説明

遊技場管理システム

【課題】遊技場の従業員等が素早く簡便に情報を把握できるようにする。
【解決手段】遊技機100及び台間機200から出力される信号を受信して、前記遊技機100及び台間機200に係る遊技情報を管理可能な管理装置500と、管理装置500と相互に通信可能に接続されている従業員用携帯端末600とからなる遊技場管理システムであって、従業員用携帯端末600は、表示手段と、ユーザからの入力を受け付け可能な入力手段とを有し、管理装置500は、遊技機100及び台間機200から出力される信号を受信して、当該受信した信号に基づき遊技者が獲得した持玉数を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された遊技者が獲得した持玉数を記憶する記憶手段と、を有し、従業員用携帯端末600は、ユーザからの操作に応じて管理装置500から受信した遊技者が獲得した持玉数を表示する構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技場管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パチンコ店等の遊技場において、遊技者が遊技を行った結果獲得したパチンコ玉やメダル等の遊技媒体は、いわゆる遊技機島の端等に設けられている計数機や遊技機に対応して設けられている各台計数機で計数される。
【0003】
例えば、特許文献1では、遊技者が獲得した遊技媒体を受入れる遊技媒体受皿が設けられ、その遊技媒体受皿に受入れられた遊技媒体が対応する遊技用装置に流入してその遊技媒体を計数してその計数値を加算記憶するという、各台計数機能付の遊技用装置の構成が示されている。
【特許文献1】特開2004−141524号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、いわゆる遊技機島の端等に設けられた計数機や各台計数機で計数された遊技媒体数が、遊技者が正規に獲得した遊技媒体数であると、遊技場の従業員等は直ちに判断することができない。
【0005】
即ち例えば、計数機等の異常によって間違った遊技媒体数が計数結果として示されている可能性もある。また例えば、当該遊技場の外から遊技媒体を持ち込み、当該遊技媒体を計数機に計数させ、獲得した遊技媒体を水増しする不正行為が行われている可能性もある。
【0006】
一方、遊技場の従業員等が、当該遊技媒体数は遊技者によって正規に獲得された遊技媒体数であると判断するためには、当該遊技者が遊技を行っていた遊技機の稼働情報等から判断する必要がある。しかし、遊技機の稼働情報等は遊技場の事務所に設置されているホールコンピュータ(管理装置)に記憶されているため、遊技場の従業員等が当該情報を閲覧するためには、わざわざ事務所まで赴く必要がある。このように、所望の情報を直ちに確認する必要がある場合でも、一旦事務所に戻る必要があり、不便であった。
【0007】
そこで本発明は、上記問題点に対処するため、遊技場の従業員等が素早く簡便に情報を把握できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するため、請求項1の発明は、遊技場に複数設置される遊技機及び当該遊技機に対応して設置される台間機から出力される信号を受信して、前記遊技機及び前記台間機に係る遊技情報を管理可能な管理装置と、当該管理装置と相互に通信可能に接続されている従業員用携帯端末とからなる遊技場管理システムであって、
前記従業員用携帯端末は、
表示手段と、
ユーザからの入力を受け付け可能な入力手段とを有し、
前記管理装置は、
前記遊技機及び前記台間機から出力される信号を受信して、当該受信した信号に基づき遊技者が獲得した持玉数を算出する算出手段と、
前記算出手段によって算出された遊技者が獲得した持玉数を記憶する記憶手段と、を有し、
前記従業員用携帯端末は、ユーザからの操作に応じて前記管理装置から受信した遊技者が獲得した持玉数を表示する、遊技場管理システムとした。
【0009】
また、請求項2の発明は、前記管理装置は、
前記記憶手段に記憶されている遊技者が獲得した持玉数を更新する更新手段を更に有し、
前記従業員用携帯端末から持玉数を受信すると、当該持玉数を既に記憶されている持玉数と書き換えて記憶する、請求項1に記載の遊技場管理システムとした。
【発明の効果】
【0010】
請求項1及び2の発明は、遊技機や台間機から受信した信号に基づき、遊技者が獲得した持玉数を理論的に算出し、算出した当該持玉数を従業員用携帯端末に表示させる構成としたものである。そのため、遊技場の従業員等はわざわざ事務所に戻らなくとも、素早く簡便に判断材料を手に入れることができ、有用である。
【0011】
また特に請求項2の発明は、算出手段によって算出された持玉数を、従業員用携帯端末から受信した持玉数に更新する構成としたものである。そのため、算出手段によって理論的に算出された持玉数を、従業員用携帯端末を用いて更新(変更)することができる。従って例えば実際に計数された持玉数に書き換えて管理装置に記憶させたり、管理装置に記憶されている持玉数を消去したりすることができる。そのため、より正確な持玉数を管理装置に保持させることができ、便宜である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
相互に通信可能に接続されている従業員用携帯端末及び管理装置とからなる遊技場管理システムであって、前記従業員用携帯端末は、遊技者が獲得した持玉数を表示する表示手段と、ユーザからの入力を受け付ける入力手段とを有し、前記管理装置は、遊技者が獲得した持玉数を記憶する記憶手段と、受信信号に基づき遊技者が獲得した持玉数を算出する算出手段とを有し、前記従業員用携帯端末は、ユーザからの操作に応じて前記管理装置から受信した遊技者が獲得した持玉数を表示する構成とすることによって、遊技場の従業員等はわざわざ事務所に戻らなくとも、素早く簡便に判断材料を手に入れることができる。
【実施例1】
【0013】
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施例を詳細に説明する。ただし、この実施例に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0014】
<管理システムの構成>
図1は、本実施例に係る管理システムのシステム構成を例示的に示したブロック図である。
【0015】
図1に示すように、管理システムは、遊技機100、台間機200、台管理装置300、島管理装置400、管理装置500、従業員用携帯端末600及び、これらの機器を接続するネットワーク701、702から構成されている。各機器等については以下に詳述する。
【0016】
なお、図1に例示した管理システムの構成は、本実施例に係る構成を説明するための基本的なものである。実際の遊技場において管理システムを運用する場合は、管理装置500が遊技機100の稼働状況に係る稼働信号を取得できるならば、用途や目的、或いは、機器の配置等の制約条件に基づいて、多様な構成を取ることができる。例えば、図2のように、管理装置500に遊技機100及び台間機200が接続され、管理装置500は遊技機100から直に稼働状況に関する稼働信号を取得するように構成してもよい。
<遊技機100の構成>
【0017】
遊技機100については、所定の入賞イベントの発生に応じて、遊技媒体であるパチンコ玉の払い出しを行うパチンコ機を例に説明する。
【0018】
遊技機100の構成について、図3を参照して説明する。図3は、遊技機100の外観構成の概略を例示した模式図である。図3に示すように、遊技機100は、遊技機本体110、表示器130を有する。
【0019】
本実施例では説明の便宜のため、上記のように、遊技機100を遊技機本体110、表示器130で実現した構成について述べるが、このような構成に限られない。例えば、遊技機100を1つの装置で実現した構成としてもよい。
【0020】
遊技機本体110には盤面111が設けられ、盤面111上には外レール112が配設され、パチンコ玉が転動可能な遊技領域Aを区画形成している。遊技領域Aには、図柄表示装置113、始動入賞口114、大当たり入賞口115、アウト口116、通常入賞口(図示省略)、遊技媒体の流下に変化を与える谷釘117等の多数の遊技釘(図示省略)等が備えられている。また外レール112の内側に内レール118が配設され、遊技媒体発射領域Bを区画形成している。また、遊技機本体110の下部には、盤面111へ打ち込むパチンコ玉や払い出されたパチンコ玉を格納する上皿121や、上皿121から溢れたパチンコ玉を貯留する下皿122と、パチンコ玉の打ち込みの強さを調整するハンドル123等が備えられている。ハンドル123を遊技者が操作すると、発射モータや打球槌を備えた発射装置(図示省略)が動作する。つまり発射モータが駆動し、打球槌が動作等して、上皿121内に格納されている遊技媒体が弾発発射される。発射された遊技媒体は、遊技機100内の遊技媒体発射領域Bを通過して遊技領域Aに放出される。そして、遊技領域Aの上部に到達したパチンコ玉は、遊技釘等によって進行方向を変えながら下方に落下し、始動入賞口114や大当たり入賞口115等の入賞口に入賞するか、いずれの入賞口にも入賞することなく、アウト口116に到達し、回収される。また表示器130は、入賞等のイベント発生に応じて所定の表示を行う。
【0021】
図柄表示装置113は、図柄の組合せやデモ表示等により抽選結果の報知や演出表示を行う例えばCRT、液晶等である。また図柄表示装置113は、始動入賞口114をパチンコ玉が通過し、始動入賞が発生したことを条件として、複数種類の図柄を上から下に向かってスクロールさせ可変表示する。また図柄表示装置113は、抽選が終了すると抽選の結果に応じて、予め複数種類定められた特定の図柄のうちのいずれかを表示する。例えば、抽選の結果大当たりに当選した場合には、「777」や「333」等の大当たり図柄を表示する。
【0022】
始動入賞口114は、ハンドル123等の操作により遊技機100内に発射されたパチンコ玉が入賞すると、パチンコ玉の入賞を検知する。その結果、始動入賞が発生し、遊技機100の内部に設けられている遊技制御基板(図示省略)等において抽選が実施される。
【0023】
大当たり入賞口115は、通常はパチンコ玉が入賞しないように閉鎖されているが、大当たりに当選した場合に開放される。大当たり入賞口115にパチンコ玉が入賞すると、相当数(例えば、入賞したパチンコ玉1個につき15個)のパチンコ玉が払い出される。大当たり入賞口115の開放は、大当たり発生後、所定時間(例えば、30秒)が経過するまで、又は、所定数のパチンコ玉が大当たり入賞口115に入賞するまで継続する。この一回の開放をラウンドと呼ぶ。一般的に、大当たり入賞口115はパチンコ玉が通過しやすい位置に設けられるため、大当たりの発生期間(ラウンド中)においては大量のパチンコ玉が払い出されることになる。
【0024】
アウト口116は、遊技機100内に発射された遊技媒体が、始動入賞口114、大当たり入賞口115等のいずれの入賞口にも入賞しなかった場合に当該遊技媒体を回収する回収口である。
【0025】
遊技機100は、遊技機100の稼働状況を示す稼働信号を外部装置へ送出するためのインタフェース(図示省略)を備える。
【0026】
遊技機100から外部に送出される稼働信号には、少なくとも遊技機100から排出された遊技媒体(=打玉)数に係る打玉信号と、遊技機100から払い出された遊技媒体(=出玉)数に係る出玉信号とを含む。なお、後述のように、打玉信号は厳密には遊技機100から外部に送出される信号ではないが、本明細書においては遊技機100から出力される稼動信号として取り扱うものとする。打玉信号は、例えば、遊技機100からの遊技媒体の排出に応じてパルスを出力するように構成することができる。以下、具体例をあげて説明する。
【0027】
遊技機100に設けられている始動入賞口114等のいずれかの入賞口を通過した遊技媒体及びいずれの入賞口にも入賞せず遊技機100のアウト口116を通過した遊技媒体は、遊技機100の背面下部等に設けられた遊技媒体排出口(図示省略)から遊技機100の外部に排出される。そしてこの遊技媒体排出口付近にはいわゆるアウトボックス(図示省略)が設けられている。アウトボックスには遊技媒体を受ける受け皿と、遊技媒体を計数する計数手段が備えられている。アウトボックスは、遊技機100から排出された遊技媒体を受け皿で受け、これらの遊技媒体を遊技機100内に発射された遊技媒体(=打玉)とみなして計数手段で計数すると共に、排出樋(図示省略)に導き回収させる。そして計数手段は、計数した遊技媒体10個につき打玉信号を1パルス出力する。
【0028】
また出玉信号は、入賞に伴う遊技機100からの遊技媒体の払い出しに応じてパルスを出力するように構成することができる。即ち、遊技機本体110に遊技媒体の払い出しを検知する払出検知手段を設け(図示省略)、払出検知手段は遊技媒体の払い出しを検知すると、その払い出し個数10個につき出玉信号を1パルス出力する。
【0029】
また、本実施例では排出個数10個につき打玉信号を1パルス出力し、払出個数10個ごとに出玉信号を1パルス出力する構成としているが、これに限られるものではなく、例えば排出個数1個につき打玉信号を1パルス出力し、払出個数1個ごとに出玉信号を1パルス出力する構成としても良いし、1パルスを出力する遊技媒体の単位数をそれ以外としても良い。
【0030】
また、本実施例における管理システムが、例えば、図1に例示したような構成の場合は、これらの信号は台管理装置300及び島管理装置400を経由して、遊技機100から管理装置500へ転送される。或いは、例えば、図2に例示したような構成の場合は、遊技機100から直接管理装置500へ転送される。なお、図1のような構成の場合、台管理装置300や島管理装置400等の中継装置において、アナログ信号をデジタル信号に変換する処理や、信号を所定フォーマットのパケットに変換する処理等がなされる場合がある。これらの処理は、当業者にとって自明であるため、本実施例では説明を省略する。
【0031】
また、管理装置500が受信する稼働情報に係る稼働信号は出玉信号、打玉信号に限られない。例えば、図柄が確定したこと等を示す信号や、遊技機100が大当たり状態であることを示す大当たり信号が含まれるようにしてもよい。
<台間機200の構成>
【0032】
台間機200は、玉貸機、メダル貸機であり、遊技機100に対応して設けられている。この台間機200は、遊技者による現金の投入や遊技に使用可能な価値としての残金情報を記録した遊技者用記録媒体を受付けて、所定量のパチンコ玉、メダル等の遊技媒体を払出し、遊技者による遊技機100での遊技を可能にする。
【0033】
台間機200は、挿入等された遊技者用記録媒体(図示省略)に残金情報が存在する場合に、ボタン等の入力手段(図示省略)を通じて遊技者等のユーザからの遊技媒体の貸出操作を受け付けると、残金情報から引落としを行うと共に、所定量のパチンコ玉、メダル等の遊技媒体を払い出し、遊技者に貸し出す。また、紙幣の挿入及び遊技媒体の貸出操作を受け付けると、所定量のパチンコ玉、メダル等の遊技媒体を払い出し、遊技者に貸し出す。遊技媒体の貸し出しに使用されなかった残金情報が存在する場合は、台間機200内に設けた記憶手段(図示省略)に記憶しておき、遊技者による遊技終了操作(例えば遊技機100または台間機200に設けた返却ボタン(図示省略)の押下)を受け付けた場合に遊技者用記録媒体に残金情報を書き込むとともに、当該遊技者用記録媒体の識別情報及び残金情報を管理装置500に対して送信する。
【0034】
また、遊技者が遊技場に預け入れた遊技媒体に係る貯玉数を管理装置500から受信し、受信した貯玉数に基づき、所定量のパチンコ玉、メダル等の遊技媒体を払い出し、遊技者に払い戻す。
【0035】
また台間機200は、上述したように管理装置500に接続されており、遊技者に貸し出された遊技媒体数を示す売上信号や、貯玉から遊技者に払い戻された遊技媒体の数を示す再プレイ信号が管理装置500に対して出力される構成となっている。例えば、25個の遊技媒体の貸し出しが行われる毎に1パルスの売上信号が出力され、25個の遊技媒体の払い出しが行われる毎に1パルスの再プレイ信号が出力される。
【0036】
なお、表示手段(図示省略)を更に設け、遊技機100での遊技に関連して発生した各種遊技関連情報を表示することとしても良い。また、台間機200は、玉貸時等に遊技媒体の払い出しを遊技機100に対して指令可能な、いわゆるCRユニットであっても良いことは当然である。
<台管理装置300の構成>
【0037】
台管理装置300は、接続された遊技機100から稼働状況に係る稼働信号を取得し、島管理装置400、管理装置500等に送出する情報処理装置であり、本実施例では図1に示すように1台の台管理装置300に2台の遊技機100が接続される構成としている。ただし、他の実施例ではこれに限らず、1台の台管理装置300にさらに多くの遊技機100が接続される構成としても良いし、台管理装置300と遊技機100とが1対1で接続される構成としても良い。なお、本実施例では、台管理装置300は接続された遊技機100から稼動信号を取得すると、予め各遊技機100との接続ポートに対応して設定されたポート番号と、台管理装置300自身に設けられたロータリースイッチ等で設定された台管理装置特定情報とを付加して、当該稼動信号を島管理装置400に送出する構成としている。また同様に、予め各台間機200との接続ポートに対応して設定されたポート番号と、台管理装置特定情報とを付加して、台間機200から受信した売上信号等を島管理装置400に送出する構成としている。
<島管理装置400の構成>
【0038】
島管理装置400は、台管理装置300と管理装置500との接続を仲介する情報処理装置である。本実施例の管理システムにおいては、複数の台管理装置300は1以上のグループに分類され、各グループ毎に、島管理装置400は、台管理装置300を管理する。すなわち、図1に示すように、島管理装置400は複数台の台管理装置300と接続される構成としている。ただし、他の実施例ではこれに限られないことは当然である。なお、本実施例では、島管理装置400は接続された台管理装置300から送出された稼動信号又は売上信号等を取得すると、島管理装置400自身に設けられたロータリースイッチ等で設定された島管理装置特定情報を付加して、当該稼動信号を管理装置500に送出する構成としている。
<管理装置500の構成>
【0039】
管理装置500は、管理システムの全体を管理し、各遊技機100のゲーム回数、大当たり回数、出玉数、打玉数等の稼働情報を集計・管理する情報処理装置である。管理装置500は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)やワークステーション(WS)等で実現される。
【0040】
次に、管理装置500のハードウェア構成について、図4を参照して説明する。図4は、管理装置500のハードウェア構成を模式的に示したブロック図である。
【0041】
外部記録媒体接続手段503は、記録媒体へのアクセスを実現するためのものであり、メディア(記録媒体)504に記憶されたプログラム等を管理装置500にロードすることができる。尚、メディア504には、例えば、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、CD−R、CD−RW、PCカード、DVD、ICメモリカード、MO、メモリスティック等が含まれる。
【0042】
記憶手段505は、大容量メモリとして機能するHDD(=ハードディスクドライブ)を有しており、記憶手段505には、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム等が記憶される。
【0043】
また、この記憶手段505には持玉数記憶領域551及び機器情報記憶領域552が設けられている。ただし、この構成に限定されるものではなく、例えば持玉数記憶領域551や機器情報記憶領域552をメディア504に設ける構成としてもよい。
【0044】
持玉数記憶領域551には遊技機100毎の持玉数が記憶される。即ち、図5に示すように遊技機100の識別情報である台番号553毎に区分けされて、持玉数554が記憶される。また、各台番号553に対応して台間機200の識別情報である台間機番号555が記憶されている。従って、台番号553に基づいて、当該遊技機100の持玉数を検索することができるだけでなく、当該遊技機100に対応して設けられている台間機200の台間機番号555に基づいて、当該遊技機100の持玉数を検索することができる。なお、記憶手段505に記憶される情報は持玉数に限定されるわけではなく、少なくとも持玉数が記憶される構成であれば、例えば遊技機100毎の打玉数や出玉数が併せて記憶される構成であっても良い。
【0045】
また、この記憶手段505には島管理装置特定情報、台管理装置特定情報及びポート番号と、遊技機番号及び台間機番号とを対応させて記憶している機器情報記憶領域552が設けられている。これにより、例えば1番の島管理装置の1番の台管理装置のポート1に接続されているのは台番号1の遊技機100である、というように遊技機100及び台間機200を特定可能となる。
【0046】
また記憶手段505は、内部に基本I/Oプログラム等のプログラム、基本処理において使用する各種データを記憶するROMを有する構成としても良い。また記憶手段505は、各種データを一時記憶するためのものであり、制御手段510の主メモリ、ワークエリア等として機能するRAMを有する構成としても良い。
【0047】
入力手段506は、例えば、キーボードやポインティングデバイス(マウス等)、タッチパネルである。入力手段506を用いて、遊技場の従業員等は、管理装置500に対して、管理装置500を制御するコマンド等を入力指示する。
【0048】
表示手段507は、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRTであり、入力手段506から入力されたコマンドや、それに対する管理装置500の応答出力等を表示するものである。
【0049】
バス509は、管理装置500内のデータの流れを司るものであり、管理装置500内の制御手段510や記憶手段505等の各装置を接続する信号線である。508は通信手段であり、この通信手段508を介して外部装置とのデータのやり取りを行う。
【0050】
制御手段510は、記憶手段505に記憶されているアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム(OS)や制御プログラム等を実行し、記憶手段505のRAM等にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に記憶する制御を行う。
【0051】
また制御手段510は、持玉数を、遊技機100毎に区分けして、記憶手段505のHDD等の持玉数記憶領域551に記憶させる。また、遊技機100から出力される稼働信号や、台間機200から出力される売上信号又は再プレイ信号を受信すると、持玉数記憶領域551に記憶されている該当する遊技機100の持玉数を呼び出す。そして受信した信号に応じて所定量の遊技媒体数を当該持玉数に加算、あるいは当該持玉数から減算し、信号受信後の理論的な持玉数を算出する算出手段としての役割を果たす。また制御手段510は、従業員用携帯端末600から台番号553又は台間機番号555等の識別情報を受信すると、持玉数記憶領域551から当該識別情報に係る持玉数を呼び出して、従業員用携帯端末600に送出する。更に、従業員用携帯端末600から台番号553及び持玉数を受信すると、持玉数記憶領域551から当該識別情報に係る持玉数を呼び出して、受信した持玉数に書き換えて記憶させる更新手段としての役割を果たす。
【0052】
尚、以上の各装置と同等の機能を実現するソフトウェアにより、ハードウェア装置の代替として構成することもできる。
【0053】
本実施例では、メディア504から本実施例に係るプログラム及び関連データを直接記憶手段505のRAM等にロードして実行させる例を示しているが、これ以外にも、本実施例に係るプログラムを動作させる度に、既にプログラムがインストールされている記憶手段505のHDD等から記憶手段505のRAM等にロードするようにしてもよい。また、本実施例に係るプログラムを記憶手段505のROM等に記録しておき、これをメモリマップの一部をなすように構成し、直接制御手段510で実行することも可能である。
【0054】
また、本実施例では、説明の便宜のため、管理装置500を1つの装置で実現した構成について述べるが、複数の装置にリソースを分散した構成によって実現してもよい。例えば、記憶や演算のリソースを複数の装置に分散した形に構成してもよい。或いは、管理装置500上で仮想的に実現される構成要素毎にリソースを分散し、並列処理を行うようにしてもよい。
<従業員用携帯端末600の構成>
【0055】
従業員用携帯端末600は、遊技場の従業員等が携帯する情報処理装置であって、具体的には例えば、リモコン、ハンディターミナル、PDA(=Personal Digital Assistant)、スマートフォンである。
【0056】
次に、従業員用携帯端末600のハードウェア構成について、図6を参照して説明する。図6は、従業員用携帯端末600のハードウェア構成を模式的に示したブロック図である
【0057】
従業員用携帯端末600は、図6に示すように少なくとも入力手段610と表示手段620と制御手段630と通信手段640とを有している。入力手段610は例えばテンキー、キーボード、タッチパネルであって、遊技場の従業員等のユーザによる入力操作を受け付ける。特に入力手段610は、遊技場の従業員等のユーザから台番号553や持玉数の入力操作を受け付ける。表示手段620は例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイであって、入力手段610から入力されたコマンドや、それに対する従業員用携帯端末600の応答出力等を表示するものである。特に表示手段620は、遊技機100の持玉数を表示する。
【0058】
制御手段630は例えばマイクロプロセッサであって、入力手段610を通じてユーザからの台番号553の入力操作を認識し、入力された台番号553及び持玉数を外部に送出させる制御を行う。また、制御手段630は、管理装置500から通信手段640を通じて遊技機100の持玉数を受信すると、当該持玉数を表示手段620に表示させる制御を行う。通信手段640は、外部機器との通信を司るものであり、制御手段630からの命令に応じて台番号553及び持玉数を、電波等に変換して外部に送出すると共に、管理装置500から送出された持玉数に係る電波等を受信する。
【0059】
ネットワーク701は、典型的には、LAN(Local Area Network)であるが、有線/無線を問わずデータ送受信可能な回線であればどのような構成でもよい。例えば、公衆回線(アナログ回線、ISDN(Integrated Services Digital Network)等)やWAN(WideArea Network)、無線LAN等により構成してもよい。ネットワーク702は、例えば、データ送受信可能な無線LAN等の回線である。なお、ネットワーク701、702上の通信プロトコルは、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等を採用することができる。
【0060】
<遊技場管理システムの処理の流れ>
次に、本実施例における遊技場管理システムが実行する処理の流れを、図7〜9を参照にして説明する。なお、以下の処理は遊技場に設置された各遊技機100について独立して実行する。
【0061】
まず管理装置500が、遊技機100等から受信した稼働信号に基づき、遊技機100の理論的な持玉数を算出する持玉数算出処理について図7を用いて説明する。
【0062】
台間機200は、ボタン等の入力手段(図示省略)を通じて遊技者等のユーザから遊技媒体の貸出操作を受け付けると(ステップS701)、所定量のパチンコ玉等の遊技媒体を払い出すと共に、売上信号を管理装置500に送出する(ステップS702)。台間機200から売上信号を受信した管理装置500は、当該売上信号を送出した台間機200の台間機番号を特定すると共に、当該台間機番号に関連付けて記憶されている持玉数を持玉数記憶領域551から呼び出す。そして、売上信号に対応する遊技媒体数を、呼び出した持玉数に加算し(ステップS703)、加算後の持玉数を持玉数記憶領域551に上書きして記憶する。また、遊技機100から打玉信号を受信した管理装置500は(ステップS704)、当該打玉信号を送出した遊技機100の台番号を特定すると共に、当該台番号に関連付けて記憶されている持玉数を持玉数記憶領域551から呼び出す。そして、呼び出した持玉数から打玉信号に対応する遊技媒体数を減算し(ステップS705)、減算後の持玉数を持玉数記憶領域551に上書きして記憶する。また、遊技機100から出玉信号を受信した管理装置500は(ステップS706)、当該出玉信号を送出した遊技機100の台番号を特定すると共に、当該台番号に関連付けて記憶されている持玉数を持玉数記憶領域551から呼び出す。そして、呼び出した持玉数から出玉信号に対応する遊技媒体数を加算し(ステップS707)、加算後の持玉数を持玉数記憶領域551に上書きして記憶する。また、台間機200は、ボタン等の入力手段(図示省略)を通じて遊技者等のユーザから遊技媒体の払戻操作(貯玉から引き落とす再プレイ操作)を受け付けると(ステップS708)、所定量のパチンコ玉等の遊技媒体を払い出すと共に、再プレイ信号を管理装置500に送出する(ステップS709)。台間機200から再プレイ信号を受信した管理装置500は、当該再プレイ信号を送出した台間機200の台間機番号を特定すると共に、当該台間機番号に関連付けて記憶されている持玉数を持玉数記憶領域551から呼び出す。そして、再プレイ信号に対応する遊技媒体数を、呼び出した持玉数に加算し(ステップS710)、加算後の持玉数を持玉数記憶領域551に上書きして記憶する。
【0063】
このように、遊技機100及び台間機200から受信した信号の種類によって、理論的な持玉数を遊技機100毎に算出する。なお上記では、説明の便宜上、図7を用いて一連の流れとして受信した各信号に基づく理論的な持玉数の算出方法を説明した。しかし、各信号の受信の順番は関係なく、信号に応じて持玉数に加算するのか、あるいは減算するのかといった算出の方法のみが重要であることは言うまでもない。
【0064】
次に、遊技場の従業員等のユーザが従業員用携帯端末600を用いて、管理装置500に記憶されている遊技機100の持玉数を照会する持玉数照会処理について図8を用いて説明する。
【0065】
従業員用携帯端末600が、入力手段610を通じて遊技場の従業員等のユーザから遊技機100の台番号553の入力操作(ステップS801)及び処理を実行する旨の操作を受け付けると(ステップS802)、従業員用携帯端末600は、入力された台番号553及び照会命令を管理装置500に送出する(ステップS803)。管理装置500は、受信した台番号553に基づき持玉数記憶領域551内を検索し(ステップS804)、当該台番号553に関連付けて記憶されている持玉数を持玉数記憶領域551から呼び出す。そして当該台番号553及び持玉数を従業員用携帯端末600に送出する(ステップS805)。従業員用携帯端末600は、これらの情報を受信すると、受信した持玉数を当該台番号553に係る遊技機100の持玉数として表示手段620に表示する(ステップS806)。なお、従業員携帯端末600が、アプリケーションプログラムをインストールすることで、多種多様な機能を有することができる機器、例えばスマートフォンである場合には、台番号553の入力操作を行う前に、遊技場管理システム用のアプリケーションプログラムを起動させる操作が必要である。
【0066】
次に、遊技場の従業員等のユーザが従業員用携帯端末600を用いて、管理装置500に記憶されている遊技機100の持玉数を更新(変更)する持玉数更新処理について図9を用いて説明する。
【0067】
図8で示した持玉数照会処理(ステップS801〜S806)と同様の流れで、従業員用携帯端末600は、遊技機100の持玉数を表示する。遊技機100の持玉数を表示している状態の従業員用携帯端末600が、入力手段610を通じて遊技場の従業員等のユーザから遊技機100の更新後の持玉数の入力操作(ステップS907)及び処理を実行する旨の操作を受け付けると(ステップS908)、従業員用携帯端末600は、入力された台番号553及び更新後の持玉数を管理装置500に送出する(ステップS909)。管理装置500は、受信した台番号553に基づき持玉数記憶領域551内を検索し(ステップS910)、当該台番号553に関連付けて記憶されている持玉数を持玉数記憶領域551から呼び出し、更新後の持玉数に書き換えて記憶する(ステップS911)。管理装置500は、持玉数の更新が完了すると、処理完了通知を送出する(ステップS912)。処理完了通知を受信した従業員等携帯端末600は、更新処理が完了した旨と更新後の持玉数を表示する(ステップS913)。なお、従業員用携帯端末600において、更新後の持玉数を入力させるものに限られず、持玉数をクリアするクリアボタン(図示省略)を設け、このクリアボタンの押下を受け付けると、指定された台番号553の遊技機100について管理装置500の持玉数記憶領域551に記憶されている持玉数を「0」に更新して記憶する構成としても良い。
【0068】
このように遊技場管理システムを構成することによって、遊技場の従業員等は素早く簡便に判断材料を手に入れることができる。すなわち、例えば遊技場の従業員等が、遊技場に設置された計数機で実際に計数された玉数と、理論的に算出された持玉数とを速やかに比較することが可能となる。そして実際に計数された玉数と従業員用携帯端末600を用いて照会した持玉数とがかけ離れていると判断した場合は、従業員等は何らかの異常又は不正の可能性があると速やかに判断することができる。また、管理装置500で算出した持玉数を、遊技場の従業員等のユーザが従業員用携帯端末600を用いて入力した玉数に更新可能な構成としたことにより、理論的に算出された持玉数を、従業員用携帯端末を用いて更新(変更)することができる。従って例えば、実際に計数された玉数に書き換えて管理装置500に記憶させたり、管理装置500に記憶されている持玉数を消去したりすることができる。従って、例えば実際に計数された玉数と従業員用携帯端末600を用いて照会した持玉数との差異が適正範囲内であると判断した場合、当該計数を行った遊技者が遊技していた台番号の遊技機100に係る理論的に算出された持玉数を「0」に更新して遊技終了とする、等の用い方が可能となる。
【0069】
なお、本実施例では遊技機100や台間機200から送出される稼動信号や売上信号は、台管理装置300、島管理装置400を経由して管理装置500にその都度伝送される構成を説明したが、これに限定されるものではなく、これらの信号を管理装置500が取得できればその構成は問わないものである。従って例えば、島管理装置400はポーリングを行うなどして管理下にある台管理装置300が管理している稼動情報等を収集して管理装置500に送出しても良い。また、本実施例では島管理装置特定情報、台管理装置特定情報、ポート番号を用いて遊技機の識別情報である台番号及び台間機の識別情報である台間機番号を特定することとしているが、これに限らず、遊技機の台番号及び台間機番号を特定可能であればその方法は問わないものである。従って例えばIPアドレス等を用いて遊技機の台番号や台間機番号を特定する構成としても良い。
【0070】
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様を取ることが可能である。
【0071】
また本発明は、前述した実施例の機能を実現するプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
【0072】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、このコンピュータにインストールされるプログラム自体も本発明の技術的範囲に含まれる。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含む。この場合、プログラムの提供方法としては、CD−ROM、DVD等の記憶媒体を用いて提供する方法や、電気通信回線を介して提供する方法等が含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】本発明の一実施例である実施例1の遊技場管理システムの全体的な構成を例示的に示す概念図である。
【図2】本発明の一実施例である実施例1の遊技場管理システムの全体的な構成を例示的に示す概念図である。
【図3】本発明の一実施例である実施例1の遊技場管理システムの遊技機の全体的な構成を例示的に示す概念図である。
【図4】本発明の一実施例である実施例1の遊技場管理システムの管理装置のハードウェア構成を例示的に示す概念図である。
【図5】本発明の一実施例である実施例1の持玉数記憶領域の構造を模式的に示した図である。
【図6】本発明の一実施例である実施例1の遊技場管理システムの従業員用携帯端末の全体的な構成を例示的に示す概念図である。
【図7】本発明の一実施例である実施例1の遊技場管理システムが実行する処理の手順を示す流れ図である。
【図8】本発明の一実施例である実施例1の遊技場管理システムが実行する処理の手順を示す流れ図である。
【図9】本発明の一実施例である実施例1の遊技場管理システムが実行する処理の手順を示す流れ図である。
【符号の説明】
【0074】
A:遊技領域、B:遊技媒体発射領域、
100:遊技機、110:遊技機本体、111:盤面、112:外レール、113:図柄表示装置、114:始動入賞口、115:大当たり入賞口、116:アウト口、117:谷釘、118:内レール、121:上皿、122:下皿、123:ハンドル、130;表示器、
200:台間機、300:台管理装置、400:島管理装置、
500:管理装置、503:外部記録媒体接続手段、504:メディア、505:記憶手段、506:入力手段、507:表示手段、508:通信手段、509:バス、510:制御手段、551:持玉数記憶領域、552:機器情報記憶領域、553:台番号、554:持玉数、555:台間機番号、
600:従業員用携帯端末、610:入力手段、620:表示手段、630:制御手段、640:通信手段、
701:ネットワーク、702:ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技場に複数設置される遊技機及び当該遊技機に対応して設置される台間機から出力される信号を受信して、前記遊技機及び前記台間機に係る遊技情報を管理可能な管理装置と、当該管理装置と相互に通信可能に接続されている従業員用携帯端末とからなる遊技場管理システムであって、
前記従業員用携帯端末は、
表示手段と、
ユーザからの入力を受け付け可能な入力手段とを有し、
前記管理装置は、
前記遊技機及び前記台間機から出力される信号を受信して、当該受信した信号に基づき遊技者が獲得した持玉数を算出する算出手段と、
前記算出手段によって算出された遊技者が獲得した持玉数を記憶する記憶手段と、を有し、
前記従業員用携帯端末は、ユーザからの操作に応じて前記管理装置から受信した遊技者が獲得した持玉数を表示することを特徴とする、遊技場管理システム。
【請求項2】
前記管理装置は、
前記記憶手段に記憶されている遊技者が獲得した持玉数を更新する更新手段を更に有し、
前記従業員用携帯端末から持玉数を受信すると、当該持玉数を既に記憶されている持玉数と書き換えて記憶することを特徴とする、請求項1に記載の遊技場管理システム。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate