説明

遊技システム、台間装置および遊技管理方法

【課題】遊技媒体の貸出単位の設定の変更が頻繁に行われる場合であっても、遊技台ごとに予め設定する遊技媒体の貸出単位が正しく設定されているか否かを容易にかつ正確に確認すること。
【解決手段】台間装置と遊技台との間の通信を行い、管理装置と台間装置との間の通信を行い、遊技台が貸し出す遊技媒体数に関する貸出遊技媒体数情報を台間装置と遊技台との間の通信手段を介して取得して、取得された貸出遊技媒体数情報と予め定められた所定の数とが異なるか否かを判定して、貸出遊技媒体数情報と所定の数とが異なると判定された場合に報知するように構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、遊技媒体を投出する遊技台と前記遊技台ごとに設けられる台間装置と前記台間装置と接続される管理装置とで前記遊技台を管理する遊技システム、台間装置および遊技管理方法に関し、特に、遊技媒体の貸出単位の設定の変更が頻繁に行われる場合であっても、遊技台ごとに予め設定する遊技媒体の貸出単位が正しく設定されているか否かを容易にかつ正確に確認することができる遊技システム、台間装置および遊技管理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、パチンコ店などの遊技店に設置されるパチンコ機やパチスロ機といった遊技台に並設され、挿入された貨幣または記録媒体に価値付けられている残額(プリペイド価値)に基づいて所定数の遊技媒体を貸出す各台装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
具体的には、各台装置では、遊技客によって挿入された貨幣または記録媒体を読み込み、さらに遊技媒体の貸出要求を受け付け、遊技台に遊技媒体の貸出指示を出す。一方、遊技台は、1回に投出される遊技媒体の貸出単位が決まっている。
【0004】
したがって、各台装置からの貸出指示によって所定数の遊技媒体の貸出が行われる場合、遊技台は貸出単位ずつ投出を行い、所定数に達するまで遊技媒体の投出を繰り返し行う。
【0005】
たとえば、パチンコ機の貸出単位は25玉であるが、パチンコ玉を100円あたり25玉で貸出が行われる場合、遊技台は各台装置から500円分の貸出指示を受け付けた際に、5回遊技媒体の投出を繰り返すこととなる。
【0006】
しかし、近年では、消費税の増税等の理由で、100円あたりの遊技媒体の投出数を減らすことによって、遊技店が徴収する方式も考えられている。そこで、このような徴収方式をとる遊技店では、遊技台ごとに遊技媒体の貸出単位を、たとえば24玉と設定変更しておく必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特許第3545395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記した従来技術では、遊技台に遊技媒体の貸出単位が正しく設定されているかを確認するには、すべての遊技台について、従業員が遊技媒体を投出し、投出された玉数を数えるしか方法がなかった。このため、確認を行うための多大な時間と人員が必要になるという問題点があった。
【0009】
また、たとえ従業員によって確認が行われたとしても、特に遊技台の入れ替えを頻繁に行うような遊技店では、遊技台を入れ替えるたびに遊技媒体の貸出単位を設定するため、設定する頻度の増加に伴い、確認洩れも増えてしまうという問題点もあった。
【0010】
そして、遊技媒体の貸出単位の設定の確認洩れがあり、営業開始後に遊技客によって発見された場合、遊技客から「100円あたり24玉投出されるところ、23玉しか投出されない。」といったクレームが出るだけでなく、遊技店側が故意に減らしていると思われ、遊技店の信用を大きく損なう恐れがある。
【0011】
これらのことから、遊技媒体の貸出単位の設定の変更が頻繁に行われる場合であっても、遊技台ごとに予め設定する遊技媒体の貸出単位が正しく設定されているか否かを容易にかつ正確に確認することができる遊技システム、台間装置および遊技管理方法をいかにして実現するかが大きな課題となっている。
【0012】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであって、遊技媒体の貸出単位の設定の変更が頻繁に行われる場合であっても、遊技台ごとに予め設定する遊技媒体の貸出単位が正しく設定されているか否かを容易にかつ正確に確認することができる遊技システム、台間装置および遊技管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、遊技台ごとに設けられ前記遊技台に対して貸出指示を行う台間装置と、前記台間装置に対して接続されており前記台間装置の管理を行う管理装置とを有する遊技システムであって、前記台間装置と前記遊技台との間の通信を行う第1の通信手段と、前記管理装置と前記台間装置との間の通信を行う第2の通信手段と、前記遊技台が貸し出す遊技媒体数に関する貸出遊技媒体数情報を前記第1の通信手段を介して取得する取得手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、上記の発明において、前記取得手段によって取得された前記貸出遊技媒体数情報と予め定められた所定の数とが異なるか否かを判定する判定手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、上記の発明において、前記判定手段によって前記貸出遊技媒体数情報と前記所定の数とが異なると判定された場合に報知する報知手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、上記の発明において、前記貸出遊技媒体数情報は、前記遊技台で設定された貸出単位あたりの遊技媒体数であることを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、上記の発明において、前記貸出遊技媒体数情報は、前記遊技台から貸出用として払い出された遊技媒体を計数した数であることを特徴とする。
【0018】
また、本発明は、上記の発明において、前記判定手段による判定は、前記台間装置の電源ON時に行われることを特徴とする。
【0019】
また、本発明は、上記の発明において、前記判定手段による判定は、前記台間装置の電源ON後における最初の遊技媒体の貸出時に行われることを特徴とする。
【0020】
また、本発明は、上記の発明において、前記遊技台は、前記貸出指示に対して投出すべき前記遊技媒体の数を示す設定値として第一の設定値および第二の設定値を記憶する設定値記憶手段を備え、前記台間装置は、前記第一の設定値に対応する前記貸出指示である第一の貸出指示の回数と、前記第二の設定値に対応する前記貸出指示である第二の貸出指示の回数との組合せを記憶する組合せ記憶手段と、所定の貸出要求を受け付けた場合に、前記組合せ記憶手段に記憶された前記第一の貸出指示の回数および前記第二の貸出指示の回数とそれぞれ同数の前記第一の貸出指示および前記第二の貸出指示を前記遊技台へ送信する貸出指示送信手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、台間装置と遊技台との間の通信を行い、管理装置と台間装置との間の通信を行い、遊技台が貸し出す遊技媒体数に関する貸出遊技媒体数情報を台間装置と遊技台との間の通信手段を介して取得することとしたので、遊技台ごとに遊技媒体の貸出状態を容易に確認することができるという効果を奏する。
【0022】
また、本発明によれば、取得された貸出遊技媒体数情報と予め定められた所定の数とが異なるか否かを判定することとしたので、遊技媒体の貸出単位の設定の変更が頻繁に行われる場合であっても、遊技台ごとに予め設定する遊技媒体の数が正しく設定されているか否かを容易にかつ正確に判定することができるという効果を奏する。
【0023】
また、本発明によれば、貸出遊技媒体数情報と所定の数とが異なると判定された場合に報知することとしたので、遊技媒体の貸出単位の設定の変更が頻繁に行われる場合であっても、遊技台ごとに予め設定する遊技媒体の数が正しく設定されているか否かを容易にかつ正確に確認することができるという効果を奏する。
【0024】
また、本発明によれば、貸出遊技媒体数情報は、遊技台で設定された貸出単位あたりの遊技媒体数であることとしたので、遊技台ごとに予め設定する遊技媒体の貸出単位が正しく設定されているか否かを容易にかつ正確に確認することができるという効果を奏する。
【0025】
また、本発明によれば、貸出遊技媒体数情報は、遊技台から貸出用として払い出された遊技媒体を計数した数であることとしたので、貸出単位の設定値通りに正しく遊技媒体が投出されているか否かを確認することができるという効果を奏する。
【0026】
また、本発明によれば、取得された貸出遊技媒体数情報と予め定められた所定の数とが異なるか否かの判定は、台間装置の電源ON時に行われることとしたので、従業員によって遊技店の開店前にチェックができることで、遊技客へのサービスを向上することができるという効果を奏する。
【0027】
また、本発明によれば、取得された貸出遊技媒体数情報と予め定められた所定の数とが異なるか否かの判定は、台間装置の電源ON後における最初の遊技媒体の貸出時に行われることとしたので、従業員によって容易に遊技店の開店前にチェックができるとともに、たとえ開店後であっても、遊技客が遊技開始直後にチェックができることで、遊技客へのサービスを向上することができるという効果を奏する。
【0028】
また、本発明によれば、貸出指示に対して投出すべき遊技媒体の数を示す設定値として第一の設定値および第二の設定値を遊技台が記憶して、第一の設定値に対応する貸出指示である第一の貸出指示の回数と、第二の設定値に対応する貸出指示である第二の貸出指示の回数との組合せを台間装置が記憶して、所定の貸出要求を受け付けた場合に、記憶された第一の貸出指示の回数および第二の貸出指示の回数とそれぞれ同数の第一の貸出指示および第二の貸出指示を遊技台へ台間装置が送信することとしたので、遊技媒体を貸出す際に、遊技媒体によって徴収する税率と所定の消費税率との差を小さくすることによって、遊技店が負担する消費税に満たない額を最小に抑えることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】図1は、本発明にかかる遊技手法の概要を示す図である。
【図2】図2は、本実施例にかかる遊技システムを構成する遊技台、各台装置および管理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、投出数情報の一例を示す図である。
【図4】図4は、投出数と消費税率との関係を示す図である。
【図5】図5は、本実施例にかかる遊技台の玉投出部の一例を示す図である。
【図6】図6は、本実施例にかかる遊技台、各台装置および管理装置での処理手順を示すシーケンス図である。
【図7】図7は、変形例にかかる投出数と消費税率との関係を示す図である。
【図8】図8は、変形例にかかる遊技台の玉投出部の一例を示す図である。
【図9】図9は、変形例にかかる投出数情報の表示画面の一例を示す図である。
【図10】図10は、変形例にかかる遊技台、各台装置および管理装置での処理手順を示すシーケンス図である。
【図11】図11は、変形例にかかる遊技台、各台装置および管理装置での処理手順を示すシーケンス図である。
【図12】図12は、変形例にかかる投出数情報の表示画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる遊技手法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明にかかる遊技手法の概要について図1を用いて説明した後に、本発明にかかる遊技手法を適用した遊技システムについての実施例を図2〜図12を用いて説明することとする。
【0031】
図1は、本発明にかかる遊技手法の概要を示す図である。なお、図1では、本発明にかかる遊技手法を適用した遊技システムを例示している。図1に示すように、本発明にかかる遊技手法を適用した遊技システムでは、遊技媒体の貸出単位を各台装置に併設された遊技台ごとに従業員によって予め設定し、設定された値を管理装置で一覧表示することによって、遊技台に正しく貸出単位が設定されているか否かを確認することができる点に主たる特徴がある。
【0032】
同図に示すように、遊技店に設置される遊技台には各台装置が併設されており、遊技台の貸出状態を投出数情報によって管理している管理装置とは、LAN(Local Area Network)等のネットワーク経由で接続されている。
【0033】
各台装置では、遊技客によって挿入された貨幣の残額を用いて遊技媒体の貸出を行い、各台装置に併設される遊技台からパチンコ玉の投出を行うが、その際、遊技客から消費税を徴収しない遊技店もある。また、貸出を行う玉数から予め消費税に相当する玉数を減算してパチンコ玉を投出している遊技店もある。
【0034】
たとえば、パチンコ玉1玉を4円で貸出を行い、100円に対する貸出単位を1度数とした場合、1度数を25玉(100円÷4円=25玉)としてパチンコ玉を投出する場合は、遊技客からは消費税を徴収していないことになる。
【0035】
また、1度数を23玉として投出する場合は、100円に対して2玉分すなわち8円(4円×2玉)の消費税を徴収することになる。ここで、消費税を10%とすると、23玉に対する10%の消費税は2.3玉分である。
【0036】
そこで、遊技客からは2玉分(8円)の消費税を徴収し、端数の0.3玉分すなわち1.2円(4円×0.3玉)は遊技店が負担することになる。このように、遊技店によって消費税の徴収方法が異なるため、1度数の貸出単位も異なる。
【0037】
ここでは、遊技店が貸出単位を1度数23玉とした場合について例示する。この場合、遊技店に設置されるすべての遊技台に対し、従業員によって予め貸出単位を1度数23玉と設定しておく必要がある。
【0038】
まず、同図左下に示すように、台番号:101の遊技台には、従業員によって貸出単位が1度数23玉と設定されたとする(同図の(0)参照)。ここで、台番号:101の遊技台は、従業員によってパチンコ玉の貸出要求を行う「貸出ボタン」が押下されたことにより、設定値(23玉)と同数のパチンコ玉の投出を行う(同図の(1)参照)。
【0039】
そして、台番号:101の遊技台は、投出した玉数を計数し(以下、「投出数」と記載する)、各台装置を経由して管理装置へ投出数(23玉)を通知する(同図の(2)参照)。また、管理装置は、台番号:101の投出数情報の投出数に、受信した投出数(23玉)を登録する(同図の(3)参照)。
【0040】
さらに、管理装置は、遊技店が規定した貸出単位(23玉)と投出数(23玉)とが同じであるか否かを判定する。この場合、双方が同じであることから、管理装置は、台番号:101の遊技台には貸出単位が正しく設定されていると判定し、貸出状態を「OK」と表示する。
【0041】
一方、同図右下に示すように、台番号:102の遊技台には、従業員が貸出単位を設定する際、誤って1度数22玉と設定されたとする(同図の(0)’参照)。この場合、遊技台は、従業員によって「貸出ボタン」が押下されたことにより、設定値(22玉)と同数のパチンコ玉の投出を行う(同図の(4)参照)。
【0042】
そして、台番号:102の遊技台は、各台装置を経由して管理装置へ計数した投出数(22玉)を通知する(同図の(5)参照)。また、管理装置は、台番号:102の投出数情報の投出数に、受信した投出数(22玉)を登録する(同図の(6)参照)。
【0043】
さらに、管理装置は、遊技店が規定した貸出単位(23玉)と投出数(22玉)とが同じであるか否かを判定する。この場合、双方が一致しないことから、管理装置は、台番号:102の遊技台の設定値が正しくないと判定し、貸出状態を「NG!」と表示するとともに、アラーム等でその旨を報知する。
【0044】
このように、本発明にかかる遊技手法によれば、遊技台で投出したパチンコ玉の投出数を管理装置に通知して、管理装置では受信した投出数を遊技台別に一覧表示することで、遊技媒体の貸出単位の設定の変更が頻繁に行われる場合であっても、遊技台ごとに予め設定する遊技媒体の貸出単位が正しく設定されているか否かを容易にかつ正確に確認することができる。以下では、本発明にかかる遊技手法を適用した遊技システムについての実施例を詳細に説明する。
【実施例】
【0045】
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる遊技手法を適用した遊技システムについての実施例を詳細に説明する。まず、本実施例にかかる遊技システムの構成について図2を用いて説明する。
【0046】
図2は、本実施例にかかる遊技システムを構成する遊技台10、管理装置20および各台装置30の構成を示すブロック図である。なお、図2では、遊技台10、管理装置20および各台装置30の特徴点を説明するために必要な構成要素のみを抜粋して示している。
【0047】
まず、遊技台10は、通信I/F(インターフェース)11と、入力部12と、記憶部13と、玉投出部14と制御部15とを備えており、制御部15は、貸出単位設定部15aと、貸出受付部15bと、貸出指示受信部15cと、貸出完了送信部15dとをさらに備え、記憶部13は、設定値13aを記憶する。
【0048】
通信I/F11は、各台装置30と通信を行うための通信デバイスで構成されている。たとえば、貸出が完了した旨を各台装置30に通知するために、遊技台10から貸出完了情報を送信する等、遊技台10と各台装置30との間のデータ送受信を行う。
【0049】
入力部12は、パチンコ玉の貸出単位の入力を行う操作ボタン、たとえばDIP SW(DIP Switch)を備えており、100円に対する貸出単位を1度数とした場合、1度数の貸出単位の入力を受け付ける。なお、ここでは、DIP SWとしたが、テンキーを備え、貸出単位の入力を受け付けることとしてもよい。
【0050】
また、入力部12は、パチンコ玉の貸出要求操作を行う貸出ボタンを備えており、1回の貸出要求操作によって、所定の度数分のパチンコ玉の貸出を行う。貸出ボタンが押下されてパチンコ玉の貸出要求を受け付けると、貸出受付部15bへ処理を渡す。
【0051】
なお、ここでは、パチンコ玉の貸出要求操作を行う貸出ボタンを遊技台10の入力部12に備えるようにしたが、パチンコ玉の貸出要求操作を行うボタンは、各台装置30にあってもよい。
【0052】
記憶部13は、不揮発性メモリやハードディスクドライブといった記憶デバイスで構成され、入力部12で受け付けた貸出単位を設定値13aとして記憶する。
【0053】
玉投出部14は、玉切りユニットと呼ばれる任意玉数のパチンコ玉の投出が可能な機器で構成され、貸出指示を受け付けると、1度数の貸出単位である設定値13aと同数のパチンコ玉の投出を行うとともに投出した玉数を計数し、投出が完了すると、計数した投出数をパルス信号等によって貸出完了送信部15dへ渡す。
【0054】
たとえば、玉投出部14は、計数した投出数を、貸出完了送信部15dへ渡してもよい。また、玉投出部14は、計数した投出数と同数または変換した数のパルス信号を出力することで、投出数を貸出完了送信部15dへ渡してもよい。具体的には、投出数が23玉の場合は、1パルス出力し、投出数が22玉の場合には、2パルス出力するようにしてもよい。
【0055】
なお、玉投出部14と記憶部13の設定値13aとは別体であるように構成したが、別体である必要はなく、玉投出部14に不揮発性メモリといった記憶デバイスを設け、設定値13aを記憶する構成としてもよい。
【0056】
貸出単位設定部15aは、入力部12からパチンコ玉の貸出単位を受け付けると、記憶部13に設定値13aとして記憶させる処理を行う処理部である。
【0057】
貸出受付部15bは、入力部12からパチンコ玉の貸出要求を受け付けると、通信I/F11を介して、各台装置30経由で管理装置20へ貸出通知を送信する処理を行う処理部である。
【0058】
貸出指示受信部15cは、各台装置30からパチンコ玉の貸出指示を受信すると、記憶部13に記憶された設定値13aと同数のパチンコ玉を投出するよう、1度数分のパチンコ玉の貸出指示を玉投出部14へ渡す処理を行う処理部である。
【0059】
貸出完了送信部15dは、玉投出部14から投出数を受け付けると、貸出指示受信部15cで受信した貸出指示に対するパチンコ玉の貸出が完了したと認識し、投出数とともに貸出完了通知を、各台装置30へ送信する処理を行う処理部である。
【0060】
つづいて、管理装置20を説明する。管理装置20は、通信I/F21と、表示部22と、記憶部23と、制御部24とを備えており、制御部24は、貸出応答部24aと、投出数登録部24bと、投出数表示部24cとをさらに備え、記憶部23は、投出数情報23aを記憶する。
【0061】
通信I/F21は、LANカード等の通信デバイスで構成され、LAN(Local Area Network)等のネットワーク経由で他装置との通信を可能にする。たとえば、遊技台10が投出したパチンコ玉の投出数とともに貸出完了通知を各台装置30経由で受信する等、管理装置20と遊技台10との間のデータ送受信を行う。
【0062】
表示部22は、管理装置20の記憶部23に記憶された投出数情報23aの一覧を表示する、管理装置20に併設された表示装置であり、たとえば、液晶ディスプレイおよびスピーカー等で構成されている。
【0063】
また、表示部22は、1度数の貸出単位と投出数とを比較して同じであるか否かの判定結果が、一致しない場合、アラーム等を鳴らして、その旨を報知する。
【0064】
記憶部23は、不揮発性メモリやハードディスクドライブといった記憶デバイスで構成され、投出数登録部24bで受け付けた投出数を投出数情報23aとして記憶する。また、図示しないが、遊技店が規定した1度数の貸出単位を記憶する。
【0065】
ところで、遊技台10では、遊技客によって各台装置30に挿入された貨幣の残額やプリペイド価値が関連付けられたカードの残額によってパチンコ玉の貸出を行う。その際、管理装置20の記憶部23は、カードの識別子と関連付けてプリペイド価値の残額を図示しないカード情報として記憶する。
【0066】
貸出応答部24aは、各台装置30から貸出通知を受信すると、各台装置30に挿入されたカードに対応するカード情報のプリペイド価値の残額から、1回の貸出要求操作によって貸出される度数に相当するプリペイド価値を減算する処理を行う処理部である。たとえば、1回の貸出要求操作によって3度数分のパチンコ玉の貸出を行う遊技台10の場合、貸出応答部24aは、カード情報のプリペイド価値の残額から、300円を減算することとする。
【0067】
また、貸出応答部24aは、カード情報から減算すると、各台装置30から受信した貸出通知に対する貸出応答を各台装置30に送信する処理を併せて行う。
【0068】
なお、ここでは、管理装置20のカード情報で、プリペイド価値の残額を記憶し、管理するように例示したが、その他の装置でカード情報を記憶してもよい。たとえば、各台装置30が、挿入された貨幣の残額やプリペイド価値が関連付けられたカードの残額を記憶し、管理してもよい。
【0069】
投出数登録部24bは、1回の貸出要求操作によって所定の度数分のパチンコ玉の貸出が完了した旨の通知を、投出数とともに各台装置30から受信すると、記憶部23に記憶された1度数の貸出単位と投出数とを比較して同じであるか否かを判定し、判定結果とともに投出数を投出数情報23aとして記憶させる処理を行う処理部である。投出数表示部24cは、投出数情報23aを表示部22へ渡す処理を行う処理部である。
【0070】
つづいて、各台装置30を説明する。各台装置30は、通信I/F31と、通信I/F32と、制御部33とを備えており、制御部33は、貸出通知部33aと、貸出指示送信部33bと、貸出完了通知部33cとをさらに備えている。
【0071】
通信I/F31および通信I/F32は、各台装置30と通信を行うための通信デバイスで構成されている。たとえば、通信I/F31は、各台装置30と遊技台10との間のデータ送受信を行う。
【0072】
また、通信I/F32は、各台装置30と管理装置20との間のデータ送受信を行う。なお、ここでは、別体であるように構成したが、別体である必要はなく、一体化されていてもよい。
【0073】
貸出通知部33aは、遊技台10の貸出受付部15bから貸出通知を受信すると、貸出通知を管理装置20の貸出応答部24aへ送信する処理を行う処理部である。
【0074】
貸出指示送信部33bは、管理装置20の貸出応答部24aから貸出応答を受信すると、1回の貸出要求操作によって貸出される度数の回数、パチンコ玉の貸出指示を遊技台10の貸出指示受信部15cへ送信する処理を行う処理部である。たとえば、1回の貸出要求操作によって3度数分のパチンコ玉の貸出を行う遊技台10の場合、貸出指示送信部33bは、1度数のパチンコ玉の貸出指示を3回遊技台10の貸出指示受信部15cへ送信することとする。
【0075】
貸出完了通知部33cは、遊技台10の貸出完了送信部15dから投出数とともに貸出完了通知を受信する。また、貸出完了通知部33cは、遊技台10の貸出完了送信部15dから1回の貸出要求操作によって貸出される度数の回数、貸出完了通知を受信すると、所定の度数分のパチンコ玉の貸出が完了した旨の通知を管理装置20へ通知する処理を行う処理部である。
【0076】
つぎに、管理装置20に備える投出数情報23aの一例について図3を用いて説明する。図3は、投出数情報23aの一例を示す図である。表示部22では、この投出数情報23aの一覧を表示する。
【0077】
同図に示すように、投出数情報23aは、遊技台10の識別子である「台番号」項目と、「投出数」項目および遊技店が規定した1度数の貸出単位と投出数とを比較して同じであるか否かを判定した結果である「貸出状態」項目を含むよう構成する。
【0078】
ここで、遊技店が規定した1度数の貸出単位を23玉とした場合について説明することとする。台番号が101の遊技台10が投出したパチンコ玉の投出数が23玉であれば、貸出単位と投出数とが一致するので、投出数情報23aには、貸出状態が「OK」と記憶され(同図表の1行目参照)、表示部22の一覧に表示される。
【0079】
これにより、従業員は、遊技台10に設定された貸出単位の設定値が正しく設定されていたことが、確認することができる。
【0080】
また、台番号が102の遊技台10が投出したパチンコ玉の投出数が22玉であった場合は、貸出単位より投出数が少ないため、貸出状態が「NG!」と記憶され(同図表の2行目参照)、表示部22の一覧に表示される。
【0081】
そこで、従業員は、台番号が102の遊技台10に設定された貸出単位の設定値を、修正することができる。このようにすることで、遊技客からの「払出される玉数が少ない」または「消費税率を上回る税率で徴収している」といったクレームを防ぐことができる。
【0082】
また、台番号が105の遊技台10が投出したパチンコ玉の投出数が24玉であった場合は、貸出単位より投出数が多いため、貸出状態が「NG!」と記憶され(同図表の5行目参照)、表示部22の一覧に表示される。
【0083】
そこで、従業員は、台番号が105の遊技台10に設定された貸出単位の設定値を、修正することができる。このようにすることで、投出数を多く設定することによって、遊技店にとって不利益が発生するのを防止することができる。
【0084】
また、台番号が107の遊技台10が投出したパチンコ玉の投出数が0玉であった場合は、明らかに貸出単位とは一致しないので、貸出状態が「NG!」と記憶され(同図表の7行目参照)、表示部22の一覧に表示される。
【0085】
そこで、従業員によって、台番号が105の遊技台10に設定された貸出単位の設定誤りであるか、台番号が105の遊技台10に備える玉切りユニットの不具合であるか等を確認し、修正することができる。このようにすることで、遊技台10に設定された貸出単位の設定誤りや玉切りユニットの不具合を発見することによって、遊技客に対するサービスを向上させることができる。
【0086】
なお、貸出単位と投出数とを比較して同じであるか否かを判定した結果を表示部22に表示し、従業員によって確認を行うタイミングについては、以下に記載のタイミングとする。
【0087】
遊技台10や各台装置30等の電源ON時、遊技台10や各台装置30等の電源ON後における最初のパチンコ玉の貸出時、パチンコ玉の貸出時の度、および、従業員から確認指示があった時の何れかあるいは組合せのタイミングとする。
【0088】
つぎに、1度数の貸出単位の玉数について、図4を用いて説明する。図4は、投出数と消費税率との関係を示す図である。以下では、消費税が5%から10%に増税される場合について例示する。
【0089】
ここで、パチンコ玉1玉を4円で貸出を行い、100円に対する貸出単位を1度数とする。また、増税前は、遊技店では、遊技客からは消費税を徴収していなかったとすると、1度数の投出数は25玉(100円÷4円=25玉)となり、遊技台の貸出単位は25玉と設定されていたことになる。
【0090】
同図に示すように、1度数の投出数が25玉(100円÷4円=25玉)の場合、遊技客からは消費税を徴収していない。すなわち、税率は0%となる。ここで、税率は徴収玉数を投出数で除算した結果をパーセントに変換して算出する(徴収玉数÷投出数×100)。
【0091】
上記の算出方法で算出した結果、1度数の投出数が24玉の場合は、税率は4.2%(1玉÷24玉×100)となり、1度数の投出数が23玉の場合は、税率は8.7%(2玉÷23玉×100)となる。
【0092】
そこで、消費税10%に満たない額、具体的には、24玉の場合は5.8%分、23玉の場合は1.3%分については、遊技店が負担することとなる。一方、1度数の投出数が22玉の場合は、税率は13.6%(3玉÷22玉×100)となり、遊技客から消費税を過徴収していることになる。
【0093】
したがって、遊技店が負担する額を最小に抑え、さらに、消費税率を上回る税率で徴収しないような投出数は23玉となり、従業員によって、すべての遊技台の貸出単位の設定値を23玉と変更することとなる。
【0094】
つぎに、玉投出部14に構成される玉切りユニットについて、図5を用いて説明する。図5は、本実施例にかかる遊技台10の玉投出部14の一例を示す図である。遊技台10の玉投出部14は、玉切りユニットと呼ばれる任意玉数のパチンコ玉の投出が可能な機器で構成される。
【0095】
同図に示すように、玉切りユニットは、パチンコ玉を投出する際、投出する玉数を計数する投出数カウンタを備えている。そして、玉切りユニットには、予め従業員によって貸出単位が1度数23玉と設定されていたとする(同図の(0)参照)。
【0096】
そして、玉切りユニットは、遊技台10の貸出指示受信部15cから1度数分の貸出指示を受け付けると(同図の(1)参照)、貸出単位の設定値と同数のパチンコ玉を投出するとともに(同図の(2)参照)、投出数カウンタで投出する玉数を計数する(同図の(3)参照)。
【0097】
さらに、玉切りユニットは、1度数分の貸出指示に対するパチンコ玉の投出が完了した旨を、投出数とともに貸出完了送信部15dへ渡す(同図の(4)参照)。このように、玉切りユニットは、パチンコ玉を投出する際に、投出する玉数を計数して、投出数を通知することができる。
【0098】
なお、ここでは、玉切りユニットは投出数カウンタで投出する玉数を計数するようにした。しかし、玉切りユニットがパチンコ玉を投出した操作をカウントするようにしてもよい。
【0099】
つぎに、遊技台10、各台装置30および管理装置20が実行する処理手順について、図6を用いて説明する。図6は、本実施例にかかる遊技台10、各台装置30および管理装置20での処理手順を示すシーケンス図である。
【0100】
同図に示すように、遊技台10は、貸出ボタンが押下されたことによって(ステップS101)、各台装置30へ、貸出ボタンが押下された旨の通知を送信する(ステップS102)。
【0101】
そして、各台装置30は、遊技台10から貸出ボタン押下通知を受信すると、パチンコ玉の貸出要求操作を受け付けたとして、管理装置20へ貸出通知を送信する(ステップS103)。
【0102】
一方、管理装置20は、各台装置30から貸出通知を受信すると、各台装置30に挿入されたカードに対応するカード情報のプリペイド価値の残額から、1回の貸出要求操作によって貸出される度数に相当するプリペイド価値を減算する(ステップS104)。そして、管理装置20は、各台装置30から受信した貸出通知に対する貸出応答を各台装置30に送信する(ステップS105)。
【0103】
管理装置20からの貸出応答を受信した各台装置30は、1度数分の貸出指示を遊技台10へ送信する(ステップS106)。そして、遊技台10は、1度数分の貸出指示を受信すると、遊技台10に設定された貸出単位の設定値と同数のパチンコ玉を投出する(ステップS107)。
【0104】
その後、遊技台10は、投出する際に計数していたパチンコ玉の投出数とともに、貸出完了通知を、各台装置30へ送信する(ステップS108)。ここで、各台装置30は、1回の貸出要求操作によって貸出される度数の回数、ステップS106〜ステップS108の処理を繰り返す。
【0105】
そして、各台装置30は、1回の貸出要求操作によって貸出される度数の回数分、貸出完了通知を受信すると、所定の度数分のパチンコ玉の貸出が完了した旨の貸出完了通知を投出数および投出回数とともに管理装置20へ送信する(ステップS109)。
【0106】
一方、管理装置20は、貸出完了通知を受信すると、受信した投出数に基づいて投出数情報23aとして登録して(ステップS110)、管理装置20の備えるディスプレイ等に投出数情報23aの一覧を表示する(ステップS111)。
【0107】
上述してきたように、本実施例では、遊技台10で投出したパチンコ玉の投出数を管理装置20に通知して、管理装置20では受信した投出数と貸出単位とを比較した結果とともに投出数を遊技台別に一覧表示することで、遊技媒体の貸出単位の設定の変更が頻繁に行われる場合であっても、遊技台ごとに予め設定する遊技媒体の貸出単位が正しく設定されているか否かを容易にかつ正確に確認することができる。
【0108】
ところで、これまで本発明の実施例について説明してきたが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。すなわち、本実施例においては、1回の貸出要求操作によって、1度数の貸出単位の設定値のパチンコ玉を、所定回数投出する場合を例示した。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。
【0109】
そこで、以下では、1回の貸出要求操作によって行われる貸出手法の変形例について図7〜11を用いて説明する。
【0110】
まず、消費税として徴収する玉数の決定手法について、図7を用いて説明する。図7は、変形例にかかる投出数と消費税率との関係を示す図である。本変形例にかかる玉数の決定手法によれば、パチンコ玉を貸出する際に、パチンコ玉によって徴収する税率と所定の消費税率との差を小さくすることで、遊技店が負担する額を最小に抑えることができる。
【0111】
上述した実施例では、1度数の投出数に基づいて税率を算出して、消費税として徴収する玉数を決定していた。しかしながら、税率は徴収玉数を投出数で除算した結果をパーセントに変換して算出(徴収玉数÷投出数×100)するため、除数である投出数が小さいことによって、投出数の変化に対する税率の変化量が大きい。
【0112】
たとえば、同図の(A)に示すように、投出数25玉と24玉の税率の差は4.2%である。このように、投出数の変化に対する税率の変化量が大きいことによって、パチンコ玉を貸出する際に、パチンコ玉によって徴収する税率と所定の消費税率との差も大きくなる。
【0113】
この場合、パチンコ玉によって徴収する税率と所定の消費税率との差は、消費税に満たない額と等しく、遊技店の負担する額が大きくなることによって、遊技店にとって不利益を生じてしまう。
【0114】
そこで、税率を算出する際、除数である投出数を大きくすることによって、パチンコ玉によって徴収する税率と所定の消費税率との差を最小に抑えることとする。たとえば、同図の(B)に示すように、5度数分の投出数に基づいて税率を算出して、消費税として徴収する玉数を決定する。ここでは、消費税が10%として例示する。
【0115】
まず、投出数が125玉の場合は、遊技客からは消費税を徴収していない。すなわち、税率は0%となる。また、投出数が120玉の場合は、税率は4.2%(5玉÷120玉×100)となり、投出数が119玉の場合は、税率は5.0%(6玉÷119玉×100)となる。
【0116】
この場合、投出数120玉と119玉の税率の差は0.8%となり、1度数の投出数に基づいて算出した投出数の変化に対する税率の変化量と比較すると遥かに小さい。このように、5度数分の投出数に基づいて税率を算出すると、投出数が114玉の場合に、税率は9.6%(11玉÷114玉×100)となり、10%を超えない範囲で、かつ、最も10%に近似した値となる。
【0117】
そこで、1回の貸出要求操作によって5度数分パチンコ玉の貸出を行う際、消費税として徴収する玉数を11玉と決定し、消費税10%に満たない額、ここでは0.4%分、遊技店が負担することとなる。このように、パチンコ玉によって徴収する税率と所定の消費税率との差を小さくすることで、遊技店が負担する額を最小に抑えることができる。
【0118】
しかし、114玉を5回にわけて投出する場合、5回共、同数のパチンコ玉を投出することができない。たとえば、1回の貸出要求操作によって、23玉のパチンコ玉を4回投出し、22玉のパチンコ玉を1回投出することで、114玉投出することとなる。
【0119】
つぎに、1回の貸出要求操作によって、2種類の玉数を組み合わせてパチンコ玉を投出する投出手法について、図8を用いて説明する。図8は、変形例にかかる遊技台の玉投出部の一例を示す図である。
【0120】
同図に示すように、遊技台10の玉投出部14には、2台の玉切りユニットを備えるように構成する。そして、玉切りユニットAには、予め1度数の貸出単位Aとして23玉が設定され(同図の(0)参照)、玉切りユニットBには、予め1度数の貸出単位Bとして22玉が設定されている(同図の(0)’参照)。
【0121】
そして、遊技台10の貸出指示受信部15cが、貸出指示Aを受信した場合に、玉切りユニットAに対して、1度数分のパチンコ玉の貸出指示を渡し、貸出指示Bを受信した場合に、玉切りユニットBに対して、1度数分のパチンコ玉の貸出指示を渡すよう、貸出指示の振分を行う(同図の(1)参照)。
【0122】
玉切りユニットAは、貸出指示受信部15cから受け付けた貸出指示Aに対して(同図の(2)参照)、貸出単位の設定値23玉と同数のパチンコ玉を投出し(同図の(3)参照)、貸出完了通知とともに投出数を貸出完了送信部15dへ渡す(同図の(4)参照)。
【0123】
玉切りユニットBも同様に、貸出指示受信部15cから受け付けた貸出指示Bに対して(同図の(2)’参照)、貸出単位の設定値22玉と同数のパチンコ玉を投出し(同図の(3)’参照)、貸出完了通知とともに投出数を貸出完了送信部15dへ渡す(同図の(4)’参照)。
【0124】
このように、遊技台10には、2台の玉切りユニットを備え、受け付けた貸出指示の種類によって、どちらの玉切りユニットに貸出指示を渡すか振分を行う。
【0125】
一方、図示しないが、各台装置30は、1回の貸出要求操作によって、貸出指示Aと貸出指示Bとの組み合わせにより、所定数のパチンコ玉の貸出を行うように、2種類の貸出指示を遊技台10へ送信する。
【0126】
具体的には、1回の貸出要求操作によって、114玉のパチンコ玉を投出するように遊技店が規定した場合について例示する。この場合、各台装置30は、玉切りユニットAに対する貸出指示Aを4回、玉切りユニットBに対する貸出指示Bを1回遊技台10へ送信する。これにより、遊技台10は、パチンコ玉を114玉(23玉×4回+22玉×1回)投出する。
【0127】
そして、各台装置30は、所定数のパチンコ玉の貸出が完了した旨の貸出完了通知を投出数および投出回数とともに管理装置20へ送信する。貸出完了通知を受け付けた管理装置20は、投出数情報23aに投出数および投出回数を登録して、投出数情報23aの一覧を表示する。
【0128】
つづいて、管理装置20が行う、投出数情報23aの一覧の表示の具体例について、図9を用いて説明する。図9は、変形例にかかる投出数情報の表示画面の一例を示す図である。
【0129】
ここで、1回の貸出要求操作によって、23玉のパチンコ玉を4回投出し、22玉のパチンコ玉を1回投出するよう、各台装置30が貸出指示を遊技台10へ送信して、合計114玉のパチンコ玉を投出するよう遊技店が規定した場合について例示する。
【0130】
同図に示すように、管理装置20が備える表示装置の表示画面には、遊技店が規定した貸出単位、投出回数および1回の貸出要求操作によって投出されるべきパチンコ玉の合計値が表示される。
【0131】
また、投出数情報23aの一覧表には、「台番号」、5回分の「投出数」、「投出数合計」および「貸出状態」の項目が表示される。
【0132】
玉切りユニットAに、1度数の貸出単位が23玉と設定され、玉切りユニットBに、1度数の貸出単位が22玉と設定されていた場合、台番号101に例示したように、貸出状態は「OK」と表示される。
【0133】
また、玉切りユニットAに、1度数の貸出単位が23玉と設定され、玉切りユニットBに、1度数の貸出単位が誤って21玉と設定されていた場合には、5回目の投出数(101)に「21玉」、投出数合計に「113玉」、貸出状態には「NG!」と表示されることになる。
【0134】
一方、玉切りユニットAに、1度数の貸出単位が誤って22玉と設定され、玉切りユニットBに、1度数の貸出単位が21玉と設定されていた場合には、1回目から4回目の投出数(102)にそれぞれ「22玉」、投出数合計に「110玉」、貸出状態には「NG!」と表示されることになる。
【0135】
このように、投出回数別に、投出数を表示することによって、いずれの玉切りユニットに設定された設定値に誤りがあるかを、容易に確認することができる。
【0136】
つぎに、本変形例にかかる遊技台10a、各台装置30aおよび管理装置20が実行する処理手順について、図10および図11を用いて説明する。図10および図11は、変形例にかかる遊技台10a、各台装置30aおよび管理装置20での処理手順を示すシーケンス図である。
【0137】
ここでは、図6を用いて説明した処理手順と、異なる部分についてのみ説明することとする。遊技台10aには、異なる貸出単位のパチンコ玉を投出する2台の玉切りユニットを備え、受信した貸出指示の種類によって、それぞれの玉切りユニットへ貸出指示の振分を行う点で、図6の遊技台10とは異なる。
【0138】
また、各台装置30aは、1回の貸出要求操作によって、種類の異なる貸出指示の組み合わせにより、所定数のパチンコ玉の貸出を行うことができるように、2種類の貸出指示を遊技台10aへ送信する点で、図6の遊技台10とは異なる。
【0139】
同図に示すように、ステップS201〜ステップS205までは、図6を用いて説明した各装置が実行する処理のステップS101〜ステップS105と同様であるので、説明を省略する。
【0140】
ステップS205で管理装置20からの貸出応答を受信した各台装置30aは、第一の貸出単位の設定値と同数のパチンコ玉を投出する玉切りユニットAへ貸出指示Aを送信する(ステップS206)。そして、遊技台10aは、1度数分の貸出指示Aを受信すると、玉切りユニットAによって第一の貸出単位の設定値と同数のパチンコ玉を投出する(ステップS207)。
【0141】
その後、遊技台10aは、投出する際に計数していたパチンコ玉の投出数Aとともに、貸出完了通知を、各台装置30aへ送信する(ステップS208)。ここで、各台装置30aは、所定の回数、ステップS206〜ステップS208の処理を繰り返す。
【0142】
また、各台装置30aは、第二の貸出単位の設定値と同数のパチンコ玉を投出する玉切りユニットBへ貸出指示Bを送信する(ステップS209)。そして、遊技台10aは、1度数分の貸出指示Bを受信すると、玉切りユニットBによって第二の貸出単位の設定値と同数のパチンコ玉を投出する(ステップS210)。
【0143】
その後、遊技台10aは、投出する際に計数していたパチンコ玉の投出数Bとともに、貸出完了通知を、各台装置30aへ送信する(ステップS211)。ここで、各台装置30aは、所定の回数、ステップS209〜ステップS211の処理を繰り返す。
【0144】
そして、各台装置30aは、貸出完了通知を投出数および投出回数とともに管理装置20へ送信する(ステップS212)。一方、管理装置20では、貸出完了通知を受信すると、受信した投出数に基づいて投出数情報23aとして登録して(ステップS213)、管理装置20の備えるディスプレイ等に投出数情報23aの一覧を表示する(ステップS214)。ステップS212〜ステップS214の処理については、図6を用いて説明した各装置が実行する処理のステップS109〜ステップS111と同様である。
【0145】
上述してきたように、本変形例では、遊技台10aに、異なる貸出単位のパチンコ玉を投出する2台の玉切りユニットを備え、それぞれの玉切りユニットによって、2種類の玉数を組み合わせてパチンコ玉を投出することとした。
【0146】
このようにすることで、パチンコ玉を貸出する際に、パチンコ玉によって徴収する税率と所定の消費税率との差を小さくすることによって、遊技店が負担する消費税に満たない額を最小に抑えることができる。
【0147】
なお、本変形例では2台の玉切りユニットを備えるよう構成したが、1台の玉切りユニットの構成で、1台の玉切りユニットに、複数種類の貸出単位を設定することができるようにしてもよい。そして、玉切りユニットでは、貸出指示の種類に応じて、複数種類の貸出単位のうち、いずれかの設定値と同数のパチンコ玉を投出するようにしてもよい。
【0148】
また、1台の玉切りユニットの構成で、1回の貸出要求操作によって、貸出単位の1度数が同数となるように、投出回数を設定してもよい。たとえば、1回の貸出要求操作による投出数を114玉とした場合、貸出単位を1度数38玉と設定して、投出回数を3度数分行うようにしてもよい。
【0149】
また、1台の玉切りユニットの構成で、1回の貸出要求操作による投出数を、1度数の貸出単位としてもよい。たとえば、1回の貸出要求操作による投出数を114玉とした場合、貸出単位を1度数114玉と設定して、投出回数を1回だけ行うようにしてもよい。
【0150】
この場合、消費税の増税等によって、1回の貸出要求操作によるパチンコ玉の投出数を変更する場合、遊技店内の遊技台10について貸出単位の設定値を変更だけに留まり、各台装置30の制御部33を変更することなく、投出数の変更に対応することができる。
【0151】
このようにすることで、たとえば、「所定の日には、消費税をすべて遊技店が負担する」といったイベントを遊技店で行う場合であっても、柔軟に対応することができるとともに、遊技台ごとに予め設定する遊技媒体の貸出単位が正しく設定されているか否かを容易にかつ正確に確認することができる。
【0152】
ところで、上述した実施例および変形例では、投出数情報23aに、玉切りユニットでパチンコ玉を投出する際に計数した投出数を登録し、管理装置20で一覧を表示するようにした。しかし、本発明はこれに限られるものではない。
【0153】
そこで、以下では、管理装置20に登録される投出数情報23aの変形例について図12を用いて説明する。図12は、変形例にかかる投出数情報23aの表示画面の一例を示す図である。
【0154】
上述した実施例および変形例では、パチンコ玉を投出する際に計数した投出数を投出数情報23aとして登録するよう説明したが、本変形例の投出数情報23aは、同図に示すように、「台番号」、「投出数」、「貸出状態」のほか、「設定値」項目を含んでいる。
【0155】
本変形例では、遊技台10が、貸出指示に対するパチンコ玉を投出し、投出数とともに貸出完了通知を各台装置30経由で管理装置20へ送信する際、遊技台10に予め設定されている設定値も管理装置20へ送信する。
【0156】
そして、管理装置20では、「設定値」項目を含んだ投出数情報23aの一覧を表示する。このようにすることで、遊技台ごとに予め設定するパチンコ玉の貸出単位の設定値が正しく設定されているか否かを確認できるだけでなく、貸出単位の設定値通りに正しくパチンコ玉が投出されているか否かを確認することができる。
【0157】
ここで、パチンコ玉の貸出単位を、1度数23玉として遊技店が規定し、従業員によって、営業時間前に、すべての遊技台10について、貸出ボタンを押下されることにより、貸出単位の設定値の確認が行われた場合について例示する。
【0158】
たとえば、台番号:101の遊技台は、予め貸出単位が23玉と設定されており、1回の貸出要求操作によって、1度数23玉のパチンコ玉を投出した。この場合、管理装置20では、貸出状態「OK」が表示される(同図(A)の1行目参照)。
【0159】
また、台番号:102の遊技台については、同図(A)の2行目に示すように、設定値(103)が22玉と表示されていることから、管理装置20では、貸出単位の設定値が正しく設定されていないと判定し、貸出状態「NG!」が表示される。
【0160】
さらに、台番号:103の遊技台については、同図(A)の3行目に示すように、設定値が23玉、投出数(104)が22玉と表示されていることから、管理装置20では、貸出単位の設定値は正しいが、設定値通りに正しくパチンコ玉が投出されていないと判定し、玉詰まり等なんらかの不備があると警告する意味の、「WARNING」が表示される。
【0161】
そこで、管理装置20の一覧表示を確認した従業員によって、台番号:102の遊技台には、正しい貸出単位23玉が再設定された。この場合、同図(B)の2行目に示すように、管理装置20には、設定値および投出数には23玉と、貸出状態には「OK」と表示され、設定値が正しく修正されたことが確認できる。
【0162】
また、台番号:103の遊技台では、従業員によって再度貸出ボタンが押下され、同図(B)の3行目に示すように、投出数(105)が23玉と表示された。この場合、玉詰まり等が解消されたとして、管理装置20には、貸出状態には「OK」が表示され、正常な状態に戻ったことが確認できる。
【0163】
このように、投出数とともに設定値を含んだ投出数情報23aの一覧を表示することで、遊技台ごとに予め設定するパチンコ玉の貸出単位の設定値が正しく設定されているか否かを確認できるだけでなく、貸出単位の設定値通りに正しくパチンコ玉が投出されているか否かを確認することができる。
【0164】
また、営業時間中に遊技客がパチンコ玉の貸出を行う際にも、従業員によって、管理装置20の一覧表示を確認することで、遊技客が遊技中においても、遊技台10の不具合を検出することができる。これにより、従業員が遊技台10の不具合に対して、直ちに対応することによって、遊技客に対するサービスの向上を図ることができる。
【0165】
なお、特許請求の範囲に記載の遊技台は遊技台10、管理装置は管理装置20、台間装置は各台装置30、貸出遊技媒体数情報は設定値13a、第1の通信手段は貸出指示送信部33b、第2の通信手段は貸出完了通知部33c、取得手段は党首通信モード数表示部24cに相当するものである。
【0166】
なお、上述した実施例では、遊技台10に備える玉切りユニットで投出されるパチンコ玉を計数するようにした。しかしながら、遊技台10または各台装置30に備えられる、パチンコ玉を払出すノズルを備えた玉投出機構の投出口付近に計数センサを設けて、投出されるパチンコ玉の計数を行うようにしてもよい。
【0167】
また、上述した実施例では、パチンコ玉の貸出する際に、毎回遊技台10から投出数を通知するようにしたが、営業開始準備時、遊技台10に電源を投入にする際にのみ行ってもよい。
【0168】
この場合、遊技台10に予め設定されるパチンコ玉の貸出単位の設定値を、営業開始前に1回確認することで、正しく再設定することができるとともに、営業時間中の遊技台10、各台装置30および管理装置20の処理負荷や各装置間の通信負荷を大幅に抑えることができる。
【0169】
また、上述した実施例では、遊技台10は投出したパチンコ玉の投出数を管理装置20へ通知し、管理装置20は、遊技店が規定した1度数の貸出単位と遊技台から受け付けた投出数とを比較した。
【0170】
しかし、遊技台10に予め設定されている設定値を遊技台10は管理装置20へ通知してもよい。そして、管理装置20が貸出単位と設定値を比較するようにしてもよい。この場合、玉切りユニットは投出数カウンタを備える必要もなく、玉切りユニットにかかるコストを削減することができる。
【0171】
さらに、貸出指示送信部33bが貸出指示を遊技台10へ送信してから、遊技台10の貸出完了送信部15dから貸出完了通知を受信するまでの処理時間を大幅に短縮することができる。
【0172】
また、上述した実施例では、管理装置20が、遊技店が規定した1度数の貸出単位と遊技台から受け付けた投出数とを比較し、遊技台に貸出単位が正しく設定されているか否かを判定するようにした。
【0173】
しかし、遊技台に貸出単位が正しく設定されているか否かを、各台装置30が判定するようにしてもよい。この場合、遊技店が規定した1度数の貸出単位を予め各台装置30に記憶させることとする。
【0174】
また、上述した実施例では、遊技台に貸出単位が正しく設定されているか否かを示す貸出状態を、台番号とともに管理装置20で報知するようにしたが、遊技台10や各台装置30等で報知するようにしてもよい。
【0175】
たとえば、遊技台10ごとに設けられる呼び出しランプや遊技台10や各台装置30に設けられるランプやブザー等の報知部に報知するようにしてもよい。この場合、貸出単位の設定が正しくされていない遊技台に、遊技店内にいる従業員が気付く事ができる。
【0176】
また、上述した実施例では、パチンコ遊技に適用する例を説明したが、パチスロ遊技を対象としてさらに含めた場合又はパチスロ遊技のみを対象とした場合にも同様に適用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0177】
以上のように、本発明にかかる遊技手法は、遊技媒体の貸出単位の設定の変更が頻繁に行われる場合であっても、遊技台ごとに予め設定する遊技媒体の貸出単位が正しく設定されているか否かを容易にかつ正確に確認する場合に適している。
【符号の説明】
【0178】
10 遊技台
10a 遊技台
11 通信I/F
12 入力部
13 記憶部
13a 設定値
14 玉投出部
15 制御部
15a 貸出単位設定部
15b 貸出受付部
15c 貸出指示受信部
15d 貸出完了送信部
20 管理装置
21 通信I/F
22 表示部
23 記憶部
23a 投出数情報
24 制御部
24a 貸出応答部
24b 投出数登録部
24c 投出数表示部
30 各台装置
30a 各台装置
31 通信I/F
32 通信I/F
33 制御部
33a 貸出通知部
33b 貸出指示送信部
33c 貸出完了通知部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技台ごとに設けられ前記遊技台に対して貸出指示を行う台間装置と、前記台間装置に対して接続されており前記台間装置の管理を行う管理装置とを有する遊技システムであって、
前記台間装置と前記遊技台との間の通信を行う第1の通信手段と、
前記管理装置と前記台間装置との間の通信を行う第2の通信手段と、
前記遊技台が貸し出す遊技媒体数に関する貸出遊技媒体数情報を前記第1の通信手段を介して取得する取得手段と
を備えたことを特徴とする遊技システム。
【請求項2】
前記取得手段によって取得された前記貸出遊技媒体数情報と予め定められた所定の数とが異なるか否かを判定する判定手段
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
【請求項3】
前記判定手段によって前記貸出遊技媒体数情報と前記所定の数とが異なると判定された場合に報知する報知手段
をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技システム。
【請求項4】
前記貸出遊技媒体数情報は、
前記遊技台で設定された貸出単位あたりの遊技媒体数であることを特徴とする請求項1、2または3に記載の遊技システム。
【請求項5】
前記貸出遊技媒体数情報は、
前記遊技台から貸出用として払い出された遊技媒体を計数した数であることを特徴とする請求項1、2または3に記載の遊技システム。
【請求項6】
前記判定手段による判定は、
前記台間装置の電源ON時に行われることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の遊技システム。
【請求項7】
前記判定手段による判定は、
前記台間装置の電源ON後における最初の遊技媒体の貸出時に行われることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の遊技システム。
【請求項8】
前記遊技台は、
前記貸出指示に対して投出すべき前記遊技媒体の数を示す設定値として第一の設定値および第二の設定値を記憶する設定値記憶手段
を備え、
前記台間装置は、
前記第一の設定値に対応する前記貸出指示である第一の貸出指示の回数と、前記第二の設定値に対応する前記貸出指示である第二の貸出指示の回数との組合せを記憶する組合せ記憶手段と、
所定の貸出要求を受け付けた場合に、前記組合せ記憶手段に記憶された前記第一の貸出指示の回数および前記第二の貸出指示の回数とそれぞれ同数の前記第一の貸出指示および前記第二の貸出指示を前記遊技台へ送信する貸出指示送信手段と
を備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の遊技システム。
【請求項9】
遊技場内の設備の統括管理を行う管理装置と接続されており、遊技台ごとに設けられた台間装置であって、
前記台間装置と前記遊技台との間の通信を行う第1の通信手段と、
前記管理装置と前記台間装置との間の通信を行う第2の通信手段と、
前記遊技台が貸し出す遊技媒体数に関する貸出遊技媒体数情報を前記第1の通信手段を介して取得する取得手段と
を備えたことを特徴とする台間装置。
【請求項10】
遊技台ごとに設けられ前記遊技台に対して貸出指示を行う台間装置と、前記台間装置に対して接続されており前記台間装置の管理を行う管理装置とを用いた遊技管理方法であって、
前記台間装置と前記遊技台との間の通信を行う第1の通信工程と、
前記管理装置と前記台間装置との間の通信を行う第2の通信工程と、
前記遊技台が貸し出す遊技媒体数に関する貸出遊技媒体数情報を前記第1の通信工程を介して取得する取得工程と、
前記取得工程によって取得された前記貸出遊技媒体数情報と予め定められた所定の数とが異なるか否かを判定する判定工程と
を含んだことを特徴とする遊技管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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