説明

車両用ドア

【課題】 窓部を樹脂化して車両用ドアの軽量化を図る場合に、窓部の見栄えを良好にし、しかも、より一層の軽量化を実現しながら、窓部の剛性を十分に確保できるようにする。
【解決手段】 車両用ドア1は、樹脂材を成形してなるアウターパネル部2を有している。アウターパネル部2には、窓部13が一体成形されている。アウターパネル部2の窓部13よりも外周側には、リヤスポイラー部12が一体成形されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に配設される車両用ドアに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、この種の車両用ドアとして、例えば、特許文献1に開示されているように、車両の後部に形成された開口部を開閉するバックドアがある。このバックドアは、樹脂材を成形してなるインナパネル部とアウタパネル部(樹脂パネル部)とを組み合わせてなる。これらパネル部の上半部には、サッシュ部が形成されており、アウタパネル部のサッシュ部には、窓部を構成する板ガラスが取り付けられている。
【特許文献1】特開2005−22581号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、特許文献1のようにアウタパネル部に板ガラスを取り付けるようにした場合には、一般にガラスは樹脂材よりも比重が大きいため、バックドアが重くなる。さらに、そのようにアウタパネル部に別体の板ガラスを取り付けるためには、アウタパネル部に板ガラスを取り付けるための構造を持たせる必要があり、このことによってもバックドアが重くなる。
【0004】
そこで、窓部を透明な樹脂材で成形することが考えられるが、ガラスよりも樹脂材の方が剛性が低いため、窓部の剛性が得られない虞れがある。窓部の剛性が低いと、例えば、洗車時やその拭き取り時等に窓部を押さえた際に窓部がへこむ感じになり、商品性が悪い。このことに対し、窓部の肉厚を厚くして対応した場合には、重量が重くなってしまい、その上、窓部を高精度に成形するのが難しくなって窓部の見栄えが悪化する虞れがある。
【0005】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、窓部を樹脂化して車両用ドアの軽量化を図る場合に、窓部の見栄えを良好にし、しかも、より一層の軽量化を実現しながら、窓部の剛性を十分に確保できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、第1の発明では、車両に形成された開口部を開閉する車両用ドアであって、樹脂材を成形してなる樹脂パネル部を有し、上記樹脂パネル部には、透光性を有する窓部が一体成形されるとともに、車両外側または内側に向かって突出する突出部が一体成形されている構成とする。
【0007】
第2の発明では、第1の発明において、車両用ドアが車両の後部に配設されるものである構成とする。
【0008】
第3の発明では、第2の発明において、樹脂パネル部は、アウタパネル部であり、突出部は、車両外側に向かって突出するスポイラ部である構成とする。
【0009】
第4の発明では、第2または3の発明において、樹脂パネル部には、該樹脂パネル部の車両内側に配設されるストップランプユニットの光を車両外側へ透過させるための透光部が一体成形されている構成とする。
【0010】
第5の発明では、第4の発明において、樹脂パネル部における透光部の外周部には、ストップランプユニットが配設されるハウジング部が一体成形され、該ハウジング部により突出部が構成されているものとする。
【発明の効果】
【0011】
第1の発明によれば、樹脂パネル部に窓部を一体成形したことで、窓部を樹脂化できるとともに、従来の板ガラスを樹脂パネル部に取り付けるための取付構造が不要になり、これにより、車両用ドアを軽量化することができる。また、樹脂パネル部に突出部を一体成形したことで、樹脂パネル部の剛性を向上できるとともに、この樹脂パネル部に一体成形されている窓部の剛性も十分に向上させることができる。さらに、窓部の剛性を十分に確保できることから、窓部の肉厚を薄くしてより一層軽量にできるとともに、窓部の成形性を高めて高精度に成形でき、窓部の見栄えを良好にできる。
【0012】
第2の発明によれば、バックドアでは窓部を開閉する場合がほとんど無いので、窓部を樹脂パネル部と一体成形することによる弊害を無くすことができる。
【0013】
第3の発明によれば、アウタパネル部から車両外側に向かって突出するスポイラ部を利用して窓部の剛性を向上させることができる。
【0014】
第4の発明によれば、樹脂パネル部にストップランプユニットの光を透過させる透光部を一体成形するようにしたことで、容易に部品点数を削減できる。
【0015】
第5の発明によれば、樹脂パネル部にストップランプユニットを配設するためのハウジング部を一体成形したので、部品点数を削減できるとともに、樹脂パネル部の剛性をより一層高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
【0017】
図1は、本発明に係る車両用ドアとしてのバックドア1を示すものである。このバックドア1は、車両(図示せず)の後端部に設けられた開口部を開閉するためのものである。バックドア1は、図2に示すように、車両外側に位置するアウターパネル部(樹脂パネル部)2と車両内側に位置するインナーパネル部3とを組み合わせてなる。バックドア1の上部は、車幅方向に延びる軸を有するヒンジ(図示せず)を介して車両の上部に取り付けられるようになっており、取付状態では、バックドア1がヒンジの軸を中心として上下に回動して開口部を開閉するようになっている。
【0018】
アウターパネル部2は、上下方向の略中央部で2分割され、上側部10と、下側部11とで構成されている。これら上側部10及び下側部11は、共に透明な樹脂材を成形してなる。この樹脂材としては、例えば、ポリカーボネート樹脂が挙げられる。上側部10は、図3にも示すように、全体として、車幅方向に長い矩形板状とされ、図4に示す車両への取付状態では、上側部10の下部がその上部に比べて車両後側に位置するように傾斜配置されるようになっている。
【0019】
上側部10の上部には、車両後側へ向けて突出して車幅方向に延びるリヤスポイラ部(突出部)12が一体成形されている。上側部10には、リヤスポイラ部12の下方に、窓部13が一体成形されている。
【0020】
リヤスポイラ部12は、図5及び図6に示すように、車両前後方向に延びる上壁部12aと下壁部12bとを有している。上壁部12aは、車両後方へ向かって下降傾斜しており、その後端部は、窓部13の上縁部よりも車両後方へ向けて突出している。図1や図3に示すように、リヤスポイラ部12の上壁部12aの車両左側部分は、左端へ行くほど下に位置するように湾曲形成され、右側部分は、右端に行くほど下に位置するように湾曲形成されている。リヤスポイラ部12の上壁部12aには、上方へ膨出する2つの膨出部14、14が車幅方向に間隔をあけて形成されている。これら膨出部14、14は、上壁部12aの車両前後方向両端部に亘って延びている。各膨出部14は、ヒンジに対応して設けられたものである。リヤスポイラ部12に膨出部14、14を形成することにより、リヤスポイラ部12の剛性が向上するようになっている。
【0021】
リヤスポイラ部12の下壁部12bは、図5及び図6に示すように、車両前後方向の寸法が上壁部12aよりも短く設定され、車両後方へ向かって上向きに傾斜している。この下壁部12bの後端部と上壁部12aの後端部とが連続しており、リヤスポイラ部12は中空構造となっている。このように、車幅方向に延びる中空構造のリヤスポイラ部12が上側部10の表面より車両前後方向に突出するように一体成形されているため、上側部10は、軽量で、かつ高剛性な構造となっている。リヤスポイラー部12の下壁部12bを上側部10の表面に対して略面直に突出するように形成することにより、より高い剛性を確保できる。つまり、上側部10の肉厚を薄くしても剛性を確保することが可能になるので、上側部10の成形性は良好である。尚、上側部10の窓部13の肉厚と、窓部13以外の部分の肉厚とは異ならせてもよいし、同じにしてもよい。
【0022】
上側部10の車室内側には、図6に仮想線で示すように、ストップランプユニット15が配設されるようになっている。このストップランプユニット15は、いわゆるハイマウントストップランプを構成するものであり、上側部10の車幅方向の中央部においてリヤスポイラ部12の下方に接近するように高い所に位置付けられている。上側部10のストップランプユニット15に対応する部位には、ストップランプユニット15の光を車両外側へ透過させるための透明な透光部16が一体成形されている。この透光部16は、下側へ行くほど車両後側に位置するように傾斜するとともに、車幅方向に長く延びている。また、透光部16は、レンズとなっている。
【0023】
上側部10の車室内側の面には、ストップランプユニット15を取り付けるためのハウジング部(突出部)20が一体成形されている。このハウジング部20は、透光部16の外周部から車両内側へ向けて突出し、透光部16の周囲を全周に亘って囲む枠状をなしている。このハウジング部20の内部にストップランプユニット15が収容された状態で取り付けられるようになっている。ハウジング部20の上壁部20aは、リヤスポイラー部12の下壁部12bよりも下方に位置している。このハウジング部20によっても上側部10の剛性は高まっている。
【0024】
図3や図7に示すように、上側部10の車幅方向両側縁部には、車両後側(車両外側)へ向けて突出し、該側縁部に沿って上下方向に延びる突条部(突出部)21、22がそれぞれ一体成形されている。これら突条部21、22は、雨天時等にバックドア1を開けた際に、窓部13の表面に付着した雨水が上側部10の車幅方向両側縁部から流れ落ちないようにするためのものである。すなわち、窓部13の表面に付着した雨水は、バックドア1を開けることで、窓部13の表面に沿って車幅方向両側へ流れていくことがあるが、突条部21、22を設けていることにより、雨水が上側部10の車幅方向両側へ流れ落ちるのが止められ、上側部10の上下方向に案内されて排水されることになる。これら突条部21、22によっても、上側部10の剛性が高まっている。尚、突条部21、22の形状は、直線状以外にも、任意の形状に設定することができる。さらに、突条部21、22は、車両前側(車両内側)へ突出するように形成してもよいし、車両前側及び車両後側(車両内側及び車両外側)の両方へ突出するように形成してもよい。加えて、図示しないが、上側部10の窓部13の下方端部に、車両後側(車両外側)及び車両前側(車両内側)の少なくとも一方へ突出する突条部(突出部)を形成してもよい。この下方端部の突条部を、上記突条部21、22と連続させるようにしてもよく、こうすることで、より高い剛性が得られる。
【0025】
上側部10の窓部13の周り及び透光部16の周りは、その車両内側の面が黒色の塗料によって塗装されている。この黒色に塗装された部分を、各図に符号25で示す。また、上側部10のリヤスポイラ部12は、その車両外側の面が車体色の塗料によって塗装されている。上側部10の車両外側の面は、傷付き防止のためのコーティングが施されており、窓部13の傷付きが抑制されるようになっている。
【0026】
また、図1及び図2に示すように、下側部11は、全体として、車幅方向に長い矩形板状とされている。下側部11の略中央部には、ナンバープレート(図示せず)を取り付けるためのナンバープレート取付部27が車両内側に向かって突出するように一体成形されている。図5に示すように、ナンバープレート取付部27は、上方へ行くほど大きく突出している。ナンバープレート取付部27の上部には、ナンバープレートを照射するためのランプ(図示せず)の光を通すための貫通孔27aが形成されている。また、図1に示すように、ナンバープレート取付部27の上部には、車幅方向に延びる板材29が取り付けられている。この板材29には、図5に示すように、ナンバープレート取付部27の貫通孔27aに対応する貫通孔29aが形成されている。
【0027】
このように車両内側に向かって突出するナンバープレート取付部27を下側部11に一体成形することにより、下側部11の剛性が高まる。これにより、下側部11の薄肉化が可能になる。
【0028】
下側部11の上縁部には、車両前側ヘ向けて窪むように段差部30が形成されている。この段差部30は、下側部11の車幅方向両端部に亘って延びている。この段差部30内に上側部10の下縁部が配置され、上側部10の下縁部と下側部11の上縁部とが車両前後方向に重なるようになっている。上側部10の下縁部と下側部11の上縁部とは、周知の接着剤で接着されるようになっている。
【0029】
下側部11の上部には、図1及び図2に示すように、車幅方向両側に切欠部32、33がそれぞれ形成されている。これら切欠部32、33は、車両後部に取り付けられるコンビネーションランプ(図示せず)の形状に対応したものである。
【0030】
また、図2に示すように、インナーパネル部3は、例えばガラス繊維が混入したポリプロピレン等の樹脂材を射出成形してなる一体成形品である。インナーパネル部3の外周部には、全周に亘ってアウターパネル部2の外周部へ向けて突出する外側接着部40が一体成形されている。また、インナーパネル部3の上半部には、アウターパネル部2の窓部13に対応して開口部42が形成されている。この開口部42の周縁部には、全周に亘ってアウターパネル部2の窓部13の周縁部へ向けて突出する内側接着部43が一体成形されている。外側接着部40及び内側接着部43は、アウターパネル部2に対して周知の接着剤によって接着され、これにより、アウターパネル部2とインナーパネル部3とが一体化するようになっている。
【0031】
インナーパネル部3の開口部42周りには、車両内側へ向けて窪む上側凹部44が形成されている。この上側凹部44は、開口部42の周縁部に沿うように溝状に延びている。また、インナーパネル部3の開口部42よりも下方には、アウターパネル部2のナンバープレート取付部27に対応して車両内側へ窪む下側凹部45が形成されている。インナーパネル部3の下側凹部45よりも上方には、下側部11の段差部30に車両前側から重なる接着部46が一体成形されている。この接着部46が、下側部11の段差部30近傍に接着されるようになっている。
【0032】
次に、上記のように構成されたバックドア1を製造する要領について説明する。まず、透明なポリカーボネート樹脂を射出成形して、アウターパネル部2の上側部10と下側部11とを得る。一方、ガラス繊維が混入したポリプロピレン樹脂を射出してインナーパネル部3を得る。そして、上側部10の窓部13の周り及び透光部16の周りを、その車両内側から黒色塗料で塗装する。また、上側部10のリヤスポイラー部12と、下側部11とをそれらの車両後側から車体色によって塗装する。塗装後、アウターパネル部2の上側部10と下側部11とを接着するとともに、これら上側部10及び下側部11をインナーパネル部3に接着して、アウターパネル部2とインナーパネル部3とを一体化する。
【0033】
以上説明したように、この実施形態によれば、樹脂製のアウターパネル部2に窓部13を一体成形したことで、窓部13を樹脂化できるとともに、従来の板ガラスを取り付けるための取付構造が不要になり、これにより、バックドア1を軽量化することができる。また、アウターパネル部2にリヤスポイラー部(突出部)12、ハウジング部(突出部)20、突条部(突出部)21、22を一体成形したことで、アウターパネル部2の剛性を向上できるとともに、このアウターパネル部2に一体成形されている窓部13の剛性も向上させることができる。さらに、窓部13の剛性を十分に確保できることから、窓部13の肉厚を薄くして軽量にできるとともに、窓部13の成形性を高めて高精度に成形でき、窓部13の見栄えを良好にできる。
【0034】
また、リヤスポイラー部12及びハウジング部20を上側部10に一体成形したことにより、部品点数を削減することができる。
【0035】
尚、上記実施形態では、アウターパネル部2を上側部10と下側部11とに分割しているが、これに限らず、図8に示す変形例1のように、アウターパネル部2を一体成形品としてもよい。これにより、下側部11に形成されたナンバープレート取付部(突出部)27によって剛性が向上する。さらに、上側部10と下側部11との境界部分に、車両前側(車両内側)へ突出する突出部47が車幅方向に延びるように形成され、該突出部47の突出方向先端部に、該突出部47に沿って車幅方向に延びる突条部48が車両前側(車両内側)へ向けて突出するように形成されている。これにより、上側部10と下側部11との境界部の剛性をさらに向上させることができる。突出部47及び突条部48を、突条部21、22に連続させるようにしてもよい。こうすることで、より高い剛性を得ることができる。
【0036】
また、図9に示す変形例2のように、透光部16を鉛直方向に延びるように形成し、ハウジング部20の上壁部20aをリヤスポイラー部12の下壁部12bから連続して延びるように形成してもよい。
【0037】
また、上記実施形態では、アウターパネル部2に、リヤスポイラー部12、ハウジング部20、突条部21、22及びナンバープレート取付部27を一体成形しているが、これに限らず、これら突出部12、20、21、22、27、47、48のうち、1つのみ、または任意の複数をアウターパネル部2に一体成形するようにしてもよい。
【0038】
また、アウターパネル部2を構成する樹脂材は、ポリカーボネート樹脂に限られるものではなく、透光性を有する樹脂材であれば特に限定されず、例えば、スモーク色に着色された樹脂材であってもよい。また、インナーパネル部3を構成する樹脂材も任意のものを選択することができる。アウターパネル部2を構成する樹脂材とインナーパネル部3を構成する樹脂材とは同じにしてもよい。また、上側部10を構成する樹脂材と下側部11を構成する樹脂材とは、異ならせてもよい。また、アウターパネル部2に、コンビネーションランプのカバー部分を一体成形するようにしてもよい。また、インナーパネル部3は、金属製であってもよい。
【0039】
また、2つ以上の窓部13や、2以上の透光部16をアウターパネル部2に一体成形するようにしてもよい。
【0040】
また、窓部13を樹脂材で成形するようにしたので、ガラスの場合よりも形状設定の自由度が高まり、窓部13を意匠性の高いデザインとすることや、透光部16をレンズ形状にすることが容易に行える。また、窓部13の肉厚を部位によって変えるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0041】
以上説明したように、本発明に係る車両用ドアは、例えば、自動車のバックドアに適している。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施形態に係るバックドアを車両後側から見た斜視図である。
【図2】バックドアの分解斜視図である。
【図3】アウターパネル部の上側部を車両後側から見た図である。
【図4】アウターパネル部の上側部の側面図である。
【図5】図1のV−V線のおける断面図である。
【図6】バックドアの上部の拡大断面図である。
【図7】図1のVII−VII線断面図である。
【図8】変形例1に係る図5相当図である。
【図9】変形例2に係る図6相当図である。
【符号の説明】
【0043】
1 バックドア(車両用ドア)
2 アウターパネル部(樹脂パネル部)
3 インナーパネル部(樹脂パネル部)
10 上側部
11 下側部
12 リヤスポイラ部(突出部)
13 窓部
15 ストップランプユニット
16 透光部
20 ハウジング部(突出部)
21 左側突条部(突出部)
22 右側突条部(突出部)
27 ナンバープレート取付部(突出部)
47 突出部
48 突条部(突出部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に形成された開口部を開閉する車両用ドアであって、
樹脂材を成形してなる樹脂パネル部を有し、
上記樹脂パネル部には、透光性を有する窓部が一体成形されるとともに、車両外側または内側に向かって突出する突出部が一体成形されていることを特徴とする車両用ドア。
【請求項2】
請求項1に記載の車両用ドアにおいて、
車両の後部に配設されることを特徴とする車両用ドア。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用ドアにおいて、
樹脂パネル部は、アウタパネル部であり、
突出部は、車両外側に向かって突出するスポイラ部であることを特徴とする車両用ドア。
【請求項4】
請求項2または3に記載の車両用ドアにおいて、
樹脂パネル部には、該樹脂パネル部の車両内側に配設されるストップランプユニットの光を車両外側へ透過させるための透光部が一体成形されていることを特徴とする車両用ドア。
【請求項5】
請求項4に記載の車両用ドアにおいて、
樹脂パネル部における透光部の外周部には、ストップランプユニットが配設されるハウジング部が一体成形され、該ハウジング部により突出部が構成されていることを特徴とする車両用ドア。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−67360(P2009−67360A)
【公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−240963(P2007−240963)
【出願日】平成19年9月18日(2007.9.18)
【出願人】(390026538)ダイキョーニシカワ株式会社 (492)
【Fターム(参考)】