説明

車体側部構造

【課題】車両側面衝突時においてサイドドアの屈曲変形をできるだけ抑えると共に、サイドドアが屈曲変形した場合であってもそのサイドドアを車体に対して確実に保持することができる車体側部構造を提供する。
【解決手段】サイドドア1の下縁に車幅方向内側に向かって延出するステー10を設け、ステー10に上下方向に昇降変位可能なロック爪18を設ける。上方に突出したロック爪18に係合してロック爪18の車幅方向外側への変位を規制する屈曲壁16をサイドシル11に一体に形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、側面衝突から乗員を保護する車体側部構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動車等の車両の中には、車両側面衝突時にサイドドアに衝撃荷重が作用して変形してそのドアが変形したとしても、サイドドアが車体から分離しないで車体に保持されるような対策を施した車体側部構造が知られている。例えば、サイドシルに車体外側に向かって引っ掛け部材を設ける一方、サイドドアの下縁にこの引っ掛け部材の下側に係止可能な係合部を設け、この係合部により車両側面衝突時に内側に変形するサイドドアの車体からの脱落を防止している(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−41333号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来技術にあっては、サイドシルに設けた引っ掛け部材に対して、サイドドア側の係合部を下側から引っ掛ける構造であるので、車両側面衝突時にサイドドアがくの字に大きく屈曲変形した場合に、サイドドア側の係合部が引っ掛け部に対して後退する方向に変位し、この部分での係止によるサイドドアの下縁の離反や変形防止効果が充分に得られなくことが懸念される。
【0004】
そこで、この発明は、車両側面衝突時においてサイドドアの屈曲変形をできるだけ抑えると共に、サイドドアが屈曲変形した場合であってもそのサイドドアを車体に対して確実に保持することができる車体側部構造を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する請求項1に記載の発明は、サイドドア(例えば、後述の実施形態におけるサイドドア1)の下縁に車幅方向内側に向かって延出するステー(例えば、後述の実施形態におけるステー10)を設け、このステーに上下方向に昇降変位可能な係止突起(例えば、後述の実施形態におけるロック爪18)を設けるとともに、車体ドア開口部の下縁のサイドシル(例えば、後述の実施形態におけるサイドシル11)に、上方に突出した前記係止突起に係合して前記係止突起の車幅方向外側への変位を規制する変位規制壁(例えば、後述の実施形態における屈曲壁16)を一体に設けたことを特徴とする。
【0006】
これにより、サイドドアが閉じられた状態では、ステーから上方に突出する係止突起が変位規制壁の変位規制部の車幅方向内側に位置され、この状態から車両側面衝突によってサイドドアに車体外側から荷重が入力されると、サイドドアの中折れ方向の変形挙動に伴って係止突起がサイドシル側の変位規制壁に係合し、サイドドアの下縁の車幅方向外側への変位を規制されるようになる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車体側部構造において、前記変位規制壁は、サイドシルを構成するパネル材の上縁を屈曲させて形成したことを特徴とする。
これにより、車両側面衝突によってサイドドアが中折れ方向に変形しようとすると、係止突起が変位規制壁であるパネル材の先端部に係合し、それによってサイドドアの下縁の車幅方向外側への変位が規制されるようになる。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の車体側部構造において、前記係止突起は、サイドドアの閉動作時に、前記変位規制壁の縁部に当接して下降し縁部を超えたところで復帰するように、ばね部材(例えば、後述の実施形態における復帰スプリング23)によって上方に付勢されていることを特徴とする。
これにより、サイドドアが閉じられると、係止突起が変位規制壁の縁部に当接することによってばね部材の付勢力に抗して下降する。そして、係止突起が変位規制壁の縁部を超えると、係止突起がばね部材の付勢力によって元の状態に復帰して、車幅方向外側への変位を変位規制壁によって規制されるようになる。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の車体側部構造において、前記係止突起を進退自在に保持し、かつ前記係止突起の最大突出変位を規制する保持部材(例えば、後述の実施形態におけるスリーブ21)を設け、この保持部材を前記ステー内に昇降変位可能に配置するとともに、この保持部材をサイドドアのドアノブ(例えば、後述の実施形態におけるドアノブ7,8)と連動させるワイヤー(例えば、後述の実施形態におけるワイヤー25a,25b、インナワイヤー25c及びアウタワイヤー25d)を設けたことを特徴とする。
これにより、サイドドアが閉じられた状態でドアノブが開き方向に操作されると、ワイヤーを介して保持部材が下降操作されるようになる。こうして保持部材が下降操作されると、保持部材に最大突出変位を規制されている係止突起が下降する。したがって、ドアノブの開き操作に連動して係止突起と変位規制壁の係合が解除される。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の車体側部構造前記ステーを中空構造とし、このステーの内部に前記ワイヤーを配索したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に記載の発明によれば、サイドドアの下縁に突設されたステーに係止突起を上下方向に昇降可能に設けるとともに、係止突起の車幅方向外側への変位を規制する変位規制壁をサイドシルに一体に設けたことにより、車両側面衝突時にサイドドアの中折れ方向の変形挙動が起こっても、係止突起と変位規制壁の係合によってサイドドアの下縁の車幅方向外側への変位を確実に規制でき、その結果、サイドドアの中折れ方向の変形とドア開口部からの離反を効果的に抑制することが可能になる。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、サイドシルを構成するパネル材の上縁を屈曲させるだけでサイドシル側の係止構造を構成できるため、製造コストの低減と車両の軽量化を図ることができる。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、サイドドアの閉動作時に、ばね部材の作用によって係止突起を自動的に変位規制壁の車幅方向内側に回り込ませることができるため、サイドドアのドア閉時における操作を簡素化することが可能になる。
【0014】
請求項4に記載の発明によれば、保持部材とワイヤーの作用によってドアノブ側の作動に対して係止突起を連動させることができるため、ドアノブの開き方向の操作以外に特別な操作を行うことなく係止突起と変位規制壁の係合を解除でき、その結果、通常使用時におけるサイドドアの操作性を高めることが可能になる。
【0015】
請求項5に記載の発明によれば、ステー内の中空部にワイヤーを配索したため、その分サイドドアの本体側の構造をより簡素化することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、「上」,「下」は、特別に断らない限り車体に対しての上下を指すものとする。また、以下の実施形態においては、フロント側のドア部について説明するが、リア側に同様に採用することも可能である。
【0017】
図1は、この発明にかかる車体側部構造を採用した車両Cと、この車両Cの側面に衝突する車両C‘を模式的に示したものであり、同図において、1は、この発明にかかる車体側部構造を採用した車両Cのフロント側のサイドドアを示す。
【0018】
図2,図3は、サイドドア1を車室内側から見た斜視図であり、図4は、図2のA−A断面に相当する断面図である。これらの図に示すように、サイドドア1は、車体外側のドアスキン2と車体内側のドアインナ3が前後と下側の縁部のヘミング部4において相互に接合され、上端部には、ドアガラス5を昇降自在に案内するためのドアサッシュ6がドアスキン2とドアインナ3に挟み込まれるかたちで取り付けられている。また、ドアインナ3の車体前方側の上縁とドアスキン2の車体後方側の上縁には、図示しないドアラッチを操作するためのドアノブ7,8が夫々設置されている。また、ドアスキン2とドアインナ3の間には、車両側面から衝撃入力に対する抗力を高めるためのサイドドアビーム9a,9bが組み付けられている。
【0019】
ドアインナ3の下縁部には、車幅方向内側に突出する略長方形状のステー10が車体前後方向に沿って一体に設けられている。このステー10は、内部がドアインナ3の内側の空間部に連通するように中空状に形成されるとともに、サイドドア1が閉じられたときには、車体ドア開口部下縁のサイドシル11の上部に対峙するようになっている。ここで、このステー10はサイドドア1の車体前後方向のほぼ全域に亙って設けるようにしても良いし、全域よりも短い範囲に部分的に設けるようにしても良い。
【0020】
サイドシル11は、フロアパネルP(図1参照)の両側縁に車体前後方向に沿って設けられた車体骨格部材であり、図4に示すように、シルインナパネル12とシルアウタパネル13が接合されて閉断面構造とされている。シルインナパネル12とシルアウタパネル13の上端部分は上方に突出する接合フランジ14,15で相互に接合されている。シルアウタパネル13の接合フランジ15はシルインナパネル12の接合フランジ14に対して上方に長く延出し、その上端部に屈曲壁16(変位規制壁)が設けられている。この屈曲壁16はシルアウタパネル13の上端部分が折り曲げられて一体に形成されたものであり、接合フランジ15の上端部から水平に車幅方向外側に延出する横壁部16aと、この横壁部16aの車幅方向外側の端部から鉛直下方に延出する縦壁部16bとから構成されている。
この縦壁部16bはシルアウタパネル13の接合フランジ15の高さ方向を半分程度まで下がる位置まで延出し、シルアウタパネル13の一般部の上壁13aとの間にできた開口17内に、サイドドア1の閉時に下縁のステー10が挿入されるようになっている。
【0021】
また、ステー10の前端部には、上下方向に昇降変位可能なロック爪18(係止突起)が設けられている。このロック爪18は、図5の分解斜視図に示すように車体前後方向に沿うように長尺に形成され、ステー10の上壁10aに形成された開口19(図4参照)を通して上下に昇降変位し得るようになっている。また、ロック爪18の上縁部には、車幅方向内側に向かって緩やかに円弧状に傾斜するテーパ面18aが設けられ、このテーパ面18aがサイドシル11側の屈曲壁16の縦壁部16bの下端に対して当接可能とされている。また、ロック爪18の車体前後方向の端部壁には、図4,図5に示すように上下方向に沿うように長孔状のガイド溝20が形成されている。
【0022】
ロック爪18の下端部は、ステー10の内側において、ロック爪18よりも一回り大きい略長方形状の保持部材であるスリーブ21に摺動自在に保持されるようになっている。スリーブ21には、車体前後方向の両側の端部壁に跨るように係止ピン22が設けられ、この係止ピン22がロック爪18の両側のガイド溝20内に挿通されている。係止ピン22とガイド溝20は、ロック爪18とスリーブ21の上下方向の相対変位を規制する規制部として機能する。また、スリーブ21は、その外形がステー10の開口19よりも一回り大きく形成され、開口19の周縁部によって上方変位を規制されるようになっている。
【0023】
また、ステー10の下壁10bとロック爪18の間には復帰スプリング23(ばね部材)が介装され、ロック爪18がこの復帰スプリング23の弾発力を受けて上方に付勢されるようになっている。したがって、ロック爪18は、先端部側に外力が加わらない間は、復帰スプリング23に付勢されて上方に突出し、ガイド溝20の下端が係止ピン22に当接することによってその最大突出変位が規制される。なお、このときスリーブ21は復帰スプリング23の力を受けてステー10の上壁10aに当接する。
【0024】
さらに、スリーブ21の車体前後方向の両端の壁には夫々リブ24が突設され、その各リブ24にワイヤー25a,25bが連結されている。この各ワイヤー25a,25bは、図5に示すようにステー10内に設置された複数のガイドローラ26,27を介してドアインナ3の内側に引き出され、そこで一旦一本化された後に再度インナワイヤー25cとアウタワイヤー25dに分岐し、夫々の端部がインナ側とアウタ側の各ドアノブ7,8に連結されている。なお、図2,図3中、28,29は、ドアスキン2とドアインナ3の間に配置されてインナワイヤー25cやアウタワイヤー25dを案内するガイドローラとガイド溝である。
【0025】
ここで、サイドドア1の閉動作時と開動作時におけるロック爪18回りの作動を、図6の(A),(B),(C)の断面図を参照して説明する。
ドアノブ7,8が操作されずにサイドドア1が開いた状態においては、図6(A)に示すように、復帰スプリング23の弾発力を受けてロック爪18が最大に突出するとともに、スリーブ21がステー10の上壁10aに当接している。
【0026】
この状態からサイドドア1が閉操作されると、ステー10の前端部から上方に突出していたロック爪18のテーパ面18aがサイドシル11側の屈曲壁16の縦壁部16bに当接し、サイドドア1がさらに閉方向に変位すると、図6(B)に示すように、ロック爪18が縦壁部16bによって下方に押し下げられ、縦壁部16bの下方を潜り抜ける。こうしてロック爪18が縦壁部16bを潜り抜けると、ロック爪18が復帰スプリング23の力を受けて縦壁部16bの背部(車幅方向内側)で突出状態に復帰する。このときサイドドア1の図示しないドアラッチがほぼ同時に係合し、サイドドア1が閉じ状態に維持されることになる。
【0027】
次に、この状態からサイドドア1のインナ側若しくはアウタ側のドアノブ7,8が開き操作されると、ワイヤー25a,25b(図5参照)を介して図6(C)に示すようにステー10内のスリーブ21が下方に押し下げられる。こうしてスリーブ21が下方に押し下げられると、係止ピン22がガイド溝20の下端に当接してロック爪18全体を復帰スプリング23の力に抗して下方に押し下げるようになる。この状態では屈曲壁16bに対するロック爪18の潜り抜けが可能になるとともに、サイドドア1の図示しないドアラッチがほぼ同時に係合解除される。したがって、この状態ではサイドドア1の開き操作が完全に自由になる。
【0028】
次に、車両側面衝突時における挙動を、図1(A),(B)と図7(A)〜(C)の模式図を参照して説明する。
図7(A)に示す初期状態にある車両Cのサイドドア1に対し、例えば、図1(A),図7(B)に示すように他の車両C´が正面から衝突した場合、他の車両C´のバンパが潰れ変形を始めるとともに、他の車両C´のサイドフレームMが、図1(B)に示すように車両Cのサイドドア1のドアスキン2を車幅方向内側に変形させてゆく。この間、サイドドア1のドアスキン2はくの字状に車幅方向内側に向かって中折れしようとして、サイドドア1の下端には車幅方向外側に後退しながら上方に跳ね上がる力が作用する。
【0029】
ところが、このときサイドドア1の下縁のステー10に設けられたロック爪18が下方側からサイドシル11側の屈曲壁16の裏面に係止されているため、図7(C)に示すようにサイドドア11の下縁の車幅方向外側への変位がこの部分での係止によって確実に阻止される。したがって、これによりサイドドア1の下端部の跳ね上がりが防止され、サイドドア1のさらなる中折れ変形が防止される。この結果、サイドドア1の上下方向中央部付近はそれ以上車室内側に侵入することがなくなり、車両Cの室内空間を充分に確保できるようになるとともに、サイドドア1を車体に確実に保持状態に維持できるようになる。
【0030】
また、この実施形態の車体側部構造においては、サイドドア1側のロック爪18を係止するサイドシル11側の部材を、シルアウタパネル13の上縁を屈曲させて設置しているため、製造コストの高騰と車両の重量増加を可及的に抑制することができる。
【0031】
さらに、この車体側部構造においては、ロック爪18を復帰スプリング23によって上方に付勢し、サイドドア1の閉じ操作時に、ロック爪18がサイドシル11側の屈曲壁16に押圧されて自動的に押し下げられるようになっているため、サイドドア1のドア閉時に特別な操作を行う必要がなく、通常使用時における操作性を損なうことがない。
【0032】
また、この実施形態では、ロック爪18を保持するスリーブ21とドアノブ7,8がワイヤー25a〜25dを介して連動可能に接続されているため、サイドドア1のドア開時に特別な操作を行う必要がなく、開操作においても通常使用時における操作性を損なうことがない。
【0033】
また、この実施形態の場合、ステー10をドアインナ3の内側に連続する中空構造として、その内部にドアノブ7,8とスリーブ21を連動させるためのワイヤー25a〜25dの一部を配索するようにしているため、その分ドア本体部側の内部構造を簡素化できるという利点がある。
【0034】
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】この発明の一実施形態の側面衝突初期の説明図(A)と側面衝突後期の説明図(B)を併せて記載した図。
【図2】同実施形態のサイドドアを車室内側から見た斜視図。
【図3】同実施形態のサイドドアを車室内側から見た斜視図。
【図4】同実施形態を示す図2のA−A断面に対応する断面図。
【図5】同実施形態を示す分解斜視図。
【図6】同実施形態の(A),(B),(C)3状態でのロック爪の作動を示す断面図。
【図7】同実施形態の側面衝突時の断面変化を(A),(B),(C)で順次示す断面図。
【符号の説明】
【0036】
1…サイドドア
7,8…ドアノブ
10…ステー
11…サイドシル
16…屈曲壁(変位規制壁)
18…ロック爪(係止突起)
21…スリーブ
23…復帰スプリング(ばね部材)
25a,25b…ワイヤー
25c…インナワイヤー(ワイヤー)
25d…アウタワイヤー(ワイヤー)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
サイドドアの下縁に車幅方向内側に向かって延出するステーを設け、このステーに上下方向に昇降変位可能な係止突起を設けるとともに、車体ドア開口部の下縁のサイドシルに、上方に突出した前記係止突起に係合して前記係止突起の車幅方向外側への変位を規制する変位規制壁を一体に設けたことを特徴とする車体側部構造。
【請求項2】
前記変位規制壁は、サイドシルを構成するパネル材の上縁を屈曲させて形成したことを特徴とする請求項1に記載の車体側部構造。
【請求項3】
前記係止突起は、サイドドアの閉動作時に、前記変位規制壁の縁部に当接して下降し縁部を超えたところで復帰するように、ばね部材によって上方に付勢されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車体側部構造。
【請求項4】
前記係止突起を進退自在に保持し、かつ前記係止突起の最大突出変位を規制する保持部材を設け、この保持部材を前記ステー内に昇降変位可能に配置するとともに、この保持部材をサイドドアのドアノブと連動させるワイヤーを設けたことを特徴とする請求項3に記載の車体側部構造。
【請求項5】
前記ステーを中空構造とし、このステーの内部に前記ワイヤーを配索したことを特徴とする請求項4に記載の車体側部構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−207772(P2008−207772A)
【公開日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−49031(P2007−49031)
【出願日】平成19年2月28日(2007.2.28)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】