説明

通信リンクの終了を示すシグナル方法およびシグナル装置

通信リンクが終了したことを双方向通信装置において検出する(11)と、双方向通信装置は、そのような終了を示すための対応する一意なシグナル(例えば、一意な可聴シグナル)を提供することができる(14)。一手法に従うと、複数のそのような一意なシグナル(13)が利用可能であり、それら利用可能なシグナルのうちの特定のシグナルが、好適な選択基準を用いて、所与の環境において使用されるように選択される(12)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に通信リンクの使用方法に関するものであり、より詳細には、通信リンクの状況指示(status indication)に関するものである。
【背景技術】
【0002】
通信装置は、例えば無線セルラ方式電話などに基づいた双方向通信を含むが、それに限定されるものではない、一般によく知られた事業領域を含む。多くの通信システムにおいて、システムインフラストラクチャは、所与の通信セッションをサポートするために、(例えば、無線周波数搬送波、タイムスロット、拡散符号などを含むが、それらに限定されるものではない)無線リソースを割り当てるか、または別の方法で割り当てを円滑にするであろう。そのように割り当てられた無線リソースの構成要素、およびその全体を、通信リンクとみなすことができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
所与の通信リンクが存続し続けているのか、あるいはそのリンクが実際は終了したのかに関して、混同が発生し得る場合がある。例えば、所与のユーザが、他のユーザとの会話を済ませたが、所与の通信リンクの終了を実際に生じさせる適切な動作を行わなかったときに(例えば、一部のセルラ電話機では、今なお残存する無線通信リンクを装置に実際に終了させるためには、ユーザが「END」ボタンを押下する必要があることがある)、その所与のユーザは、誤って、その通信リンクが終了したと考える場合がある。これが起こった場合、システムは通常、課金の目的上、通信リンクの存続期間のモニタリングと追跡とを続けるであろう。その後、これは、予期しない好ましくないネットワーク使用、リソースの浪費、および、ユーザに対する予想以上の課金をもたらすおそれがある。
【0004】
別の例として、無線通信リンクは、通信リンクの突然の終了をもたらし得る様々な動作環境の影響を受けやすい。例えば、所与のユーザが、あるセルサイト(cell site)から、そのユーザによって行われている現在の会話をサポートすることに責任を担う現在利用可能なリソースを有していない別のセルサイトへと移動する場合がある。これが起きた場合、通常は、そのようなサービスの低下が発生したというユーザに対する明確な指示は一切ない。むしろ、ユーザは、相手側からまったく応答を受けていないと最終的に判断するまで、自分の会話を続行する場合がある。そのような環境は、ユーザ体験に、多大に否定的な影響を与える可能性があるが、それは、1つには、情報内容の重複や欠落ができるだけ少ない状態で、その会話を後で続けるために、どれだけの情報が実際に相手側に伝達されたかを判断するという問題に起因するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の必要性は、特に図面を参照しながら説明する下記の詳細な説明の中に記述された、通信リンクの終了を示すシグナル方法およびシグナル装置の提供により、少なくとも部分的には満たされる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
当業者であれば、図中の要素は、簡潔および明瞭を目的として示されているものであり、必ずしも一定の比率で拡大縮小して描かれてはいないことが理解されよう。例えば、図中の一部の要素の寸法および/または相対的位置は、本発明の様々な実施形態を容易に理解するのに役立てるために、他の要素と比べて誇張されていることがある。また、本発明のこれら様々な実施形態の概観の障害とならないようにするために、商業的に実現可能な実施形態において有益な、または必要な要素であっても、一般的であり、よく知られている要素については、示していないことが多い。さらに、所定の動作および/またはステップが、特定の発生順で記述されるか、または示されることがあるが、当業者であれば、順番に関するそのような特定性は、実際には必要でないことが理解されよう。また、本明細書で用いられる用語および表現は、本明細書で特定の意味として説明される場合を除き、それらの対応するそれぞれの調査分野および研究分野に関してそのような用語および表現に認められる通常の意味を有しているということも理解されよう。
【0007】
一般に、これら様々な実施形態に従って、通信装置の通信リンクが終了したと判断すると、その通信リンクの終了を示すために、その通信装置において、対応する一意なシグナルが、その通信装置のユーザに提供される。好適な一手法において、対応するシグナルは、そのシグナルが他の報知または通知の目的では使用されないという点で一意である。例えば、通信装置は、着信呼の存在を示すために、このシグナルを使用することはない。
【0008】
好適な一手法において、一意なシグナルは可聴シグナル(audible signal)を含む。任意ではあるが好適でもある一手法において、複数の一意なシグナルの候補(candidate unique signal)が、通信装置において利用可能である。そのように構成されているので、ユーザは、例えば、ユーザ体験を思い通りにカスタマイズするために、特定の環境または設定において使用するための特定の一意なシグナルの候補を選択することができる。一意なシグナル自体は、音楽コンテンツ(musical content)、言語コンテンツ(verbal content)、音響効果コンテンツ(sound effect content)などを含むが、それらに限定されるものではない、多種多様な可聴コンテンツまたは他のコンテンツのうちのいずれを含んでもよい。
【0009】
そのように構成されているので、ユーザは、通信装置によって使用されている通信リンクが終了したときにはいつでも、明確な指示を受信することになる。次いで、この指示を使用して、通信リンクが稼働中であることをユーザが予想する場合には通信リンクが実際に稼働中であることをユーザに保証し、終了することをユーザが予想する場合には通信リンクが終了したことをユーザに保証することを可能にする。必要に応じて、ユーザ体験を向上させ個人向けにするような、カスタマイズされた好ましい方法で、これらの保証が提供される。
【0010】
これらおよびその他の利点は、下記の詳細の説明を十分に検討し調べることにより、一層明らかになるであろう。ここで図面、特に図1を参照すると、(例えば、セルラ携帯電話や、音声および/またはデータ操作モードを有するプラットフォームを含む様々な種類および型の他の双方向無線であってもよいが、それらに限定されるものではない)好適な双方向通信装置が、現在確立されている通信リンクが終了しようとする場合11を検出する。これには、例えば、無線通信リンクが終了しようとしていることを通信装置自身において判断することが含まれてもよい。
【0011】
各種の通信リンクは、当技術分野では周知であり、従って、何らかの特定の通信の終了を検出することに関する詳細は、実現技術が異なれば当然異なることが当業者には十分理解されるであろう。多くの状況では、通信装置は、別に存在するシグナル(例えば、パイロットシグナル、ハンドシェークシグナル、または他の予期される頻発するシグナル)がなくなった場合に、そのような終了を認識することになる。別の状況では、通信装置は、自身が送信を開始し、それに対して予期される、または必要とされる応答が発生しないことによって、そのような終了を認識する(または確認する)こともできる。
【0012】
そのような終了を検出しない場合には、通信装置は、他の通常の普通の動作を継続することができる。しかし、そのような終了を検出した場合には、通信装置は、(例えば、複数の一意なシグナルの候補13から、)一意なシグナルを任意に選択することができる(12)。一意なシグナルには、一般に、一意な聴覚シグナル、視覚シグナル、または触覚感知(振動パターンなど)などのユーザが識別可能なシグナルが含まれる。
【0013】
好適な一手法において、一意なシグナルは可聴シグナルを含む。音声シグナルコンテンツ自体には、何らかの周知の、または今後開発される音声シグナルコンテンツを含めることができる。そのような音声シグナルコンテンツとして、例えば、一連の単声音(a monophonic series of tones)、一連の多声音(a polyphonic series of tones)、および/またはデジタル音声(MP−3互換デジタル音声など)が挙げられるが、それらに限定されるものではない。そのような音声シグナルコンテンツの例は、当技術分野ではすべて十分に認識されており、本明細書ではこれ以上詳述する必要はない。好適な一手法において、そのような可聴シグナルには、以下に示すような終了イベントを一意に識別することが可能な、いずれかの可聴コンテンツを含めることができる。網羅的ではないが代表的な例のリストは、次のようなものが挙げられる。
−短いCMソング
−CMのキャッチフレーズ
−音のサンプル
−音響効果のサンプル
−言語コンテンツ
−音楽(器楽による音楽および歌詞が歌われる音楽の両方を含む)
シグナルは、本質的に、任意の所望の持続時間を有することができる。多くの場合、何らかの予め定められた最大持続時間(例えば、例を挙げると、3秒間、10秒間、3分間など)を超えない持続時間を有する、比較的短い一意なシグナルとすることが望ましい。
【0014】
所与の通信装置に対して複数のそのような一意なシグナルが利用可能である場合、この選択ステップ12は、一般に、複数の利用可能なシグナルから特定のシグナルを選択することを含む。選択基準自体は、所与の用途および設定の必要性と要件とのうちの少なくとも一方に応じて異なり得る。例えば、わずかだが以下に例を挙げるもののうちの少なくとも1つの関数として、少なくとも部分的に、複数の利用可能な一意なシグナルの中から特定の一意なシグナルを選択することができる。
−特定の通信相手(例えば、特定の第三者との通信を円滑に行うのに使用されていた通信リンクの終了の通知を行う場合、利用可能な一意なシグナルのうちの特定のシグナルを使用することができる)、
−時刻(例えば、ある一意なシグナルが、午前中に発生し得る通信リンクの終了を示すのに使用されてもよいし、別の異なる一意なシグナルが、午後に発生し得る通信リンクの終了を示すのに使用されてもよい)、
−利用可能な一意なシグナルからのランダムな選択、
−終了した通信リンクの種類(例えば、ある一意なシグナルが、セルラ方式通信リンクの終了を示すのに使用されてもよいし、別の異なる一意なシグナルが、Bluetooth(登録商標)通信リンクの終了を示すのに使用されてもよい)、
−終了するまでの通信リンクの持続時間(例えば、ある一意なシグナルが、5分未満の間アクティブであった通信リンクの終了を示すのに使用されてもよいし、別の異なる一意なシグナルが、5分以上の間アクティブであった通信リンクの終了を示すのに使用されてもよい)。
【0015】
次いで、これらの教示に従って、通信ユニットは、通信リンクの終了を示すための対応する一意なシグナルを、通信装置において提供する(14)。好適な一手法において、前述のように複数の一意なシグナルの中から特定のシグナルが任意に選択された場合、提供された一意なシグナルには、以前に選択された一意なシグナルが含まれる。上記のように、そのような一意なシグナルを提供する様々な方法が当技術分野では周知である。さらに、これらの教示は、この点について、何らかの特定の手法の選択および/または使用に対して特に細心の注意を払う必要はない。従って、簡潔にするため、および説明の焦点をあいまいにしないようにするため、そのような技法の詳細な説明については、本明細書ではさらには提供しないこととする。
【0016】
より具体的な例として、無線通信リンクが、どのような理由であれ、いつ終了したのかに関して、一意な可聴通知を円滑に行うために、これらの教示を利用することができる。さらに具体的に言うと、少なくとも1つの可聴シグナルを、双方向無線通信装置において提供することができる。その可聴シグナルは、無線通信リンクの終了を識別するために一意に使用されるが、この通信装置における他のイベント、条件および/または状態を識別するのには使用されない。次いで、双方向無線通信装置において、所与の無線通信リンクが終了したことを検出すると、可聴シグナルを可聴な状態にし、それによって、その所与の無線通信リンクが終了したという一意な可聴シグナルを、双方向無線通信装置のユーザに提供することができる。
【0017】
当業者であれば、1つまたは複数のそのような一意なシグナルを、そのような双方向通信装置に提供する方法が多様に存在することが理解されよう。一手法に従うと、単に出荷時の初期設定として、1つまたは複数のそのようなシグナルが装置にロードされてもよい。再度図1を参照し、別の手法に従うと、1つまたは複数のそのような一意なシグナルは、任意に双方向通信装置にダウンロードすることができる(15)。そのようなダウンロードは、十分に理解されている先行技術の手法に従う多種多様な方法のいずれかを用いて、円滑に行うことができる。そのような先行技術の手法として、例えば、無線搬送波チャネルを用いた双方向通信装置への対応するデータの送信が挙げられる。
【0018】
そのようなシグナルがダウンロードされると、次いで、以降の使用のために、通常は、ダウンロードされた一意なシグナルを記憶する(16)ことが望ましい。そのような記憶は、状況に応じて、条件付けられてもよい。例えば、所与の日付、時刻、もしくはイベントを過ぎているダウンロードされたシグナルが記憶かつ/または使用されるのを防ぐために、予め確立された制限を設けてもよい。別の状況では、ダウンロードされた一意なシグナルを無制限で使用することを許可するのが望ましい場合もある。
【0019】
次に図2を参照すると、任意的に、所与の双方向通信装置に関して、そのような一意なシグナルが提供され、かつ/またはその使用が別の方法により通知される(21)と、サービスプロバイダ用の適切な課金プラットフォーム(accounting platform)は、対応する料金の課金(22)を円滑に行うことができる。例えば、ダウンロードされた一意なシグナルの各々について、個別に1回限りの料金が課せられてもよい。別の例として、所与の双方向通信装置によって一意なシグナルが使用されるたびに、料金が課せられてもよい。さらに別の例として、所与の通信装置が、記憶された一意なシグナルを保持する期間について、月額料金が課せられてもよい。当業者であれば、それ以外の可能性もなお存在することが理解されよう。
【0020】
上記の通り、これらの教示は、多種多様な通信プラットフォームと併せて有効に利用することができる。多くの場合、当業者にはよく理解されるように、近代的な通信装置は、記述した機能性を採用し実装するように容易に構成され得る、部分的に、または全体的にプログラム可能なプラットフォームを備えている。次に図3を参照すると、より具体的な実例として、所与の通信装置30は、要部に、例えばトランシーバ32と動作的に連結する、好適な通信リンク終了検出器31を備えることができる。そのように構成されているので、通信リンク終了検出器31は、少なくとも部分的に、トランシーバ32の動作をモニタリングし、特に、トランシーバ32によって使用されている通信リンク(例えば、無線通信リンク)が、どのような理由であれ、いつ終了したのかを検出する役割を果たす。
【0021】
次に、通信リンク終了検出器31は、シグナルドライバ33、例えば、好適な一手法においては、可聴シグナルドライバに、動作的に連結する。可聴シグナルドライバは、選択されたユーザが感知可能な好適なシグナル出力34を駆動(drive)する役割を果たし、好適なシグナルコンテンツを矛盾なく可聴な状態にするのに適している。好適な一手法において、シグナルドライバ33は、1つまたは複数の可聴シグナルが記憶されたメモリ35に、動作的に連結する。そのように構成されているので、シグナルドライバ33は、メモリ35が自身に記憶された対応する複数の可聴シグナルを有する場合、複数の記憶されたそのような可聴シグナルのうち特定の1つの可聴シグナルを選択することができる。
【0022】
そのように構成されているので、当業者であれば、そのような装置が通信リンクの終了を容易に検出し、可聴シグナルなどの通信リンク終了イベントを一意に識別するシグナルを提供することによって、そのような検出に対して応答することが理解されよう。次に、これによって、装置のユーザは、動作可能な通信リンクの存在および/または欠如に関して、十分な情報を得ることができるようになり、所与の条件に最もよく適合するように、好適な追加の動作に関する理解を利用し、活用することができる。
【0023】
しかし、ユーザは、上述した機能を一時的に無効にすることを望む場合もあり得る。例えば、所与のユーザは、特定の活動に従事していたり、特定の現場を訪問していたりする場合、一定の期間の間、この機能を一時的に無効にすることを望むことがある。別の例として、所与のユーザは、再生中に、提供されたシグナルを早期に終了させることを望むこともある。状況に応じて、そのような必要性に対応するために、ユーザが選択可能なシグナルドライバ抑制器(user-selectable signal driver inhibit)36を、動作的にシグナルドライバ33に連結して、そのような動作を許可し円滑に行わせることができる。そのようなメカニズムは、プッシュボタン、スライドスイッチ、タッチスクリーン・ディスプレイ、音声認識インターフェースなどが含まれるが、それらに限定されることはない、任意の所望の適切な形状因子およびヒューマン・マシン・インターフェースとすることができる。
【0024】
これらの教示によって、無線通信リンクなどの通信リンクがいつ終了したのかをユーザに通知できることは、明白かつ明確であろう。この情報は、様々な方法で用いることができる。特に、そのような指示を用いて、その指示がなければ所与の通信リンクが利用可能であってアクティブであると誤って信じているユーザに、その通信リンクの終了を正確に通知することができる。そのような指示があることを予期していたのに、実際にはなかった場合、そのような指示は、ユーザの印象に反して、所与の通信リンクが存続を維持しておりアクティブであることをユーザに通知する役割を果たすこともできる。多くのユーザは、そのような情報が、それ自体重要であると共に、個人向けに大いにカスタマイズ可能な方法で配信されることも可能であることを理解するであろう。当業者であれば、これらの利点は、多くの通信装置の基本的な変更をほとんど必要とせずに達成可能であることが理解されよう。一般に、これらの教示は、非常にコスト効率の良い方法で実現することができる。
【0025】
当業者であれば、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、上述した実施形態に関して多様な変形、変更、および組合せが可能であることと、そのような変形、変更、および組合せが、本発明の概念の範囲内にあるとみなされるべきであることとが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の様々な実施形態に従って構成されたフロー図である。
【図2】本発明の様々な実施形態に従って構成されたフロー図である。
【図3】本発明の様々な実施形態に従って構成されたブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信装置の通信リンクが終了したことを判断することと、
通信リンクが終了したことを前記判断することに応じて、前記通信装置において、前記通信リンクの終了を示すための対応する一意なシグナルを提供することと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項2】
通信装置の通信リンクが終了したことを前記判断することは、無線通信リンクが終了したことを判断することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
通信装置の通信リンクが終了したことを前記判断することは、前記通信装置において、前記通信リンクが終了したことを判断することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記通信装置において、対応する一意な可聴シグナルを前記提供することは、音声シグナルコンテンツをメモリから抽出することと、前記対応する一意な可聴シグナルを提供するために、前記音声シグナルコンテンツを使用することとを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
音声シグナルコンテンツをメモリから前記抽出することは、一連の単声音と、一連の多声音と、デジタル音声とのうちの少なくとも1つを抽出することを含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記デジタル音声は、MP−3互換デジタル音声を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記通信装置において、対応する一意な可聴シグナルを前記提供することは、短いCMソングと、CMのキャッチフレーズと、音のサンプルと、音響効果のサンプルと、言語コンテンツと、音楽と、ユーザが識別可能な触覚感知とのうちの少なくとも1つを提供することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
ダウンロードされた一意なシグナルを提供するために、前記通信装置において、前記対応する一意なシグナルをダウンロードすること
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ダウンロードされた一意なシグナルを記憶すること
をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記通信装置において、前記通信リンクの終了を示すための対応する一意なシグナルを前記提供することは、複数の利用可能な対応する一意なシグナルの候補の中から、前記対応する一意なシグナルを選択することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
複数の利用可能な対応する一意なシグナルの候補の中から、前記対応する一意なシグナルを前記選択することは、特定の通信相手と、時刻と、ランダムな選択と、通信リンクの種類と、終了するまでの通信リンクの持続時間とのうち、少なくとも1つの関数として、少なくとも部分的に、複数の利用可能な対応する一意なシグナルの候補の中から、前記対応する一意なシグナルを選択することを含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
通信リンク終了検出器と、
少なくとも1つの記憶された可聴シグナルと、
前記少なくとも1つの記憶された可聴シグナルに動作的に連結された可聴シグナルドライバであって、該可聴シグナルドライバによって、前記少なくとも1つの記憶された可聴シグナルが、通信リンクの終了に応じて可聴な状態になるように、前記通信リンク終了検出器に応答する、可聴シグナルドライバと
を備えたことを特徴とする通信装置。
【請求項13】
前記通信リンク終了検出器は、通信リンクの終了を検出する手段を備えたことを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
【請求項14】
通信リンクの終了を検出する前記手段は、無線通信リンクの終了を検出する手段を含むことを特徴とする請求項13に記載の通信装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つの記憶された可聴シグナルは、一連の単声音と、一連の多声音と、デジタル音声とのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
【請求項16】
前記少なくとも1つの記憶された可聴シグナルは、複数の記憶された可聴シグナルを含み、
前記可聴シグナルドライバは、通信リンクの終了に応じて可聴な状態になるように、前記複数の記憶された可聴シグナルのうち、特定の1つの可聴シグナルを選択する手段を備えたことを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
【請求項17】
前記可聴シグナルドライバに動作的に連結された、ユーザが選択可能な可聴シグナルドライバ抑制器
をさらに備えたことを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
【請求項18】
いつ無線通信リンクが終了したかについての可聴通知を円滑に行う方法であって、
双方向無線通信装置において、前記無線通信リンクの終了を識別するために使用されることになるが、他のイベント、条件および状態を識別するためには使用されることにならない、少なくとも1つの可聴シグナルを提供することと、
前記双方向無線通信装置において、所与の無線通信リンクが終了したことを検出することと、
前記所与の無線通信リンクの終了を前記検出することに応じて、前記所与の無線通信リンクが終了したという一意な可聴シグナルを前記双方向無線通信装置のユーザに提供するために、前記少なくとも1つの可聴シグナルを可聴な状態にすることと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項19】
前記少なくとも1つの可聴シグナルは、予め定められた最大持続時間を超えない持続時間を有することを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記少なくとも1つの可聴シグナルの提供、および前記少なくとも1つの可聴シグナルの使用のうちの少なくとも1つに対応する料金を課すこと
をさらに備えることを特徴とする請求項18に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2008−533814(P2008−533814A)
【公表日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−500725(P2008−500725)
【出願日】平成18年2月17日(2006.2.17)
【国際出願番号】PCT/US2006/005841
【国際公開番号】WO2006/096307
【国際公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【出願人】(507302999)エンドトーン リミテッド ライアビリティ カンパニー (1)
【Fターム(参考)】