説明

通信装置および通信装置における制御方法

【課題】2台のソース機器から出力された映像信号をシンク装置に表示させることのできる通信装置および通信装置における制御方法を提供する。
【解決手段】通信装置は、第1のソース機器に対して映像ストリームの設定を指示する第1の制御コマンドと、第2のソース機器に対して映像ストリームの設定を指示する第2の制御コマンドとを端子から出力させる第1の制御手段と、前記第1及び第2の制御コマンドが出力される場合であって、前記第1のソース機器及び前記第2のソース機器が中継機器を介して前記端子に接続されている場合、前記中継機器が前記第1のソース機器からの映像ストリームと前記第2のソース機器からの映像ストリームに基づいた新たな映像生成に対応しているか否かに応じて異なる制御を行う第2の制御手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置および通信装置における制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、映像の高精細化が進められており、例えばHD(High Definition)の画像を再生可能な光ディスクや、地上デジタル放送等の再生及び表示が可能な光ディスクプレーヤやセットトップボックス、パーソナルコンピュータ等の機器が普及しつつある。通常この種の機器は、高精細映像信号を外部出力する機能を有しており、例えばHDMI(High−Definition Multimedia Interface)ケーブルにより映像信号を出力する。
【0003】
HDMI規格では、TMDSラインにより、ソース機器は非圧縮の映像信号をシンク装置(デジタルテレビ等の再生装置)側へと出力する。ここで、シンク側の装置が受信する(入力を受ける)ことのできる映像信号のチャネル(HDMIトポロジー上の映像ストリームの数)は1チャネルのみである。
【0004】
HDMI規格では、映像信号の他、CECラインにより、制御信号(CECコマンド)を双方向に送受信することができる。CECコマンドには種々のコマンドが定義されているが、例えば、シンク装置がSet Stream Pathコマンドを送信すると、映
像信号のストリームを切り換えて、該シンク装置が受信する映像信号を出力するソース機器を変えることができる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−109342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、HDMI等の規格では、映像ストリーム1つにしか対応しておらず、例えば子画面表示等により、2台の装置から出力された映像(複数画面の映像)を表示させたい場合等に対応することができなかった。
【0007】
特許文献1の実施形態には、テレビ装置が有するTVチューナで受信した放送信号の映像と、HDMIで接続された外部機器からの映像とを、メイン画面とサブ画面として、複数画面表示可能なテレビ装置が開示されている。しかしながら、特許文献1には、複数の映像ストリームをHDMIネットワーク上で流すことについては全く考慮されていない。
【0008】
そこで本発明は、2台のソース機器から出力された映像信号をシンク装置に表示させることのできる通信装置および通信装置における制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、実施形態の通信装置は、第1のソース機器に対して映像ストリームの設定を指示する第1の制御コマンドと、第2のソース機器に対して映像ストリームの設定を指示する第2の制御コマンドとを端子から出力させる第1の制御手段と、前記第1及び第2の制御コマンドが出力される場合であって、前記第1のソース機器及び前記第2のソース機器が中継機器を介して前記端子に接続されている場合、前記中継機器が前記第1のソース機器からの映像ストリームと前記第2のソース機器からの映像ストリームとに基づいた新たな映像生成に対応しているか否かに応じて異なる制御を行う第2の制御手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、2台のソース機器から出力された映像信号の映像をシンク装置に表示させることのできる通信装置および通信装置における制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信システムの構成を示す図。
【図2】本発明の一実施形態に係るシンク機器の構成を示す図。
【図3】本発明の一実施形態に係るソース機器の構成を示す図。
【図4】本発明の一実施形態に係る中継機器の構成を示す図。
【図5】本発明の一実施形態に係るシンク機器の処理の流れを示すフローチャート。
【図6】本発明の一実施形態に係るシンク機器の処理の流れを示すフローチャート。
【図7】本発明の一実施形態に係るソース機器の処理の流れを示すフローチャート。
【図8】本発明の一実施形態に係る中継機器の処理の流れを示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(システムの構成)
図1は、本発明の実施形態に関わるHDMI(High−Definition Multimedia Interface)システムを示す概略図である。
HDMIシステム1は、図示しないアンテナから地上デジタル放送波を受信し復調して表示、又は、外部入力から映像信号を受信して表示する電子機器であるデジタルテレビ100と、Blu−ray Disc(BD)等の光ディスクを再生するBDプレーヤ200と、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤ300と、地上デジタル放送波を受信して復調し、映像信号を出力するセットトップボックス400及び600と、たとえばAV(Audio and Visual)アンプなどであって、CEC機器から入力する映像信号の出力先の切換や映像処理を行うCECスイッチ500とを有し、それぞれを、図示するようにHDMIケーブルで接続することで構成される。
【0013】
HDMIシステム1において、BDプレーヤ200、DVDプレーヤ300、セットトップボックス400及び600は映像信号を出力する機器であり、以下ソース機器とも称する。一方、デジタルテレビ100は、映像信号を受信し、受信した映像信号に基づく映像を表示する表示機器であって、以下シンク機器とも称する。また、ソース機器からシンク機器であるデジタルテレビ100へ至る映像信号の流れを、以下映像ストリームと呼ぶ。
【0014】
通常、1つのHDMIシステム内では、1つの映像ストリームを流すことしか考慮していないが、本実施形態のHDMIシステム1では、メイン画面用の映像ストリームと、サブ画面用の映像ストリームとの2つの映像ストリームを流すことができる。図1の例において、メイン画面用の映像ストリームを流れる映像信号の映像は、デジタルテレビ100の表示パネル109の全画面領域10Aに表示され、サブ画面用の映像ストリームを流れる映像信号の映像は、表示パネルの子画面領域10Bに表示される。以下、全画面領域10Aをメイン画面、子画面領域10Bをサブ画面とも称する。
【0015】
尚、図1の例では、メイン画面とサブ画面とをピクチャ・イン・ピクチャ(PIP)の形で表示しているが、これに限られるものではなく、例えば2つの同じ大きさの画面を並べて表示するようにしても良い。但し、通常、デジタルテレビ100のスピーカ(図1には図示せず)からは、メイン画面に表示される映像の音声のみが出力される。
【0016】
HDMIケーブルには、映像信号及び音声信号を伝送するためのTMDS(Transmission Minimized Differential Signaling)ライン、制御コマンド(CEC(Consumer Electronics Control)コマンド)を伝送するためのCECライン、EDID(Extended Display Identification Data)の伝送等を行なうためのDDC(Display Data Channel)ライン、ソース側機器がシンク側機器へ接続したことを知らせるための+5V電源信号ライン(図示せず)、シンク側機器からソース側機器へ接続したことを知らせるためのHPD(ホットプラグ)ライン(図示せず)が含まれる。このうち、TMDSラインは、ソース側機器からシンク側機器へ一方向に映像信号が流れるが、CECラインやEDIDラインは双方向に通信が可能である。
【0017】
DDCラインを通じて伝送されるEDIDには、シンク機器が表示可能な映像形式情報が含まれる。この映像形式情報には、映像データの形式及び解像度、同期周波数等のディスプレイ仕様、音声データの形式、サンプリング周波数(Fs)およびビット長などの音声使用データが含まれる。ソース側機器は、シンク側機器が有するEDIDメモリからEDIDを読み出すことにより、シンク機器の映像形式情報を知ることができる。
【0018】
また、ソース機器はDDCラインを通じてシンク機器との間でHDCP(High−bandwidth Digital Content Protection)認証に必要なデータをやり取りする。認証に必要なデータとしては、例えばHDCP鍵情報があるが、この例ではシンク機器の記憶領域にHDCP鍵情報が格納されているとする。認証とは、シンク機器が映像信号を受信する権限があることをソース機器が確認することである。認証が成立すると、ソース機器は共有された秘密鍵で映像を暗号化してシンク機器に送信する。
【0019】
尚、DDCラインを通じてソース側機器がシンク側機器から読取るEDIDの中には、シンク側機器のHDMI入力ポートに接続された機器に割り当てるための物理アドレスが含まれている。この物理アドレスをソース側機器が取得することで、物理アドレスがそれぞれ割り当てられた機器から構成されるHDMIネットワーク(HDMIシステム1)を構築することができる。通常、HDMIネットワークに於いては、各機器にはユニークな物理アドレスが割り当てられる。物理アドレスは各機器のネットワークトポロジー上の位置をユニークに識別するための情報であり、シンク機器であるデジタルテレビ100に映像信号を出力するための映像ストリームを切り替えるためのルーティング制御等に使用される。
【0020】
ルートデバイスであるシンク機器、デジタルテレビ100の物理アドレスは「0.0.0.0」である。シンク機器であるデジタルテレビ100は、自身の物理アドレスにHDMI入力端子の端子番号を付加することによって、そのHDMI入力端子に接続された機器に割り当てるための物理アドレスを生成し、その生成した物理アドレスをEDIDの中に設定する。EDIDはHDMI入力端子毎に用意される。図1の例では、デジタルテレビ100は3つのHDMI入力端子を有しており、1番目の入力端子に対応するEDIDに、物理アドレス「1.0.0.0」を設定する。当該1番目の入力端子に接続されたBDプレーヤ200は、DDCラインを通じて当該EDIDを読込むことにより、「1.0.0.0」を自身の物理アドレスとして取得することができる。
【0021】
同様に、デジタルテレビ100は2番目のHDMI入力端子のEDIDに物理アドレス「2.0.0.0」を、3番目のHDMI入力端子のEDIDに物理アドレス「3.0.0.0」を設定する。2番目のHDMI入力端子に接続されたCECスイッチ500、及び3番目のHDMI入力端子に接続されたセットトップボックス600は、其々DDCラインを通じてEDIDを読込むことにより、「2.0.0.0」、「3.0.0.0」を自身の物理アドレスとして取得することができる。
【0022】
更に、CECスイッチ500は、ソース側機器を接続するためのHDMI入力端子を2つ持っている。CECスイッチ500は、1番目のHDMI入力端子のEDIDに、自機器の物理アドレス「2.0.0.0」を元に生成した物理アドレス「2.1.0.0」を、2番目のHDMI入力端子のEDIDに物理アドレス「2.2.0.0」を設定する。1番目のHDMI入力端子に接続されたDVDプレーヤ300、及び2番目のHDMI入力端子に接続されたセットトップボックス400は、それぞれ当該EDIDを読込むことにより、「2.1.0.0」「2.2.0.0」を自身の物理アドレスとして取得することができる。
【0023】
HDMIネットワーク(HDMIシステム1)においては、当該物理アドレスを指定した映像ストリーム設定用のCECコマンドを送信することにより、ソース機器からシンク機器(デジタルテレビ100)に至る映像ストリームを設定することができる。映像ストリームを設定する既定のCECコマンドとしては、シンク機器から送信するSet Stream Pathコマンドや、ソース側機器から送信するActive Sourceコマンド等がある。
【0024】
本実施例に於いては、映像ストリームを設定するコマンドはシンク機器であるデジタルテレビ100から送信するものとし、メイン画面用の映像ストリームをSet Stream Pathコマンドで、サブ画面用の映像ストリームをSet Sub Stream Pathコマンドで指定するものとする。尚、これらのCECコマンドは、デジタルテレビ100から、HDMIネットワーク(HDMIシステム1)上の各機器に対してブロードキャストされる。
【0025】
(各機器の構成)
以下、図1乃至図3を参照しながら、HDMIシステム1を構成する各機器の構成を説明する。
図2はシンク機器であるデジタルテレビ100の構成を示す図である。デジタルテレビ100は複数(ここでは3つ)のHDMI入力端子101A、101B、101Cを有し、メイン画面用の切換部104A及びサブ画面用の104Bで、それぞれメイン画面用に使用する入力端子及びサブ画面用に使用する入力端子を選択する。尚ここで、サブ画面用の切換部104Bは常に動作している必要は無く、サブ画面用の映像ストリーム設定時、即ち、Set Sub Stream Pathコマンド送信後、Clear Sub Stream Pathコマンド送信までの間、少なくとも動作すればよい。後述するサブ画面用のTMDS受信部106Bについても同様である。
【0026】
HDMI入力端子101A、101B、101Cの主なピン配列は、TMDSラインと、+5V電源ライン(図示せず)と、ホットプラグ検出(HPD)ライン(図示せず)と、DDCラインと、CECラインとからなる。
【0027】
各入力端子のCECラインは、共通にCEC通信部103に接続される。HDMIシステム1上で通信される各種CECコマンドは、CEC通信部103により送受信される。特に、メイン画面用の映像ストリームを設定するためのSet Stream Pathコマンドやサブ画面用の映像ストリームを設定するためのSet Sub Stream Pathコマンド、サブ画面用の映像ストリームを解除するためのClear Sub Stream Pathコマンド等は、CEC通信部103による制御の下、HDMI入力端子101A、101B、101Cから、HDMIシステム1を構成する各機器へブロードキャストにより送信される。
【0028】
尚ここで、メイン画像用の映像ストリームを設定するためのSet Stream Pathコマンド、及びサブ画面用の映像ストリームを設定するためのSet Sub Stream Pathコマンドでは、其々、映像出力元となるソース機器の物理アドレスを指定される。ネットワーク上の各機器は当該物理アドレスを参照することにより、自機器が映像ストリームを流れる映像信号の出力元であるソース機器として指定されているか否かや、映像ストリームの中継機器(リピータ機器とも称する)に当たるか否か(自機器の上流側の機器がソース機器として指定されているか否か)を知ることができる。
【0029】
各入力端子のTMDSラインとDDCラインは、其々3入力・1出力のメイン画面用切換部104Aとサブ画面用の切換部104Bの各入力端に接続される。各DDCラインには不揮発性メモリからなるEDIDメモリ102A、102B、102Cが接続される。各EDIDメモリ102A、102B、102Cは不揮発性であれば良く、フラッシュメモリに限らず、ハードディスクやバックアップ電源が接続されているRAMであっても良い。
【0030】
EDIDメモリ102A、102B、102Cには、その入力端子に接続されるソース側機器に割り当てられる物理アドレスが記憶されている。例えば、図1の例であれば、入力端子101Aに接続されるEDIDメモリ102Aには「1.0.0.0」が、入力端子101Bに接続されるEDIDメモリ102Bには「2.0.0.0」が、入力端子101Cに接続されるEDIDメモリ102Cには「3.0.0.0」が記憶される。
【0031】
メイン画面用切換部104A及びサブ画面用切換部104Bで選択されたHDMI入力端子のTMDSラインは、其々メイン画面用のTMDS受信部106A及びサブ画面用のTMDS受信部106Bに接続され、同じく選択されたHDMI入力端子のDDCラインはEDID送信部&HDCP認証部105に接続される。
【0032】
メイン画面用TMDS受信部106A及びサブ画面用TMDS受信部106Bから出力される映像信号はビデオプロセッサ108へ出力され、ビデオプロセッサ108による制御の下、表示パネル109に映像が表示される。ここで、メイン画面及びサブ画面の両方が出力される設定となっている場合には、ビデオプロセッサ108でメイン画面及びサブ画面の合成処理が行われ、該合成後の映像が表示パネル109上に表示される。
【0033】
また、メニュー画面や出力先切換画面等をユーザに提示する必要がある場合には、GUI処理部107が該画面を生成してビデオプロセッサ108に出力し、表示パネル109上にメニュー画面等の画像が表示される。
【0034】
本実施形態に於いて、音声信号については、メイン画面用の映像ストリームの音声のみが出力される。メイン画面用TMDS受信部106から出力される音声信号はD/A変換器110を解してスピーカ111に供給される。
【0035】
デジタルテレビ100全体の制御は制御部112により行われる。
次に、ソース機器の構成について説明する。ここでは、BDプレーヤ200について図3を参照しながら説明するが、映像入力方法は異なるものの、DVDプレーヤ300、セットトップボックス400及び600のいずれであっても、同様の構成を有する。
【0036】
BDプレーヤ200は、HDMI出力端子204を有する。HDMI出力端子204のピン配列は、HDMI入力端子101A、101B、101Cと同じく、TMDSラインと、+5V電源ライン(図示せず)と、ホットプラグ検出(HPD)ライン(図示せず)と、DDCラインと、CECラインとを含む。
【0037】
HDMI出力端子204のCECラインは、CEC通信部206に接続される。HDMIシステム1上で通信される各種CECコマンドは、CEC通信部206により送受信される。特に、メイン画像用の映像ストリームを設定するためのSet Stream Pathコマンドやサブ画面用の映像ストリームを設定するためのSet Sub Stream Pathコマンドを受信した場合であって、該コマンドに含まれる物理アドレスが自機器の物理アドレスと一致する場合には、自機器が当該映像ストリームのソース機器として指定されたこととなるので、映像信号の出力を開始すべく、制御部207は制御を行なう。また、自機器がサブ画面用の映像ストリームのソース機器として映像信号を出力している場合に、Clear Sub Streamコマンドを受信すると、制御部207は映像信号の出力を停止すべく制御を行なう。
【0038】
HDMI出力端子204のDDCラインはEDID受信部&HDCP認証部205に接続される。EDID受信部&HDCP認証部205は、1階層上のシンク側機器であるデジタルテレビ100のHDMIポート101AのEDIDメモリ102AからEDIDを読込み、デジタルテレビ100の映像形式情報(上述)や、自機器に割り当てられた物理アドレス(図1の例では「1.0.0.0」)を取得することができる。更に、EDID受信部&HDCP認証部205は、シンク機器の認証処理も行う。
【0039】
HDMI出力端子204のTMDSラインには、TMDS送信部203から出力された映像信号及び音声信号が重畳された信号が出力される。ここで、TMDS送信部203が出力する映像信号は、映像データ入力部201が読み込んだ映像データを、デコード部202で復号した非圧縮の映像信号である。映像データ入力部201は、例えばBlu−ray Disc等の光メディアや、図示しないTVチューナで受信した放送信号を復調して得られる放送番組データ等を読込む。
【0040】
制御部207は、図示しないリモコンや操作パネル等からのユーザ操作は、CEC通信
部206で受信するCECコマンド等に応じて、機器内の各構成を統括制御する。
【0041】
続いて、中継機器(リピータ機器)として機能するCECスイッチ500の構成について、図4を参照しながら説明する。図4は、CECスイッチ500の構成を示す図である。CECスイッチ500は、2入力・1出力のHDMI機器であり、HDMI入力端子501A、501Bから入力された映像信号を、HDMI出力端子507から出力可能である。HDMI入力端子501A、501B、HDMI出力端子507のピン配列は、上述の端子と同様、TMDSラインと、+5V電源ライン(図示せず)と、ホットプラグ検出(HPD)ライン(図示せず)と、DDCラインと、CECラインとからなる。
【0042】
HDMI入力端子501A、501B及びHDMI出力端子507のCECラインは、其々CEC通信部508に接続される。HDMIシステム1上で通信される各種CECコマンドは、CEC通信部508により送受信される。ここで送受信されるCECコマンドには、たとえば、メイン画面用の映像ストリームを設定するためのSet Stream Pathコマンドやサブ画面用の映像ストリームを設定するためのSet Sub Stream Pathコマンド、サブ画面用の映像ストリームを解除するためのClear Sub Stream Pathコマンド等がある。制御部510は、特に、Set Stream PathコマンドやSub Stream Pathコマンドで設定されるソース機器の物理アドレスを参照することにより、自機器の上流側の機器(図1の例ではDVDプレーヤ300及びセットトップボックス400)が映像ストリームを流れる映像信号を出力するソース機器として指定されているか否かを知ることができる。自機器の上流側の機器がシンク機器として設定されている場合には、切換部503A及び切換部503Bは、ソース機器が接続されているHDMI入力端子へ入力を切り換える。
【0043】
もし、自機器のHDMI入力端子501A及び501Bに接続されているDVDプレーヤ300及びセットトップボックス400が、それぞれメイン画面用の映像ストリームのソース機器及びサブ画面用の映像ストリームのソース機器として指定されている場合には、HDMI出力端子507から2チャンネル分の映像ストリームを出力することはできないため、後述するビデオプロセッサ505Aでメイン画面及びサブ画面を合成した映像信号を生成し、当該合成後の映像信号をHDMI出力端子507から出力すべく、制御部510は制御を行なう。
【0044】
HDMI入力端子501A、501BのTMDSラインとDDCラインは、其々2入力・1出力のメイン画面用切換部504Aとサブ画面用の切換部504Bの各入力端に接続される。各DDCラインには不揮発性メモリからなるEDIDメモリ502A、502Bが接続される。EDIDメモリ502A、502Bには、その入力端子に接続されるソース側機器に割り当てられる物理アドレスが記憶される。例えば図1の例であれば、入力端子501Aに接続されるEDIDメモリ502Aには「2.1.0.0」が、入力端子501Bに接続されるEDIDメモリ502Bには「2.2.0.0」が記憶される。これらのEDIDメモリ502A、502Bに記憶される物理アドレスは、EDID通信部509がデジタルテレビ100から取得した自機器の物理アドレス「2.0.0.0」を元に設定される。
【0045】
メイン画面用切換部503A及びサブ画面用切換部503Bで選択されたHDMI入力端子のTMDSラインは、其々メイン画面用のTMDS受信部504A及びサブ画面用のTMDS受信部504Bに接続され、同じく選択されたHDMI入力端子のDDCラインはEDID送信部&HDCP認証部509に接続される。
【0046】
また、EDID送信部&HDCP認証部509は、HDMI出力端子507のDDCラインにも接続される。EDID受信部&HDCP認証部509は、1階層上のシンク側機器であるデジタルテレビ100からEDIDを読込み、デジタルテレビ100の映像形式情報(上述)や、自機器に割り当てられた物理アドレス(図1の例では「2.0.0.0」)を取得することができる。更に、EDID受信部&HDCP認証部509は、シンク機器の認証処理も行う。
【0047】
また、EDID送信部&HDCP認証部509は、上述の通り、取得した自機器のEDIDを元に、各HDMI入力端子501A、501BのEDIDメモリ502A、502Bに物理アドレス(図1の例では「2.1.0.0」、「2.2.0.0」を設定する。
【0048】
メイン画面用TMDS受信部504A及びサブ画面用TMDS受信部504Bから出力される映像信号は、ビデオプロセッサ505へ出力され、ビデオプロセッサ505による制御の下、HDMI出力端子507のTMDSラインへと出力される。ここで、メイン画面用映像ストリーム及びサブ画面用映像ストリームの両方が出力される設定となっている場合(HDMI入力端子501A、501Bの双方の上流側にあるソース側機器がソース機器として指定されたSet Stream Pathコマンド及びSet Sub Stream Pathコマンドを受信している場合)には、両映像信号の映像を合成して得られる映像信号(例えば、図1に示すピクチャ・イン・ピクチャ等の形に合成した映像の映像信号)をHDMI出力端子507へ出力する。またこのとき、音声信号については、メイン画面用映像ストリームを流れる音声信号を、TMDS送信部506はTMDSラインから出力する。
【0049】
制御部510は、CEC通信部508で受信するCECコマンド等に応じて、機器内の各構成を統括制御する。
(各機器の動作)
以下、図5乃至図8を参照しながら、HDMIシステム1を構成する各機器の動作について説明する。
まず、映像ストリーム設定に関するシンク機器の処理の流れについて説明する。図5は、映像ストリーム設定に関するデジタルテレビ100の処理の流れを示すフローチャートである。
【0050】
まず、ユーザがメイン画面用又はサブ画面用のソース機器を切り換える場合には、機器選択画面を表示させる。GUI処理部107は、メイン画面用映像ストリーム又はサブ画面用映像ストリームを切り換えるための機器選択画面を出力し、ソース機器を設定させる(S501)。
【0051】
ここで、メイン画面のみを出力する設定となっている場合には(S502のNo)、S506以降の映像ストリーム切換処理に進む。メイン画面及びサブ画面の両方を出力する設定となっている場合には(S502のYes)、制御部112は、当該メイン画面用/サブ画面用映像ストリームのソース機器として選択されている機器の物理アドレスを参照し、同一のHDMI入力端子の上流側に接続されている機器か、若しくはそれぞれ異なるHDMI入力端子の上流側に接続されている機器かを判別する(S503)。もし、異なるHDMI入力端子の上流側に接続されている2つの機器が、それぞれメイン画面用のソース機器/サブ画面用のソース機器として指定されている場合(例えば、BDプレーヤ200をメイン画面用ソース機器、セットトップボックス400をサブ画面用ソース機器として指定された場合)には(S503のNo)、S506以降の映像ストリーム切換処理に進む。
【0052】
もし、指定された2つの機器が同一のHDMI端子の上流側にある場合(図1の例であれば、例えばDVDプレーヤ300をメイン画面用ソース機器、セットトップボックス400をサブ画面用ソース機器として指定された場合)には、該HDMI端子に接続された機器(図1の例ではCECスイッチ500)が画面合成処理に対応しているか否かを判別する(S504)。画面合成処理に対応しているか否かは、例えば、機器のID等から識別するようにしても良いし、画面合成処理を有しているか否かを確認するためのCECコマンドを定義して、当該コマンドで問合せるようにしても良い。
【0053】
もし、指定された2つのソース機器が接続される機器(図1の例ではCECスイッチ500)が画面合成処理に対応していない場合には(S504のNo)、1本のHDMIケーブルでメイン画面及びサブ画面の2チャンネルの映像ストリームを伝送することはできないため、GUI処理部107はエラーメッセージを表示し、その旨をユーザに報知する(S505)。指定された2つのソース機器が接続される機器(図1の例ではCECスイッチ500)が画面合成処理に対応している場合には(S504のYes)、S506以降の映像ストリーム切換処理に進む。尚、本実施形態では、特に記載しない限り、CECスイッチ500は画面合成処理に対応しているものとして説明を行なう。
【0054】
制御部112は、S501でユーザによってソース機器の切換を指示されたのが、メイン画面であるのかサブ画面であるのかを判別する(S506)。いずれの場合であっても、まず制御部112は、指定されたソース機器の物理アドレスを記憶すると共に、表示する画面のサイズ、大きさ、表示場所を記憶する(S507、S509)。その後、切換を指示されたのがメイン画面用の映像ストリームである場合には、Set Stream Pathコマンドを、サブ画面用の映像ストリームである場合にはSet Sub Strema Pathコマンドを、HDMI入力端子101A、101B、101Cからブロードキャストにより送信する(S508、S510)。尚上述の通り、これらのSet Stream Pathコマンド及びSet Sub Stream Pathコマンドは、当該コマンドで設定する映像ストリームのソース機器の物理アドレスを含む。
【0055】
映像ストリームの受信を開始準備が整うと、制御部112は、受信する映像ストリームが2つ(メイン画面用の映像ストリーム及びサブ画面用の映像ストリーム)であるのか、1つ(メイン画像のみ、もしくはメイン画面及びサブ画面を合成した映像信号の映像ストリーム)であるのかを判別する(S511)。受信する映像ストリームが2つである場合には(S511のYes)、ビデオプロセッサ108でメイン画面及びサブ画面の合成処理を行うべく制御し(S512)、受信する映像ストリームが1つである場合には(S512のNo)、合成処理を行わずに、メイン画面のみをビデオプロセッサ108から出力する設定を行なう(S513)。なおここで、受信する映像ストリームが1つである場合には、サブ画面用切換部104B及びサブ画面用TMDS受信部106Bを機能させずともよい。
【0056】
次に、図6を参照しながら、非表示設定を行なう場合のシンク機器の処理の流れを説明する。図6は、非表示設定を行なう場合の、デジタルテレビ100の処理の流れを示すフローチャートである。
【0057】
まず、制御部112は、GUI処理部107に非表示画面選択を出力したり、或いは図示しないリモコンからの指示を受けたりすることにより、ユーザから非表示設定の入力を受ける(S601)。
【0058】
制御部601は、指定された映像ストリームがメイン画面に対する非表示指示であるか、サブ画面に対する非表示指示であるかを判別する(S602)。メイン画面に対する非表示指示であれば(S602の「メイン画面」)、TMDS受信部106Aからビデオプロセッサ108への映像信号出力を停止し、ビデオプロセッサ108は、例えば、図示しないTVチューナからの映像信号の映像を表示パネル109に表示させる(S603)。
【0059】
メイン画面用の映像ストリームによる映像表示を停止する場合には、他にサブ画面用の映像ストリームによる映像表示があるか否かを判別し(S604)、ソース機器からの映像ストリームがある場合には(S604)、例えばTVチューナからの映像信号の映像とサブ画面用TMDS受信部106Bから出力される映像信号の映像とを合成して表示パネル109へ出力する(S605)。
【0060】
ユーザから非表示設定の入力を受けたのがサブ画面用の映像ストリームである場合には(S602の「サブ画面」)、当該映像ストリームを解除するためのコマンドであるClear Sub Stream Pathコマンドを、HDMI入力端子101A、101B、101Cからブロードキャストにより送信する(S606)。
【0061】
当該コマンド送信により、サブ画面用の映像ストリームの出力が停止されるので、ビデオプロセッサ108は、メイン画面用の映像ストリームの映像のみを出力する(S607)。
【0062】
続いて、図7を参照して、ソース機器の処理の流れを説明する。ソース機器の処理の流れについては、BDプレーヤ200を例にとって説明を行なうが、他のソース機器であっても同様の処理となる。
【0063】
まずプレーヤ200は、HDMI出力端子204で映像ストリーム設定用のCECコマンドである、Set Stream Pathコマンド、又はSet Sub Stream Pathコマンドを受信したか否かを判別する(S701)。映像ストリーム設定用のコマンドを受信した場合には(S701のYes)、当該コマンドが、自機器の物理アドレスを指定するものか否かを判別する(S702)。もし、自機器が指定されていれば(S702のYes)、メイン画面用又はソース画面用の映像ストリームの映像信号を出力するソース機器として、TMDS送信部203から、HDMI出力端子204を介した映像信号の出力を開始する(S703)。
【0064】
もし、S701で受信した映像ストリーム設定用のコマンドが自機器を指定したものではない場合には(S702のNo)、自機器が、当該映像ストリームの映像出力を行なっているか否か(Set Stream Pathコマンドを受信した場合にはメイン画像用の映像ストリームの映像信号を出力しているか、Set Sub Stream Pathコマンドを受信した場合には、サブ画面用の映像ストリームの映像信号を出力しているか)を判別する(S704)。出力を行なっている場合には(S704のYes)、他の機器が映像ストリームの映像出力元であるソース機器として指定され、自機器は出力不要であると考えられるため、TMDS送信部203からの映像信号の出力を停止する(S705)。
【0065】
一方、HDMI出力端子204で、サブ画面用の映像ストリーム解除用のCECコマンドであるClear Sub Stream Pathを受信した場合には(S706のYes)、自機器がサブ画面用の映像ストリームの映像信号の出力を行なっているか否かを判別し(S707)、サブ画面用の映像ストリームの映像信号の出力を行なっている場合には当該出力を停止する(S705)。
【0066】
以下、図8を参照して、画面合成機能を有する中継機器の処理の流れを説明する。図8は、CECスイッチ500の処理の流れを示すフローチャートである。
制御部510は、HDMI出力端子507で、映像ストリーム設定用のCECコマンドである、Set Stream Pathコマンド、又はSet Sub Stream Pathコマンドを受信したか否かを判別する(S801)。映像ストリーム設定用のコマンドを受信した場合には(S801のYes)、当該コマンドで指定される物理アドレスが、自機器の上流側機器(図1の例であれば、DVDプレーヤ300又はセットトップボックス400)を指定するものであるか否かを判別する(S802)。
【0067】
自機器の上流側機器を指定するものである場合には(S802のYes)、メイン画面用映像ストリーム、及びサブ画面用映像ストリームの双方のソース機器が、CECスイッチ500よりも上流であるか否か、即ちHDMI入力端子501A及びHDMI入力端子501Bの双方から映像ストリームの映像信号を受信しているか否かを判別する(S803)。
【0068】
双方の映像ストリームの映像信号のソース機器が自機器の上流側機器である場合には(S803のYes)、HDMI入力端子501A及びHDMI入力端子501Bから入力された映像信号の映像を、ビデオプロセッサ505の合成処理部505Aで合成した映像信号を、HDMI出力端子507から出力する。
【0069】
S803で、一方の映像ストリームのみのソース機器が自機器の上流側機器である場合には、合成処理等の加工を行なわずに、指定された映像ストリームの映像信号をHDMI出力端子507から出力する。
【0070】
以上説明したように、本実施例によれば、メイン画面用の映像ストリームを設定するためのコマンドに加え、サブ画面用の映像ストリームを設定するためのコマンドを定義したため、シンク機器であるデジタルテレビ100は、2台のソース機器から出力された映像信号による映像を表示できる。
【0071】
また、映像ストリーム解除用のコマンドも定義している。ソース機器は映像信号の出力の必要なタイミングを認識することが可能となり、不要な映像ストリーム出力が継続される事態を防ぐことができ、処理抑制による消費電力の低減等を図ることが可能となる。
【0072】
また、本実施形態では、CECスイッチで画面合成処理を行うことができるので、リピータ機器(中継機器)に複数ソース機器が繋がっている場合であっても、複数画面表示が可能となる。
【0073】
尚、本実施形態においては、映像ストリーム解除のためのCECコマンドをサブ画面用の映像ストリームに対してのみ用意しているが、これに限られるものではなく、メイン画面用の映像ストリームに対しても解除のためのCECコマンドを定義してもよい。
【符号の説明】
【0074】
1・・・・HDMIシステム
100・・・デジタルテレビ
101A、101B、101C・・・HDMI入力端子
102A、102B、102C・・・EDIDメモリ
103・・・CEC通信部
104A、104B・・・切換部
105・・・EDID送信部、HDCP認証部
106A、106B・・・TMDS受信部
107・・・GUI処理部
108・・・ビデオプロセッサ
109・・・表示パネル
110・・・D/A変換器
111・・・スピーカ
112・・・制御部
200・・・BDプレーヤ
201・・・映像データ入力部
202・・・デコード部
203・・・TMDS送信部
204・・・HDMI出力端子
205・・・EDID受信部、HDCP認証部
206・・・CEC通信部
207・・・制御部
501A、501B・・・HDMI入力端子
502A、502B・・・EDIDメモリ
503A、503B・・・切換部
504A、504B・・・TMDS受信部
505・・・ビデオプロセッサ
506・・・TMDS送信部
507・・・HDMI出力端子
508・・・CEC通信部
509・・・EDID通信部、HDCP認証部
510・・・制御部
300・・・DVDプレーヤ
400・・・セットトップボックス
500・・・CECスイッチ
600・・・セットトップボックス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のソース機器に対して映像ストリームの設定を指示する第1の制御コマンドと、第2のソース機器に対して映像ストリームの設定を指示する第2の制御コマンドとを端子から出力させる第1の制御手段と、
前記第1及び第2の制御コマンドが出力される場合であって、前記第1のソース機器及び前記第2のソース機器が中継機器を介して前記端子に接続されている場合、前記中継機器が前記第1のソース機器からの映像ストリームと前記第2のソース機器からの映像ストリームとに基づいた新たな映像生成に対応しているか否かに応じて異なる制御を行う第2の制御手段と
を備える通信装置。
【請求項2】
前記第2の制御手段は、前記中継機器が新たな映像生成に対応している場合は当該新たな映像生成のための制御を行う請求項1記載の通信装置。
【請求項3】
前記第2の制御手段は、前記中継機器が新たな映像生成に対応していない場合はエラー報知のための制御を行う請求項1記載の通信装置。
【請求項4】
前記第2の制御手段は、一方のソース機器に対して映像ストリームを解除するための第3の制御コマンドを、前記端子から出力することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
【請求項5】
前記第1のソース機器からの映像ストリームに重畳される音声信号の音声を出力する音声出力手段を有し、
前記音声出力手段は、前記第1のソース機器からの映像ストリームに重畳される音声信号の出力時には、前記第2のソース機器からの映像ストリームに重畳される音声信号の音声は出力しないことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
【請求項6】
前記第1のソース機器および/または前記第2のソース機器を指定する設定画面を出力する表示制御手段を更に備え、
前記表示制御手段は、指定された前記第1のソース機器及び前記第2のソース機器が双方とも前記端子の上流側に接続されている場合にエラーメッセージを出力することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
【請求項7】
第1のソース機器と第2のソース機器とに接続された通信装置における制御方法であって、
前記第1のソース機器に対して映像ストリームの設定を指示する第1の制御コマンドと、前記第2のソース機器に対して映像ストリームの設定を指示する第2の制御コマンドとを、前記第1のソース機器及び前記第2のソース機器に出力し、
前記第1及び第2の制御コマンドが出力される場合であって、前記第1のソース機器及び前記第2のソース機器が中継機器を介して前記通信装置に接続されている場合、前記中継機器が前記第1のソース機器からの映像ストリームと前記第2のソース機器からの映像ストリームとに基づいた新たな映像生成に対応しているか否かに応じて異なる制御を行うことを特徴とする制御方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2011−176896(P2011−176896A)
【公開日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−134682(P2011−134682)
【出願日】平成23年6月17日(2011.6.17)
【分割の表示】特願2010−19706(P2010−19706)の分割
【原出願日】平成22年1月29日(2010.1.29)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】