ大きくすることができる。このため注入性の確保に好適である。
【0036】
さて、特許文献1ではストレーナを蓋で注入筒に押さえ固定しているが、蓋が調圧弁を有する場合、逆流規制装置を蓋で押さえ固定し難い。さりとて逆流規制装置をねじ込み方式にするとコストが嵩むと共に取付け・取り外しが面倒である。これ対して本実施形態のように、内向きフランジ29に弾性的に嵌合するスカート部28を設けると、簡単な構造で取付け・取り外しをワンタッチ的に行える利点がえる。
【0037】
また、特許文献1ではタンクの冷却液は真上に上がるため逆流抑制機能が低いと言える。これに対して本実施形態のようにアッパタンク1に横管11を設けてこの横管11に注入筒10を設けると、冷却液はいったん横管11の内部を水平方向に流れてから上向きに流れを変えないと注入筒10に進入しないため、逆流抑制機能に優れていると言える。更に、逆流規制装置22のスカート部28を横管11の内部に露出させると、横管11の内部をその軸方向に逆流してきた冷却液の一部をスカート部28の側面で一部停止させることができるため、更に逆流抑制機能に優れている。
【0038】
更に、本実施形態のように横管11に注入筒10の外側にはみ出た突出部11aを設けると共に底面を先端に向けて上向き傾斜した傾斜面11bと成すと、図4に矢印Aで示すように、横管11に流れ込んだ冷却液の一部は突出部11aの先端面に衝突して反転することになり、そのため、矢印Aのように向きを反転させた冷却液はスカート部28に衝突して、注入筒10への進入が阻止される(つまり、スカート部28の全周を利用して冷却液の進入防止機能を発揮させることができる。)。このため逆流抑制効果がより一層高い。
【0039】
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば実施形態のように逆流規制装置を注入筒と別体に製造することなく、逆流抑制手段となる邪魔板を注入筒の内部に一体成形することも可能である。逆流抑制手段の一部を注入筒の内部に一体成形して、他の一部を別部材として注入筒の内部に取り付けることも可能である。逆流規制装置に空気抜き手段を設けることも可能である。例えば実施形態の場合、上リング板23の外周を適宜間隔で僅かずつ切欠いて空気抜きとなすことができる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本願発明は、車両のラジェータのアッパタンクやリザーブタンクに適用して有用性を発揮する。従って、産業上利用できる。
【符号の説明】
【0041】
1 ラジェータのアッパタンク
2 放熱管
3 タンク本体を構成する本体ケース
4 タンク本体を構成する底板
5 タンク本体
10 注入筒
11 横管
12 蓋
14 調圧口
15 リング状弁体
22 逆流規制装置
23 上リング板
24 下リング板
25 中間板
26,27 縦板
28 スカート部
31,32 側面通路
33 中間通路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タンク本体とこれに設けた注入筒とを有しており、前記注入筒に、前記タンク本体から逆流した液体の流れをいったん半径方向に変えてから円周方向に変えて更に半径方向に変える逆流抑制手段が設けられている、
車両用タンク装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−208613(P2011−208613A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−79256(P2010−79256)
【出願日】平成22年3月30日(2010.3.30)
【出願人】(000002967)ダイハツ工業株式会社 (2,560)
【Fターム(参考)】