説明

車体の前部構造

【課題】フードパネルのデザインの自由度を向上させることができる自動車のフードロック取付構造を提供する。
【解決手段】ラジエータコアサポート10は、上下方向に間隔を設けてそれぞれが車幅方向に延在するアッパメンバ11およびロアメンバ12を備える。アッパメンバ11は、上側に配置された上段アッパメンバ11Mと、該上段アッパメンバ11Mの下側に配置された下段アッパメンバ11Sとからなり、互いに連結されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車における車体の前部構造に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車のエンジンルームの上側を開閉自在に覆うフードパネルは、一般的にはその後端部に設けたヒンジ部を中心として前端部を開閉させるようになっている。その前端部は、エンジンルームの前方側に配置したラジエータコアサポートのアッパメンバに設けたフードロックに係脱自在に掛止されるようになっている。
【0003】
ラジエータコアサポートは、それぞれが車幅方向に延在するアッパメンバおよびロアメンバを有している(例えば、特許文献1等参照)。
【0004】
そして、アッパメンバとロアメンバのそれぞれの車幅方向中央部間は、ステーで連結してあり、そのステーを結合したアッパメンバの前面の車幅方向中央部にブラケットを介してフードロックを取り付けるようになっている。
【特許文献1】特開2001−18837号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、かかる従来の車体の前部構造では、フードパネルを閉じたとき、アッパメンバに入力される衝撃荷重が大きいと、車体前部が振動したり、アッパメンバが僅かながら変形するおそれがあった。また、車両走行時に、車体に入力される捻り荷重によって車体前部の捻り変形量が大きくなるおそれがあった。
【0006】
そこで、本発明は、車体前部の剛性を向上させることにより、フードパネルを閉じたときのアッパメンバの振動量や、車両走行時に車体に入力される車体前部の捻り変形量を抑制することができる車体の前部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ラジエータコアサポートと、閉成状態におけるフードパネルの前部を係脱自在に掛止するフードロックとを備え、前記ラジエータコアサポートは、フードパネルの前部の下方に配置されて車幅方向に延在するアッパメンバ、該アッパメンバの下方に配置されて車幅方向に延在するロアメンバ、および前記アッパメンバと前記ロアメンバとを連結する連結部材を有し、前記フードロックは、前記アッパメンバに取り付けられ、このアッパメンバを、上段アッパメンバと、該上段アッパメンバの下側に配置された下段アッパメンバとから上下2段に構成し、これらの上段アッパメンバおよび下段アッパメンバの左右両端部を、車体側方に配設された車体部品に結合させたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る車体の前部構造では、アッパメンバを、上段アッパメンバと、該上段アッパメンバの下側に配置された下段アッパメンバとから上下2段に構成しているため、従来のように、一段のみのアッパメンバに比較して、アッパメンバの剛性が向上する。さらに、これらの上段アッパメンバおよび下段アッパメンバの左右両端部を、車体側方に配設された車体部品に結合させているため、アッパメンバの剛性が更に向上する。このように、アッパメンバの剛性が向上することによって、フードパネルを閉成したときの衝撃荷重によって、アッパメンバが大きく振動したり、僅かな変形等を起こすことがなくなる。また、車両走行時に車体に捻り荷重が入力された場合でも、この捻り荷重を効率的に吸収することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は本実施形態にかかる自動車のフードロック取付構造を含む車体前部を示す斜視図、図2は図1におけるX部の分解斜視図、および、図3は図1におけるX部を斜め後方から見た斜視図である。
【0010】
図1に示すように、エンジンルームE・Rの前部には、ラジエータコアサポート10を設けてあり、このラジエータコアサポート10にラジエータのラジエータコア(図示せず)を取り付けるようになっている。そして、フロントグリル(図示せず)からエンジンルームE・R内に導入する外気によってラジエータコアを冷却するようになっている。ラジエータコアサポート10は、フロントサイドメンバ16およびフードリッジメンバ17に連結してある。
【0011】
フロントサイドメンバ16は、エンジンルームE・Rの車幅方向両側部に車体前後方向に延在している。
【0012】
フードリッジメンバ17は、フロントサイドメンバ16よりも上方に位置して車体前後方向に延在し、その車両後方基端部をフロントピラー18に結合してある。また、フードリッジメンバ17の中間部とフロントサイドメンバ16とを、ストラットタワー19を介して連結してある。即ち、ストラットタワー19の上部は、フードリッジメンバ17に結合され、ストラットタワー19の下部は、フロントサイドメンバ16に結合されている。また、フードリッジメンバ17は、連結ブラケット35を介してフロントサイドメンバ16に連結されている。
【0013】
ラジエータコアサポート10は、正面から見て概略矩形の枠状をなしており、その開口部にラジエータコアが配置されるようになっている。ラジエータコアサポート10は、フードパネルH(図6参照)の前部の下方に位置し車幅方向に延在するアッパメンバ11、アッパメンバ11よりも下方で車幅方向に延在するロアメンバ12およびアッパメンバ11とロアメンバ12とを連結した左右一対の連結部材13を有する。
【0014】
アッパメンバ11は、上側に配置され、ラジコアサイド15を含めた上段アッパメンバ11Mと、この上段アッパメンバ11Mの下方に位置させて上段アッパメンバ11Mに連結した下段アッパメンバ11Sとで構成してある。上段アッパメンバ11Mと下段アッパメンバ11Sとは、上下方向に近接配置してある。そして、上段アッパメンバ11Mを構成するラジコアサイド15の車幅方向両端部は、図3に示すように、フードリッジメンバ17の前端部に接合されている。
【0015】
また、下段アッパメンバ11Sの車幅方向両端部は、上下方向に延びるレインフォースラジコアサイド14の前面に結合されている。該レインフォースラジコアサイド14の上端はラジコアサイド15に結合され、下端はブラケットアドオンフレーム31に結合されている。このように、レインフォースラジコアサイド14は、ラジコアサイド15、下段アッパメンバ11S、およびブラケットアドオンフレーム31を上下に連結している。また、フロントサイドメンバ16の前端は、ブラケットアドオンフレーム31に結合されている。
【0016】
ここで、連結部材13は、前記レインフォースラジコアサイド14、ブラケットアドオンフレーム31、および連結ブラケット35からなり、これらを介して、上段アッパメンバ11Mおよび下段アッパメンバ11Sがロアメンバ12に連結されている。
【0017】
連結部材13は、ラジエータコアサポート10の車幅方向の両端部のみに設けてある。即ち、連結部材13は、左右一対だけであり、ラジエータコアサポート10の車幅方向の中間部には設けていない。
【0018】
また、図2の分解斜視図に示すように、フードリッジメンバ17には、車幅方向外側の面に上下方向に沿ってビード33が形成され、該ビード33によって剛性を高めている。フードリッジメンバ17は、断面略コ字状に形成されているため、支持ブラケット32と連結ブラケット35に接合された場合には、前端に略矩形状の開口部が形成される。この開口部に補強ブラケット34を嵌め込み、補強ブラケット34の上側フランジ34aをフードリッジメンバ17の先端フランジ17aに接合し、下側フランジ34bを連結ブラケット35の接合フランジ35aに接合している。
【0019】
図4は上段アッパメンバと下段アッパメンバとを分解したアッパメンバの斜視図、図5は図1中A−A線に沿った断面図、図6は図1中B−B線に沿った断面図である。
【0020】
まず、図4、図6に示すように、フードロック20は、フードパネルHの前端部Hfを係脱自在に掛止するものである。フードロック20は、フードパネルHのストライカ(図示せず)を嵌合すると共にストライカを掛止するフック(図示せず)を備えた溝部21aを形成したベースプレート21と、このベースプレート21に回動可能に装着した手動レバー22と、を備える。その手動レバー22には、フードパネルHの係止部(図示せず)に係合するフック22aを一体に設けてある。
【0021】
このフードロック20は、フードパネルHが閉じられた際に、ベースプレート21の溝部21aに嵌合したストライカをフック(図示せず)によって掛止することで、フードパネルHを掛止する。フードパネルHが開けられる際には、室内からの操作によってストライカとフックとの掛止を解除した後に、手動レバー22が手動操作で回動されたフック22aがフードパネルHの係止部から離脱することで、フードパネルHの係止を解除するようになっている。
【0022】
さらに、上段アッパメンバ11Mと下段アッパメンバ11Sとは、左右一対のガセット37,37を介して結合されている。このガセット37は、上側に配置されて車幅方向内側に向けて延設される上部フランジ37aと、下側に配置されて車幅方向内側に向けて延設される下部フランジ37cと、これらの上部フランジ37aおよび下部フランジ37cを上下に結ぶ縦壁部37bとから一体に形成されている。つまり、車両左側のガセット37における上部フランジ37aと下部フランジ37cは、車両右側に向かい、車両右側のガセット37における上部フランジ37aと下部フランジ37cは、車両左側に向かって延びている。このように、正面視略コ字状に形成されたガセット37によって、図5,6に示すように、上段アッパメンバ11Mと下段アッパメンバ11Sとが連結されている。具体的には、ガセット37は上段アッパメンバ11Mの内方に収容され、上部フランジ37aが上段アッパメンバ11Mの上面に接合され、下部フランジ37cが下段アッパメンバ11Sの上面に接合されている。なお、フードロック20の左右両側には、ブラケット36,36が一対に取り付けられている。
【0023】
また、図5に示すように、アッパメンバ11の車幅方向中央部の前面には、フードロック取付面11aを形成し、このフードロック取付面11aに、フードロック20を取り付けてある。本実施形態ではフードロック取付面11aを上段アッパメンバ11Mに形成してある。そして、フードロック20は、上段アッパメンバ11Mと下段アッパメンバ11Sとを連結している。
【0024】
本実施形態では、このフードロック20を、アッパメンバ11に当接させた状態で当該アッパメンバ11に取り付けてある。即ち、本実施形態では、フードロック20をアッパメンバ11に直付けしてある。詳しくは、図5,図6に示すように、フードロック20は、その背面(車両後方側の面)に、フードロック取付面11aに当接する取付フランジ部23を有している。そして、この取付フランジ部23をアッパメンバ11のフードロック取付面11aに当接させてボルト24によって取り付けてある。
【0025】
フードロック20を上段アッパメンバ11Mと下段アッパメンバ11Sとに跨って取り付けるにあたって、図5に示すように、ベースプレート21の下端部に第1の連結部21bを設けてある。また、下段アッパメンバ11Sの前面には衝突センサ(図示せず)を取り付ける取付ブラケット25を接合してあり、該取付ブラケット25から上方に第2の連結部25aを設けてある。
【0026】
そして、第1の連結部21bと第2の連結部25aとを、ボルト26およびナット26aを介して相互に結合することにより、フードロック20を上段アッパメンバ11Mと下段アッパメンバ11Sとに跨って取り付けることができる。
【0027】
フードパネルHは、図6中に2点鎖線で示すように、その前端部Hfをフードロック20の上側から車両前方に廻り込ませて配置してある。したがって、フードパネルHの前端部Hfとフードロック20とは車両前後方向に対向配置している。そして、アッパメンバ11の上段アッパメンバ11Mに形成したフードロック取付面11aを所定角度θだけ前傾させてある。このフードロック取付面11aの前傾によって、フードロック20が全体的に前傾状態となる。尚、フードロック取付面11aの前傾とは、フードロック取付面11aの上端が下端よりも車両前方に位置する傾斜状態である。
【0028】
以上説明した本実施形態では、上段アッパメンバ11Mと下段アッパメンバ11Sとをそれぞれ別個の車体部品に結合している。具体的には、上段アッパメンバ11Mの一部であるラジコアサイド15の左右両端部を、フードリッジメンバ17の前端部に接合している。その一方、下段アッパメンバ11Sの左右両端部をレインフォースラジコアサイド14を介してフロントサイドメンバ16に結合させている。従って、車両走行に伴って車体へ入力される捻り荷重を効率的に分散させることができる。
【0029】
また、上段アッパメンバ11Mと下段アッパメンバ11Sとが、フードロック20、ガセット37、および、レインフォースラジコアサイド14を介して連結されているため、上段アッパメンバ11Mと下段アッパメンバ11Sとからなるアッパメンバ11の剛性を向上させることができる。
【0030】
そして、エンジンルームE・R内にストラットタワー19を設け、該ストラットタワー19にフードリッジメンバ17とフロントサイドメンバ16を結合し、このフードリッジメンバ17の前端部に前記上段アッパメンバ11Mの端部を結合させると共に、前記フロントサイドメンバ16の前端部を、前記レインフォースラジコアサイド14を介して前記下段アッパメンバ11Sの端部に結合している。従って、車両走行時にストラットタワー19に入力された荷重は、フードリッジメンバ17を介して上段アッパメンバ11Mに伝達されると共に、フロントサイドメンバ16から前記レインフォースラジコアサイド14を介して下段アッパメンバ11Sに伝達される。このように、ストラットタワー19に入力された荷重が、上段アッパメンバ11Mと下段アッパメンバ11Sとに分散して伝達されるため、入力荷重による車体の捻り変形を小さく抑えることができる。
【0031】
また、フードロック20をアッパメンバ11に当接させた状態で当該アッパメンバ11に取り付けたので、フードロックがアッパメンバから前方に離間している構造に比べて、アッパメンバ11に対するフードロック20の前方への突出量を少なくすることができ、その分、フードパネルHの前端部Hfのデザインの自由度を向上させることができる。
【0032】
また、本実施形態では、連結部材13を、ラジエータコアサポート10の車幅方向の両端部のみに設けたので、連結部材13をラジエータコアサポート10の車幅方向の両端部および車幅方向中央部に設ける場合に比べて、外気がラジエータコアサポート10を通過する際の通気効率が向上し、ラジエータの熱交換効率を高めることができる。また、車体正面からバンパー開口部やフロントグリル(いずれも図示せず)を通してラジエータコアサポート10を覗いた場合の見栄えを向上させることができる。
【0033】
また、本実施形態では、アッパメンバ11は、上段アッパメンバ11Mと、この上段アッパメンバ11Mの下方に位置して上段アッパメンバ11Mに連結された下段アッパメンバ11Sと、を有する。したがって、アッパメンバ11が二段構造であるので、アッパメンバ11の剛性を高めることができ、ひいては、アッパメンバ11におけるフードパネルHの支持剛性を増大できる。
【0034】
また、本実施形態では、フードロック20を、上段アッパメンバ11Mと下段アッパメンバ11Sとに跨って取り付けたので、フードロック20が上段アッパメンバ11Mと下段アッパメンバ11Sとの連結部材として機能する。このため、上段アッパメンバ11Mと下段アッパメンバ11Sとの連結剛性を高めて、アッパメンバ11の剛性を更に高めることができる。
【0035】
また、本実施形態では、アッパメンバ11は、フードロック20が当接したフードロック取付面11aを有している。そして、フードパネルHの前端部Hfをフードロック20の上側から車両前方に廻り込ませて、フードパネルHの前端部Hfとフードロック20とを車両前後方向に対向配置するとともに、フードロック取付面11aを前傾させてある。したがって、フードロック取付面11aの前傾に伴ってフードロック20を前傾させることができる。このため、フードロック20の上側から車両前方に廻り込ませてフードロック20に車両前方で対向させたフードパネルHの前端部Hfと、フードロック20の下端部との間の隙間を拡大できる。よって、フードパネルHの前端部Hfのデザインの自由度をさらに向上させることができる。
【0036】
なお、本発明は、本実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施形態にかかる自動車のフードロック取付構造を含む車体前部を示す斜視図である。
【図2】図1におけるX部の分解斜視図である。
【図3】図1におけるX部を斜め後方から見た斜視図である。
【図4】上段アッパメンバと下段アッパメンバとを分解したアッパメンバの斜視図である。
【図5】図1中A−A線に沿った断面図である。
【図6】図1中B−B線に沿った断面図である。
【符号の説明】
【0038】
10 ラジエータコアサポート
11 アッパメンバ
11a フードロック取付面
11M 上段アッパメンバ
11S 下段アッパメンバ
12 ロアメンバ
13 連結部材
14 レインフォースラジコアサイド
16 フロントサイドメンバ(サイドメンバ)
17 フードリッジメンバ
19 ストラットタワー
20 フードロック
37 ガセット
H フードパネル
Hf フードパネルの前端部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
閉成状態におけるフードパネルの前部の下方に配置されて車幅方向に延在するアッパメンバ、該アッパメンバの下方に配置されて車幅方向に延在するロアメンバ、および前記アッパメンバと前記ロアメンバとを連結する連結部材を有するラジエータコアサポートと、
前記アッパメンバに取り付けられ、前記フードパネルの前部を係脱自在に掛止するフードロックと、
を備えた車体の前部構造であって、
前記アッパメンバを、上段アッパメンバと、該上段アッパメンバの下側に配置された下段アッパメンバとから上下2段に構成し、これらの上段アッパメンバおよび下段アッパメンバの左右両端部を、車体側方に配設された車体部品に結合させたことを特徴とする車体の前部構造。
【請求項2】
前記上段アッパメンバと下段アッパメンバとをそれぞれ別個の車体部品に結合させたことを特徴とする請求項1に記載の車体の前部構造。
【請求項3】
前記上段アッパメンバと下段アッパメンバとを連結したことを特徴とする請求項1又は2に記載の車体の前部構造。
【請求項4】
前記上段アッパメンバと下段アッパメンバとを、前記フードロック、ガセット、およびレインフォースラジコアサイドの少なくともいずれかによって連結したことを特徴とする請求項3に記載の車体の前部構造。
【請求項5】
エンジンルーム内にストラットタワーを設け、該ストラットタワーにフードリッジメンバとサイドメンバを結合し、
このフードリッジメンバの前端部に前記上段アッパメンバの端部を結合させると共に、前記サイドメンバの前端部を、前記レインフォースラジコアサイドを介して前記下段アッパメンバの端部に結合したことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の車体の前部構造。
【請求項6】
前記フードロックを前記アッパメンバに当接させた状態で当該アッパメンバに取り付けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車体の前部構造。
【請求項7】
前記連結部材を、前記ラジエータコアサポートの車幅方向の両端部に設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の車体の前部構造。
【請求項8】
前記アッパメンバは、前記フードロックが当接したフードロック取付面を有し、
前記フードパネルの前端部を前記フードロックの上側から車両前方に廻り込ませて、前記フードパネルの前端部と前記フードロックとを車両前後方向に対向配置するとともに、前記フードロック取付面を前傾させたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の車体の前部構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−154860(P2009−154860A)
【公開日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−204366(P2008−204366)
【出願日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】