説明

通信装置及びネットワーク接続方法

【課題】ポートを効率よく使用することができ、接続の自由度が高く、設定が容易な通信装置を提供する。
【解決手段】有線LANハブ機能処理部14は、複数の有線LANポート11a,11bのうち、いずれか1つの有線LANポートがIPアドレスを取得した場合において、他の有線LANポートを、複数の有線LANポート11a,11b及び無線LANポート12に対するハブとして動作させ、無線LANポート12がIPアドレスを取得した場合において、複数の有線LANポート11a,11bを、ハブとして動作させる。アクセスポイント機能処理部16は、複数の有線LANポート11a,11bのうち、いずれか1つの有線LANポートがIPアドレスを取得した場合において、無線LANポート12を、無線LANクライアントとなる無線LAN端末6a,6bに対するアクセスポイントとして動作させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、接続の自由度が高い通信装置及びネットワーク接続方法に関する。
【背景技術】
【0002】
昨今のネットワークインフラの普及に伴い、一般家庭内においても、家電機器やコンピュータ、その他の周辺機器等を相互に通信可能に接続し、所定の範囲の機器を統合して管理できる、いわゆるホームネットワークが普及しつつある。ホームネットワークは、各機器間におけるデータ処理機能の共有、コンテンツの送受信等を可能にし、利便性が高い。一般に、このようなネットワーク機器の接続には、Ethernet(登録商標)ケーブル等による有線LAN接続と、IEEE802.11a/b/g/n等の規格に従った無線LAN接続が使用される。
【0003】
通信装置の中には、有線、無線のいずれにおいてもルータとの接続ができるように、有線LANポート、無線LANポートの2種のポートを備えるものがある。このような通信装置として、例えば、ルータとの接続、ネットワーク通信可能なハードディスク装置との接続等に利用可能な複数の有線LANポートを備えるネットワーク対応テレビのような家電商品が発売されている。このような通信装置は、例えば、有線LANポートを使用して有線LANルータと接続した場合には、無線LANポートが使用せず、無線LANポートを使用して無線LANルータと接続した場合には、有線LANポートを使用しない状態であった。
【0004】
複数の有線LANポートと無線LANポートを備えた装置として、無線LANルータや無線LANコンバータ等がある。特許文献1に記載の無線LAN装置は、有線LANポートで受信したパケットを判別して、無線LANの親機(アクセスポイント)、子機(クライアント)の機能を自動的に切り替えるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−166222号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の無線LAN装置では、有線LANポートに関してハブとして機能するのみで、有線LANルータとの接続に用いることはできなかった。また、複数の有線LANポートを備える通信装置において、ルータの接続に用いた有線LANポート以外のポートを使用することができなかった。或いは、使用するための設定が煩雑であり、一般ユーザにとって困難であった。
【0007】
上記問題点を鑑み、本発明は、ポートを効率よく使用することができ、接続の自由度が高く、設定が容易な通信装置及びネットワーク接続方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、複数の有線LANポート(11a,11b)と、無線LANポート(12)と、前記複数の有線LANポート(11a,11b)のうち、いずれか1つの有線LANポートがIPアドレスを取得した場合において、他の有線LANポートを、前記複数の有線LANポート(11a,11b)及び前記無線LANポート(12)に対するハブとして動作させ、前記無線LANポート(12)がIPアドレスを取得した場合において、前記複数の有線LANポート(11a,11b)を、前記ハブとして動作させる有線LANハブ機能処理部(14)と、前記複数の有線LANポート(11a,11b)のうち、いずれか1つの有線LANポートがIPアドレスを取得した場合において、前記無線LANポート(12)を、無線LANクライアントとなる無線LAN端末(6a,6b)に対するアクセスポイントとして動作させるアクセスポイント機能処理部(16)とを備える通信装置(1)であることを要旨とする。
【0009】
また、本発明の第1の態様に係る通信装置(1)は、前記無線LANポート(12)がIPアドレスを取得した場合において、前記無線LANポート(12)を、無線LANルータ(22)に対するクライアントとして動作させるクライアント機能処理部(17)を更に備え、前記クライアント機能処理部(17)は、前記無線LANポート(12)がIPアドレスを取得した場合において、前記複数の有線LANポート(11a,11b)のうち、少なくとも1つの有線LANポートに有線LAN端末(5a,5b)が接続された際に、前記無線LANポート(12)を、前記有線LAN端末(5a,5b)に対する無線LANコンバータとして動作させることができる。
【0010】
本発明の第2の態様は、複数の有線LANポート(11a,11b)のうち、いずれか1つの有線LANポートがIPアドレスを取得した場合において、他の有線LANポートを、前記複数の有線LANポート(11a,11b)及び前記無線LANポート(12)に対するハブとして動作させるステップと、無線LANポート(12)がIPアドレスを取得した場合において、前記複数の有線LANポート(11a,11b)を、前記ハブとして動作させるステップと、前記複数の有線LANポート(11a,11b)のうち、いずれか1つの有線LANポートがIPアドレスを取得した場合において、前記無線LANポート(12)を、無線LANクライアントとなる無線LAN端末(6a,6b)に対するアクセスポイントとして動作させるステップとを含むネットワーク接続方法であることを要旨とする。
【0011】
また、本発明の第2の態様に係るネットワーク接続方法は、前記無線LANポート(12)がIPアドレスを取得した場合において、前記無線LANポート(12)を、無線LANルータに対するクライアントとして動作させるステップと、前記無線LANポート(12)がIPアドレスを取得した場合において、前記複数の有線LANポート(11a,11b)のうち、少なくとも1つの有線LANポートに有線LAN端末(5a,5b)が接続された際に、前記無線LANポート(12)を、前記有線LAN端末(5a,5b)に対する無線LANコンバータとして動作させるステップとを更に含むことができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ポートを効率よく使用することができ、接続の自由度が高く、設定が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施の形態に係る通信装置の基本的な構成を説明するブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る通信装置の動作を説明するフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態に係る通信装置の基本的な構成を説明するブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る通信装置の基本的な構成を説明するブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る通信装置の基本的な構成を説明するブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。但し、以下に示す実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法、及びこれらの装置に用いられるプログラムを例示するものであって、本発明の技術的思想は、下記の実施の形態に例示した装置や方法、及びこれらの装置に用いられるプログラムに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
【0015】
本発明の実施の形態に係る通信装置1は、図1に示すように、それぞれ他の通信機器と有線で通信可能に接続する物理ポートである複数の有線LANポート11a,11bと、他の通信機器と無線で通信可能に接続する論理ポートである無線LANポート12と、複数の有線LANポート11a,11bが、それぞれネットワークデバイスとして動作するよう処理をする有線LAN機能処理部13と、複数の有線LANポート11a,11bが、それぞれ、複数の有線LANポート11a,11b及び無線LANポート12に対するハブとして動作するように処理する有線LANハブ機能処理部14と、無線LANポート12が、無線LANにおけるクライアントとなる他の通信機器に対するアクセスポイントとして動作するよう処理するアクセスポイント機能処理部16と、無線LANポート12が、無線LANにおけるアクセスポイントとなる無線LANルータ21に対するクライアントとして動作するよう処理するクライアント機能処理部17とを備える。図1において、2つの有線LANポート11a,11bを示しているが、有線LANポートは3つ以上であっても良い。通信装置1は、例えば、テレビ、レコーダ等の種々の家電機器とすることができる。
【0016】
複数の有線LANポート11a,11bは、例えば、それぞれEthernet(登録商標)により接続可能な物理ポートである。無線LANポート12は、例えば、IEEE802.11a/b/g/n等の規格にしたがった無線通信が可能な論理ポートである。
【0017】
通信装置1は、その他、有線LAN機能処理部13、有線LANハブ機能処理部14の動作をそれぞれ制御する有線LAN機能制御部15と、アクセスポイント機能処理部16、クライアント機能処理部17の動作をそれぞれ制御する無線LAN機能制御部18とを備える。
【0018】
有線LAN機能制御部15は、複数の有線LANポート11a,11bのうち、いずれか1つの有線LANポートがIPアドレスを取得した場合において、有線LANハブ機能処理部14に、他の有線LANポートが、ハブとして動作するように処理させる。また、有線LAN機能制御部15は、無線LANポート12がIPアドレスを取得した場合において、有線LANハブ機能処理部14に、複数の有線LANポート11a,11bが、それぞれハブとして動作するように処理させる。
【0019】
無線LAN機能制御部18は、複数の有線LANポート11a,11bのうち、いずれか1つの有線LANポートがIPアドレスを取得した場合において、アクセスポイント機能処理部16に、無線LANポート12が、無線LANにおけるクライアントとなる無線LAN端末6a,6bに対するアクセスポイントとして動作するように処理させる。また、無線LAN機能制御部18は、無線LANポート12がIPアドレスを取得した場合において、クライアント機能処理部17に、無線LANポート12が、無線LANルータに対するクライアントとして動作するように処理させる。
【0020】
図2のフローチャートを用いて、通信装置1によるネットワーク接続方法の一例を、図1、図3〜図5を参照して説明する。ネットワーク接続方法の開始時において、複数の有線LANポート11a,11b、無線LANポート12は、それぞれ無効化されている。
【0021】
先ず、ステップS1において、有線LAN機能制御部15は、有線LAN機能処理部13に、複数の有線LANポート11a,11bのうち、1つの有線LANポート11aが有効化するように処理させる。
ステップS2において、有線LAN機能処理部13は、直前のステップで有効化された有線LANポート11aについて、IPアドレスを要求する。
【0022】
例えば、図1に示すように、有線LANポート11aが、モデム3を介してインターネット4に接続可能な有線LANルータ21と接続されている場合、有線LAN機能処理部13は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能を有する有線LANルータ21に、有線LANポート11aのIPアドレスを要求する。
【0023】
ステップS3において、有線LAN機能制御部15は、有線LAN機能処理部13を介して、ステップS2においてIPアドレスを要求された有線LANポート11aがIPアドレスを取得したか否かを判定する。有線LANポート11aが、図1に示すように有線LANルータ21に接続され、有線LANルータ21からIPアドレスを取得した場合、ステップS4において、有線LAN機能制御部15は、有線LANハブ機能処理部14に、IPアドレスを取得した有線LANポート11aでない他の有線LANポート11bが、ハブとして動作するように処理させる。
【0024】
すなわち、例えば図1に示すように、有線LANポート11bに、他の通信機器である有線LAN端末5bが接続される場合、有線LAN端末5bは、有線LANポート11b、有線LANポート11aを介して、有線LANルータ21に接続できる。有線LAN端末5bは、有線LANルータ21からIPアドレスを付与され、有線LANルータ21、モデム3を介してインターネット4に接続できる。
【0025】
ステップS5において、無線LAN機能制御部18は、アクセスポイント機能処理部16に、無線LANポート12が他の通信端末である無線LAN端末6a,6bに対するアクセスポイントとして動作するように処理させる。
【0026】
すなわち、無線LAN端末6a,6bは、無線LANポート12に対するクライアントとして、無線LANポート12と通信可能に接続する。無線LAN端末6a,6bは、無線LANポート12、有線LANポート11aを介して、有線LANルータ21に接続できる。無線LAN端末6a,6bは、有線LANルータ21、モデム3を介してインターネット4に接続できる。
【0027】
ステップS3において、有線LAN機能処理部13が、有線LANポート11aがIPアドレスを取得できなかった場合、ステップS6に進み、有線LAN機能処理部13は、現在有効化されている有線LANポート11aが無効化するよう処理する。
【0028】
ステップS7において、有線LAN機能処理部13は、全ての有線LANポート11a,11bについて、IPアドレスを取得不可だったか否かを判定する。全ての有線LANポート11a,11bがIPアドレスを取得できなかった場合、ステップS9に進む。
【0029】
全ての有線LANポート11a,11bについて、IPアドレスを取得不可でない場合、ステップS8において、有線LAN機能制御部15は、有線LAN機能処理部13に、次の有線LANポート11bが有効化するように処理させた後、ステップS2に戻る。
【0030】
有線LANポート11bが、図3に示すように有線LANルータ21に接続され、有線LANルータ21からIPアドレスを取得した場合、ステップS4において、有線LAN機能制御部15は、有線LANハブ機能処理部14に、IPアドレスを取得した有線LANポート11aでない他の有線LANポート11aが、ハブとして動作するように処理させれば良い。この場合においても、無線LAN端末6a,6bは、無線LANポート12、有線LANポート11aを介して、有線LANルータ21に接続し、有線LANルータ21、モデム3を介してインターネット4に接続できる。
【0031】
全ての有線LANポート11a,11bがIPアドレスを取得できなかった場合、ステップS9において、無線LAN機能制御部18は、クライアント機能処理部17に、無線LANポート12が有効化するように処理させる。
【0032】
ステップS10において、クライアント機能処理部17は、無線LANポート12が、アクセスポイントとなるルータ部に接続するよう処理し、ステップS11において、クライアント機能処理部17は、無線LANポート12について、IPアドレスを要求する。
【0033】
例えば、図4に示すように、無線LANポート12が、モデム3を介してインターネット4に接続可能なアクセスポイントとなる無線LANルータ22と通信可能に接続された場合、クライアント機能処理部17は、DHCPサーバ機能を有する無線LANルータ22に、無線LANポート12のIPアドレスを要求する。
【0034】
ステップS12において、無線LAN機能制御部18は、クライアント機能処理部17を介して、無線LANポート12がIPアドレスを取得したか否かを判定する。無線LANポート12が、図4に示すように無線LANルータ22に接続され、無線LANルータ22からIPアドレスを取得した場合、ステップS13において、無線LAN機能制御部18は、クライアント機能処理部17に、無線LANポート12が無線LANルータ22に対するクライアントとして動作するように処理させる。
【0035】
ステップS14において、有線LAN機能制御部15は、有線LANハブ機能処理部14に、複数の有線LANポート11a,11bが有効化するように処理させると共に、複数の有線LANポート11a,11bがハブとして動作するように処理する。
【0036】
すなわち、図4に示すように、有線LANポート11a,11bに有線LAN端末5a,5bがそれぞれ接続されている場合、有線LAN端末5a,5bは、それぞれ有線LANポート11a,11b、無線LANポート12を介して無線LANルータ22に接続できる。有線LAN端末5a,5bは、それぞれ、無線LANルータ22、モデム3を介して、インターネット4に接続できる。このとき、クライアント機能処理部17は、無線LANポート12が、有線LAN端末5a,5bに対して、有線、無線通信を変換するコンバータとして動作するよう処理している。なお、無線LANルータ22に対するクライアントとなる無線LAN端末6a,6bは、無線LANルータ22、モデム3を介して、インターネットに接続できる。
【0037】
ステップS12において無線LANポート12がIPアドレスを取得できなかった場合、ステップS15において、無線LAN機能制御部18は、アクセスポイント機能処理部16に、無線LANポート12が無線LAN端末6a,6bに対するアクセスポイントとして動作するように処理させる。
【0038】
ステップS16において、有線LAN機能制御部15は、有線LAN機能処理部13に、有線LAN端末5a,5bと接続された有線LANポート11a,11bがAutoIPによるIPアドレスの設定を行うように処理させる。
【0039】
すなわち、図5に示すように、通信装置1に通信可能に接続された有線LAN端末5a,5b、無線LAN端末6a,6bは、それぞれ有線LANポート11a,11b、無線LANポート12を介して、互いに通信することができる。
【0040】
本発明の実施の形態に係る通信装置1によれば、複数の有線LANポート、無線LANポートに通信可能に接続された機器に応じて、複数の有線LANポート、無線LANポートの機能を使い分けることにより、自装置を中継装置として、各機器のインターネットへの接続の設定を自動的に行うことができ、接続の自由度が高い。
【0041】
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0042】
既に述べた実施の形態において、ステップS16における処理は、通信装置1がDHCPサーバ機能を有することにより、通信装置1に接続される有線LAN端末5a,5b、無線LAN端末6a,6bに直ちにIPアドレスを付与することができ、AutoIPによる設定よりも短時間でIPアドレスの設定が可能となる。
【0043】
また、図2に示すフローチャートにおいて、接続の回線速度、安定度の観点から、有線LANポート11a,11bによるIPアドレス要求を先に行ったが、無線LANポート12によるIPアドレス要求を先に行うようにしても良い。
【0044】
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【符号の説明】
【0045】
1…通信装置
3…モデム
4…インターネット
5a,5b…有線LAN端末
6a,6b…無線LAN端末
11a,11b…有線LANポート
12…無線LANポート
13…有線LAN機能処理部
14…有線LANハブ機能処理部
15…有線LAN機能制御部
16…アクセスポイント機能処理部
17…クライアント機能処理部
18…無線LAN機能制御部
21…有線LANルータ
22…無線LANルータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の有線LANポートと、
無線LANポートと、
前記複数の有線LANポートのうち、いずれか1つの有線LANポートがIPアドレスを取得した場合において、他の有線LANポートを、前記複数の有線LANポート及び前記無線LANポートに対するハブとして動作させ、前記無線LANポートがIPアドレスを取得した場合において、前記複数の有線LANポートを、前記ハブとして動作させる有線LANハブ機能処理部と、
前記複数の有線LANポートのうち、いずれか1つの有線LANポートがIPアドレスを取得した場合において、前記無線LANポートを、無線LANクライアントとなる無線LAN端末に対するアクセスポイントとして動作させるアクセスポイント機能処理部と
を備えることを特徴とする通信装置。
【請求項2】
前記無線LANポートがIPアドレスを取得した場合において、前記無線LANポートを、無線LANルータに対するクライアントとして動作させるクライアント機能処理部を更に備え、
前記クライアント機能処理部は、前記無線LANポートがIPアドレスを取得した場合において、前記複数の有線LANポートのうち、少なくとも1つの有線LANポートに有線LAN端末が接続された際に、前記無線LANポートを、前記有線LAN端末に対する無線LANコンバータとして動作させること特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
複数の有線LANポートのうち、いずれか1つの有線LANポートがIPアドレスを取得した場合において、他の有線LANポートを、前記複数の有線LANポート及び前記無線LANポートに対するハブとして動作させるステップと、
無線LANポートがIPアドレスを取得した場合において、前記複数の有線LANポートを、前記ハブとして動作させるステップと、
前記複数の有線LANポートのうち、いずれか1つの有線LANポートがIPアドレスを取得した場合において、前記無線LANポートを、無線LANクライアントとなる無線LAN端末に対するアクセスポイントとして動作させるステップと
を含むことを特徴とするネットワーク接続方法。
【請求項4】
前記無線LANポートがIPアドレスを取得した場合において、前記無線LANポートを、無線LANルータに対するクライアントとして動作させるステップと、
前記無線LANポートがIPアドレスを取得した場合において、前記複数の有線LANポートのうち、少なくとも1つの有線LANポートに有線LAN端末が接続された際に、前記無線LANポートを、前記有線LAN端末に対する無線LANコンバータとして動作させるステップと
を更に含むことを特徴とする請求項3に記載のネットワーク接続方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−209678(P2012−209678A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−72529(P2011−72529)
【出願日】平成23年3月29日(2011.3.29)
【出願人】(308036402)株式会社JVCケンウッド (1,152)
【Fターム(参考)】