説明

遠隔操作装置、遠隔操作システム、遠隔操作方法、制御プログラム、及び該プログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体

【課題】遠隔操作装置に赤外線出力ユニット等の、電子機器への操作入力を送信する手段を設けることなく、電子機器を操作する。
【解決手段】本発明の遠隔操作装置2は、入力部4に指示入力があったときに、表示部5に、上記指示入力に対応する動作を空調装置3に指示する制御情報を含む指示内容表示(2)を空調装置3が読み取り可能に表示すると共に、ユーザの指示入力を補助する情報を含む指示内容表示(1)を表示する遠隔操作装置制御部6とを備えているので、赤外線出力ユニット等の操作入力を送信する手段を設けることなく、空調装置3を操作することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器を遠隔操作する遠隔操作装置等に関する。
【背景技術】
【0002】
通常、テレビやパソコンや扇風機等のような電子機器は、電子機器本体に該電子機器を操作するための操作ボタンを備えている。電子機器のユーザがこの操作ボタンを用いて電子機器を操作する場合、ユーザは操作の度にわざわざ電子機器本体まで足を運ぶ必要がある。そこで、この不便を解消するために、多くの電子機器では遠隔操作装置を用いて遠隔操作することができるようになっている。
【0003】
遠隔操作装置を用いて電子機器を遠隔操作する例として、下記の特許文献1が挙げられる。特許文献1には、タッチパネルを備えたリモコン装置を用いてパソコンを操作する技術が開示されている。引用文献1に記載のリモコン装置及びパソコンについて、図14に基づいて説明する。
【0004】
図14は、リモコン装置101及びパソコン102の要部構成を示すブロック図である。図示のように、リモコン装置101は、ユーザの入力を受け付けるタッチパネル103を備えた液晶ディスプレイ104と、パソコン102からの赤外線信号の入力を受け付ける赤外線入力ユニット105と、パソコン102を操作するための赤外線信号を出力する赤外線出力ユニット106と、リモコン装置101の各構成の動作を統括して制御するCPU107と、CPU107が使用するデータやプログラム等を格納するメモリ108を備えている。
【0005】
ここで、ユーザがリモコン装置101のタッチパネル103に触れると、CPU107は、ユーザがタッチパネル103に触れた位置に対応する命令を生成する。そして、CPU107は、該生成した命令を赤外線出力ユニット106に送る。そして、赤外線出力ユニット106は、CPU107が生成した命令を赤外線信号に変換してパソコン102へと送信し、パソコン102は受信した赤外線信号が示す命令に従って動作する。
【0006】
また、パソコン102に、新しいアプリケーションがインストールされた場合、パソコン102は、該アプリケーションを操作するためのリモートコントロールプログラム、及びタッチパネル103に表示させる画面表示情報を赤外線信号として送信する。
【0007】
続いて、パソコン102が送信した赤外線信号をリモコン装置101の赤外線入力ユニット105が受信し、赤外線入力ユニット105は、受信した赤外線信号をCPU107に送る。そして、CPU107は、受信したコントロールプログラム及び画面表示情報をメモリ105に格納する。これにより、新たにインストールされたアプリケーションについてもリモコン装置101を用いて操作することができる。
【0008】
このように、リモコン装置101では、ユーザがタッチパネル103を用いて入力し、ユーザの入力に対応する赤外線信号が赤外線出力ユニット106から送信される。そして、赤外線出力ユニット106から送信される赤外線信号をパソコン102が受信することによって、パソコン102が動作するようになっている。
【特許文献1】特開平11−143634(1999年5月28日公開)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
このように、従来のリモコン装置では、赤外線信号を送信することによって、操作対象となる機器の動作を制御しているので、赤外線出力ユニットをリモコン装置に搭載する必要があった。また、電波を用いて信号を送信する場合も考えられるが、この場合、電波を送信するための構成をリモコン装置に搭載する必要がある。
【0010】
そのため、赤外線出力ユニット等の操作対象機器への操作入力を送信する手段を搭載するためのスペースをリモコン装置内に確保しなければならないという問題があった。
【0011】
本発明は上記の課題を鑑みてなされたものであり、赤外線出力ユニット等の操作対象機器への操作入力を送信する手段を設けることなく、操作対象機器を操作することのできる遠隔操作装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の遠隔操作システムは、上記課題を解決するために、電子機器を遠隔操作するための指示入力を受け付ける入力部を備えた遠隔操作装置であって、第1画像を第1方向に向けて表示すると同時に、第1方向とは異なる第2方向に向けて第1画像とは異なる第2画像を表示する表示部と、上記入力部に指示入力があったときに、上記表示部に、上記指示入力に対応する動作を電子機器に指示する制御情報を含む第1画像を上記電子機器が読み取り可能に表示すると共に、ユーザの指示入力を補助する情報を含む第2画像を表示する表示処理手段とを備えていることを特徴としている。
【0013】
また、本発明の遠隔操作方法は、上記課題を解決するために、電子機器を遠隔操作するための指示入力を受け付ける入力部を備えた遠隔操作装置による遠隔操作方法であって、上記遠隔操作装置は、第1画像を第1方向に向けて表示すると同時に、第1方向とは異なる第2方向に向けて第1画像とは異なる第2画像を表示する表示部を備えており、上記入力部に指示入力があったときに、上記表示部に、上記指示入力に対応する動作を電子機器に指示する制御情報を含む第1画像を上記電子機器が読み取り可能に表示すると共に、ユーザの指示入力を補助する情報を含む第2画像を表示するステップを含むことを特徴としている。
【0014】
上記の構成によれば、ユーザが指示入力を行ったときに、第1画像と第2画像とが異なる方向に向けて表示される。そして、第1画像は、上記指示入力に対応する動作を電子機器に指示する制御情報を含み、この第1画像は電子機器が読み取り可能に表示される。
【0015】
したがって、電子機器は、遠隔操作装置の表示部に表示された第1画像を読み取ることによって、上記指示入力に対応する動作を実行することができる。すなわち、上記の構成によれば、遠隔操作装置は、赤外線等の信号を発信することなく、電子機器の指示入力を行うことができる。
【0016】
これにより、遠隔操作装置は、例えば赤外線出力ユニット等の、操作対象の電子機器への操作入力を送信する手段を設ける必要がなくなるので、遠隔操作装置の搭載する部品の数を減らすことができ、遠隔操作装置を小型化することが可能になる。
【0017】
また、ユーザは、第2画像に含まれる指示入力を補助する情報を確認しながら電子機器の遠隔操作を行うことができるので、容易に入力操作を行うことができる。なお、指示入力を補助する情報としては、例えば操作対象となる電子機器の動作状態や、動作設定、またユーザの行った指示入力の内容や、ユーザの指示入力を遠隔操作装置が受け付けた旨を示すメッセージ等が挙げられる。
【0018】
また、上記遠隔操作装置は、携帯型情報端末であることが好ましい。
【0019】
携帯型情報端末としては、例えばPDA(Personal Digital Assistance)や携帯型ゲーム機、携帯電話機やPHS(Personal Handy Phone System)等を適用することができる。遠隔操作装置を携帯型情報端末とすることにより、携帯型情報端末の本来の機能、例えば通話やメール、ゲーム等に加えて、電子機器の操作を行うことができる。
【0020】
また、上記携帯型情報端末は、携帯電話機やPHS等のように、ネットワークを介して、該ネットワークに接続している他の通信端末とデータの送受信が可能であることが好ましい。
【0021】
ここで、本発明の遠隔操作装置は、上記表示処理部としてコンピュータを機能させるソフトウェアによって構成することもできる。したがって、遠隔操作装置をネットワークに接続可能に構成することにより、他の通信端末から様々な電子機器の遠隔操作を行うためのソフトウェアをダウンロードして、様々な電子機器の遠隔操作を行うことが可能になる。なお、ネットワークとしては、有線、無線を問わず、様々なネットワークを適用することができる。
【0022】
また、本発明の遠隔操作システムは、上記遠隔操作装置と、上記遠隔操作装置の表示部に表示された第1画像を読み取り、上記第1画像から抽出した制御情報に従って動作する電子機器とを備えていることを特徴としている。
【0023】
上記の構成によれば、遠隔操作システムのユーザが、遠隔操作装置の入力部に指示入力を行った場合、第1画像が表示部に電子機器が読み取り可能に表示される。そして、電子機器は、この第1画像から制御情報を抽出し、ユーザの指示入力に対応する動作を実行する。
【0024】
したがって、上記遠隔操作システムでは、遠隔操作装置に赤外線出力ユニット等の、電子機器への操作入力を送信する手段を設けることなく、電子機器を操作することが可能になり、遠隔操作装置の搭載する部品数を削減して遠隔操作装置を小型化することが可能となる。
【0025】
なお、上記遠隔操作装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを表示処理手段として動作させることにより上記遠隔操作装置をコンピュータにて実現させる制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。
【発明の効果】
【0026】
以上のように、本発明の遠隔操作装置は、第1画像を第1方向に向けて表示すると同時に、第1方向とは異なる第2方向に向けて第1画像とは異なる第2画像を表示する表示部と、上記入力部に指示入力があったときに、上記表示部に、上記指示入力に対応する動作を電子機器に指示する制御情報を含む第1画像を上記電子機器が読み取り可能に表示すると共に、ユーザの指示入力を補助する情報を含む第2画像を表示する表示処理手段とを備えている構成である。
【0027】
また、本発明の遠隔操作方法は、以上のように、遠隔操作装置は第1画像を第1方向に向けて表示すると同時に、第1方向とは異なる第2方向に向けて第1画像とは異なる第2画像を表示する表示部を備えており、上記入力部に指示入力があったときに、上記表示部に、上記指示入力に対応する動作を電子機器に指示する制御情報を含む第1画像を上記電子機器が読み取り可能に表示すると共に、ユーザの指示入力を補助する情報を含む第2画像を表示するステップを含む構成である。
【0028】
したがって、遠隔操作装置に赤外線出力ユニット等の、電子機器への操作入力を送信する手段を設けることなく、電子機器を操作することが可能になり、遠隔操作装置の搭載部品数を減らして遠隔操作装置を小型化することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図1〜図5に基づいて説明する。まず、本実施形態の遠隔操作システムの概要について図1に基づいて説明する。図1は、遠隔操作システムの要部構成を示すブロック図である。図示のように、遠隔操作システム1は、遠隔操作装置2と空調装置(電子機器)3とからなる。
【0030】
まず、遠隔操作装置2の備える各構成について説明する。図示のように、遠隔操作装置2は、入力部4、表示部5、遠隔操作装置制御部(表示処理手段)6、及び記憶部7を備えている。
【0031】
入力部4は、遠隔操作システムのユーザが遠隔操作装置2に指示入力するためのものである。入力部4は、ユーザの指示入力を電気信号に変換して遠隔操作装置制御部6に送出する。入力部4は、ユーザの指示を入力できるものであれば特に限定されず、例えばユーザがボタンを押圧したことを検知して押圧を受けたボタンに対応する動作を実行するボタン式の入力部4を適用することができる。また、入力部4としてタッチパネルやタッチパッドを用いてもよい。なお、入力部4は、遠隔操作装置2の表面であって、ユーザが操作しやすい位置であれば、どのような位置に配置してもよい。
【0032】
表示部5は、遠隔操作装置制御部6の指示に従って画像を表示するものである。また、表示部5は、空調装置3の現在の動作設定等をユーザに表示する表示手段としての役割を果たすと共に、入力部4に入力された指示を空調装置3に伝達する指示伝達手段としての役割を果たす。
【0033】
これらの2つの役割を果たすために、表示部5は、いわゆるマルチビューディスプレイによって構成されており、表示部5に表示された画像は、表示部5を見る視点毎に異なる画像として視認されるようになっている。図示の例では、D1から見た画像と、D2から見た画像とは異なる画像として視認される。
【0034】
このような表示を実現するために、例えば液晶表示パネルの上にレンチキュラーレンズを重ね合わせた構造の表示部5を用いればよい。液晶表示パネル上にレンチキュラーレンズを重ね合わせた場合、液晶表示パネルのバックライトから発せられた光は、液晶表示パネルによって変調及びRGB化される。そして、液晶表示パネルから出射する光の一部は、レンチキュラーレンズのユーザ側のプリズム状レンズを通過して、ある画像として表示され、他のものはレンチキュラーレンズの操作対象機器側のプリズム状レンズを通過して、上記とは別の画像として表示される。
【0035】
また、液晶表示パネルの上に視差バリアを重ね合わせた構造の表示部5を用いてもよい。液晶表示パネルに視差バリアを重ね合わせた場合、液晶表示パネルに表示された画像の一部が視差バリアによって遮られるため、ある方向から表示部5を見た画像と他の方向から表示部5を見た画像とが異なる画像になる。
【0036】
そして、遠隔操作装置制御部6は、入力部4から送られる電気信号から、ユーザがどのような指示入力を行ったかを判断する。そして、遠隔操作装置制御部6は、該判断結果に対応する画像データを記憶部7から読み出して表示部5に表示させる。
【0037】
また、記憶部7は、遠隔操作装置2で用いられる種々のデータ、例えば表示部5に表示する画像データを格納していると共に、遠隔操作装置制御部6の動作に必要な制御プログラム等を格納している。
【0038】
ここで、遠隔操作装置2と図14に示す従来のリモコン装置101とを比較すると、遠隔操作装置2は、赤外線出力ユニット及び赤外線入力ユニットを備えていないことがわかる。すなわち、遠隔操作装置2では、表示部5によって指示入力を伝達するので、赤外線を放出するための構成が必要ないのである。このように、遠隔操作装置2では、赤外線出力ユニットをその構成要素から外すことができるので、従来のリモコン装置101と比べて小型化が可能となっている。
【0039】
なお、遠隔操作の対象となる操作対象機器(この例では空調装置3)と遠隔操作装置2とで相互に通信を行いたい場合には、操作対象機器が送信する情報を受信するために、遠隔操作装置2に赤外線入力ユニット等の受信手段を設けてもよい。
【0040】
一方、空調装置3は、表示画像検知部8、指示内容判定部9、記憶部10、空調装置制御部11、動作設定表示部12、及び送風部13を備えている。
【0041】
表示画像検知部8は、表示部5に表示された画像を読み取り、読み取った画像データを指示内容判定部9に送る。図示の例では、D2方向に向けて表示されている画像を表示画像検知部8が読み取ることになる。なお、ここでは、D2方向から視認される画像は、ユーザの指示入力を文字データで表した画像であることを想定している。
【0042】
指示内容判定部9は、表示画像検知部8から送られてくる画像データを解析して、遠隔操作装置2から出されている指示の内容を抽出する。そして、指示内容判定部9は、抽出した指示内容に対応する処理を空調装置制御部11に実行させるための制御信号を空調装置制御部11に送る。
【0043】
ここでは、D2方向から視認される画像がユーザの指示入力を文字で表した画像であることを想定しているので、指示内容判定部9は、表示画像検知部8から送られてくる画像データから文字データを抽出する。ここで、記憶部10には、文字データと、該文字データに対応する制御信号とが対応付けられたデータである文字データ‐制御信号対応データが格納されている。すなわち、指示内容判定部9は、文字データ‐制御信号対応データを参照して、抽出した文字データに対応する制御信号を空調装置制御部11に送る。
【0044】
記憶部10は、空調装置3で用いられる種々のデータ、例えば上記文字データ‐制御信号対応データを格納していると共に、指示内容判定部9や空調装置制御部11の動作に必要な制御プログラム等を格納している。
【0045】
空調装置制御部11は、指示内容判定部9から送られてくる制御信号に従って、送風部13の動作を制御する。また、空調装置制御部11は、空調装置3の動作モードが冷風、除湿、温風のいずれであるか、また設定温度は何度であるか、等の空調装置3の動作設定を動作設定表示部12に表示させる。
【0046】
動作設定表示部12は、上述のような動作設定を表示するものであり、例えば液晶表示パネル等で構成することができる。動作設定表示部12は、空調装置3の必須の構成ではないが、空調装置3が動作設定表示部12を備えていることにより、遠隔操作システムのユーザは、動作設定表示部12の表示を見ることによって、遠隔操作装置2からの指示入力が空調装置3に伝わっているか否かを確認することができる。
【0047】
そして、送風部13は、空調装置制御部11の指示された動作モード、設定温度、風向き、及び風量等の動作設定に従って、温風や冷風を発生させて空調装置3の外部へと送り出す。
【0048】
以上のように、空調装置3は、遠隔操作装置2の表示部5に表示された画像データであって、D2方向から見た画像データから文字データを抽出し、該文字データが示す指示内容に従って送風動作を行うようになっている。
【0049】
すなわち、遠隔操作システムでは、ユーザの指示入力に応じた文字データがD2方向に向けて表示され、空調装置3がこの文字データを読み取って、文字データに対応する動作を実行するようになっている。
【0050】
続いて、遠隔操作システムの動作例について、図2〜図5に基づいて説明する。図2(a)は遠隔操作システムの動作例を示す図である。上述のように、表示部5に表示される画像データは、D1方向から見た場合と、D2方向から見た場合とで異なる画像として視認される。なお、以下の説明では、D1方向から表示部5を見た場合に視認される表示画面を「指示内容表示(1)」と呼び、D2方向から表示部5を見た場合に視認される表示画面を「指示内容表示(2)」と呼ぶ。
【0051】
ここでは、図示のように、D1方向にはユーザの視点があり、D2方向には空調装置3の表示画像検知部8がある。すなわち、ユーザが表示部5を見ると指示内容表示(1)が表示されており、表示画像検知部8が検知する画像データは、指示内容表示(2)ということになる。
【0052】
ここで、指示内容表示(1)について説明する。図2(b)は指示内容表示(1)の一例を示す図である。図示のように、指示内容表示(1)は上中下の3段に分かれた表示となっており、上段には空調装置3の動作モード及び設定温度、中段左側には風向き、中段右側には風量、そして下段には空調装置3の動作開始時間及び動作終了時間を示す動作時間設定が示されている。
【0053】
すなわち、図示の例では、空調装置3の動作モードとして、冷風が選択されるとともに、動作温度が28℃に設定されている。また、風量レベル3で右方向に風が送り出されるよう設定されている。そして、19:00〜22:00の間だけ動作するように設定されている。
【0054】
このように、D1方向、すなわちユーザの目線から表示部5を見た場合、空調装置3に対する指示内容がわかるようになっている。したがって、ユーザは、遠隔操作装置2の表示部5を見ることで、現在空調装置3がどのような指示に基づいて動作しているのかを確認することができる。そして、ユーザは、確認した内容に基づいて、例えば設定温度を変更する等の操作を行うことができる。
【0055】
次に、指示内容表示(2)について説明する。図2(c)は指示内容表示(2)の一例を示す図である。図示のように、指示内容表示(2)は、指示内容表示(1)と同様に、3段に区切られた表示となっている。また、各段は左右2つの区画に区切られており、したがって指示内容表示(2)は6つの区画に分割されていることになる。
【0056】
ここで、図2(c)の表示画面における上中下の3つの段は、それぞれ図2(b)の表示画面における上中下の3つの段に対応している。すなわち、上段は空調装置3の動作モード及び温度に、中段は風向き及び風量に、そして下段は空調装置3の動作時間設定にそれぞれ対応している。
【0057】
より具体的には、上段左側の区画が動作モード、上段右側の区画が設定温度を示し、中段左側の区画が風向き、中段右側の区画が風量を示している。そして、下段左側の区画が空調装置3の動作開始時刻、下段右側の区画が空調装置3の動作終了時間を示している。
【0058】
そして、各区画に表示されている数字が空調装置3への具体的な指示内容を示している。すなわち、指示内容表示(1)と指示内容表示(2)とは、互いに対応しており、表示形態は異なるが同じ指示内容を表している。これについて、図3に基づいて説明する。図3は、指示内容表示(1)と指示内容表示(2)との対応関係を示す図である。
【0059】
図3では、動作モード、設定温度、風向き、風量、動作開始時間、及び動作終了時間の6つの項目について、指示内容表示(1)と指示内容表示(2)との対応関係を表で示している。同図の「動作モード」の表に示すように、ここでは、空調装置3の動作モードが「冷風」「温風」「除湿」の3つであることを想定しており、指示内容表示(1)における「冷風」「温風」「除湿」の3つの動作モードは、指示内容表示(2)において、それぞれ0,1,2の数字に対応している。
【0060】
また、同図の「設定温度」の表に示すように、空調装置3の設定温度は、1℃〜30℃までの1℃刻みで設定できるようになっており、1℃〜30℃の設定温度はそれぞれ1〜30の数字に対応している。同様に、空調装置3の風向きは、「左方向」「右方向」「全域」の3種から選択できるようになっており、「左方向」「右方向」「全域」の3種はそれぞれ0,1,2の数字に対応している。また、空調装置3の風量は、1〜6までの6段階で設定できるようになっており、レベル1〜レベル6までの6段階はそれぞれ1〜6の数字に対応している。そして、空調装置3の動作時間は、0:00〜24:00の間で設定することができるようになっており、0:00〜24:00の時刻は0000〜2400の数字に対応している。
【0061】
例えば、図2(c)の例では、動作モードが「0」設定温度が「28」風向きが「1」風量が「3」動作開始時刻が「1900」動作終了時間が「2200」と表示されている。すなわち、図2(c)の例では、動作モードが「冷風」設定温度が「28℃」風向きが「右方向」風量が「レベル3」動作開始時刻が「19:00」動作終了時間が「22:00」であることを示しており、これは、図2(b)に示す指示内容表示(1)と同じ内容となっている。
【0062】
このように、D2方向、すなわち空調装置3側から表示部5を見た場合、空調装置3に対する指示内容を数字で表示した指示内容表示(2)が視認されるようになっている。遠隔操作システムでは、この指示内容表示(2)を空調装置3が読み取って、指示内容表示(2)で示される動作を実行するようになっている。
【0063】
続いて、遠隔操作装置2にユーザの入力があった場合の遠隔操作処理の流れについて、図4に基づいて説明する。図4は、遠隔操作処理の一例を示すフローチャートである。まず、遠隔操作装置制御部6は、入力部4に入力操作が有るか否かを確認する(S1)。具体的には、遠隔操作装置制御部6は、入力部4から電気信号を受信したか否かを確認することで入力操作の有無を確認する。
【0064】
入力操作が確認できなかった場合(S1でNO)、遠隔操作装置制御部6は、再度S1に戻って入力操作の有無を確認する。一方、入力操作が確認できた場合(S1でYES)、遠隔操作装置制御部6は、入力操作の操作内容が動作指示であるか、それとも動作終了指示であるかを確認する(S2)。
【0065】
なお、ここでは、入力部4に遠隔操作装置2の動作を終了させるための動作終了キーが設けられており、ユーザがこの動作終了キーを操作することによって動作終了指示が遠隔操作装置制御部6に送られるようになっていることを想定している。同様に、ここでは、設定温度の変更や風量、風向の切り替えなどの動作指示に対応するキーが入力部4に設けられており、これらのキーをユーザが操作することによって、動作指示が遠隔操作装置制御部6に送られるようになっていることを想定している。
【0066】
入力操作の操作内容が動作終了指示であると確認した場合、遠隔操作装置制御部6は、表示部5に指示を送り、画像の表示を終了させる。一方、入力操作の操作内容が何らかの動作指示であると確認した場合、遠隔操作装置制御部6は、その動作指示に対応する画像データを記憶部7から読み出す(S3)。この画像データを表示部に表示することによって、D1方向からは指示内容表示(1)が視認され、D2方向からは指示内容表示(2)が視認される。
【0067】
なお、記憶部7には、動作指示とその動作指示に対応する画像データとが対応付けて格納されているので、遠隔操作装置制御部6は、記憶部7を参照することによって動作指示に対応する画像データを読み出すことができる。
【0068】
そして、遠隔操作装置制御部6は、読み出した画像データを表示部5に表示する(S4)。具体的には、遠隔操作装置制御部6は、表示部5に指示を送り、D1方向からは指示内容表示(1)が視認され、D2方向からは指示内容表示(2)が視認されるように表示させる。遠隔操作装置制御部6は、表示部5に画像データの表示指示を送った後、再度S1に戻ってユーザの入力操作を待ち受ける。
【0069】
このようにして、遠隔操作装置2は、ユーザの入力操作に応じた画面表示を行う。続いて、遠隔操作装置2の動作に対応する空調装置3の動作例について、図5に基づいて説明する。図5は、遠隔操作装置2の指示に従って動作する電子機器(空調装置3)における処理の一例を示すフローチャートである。
【0070】
まず、表示画像検知部8は、遠隔操作装置2の表示部5に表示されている画像の読み取りを行う(S11)。ここでは、図1や図2(a)に示すように、表示画像見地部は表示部5に対してD2方向に位置しているので、表示画像検知部8は、指示内容表示(2)を読み取ることになる。表示画像検知部8は、読み取った画像データを指示内容判定部9に送る。
【0071】
表示画像検知部8から画像データを受け取った指示内容判定部9は、受け取った画像データを解析して、遠隔操作装置2からの指示内容がどのような内容であるかの判定を行う(S12)。具体的には、指示内容判定部9は、表示部5に何も表示されていないと判定した場合に、遠隔操作装置2から動作終了との指示が送られていると判断し、その旨空調装置制御部11に伝達する。
【0072】
空調装置制御部11は、動作終了との指示を受け取ると、動作設定表示部12に表示を終了させると共に、送風部13に送風を終了させる。これにより、空調装置3の動作は終了する。
【0073】
一方、表示部5に何らかの文字が表示されていると判定した場合、指示内容判定部9は、動作指示があったと判定する。そして、指示内容判定部9は、記憶部10の文字データ‐制御信号対応データを参照して、抽出した文字データに対応する制御信号を空調装置制御部11に送る。すなわち、指示内容判定部9は、動作指示に基づいて命令を生成し(S13)、生成した命令を空調装置制御部11に送る。
【0074】
ここでは、図2(c)に示すように、指示内容表示(2)が6つの区画に分割されており、各区画が動作モード、設定温度等の動作設定にそれぞれ対応していることを想定しているので、指示内容判定部9は、指示内容表示(2)の6つの区分のうち、どの区分にどのような数字が表示されているかを読み取ることによって、動作モード、設定温度等の動作設定を行う。
【0075】
例えば、図2(c)の例では、指示内容表示(2)の上段左側の区分に「0」という数字が表示されていることが読み取れる。この場合、指示内容判定部9は、動作モードを「冷風」にするよう、空調装置制御部11に命令する。
【0076】
なお、本実施形態では、数字とその数字が表示されている表示部5の区分に基づいて動作設定を行う例を示しているが、この例に限られない。要は、指示内容判定部9が表示部5の表示に基づいて空調装置3の動作設定を行えるようになっていればよく、例えば、動作設定を文字や記号、色等を用いて表示してもよい。
【0077】
色を用いる場合、例えば動作モードの「冷風」と「青色」、「温風」と「赤色」とを対応付けておくことが考えられる。この場合、指示内容判定部9が、指示内容表示(2)の上段左側に青色が表示されているときに冷風の動作指示であると判定し、指示内容表示(2)の上段左側に赤色が表示されているときに温風の動作指示であると判定するように構成すればよい。
【0078】
そして、空調装置制御部11は、指示内容判定部9から受け取った命令(制御信号)に対応する動作を実行する(S14)。具体的には、空調装置制御部11は、受け取った命令が示す動作モードや設定温度等の設定で動作するように送風部13に指示を送ると共に、受け取った命令が示す動作モードや設定温度等の設定を動作設定表示部12に表示させる。
【0079】
このようにして、指示内容判定部9から受け取った命令(制御信号)に対応する動作を実行した後、処理は再びS11に戻り、遠隔操作装置2に表示されている情報(指示内容表示(2))の読み取りが行われる。
【0080】
また、受け取った命令に動作開始時間や動作終了時間が含まれている場合、空調装置制御部11は、タイマー(図1には示していない)が示す現在の時間と動作開始時間とが一致したときに、送風部13に送風を開始させると共に、動作設定表示部12に現在の動作設定を表示させる。そして、空調装置制御部11は、タイマーが示す現在の時間と動作終了時間とが一致したときに、送風部13に送風を停止させると共に、動作設定表示部12の表示を終了させる。この場合、処理はS11には戻らず、そのまま空調装置3の動作は終了する。
【0081】
以上のように、空調装置3は、遠隔操作装置2の表示部5に表示された指示内容表示(2)を読み取ることによってユーザの操作入力に応じた動作を行う。これにより、遠隔操作装置2は従来のように赤外線出力部を備えている必要がなく、よりコンパクトな構成にすることができる。
【0082】
〔実施の形態2〕
続いて、本発明の他の実施形態について、図6〜8に基づいて説明する。図6は、遠隔操作システム1の他の例を示すブロック図である。上記実施形態では、遠隔操作装置2を用いて空調装置3を操作する例を説明したが、ここでは放送受信装置(電子機器)21を操作する例について説明する。なお、上記実施形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0083】
放送受信装置21は、図示のように、表示画像検知部22、指示内容判定部23、記憶部24、受信部25、放送受信装置制御部26、受信放送表示部27、及びスピーカ28を備えている。なお、表示画像検知部22、指示内容判定部23、記憶部24は、図1に示す空調装置3の表示画像検知部8、指示内容判定部9、記憶部10とそれぞれ同様の機能を備えているので、ここでは説明を省略する。
【0084】
受信部25は、アンテナを介してテレビ放送等の放送波を受信し、受信した放送波を映像データ及び音声データに変換して放送受信装置制御部26に送る。そして、放送受信装置制御部26は、受け取った映像データ及び音声データの中から、指示内容判定部23で指定されているチャンネルの映像データを受信放送表示部27に表示させると共に、音声データをスピーカ28に出力させる。
【0085】
なお、受信部25、スピーカ28は、従来の放送受信装置で使用されているものをそのまま適用することができる。また、受信放送表示部27は、受信した放送の画像データを表示できるものであればよく、例えば液晶表示パネル等で構成することができる。
【0086】
続いて、遠隔操作システム1の動作例について、図7及び図8に基づいて説明する。図7(a)は遠隔操作システムの動作例を示す図である。ここでは、遠隔操作装置2の操作対象が放送受信装置21であるから、D1方向から視認される指示内容表示(1)及びD2方向から視認される指示内容表示(2)が図1や図2に示す例と異なる。
【0087】
まず、指示内容表示(1)について説明する。図7(b)は指示内容表示(1)の一例を示す図である。図示のように、指示内容表示(1)は上中下の3段に分かれた表示となっており、上段には放送受信装置21の動作モード、中段左側にはチャンネル、中段右側には音量、そして下段には放送受信装置21の動作開始時間及び動作終了時間を示すタイマー設定が示されている。
【0088】
すなわち、図示の例では、放送受信装置21の動作モードとして、TV(テレビ放送)が選択されると共に、チャンネルが6チャンネルに設定されている。また、音量レベルは3に設定されており、タイマーにより21:00〜23:00の間だけ動作するように設定されている。
【0089】
このように、D1方向、すなわちユーザの目線から表示部5を見た場合、放送受信装置21に対する指示内容がわかるようになっている。したがって、ユーザは、遠隔操作装置2の表示部5を見ることで、現在放送受信装置21がどのような指示に基づいて動作しているのかを確認することができる。そして、ユーザは、確認した内容に基づいて、例えば音量レベルを変更する等の操作を行うことができる。
【0090】
次に、指示内容表示(2)について説明する。図7(c)は指示内容表示(2)の一例を示す図である。図示のように、指示内容表示(2)は、指示内容表示(1)と同様に、3段に区切られた表示となっている。そして、中段及び下段は左右2つの区画に区切られており、したがって指示内容表示(2)は5つの区画に分割されていることになる。
【0091】
ここで、図7(c)の表示画面における上中下の3つの段は、それぞれ図7(b)の表示画面における上中下の3つの段に対応している。すなわち、上段は放送受信装置21の動作モードに、中段はチャンネル及び音量に、そして下段は放送受信装置21のタイマー設定にそれぞれ対応している。
【0092】
より具体的には、上段の区画が動作モードを示し、中段左側の区画がチャンネル、中段右側の区画が音量を示している。そして、下段左側の区画が放送受信装置21の動作開始時刻、下段右側の区画が放送受信装置21の動作終了時間を示している。
【0093】
そして、各区画に表示されている数字が放送受信装置21への具体的な指示内容を示している。すなわち、指示内容表示(1)と指示内容表示(2)とは、互いに対応しており、表示形態は異なるが同じ指示内容を表している。これについて、図8に基づいて説明する。図8は、指示内容表示(1)と指示内容表示(2)との対応関係の一例を示す図である。
【0094】
図8では、動作モード、チャンネル、音量、動作開始時間、及び動作終了時間の5つの項目について、指示内容表示(1)と指示内容表示(2)との対応関係を示している。同図の「動作モード」の表に示すように、ここでは、放送受信装置21の動作モードが「TV」「BS(衛星放送)」「ビデオ」「メディア」の4つであることを想定しており、「TV」「BS」「ビデオ」「メディア」の4つの動作モードは、それぞれ0,1,2,3の数字に対応している。なお、「メディア」とは記録媒体から読み出した画像等を動作設定表示部12に表示する動作モードである。
【0095】
また、同図の「チャンネル」の表に示すように、放送受信装置21は、1〜60までのチャンネルを選択できるようになっており、指示内容表示(1)における1〜60のチャンネルは、それぞれ指示内容表示(2)の1〜60の数字に対応している。同様に、放送受信装置21の音量は、1〜6までの6段階で設定できるようになっており、レベル1〜レベル6までの6段階はそれぞれ1〜6の数字に対応している。そして、放送受信装置21のタイマー時間は、0:00〜24:00の間で設定することができるようになっており、0:00〜24:00の時刻は0000〜2400の数字に対応している。
【0096】
例えば、図7(c)の例では、動作モードが「0」チャンネルが「6」音量が「3」動作開始時刻が「2100」動作終了時間が「2300」と表示されている。すなわち、図7(c)の例では、動作モードが「TV」チャンネルが「6」音量が「レベル3」動作開始時刻が「21:00」動作終了時間が「23:00」であることを示しており、これは、図7(b)に示す指示内容表示(1)と同じ内容となっている。
【0097】
このように、D2方向、すなわち放送受信装置21側から表示部5を見た場合、放送受信装置21に対する指示内容を数字で表示した指示内容表示(2)が視認されるようになっている。遠隔操作システムでは、この指示内容表示(2)を放送受信装置21が読み取って、指示内容表示(2)で示される動作を実行するようになっている。
【0098】
本実施形態に示す、遠隔操作装置2と放送受信装置21とから成る遠隔操作システム1における処理動作は、図4及び図5に示す遠隔操作装置2と空調装置2とから成る遠隔操作システム1における処理動作と、表示部5に表示される画像データが異なる点等を除けば同様であるからここでは説明を省略する。
【0099】
〔実施の形態3〕
次に、図9〜図12に基づいて本発明のプログラムダウンロードシステムについて説明する。なお、上記実施形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0100】
図9は、プログラムダウンロードシステム31の概要を示す図である。図示のようにプログラムダウンロードシステム31は、遠隔操作装置32とサーバ33とをネットワークNで接続して構成されており、遠隔操作装置32及びサーバ33は、ネットワークNを介して通信できるようになっている。
【0101】
なお、ネットワークNは、遠隔操作装置32及びサーバ33が通信できるものであれば特に限定されず、公知の有線ネットワークや無線ネットワークを適用することができる。有線ネットワークを用いる場合、例えば一台のサーバ33に対して複数台の遠隔操作装置32が接続可能なツリー型のケーブルネットワークを用いればよい。
【0102】
プログラムダウンロードシステム31では、図示のように、遠隔操作装置32で使用するソフトウェアの最新バージョンを示すデータである最新ソフトウェア一覧表を、ネットワークNを介して遠隔操作装置32に配布する。そして、遠隔操作装置32は、受信した最新ソフトウェア一覧表に基づいてソフトウェアの配信要求を、ネットワークNを介してサーバ33に送信し、サーバ33は配信要求のあったソフトウェアを遠隔操作装置32に配信するようになっている。
【0103】
なお、ここでは、遠隔操作装置32は、ソフトウェアを用いることによって、入力部4への入力指示に対応する画像データの選択や、指示内容表示(1)及び指示内容表示(2)の表示部5への表示を行うことを想定している。したがって、この場合、ソフトウェアを変更することによって、指示内容表示(1)及び指示内容表示(2)を変えることが可能となる。
【0104】
プログラムダウンロードシステム31の詳細について、図10に基づいて説明する。図10は、プログラムダウンロードシステム31の要部構成を示すブロック図である。図示のように、プログラムダウンロードシステム31は、遠隔操作装置32とサーバ33とから成る。
【0105】
遠隔操作装置32は、図1や図6に示す遠隔操作装置2と比べて、遠隔操作装置制御部34及び通信部35を備えている点が異なる。通信部35は、ネットワークNに接続している端末(ここではサーバ33)とデータの送受信を行うためのものである。通信部35は、サーバ33とネットワークNを介してデータの送受信ができるものであれば特に限定されず、ネットワークNの形態や、接続先端末の種類に応じた形態のものを適宜用いることができる。
【0106】
遠隔操作装置制御部34は、記憶部7に格納されているソフトウェアを読み出し、読み出したソフトウェアに従って、入力部4への入力指示に対応する画像データの選択や、指示内容表示(1)及び指示内容表示(2)の表示部5への表示を行う。
【0107】
サーバ33は、図示のように、サーバ通信部36、サーバ制御部37、及び記憶部38を備えており、記憶部38には、最新ソフトウェア一覧表39が格納されていると共に、ソフトウェア格納部40が備えられている。
【0108】
サーバ通信部36は、ネットワークNに接続している端末(ここでは遠隔操作装置32)とデータの送受信を行うためのものである。サーバ通信部36は、通信部35と同様に、遠隔操作装置32とネットワークNを介してデータの送受信ができるものであればよい。
【0109】
サーバ制御部37は、サーバ33の備える各構成の動作を統括して制御する。具体的には、サーバ制御部37は、記憶部38から最新ソフトウェア一覧表39を読み出し、読み出したソフトウェア一覧表を、サーバ通信部36及びネットワークNを介して遠隔操作装置32に配布する。また、サーバ制御部37は、ネットワークN及びサーバ通信部36を介して、遠隔操作装置32からソフトウェアのダウンロード要求を受け取り、要求のあったソフトウェアをソフトウェア格納部40から読み出して遠隔操作装置32に配信する。
【0110】
記憶部38は、サーバ制御部37が動作するために必要なデータやプログラム等を格納していると共に、最新ソフトウェア一覧表39及びソフトウェア格納部40を備えている。最新ソフトウェア一覧表39は、遠隔操作装置32で使用するソフトウェアの最新バージョンを示すデータである。したがって、遠隔操作装置32は、最新ソフトウェア一覧表39を参照することによって、現在遠隔操作装置32が使用しているソフトウェアのバージョンが最新であるか否かを確認することができる。
【0111】
また、図示していないが、サーバ33は、最新ソフトウェア一覧表39を更新するための入力操作や、ソフトウェア格納部40に格納されているソフトウェアを変更するための入力操作を受け付ける入力部を備えている。
【0112】
以上の構成を備えるサーバ33によるソフトウェア配信処理の流れについて、図11に基づいて説明する。図11は、ソフトウェア配信処理の一例を示すフローチャートである。まず、サーバ制御部37は、記憶部38から最新ソフトウェア一覧表39を読み出し、読み出した最新ソフトウェア一覧表39をサーバ通信部36及びネットワークNを介して遠隔操作装置32に送信する(S21)。
【0113】
なお、最新ソフトウェア一覧表39を送信するタイミングは特に限定されず、例えば1日1回や、1ヶ月に1回といったように、定期的に最新ソフトウェア一覧表39を送信するようにしてもよいし、記憶部38の最新ソフトウェア一覧表39が更新されたときに最新ソフトウェア一覧表39を送信するようにしてもよい。また、プログラムダウンロードシステム31のユーザがサーバ33の入力部4に最新ソフトウェア一覧表39を送信する旨の操作入力を行ったときに最新ソフトウェア一覧表39を送信するようにしてもよい。
【0114】
最新ソフトウェア一覧表39を送信したサーバ制御部37は、遠隔操作装置32からソフトウェアの配信要求を待ち受ける(S22)。遠隔操作装置32からソフトウェアの配信要求があったことを検出した場合(S22でYES)、サーバ制御部37は、配信要求を受け付けたことを遠隔操作装置32に報知するための受付報告をサーバ送信部及びネットワークNを介して遠隔操作装置32に送信する(S23)。
【0115】
続いて、サーバ制御部37は、配信要求を受けたソフトウェアの送信準備を開始し、ソフトウェアの送信準備が完了すると、ダウンロードを開始できることを示す通知をサーバ送信部及びネットワークNを介して遠隔操作装置32に送信する(S24)。
【0116】
ダウンロードを開始できることを示す通知を送信したサーバ制御部37は、遠隔操作装置32からソフトウェアのダウンロード要求を待ち受ける(S25)。遠隔操作装置32からソフトウェアの配信要求があったことを検出した場合(S25でYES)、サーバ制御部37は、ソフトウェア格納部40から要求されたソフトウェアを読み出し、読み出したソフトウェアをサーバ送信部及びネットワークNを介して遠隔操作装置32に配信する(S26)。
【0117】
以上のようにして、サーバ33は、最新ソフトウェア一覧表39を配布すると共に、要求のあったソフトウェアを遠隔操作装置32に配信する。続いて、遠隔操作装置32におけるソフトウェア受信処理の流れについて、図12に基づいて説明する。図12は、ソフトウェア受信処理の一例を示すフローチャートである。
【0118】
遠隔操作装置32は、ネットワークN及び通信部35を介して最新ソフトウェア一覧表39を受信すると(S31)、受信した最新ソフトウェア一覧表39に記載のソフトウェアと、現在使用中のソフトウェアとを対比する(S32)。具体的には、遠隔操作装置制御部34は、記憶部7に格納されているソフトウェアのバージョンと、最新ソフトウェア一覧表39に記載されているソフトウェアのバージョンとを比較する。
【0119】
続いて、遠隔操作装置制御部34は、現在使用中のソフトウェアをアップデートする必要があるか否かを確認する(S33)。具体的には、遠隔操作装置制御部34は、記憶部7に格納されているソフトウェアのバージョンよりも、最新ソフトウェア一覧表39に記載されているソフトウェアのバージョンの方が新しい場合に、アップデートの必要があると判断し、記憶部7に格納されているソフトウェアのバージョンと最新ソフトウェア一覧表39に記載されているソフトウェアのバージョンとが同じである場合に、アップデートの必要がないと判断する。
【0120】
遠隔操作装置制御部34は、アップデートの必要がないと判断した場合(S33でNO)、そのまま処理を終了する。一方、アップデートの必要があると判断した場合(S33でYES)、遠隔操作装置制御部34は、送信部及びネットワークNを介してサーバ33に最新バージョンのソフトウェアの配信要求を送信する(S34)。
【0121】
ソフトウェアの配信要求を送信すると、サーバ33から配信要求の受付報告が送信されると共に、ソフトウェアのダウンロードを開始できることを示す通知が送信されるので、遠隔操作装置制御部34は、これらの報告及び通知をネットワークN及び通信部35を介して受信する(S35)。
【0122】
そして、遠隔操作装置制御部34は、配信要求の受付報告を受信すると、配信要求が受け付けられたことを示すメッセージを表示部5に表示させる。また、ダウンロードを開始できることを示す通知を受信すると、ダウンロードを開始するか否かをユーザに選択させるためのメッセージを表示部5に表示させる。
【0123】
ここで、遠隔操作装置制御部34は、ダウンロードを開始する旨の操作入力が所定の時間の経過後も検出できない場合や、ダウンロードを開始しない旨の操作入力が行われたことを検出した場合(S36でNO)、ダウンロードの開始要求がないものと判断して処理を終了する。
【0124】
一方、ダウンロードを開始する旨の操作入力を検出した場合(S36でYES)、遠隔操作装置制御部34は、送信部及びネットワークNを介してサーバ33に最新のソフトウェアのダウンロードを要求し、ネットワークN及び送信部を介してサーバ33から最新のソフトウェアを受信する(S37)。
【0125】
最後に、遠隔操作装置制御部34は、ダウンロードした最新のソフトウェアで記憶部7に格納されているソフトウェアのアップデートを行う(S38)。このように、遠隔操作装置32では、最新ソフトウェア一覧表39を受け取り、ソフトウェアのアップデートを行うことができる。
【0126】
〔実施の形態4〕
続いて、本発明のさらに他の実施形態について、図13に基づいて説明する。図13は、遠隔操作システム1のさらに他の例を示すブロック図である。上記実施形態では、遠隔操作装置2を用いて空調装置3や放送受信装置21を操作する例を説明したが、ここでは携帯通信端末(携帯情報端末)41を用いて空調装置3を操作する例について説明する。なお、上記実施形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0127】
携帯通信端末41は、図示のように、入力部4、表示部5、外部接続端子42、携帯通信端末制御部43、通信部44、記憶部45、及び通話処理部46を備えている。
【0128】
外部接続端子42は、外部機器と画像データや動画データや音楽データ等のデータ交換を行うための接続端子である。また、携帯通信端末制御部43は、携帯通信端末41の各構成を統括して制御する。なお、携帯通信端末制御部43の詳細については後述する。
【0129】
そして、通信部44は、携帯電話網に接続している端末とデータの送受信を行うためのものである。ここでは、図示しないアンテナを介して無線基地局と無線通信を行うことによって、携帯電話網に接続する。これにより、他の携帯通信端末41や一般電話端末に接続して通話やメールの送受信を行うことが可能となり、また、無線基地局を介してインターネットに接続することも可能となる。
【0130】
具体的には、通信部44は、送話音声に関するデータやパケット通信用のデータ等を送信する場合、送信するデータを搬送波に重畳して無線信号を生成し、アンテナを介して無線基地局送信する。また、上記のようなデータを受信する場合、無線基地局から送られてくる無線信号を、アンテナを介して受信し、復調して受話音声に関するデータやパケット通信用のデータ等を得る。
【0131】
また、記憶部45は、携帯通信端末41で用いられる種々のデータ、例えば表示部5に表示する画像データとして指示内容表示(1)及び指示内容表示(2)を格納していると共に、携帯通信端末41の動作に必要な制御プログラム等を格納している。また、記憶部45には、電話番号、メールアドレス、画像データ、動画データ、音楽データ等を格納できるようになっている。
【0132】
そして、通話処理部46は、他の通信端末装置との通話を行うためのものであり、図示しないマイクやスピーカや音声処理回路を備えており、通話の切断や接続等の通話処理を行う。
【0133】
以上の構成を備える携帯通信端末41では、図1に示す遠隔操作装置2と同様に、表示部5に指示内容表示(1)及び指示内容表示(2)を表示し、指示内容表示(2)によって、空調装置3の操作を行うことができる。
【0134】
また、携帯通信端末41では、図8に示すような、放送受信装置21の操作用の指示内容表示(1)及び指示内容表示(2)を表示する形態とすることもできる。指示内容表示(1)及び指示内容表示(2)を変えることによって、図6に示す放送受信装置21の操作も行うことができる。
【0135】
さらに、携帯通信端末41は、通信部44を介してネットワークNに接続することができるので、図10に示すサーバ33から最新ソフトウェア一覧表39を受け取ったり、携帯通信端末41で使用しているソフトウェアをアップデートしたりすることもできる。
【0136】
すなわち、携帯通信端末41では、サーバ33から新しいバージョンのソフトウェアを取得することにより、空調装置3や放送受信装置21に限らず、様々な電子機器の遠隔操作を行うことが可能になっている。携帯通信端末41としては、携帯電話機、PHS等を適用できる。
【0137】
なお、携帯通信端末41は、指示内容表示(1)及び指示内容表示(2)を表示可能な表示部5を備え、ネットワークNを介してサーバ33とデータの送受信ができるものであればよく、必ずしも通話機能を備えている必要はない。例えば、PDAや携帯型ゲーム機等に本発明を適用することもできる。しかしながら、携帯電話機やPHS等は、ユーザが身近に所持していることが多いので、携帯電話機やPHS等の携帯通信端末に本発明を適用した場合、特に利便性が高い。
【0138】
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【0139】
最後に、遠隔操作装置2、遠隔操作装置32、携帯通信端末41、空調装置3、放送受信装置21、及びサーバ33の各ブロック、特に遠隔操作装置制御部6、遠隔操作装置制御部34、携帯通信端末制御部43、空調装置制御部11、放送受信装置制御部26、及びサーバ制御部37は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
【0140】
すなわち、遠隔操作装置2、遠隔操作装置32、携帯通信端末41、空調装置3、放送受信装置21、及びサーバ33は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである遠隔操作装置2、遠隔操作装置32、携帯通信端末41、空調装置3、放送受信装置21、及びサーバ33の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、それぞれ上記遠隔操作装置2、遠隔操作装置32、携帯通信端末41、空調装置3、放送受信装置21、及びサーバ33に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
【0141】
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
【0142】
また、遠隔操作装置2、遠隔操作装置32、携帯通信端末41、空調装置3、放送受信装置21、及びサーバ33を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
【産業上の利用可能性】
【0143】
本発明に係る遠隔操作システムは、空調装置、扇風機、ヒーター、テレビ、ビデオレコーダー、オーディオコンポ、パソコン等の家電製品や情報機器や音響機器の遠隔操作に広く利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0144】
【図1】本発明の実施形態を示すものであり、遠隔操作システムの要部構成を示すブロック図である。
【図2】同図(a)は上記遠隔操作システムの動作例を示す図であり、同図(b)は指示内容表示(1)の一例を示す図であり、同図(c)は指示内容表示(2)の一例を示す図である。
【図3】上記指示内容表示(1)と指示内容表示(2)との対応関係を示す図である。
【図4】本発明の実施形態を示すものであり、遠隔操作装置における遠隔操作処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】上記遠隔操作装置の指示に従って動作する電子機器における処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態を示すものであり、遠隔操作システムの他の例を示すブロック図である。
【図7】同図(a)は上記遠隔操作システムの動作例を示す図であり、同図(b)は指示内容表示(1)の一例を示す図であり、同図(c)は指示内容表示(2)の一例を示す図である。
【図8】上記指示内容表示(1)と指示内容表示(2)との対応関係の一例を示す図である。
【図9】本発明の実施形態を示すものであり、プログラムダウンロードシステムの概要を示す図である。
【図10】上記プログラムダウンロードシステムの要部構成を示すブロック図である。
【図11】上記プログラムダウンロードシステムにおけるプログラム配信処理の一例を示すフローチャートである。
【図12】上記プログラムダウンロードシステムにおけるプログラム受信処理の一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施形態を示すものであり、遠隔操作システムのさらに他の例を示すブロック図である。
【図14】従来技術を示すものであり、従来のリモコン装置及びパソコンの要部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0145】
1 遠隔操作システム
2 遠隔操作装置
3 空調装置(電子機器)
4 入力部
5 表示部
6 遠隔操作装置制御部(表示処理手段)
7 記憶部
8 表示画像検知部
9 指示内容判定部
10 記憶部
11 空調装置制御部
21 放送受信装置(電子機器)
26 放送受信装置制御部
31 プログラムダウンロードシステム
32 遠隔操作装置
33 サーバ
35 通信部
36 サーバ通信部
37 サーバ制御部
38 記憶部
39 最新ソフトウェア一覧表
40 ソフトウェア格納部
41 携帯通信端末(携帯情報端末)
43 携帯通信端末制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器を遠隔操作するための指示入力を受け付ける入力部を備えた遠隔操作装置であって、
第1画像を第1方向に向けて表示すると同時に、第1方向とは異なる第2方向に向けて第1画像とは異なる第2画像を表示する表示部と、
上記入力部に指示入力があったときに、上記表示部に、上記指示入力に対応する動作を電子機器に指示する制御情報を含む第1画像を上記電子機器が読み取り可能に表示すると共に、ユーザの指示入力を補助する情報を含む第2画像を表示する表示処理手段とを備えていることを特徴とする遠隔操作装置。
【請求項2】
上記遠隔操作装置は、携帯通信端末であることを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の遠隔操作装置と、
上記遠隔操作装置の表示部に表示された第1画像を読み取り、上記第1画像から抽出した制御情報に従って動作する電子機器とを備えていることを特徴とする遠隔操作システム。
【請求項4】
電子機器を遠隔操作するための指示入力を受け付ける入力部を備えた遠隔操作装置による遠隔操作方法であって、
上記遠隔操作装置は、第1画像を第1方向に向けて表示すると同時に、第1方向とは異なる第2方向に向けて第1画像とは異なる第2画像を表示する表示部を備えており、
上記入力部に指示入力があったときに、上記表示部に、上記指示入力に対応する動作を電子機器に指示する制御情報を含む第1画像を上記電子機器が読み取り可能に表示するステップと、
ユーザの指示入力を補助する情報を含む第2画像を表示するステップとを含むことを特徴とする遠隔操作方法。
【請求項5】
請求項1または2に記載の遠隔操作装置の表示処理手段としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
【請求項6】
請求項5に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2008−228111(P2008−228111A)
【公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−65879(P2007−65879)
【出願日】平成19年3月14日(2007.3.14)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】