説明

送電鉄塔を利用した携帯電話基地局のエリア拡大方法

【課題】山間部等において1つの基地局でカバーすることができる通話エリアを、低コストで拡大することを可能とする。
【解決手段】送電線を渡すために山に建造された一連の送電鉄塔を用い、二以上の送電鉄塔(32A,32B,32C,・・・)にその山側方向以外の方向のエリアをカバーする指向性アンテナ(34A,34B,34C,・・・)を設置し、送電鉄塔間に敷設されているOPGW(36)の光ファイバを利用して各指向性アンテナと携帯電話基地局(11)の地上側設備(15)とを接続して信号伝達を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、1つの携帯電話基地局でカバーすることができる携帯電話の通話エリアを拡大するための方法であり、特に山間部などにおいて1本のアンテナ鉄塔を有する一箇所の基地局では広い通話エリアをカバーすることができない場合に、送電鉄塔を利用してローコストに通話エリアを拡大するためのエリア拡大方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
携帯電話やPHSに代表される移動無線の通話エリアは基地局の通信可能範囲に限られている。携帯電話の場合、1つの基地局の通信可能範囲は半径数キロ〜十数キロメートル程度であるため、広い通話エリア(サービスエリア)を確保するためには多くの基地局を設置してやる必要がある。
図4に一般的な基地局の構成を示した。基地局11は主に無線機を備える局舎13を含む地上側設備15と、アンテナ鉄塔17などによって高所に設置される送受信アンテナ19などから構成されている。また地上側設備15には電力供給のための電線21と、図示しない親局とのデータ通信のための光ファイバケーブル23が電柱を用いて引き込まれている。
【0003】
携帯電話では800MHz帯、900MHz帯、1500MHz帯、又は2GHz帯の周波数が用いられているが、この周波数域の電波は直進性が強いため、送受信アンテナには指向性アンテナ(ビームアンテナ)が採用されている。
【0004】
また携帯電話の基地局の設置に関してはセル方式(cellular communication system)が採用されている。「セル」とはその基地局等の電波が届く範囲(通信可能な範囲)をといい、セル方式とは、無線周波数帯域を効率良く利用するために基地局等を多数設置して、電波の到達範囲を一定エリアに留めて、同じ周波数帯域をできるだけ再利用しようとする方式をいう。
1つの基地局がカバーするエリアを正六角形のセルとした場合に、そのセルを等角度で分割する構成を「セクタ構成」と呼び、セルを3分割する構成を3セクタ構成、6分割する構成を6セクタ構成という。すなわち3セクタ構成の場合には指向性アンテナは120°のものが、6セクタ構成の場合には指向性アンテナは60°のものが用いられる。
なお一般に市街等携帯電話使用率が高いところは6セクタ構成となり、郊外等使用率の低いところでは3セクタ構成となることが多い。
【0005】
ここで送受信アンテナの設置位置が低いと電波が遮られたりしやすく、通信が困難になったり通信ができなくなったりするおそれがある。そのため送受信アンテナは、できるだけ高い位置に設置する必要がある。携帯電話の場合、従来から送受信アンテナは、市街等ではアンテナ専用の鉄塔やコンクリートタワー、ビルの屋上などに設置され、郊外等においては小高い山の山頂付近にアンテナ鉄塔などを建造して設置されている。
【0006】
ところで近年、携帯電話の送受信アンテナを送電鉄塔に設置することが技術的に可能となり、アンテナ鉄塔を建造しなくとも既設の送電鉄塔に送受信アンテナを設けるケースもでてきている。
【0007】
例えば特許文献1には、携帯電話システムの地上側設備に接続される携帯電話用アンテナにおいて、その設置場所が送電線用に建造された鉄塔であることや、地上側設備が鉄塔間に敷設されているOPGW(光ファイバ複合架空地線)の光ファイバ通信網に接続されていることが開示されている。
【0008】
特許文献1に記載のように送電鉄塔を利用してやれば、これまでのように用地確保の問題や、建造費用や用地費用の問題を解決することができる。また、アンテナ専用の鉄塔やビルの屋上にビームアンテナ(送受信アンテナ)を設置した場合、アンテナまで高速の通信線路を準備せねばならないが、送電鉄塔のOPGWを利用してやることで新たに高速の通信線路を準備する必要がなくなる。
【特許文献1】特開平11−68430号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら特許文献1には送電鉄塔を携帯電話のアンテナの設置場所とすることやOPGWを通信線路として利用してやることが記載されているのみで、例えば郊外等の山間部において送電鉄塔1基では目的の通話エリアをカバーできない場合、すなわち送電鉄塔の一方向が山陰となってしまいその方向に電波が届かない場合などについての対処方法は特に記載されていない。
【0010】
山間部等において送電鉄塔1基では目的の通話エリアをカバーできない場合、これまでは他の送電鉄塔を基地局として選定しその送電鉄塔にもアンテナを設置していた。この場合、アンテナ専用の鉄塔を建造しないで済むため費用面でのメリットはあるものの、新たな基地局の設置のための費用(局舎の建設やそこに設置される無線機の費用)がかなりかかるといった問題があった。
【0011】
本発明は上記問題を解決するために発案されたものであり、山間部等において1つの基地局でカバーすることができる通話エリアを、低コストで実質的に拡大することを可能とした送電鉄塔を利用した携帯電話基地局のエリア拡大方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の目的を達成するため本発明は、送電線を渡すために山に建造された一連の送電鉄塔を用い、二以上の送電鉄塔にその山側方向以外の方向のエリアをカバーする指向性アンテナを設置し、送電鉄塔間に敷設されているOPGWの光ファイバを利用して各指向性アンテナと携帯電話基地局の地上側設備とを接続して信号伝達を行う、ことを特徴とする送電鉄塔を利用した携帯電話基地局のエリア拡大方法を提供する。
【0013】
ここで、送電鉄塔側からみて山に挟まれた谷のごとき横幅が狭く見通し距離の長い縦長のエリアに対しては高指向性アンテナを該送電鉄塔に設置して用い、送電鉄塔側からみて広く開けたエリアに対しては低指向性アンテナを該送電鉄塔に設置して用いる、こととするのも好ましい。
【0014】
また、前記指向性アンテナ−OPGW間での電気−光信号変換を行うための信号変換装置の電源には送電線の誘導電力を利用する、ことも好ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、送電鉄塔を用いることで新たにアンテナ専用の鉄塔などを建造する必要がなくなり低コストで携帯電話用アンテナを設置することができる。また、山間部などにおいて電波が遮られる送電鉄塔山側方向のエリアを通話エリアから除外してその方向を指向するアンテナを設けないこととする一方、他の送電鉄塔に山側方向以外の目的エリアをカバーするアンテナを設け、各指向性アンテナをOPGWの光ファイバを利用して基地局と接続してやることで、実質的に1つ分の基地局でカバーすることができる通話エリアを拡大してやることができる。なお各指向性アンテナと地上側設備(無線機)とをOPGWの光ファイバを用いて接続するため、新規に回線を敷設する必要がなく安価に設備を設置してやることができる。
【0016】
ここで、送電鉄塔側からみて縦長のエリアに対しては指向性が高いアンテナを、広く開けたエリアに対しては指向性が低いアンテナを送電鉄塔に設置して用いることとすれば、山に遮断されてしまう方向の電波をできるだけ少なくする一方、平地の方向へは広い範囲で電波を送受信可能とすることで、通話エリアをより効率的に拡大してやることができる。
すなわち指向性アンテナの指向性角度と通信距離とは他の条件が一緒であれば反比例の関係にあるが、1の無線機では360°分の全周方向までの電波を処理することができるため、一の地上側設備(無線装置)に接続される複数の指向性アンテナの指向性角度の合計を360°以下となるように指向性の高いアンテナと指向性の低いアンテナとを組み合わせて用いてやれば、地形に合わせて実質的に1の基地局でカバーすることができる通話エリアをより効率的に拡大することができるのである。なおここでは指向性の高いアンテナ(高指向性アンテナ)とは指向性角度が15〜60°程度のものを、指向性の低いアンテナ(低指向性アンテナ)とは指向性角度75(61)〜180°程度のものを指すこととする。
【0017】
また、指向性アンテナ−OPGW間での電気信号−光信号の変換を行うための電源を、送電線の誘導電力から確保してやることとすれば、信号変換装置の電源確保のために電柱をアンテナ位置まで敷設する必要がなくなり、設備の設置コストを大幅に低減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は本発明の送電鉄塔を利用した携帯電話基地局のエリア拡大方法を実施するための基地局の構成を示した概念図である。
【0019】
この基地局11は、無線機等を備える局舎13を含む地上側設備15と、地上側設備と接続された送受信アンテナ(指向性アンテナ34A,34B,34C)などから構成されている。また地上側設備15には電力供給のための電線21と、図示しない親局とのデータ通信のための光ファイバケーブル23が電柱を用いて引き込まれている。
【0020】
送受信アンテナ34Aは送電線と所定の間隔をあけた下方位置で、地上からおおよそ15〜30mの高さに、基台を用いて送電鉄塔32Aの主柱材に設置されている。なお送受信アンテナ34Aを送電線と所定の間隔をあけて取り付けるのは、送受信電波が送電線による障害を受けないようにするためである。
【0021】
送電鉄塔32Aの上端には、隣接する送電鉄塔32B,32Cに向けてOPGW36(光ファイバ一体型架空地線(避雷線))が架設されており、その下方には、同様に隣接する鉄塔に向けて、複数の送電線が碍子を介して架設されている。そこで、送受信アンテナ34B,34Cと地上側設備15とは送電鉄塔32A,32B,32Cに敷設されているOPGW36を利用してデータ伝達を行うこととする。そのため、送受信アンテナ32B,32Cにはアンテナ−OPGW間での電気−光信号変換を行うための信号変換装置(図示せず)が取り付けられている。この信号変換装置は、これまで同軸ケーブルで伝達されていた電気信号を光ファイバケーブルで伝達するために電気−光信号の相互変換を行うための装置であり一般に販売されているものである。なお光ファイバ通信は、外部ノイズの影響を受け難くそれ自体に落雷することもないので、高品質の通信が行えるほか通信障害を発生することもないといったメリットがある。
【0022】
ここで信号変換装置の電源は、架空地線の一部を絶縁することによって送電線と絶縁架空地線間の静電容量により送電線から静電誘導電力を得てこれを利用することとする。なおこの静電誘導方式によって静電誘導電力を得る技術は確立しており、送電鉄塔頂部に設けられる航空障害灯を点灯させるためなどにも使用されているためその説明は省略する。
【0023】
本発明は以上のように構成された基地局11を用い、山間部などの特定の地形を対象として、複数の送電鉄塔32A,32B,32C,・・・に送受信アンテナ(指向性アンテナ34A,34B,34C,・・・)を設置することによって、1の基地局でカバーすることができる通話エリアを効率的に拡大するための方法である。以下本発明の実施方法について具体例に基づいて説明する。
【実施例1】
【0024】
本発明の送電鉄塔を利用した携帯電話基地局のエリア拡大方法が実施される特定の地形および鉄塔配置の代表例を図2に平面図で示した。
【0025】
この地形は例えば麓からの高さが200〜500m程度の小高い1つの山があり、この山を越えて送電線を渡すために、3基の送電鉄塔(鉄塔32A、鉄塔32B、鉄塔32C)が山の傾斜面に数百メートルの間隔で一列に建設されている。なお山の頂上は各送電鉄塔の高さより高くなっている。
【0026】
左側の鉄塔32Aは山の麓に建設され、その山側方向(山頂側方向)と反対側の左側方向が開けた平地となっている。真中の鉄塔32Bは山の中腹に建設され、その山側方向(山頂側方向)と反対側の上側方向が開けた平地となっている。右側の鉄塔32Cは山の麓に建設され、その山側方向(山頂側方向)と反対側の右側方向が開けた平地となっている。
そのため鉄塔32Aにはその左側方向のエリアをカバーするように120°指向性アンテナ34Aが、鉄塔32Bにはその上側方向のエリアをカバーするように120°指向性アンテナ34Bが、鉄塔32Cにはその右側方向のエリアをカバーするように120°指向性アンテナ34Cが1本づつ設置されている。
【0027】
ここで鉄塔32Bおよび鉄塔32Cの指向性アンテナ34B,34Cでは電気−光信号変換をすることでOPGW36の光ファイバを使って、鉄塔32Aの下方に設けられた地上側設備15(無線装置)との間で信号伝達を行う。また地上側設備15においては逆の光−電気信号変換が行われる。なお鉄塔32Aの指向性アンテナ34Aと地上側設備(無線装置)間のデータ伝達は同軸ケーブルを用いて電気的に行われる。
【0028】
そして地上側設備15では電柱を通じで引き込まれた光ファイバケーブルを用いて図示しない親局との間でデータ通信を行うことで、携帯電話による通話が可能となる。
【0029】
このように本実施例の方法によれば、山間部において一連の送電鉄塔にアンテナの指向性角度(や通信距離)を考慮して効率的に指向性アンテナを設置し、またOPGWを使ってアンテナと地上側設備との信号伝達を行うことで、アンテナ専用の鉄塔などを建造し、また鉄塔間に新たな回線(同軸ケーブル)を敷設する必要がなく、低コストでアンテナを設置することができることはもちろん、実質的に1つ分の基地局でカバーすることができる通話エリアを拡大してやることができる。
ここで指向性アンテナ−OPGW間での電気信号−光信号の変換を行うための信号変換装置の電源を送電線の誘導電力から確保することで、電柱をアンテナ位置まで敷設する必要をなくすことができる。
【実施例2】
【0030】
本発明の送電鉄塔を利用した携帯電話基地局のエリア拡大方法が実施される特定の地形および鉄塔配置の他の代表例を図3に平面図で示した。
この地形は例えば麓からの高さが200〜500m程度の小高い3つの山が図のように逆三角形をなして並んでおり(以下各山をA山、B山、C山と呼ぶ)、B山を越えて送電線を渡すために、3基の送電鉄塔(鉄塔32A、鉄塔32B、鉄塔32C)がこのB山の傾斜面に数百メートルの間隔で一列に建設されている。なお各山の頂上は各送電鉄塔の高さより高くなっている。
【0031】
左側の鉄塔32AはB山の麓に建設され、その山側方向(B山山頂側方向)と反対側の左側方向が開けた平地となっている。真中の鉄塔32BはB山の中腹に建設され、その山側方向(B山山頂側方向)と反対側の上側方向がA山とC山に挟まれた谷のごとき横幅が狭く見通し距離の長い縦長のエリアとなっている。右側の鉄塔32CはB山の麓に建設され、その山側方向(B山山頂側方向)と反対側の右側方向が広く開けた平地となっている。
そのため鉄塔32Aにはその左側方向のエリアをカバーするように120°指向性アンテナ34Aが1本、鉄塔32Bにはその上側方向の縦長のエリアをカバーするように必要十分な60°指向性アンテナ(通信距離が長い)34Bが1本、鉄塔32Cにはその右側方向のエリアをカバーするように60°指向性アンテナ34Cが3本設置されている。ここで1つの基地局(無線機)で用いられる指向性アンテナの指向性角度の合計は360°以下となっている。
【0032】
なお実施例1と同様の部分であるOPGWの光ファイバを使った信号伝達や光−電気信号変換等に関してはその説明を省略する。
【0033】
このように本実施例の方法によれば、山間部において山に遮られることとなる方向への電波の送受信をできるだけなくすように、アンテナの指向性角度や通信距離を考慮して(指向性角度の異なる)指向性アンテナを一連の送電鉄塔に設置することで、実質的に1つ分の基地局でカバーすることができる通話エリアを効率的に拡大してやることができる。
【0034】
なお本発明は上記実施例に記載したものに限られず、例えば山間の地形が上記と異なる場合であっても、山に遮られることとなる方向への電波の送受信をできるだけなくすようにアンテナの指向性角度や通信距離を考慮して指向性角度の異なる指向性アンテナを一連の送電鉄塔に設置するものであれば、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができるのは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0035】
以上では携帯電話を対象として説明したが、本発明は地上との無線通信全般に関して応用して適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明を実施するための基地局の構成を示した概念図である。
【図2】本発明が実施される特定の地形および鉄塔配置の代表例を示した平面図である。
【図3】本発明が実施される特定の地形および鉄塔配置の他の代表例を示した平面図である。
【図4】一般的な基地局の構成を示した概念図である。
【符号の説明】
【0037】
11 基地局
13 局舎
15 地上側設備
17 アンテナ鉄塔
19 送受信アンテナ
21 電線
23 光ファイバケーブル
32A,32B,32C,・・・ 送電鉄塔
34A,34B,34C,・・・ 指向性アンテナ(送受信アンテナ)
36 OPGW

【特許請求の範囲】
【請求項1】
送電線を渡すために山に建造された一連の送電鉄塔を用い、
二以上の送電鉄塔(32A,32B,32C,・・・)にその山側方向以外の方向のエリアをカバーする指向性アンテナ(34A,34B,34C,・・・)を設置し、
送電鉄塔間に敷設されているOPGW(36)の光ファイバを利用して各指向性アンテナと携帯電話基地局(11)の地上側設備(15)とを接続して信号伝達を行う、ことを特徴とする送電鉄塔を利用した携帯電話基地局のエリア拡大方法。
【請求項2】
送電鉄塔(32A,32B,32C,・・・)側からみて山に挟まれた谷のごとき横幅が狭く見通し距離の長い縦長のエリアに対しては高指向性アンテナを該送電鉄塔に設置して用い、送電鉄塔側からみて広く開けたエリアに対しては低指向性アンテナを該送電鉄塔に設置して用いる、ことを特徴とする請求項1に記載の送電鉄塔を利用した携帯電話基地局のエリア拡大方法。
【請求項3】
前記指向性アンテナ−OPGW間での電気−光信号変換を行うための信号変換装置の電源には送電線の誘導電力を利用する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の送電鉄塔を利用した携帯電話基地局のエリア拡大方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−135927(P2010−135927A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−307856(P2008−307856)
【出願日】平成20年12月2日(2008.12.2)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】