説明

車載機器、車載機器の制御方法及び制御プログラム

【課題】表示する文字列を減らすことなく表示領域のみを使用して、表示領域に表示される文字列に続きが有るか否かを表現可能な車載機器、車載機器の制御方法及び制御プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】車載機器は、表示領域41A,41Bに文字列50A,50Bを表示する表示部4と、表示対象の文字列が表示領域に収まらない場合に、表示領域41A,41Bに表示される文字列部分51A,51Bのうち、少なくとも最後尾部分の表示態様を変える表示態様変更手段と、を備える構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示領域に文字列を表示する車載機器、車載機器の制御方法及び制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車載機器において、各種情報を表示する表示部と、記録媒体に記録された楽曲を再生する再生手段とを備え、再生手段により再生中の楽曲の曲名や、アーティスト名等の楽曲に関する文字列を表示部に表示する車載機器が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の車載機器では、表示部の表示領域に、楽曲に関する文字列の全てを表示しきれない場合、表示領域に表示可能な文字列の最後に三点リーダ(…)等の省略記号を付したり、スクロールバーを設けたりすることにより、表示領域に表示される文字列に続きが有ることを表現するものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−216462号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の構成では、省略記号やスクロールバーを表示するための領域を確保する必要があるため、表示領域に表示する文字数を減らしたり、表示領域以外の領域を使用したりする等の対応が必要であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、表示する文字列を減らすことなく表示領域のみを使用して、表示領域に表示される文字列に続きが有るか否かを表現可能な車載機器、車載機器の制御方法及び制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は、表示領域に文字列を表示する表示部と、表示対象の文字列が表示領域に収まらない場合に、表示領域に表示される文字列部分のうち、少なくとも最後尾部分の表示態様を変える表示態様変更手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成において、前記表示態様変更手段は、表示領域に表示される文字列部分の後部にかけて徐々に表示態様を変えてもよい。
上記構成によれば、表示対象の文字列が表示領域に収まらない場合に、表示領域に表示される文字列部分の少なくとも最後尾部分が異なる表示態様で表示されるので、表示領域に表示される文字列部分の表示態様により、表示する文字列を減らすことなく表示領域のみを使用して、表示領域に表示される文字列に続きが有るか否かを表現できる。
【0006】
上記構成において、前記表示態様変更手段は、表示領域に収まりきらない文字数に応じた変化率で、表示領域に表示される文字列部分の後部にかけて徐々に表示態様を変えてもよい。
上記構成によれば、表示領域に収まりきらない文字数に応じて、表示領域に表示される文字列部分の表示態様の変化率が変わるので、表示領域に表示される文字列部分の表示態様の変化度合いにより、文字列全体の長さを表現できるとともに、表示領域に表示される文字列部分の文字列全体に占める割合を表現できる。
【0007】
また、本発明は、表示領域に文字列を表示する表示部を備える車載機器の制御方法において、表示対象の文字列が表示領域に収まらない場合に、表示領域に表示される文字列部分のうち、少なくとも最後尾部分の表示態様を変えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、表示領域に文字列を表示する表示部を備える車載機器を制御するための制御プログラムにおいて、表示対象の文字列が表示領域に収まらない場合に、表示領域に表示される文字列部分のうち、少なくとも最後尾部分の表示態様を変えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、表示する文字列を減らすことなく表示領域のみを使用して、表示領域に表示される文字列に続きが有るか否かを表現でき、表示領域を有効に活用できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施の形態に係る車載機器の正面図である。
【図2】車載機器の機能的構成を示すブロック図である。
【図3】文字列表示処理を示すフローチャートである。
【図4】表示領域に文字列が収まる場合の文字列表示画面を示す模式図である。
【図5】表示領域に文字列が収まりきらない場合の文字列表示画面を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る車載機器の正面図である。
車載機器1は、車両に搭載され、ユーザの操作に応じて、光ディスクや放送に係る音声を再生して車両に搭載されたスピーカ(不図示)から出力する。本実施の形態の車載機器1は、音声を再生する動作モードとして、光ディスク等に記憶された楽曲を再生する楽曲再生モードと、受信した放送を再生する放送再生モードとを備えている。
車載機器1は、略箱形の本体ユニット2(図2参照)と、この本体ユニット2の前面に対し開閉可能に設けられた表示操作ユニット3とを有している。本体ユニット2の前面には、光ディスクを挿入するためのディスク挿入口(不図示)が設けられており、表示操作ユニット3を開いた状態のときに、ディスク挿入口が露出する構成となっている。
【0012】
表示操作ユニット3の正面略中央には、液晶ディスプレイ及びELディスプレイ等によって構成された表示部4が配置されている。この表示部4には、車載機器1の動作モードや現在時刻等の各種情報の他、再生中の楽曲の曲名及びアーティスト名や、受信中の放送のチャンネル番号及び番組名等を示す文字列表示画面が表示される。図1では、楽曲再生モードにおける文字列表示画面40が示されており、この文字列表示画面40は、再生中の楽曲の曲名を表示する表示領域41Aと、再生中の楽曲のアーティスト名を表示する表示領域41Bとを備えている。
また、表示操作ユニット3には、表示部4の他、操作指示用の複数のキー5等が設けられている。
【0013】
図2は、車載機器1の機能的構成を示すブロック図である。
本体ユニット2は、アンテナ21、チューナ部22、外部記憶媒体再生部23、セレクタ部24、アンプ部25、マイコン部(表示態様変更手段)26、及び記憶部27を有している。
アンテナ21は、図示せぬ放送局から送信された放送(ラジオ放送もしくはテレビ放送)を受信し、チューナ部22に出力する。
チューナ部22は、マイコン部26の制御の下、アンテナ21から入力された放送に含まれる音声信号を、セレクタ部24に出力する。
【0014】
外部記憶媒体再生部23は、マイコン部26の制御の下、外部記憶媒体に記憶されている楽曲を読み出して再生し、音声信号をセレクタ部24に出力する。外部記憶媒体として、例えば、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、または、MD(Mini Disk)等の光ディスクを用いることができる。
セレクタ部24は、マイコン部26の制御に応じて、チューナ部22及び外部記憶媒体再生部23から入力される音声信号のいずれかを選択し、アンプ部25に出力する。アンプ部25は、セレクタ部24から出力された音声信号を所定のゲインで増幅し、図示せぬスピーカに供給し、音声として出力させる。
【0015】
マイコン部26は、図示せぬCPU(Central Processing Unit)、記憶手段としてのROM(Read Only Memory)、ワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)、及び各種I/F(Interface)等によって構成されている。マイコン部26は、これらの協働によりROMに格納されているプログラムを実行することにより、表示部4、チューナ部22、外部記憶媒体再生部23、セレクタ部24、及び記憶部27を制御して、各種の動作を実行する。
楽曲再生モードにおいて、マイコン部26は、光ディスクに記憶された情報から、再生中の楽曲の曲名及びアーティスト名に係るデータを取得する。そして、マイコン部26は、表示部4を制御し、取得した曲名及びアーティスト名に係るデータに基づいて、表示部4に曲名及びアーティスト名を表示する文字列表示処理を実行する。
【0016】
記憶部27は、各種情報を記憶するものであり、例えばハードディスク等の磁気記憶媒体を用いて構成される。記憶部27には、文字列表示処理に使用する情報として、文字の文字幅、表示領域41A,41B(図1)の長さ、文字列の初期の表示態様である初期表示態様(第1の色)、表示態様を変更する際に使用する情報(第2の色)等が格納されている。
表示操作ユニット3は、表示部4及び操作部30を備えている。操作部30は、動作モードの変更の指示操作や、再生すべき楽曲の変更指示や、受信中のデジタル放送のチャンネルの切り替え等、ユーザが各種指示操作を行うためのものであり、上述したキー5を備える。
【0017】
次に、図3−図5を参照し、文字列表示処理の手順を説明する。
図3は、文字列表示処理を示すフローチャートである。
図3に示すように、マイコン部26は、まず、キー5の操作等の指示により、表示部4に表示する画面を切り替える際には、表示部4に表示しようとする画面が文字列表示画面か否か判別するとともに(ステップS1)、文字列表示画面に表示する文字列が有るか否か判別する(ステップS2)。画面が文字列表示画面でない場合(ステップS1:No)や、文字列表示画面に表示する文字列が無い場合(ステップS2:No)には、マイコン部26は処理を終了する。
【0018】
画面が文字列表示画面の場合(ステップS1:Yes)であって、文字列表示画面に表示する文字列が有る場合(ステップS2:Yes)、マイコン部26は、表示対象である文字列の長さを算出する(ステップS3)。このとき、マイコン部26は、例えば、文字列を構成する文字の文字幅を記憶部27から読み出して、1文字毎の文字幅を加算していき、文字列全体の長さを算出する。
【0019】
次いで、マイコン部26は、表示対象の文字列を表示させる表示領域の長さを記憶部27から読み出し、読み出した表示領域の長さと、算出した文字列の長さとを比較し、表示対象の文字列が表示領域に収まるか否か判別する(ステップS4)。
表示対象の文字列が表示領域に収まる場合(ステップS4:Yes)、マイコン部26は、記憶部27から初期の表示態様を読み出し、読み出した表示態様を変えずに文字列を表示し(ステップS5)、処理を終了する。
【0020】
表示対象の文字列が表示領域41A,41Bに収まる場合の文字列表示画面40を図4に示す。この図に示すように、本実施の形態では、表示対象の文字列が表示領域に収まる場合、表示領域41A,41Bに表示される文字列50A,50Bは、初期の表示態様である第1の色で表示される。なお、本実施の形態では、曲名の文字列50Aとアーティスト名の文字列50Bとで第1の色が同じであるが、第1の色は、曲名の文字列50Aとアーティスト名の文字列50Bとで異なっていてもよい。また、本実施の形態では、曲名を表示する表示領域41Aと、アーティスト名を表示する表示領域41Bとは、同じ長さで形成されているが、別の長さで形成されてもよい。
【0021】
一方、図3に示すように、表示対象の文字列が表示領域に収まりきらない場合(ステップS4:No)、マイコン部26は、記憶部27から初期の表示態様を読み出し、表示領域に表示される文字列部分のうち、少なくとも最後尾部分の表示態様を変えて文字列を表示し(ステップS6)、処理を終了する。
本実施の形態のステップ6において、変更する表示態様は色であり、マイコン部26は、表示領域に表示される文字列部分の後部にかけて徐々に色を変える。すなわち、本実施の形態のマイコン部26は、表示領域に表示される文字列部分に対してグラデーション処理を行うグラデーション処理部として機能する。色を変える方法としては、例えば、色の色調及び濃淡の少なくとも1つを変えることで色を薄くする方法がある。なお、本実施の形態において、文字列の色を薄くするとは、文字列の色を、表示領域の背景色とのコントラストが小さくなるように変更することをいう。また、文字列の色は、連続的に変えてもよいし、段階的に変えてもよい。
【0022】
さらに、マイコン部26は、ステップ6で表示態様を変える際、表示領域に収まりきらない文字数に応じた変化率で、表示領域に表示される文字列部分の後部にかけて徐々に表示態様を変える。例えば、マイコン部26は、記憶部27から、初期の表示態様である第1の色とともに、第2の色を読み出し、表示対象である文字列の先頭文字に第1の色を設定し、表示対象である文字列の最終文字に第2の色を設定し、第1の色から第2の色に線形的に変化するように、グラデーション処理を行う。したがって、表示対象の文字列が表示領域に収まりきらない場合において、表示対象の文字列が長くなるほど、表示領域に表示される文字列部分の色の変化率が大きくなる。
【0023】
表示対象の文字列が表示領域41A,41Bに収まりきらない場合の文字列表示画面40を図5に示す。なお、図5中、点線で囲われた文字列は、表示領域41A,41Bに収まりきらない文字列であり、実際には表示されない。符号52A,52Bは、表示対象である文字列の最終文字を示す。この図に示すように、本実施の形態では、表示対象の文字列が表示領域41A,41Bに収まりきらない場合、表示領域41A,41Bに表示される文字列部分51A,51Bは、グラデーション色で表示される。
図5では、曲名を表示する表示領域41Aに収まりきらない文字数が3文字であり、アーティスト名を表示する表示領域41Bに収まりきらない文字数は8文字である。したがって、アーティスト名を示す文字列部分51Bの方が、曲名を示す文字列部分51Aよりも、表示態様(色)の変化率が大きくなる。
【0024】
これらの図4及び図5に示すように、表示対象の文字列が表示領域41A,41Bに収まる場合、表示領域41A,41Bに表示される文字列50A,50Bが初期の表示態様である第1の色で表示され、表示対象の文字列が表示領域41A,41Bに収まらない場合、表示領域41A,41Bに表示される文字列部分51A,51Bが表示態様を変えたグラデーションで表示される。このため、表示領域41A,41Bに表示されている文字列の表示態様が変わっているか(グラデーションであるか)否かにより、ユーザは、表示領域41A,41Bに表示される文字列50A,50Bに続きが有るか無いかを認識できる。
【0025】
しかも、表示対象の文字列が表示領域41A,41Bに収まらない場合、表示領域41A,41Bに収まりきらない文字数に応じてグラデーションの変化率が変わるため、ユーザは、表示領域41A,41Bに表示されている文字列部分51A,51Bの色から、文字列50A,50B全体の長さを推測できるとともに、表示領域41A,41Bに表示されている文字列部分51A,51Bの文字列50A,50B全体に占める割合を推測することができる。
【0026】
以上説明したように、本実施の形態によれば、表示領域41A,41Bに文字列50A,50Bを表示する表示部4と、表示対象の文字列が表示領域41A,41Bに収まらない場合に、表示領域41A,41Bに表示される文字列部分51A,51Bのうち、少なくとも最後尾部分の表示態様を変えるマイコン部26と、を備え、しかも、マイコン部26は、表示領域41A,41Bに表示される文字列部分51A,51Bの後部にかけて徐々に表示態様を変える構成とする。この構成によれば、表示対象の文字列が表示領域41A,41Bに収まらない場合に、表示領域41A,41Bに表示される文字列部分51A,51Bの少なくとも最後尾部分が異なる表示態様で表示される。これにより、表示する文字列50A,50Bを減らすことなく表示領域41A,41Bのみを使用して、表示領域41A,41Bに表示される文字列50A,50Bに続きが有るか否かを表現でき、表示領域41A,41Bを有効に活用できる。
【0027】
また、本実施の形態によれば、マイコン部26は、表示領域41A,41Bに収まりきらない文字数に応じた変化率で、表示領域41A,41Bに表示される文字列部分51A,51Bの後部にかけて徐々に表示態様を変える構成とする。この構成によれば、表示領域41A,41Bに収まりきらない文字数に応じて、表示領域41A,41Bに表示される文字列部分51A,51Bの表示態様の変化率が変わる。これにより、表示領域41A,41Bに表示される文字列部分51A,51Bの表示態様の変化度合いにより、文字列全体の長さを表現できるとともに、表示領域41A,41Bに表示される文字列部分51A,51Bの文字列全体に占める割合を表現できる。
【0028】
但し、上記実施の形態は本発明の一態様であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、上記実施の形態では、ステップ3において、表示対象である文字列の長さを算出し、ステップ4において、算出した文字列の長さと、表示領域の長さを比較していたが、文字幅が文字によらず一定の場合には、ステップS3において、表示対象である文字列の文字数をカウントし、ステップS4において、カウントした文字列の文字数と、表示領域に表示可能な文字数とを比較してもよい。この場合、表示領域の長さに変えて、表示領域に表示可能な文字数を記憶部に記憶しておけばよい。
【0029】
また、上記実施の形態では、表示対象である文字列の先頭文字に第1の色を設定することで、表示対象の文字列全体にグラデーション処理を行っていたが、表示態様を変えるのは、表示領域に表示される文字列部分のうち、少なくとも最後尾部分だけでよい。したがって、例えば、表示対象である文字列の先頭の所定数文字に第1の色を設定することで、表示対象である文字列の途中からグラデーション処理を行うようにしてもよい。
【0030】
また、上記実施の形態では、表示対象である文字列の先頭文字に第1の色を設定し、表示対象である文字列の最終文字に第2の色を設定し、最終文字の色を固定にしてグラデーション処理することで、表示領域に収まりきらない文字数に応じて表示態様の変化率を変えていたが、表示領域に収まりきらない文字数に応じて表示態様の変化率を変える方法は、これに限定されるものではない。文字列の長さ(文字列全体の長さや、表示領域に表示しきらない文字列の長さ)と、表示態様の変化率との関係を示す情報を予め記憶部に記憶しておき、文字列の長さに対応する変化率で表示態様を変えてもよい。
【0031】
また、上記実施の形態では、表示領域に表示される文字列部分の後部にかけて徐々に色を変えていたが、表示領域に表示される文字列部分のうち、少なくとも最後尾部分の色を変えてもよい。例えば、表示領域に表示される文字列部分のうち、最後尾文字あるいは後尾の所定数文字を第2の色で表示し、文字列部分の残りの文字を第1の色で表示してもよい。
【0032】
また、上記実施の形態では、表示対象の文字列が表示領域に収まらない場合に変更する表示態様を色として説明したが、変更する表示態様は、これに限定されず、例えば、文字の太さや、フォント、大きさ等であってもよい。例えば、文字の大きさを変更する場合には、表示領域に表示される文字列部分の後部にかけて徐々に文字の大きさを小さくすればよい。
また、上記実施の形態では、表示領域において、文字列は一行で表示されていたが、文字列は複数の行に渡って表示されてもよい。
【0033】
また、上記実施の形態では、表示領域に表示される文字列として、曲名やアーティスト名を例に挙げて説明したが、表示領域に表示される文字列は、これらに限定されるものではなく、例えば、曲調や曲のジャンル等の楽曲に関する文字列や、チャンネル番号や番組名等の放送に関する文字列、VICS(Vehicle Information Communication)情報等の交通に関する文字列であってもよい。
【符号の説明】
【0034】
1 車載機器
4 表示部
26 マイコン部(表示態様変更手段)
40 文字列表示画面
41A,41B 表示領域
50A,50B 文字列
51A,51B 文字列部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示領域に文字列を表示する表示部と、
表示対象の文字列が表示領域に収まらない場合に、表示領域に表示される文字列部分のうち、少なくとも最後尾部分の表示態様を変える表示態様変更手段と、
を備えることを特徴とする車載機器。
【請求項2】
前記表示態様変更手段は、表示領域に表示される文字列部分の後部にかけて徐々に表示態様を変えることを特徴とする請求項1に記載の車載機器。
【請求項3】
前記表示態様変更手段は、表示領域に収まりきらない文字数に応じた変化率で、表示領域に表示される文字列部分の後部にかけて徐々に表示態様を変えることを特徴とする請求項2に記載の車載機器。
【請求項4】
表示領域に文字列を表示する表示部を備える車載機器の制御方法において、
表示対象の文字列が表示領域に収まらない場合に、表示領域に表示される文字列部分のうち、少なくとも最後尾部分の表示態様を変えることを特徴とする車載機器の制御方法。
【請求項5】
表示領域に文字列を表示する表示部を備える車載機器を制御するための制御プログラムにおいて、
表示対象の文字列が表示領域に収まらない場合に、表示領域に表示される文字列部分のうち、少なくとも最後尾部分の表示態様を変えることを特徴とする制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−137578(P2012−137578A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−289175(P2010−289175)
【出願日】平成22年12月27日(2010.12.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】