説明

車両用多段変速機のギヤトレーン

【課題】高い変速段数を有する変速機を製造するに当たり、遊星ギヤセットの個数を減らして、変速機の体積及び全長の増大を抑え、変速機を搭載する際の問題発生を予防すると共に、動力伝達効率を向上させた車両用多段変速機のギヤトレーンを提供する。
【解決手段】本発明の車両用多段変速機のギヤトレーンは、入力軸1と出力軸3とを平行に配置した状態で、入力軸1と連結する第1遊星ギヤセットPG1と、出力軸3と連結する第2遊星ギヤセットPG2と、の間を第1外接ギヤ対G1と第2外接ギヤ対G2で連結し、入力軸1と第2遊星ギヤセットPG2の一つの回転要素との間に第3外接ギヤ対G3、第4外接ギヤ対G4、及び第5外接ギヤ対G5を連結した状態で、第1クラッチCL1〜第6クラッチCL6を用いて動力の連結及び遮断と回転拘束で前進9段後進1段の変速比を実現することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用多段変速機のギヤトレーンに係り、より詳しくは、前進9段及び後進1段の変速が可能な車両用多段変速機のギヤトレーンに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、車両に搭載されるために開発される前進9段以上の変速機は、多段数の変速を行うために4組以上の遊星ギヤセットを備えている(例えば特許文献1、2を参照)。
ところが、多数の遊星ギヤセットを使用すると変速機の体積または全長が大きくなる傾向があり、車両への搭載に問題を生じる。
また、遊星ギヤセットは、単純外接ギヤトレーンや単純内接ギヤトレーンなどに比べて動力伝達効率が低いので、多数の遊星ギヤセットを使用すると動力伝達効率が低下するという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許公開2009−0197733明細書
【特許文献2】日本特開2006−349153公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
かかる課題を解決するためになされた本発明の目的は、高い変速段数を有する変速機を製造するに当たり、使用する遊星ギヤセットの個数を減らすことによって、変速機の体積及び全長の増大を抑えてコンパクトに構成し、搭載する際の問題発生を予防すると共に、動力伝達効率を向上させた車両用多段変速機のギヤトレーンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するためになされた本発明の車両用多段変速機のギヤトレーンは、互いに平行に配置される入力軸及び出力軸と、入力軸に連結される第1遊星ギヤセットと、出力軸に連結される第2遊星ギヤセットと、第1遊星ギヤセットの回転要素と第2遊星ギヤセットの回転要素との間を外接噛合でそれぞれ連結する第1外接ギヤ対及び第2外接ギヤ対と、第2遊星ギヤセットの回転要素のうち第1外接ギヤ対及び第2外接ギヤ対に連結されない残りの回転要素と入力軸との間を外接噛合で連結する第3外接ギヤ対、第4外接ギヤ対及び第5外接ギヤ対と、入力軸と第1遊星ギヤセットの2つの回転要素との間をそれぞれ連結または遮断することができるように設置される第1クラッチ及び第2クラッチと、第3外接ギヤ対、第4外接ギヤ対、及び第5外接ギヤ対の少なくとも一つにそれぞれ直列に設置される第3クラッチ及び第4クラッチと、第1クラッチに連結された第1遊星ギヤセットの回転要素を固定させることができるように設置される第5クラッチと、第2遊星ギヤセットの回転要素のうち第1外接ギヤ対及び第2外接ギヤ対に連結されていない残りの回転要素の回転を拘束することができるように設置される第6クラッチと、を含んでなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の車両用多段変速機のギヤトレーンは、所望の変速段数を有する多段変速機を構成するにあたり、使用する遊星ギヤセットの数を減らすことによって変速機の体積及び全長の増大を防ぎコンパクトに構成したので、変速機を搭載する際の問題発生を防ぐことができ、且つ動力伝達効率を向上させた。
【0007】
また、本発明の車両用多段変速機のギヤトレーンは、第1クラッチ〜第6クラッチからなる6つの摩擦要素を選択的に作動させることにより、前進9段の変速段及び後進1段の変速段を実現し、全ての変速段をそれぞれ2つの摩擦要素の作用で実現することができるようにすると共に、一つの摩擦要素は維持したままで残りの一つの摩擦要素を変更し、隣接した他の変速段に変速する、いわゆる順次変速が可能とした
【0008】
また、本発明の車両用多段変速機のギヤトレーンは、第6段を1:1の変速比とし、第7段以下の変速段では減速し、第5段以上の変速段では加速するような減速比にしたので、隣接する変速段と適切な水準の変速段間比を得た。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の第1実施例に係る車両用多段変速機のギヤトレーンの構造を示す図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る車両用多段変速機のギヤトレーンの構造を示す図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る車両用多段変速機のギヤトレーンの構造を示す図である。
【図4】本発明の第4実施例に係る車両用多段変速機のギヤトレーンの構造を示す図である。
【図5】本発明の第5実施例に係る車両用多段変速機のギヤトレーンの構造を示す図である。
【図6】本発明の第6実施例に係る車両用多段変速機のギヤトレーンの構造を示す図である。
【図7】本発明の第7実施例に係る車両用多段変速機のギヤトレーンの構造を示す図である。
【図8】本発明の第1実施例に係る車両用多段変速機のギヤトレーンの各変速段別クラッチの作動、ギヤ比及び段間比を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、添付した図面を参照して、本発明の車両用多段変速機のギヤトレーンについて詳細に説明する。
本発明に係る車両用多段変速機のギヤトレーンは、図1〜7に示す全ての実施例に共通する構造を有する。
本発明に係る車両用多段変速機のギヤトレーンの共通構造は、例えば図1に示すように、互いに平行に配置される入力軸1及び出力軸3と、入力軸1に連結される第1遊星ギヤセットPG1と、出力軸3に連結される第2遊星ギヤセットPG2と、第1遊星ギヤセットPG1の回転要素と第2遊星ギヤセットPG2の回転要素との間を外接噛合でそれぞれ連結する第1外接ギヤ対G1及び第2外接ギヤ対G2と、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素のうち第1外接ギヤ対G1及び第2外接ギヤ対G2に連結されていない残りの回転要素と入力軸1との間を外接噛合で連結する第3外接ギヤ対G3、第4外接ギヤ対G4、及び第5外接ギヤ対G5と、入力軸1と第1遊星ギヤ装PG1の2つの回転要素との間をそれぞれ連結または遮断することができるように設置される第1クラッチCL1及び第2クラッチCL2と、第3外接ギヤ対G3、第4外接ギヤ対G4、及び第5外接ギヤ対G5の少なくとも一つにそれぞれ直列に設置される第3クラッチCL3及び第4クラッチCL4と、第1クラッチCL1に連結された第1遊星ギヤセットPG1の回転要素を固定させることができるように設置される第5クラッチCL5と、第2遊星ギヤセットPG2の回転要素のうち、第1外接ギヤ対G1及び第2外接ギヤ対G2に連結されていない残りの回転要素の回転を拘束することができるように設置される第6クラッチCL6と、を含んでなる。
【0011】
即ち、入力軸1と出力軸3とを平行に配置した状態で、入力軸1と連結する第1遊星ギヤセットPG1と、出力軸3と連結する第2遊星ギヤセットPG2と、の間を第1外接ギヤ対G1と第2外接ギヤ対G2で連結し、入力軸1と第2遊星ギヤセットPG2の一つの回転要素との間に第3外接ギヤ対G3、第4外接ギヤ対G4、及び第5外接ギヤ対G5を連結した状態で、第1クラッチCL1〜第6クラッチCL6を用いて動力の連結及び遮断と回転拘束で前進9段後進1段の変速比を実現するようにした。
ここで、遊星ギヤセットPG1の回転要素と入力軸1、及び第2遊星ギヤセットPG2の回転要素と出力軸3とは、中心軸を共有する異なった軸上に連結されるか、又は同軸上に直結される。
【0012】
第1遊星ギヤセットPG1はダブルピニオ遊星ギヤセットからなり、第2遊星ギヤセットPG2はシングルピニオン遊星ギヤセットからなり、第1外接ギヤ対G1は第1遊星ギヤセットPG1の第1リングギヤR1と第2遊星ギヤセットPG2の第2リングギヤR2との間を外接噛合で連結し、第2外接ギヤ対G2は第1遊星ギヤセットPG1の第1キャリアC1と第2遊星ギヤセットPG2の第2キャリアC2との間を外接噛合で連結する。
【0013】
第2遊星ギヤセットPG2の第2リングギヤR2は、出力軸3に直結され、第4外接ギヤ対G4と第5外接ギヤ対G5は入力軸1と第2遊星ギヤPG2の第2サンギヤ(sun gear)S2との間に直列に配置され、第3外接ギヤ対G3は入力軸1と第2遊星ギヤセットPG2の第2サンギヤS2との間で第4外接ギヤ対G4及び第5外接ギヤ対G5と並列に配置される。
ここで、第4外接ギヤ対G4と第5外接ギヤ対G5との間は一つの外接ギヤ5で構成される。
【0014】
第1クラッチCL1は入力軸1と第1遊星ギヤセットPG1の第1キャリアC1との間を連結または遮断することができるように設置され、第2クラッチCL2は入力軸1と第1遊星ギヤセットPG1の第1サンギヤS1との間を連結または遮断することができるように設置される。
上記の車両用多段変速機のギヤトレーンの構造は図1〜7に示す全ての実施例に共通する構造である。
【0015】
図1は、本発明の第1実施例に係る車両用多段変速機のギヤトレーンの構造を示す図である。図1に示すように、第1実施例は、第3クラッチCL3が入力軸1と第4外接ギヤ対G4との間に設置され、第5外接ギヤ対G5が第4外接ギヤ対G4と第2遊星ギヤセットPG2の第2サンギヤS2との間に配置され、第4クラッチCL4が入力軸1と第3外接ギヤ対G3との間に設置され、第5クラッチCL5が第1遊星ギヤセットPG1の第1キャリアC1に直結され、第6クラッチCL6が第2遊星ギヤセットPG2の第2サンギヤS2に直結される構造である。
【0016】
図2は、本発明の第2実施例に係る車両用多段変速機のギヤトレーンの構造を示す図である。図2に示すように、第2実施例は、 第4クラッチCL4が第2遊星ギヤセットPG2の第2サンギヤS2と第3外接ギヤ対G3との間に設置される以外は第1実施例と同様である。
【0017】
図3は、本発明の第3実施例に係る車両用多段変速機のギヤトレーンの構造を示す図である。図3に示すように、第3実施例は、第3クラッチCL3が第2遊星ギヤセットPG2の第2サンギヤS2と第5外接ギヤ対G5との間に設置される以外は第1実施例と同様である。
【0018】
図4は、本発明の第4実施例に係る車両用多段変速機のギヤトレーンの構造を示す図である。図4に示すように、第4実施例は、第1実施例と比較して、第3クラッチCL3が、第2遊星ギヤセットPG2の第2サンギヤS2と第5外接ギヤ対G5との間に設置され、第4クラッチCL4が、第2遊星ギヤセットPG2の第2サンギヤS2と第3外接ギヤ対G3との間に設置されることが異なる。
【0019】
図5は、本発明の第5実施例に係る車両用多段変速機のギヤトレーンの構造を示す図である。図5に示すように、第5実施例は、第5クラッチCL5が、第2外接ギヤ対G2を成すギヤのいずれか一つに直結される以外は第1実施例と同様である。第5実施例では、第5クラッチCL5が、第2外接ギヤ対G2を成すギヤのうち第2遊星ギヤセットPG2の第2キャリアC2に連結されたギヤに連結される。また本実施例は、CL5が、第2外接ギヤ対G2を成すギヤのうち第1遊星ギヤセットPG1の第1キャリアC1に連結されたギヤに連結される構成を含む。
【0020】
図6は、本発明の第6実施例に係る車両用多段変速機のギヤトレーンの構造を示す図である。図6に示すように、第6実施例は、第6クラッチCL6が、第3外接ギヤ対G3を成すギヤのうち第4クラッチCL4に直結されたギヤに直結される以外は第1実施例と同様である。
【0021】
図7は、本発明の第7実施例に係る車両用多段変速機のギヤトレーンの構造を示す図である。図7に示すように、第7実施例は、第6クラッチCL6が、第4外接ギヤ対G4を成すギヤのうち第3クラッチCL3に直結されたギヤに直結される以外は第1実施例と同様である。
【0022】
図8は、本発明の第1実施例に係る車両用多段変速機のギヤトレーンの各変速段別クラッチの作動、ギヤ比及び段間比を示す図である。本発明の第1実施例に係る車両用多段変速機のギヤトレーンは、第1クラッチCL1〜第6クラッチCL6からなる6つの摩擦要素を選択的に作動させることにより、前進9段の変速段及び後進1段の変速段を実現する。
【0023】
また、本発明の車両用多段変速機のギヤトレーンは、全ての変速段をそれぞれ2つの摩擦要素の作用で実現することができるようにすると共に、一つの摩擦要素を維持したままで残りの一つの摩擦要素を変更し、隣接した他の変速段に移行する、いわゆる順次変速が可能である。
【0024】
また、本発明の車両用多段変速機の車両用多段変速機のギヤトレーンは、第6段を1:1の変速比として、第7段以後の変速段では減速が行われ、第5段以上の変速段では加速が行われるように各変速比が実現されるように構成したので、隣接した変速段の段間比が適切な水準となるようにすることができた。
【0025】
以上、本発明に関する好ましい実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の属する技術範囲を逸脱しない範囲での全ての変更が含まれる。
【符号の説明】
【0026】
1 入力軸
3 出力軸
5 外接ギヤ
PG1 第1遊星ギヤセット
PG2 第2遊星ギヤセット
G1 第1外接ギヤ対
G2 第2外接ギヤ対
G3 第3外接ギヤ対
G4 第4外接ギヤ対
G5 第5外接ギヤ対
CL1 第1クラッチ
CL2 第2クラッチ
CL3 第3クラッチ
CL4 第4クラッチ
CL5 第5クラッチ
CL6 第6クラッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに平行に配置される入力軸及び出力軸と、
前記入力軸に連結される第1遊星ギヤセットと、
前記出力軸に連結される第2遊星ギヤセットと、
前記第1遊星ギヤセットの回転要素と前記第2遊星ギヤセットの回転要素との間を外接噛合でそれぞれ連結する第1外接ギヤ対及び第2外接ギヤ対と、
前記第2遊星ギヤセットの回転要素のうち前記第1外接ギヤ対及び第2外接ギヤ対に連結されない残りの回転要素と前記入力軸との間を外接噛合で連結する第3外接ギヤ対、第4外接ギヤ対及び第5外接ギヤ対と、
前記入力軸と前記第1遊星ギヤセットの2つの回転要素との間をそれぞれ連結または遮断することができるように設置される第1クラッチ及び第2クラッチと、
前記第3外接ギヤ対、前記第4外接ギヤ対及び前記第5外接ギヤ対の少なくとも一つにそれぞれ直列に設置される第3クラッチ及び第4クラッチと、
前記第1クラッチに連結された前記第1遊星ギヤセットの回転要素を固定させることができるように設置される第5クラッチと、
前記第2遊星ギヤセットの回転要素のうち前記第1外接ギヤ対及び第2外接ギヤ対に連結されていない残りの回転要素の回転を拘束することができるように設置される第6クラッチと、
を含んでなることを特徴とする車両用多段変速機のギヤトレーン。
【請求項2】
前記第2遊星ギヤセットの回転要素のうち、前記第1外接ギヤ対に連結された回転要素は前記出力軸に直結されることを特徴とする請求項1に記載の車両用多段変速機のギヤトレーン。
【請求項3】
前記第4外接ギヤ対と前記第5外接ギヤ対とは、互いに直列に配置され、前記第3外接ギヤ対とは並列に配置されることを特徴とする請求項1に記載の車両用多段変速機のギヤトレーン。
【請求項4】
前記第1遊星ギヤセットは、ダブルピニオン遊星ギヤセットから構成され、
前記第2遊星ギヤセットは、シングルピニオン遊星ギヤセットから構成され、
前記第1遊星ギヤセットの第1リングギヤと前記第2遊星ギヤセットの第2リングギヤとの間は、前記第1外接ギヤ対によって外接噛合で連結され、
前記第1遊星ギヤセットの第1キャリアと前記第2遊星ギヤセットの第2キャリアとの間をは、前記第2外接ギヤ対によって外接噛合で連結されることを特徴とする請求項1に記載の車両用多段変速機のギヤトレーン。
【請求項5】
前記第2遊星ギヤセットの第2リングギヤは、前記出力軸に直結され、
前記第4外接ギヤ対と前記第5外接ギヤ対は、前記入力軸と前記第2遊星ギヤセットの第2サンギヤとの間に直列に配置され、
前記第3外接ギヤ対は、前記入力軸と前記第2遊星ギヤセットの第2サンギヤとの間で前記第4外接ギヤ対及び前記第5外接ギヤ対と並列に配置されることを特徴とする請求項4に記載の 車両用多段変速機のギヤトレーン。
【請求項6】
前記第1クラッチは、前記入力軸と前記第1遊星ギヤセットの第1キャリアとの間を連結または遮断することができるように設置され、
前記第2クラッチは、前記入力軸と前記第1遊星ギヤセットの第1サンギヤとの間を連結または遮断することができるように設置されることを特徴とする請求項4に記載の車両用多段変速機のギヤトレーン。
【請求項7】
前記第3クラッチは、前記入力軸と前記第4外接ギヤ対との間に設置され、
前記第5外接ギヤ対は、前記第4外接ギヤ対と前記第2遊星ギヤセットの第2サンギヤとの間に配置されることを特徴とする請求項4に記載の車両用多段変速機のギヤトレーン。
【請求項8】
前記第3クラッチは、前記第2遊星ギヤセットの第2サンギヤと前記第5外接ギヤ対との間に設置され、
前記第4外接ギヤ対は、前記第5外接ギヤ対と前記入力軸との間に配置されることを特徴とする請求項4に記載の車両用多段変速機のギヤトレーン。
【請求項9】
前記第4クラッチは、前記入力軸と前記第3外接ギヤ対との間に設置されることを特徴とする請求項4に記載の車両用多段変速機のギヤトレーン。
【請求項10】
前記第4クラッチは、前記第2遊星ギヤセットの第2サンギヤと前記第3外接ギヤ対との間に設置されることを特徴とする請求項4に記載の車両用多段変速機のギヤトレーン。
【請求項11】
前記第5クラッチは、前記第1遊星ギヤセットの第1キャリアに直結されることを特徴とする請求項4に記載の車両用多段変速機のギヤトレーン。
【請求項12】
前記第5クラッチは、前記第5外接ギヤ対を成すギヤのいずれか一つに直結されることを特徴とする請求項4に記載の車両用多段変速機のギヤトレーン。
【請求項13】
前記第6クラッチは、前記第2遊星ギヤセットの第2サンギヤに直結されることを特徴とする請求項4に記載の車両用多段変速機のギヤトレーン。
【請求項14】
前記第4クラッチは、前記第3外接ギヤ対と前記入力軸との間に配置され、
前記第6クラッチは、前記第3外接ギヤ対を成すギヤのうち前記第4クラッチに直結されたギヤに直結されることを特徴とする請求項4に記載の車両用多段変速機のギヤトレーン。
【請求項15】
前記第3クラッチは、前記第4外接ギヤ対と前記入力軸との間に配置され、
前記第6クラッチは、前記第4外接ギヤ対を成すギヤのうち前記第3クラッチに直結されたギヤに直結されることを特徴とする請求項4に記載の車両用多段変速機のギヤトレーン。
【請求項16】
前記第4外接ギヤ対と前記第5外接ギヤ対は前記入力軸と前記第2遊星ギヤセットの第2サンギヤとの間に直列に配置され、
前記第4外接ギヤ対と前記第5外接ギヤ対との間は一つの外接ギヤで構成されることを特徴とする請求項4に記載の車両用多段変速機のギヤトレーン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−36604(P2013−36604A)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−237833(P2011−237833)
【出願日】平成23年10月28日(2011.10.28)
【出願人】(591251636)現代自動車株式会社 (1,064)
【Fターム(参考)】