説明

近接スイッチ装置および照明制御システム

【課題】負荷の制御が多様に行え、または複数系統の負荷の制御が個別に行える近接スイッチ装置およびこの近接スイッチ装置を備える照明制御システムを提供する。
【解決手段】近接スイッチ装置33は、第1および第2の発光素子17,19から異なるタイミングで赤外線を放射する赤外線送信手段18,20と、第1および第2の発光素子17,19から放射された赤外線が物体により反射された反射赤外線を検知する赤外線受信手段34,35と、前記反射赤外線の検知に基づいて第1および第2の発光素子17,19にそれぞれ対応する第1および第2の負荷11,13を制御する負荷制御手段16,26,27とを具備している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチに近接することで負荷のオンオフ操作が可能な近接スイッチ装置およびこの近接スイッチ装置を具備する照明制御システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、一般の照明や換気扇等の電気機器のオンオフを非接触で行う非接触スイッチが用いられている。この非接触スイッチは、例えば受光部および投光部が設けられた反射型の光センサと、この光センサの作動によってオンオフを行う半導体スイッチ素子とを有して構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2004−56905号公報(第5頁、第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1の非接触スイッチは、1対の受光部および投光部を有する反射型の光センサに対してオンオフを行う半導体スイッチ素子が設けられるので、オンオフされる負荷の系統が1つに限定されるものである。また、負荷はオンオフ以外に制御されないものである。
【0004】
本発明は、負荷の制御が多様に行え、または複数系統の負荷の制御が個別に行える近接スイッチ装置およびこの近接スイッチ装置を備える照明制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の近接スイッチ装置の発明は、赤外線を放射する発光素子を有し、この発光素子から異なるタイミングで赤外線を放射する赤外線送信手段と;発光素子から放射された赤外線が物体により反射された反射赤外線を受光する受光素子を有し、この受光素子が反射赤外線を受光したタイミングと前記発光素子から赤外線が放射されたタイミングが同期しているときに、前記反射赤外線をそれぞれ検知する赤外線受信手段と;前記反射赤外線の検知に基づいて負荷を制御する負荷制御手段と;を具備していることを特徴とする。
【0006】
本発明および以下の各発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
【0007】
発光素子は、それぞれ異なるタイミングで赤外線を放射する複数個であってもよく、1個であってそれぞれ異なるタイミングで赤外線を放射してもよい。
【0008】
また、受光素子は、複数個の発光素子に対応して複数個設けられてもよく、複数個の発光素子から放射された赤外線が物体により反射されたそれぞれの反射赤外線を受光する1個であってもよい。
【0009】
「物体」とは、指や手などの人体に限らず、例えば金属からなる板や棒など、赤外線を反射するものであればよい。
【0010】
反射赤外線は、受光素子により受光(検出)される。そして、受光素子が受光した赤外線のタイミングと発光素子から放射された赤外線のタイミングが同期しているか否かが判断される。そして、同期しているときに、当該発光素子から放射された赤外線が物体により反射された反射赤外線として検知される。ここで、同期は、厳密に一致するタイミングでなくてもよく、反射赤外線に対応する発光素子または発光素子から放射される赤外線を特定できるタイミングでよい。
【0011】
負荷は、照明用ランプ、換気扇など、電力を消費するものであればよい。また、負荷は、検知されたそれぞれの反射赤外線に基づいて制御される1系統であってもよく、当該反射赤外線のそれぞれに基づいてそれぞれ制御される複数系統であってもよい。1系統の負荷は、例えば一の反射赤外線の検知に基づいてオンされ、他の一の反射赤外線の検知に基づいてオフされ、2つの反射赤外線の検知に基づいて電力調整されるなど、検知された反射赤外線の組合せにより多様に制御させることができる。ここで、1系統の負荷は、包含される負荷の動作が同時に同様に制御されるものである。
【0012】
本発明によれば、発光素子から異なるタイミングで放射されている赤外線を指や手などの物体により選択的に反射させて受光素子に受光させる。赤外線受信手段は、選択的に反射された反射赤外線を検知し、負荷制御手段は、当該反射赤外線の検知に基づいて負荷を制御する。発光素子から異なるタイミングで赤外線が放射されるので、当該赤外線を選択的に反射させることにより、反射赤外線の検知の組合せが多数設定可能となり、その組合せに基づいて負荷の制御が多様化される。
【0013】
請求項2に記載の近接スイッチ装置の発明は、赤外線を放射する第1および第2の発光素子を有し、この第1および第2の発光素子から異なるタイミングで赤外線を放射する赤外線送信手段と;第1および第2の発光素子から放射された赤外線が物体により反射された反射赤外線を受光する受光素子を有し、この受光素子が反射赤外線を受光したタイミングと第1および第2の発光素子から赤外線が放射されたタイミングが同期しているときに、前記反射赤外線をそれぞれ検知する赤外線受信手段と;前記反射赤外線の検知に基づいて、第1および第2の発光素子に対応する第1および第2の負荷をそれぞれ制御する負荷制御手段と;を具備していることを特徴とする。
【0014】
第1(第2)の負荷は、第1(第2)の発光素子から放射された赤外線が物体により反射され、その反射された反射赤外線が赤外線受信手段により検知される毎に制御される。例えば、当該反射赤外線が検知される毎に、第1(第2)の負荷は、オンからオフへ、またはオフからオンへ、そのオンオフが反転制御される。
【0015】
赤外線送信手段は、さらに第3の発光素子、第4の発光素子、…を具備していてもよい。そして、第3の発光素子、第4の発光素子、…にそれぞれ対応して、第3の負荷、第4の負荷、…が具備される。
【0016】
本発明によれば、第1の発光素子から放射された赤外線を指や手などの物体により反射させて受光素子に受光させることにより、第1の負荷が制御され、第2の発光素子から放射された赤外線を指や手などの物体により反射させて受光素子に受光させることにより、第2の負荷が制御される。すなわち、第1および第2の負荷は、1つの近接スイッチ装置で個別に制御される。
【0017】
請求項3に記載の近接スイッチ装置の発明は、請求項1または2記載の近接スイッチ装置において、赤外線受信手段は、前記反射赤外線を受光する1個の受光素子を有して構成されていることを特徴とする。
【0018】
本発明によれば、発光素子から異なるタイミングで放射された赤外線が物体により反射された反射赤外線を受光する受光素子が1個であるので、受光素子をそれぞれの反射赤外線に対応して設ける場合に比べて、近接スイッチ装置が小形化、低コスト化される。
【0019】
請求項4に記載の近接スイッチ装置の発明は、請求項1ないし3いずれか一記載の近接スイッチ装置において、さらに、赤外線受信手段が前記反射赤外線をそれぞれ検知したときに、それぞれ異なる音声または表示により報知する報知手段と;を具備していることを特徴とする。
【0020】
本発明によれば、赤外線受信手段が反射赤外線をそれぞれ検知したときに、それぞれ異なる音声または表示により報知するので、発光素子から放射された赤外線を反射させる指や手などの物体による反射操作が確認されるとともに、音声または表示の確認により、制御される負荷およびその動作が確認される。
【0021】
請求項5に記載の近接スイッチ装置の発明は、請求項1ないし4いずれか一記載の近接スイッチ装置において、赤外線送信手段は、赤外線受信手段が前記反射赤外線を検知する検知範囲を可変できるように発光素子から放射されるそれぞれの赤外線の周波数を可変できるように形成されていることを特徴とする。
【0022】
本発明によれば、発光素子から放射されるそれぞれの赤外線の周波数を可変することにより、手や指などの物体を検知する検知距離が発光素子に対応して個別に可変される。
【0023】
請求項6に記載の照明制御システムは、請求項1ないし5いずれか一記載の近接スイッチ装置と;この近接スイッチ装置により制御される照明負荷およびこの照明負荷を配設している器具本体を有してなる照明装置と;を具備していることを特徴とする。
【0024】
本発明によれば、請求項1ないし4いずれか一記載の近接スイッチ装置を具備するので、1系統の負荷を多様に制御でき、または複数系統の負荷を個別に制御することのできる照明制御システムが提供される。
【発明の効果】
【0025】
請求項1の発明によれば、赤外線送信手段から異なるタイミングで放射される赤外線を指や手などの物体により選択的に反射させることにより、赤外線受信手段における反射赤外線の検知の組合せを多数設定することができるので、負荷の制御を多様化させることができる。
【0026】
請求項2の発明によれば、1つの近接スイッチ装置で第1および第2の複数系統の負荷の制御が個別に行えるので、それぞれの負荷に対応して近接スイッチ装置を配設する場合に比べ、壁等の造営物に設置する近接スイッチ装置の数量を少なくすることができる。
【0027】
請求項3の発明によれば、赤外線受信手段は、発光素子から放射された赤外線が物体により反射された反射赤外線を受光する1個の受光素子を有して構成されるので、受光素子を発光素子から放射する赤外線に対応して個別に設ける場合に比べて、近接スイッチ装置を小形化、低コスト化することができる。
【0028】
請求項4の発明によれば、赤外線受信手段が反射赤外線をそれぞれ検知したときにそれぞれ異なる音声または表示により報知するので、発光素子から放射された赤外線を反射させる指や手などの物体による反射操作を確認することができ、音声または表示を確認することにより、制御される負荷および負荷の動作を確認することができる。
【0029】
請求項5の発明によれば、赤外線送信手段は、赤外線受信手段が反射赤外線を検知する検知範囲を可変できるように発光素子から放射されるそれぞれの赤外線の周波数を可変できるので、近接スイッチ装置の設置場所などに応じて、手や指などの物体を検知する検知距離を適宜可変することができる。
【0030】
請求項6の発明によれば、請求項1ないし5いずれか一記載の近接スイッチ装置を具備するので、1系統の負荷が多様に制御され、または複数系統の負荷が個別に制御される照明制御システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
【0032】
図1ないし図4は、本発明の第1の実施形態を示し、図1は近接スイッチ装置であり、(a)は一部切り欠き正面図、(b)は側面図、図2は造営物に配設された状態の近接スイッチ装置の正面図、図3は近接スイッチ装置を用いた照明制御システムを示すブロック図、図4は赤外線の放射および受光のそれぞれのタイミングを示す動作図である。
【0033】
図1において、近接スイッチ装置1は、略箱状に形成されて電子部品等を収納している器体2およびこの器体2を固定している取付枠3を有して形成されている。そして、器体2は、前面に長方形状のプレート4が配設され、このプレート4の上部側および下部側に赤外線の放射光および反射光が通過する透光プレート5(5A,5B)と、表示光が通過する透光プレート6(6A,6B)とがそれぞれ配設されている。なお、図1において、透光プレート5Bおよび透光プレート6Bは、取り外されている。
【0034】
近接スイッチ装置1は、壁などの造営物の内部に設けられているスイッチボックスに取付枠3がねじ止めされることにより、造営物に配設される。そして、図2に示すように、取付枠3を覆い隠すようにして化粧カバー7が取付けられている。
【0035】
図3に、近接スイッチ装置1を用いた照明制御システム8を示す。照明制御システム8は、近接スイッチ装置1および照明装置9,10を有して構成されている。照明装置9は、第1の負荷としての第1の照明負荷11および第1の照明負荷11を配設している器具本体12を有して形成されている。また、照明装置10は、第2の負荷としての第2の照明負荷13および第2の照明負荷13を配設している器具本体14を有して形成されている。第1および第2の照明負荷11,13は、交流電源Vsに直列的に接続され、近接スイッチ装置1によりオンオフ制御される。
【0036】
そして、近接スイッチ装置1は、交流電源Vsに接続されている電源部15、各種制御を行う主制御部16、第1の発光素子としての赤外線発光ダイオード(以下、第1の赤外LEDという。)17を有する第1の発光部18、第2の発光素子としての赤外線発光ダイオード(以下、第2の赤外LEDという。)19を有する第2の発光部20、赤外線を受光する第1の受光素子としての第1のフォトトランジスタ21を有する第1の受光部22、赤外線を受光する第2の受光素子としての第2のフォトトランジスタ23を有する第2の受光部24、切換部25、第1の照明負荷11のオンオフを反転制御する第1の開閉部26、第2の照明負荷13のオンオフを反転制御する第2の開閉部27および発光ダイオード28,29を備える報知手段としての報知部30を有して構成されている。
【0037】
電源部15は、交流電源Vsの交流電圧を所定の直流電圧に変換して、回路駆動電源を生成する。主制御部16は、電源部15からの回路駆動電源により駆動するマイクロコンピュータを有してなり、後述の各種制御を行うように構成されている。
【0038】
第1の発光部18および第2の発光部20は、主制御部16の制御に基づいて第1の赤外LED17および第2の赤外LED19から交互に所定のタイミングで赤外線を放射させる。すなわち、第1の赤外LED17および第2の赤外LED19から異なるタイミングで赤外線を放射させる。例えば、図4に示すように、第1の赤外LED17から100msの時間間隔で10msの時間に亘り赤外線を放射させ、第1の赤外LED17から50ms遅延させて、第2の赤外LED19から100msの時間間隔で10msの時間に亘り赤外線を放射させる。
【0039】
第1および第2の赤外LED17,19は、図1に示すように、透光プレート5,5下であって透光プレート5および透光プレート6の位置の中央部に配設されている。そして、第1および第2の赤外LED17,19は、四角筒状の包囲体31で包囲されており、第1および第2の赤外LED17,19から放射される赤外線が透光プレート5,6などの反射にて誤受信しないようにしている。第1および第2の赤外LED17,19から放射された赤外線は、それぞれ透光プレート5A,5Bを通過してプレート4の前方に出射される。
【0040】
第1の発光部18および第2の発光部20、第1の赤外LED17および第2の赤外LED19は、第1および第2の赤外LED17,19から異なるタイミングで赤外線を放射する赤外線送信手段を形成している。
【0041】
第1の受光部22は、第1のフォトトランジスタ21が受光した赤外線のうち、第1の赤外LED17から放射された赤外線の物体からの反射赤外線を検知しやすいように構成されている。また、第2の受光部24は、第2のフォトトランジスタ23が受光した赤外線のうち、第2の赤外LED19から放射された赤外線の物体からの反射赤外線を検知しやすいように構成されている。すなわち、図4に示すように、第1(第2)の赤外LED17(19)から放射されている赤外線のタイミングと、第1(第2)のフォトトランジスタ21(23)が受光した赤外線のタイミングが同期しているときに、第1(第2)のフォトトランジスタ21(23)が受光した赤外線が第1(第2)の赤外LED17(19)から放射された赤外線の物体からの反射赤外線であると判定する。物体は、通常、透光プレート5A,5Bの前方に近接してかざされた人体の手や指などである。
【0042】
第1(第2)のフォトトランジスタ21(23)は、図1に示すように、第1(第2)の赤外LED17(19)の近傍に並設されている。そして、第1(第2)のフォトトランジスタ21(23)が受光する赤外線は、透光プレート5A(5B)から入光する。第1の受光部22および第2の受光部24は、第1および第2の赤外LED17,19から放射された赤外線の物体からの反射赤外線を検知する赤外線受信手段を形成している。
【0043】
切換部25は、主制御部16に対して、第1および第2の赤外LED17,19から放射されるそれぞれの赤外線の周波数を可変することのできるように形成されている。それぞれの赤外線の周波数を可変することにより、第1の受光部22および第2の受光部24が手や指などの物体を検知する検知距離が可変される。すなわち、近接スイッチ装置1の設置場所などに応じて、手や指などの物体を検知する検知距離を適宜可変することができる。
【0044】
また、第1および第2の赤外LED17,19から放射されるそれぞれの赤外線の周波数を異ならせることにより、第1の受光部22および第2の受光部24は、手や指などの物体を検知する検知距離が互いに異なるようになる。これにより、プレート4の前方に手や指などの物体をかざす距離に応じて、第1の受光部22または第2の受光部24に物体を検知させることができ、あるいは、物体が第1の受光部22および第2の受光部24に同時に検知されることを抑制することができる。
【0045】
第1の開閉部26は、例えばリレーを備え、第1の受光部22が第1の赤外LED17から放射された赤外線の物体からの反射赤外線を検知すると、主制御部16の制御により第1の照明負荷11のオンオフを反転制御する。また、第2の開閉部27は、例えばリレーを備え、第2の受光部24が第2の赤外LED19から放射された赤外線の物体からの反射赤外線を検知すると、主制御部16の制御により第2の照明負荷11のオンオフを反転制御する。すなわち、第1および第2の照明負荷11,13は、それぞれ、オフ(消灯)状態からオン(点灯)され、あるいはオン(点灯)状態からオフ(点灯)される。
【0046】
第1の照明負荷11は、第1の赤外LED17および第1の発光部18(または、第1のフォトトランジスタ21および第1の受光部22)に対応し、第2の照明負荷13は、第2の赤外LED19および第2の発光部20(または、第2のフォトトランジスタ23および第2の受光部24)に対応している。そして、主制御部16、第1の開閉部26および第2の開閉部27は、前記反射赤外線の検知(物体の検知)に基づいて第1および第2の赤外LED17,19にそれぞれ対応する第1および第2の照明負荷11,13のオンオフを反転制御する負荷制御手段を形成している。
【0047】
報知部30は、第1の受光部22および第2の受光部24が前記反射赤外線をそれぞれ検知したときに、それぞれ異なる表示により報知するように構成されている。すなわち、第1および第2の照明負荷11,13のオンオフの反転制御を発光ダイオード28,29でそれぞれ異なる表示(表示色)により報知させる。例えば、第1(第2)の照明負荷11(13)がオン(点灯)すると、発光ダイオード28(29)を赤色に発光させ、同じくオフ(消灯)すると、緑色に発光させる。
【0048】
発光ダイオード28(29)は、図1に示すように、第1および第2のフォトトランジスタ21,23に対向して第1および第2の赤外LED17,19の近傍に並設されている。発光ダイオード28,29の発光色は、透光プレート6A,6Bを介して視認される。
【0049】
次に、本発明の第1の実施形態の作用について説明する。
【0050】
図4に示すように、第1の赤外LED17および第2の赤外LED19から所定のタイミングで赤外線が放射されている。そして、透光プレート5Aに近接して手や指などの物体をかざすと、第1の赤外LED17から放射された赤外線は、物体により反射されて第1のフォトトランジスタ21に受光される。これにより、第1の受光部22は、手や指などの物体を検知する。
【0051】
第1の受光部22が物体を検知すると、主制御部16は、第1の開閉部26に対してリレーを反転制御させる。これにより、第1の照明負荷11のオンオフが反転制御される。すなわち、第1の照明負荷11は、オン(点灯)していると、オフ(消灯)され、オフ(消灯)していると、オン(点灯)される。
【0052】
そして、第1の照明負荷11のオンオフが反転制御されると、発光ダイオード28から放射される色光が変化し、透光プレート6Aの表示色が変化する。すなわち、第1の照明負荷11がオン制御(点灯制御)されると、透光プレート6Aは、赤色に変化し、オフ制御(消灯制御)されると、緑色に変化する。この透光プレート6Aの表示色の変化を視認することにより、透光プレート5Aに近接して手や指などの物体をかざした反射操作および第1の照明負荷11のオンオフの反転制御が実行されたか否かが確認される。
【0053】
また、透光プレート5Bに近接して手や指などの物体をかざすと、第2の赤外LED19から放射された赤外線は、物体により反射されて第2のフォトトランジスタ23に受光される。これにより、第2の受光部24は、物体を検知する。そして、主制御部16は、第2の開閉部27に対して、リレーを反転制御させ、第2の照明負荷13のオンオフを反転制御させる。第2の照明負荷13は、オン(点灯)していると、オフ(消灯)され、オフ(消灯)していると、オン(点灯)される。
【0054】
そして、発光ダイオード29から放射される色光が変化し、透光プレート6Bの表示色が変化する。すなわち、第2の照明負荷13がオン制御(点灯制御)されると、透光プレート6Bは、赤色に変化し、オフ制御(消灯制御)されると、緑色に変化する。この透光プレート6Bの表示色の変化を視認することにより、透光プレート5Bに近接して手や指などの物体をかざした反射操作および第2の照明負荷13のオンオフの反転制御が実行されたか否かが確認される。
【0055】
上述したように、透光プレート5Aまたは透光プレート5Bに近接して手や指などの物体をかざすことにより、第1の照明負荷11または第2の照明負荷13のオンオフが反転制御される。すなわち、1つの近接スイッチ装置1で第1および第2の複数系統の照明負荷11,13のオンオフが個別に行える。したがって、第1および第2の照明負荷11,13に対応してそれぞれ近接スイッチ装置を設ける場合に比べて、壁等の造営物に設置する近接スイッチ装置1の数量が少なくて済み、照明制御システム8を簡素で安価に形成することができる。
【0056】
そして、第1の赤外LED17および第2の赤外LED19から放射される赤外線の周波数が互いに異なるように切換部25で変化させることができる。当該赤外線の周波数が互いに異なると、第1の受光部22および第2の受光部24が手や指などの物体を検知する検知距離が互いに異なるようになる。この結果、透光プレート5A(透光プレート5B)にかざした手や指などの物体を第1の受光部22(第2の受光部24)が検知することに加えて第2の受光部24(第1の受光部22)で検知されることを抑制できる。すなわち、手や指などの物体が第1の受光部22および第2の受光部24の両方で検知することを抑制することができる。
【0057】
また、主制御部16は、透光プレート5Aまたは透光プレート5Bにかざした手や指などの物体が第1の受光部22および第2の受光部24の両方で検知されたときに、最初に検知した方に基づいて第1の開閉部26または第2の開閉部27を制御するようにしてもよい。例えば、図2において、図中上側から手や指などの物体を移動させると、物体は、最初に第1の受光部22に検知され、次に第2の受光部24に検知される。このとき、主制御部16は、第1の受光部22が物体を検知していると判断して、第1の開閉部26に対して第1の照明負荷11のオンオフを反転制御させる。
【0058】
また、図中下側から手や指などの物体を移動させると、物体は、最初に第2の受光部24に検知され、次に第1の受光部22に検知される。このとき、主制御部16は、第2の受光部24が物体を検知していると判断して、第2の開閉部27に対して第2の照明負荷13のオンオフを反転制御させる。これにより、手や指などの物体による1つのオンオフ操作により、第1の照明負荷11および第2の照明負荷13が同時にオンオフ制御されることが防止される。
【0059】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0060】
図5ないし図8は、本発明の第2の実施形態を示し、図5は近接スイッチ装置の一部切り欠き正面図、図6は造営物に配設された状態の近接スイッチ装置の正面図、図7は近接スイッチ装置を用いた照明制御システムを示すブロック図、図8は赤外線の放射および受光のそれぞれのタイミングを示す動作図である。なお、図1ないし図3と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0061】
図7において、照明制御システム32は、近接スイッチ装置33および照明装置9,10を有して構成され、第1および第2の照明負荷11,13が近接スイッチ装置33によりオンオフ制御される。
【0062】
近接スイッチ装置33は、図3に示す近接スイッチ装置1において、第1の受光部22および第2の受光部24に代えて、赤外線を受光する受光素子としての1個のフォトトランジスタ34を有する受光部35を有している。
【0063】
フォトトランジスタ34は、第1の赤外LED17および第2の赤外LED19からそれぞれ放射された赤外線を手や指などの物体で反射させた反射赤外線を受光する。受光部35は、当該反射赤外線が第1の赤外LED17または第2の赤外LED19のものであるかを判断する。すなわち、図8に示すように、第1(第2)の赤外LED17(19)から放射されている赤外線のタイミングと、フォトトランジスタ34が受光した赤外線のタイミングが同期しているときに、フォトトランジスタ34が受光した赤外線が第1(第2)の赤外LED17(19)から放射された赤外線の物体からの反射赤外線であると判定する。このように、受光部35は、第1の赤外LED17および第2の赤外LED19から放射された赤外線が物体により反射された反射赤外線を検知するように構成されている。フォトトランジスタ34および受光部35は、前記反射赤外線をそれぞれ検知する赤外線受信手段を形成している。
【0064】
また、近接スイッチ装置33は、報知部30にブザーまたは小形のスピーカ36が設けられている。報知部30は、発光部35が前記反射赤外線をそれぞれ検知したときに、発光ダイオード28,29による表示に加えて、スピーカ36からそれぞれ異なる音声により報知させるように構成されている。その他は、図3に示す近接スイッチ装置1と同様に構成されている。
【0065】
そして、図5に示すように、プレート4の中央部に図示の開口37が形成されていて、この開口37の中央部にフォトトランジスタ34、開口37の長手方向の上部側に第1の赤外LED17、開口37の長手方向の下部側に第2の赤外LED19がそれぞれ位置している。また、スピーカ36は、フォトトランジスタ34の近くに配設されている。
【0066】
そして、図6に示すように、開口37には、1個の長方形状の透光プレート38および2個の透光プレート6,6が嵌め込まれている。第1の赤外LED17および第2の赤外LED19から放射された赤外線は、透光プレート38を通過してプレート4の前方に出射される。また、当該赤外線の手や指などの物体からの反射赤外線は、透光プレート38を通過してフォトトランジスタ34に受光される。また、透光プレート6,6には、複数の小孔39が形成されている。スピーカ36から発せられた音声は、主として小孔39を通過してプレート4の前方に拡散される。
【0067】
次に、本発明の第2の実施形態の作用について説明する。
【0068】
透光プレート38の上部側に近接して手や指などの物体をかざすと、第1の赤外LED17から放射された赤外線は、物体により反射されてフォトトランジスタ34に受光される。これにより、物体は、受光部35により検知される。そして、主制御部16は、第1の開閉部26に対してリレーを反転制御させるように制御し、第1の照明負荷11のオンオフを反転制御させる。第1の照明負荷11は、オン(点灯)していると、オフ(消灯)され、オフ(消灯)していると、オン(点灯)される。
【0069】
そして、第1の照明負荷11のオンオフが反転制御されると、発光ダイオード28から放射される色光が変化し、透光プレート6Aの表示色が変化するとともに、スピーカ36から音声が発せられる。すなわち、第1の照明負荷11がオン制御(点灯制御)されると、例えば「第1の照明負荷11が点灯します。」という音声がスピーカ36から発せられ、オフ制御(消灯制御)されると、「第1の照明負荷11が消灯します。」という音声が発せられる。透光プレート6Aの表示色の変化を視認することにより、または、スピーカ36から発せられる音声を聴取することにより、透光プレート38に近接して手や指などの物体をかざした反射操作および第1の照明負荷11のオンオフの反転制御が実行されたか否かが確認される。
【0070】
また、透光プレート38の下部側に近接して手や指などの物体をかざすと、第2の赤外LED19から放射された赤外線は、物体により反射されてフォトトランジスタ34に受光される。これにより、受光部35は、物体を検知する。そして、主制御部16は、第2の開閉部27に対してリレーを反転制御させるように制御し、第2の照明負荷13のオンオフを反転制御させる。第2の照明負荷13は、オン(点灯)していると、オフ(消灯)され、オフ(消灯)していると、オン(点灯)される。
【0071】
そして、発光ダイオード29から放射される色光が変化し、透光プレート6Bの表示色が変化するとともに、スピーカ36から音声が発せられる。すなわち、第2の照明負荷13がオン制御(点灯制御)されると、例えば「第2の照明負荷13が点灯します。」という音声がスピーカ36から発せられ、オフ制御(消灯制御)されると、「第2の照明負荷13が消灯します。」という音声が発せられる。透光プレート6Bの表示色の変化を視認することにより、または、スピーカ36から発せられる音声を聴取することにより、透光プレート38に近接して手や指などの物体をかざした反射操作および第2の照明負荷13のオンオフの反転制御が実行されたか否かが確認される。
【0072】
そして、切換部25において、第1の赤外LED17および第2の赤外LED19から放射される赤外線の周波数を互いに異ならせることにより、受光部35による手や指などの物体を検知する検知距離が第1および第2の赤外LED17,19から放射される赤外線の物体からの反射赤外線に対して互いに異なるようになる。この結果、透光プレート38の上部側(下部側)にかざした手や指などの物体が第1の赤外LED17(第2の赤外LED19)から放射された赤外線をフォトトランジスタ34側に反射してフォトトランジスタ34に受光させるとともに、第2の赤外LED19(第1の赤外LED17)から放射された赤外線をフォトトランジスタ34側に反射してフォトトランジスタ34に受光させることを抑制することができる。すなわち、受光部35は、第1の赤外LED17および第2の赤外LED19から放射される赤外線の物体からの反射赤外線の両方を検知することを抑制することができる。
【0073】
また、主制御部16は、受光部35が第1の赤外LED17および第2の赤外LED19から放射された赤外線の物体からの反射赤外線の両方を検知したときに、最初に検知した方に基づいて第1の開閉部26または第2の開閉部27を制御するようにしてもよい。例えば、図5において、図中上側から手や指などの物体を移動させると、受光部35は、最初に第1の赤外LED17から放射された赤外線の物体からの反射赤外線を検知し、次に第2の赤外LED19から放射された赤外線の物体からの反射赤外線を検知する。このとき、主制御部16は、第1の赤外LED17から放射された赤外線の物体からの反射赤外線により物体を検知していると判断して、第1の開閉部26に対して第1の照明負荷11のオンオフを反転制御させる。
【0074】
また、図中下側から手や指などの物体を移動させると、受光部35は、最初に第2の赤外LED19から放射された赤外線の物体からの反射赤外線を検知し、次に第1の赤外LED17から放射された赤外線の物体からの反射赤外線を検知する。このとき、主制御部16は、第2の赤外LED19から放射された赤外線の物体からの反射赤外線により物体を検知していると判断して、第2の開閉部27に対して第2の照明負荷13のオンオフを反転制御させる。これにより、手や指などの物体による1つのオンオフ操作により、第1の照明負荷11および第2の照明負荷13が同時にオンオフ制御されることが防止される。
【0075】
上述したように、透光プレート38の上部側または下部側に近接して手や指などの物体をかざすことにより、第1の照明負荷11または第2の照明負荷13のオンオフが反転制御される。すなわち、1つの近接スイッチ装置33で第1および第2の複数系統の照明負荷11,13のオンオフが個別に行える。
【0076】
そして、近接スイッチ装置33は、第1および第2の赤外LED17,19から放射された赤外線が物体により反射された反射赤外線を受光する1個のフォトトランジスタ34および当該反射赤外線を検知する1つの受光部35を有して構成されている。したがって、第1および第2の赤外LED17,19に対応して2個の第1および第2のフォトトランジスタ21,23および2つの第1および第2の受光部22,24を有して形成されている近接スイッチ装置1に比べて、近接スイッチ装置33を小形化、低コスト化することができる。
【0077】
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
【0078】
図9は、本発明の第3の実施形態を示す近接スイッチ装置を用いた照明制御システムを示すブロック図である。なお、図7と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0079】
図9に示す照明制御システム40は、近接スイッチ装置41および1系統の照明装置9を有して構成され、1系統の照明負荷11が近接スイッチ装置41によりオンオフ制御および調光制御される。
【0080】
近接スイッチ装置41は、図7に示す近接スイッチ装置33において、第2の開閉部27および第2の照明負荷13が除去され、第1の開閉部26に代えて、負荷回路部42が設けられている。負荷回路部42は、リレーおよび調光回路を備え、主制御部16の制御により照明負荷11をオンオフ(点消灯)または調光点灯させる。主制御部16および負荷回路部42は、受光部35の反射赤外線の検知に基づいて照明負荷11を制御する負荷制御手段を形成している。その他は、図5ないし図8と同様に形成されている。
【0081】
次に、本発明の第3の実施形態の作用について説明する。
【0082】
透光プレート38の上部側に近接して手や指などの物体をかざすと、第1の赤外LED17から放射された赤外線は、物体により反射されてフォトトランジスタ34に受光される。これにより、手や指などの物体は、受光部35により検知される。そして、主制御部16は、負荷回路部42に対してリレーをオンさせるように制御し、照明負荷11をオン(点灯)させる。そして、発光ダイオード28から赤色光が放射され、スピーカ36から例えば「照明負荷11が点灯します。」という音声が発せられる。
【0083】
また、透光プレート38の下部側に近接して手や指などの物体をかざすと、第2の赤外LED19から放射された赤外線は、物体により反射されてフォトトランジスタ34に受光される。これにより、手や指などの物体は、受光部35により検知される。そして、主制御部16は、負荷回路部42に対してリレーをオフさせるように制御し、照明負荷11をオフ(消灯)させる。そして、発光ダイオード28は消灯し、発光ダイオード29から緑色光が放射され、スピーカ36から例えば「照明負荷11が消灯します。」という音声が発せられる。
【0084】
そして、短時間例えば2秒以内に、透光プレート38の上部側から下部側に(または、下部側から上部側に)手や指などの物体を移動させると、受光部35は、第1および第2の赤外LED17,19から放射された赤外線が物体により反射されたそれぞれの反射赤外線を検知する。主制御部16は、負荷回路部42に対して調光回路を動作させるように制御し、照明負荷11を調光点灯(例えば50%点灯)させる。そして、発光ダイオード28および発光ダイオード29は、それぞれ赤色光を放射し、スピーカ36は、例えば「照明負荷11が調光点灯します。」という音声が発する。
【0085】
上述したように、第1および第2の赤外LED17,19から放射された赤外線を手や指などの物体により選択的に反射させて、それぞれの反射赤外線の一方または両方を受光部35に検知させることにより、1系統の照明負荷11をオンオフ(点消灯)または調光点灯させることができる。すなわち、近接スイッチ装置41は、透光プレート38上での手や指などの物体による反射操作により、1系統の照明負荷11を多様に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0086】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す近接スイッチ装置であり、(a)は一部切り欠き正面図、(b)は側面図。
【図2】同じく、造営物に配設された状態の近接スイッチ装置の正面図。
【図3】同じく、近接スイッチ装置を用いた照明制御システムを示すブロック図。
【図4】同じく、赤外線の放射および受光のそれぞれのタイミングを示す動作図。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す近接スイッチ装置の一部切り欠き正面図。
【図6】同じく、造営物に配設された状態の近接スイッチ装置の正面図。
【図7】同じく、近接スイッチ装置を用いた照明制御システムを示すブロック図。
【図8】同じく、赤外線の放射および受光のそれぞれのタイミングを示す動作図。
【図9】本発明の第3の実施形態を示す近接スイッチ装置を用いた照明制御システムを示すブロック図。
【符号の説明】
【0087】
1,33,41…近接スイッチ装置
8,32,40…照明制御システム
9,10…照明装置
16…負荷制御手段を構成する主制御部
18…赤外線送信手段を構成する第1の発光部
20…赤外線送信手段を構成する第2の発光部
22…赤外線受信手段を構成する第1の受光部
24…赤外線受信手段を構成する第2の受光部
26…負荷制御手段を構成する第1の開閉部
27…負荷制御手段を構成する第2の開閉部
30…報知手段としての報知部
35…赤外線受信手段を構成する受光部
42…負荷制御手段を構成する負荷回路部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
赤外線を放射する発光素子を有し、この発光素子から異なるタイミングで赤外線を放射する赤外線送信手段と;
発光素子から放射された赤外線が物体により反射された反射赤外線を受光する受光素子を有し、この受光素子が反射赤外線を受光したタイミングと前記発光素子から赤外線が放射されたタイミングが同期しているときに、前記反射赤外線をそれぞれ検知する赤外線受信手段と;
前記反射赤外線の検知に基づいて負荷を制御する負荷制御手段と;
を具備していることを特徴とする近接スイッチ装置。
【請求項2】
赤外線を放射する第1および第2の発光素子を有し、この第1および第2の発光素子から異なるタイミングで赤外線を放射する赤外線送信手段と;
第1および第2の発光素子から放射された赤外線が物体により反射された反射赤外線を受光する受光素子を有し、この受光素子が反射赤外線を受光したタイミングと第1および第2の発光素子から赤外線が放射されたタイミングが同期しているときに、前記反射赤外線をそれぞれ検知する赤外線受信手段と;
前記反射赤外線の検知に基づいて、第1および第2の発光素子に対応する第1および第2の負荷をそれぞれ制御する負荷制御手段と;
を具備していることを特徴とする近接スイッチ装置。
【請求項3】
赤外線受信手段は、前記反射赤外線を受光する1個の受光素子を有して構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の近接スイッチ装置。
【請求項4】
さらに、赤外線受信手段が前記反射赤外線をそれぞれ検知したときに、それぞれ異なる音声または表示により報知する報知手段と;
を具備していることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の近接スイッチ装置。
【請求項5】
赤外線送信手段は、赤外線受信手段が前記反射赤外線を検知する検知範囲を可変できるように発光素子から放射されるそれぞれの赤外線の周波数を可変できるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載の近接スイッチ装置。
【請求項6】
請求項1ないし5いずれか一記載の近接スイッチ装置と;
この近接スイッチ装置により制御される照明負荷およびこの照明負荷を配設している器具本体を有してなる照明装置と;
を具備していることを特徴とする照明制御システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−49550(P2007−49550A)
【公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−233400(P2005−233400)
【出願日】平成17年8月11日(2005.8.11)
【出願人】(000003757)東芝ライテック株式会社 (2,710)
【Fターム(参考)】