説明

通信端末、通信システム、及び通信方法

【課題】通信端末の記憶部に記憶された情報を適切にバックアップ処理しつつ、ユーザの利便性を向上させること。
【解決手段】通信端末2は、所定情報を記憶する記憶部14と制御部15とを備えている。制御部15は、記憶部14の記憶残容量に基づいて、記憶部14に記憶された所定情報の少なくとも一部を、所定装置21に対して送信する。そして、制御部15は、その送信した所定情報を縮小化して、記憶部14に記憶させる。また、所定装置21は、通信端末2から送信された所定情報を記憶する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信端末、通信システム、及び通信方法に関するものであり、より詳細には、記憶部に記憶した情報をバックアップ処理することができる通信端末、通信システム、及び通信方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯通信端末の多機能化が進行しており、また、携帯通信端末は様々な情報を外部から取得し、記憶部に逐次記憶している。一方、その記憶部の記憶容量には限界があるため、記憶部に記憶した情報の定期的なバックアップ処理や記憶する情報の取捨選択が必要となる事態が生じている。
【0003】
上記事態を解決すべく、記憶部によって記憶された電子メールを電子メール保管装置に送信して保管させると共に、記憶部のメール保管用領域を開放する通信端末が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2000−244555号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に示す通信端末において、記憶部に記憶された電子メールのバックアップ処理が電子メール保管装置により行われているが、その他の情報のバックアップ処理が行われていない。また、例えば、バックアップ処理された電子メールが必要となった場合に、ユーザは電子メール保管装置に、再度、アクセスして、その電子メールを取得する必要があり、利便性に欠ける。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、記憶部に記憶された情報を適切にバックアップ処理しつつ、ユーザの利便性を向上させた通信端末、通信システム、及び通信方法を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明の一態様は、所定情報を記憶する記憶部を備える通信端末であって、前記記憶部の記憶残容量に基づいて、前記記憶部に記憶された前記所定情報の少なくとも一部を、所定装置に対して送信すると共に、該送信した所定情報を縮小化して、前記記憶部に記憶させる制御部を備える、ことを特徴とする通信端末である。
【0007】
また、上記目的を達成するための本発明の一態様は、所定情報を記憶する記憶部と、前記記憶部の記憶残容量に基づいて、前記記憶部に記憶された前記所定情報の少なくとも一部を送信すると共に、該送信した所定情報を縮小化して、前記記憶部に記憶させる制御部と、を有する通信端末と、前記通信端末から送信された前記所定情報を記憶するサーバ装置と、を備える、ことを特徴とする通信システムであってもよい。
【0008】
さらに、上記目的を達成するための本発明の一態様は、所定情報を記憶する記憶工程を含む通信方法であって、前記記憶工程で記憶された前記所定情報の記憶量に基づいて、前記所定情報の少なくとも一部を、所定装置に対して送信する送信工程と、前記送信工程で、前記送信した所定情報を縮小化して記憶する縮小化工程と、を含む、ことを特徴とする通信方法であってもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、通信端末の記憶部に記憶された情報を適切にバックアップ処理しつつ、ユーザの利便性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら一実施形態を挙げて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る通信端末の機能ブロック図である。本実施形態に係る通信端末2は、記憶部14及び制御部15を備えている。記憶部14は、所定情報を記憶する。また、制御部15は、記憶部14の記憶残容量に基づいて、記憶部14に記憶された所定情報の少なくとも一部を所定装置21に送信すると共に、送信した所定情報を縮小化して、記憶部14に記憶させる。
【0011】
これにより、記憶部14に記憶された情報量がその記憶容量を超える事態を確実に防止することができる。また、バックアップ処理すべく所定装置21に対して送信された情報が必要となる場合でも、ユーザは、所定装置21に、再度、アクセスして、その情報を取得することなく、通信端末2の記憶部14に縮小化処理された情報を簡易にかつ即座に取得し、利用できる。すなわち、記憶部14に記憶された情報を適切にバックアップ処理しつつ、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0012】
図2は、本発明の一実施形態に係る通信システムのシステム構成を示すブロック図である。本実施形態に係る通信システム1は、少なくとも1つの携帯通信端末(通信端末)2と、サーバ装置(所定装置)21と、通信ネットワーク22と、を備えている。各携帯通信端末2は、通信ネットワーク22を介してサーバ装置21と無線通信を行っている。また、通信ネットワーク22は、例えば、相互に通信接続される複数の無線基地局装置(不図示)を有している。
【0013】
図3は、本発明の一実施形態に係る携帯通信端末のシステム構成を示すブロック図である。携帯通信端末2は、通信機能(通話、メール送受信、インターネット接続等)を備えた携帯情報処理装置である。携帯通信端末2は、アンテナ部3と、無線通信部4と、放送受信部5と、カメラ部6と、送話部7と、受話部8と、音声処理部9と、表示部10と、操作部11と、生体情報取得部12と、スピーカ部13と、記憶部14と、制御部15と、を備えている。
【0014】
なお、無線通信部4、放送受信部5、カメラ部6、音声処理部9、表示部10、操作部11、生体情報取得部12、スピーカ部13、記憶部14、及び、制御部15は、相互に接続されている。また、送話部7及び受話部8は、音声処理部9に接続されている。さらに、制御部15は、主要なハードウェア構成として、制御処理、演算処理等を行うCPU15aと、CPU15aによって実行される制御プログラム、演算プログラム等を格納するROM15bと、処理データを一時的に格納等するRAM15cと、を有している。
【0015】
無線通信部4は、アンテナ部3を介して、通信ネットワーク22の各無線基地局装置との間で無線通信接続を行う。そして、無線通信部4は、無線基地局装置を介してサーバ装置21と、情報の送受信を行うことができる。
【0016】
放送受信部5は、アンテナ部3を介して、放送局(地上局、衛星等)から送信された放送信号を受信する。そして、放送受信部5は、放送局からの放送信号を復調して得られる、映像データ、音声データ、情報データ等に対して、放送信号処理を行い、放送情報を取得する。
【0017】
カメラ部6は、例えば、CCDセンサ、CMOSセンサ等の撮像素子と、複数のレンズからなる光学素子と、画像処理回路と、を有している。カメラ部6は、被写体を撮影し、その撮影画像に対して周知の画像処理を行い、撮影画像情報を取得する。
【0018】
送話部7は、ユーザの音声をマイクにより取得し、取得した音声を音声情報として音声処理部9に対して出力する。受話部8は、音声処理部9から出力された音声情報を、スピーカから音声出力させる。表示部10は、例えば、液晶ディスプレイ、有機又は無機ELディスプレイ等を有し、画像、図形、文字、記号等の映像情報の信号処理を行い、信号処理された映像情報を画面上に表示出力させる。
【0019】
操作部11は、テンキー、スクロールキー、十字キー、決定キー等から構成されているが、表示部10の画面に表示されるタッチパネルスイッチにより構成されていてもよい。例えば、ユーザは、操作部11を入力操作することで、当該携帯通信端末2に対して、ユーザの情報、操作情報等を入力することができる。
【0020】
生体情報取得部12は、筋電センサ、温度センサ、振動センサ等の生体センサを用いて、ユーザの生体情報(例えば、血圧、脈拍数、体温、呼吸数)を経時的に取得し、記憶部14に出力する。そして、記憶部14は、生体情報取得部12からの生体情報を逐次記憶する。スピーカ部13は、楽音、報知音等の音情報の音声出力を行う。
【0021】
記憶部(メモリ)14は、電話帳情報、送受信メール情報、発着呼情報、コンテンツ情報、放送情報、アプリケーションプログラム情報、撮影画像情報、生体情報、携帯通信端末2の設定情報等の所定情報を記憶することができる。記憶部14は、例えば、磁気的、光学的な記憶部材もしくは半導体メモリ等により構成することができる。また、この記憶部材及び半導体メモリは、記憶部14に固定的に設けたもの、もしくは着脱自在に装着するのもであってもよい。
【0022】
制御部15は、操作部11から操作情報に応じて、無線通信部4、放送受信部5、カメラ部6、送話部7、受話部8、生体情報取得部12、スピーカ部13、及び記憶部14を夫々制御する。そして、制御部15は、これら各部4、5、6、7、8、12、13、14を制御することで、例えば、電話機能、メール送受信機能、インターネット(Web)接続機能、コンテンツ再生機能、カメラ機能、テレビ受信機能、メモリバックアップ機能等の各種機能を実行させることができる。
【0023】
例えば、通話機能において、制御部15は、音声処理部9から出力された送話部7の音声情報を、無線通信部4及び通信ネットワーク22を介して、相手側の携帯通信端末2に対して送信する。同時に、制御部15は、無線通信部4で受信され、音声処理部9で処理され、出力された出力相手側の音声情報を、受話部8のスピーカから音声出力させる。これにより、携帯通信端末2同士の通話が可能となる。
【0024】
メール送受信機能において、制御部15は、操作部11を介して予め作成された送信メール情報を、無線通信部4、通信ネットワーク22、及びメールサーバ(不図示)を介して、相手側の携帯通信端末2に対して送信する。一方、制御部15は、メールサーバ、通信ネットワーク22、及び無線通信部4を介して受信した受信メール情報を、記憶部14に記憶させる。
【0025】
インターネット接続機能において、制御部15は、操作部11からの操作情報に応じて、無線通信部4及び通信ネットワーク22を介して、インターネットサーバ(不図示)に通信接続を行う。そして、制御部15は、インターネットサーバからコンテンツ情報を取得し、表示部10に表示させ、また、そのコンテンツ情報を記憶部14に記憶させる。
【0026】
コンテンツ再生機能において、制御部15は、操作部11からの操作情報に応じて、記憶部14に記憶されたコンテンツ情報に基づいて、表示部10の画面に画像を表示させ、スピーカ部13から音声を出力させることで、再生を行う。
【0027】
カメラ機能において、制御部15は、操作部11からの操作情報に応じて、カメラ部6のズーム制御、フォーカス制御、シャッター制御等を実行させて、被写体を撮影し、撮影した撮影画像情報を記憶部14に記憶させる制御を行う。
【0028】
テレビ受信機能において、制御部15は、操作部11からの操作情報に応じて、放送受信部5により取得された放送情報の映像データ又は情報データを、表示部10の画面に表示出力させ、音声データをスピーカ部13から音声出力させる。これにより、ユーザは、携帯通信端末2によりテレビ、ラジオ等の放送を視聴することができる。
【0029】
メモリバックアップ機能において、制御部15は、操作部11からの操作情報に応じて、又は自動的に、記憶部14に記憶された各種の情報を、無線通信部4及び通信ネットワーク22を介して、サーバ装置21に送信する。サーバ装置21は、後述の如く、携帯通信端末2から受信したその情報を、データベース21aに記憶し、バックアップ処理を行う。
【0030】
具体的に、制御部15は、記憶部14の記憶残容量が所定値(例えば、記憶部14の最大記憶容量の30%程度)未満であると判断したとき、自動的に、予め設定された記憶部14の情報をサーバ装置21に対して送信し、バックアップ処理させる。
【0031】
サーバ装置21は、ワークステーションサーバ等の情報処理装置により構成されている。また、サーバ装置21は、例えば、各携帯通信端末2から通信ネットワーク22を介して受信した各種の情報を、データベース21aに記憶する機能を有している。また、サーバ装置21は、例えば、携帯通信端末2から送信された情報を受信し、データベース21aに記憶させてバックアップ処理を完了すると、その携帯通信端末2に対してバックアップ完了信号を送信する。
【0032】
ところで、従来の携帯通信端末が取得した複数の情報を記憶部に逐次記憶させる場合、その情報量が記憶部の記憶容量を超える事態が想定される。そこで、本実施形態に係る通信システム1において、携帯通信端末2の制御部15は、予め設定された周期で記憶部14の記憶残容量を確認する。そして、制御部15は、記憶部14の記憶残容量が所定値未満であると判断したとき、記憶部14に記憶された所定情報の少なくとも一部を、自動的にサーバ装置21に対して送信し、バックアップ処理させる。これにより、上述のように、記憶部14に記憶された情報量がその記憶容量を超える事態を確実に防止することができる。
【0033】
また、制御部15は、バックアップ処理すべくサーバ装置21に対して送信した所定情報の少なくとも一部を縮小化処理し、再度、記憶部14に記憶させる。これにより、バックアップ処理すべくサーバ装置21に対して送信された情報が必要となる場合でも、ユーザは、サーバ装置21に、再度、アクセスして、その情報を取得することなく、記憶部14に縮小化処理された情報を簡易にかつ即座に取得することができる。したがって、ユーザにとって便宜である。
【0034】
次に、上述のように構成された、本実施形態に係る通信システム1の制御処理フローの一例について、詳細に説明する。図4は、本発明の一実施形態に係る通信システムの制御処理フローの一例を示すフローチャートである。
【0035】
まず、携帯通信端末2の制御部15は、予め設定された周期(例えば、所定の曜日、年月日時)で、記憶部14の記憶残容量を確認する(ステップS100)。なお、この周期は、操作部11を介してユーザが自由に設定、変更を行うことができる。
【0036】
次に、制御部15は、記憶部14の記憶残容量が所定値未満であるか否かを判断する(ステップS101)。制御部15は、記憶部14の記憶残容量が所定値未満であると判断したとき(ステップS101のYES)、生体情報取得部12により経時的に取得され、記憶部14に記憶された生体情報を、バックアップ情報として、無線通信部4、アンテナ部3、及び通信ネットワーク22を介して、サーバ装置21に対して送信する(ステップS102)。これにより、記憶部14に記憶された情報量がその記憶容量を超える事態を確実に防止することができる。
【0037】
一方、制御部15は、記憶部14に記憶残容量が所定値未満でないと判断したとき(ステップS101のNO)、上記(ステップS100)に戻る。
【0038】
サーバ装置21は、携帯通信端末2から上記バックアップ情報である生体情報を受信し、データベース21aに記憶させるバックアップ処理が完了すると、携帯通信端末2に対して、バックアップ完了信号を送信する(ステップS103)。
【0039】
次に、携帯通信端末2の制御部15は、無線通信部4、アンテナ部3、及び通信ネットワーク22を介して、サーバ装置21からバックアップ完了信号を受信したか否かを判断する(ステップS104)。
【0040】
制御部15は、サーバ装置21からバックアップ完了信号を受信したと判断したとき(ステップS104のYES)、バックアップ処理すべくサーバ装置21に対して送信した生体情報を縮小化処理し、記憶部14に再度、記憶させる(ステップS105)。これにより、バックアップ処理すべくサーバ装置21に対して送信された生体情報が必要となる場合でも、ユーザは、サーバ装置21に、再度、アクセスして、その生体情報を取得することなく、記憶部14に縮小化処理された生体情報を簡易にかつ即座に取得することができる(ステップS106)。一方で、ユーザは、縮小化処理される前の詳細な生体情報を取得したい場合、サーバ装置21に送信され、バックアップ処理された生体情報を、サーバ装置21から適宜取得することも可能である。
【0041】
なお、制御部15は、例えば、1時間単位で記憶部14に記憶された生体情報(血圧、脈拍数等)を、1日単位に再計算(平均化)して記憶部14に再記憶させることで、その生体情報の縮小化処理を行うことができる。
【0042】
制御部15は、サーバ装置21からバックアップ完了信号を受信していないと判断したとき(ステップS104のNO)、上記(ステップS103)に戻る。
【0043】
以上、本実施形態に係る通信システム1において、携帯通信端末2の制御部15は、予め設定された周期で記憶部14の記憶残容量を確認する。そして、制御部15は、記憶部14の記憶残容量が所定値未満であると判断したとき、記憶部14に記憶された所定情報の少なくとも一部を、自動的にサーバ装置21に対して送信し、バックアップ処理させる。これにより、記憶部14に記憶された情報量がその記憶容量を超える事態を確実に防止することができる。また、制御部15は、バックアップ処理すべくサーバ装置21に対して送信した所定情報の少なくとも一部を縮小化処理し、再度、記憶部14に記憶させる。これにより、バックアップ処理すべくサーバ装置21に対して送信された情報が必要となる場合でも、ユーザは、サーバ装置21に、再度、アクセスして、その情報を取得することなく、記憶部14に縮小化処理された情報を簡易かつ即座に取得することができる。したがって、ユーザにとって便宜である。すなわち、携帯通信端末2の記憶部14に記憶された情報を適切にバックアップ処理しつつ、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0044】
なお、本発明を実施するための最良の形態について一実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした一実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上述した一実施形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
【0045】
上記一実施形態において、制御部15は、生体情報取得部12により取得され、記憶部14に記憶された生体情報をサーバ装置21に送信し、縮小化処理しているが、これに限らず、例えば、当該携帯通信装置2の歩数計から経時的に取得される情報(歩数、消費カロリー、距離、速度等)をサーバ装置21に送信し、縮小化処理してもよく、経時的に取得され、記憶される任意の情報に適用可能である。
【0046】
また、上記一実施形態において、制御部15は、1時間単位で記憶部14に記憶された生体情報を、1日単位に再計算して縮小化処理を行っているが、これに限らず、例えば、数分単位、数時間単位で再計算して縮小化処理を行ってもよい。すなわち、縮小化処理後の情報がユーザにより利用可能な最小容量の情報となっていれば、任意の縮小化処理方法が適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信システムの機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る通信システムのシステム構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る携帯通信端末のシステム構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る通信システムの制御処理フローの一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0048】
1 通信システム
2 携帯通信端末
3 アンテナ部
4 無線通信部
5 放送受信部
6 カメラ部
7 送話部
8 受話部
9 音声処理部
10 表示部
11 操作部
12 生体情報取得部
13 スピーカ部
14 記憶部
15 制御部
21 サーバ装置
21a データベース
22 通信ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定情報を記憶する記憶部を備える通信端末であって、
前記記憶部の記憶残容量に基づいて、前記記憶部に記憶された前記所定情報の少なくとも一部を、所定装置に対して送信すると共に、該送信した所定情報を縮小化して、前記記憶部に記憶させる制御部を備える、ことを特徴とする通信端末。
【請求項2】
請求項1記載の通信端末であって、
前記制御部は、前記記憶部の記憶残容量が所定値未満となるときに、該所定情報の少なくとも一部を、前記所定装置に対して送信すると共に、該送信した所定情報を縮小化して、前記記憶部に記憶させる、ことを特徴とする通信端末。
【請求項3】
請求項1又は2記載の通信端末であって、
前記所定情報の少なくとも一部は、経時的に取得され、前記記憶部に記憶された情報である、ことを特徴とする通信端末。
【請求項4】
請求項3記載の通信端末であって、
ユーザの生体情報を取得する生体情報取得部を更に備え、
前記所定情報の少なくとも一部は、前記生体情報取得部により経時的に取得された前記生体情報である、ことを特徴とする通信端末。
【請求項5】
所定情報を記憶する記憶部と、前記記憶部の記憶残容量に基づいて、前記記憶部に記憶された前記所定情報の少なくとも一部を送信すると共に、該送信した所定情報を縮小化して、前記記憶部に記憶させる制御部と、を有する通信端末と、
前記通信端末から送信された前記所定情報を記憶するサーバ装置と、
を備える、ことを特徴とする通信システム。
【請求項6】
所定情報を記憶する記憶工程を含む通信方法であって、
前記記憶工程で記憶された前記所定情報の記憶量に基づいて、前記所定情報の少なくとも一部を、所定装置に対して送信する送信工程と、
前記送信工程で、前記送信した所定情報を縮小化して記憶する縮小化工程と、を含む、ことを特徴とする通信方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−87985(P2010−87985A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−256606(P2008−256606)
【出願日】平成20年10月1日(2008.10.1)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】