説明

運行管理装置

【課題】本発明は、天気予測情報や降雨実績情報に基づいて臨機応変に運行管理を行うことができる運行管理装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】運行管理装置1は、天気予測情報提供サイト3から天気予測情報を取得して所定の天候条件を超えたか否か判定し、所定の天候条件を超えていない場合には運行ダイヤ情報DB13から通常運行ダイヤ情報を読み出してダイヤ編成を行い、所定の天候条件を超えた場合には、特別運行ダイヤ情報を読み出してダイヤ編成を行う。編成された運行ダイヤの運行時刻はWebページにより外部に提供したり、インターネットを介して顧客に対して配信される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バス等の公共交通機関に用いられる運行管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
バス等の公共交通機関では、季節や曜日ごとに運行ダイヤ編成(運行時刻、運行バス、運行乗務員等)が予め決められており、それに従って運行されている。
【0003】
ところが、このように予め決められた運行ダイヤで運行していると、利用客の増減に臨機応変に対応することができないため、一時的に利用客が増加した場合には、乗車できない利用客が出て、例えばタクシーに利用客を奪われたり、利用客の少ない時間帯にはほとんど利用客がいない状態で無駄な運行が行われたりしている。
【0004】
こうした課題に対処するために、例えば、特許文献1では、複数の施設に送迎した顧客に関する送迎データを記憶しておき、記憶された送迎データに基づいてバスの運行情報を生成するようにして、バスの運行管理に柔軟性を持たせた点が記載されている。
【特許文献1】特開2003−345873号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
バス等の公共交通機関において利用客が増加する主な要因の1つとして挙げられるのは、天候の影響である。特に、普段徒歩や自転車で通勤又は通学している場合に、雨又は雪といった天候になると、バス等の公共交通機関を利用するようになる。したがって、こうした天候の変化による利用客の増加に臨機応変に対応する運行管理を行う必要があるが、これまでの運行管理ではそれに十分対応しているとはいいがたい。
【0006】
そこで、本発明は、天気予測情報や降雨実績情報に基づいて臨機応変に運行管理を行うことができる運行管理装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る運行管理装置は、天気予測情報を作成する外部システムの間で情報を送受信する送受信部と、通常運行ダイヤ情報及び特別運行ダイヤ情報を記憶する記憶部と、前記送受信部を介して前記外部システムから前記天気予測情報を受信して運行管理を行う制御部とを備えた運行管理装置であって、前記制御部は、受信した前記天気予測情報が所定の天候条件を超えたか否か判定する判定手段と、判定手段が所定の天候条件を超えたと判定した場合に前記特別運行ダイヤ情報に基づいてダイヤ編成を行う編成手段とを備えていることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る別の運行管理装置は、降雨実績情報を作成する外部システムの間で情報を送受信する送受信部と、通常運行ダイヤ情報、特別運行ダイヤ情報、運行路線位置情報及び地図情報を記憶する記憶部と、前記送受信部を介して前記外部システムから前記降雨実績情報を受信して運行管理を行う制御部とを備えた運行管理装置であって、前記制御部は、受信した前記降雨実績情報を記憶する記憶手段と、前記降雨実績情報及び前記地図情報に基づいて所定時間経過後の降雨地域を予測する予測手段と、予測された前記降雨地域に前記運行路線位置情報が含まれる運行路線を抽出する抽出手段と、抽出された運行路線の前記特別運行ダイヤ情報に基づいてダイヤ編成を行う編成手段とを備えていることを特徴とする。
【0009】
さらに、上記の運行管理装置において、前記制御部は、前記編成手段により編成された運行時刻情報を前記送受信部を介して外部に提供する提供手段を備えていることを特徴とする。さらに、前記記憶部には、顧客ごとに通知先情報が記憶されており、前記制御部は、前記編成手段により編成された運行時刻情報を通知先情報に基づいて顧客端末に通知する通知手段を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
上記のような構成を有することで、天気予測情報に基づいて所定の天候条件−例えば、雨や雪の降る確率が50%以上−になった場合に自動的に特別運行ダイヤ情報に基づいたダイヤ編成を行うので、利用客が増加する主な要因の1つである天候条件に臨機応変に対応して運行管理することができ、利用客の増加に対応して増便するといったことが容易に行えるようになる。
【0011】
また、別の運行管理装置では、降雨実績情報に基づいて降雨地域の予測を行い、予測された降雨地域に運行路線が含まれる場合には、その運行路線の特別運行ダイヤ情報に基づいたダイヤ編成を行うので、利用客が増加する降雨時に増便するといったことが容易に行えるようになる。
【0012】
このように、利用客が増加する天候状態に対応してダイヤ編成を行うことで、乗車できない利用客をできるだけ減少させるとともに、利用客の増加に伴いバスの発車が遅れて運行管理が大幅に遅れてしまうといった問題点も解消することができる。
【0013】
そして、特別運行ダイヤ情報に基づいてダイヤ編成された運行時刻情報を送受信部を介して外部に提供したり、記憶された顧客ごとの通知先情報に基づいて顧客端末に通知するようにすれば、ダイヤ編成の変更を利用客にリアルタイムで提供することができる。そのため、増便されたことが利用客に通知されることで、利用客が到着したバスに集中して運行管理が混乱するといったことを予め防止することができ、また、顧客に対してバス乗車への誘引効果も発揮するようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明に係る実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
【0015】
図1は、本発明に係る実施形態に関する概略ブロック図である。運行管理装置1は、装置全体の制御を行う制御部10、外部との間で情報の送受信を行う送受信部11、記憶部として顧客情報DB12及び運行ダイヤ情報DB13を備えている。
【0016】
制御部10は、後述する所定の天候状態を判定する判定手段、後述するように運行ダイヤを編成する編成手段、後述するように運行時刻を外部に提供する提供手段及び顧客に運行時刻を通知する通知手段を備えたCPU14、プログラム及び初期設定データを記憶するROM15、受信した天気予測情報及び編成された運行ダイヤを記憶するRAM16を備えている。
【0017】
送受信部11は、インターネット2を介して接続される天気予測情報提供サイト3(例えば、国土交通省防災情報提供センターが提供するサイト)、インターネット2を介して接続される顧客利用のPC4や携帯電話5といった端末装置と情報を送受信する。天気予測情報提供サイト3からは定期的に天気予測情報が提供される。
【0018】
運行ダイヤ情報DB13には、運行ダイヤの編成に必要な情報が蓄積されており、例えば、図2に示すテーブルのように、NO.、運行ダイヤコード、乗務員の出勤時刻、乗務員番号、乗務員名、種別が記憶されている。この例では、種別に示すように、NO.1〜NO.4が通常の運行ダイヤのデータで、NO.5〜NO.7が緊急の運行ダイヤのデータとして記憶されている。したがって、この例では、NO.1〜NO.4が通常運行ダイヤ情報に相当し、NO.1〜NO.7が特別運行ダイヤ情報に相当する。
【0019】
顧客情報DB12は、運行時刻の配信を受ける顧客に関する情報を蓄積するデータベースで、例えば、図3に示すテーブルのように、顧客コードNO.、路線コード、通知時刻、顧客名、通知先アドレスが蓄積されている。顧客コードは、顧客ごとに付与されるIDコードである。路線コードは、顧客が通知してほしい路線に関するコードが登録される。通知時刻は、顧客が運行時刻を連絡してほしい時刻が登録される。通知先アドレスは、例えば、携帯電話のメールアドレスを登録しておけば、通知された運行時刻をすぐ確認することができる。こうした顧客情報は、携帯電話やPCから運行管理装置1にインターネットを介してアクセスして登録することができるようにしておけば、簡単に登録することができる。
【0020】
運行管理装置1には表示装置6が接続されており、表示装置6は編成された運行ダイヤや出勤指示が必要な乗務員リストを表示するようになっている。
【0021】
図4は、制御部10での運行ダイヤ編成処理フローを示している。まず、天気予測情報提供サイト3から天気予測情報を受信したかチェックし(S100)、天気予測情報が受信された場合には天気予測情報をRAM16にいったん記憶する(S101)。そして、天気予測情報のうち運行地域において降水確率が規定値(例えば50%)を超えたか判定し(S102)、超えていない場合には、運行情報DB13から種別が「通常」の運行ダイヤデータであるNO.1〜NO.4を読み出して通常の運行ダイヤ編成処理を行う(S103)。この場合は、通常の運行ダイヤ編成なので、乗務員は通常の出勤となり、緊急の出勤指示は行われない。運行ダイヤ編成後運行時刻をWebページ上に掲載するための表示処理を行い(S104)、編成ダイヤにより運行管理が実行される(S105)。
【0022】
ステップS102において、降水確率が規定値を超えたと判定された場合には、運行情報DB13から種別が「通常」の運行ダイヤデータのほかに「緊急」の運行ダイヤデータも含むNO.1〜NO.7のデータを読み出して緊急運行ダイヤ編成処理を行う(S106)。そして、緊急に出勤が必要な乗務員リストを作成して表示装置6に表示する(S107)。図2の例では、NO.5〜NO.7の乗務員が出勤指示されるようになる。また、運行ダイヤは、通常より3便増便されるようにダイヤ編成が行われる。次に、運行ダイヤが通常と変更になったことから、顧客情報DB12に登録された顧客に対し変更された運行時刻の通知処理が行われる(S108)。顧客ごとに路線コードが登録されているので、該当する路線の運行時刻を登録された通知時刻に合せて通知先アドレスに配信するように処理する。図5は、携帯電話に配信した場合の表示画面の一例を示している。この例では、増便された運行時刻のみを通知するようにしており、増便された3つの便の出発時刻を通知している。そして、各停留所の到着予定時刻については、Webページにアクセスして参照するように誘引している。以後ステップS104に進み、上述したような処理が行われる。
【0023】
以上のような処理を行うことで、例えば、運行開始前の運行ダイヤ編成時に、当日の天気予測情報に合せて臨機応変に運行ダイヤを編成することができる。そのため、降水確率が50%以上の場合のように、降雨が予測されるときは運行本数を増やして利用客の増加に対応することができるようになる。運行本数の増加本数や増加時間帯については、実際の雨天時の利用客の増加数を調査して設定するようにすればよい。
【0024】
図6は、別の実施形態に関する概略ブロック図を示している。この例では、運行管理装置100は、装置全体の制御を行う制御部110、外部との間で情報の送受信を行う送受信部111、記憶部として顧客情報DB112、運行情報DB113及び地図情報DB114を備えている。
【0025】
制御部110は、後述する降雨地域の予測処理を行う予測手段、後述するように予測された降雨地域に含まれる運行路線を抽出処理する抽出手段及び後述するように運行ダイヤを編成する編成手段、後述するように運行時刻を外部に提供する提供手段及び顧客に運行時刻を通知する通知手段を備えたCPU115、プログラム及び初期設定データを記憶するROM116、降雨実績情報である雨量データ及び編成された運行ダイヤを記憶するRAM117を備えている。
【0026】
送受信部111は、各地域に適当な間隔で配置された定点観測地点の雨量計を接続したネットワーク200、インターネット300を介して接続される雨量データ提供サイト400(例えば、国土交通省防災情報提供センターが提供するサイト)、インターネット300を介して接続されるユーザ利用のPC500や携帯電話600といった端末装置と情報を送受信する。雨量計を接続したネットワーク200及び雨量データ提供サイト400からは複数の観測地点の位置情報及び雨量データが定期的に提供される。
【0027】
顧客情報DB112は、運行時刻の配信を受ける顧客に関する情報を蓄積するデータベースで、例えば、図3に示すテーブルと同様のものである。運行情報DB113は、図2に示すような運行ダイヤデータを運行路線ごとに記憶しており、さらに、図7に示すテーブルのような運行路線位置情報を記憶している。運行路線位置情報としては、路線コード、停留所コード及び各停留所の所在地が記憶されている。地図情報DB114には、運行地域全体の地図情報が蓄積されており、取得した雨量データに基づいた予測処理や予測降雨地域に該当する運行路線の抽出処理に用いられる。
【0028】
運行管理装置100には表示装置700が接続されており、表示装置700は編成された運行ダイヤや出勤指示が必要な乗務員リストを表示するようになっている。
【0029】
図8は、制御部110での運行ダイヤ編成処理フローを示している。まず、ネットワーク200経由で新しい雨量データが送信されたか、インターネット300を介して雨量データ提供サイト400から新しい雨量データが取得されたかチェックする(S200)。一般的に雨量データは1時間ごとに提供されるので、両方から同じ時刻に雨量データが取得できるようにしておくとよい。新しい雨量データが取得されると、その雨量データに基づいてどの地域に降雨があるのかを示す降雨地域データを抽出し、記憶する(S201)。雨量データには観測地点の情報が含まれているので、地図情報DB114の座標データと照合して降雨地域データが抽出される。
【0030】
そして、記憶されている前回の降雨地域データと今回の降雨地域データとを比較して、降雨移動方向及び降雨移動速度を算出する(S202)。図9に基づいてその算出方法を説明する。図9では、対象となる地域を東西方向及び南北方向にメッシュ状に区分し複数の区分地域を設定している。そして、前回の降雨地域データA1及び今回の降雨地域データA2が雨量データ(黒点で表示)に基づいて設定されている。降雨移動方向を求める場合には、降雨地域データA1及びA2の位置ずれの方向に基づいて設定する。また、降雨移動速度は、降雨地域データA1及びA2の降雨移動方向の境界ラインL1及びL2の平均距離に基づいて算出する。この場合、降雨地域データA1及びA2の時間間隔は1時間なので、算出された平均距離がそのまま降雨移動速度(時速)となる。
【0031】
こうして算出された降雨移動方向及び降雨移動速度に基づいて現時点(新しい雨量データの観測時刻)から1〜6時間経過した予測時刻の予測降雨地域データを算出する。図9に示すように、今回の降雨地域データA1を、降雨移動方向に降雨移動速度に基づいて移動させた降雨地域データB1〜B6がそれぞれ1〜6時間経過後の各時間における降雨地域データであり、これらの降雨地域データB1〜B6を含んだ地域を予測降雨地域データBとして設定する。
【0032】
次に、運行情報DB113より運行路線位置情報を読み出して(S204)予測された降雨地域に運行路線位置が含まれるかチェックし、運行路線位置が含まれる運行路線を抽出する(S205)。この場合、予測降雨地域データB内の停留所の所在地が含まれる運行路線を抽出するようにしてもよいし、運行路線の停留所のうち特に乗降客の多い特定の停留所の所在地が含まれる場合に抽出するようにしてもよい。この場合には、運行路線位置情報として特定の停留所のみ登録するようにしておくことで対応できる。
【0033】
予測された降雨地域に含まれていない運行路線については、ステップS206に進み、通常の運行ダイヤの編成処理を行い(S206)、運行ダイヤ編成後運行時刻をWebページ上に掲載するための表示処理を行い(S207)、編成ダイヤにより運行管理が実行される(S208)。
【0034】
予測された降雨地域に含まれる運行路線については、ステップS209に進み、緊急の運行ダイヤの編成処理を行い(S209)、緊急の運行ダイヤで出勤の必要な乗務員リストが表示装置7に表示される(S210)。そして、顧客情報DB12に登録された顧客に対し変更された運行時刻の通知処理が行われた後(S211)、ステップS207に進み、運行ダイヤ編成後運行時刻をWebページ上に掲載するための表示処理を行い(S207)、編成ダイヤにより運行管理が実行される(S208)。
【0035】
以上のように、実際の降雨予測に基づいて運行ダイヤの編成処理を行うことで、降雨に伴う利用客の動向に応じてきめ細かく運行路線のダイヤ編成を行うことができる。また、降雨予測は1時間毎に行うことが可能であるから、朝夕の通勤時間帯ごとにダイヤ編成を変更することもできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明に係る実施形態に関する概略ブロック図である。
【図2】運行ダイヤ情報に関する説明図である。
【図3】顧客情報に関する説明図である。
【図4】運行ダイヤ編成処理フローである。
【図5】携帯電話の配信表示画面に関する説明図である。
【図6】本発明に係る別の実施形態に関する概略ブロック図である。
【図7】運行路線情報位置情報に関する説明図である。
【図8】運行ダイヤ編成処理フローである。
【図9】降雨予測処理に関する説明図である。
【符号の説明】
【0037】
1・・・運行管理装置、2・・・インターネット、3・・・天気予測情報提供サイト、4・・・PC、5・・・携帯電話、6・・・表示装置、10・・・制御部、11・・・送受信部、12・・・顧客情報DB、13・・・運行ダイヤ情報DB、14・・・CPU、15・・・ROM、16・・・RAM、100・・・運行管理装置、200・・・ネットワーク、300・・・インターネット、400・・・雨量データ提供サイト、500・・・PC、600・・・携帯電話、700・・・表示装置、110・・・制御部、111・・・送受信部、112・・・顧客情報DB、113・・・運行情報DB、114・・・地図情報DB、115・・・CPU、116・・・ROM、117・・・RAM。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
天気予測情報を作成する外部システムの間で情報を送受信する送受信部と、通常運行ダイヤ情報及び特別運行ダイヤ情報を記憶する記憶部と、前記送受信部を介して前記外部システムから前記天気予測情報を受信して運行管理を行う制御部とを備えた運行管理装置であって、前記制御部は、受信した前記天気予測情報が所定の天候条件を超えたか否か判定する判定手段と、判定手段が所定の天候条件を超えたと判定した場合に前記特別運行ダイヤ情報に基づいてダイヤ編成を行う編成手段とを備えていることを特徴とする運行管理装置。
【請求項2】
降雨実績情報を作成する外部システムの間で情報を送受信する送受信部と、通常運行ダイヤ情報、特別運行ダイヤ情報、運行路線位置情報及び地図情報を記憶する記憶部と、前記送受信部を介して前記外部システムから前記降雨実績情報を受信して運行管理を行う制御部とを備えた運行管理装置であって、前記制御部は、受信した前記降雨実績情報を記憶する記憶手段と、前記降雨実績情報及び前記地図情報に基づいて所定時間経過後の降雨地域を予測する予測手段と、予測された前記降雨地域に前記運行路線位置情報が含まれる運行路線を抽出する抽出手段と、抽出された運行路線の前記特別運行ダイヤ情報に基づいてダイヤ編成を行う編成手段とを備えていることを特徴とする運行管理装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記編成手段により編成された運行時刻情報を前記送受信部を介して外部に提供する提供手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の運行管理装置。
【請求項4】
前記記憶部には、顧客ごとに通知先情報が記憶されており、前記制御部は、前記編成手段により編成された運行時刻情報を通知先情報に基づいて顧客端末に通知する通知手段を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の運行管理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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