説明

遠隔監視制御システム

【課題】 インターネットを介した端末から監視制御を容易に実現可能な遠隔監視制御システムを提供する。
【解決手段】 被監視部21、22、23を有するローカル監視システム1と、インターネット2に接続された、汎用プロトコルのメッセージを送受信する手段および固有プロトコルのメッセージを送受信する手段および固有プロトコルのメッセージと汎用プロトコルのメッセージとを相互に変換する手段とを有するプログラムを配布するプログラム配布手段102と、ローカル監視システム1との間に接続され汎用プロトコルのメッセージと固有プロトコルのメッセージとを相互に変換するデータ中継手段101を有する中継サーバ装置100と、プログラムダウンロード手段102を有しプログラムのダウンロード完了後に実行して被監視部とのメッセージの送受信を行う汎用ブラウザを有する端末300とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、インターネットを介して遠隔監視を行う遠隔監視制御システムに関し、特にインターネット経由の遠隔監視を容易に実現可能とするものである。
【背景技術】
【0002】
従来の遠隔監視制御システムでは、複数の拠点に存在するローカル監視システム間をインターネットで接続する場合、ローカル監視システム毎にインターネットとの接続毎にプロトコル変換装置を設置し、インターネット上で使用する汎用プロトコルとローカル監視システム内で使用する固有プロトコルとを相互に変換している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2003−229880号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のインターネットを利用した遠隔監視制御システムは以上のように構成されているので、ローカル監視システム間でメッセージ交換はできるものの、プロトコル変換装置を端末が存在するネットワーク毎に配置しなければならず、接続するローカル監視システムが多数あるような場合は、システム構築コストが高くなるなどの問題点があった。また、通信回線に携帯電話網やPHS網などの移動体通信やプロトコル変換装置を設置できない環境においては使用することができなかった。
【0005】
さらに、従来の中継装置は固有プロトコルと汎用プロトコルとのメッセージの交換のみであるため、インターネット上の端末はローカル監視システムのデータサーバ装置の情報をそれぞれ管理しなければならず、端末が接続するローカル監視システムのデータサーバ装置の構成を常に意識して、接続要求を行う必要があった。インターネットの端末が複数台存在し、各端末のデータサーバ装置への要求データが一致している場合にも、中継サーバ装置がデータサーバ装置に対して同じ要求を送信していたため、非効率的であった。
【0006】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、インターネットを介した端末から監視制御を行うことができる遠隔監視制御システムを容易に実現可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、被監視部を有し当該被監視部からのメッセージを固有プロトコルにて交信するローカル監視システムと、被監視部を監視制御する端末とがインターネットにて接続されている遠隔監視制御システムにおいて、インターネットに接続され汎用プロトコルのメッセージを送受信する手段および固有プロトコルのメッセージを送受信する手段および固有プロトコルのメッセージと汎用プロトコルのメッセージとを相互に変換する手段とを有するプログラムを配布するプログラム配布手段と、インターネットとローカル監視システムとの間に接続され汎用プロトコルのメッセージと固有プロトコルのメッセージとを相互に変換するデータ中継手段を有する中継サーバ装置とを備え、端末にはプログラムをダウンロードするためのプログラムダウンロード手段を有しプログラムのダウンロード完了後に実行して被監視部とのメッセージの送受信を行う汎用ブラウザを備えたものである。
【発明の効果】
【0008】
この発明の遠隔監視制御システムは、被監視部を有し当該被監視部からのメッセージを固有プロトコルにて交信するローカル監視システムと、被監視部を監視制御する端末とがインターネットにて接続されている遠隔監視制御システムにおいて、インターネットに接続され汎用プロトコルのメッセージを送受信する手段および固有プロトコルのメッセージを送受信する手段および固有プロトコルのメッセージと汎用プロトコルのメッセージとを相互に変換する手段とを有するプログラムを配布するプログラム配布手段と、インターネットとローカル監視システムとの間に接続され汎用プロトコルのメッセージと固有プロトコルのメッセージとを相互に変換するデータ中継手段を有する中継サーバ装置とを備え、端末にはプログラムをダウンロードするためのプログラムダウンロード手段を有しプログラムのダウンロード完了後に実行して被監視部とのメッセージの送受信を行う汎用ブラウザを備えたので、端末での固有プロトコルから汎用プロトコルへの変換を容易に設定でき、インターネットを介した端末から被監視部の監視制御を容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
実施の形態1.
以下、本願発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態1における遠隔監視制御システムの構成を示すブロック図である。図1において、ローカル監視システム1に対して、中継サーバ装置100およびファイアウォール装置200を経由して、インターネット2で接続された端末300を用いてローカル監視システム1の監視制御を行う。ローカル監視システム1には監視を行う必要のある被監視部としての監視制御対象機器21、監視制御対象機器22および監視制御対象機器23と、それら監視制御対象機器21、22、23と接続するデータサーバ装置10とを備える。データサーバ装置10には監視制御対象機器21、監視制御対象機器22および監視制御対象機器23の計測データ取得し、取得したデータを固有プロトコルにより配信するデータ配信手段11と、監視制御対象機器21、監視制御対象機器22および監視制御対象機器23の制御を行う制御手段12とを備える。固有プロトコルとは、被監視部を監視するためにローカル監視システム及び端末にて利用されるプロトコルで、一般にファイアウォール装置など通過するプロトコルを制限するような通信機器を使用するインターネットを介した通信においては、それら通信機器の設定変更なく使用できない。
【0010】
端末300には中継サーバ装置100からファイアウォール装置200およびインターネット2を経由してプログラムをダウンロードするプログラムダウンロード手段314を有する汎用ブラウザ310を備える。そして、プログラムダウンロード手段314は汎用ブラウザ310に固有プロトコルによるメッセージ送受信を行い汎用ブラウザ310での監視制御を実現する監視制御手段311および固有プロトコルと汎用プロトコルとを相互に変換する手段を有するプロトコル変換手段312および汎用プロトコルによるメッセージ送受信を行い中継サーバ装置100に対して定期的なメッセージ取得要求を行う汎用プロトコル通信手段313とを備えたプログラムをダウンロードして展開し汎用ブラウザ310上で実行可能とする。
【0011】
中継サーバ装置100には、固有プロトコルと汎用プロトコルとを相互に変換してローカル監視システム1と端末300と間のデータ中継するデータ中継手段101と、監視制御手段311、汎用プロトコル通信手段312およびプロトコル変換手段313の機能を有するプログラムをアクセスのあった端末300に配布するプログラム配布手段102とを有する。
【0012】
次に上記のように構成された実施の形態1の遠隔監視制御システムの動作について説明する。まず、図2に示すようにプログラム配布手段102から端末300がプログラムを取得する。はじめに、端末300は汎用ブラウザ310を使用して、ファイアウォール装置200を経由して中継サーバ装置100にアクセスする(プログラムのダウンロード要求)。中継サーバ装置100は汎用ブラウザ310からのアクセスがあると(プログラムのダウンロード要求受付)、プログラム配布手段102に格納されている監視制御手段311およびプロトコル変換手段312および汎用プロトコル通信手段313を有するプログラムのダウンロードを許可する(プログラムの配布)。次に、端末300はプログラムダウンロード手段314により、プログラムを端末300内にダウンロードする(プログラムのダウンロード)。次に、プログラムのダウンロードが完了すると、汎用ブラウザ310上に監視制御手段311と、プロトコル変換手段312と、汎用プロトコル通信手段313とが展開され、監視制御手段311が起動する。
【0013】
次に、監視制御手段311が起動しデータの取得を要求する場合は、図3に示すように、データサーバ装置10に対する固有プロトコルのメッセージを作成して送信する。次に、監視制御手段311が固有プロトコルのメッセージを作成し送信すると、プロトコル変換手段312により、固有プロトコルのメッセージが汎用プロトコルのメッセージに変換される。次に、汎用プロトコルのメッセージの変換が完了すると、汎用プロトコル通信手段313により、汎用プロトコルのメッセージはインターネット2およびファイアウォール装置200を介して中継サーバ装置100に送信される。次に、汎用プロトコルのメッセージを受信した中継サーバ装置100はデータ中継手段101により汎用メッセージから固有プロトコルのメッセージに変換して、データサーバ装置10に転送する。
【0014】
次に、データ配信手段11は固有プロトコルのメッセージを受信すると、固有メッセージの種別に従い処理を行う。固有プロトコルのメッセージをデータ取得の場合は、監視制御対象機器21、監視制御対象機器22および監視制御対象機器23の取得対象データの更新時、要求対象データを取得し、固有プロトコルのメッセージを作成して中継サーバ装置100に配信される。そして、中継サーバ装置100にて固有プロトコルのメッセージは受信され保持される。
【0015】
そして、図4に示すように、端末300からローカル監視システム1のデータの取得を行う場合、上記要求の場合と同様に中継サーバ装置100にメッセージが送信され、監視制御手段311に送信するために保持している固有プロトコルのメッセージを取得し、データ中継手段101により固有プロトコルのメッセージから汎用プロトコルのメッセージに変換して、送信する。次に、汎用プロトコルのメッセージを受信し、汎用プロトコルのメッセージから固有プロトコルのメッセージに変換して、固有プロトコルのメッセージを受信する。
【0016】
また、制御要求であった場合は、制御手段12により、監視制御対象機器21、監視制御対象機器22、および監視制御対象機器23の制御を行い、応答結果はデータ配信手段11により、中継サーバ装置100に配信される。次に、中継サーバ装置100はデータサーバ装置10から固有プロトコルのメッセージを受信すると、データ中継手段101により固有プロトコルのメッセージから汎用プロトコルのメッセージに変換し、ファイアウォール装置200およびインターネット2を介して汎用プロトコル通信手段313に渡す。
【0017】
次に、汎用プロトコル通信手段313は汎用プロトコルのメッセージを受信すると、プロトコル変換手段312に渡す。次に、汎用プロトコルのメッセージを受信したプロトコル変換手段312は、汎用プロトコルのメッセージを固有プロトコルのメッセージに変換し、監視制御手段311に渡す。次に、固有プロトコルのメッセージを受信した監視制御手段311は取得したデータに従って画面表示を行う。以上の手順により、インターネットを介して端末300から監視制御対象装置21、監視制御対象機器22、および監視制御対象機器23の広域での監視制御を実現している。
【0018】
上記のように構成された実施の形態1の遠隔監視制御システムによれば、インターネットに接続された端末からインターネットに接続された各監視制御対象機器の監視制御を、端末の存在するネットワーク毎にプロトコル変換装置を設置することなく、プログラムダウンロードを行うことにより容易に制御できるため、安価に遠隔監視を実現することができる。また、ローカル監視システムおよび中継サーバ装置は既存する場合においては、新たに端末およびプログラム配布手段のみを形成すれば上記実施の形態1と同様に対応することができる。
【0019】
尚、プログラム配布手段は本実施の形態1においては中継サーバ装置内に形成する例を示したが、アクセスなどが自由に可能であれば、プログラム配布手段はインターネットに接続されていれば、いずれの箇所に形成されても良く上記実施の形態1と同様の効果を奏することができることは言うまでもない。
【0020】
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2における遠隔監視制御システムの構成を示すブロック図である。図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。ローカル監視システム1には、データサーバ装置10にイントラネット30で接続されたローカル端末40を備えた。データサーバ装置10には、監視制御を実現するローカル監視制御手段42を有するローカルプログラムを配布するためのローカルプログラム配布手段13を備える。ローカル端末40にはデータサーバ装置10からイントラネット30を介してローカルプログラムをダウンロードするローカルプログラムダウンロード手段43を備える。汎用ブラウザ41は固有プロトコルによるメッセージ送受信を行い、汎用ブラウザ41での監視制御を実現するローカル監視制御手段42の機能を有する汎用ブラウザ41上で実行可能なプログラムを取得する。
【0021】
次に上記のように構成された実施の形態2の遠隔監視制御システムの動作について説明する。端末300およびローカル監視システム1間におけるメッセージの授受は上記実施の形態1と同様であるため説明を省略する。まず、ローカル端末40の汎用ブラウザ41を使用して、イントラネット30を経由してデータサーバ装置10にアクセスする。次に、データサーバ装置10は汎用ブラウザ41からのアクセスがあると、ローカルプログラム配布手段13により、ローカル監視制御手段42を有するローカルプログラムのダウンロードを許可する。次に、ローカル端末40はローカルプログラムダウンロード手段43により、ローカルプログラムをダウンロードする。次に、ローカルプログラムのダウンロードが完了すると、汎用ブラウザ41上でローカル監視制御手段42が起動する。
【0022】
次に、ローカル監視制御手段42が起動すると、データサーバ装置10に対する固有プロトコルのメッセージを作成して送信する。次に、固有プロトコルのメッセージを受信したデータサーバ装置10は固有メッセージの種別に従い処理を行う。例えば、固有プロトコルのメッセージがデータ要求の場合、データ配信手段11により、要求のある監視制御対象機器21、監視制御対象機器22および監視制御対象機器23の対象データの更新時にその対象データをローカル端末40に配信する。他に、固有プロトコルのメッセージが制御要求であった場合、監視制御対象機器21、監視制御対象機器22、および監視制御対象機器23の制御を行い、応答結果をデータ配信手段11により、ローカル端末40に配信する。固有プロトコルのメッセージを受信したローカル監視制御手段42は取得したデータに従って画面表示を行う。以上の手順により、イントラネット30のローカル端末40から監視制御対象装置21、監視制御対象機器22、および監視制御対象機器23の監視制御を実現することができる。
【0023】
上記のように構成された実施の形態2の遠隔監視制御システムによれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、各監視制御対象機器の遠隔監視をインターネットを介して設置された端末と、イントラネットに設置したローカル端末からも同様にデータサーバ装置を使用して各監視制御対象機器の監視を行えるようにしたので、インターネットからの遠隔監視に加え、既存のローカル監視システム内でも安価に監視が実現できる。
【0024】
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3における遠隔監視制御システムの構成を示すブロック図である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。監視制御対象機器21、監視制御対象機器22および監視制御対象機器23と接続するデータサーバ装置50を設けた。データサーバ装置50にはデータサーバ装置10と同様に、データ配信手段51と、制御手段52とを備える。中継サーバ装置100には、ローカル監視システム1で使用するデータサーバ装置10、50へのメッセージを管理する管理手段としての接続データサーバ装置管理手段103を備える。尚、データサーバ装置10、50を複数個備えるのは、いずれか一方のデータサーバ装置が故障した場合などに備えたものである。
【0025】
次に上記のように構成された実施の形態3の遠隔監視制御システムの動作について説明する。ここでは上記各実施の形態の動作とは異なる中継サーバ装置100の動作についてのみ説明する。まず、端末300から汎用プロトコルのメッセージを受信したデータ中継装置100はデータ中継手段101により汎用メッセージを解析し、固有プロトコルのメッセージを取得する。次に、データ中継手段101は接続データサーバ装置管理手段103から接続可能なデータサーバ装置10、50のデータを取得する。次に、データ中継手段101はデータサーバ装置10、50のデータにしたがって、接続可能であるデータサーバ装置10またはデータサーバ装置50またはデータサーバ装置10、50の両方にメッセージを送信する。
【0026】
上記のように構成された実施の形態3の遠隔監視制御システムによれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、中継サーバ装置により接続するデータサーバ装置のデータを管理するようにしたので、端末は接続先のデータサーバ装置が例えば故障などにて使用できない場合などを意識することなく、継続的に監視制御を行うことができる。
【0027】
実施の形態4.
図7はこの発明の実施の形態4における遠隔監視制御システムの構成を示すブロック図である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。中継サーバ装置100にデータサーバ装置10から取得した固有プロトコルのデータを格納するキャッシュデータベース105に格納および取得するデータキャッシュ手段104を備える。
【0028】
次に上記のように構成された実施の形態4の遠隔監視制御システムの動作について説明する。上記実施の形態1と動作の変更がある中継サーバ装置100の動作についてのみ説明する。まず、端末300から汎用プロトコルのメッセージを受信したデータ中継装置100はデータ中継手段101により汎用メッセージを固有プロトコルのメッセージに変換し、データキャッシュ手段104に渡す。次に、データキャッシュ手段104は固有プロトコルのメッセージが保持しているデータの要求であれば、データサーバ装置10には転送せず、保持しているデータをデータ中継手段101に渡す。次に、保持していないデータの要求であれば、データ中継手段101によりデータサーバ装置10に送信する。次に、データ中継手段101は、データサーバ装置10より固有プロトコルのメッセージを受信すると、データキャッシュ手段104に取得したデータをキャッシュデータベース105に格納するとともに、固有プロトコルのメッセージを汎用プロトコルのメッセージに変換して、端末300に汎用プロトコルのメッセージを送信する。以上の手順により、インターネットを介して端末300から監視制御対象装置21、監視制御対象機器22、および監視制御対象機器23の広域監視制御を、固有プロトコルのメッセージをデータキャッシュを利用して実現することができる。
【0029】
上記のように構成された実施の形態4の遠隔監視制御システムによれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、中継サーバ装置でデータキャッシュを行いデータの授受をこのキャッシュを用いるようにしたので、インターネットからの端末のアクセスに対して効率的な遠隔監視が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】この発明の実施の形態1の遠隔監視制御システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した遠隔監視制御システムにおけるプログラムダウンロードの動作の流れを示す図である。
【図3】図1に示した遠隔監視制御システムにおけるデータ要求の動作の流れを示す図である。
【図4】図1に示した遠隔監視制御システムにおけるデータ取得の動作の流れを示す図である。
【図5】この発明の実施の形態2の遠隔監視制御システムの構成を示すブロック図である。
【図6】この発明の実施の形態3の遠隔監視制御システムの構成を示すブロック図である。
【図7】この発明の実施の形態4の遠隔監視制御システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0031】
1 ローカル監視システム、2 インターネット、10 データサーバ装置、
11 データ配信手段、12 制御手段、13 ローカルプログラム配布手段、
21,22,23 監視制御対象装置、30 イントラネット、40 ローカル端末、
41,310 汎用ブラウザ、42 ローカル監視制御手段、
43 ローカルプログラムダウンロード手段、100 中継サーバ装置、
101 データ中継手段、102 プログラム配布手段、
103 接続データサーバ装置管理手段、104 データキャッシュ手段、
105 キャッシュ、200 ファイアウォール装置、300 端末、
311 監視制御手段、312 プロトコル変換手段、
313 汎用プロトコル通信手段、314 プログラムダウンロード手段。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被監視部を有し当該被監視部からのメッセージを固有プロトコルにて交信するローカル監視システムと、上記被監視部を監視制御する端末とがインターネットにて接続されている遠隔監視制御システムにおいて、上記インターネットに接続され汎用プロトコルのメッセージを送受信する手段および上記固有プロトコルのメッセージを送受信する手段および上記固有プロトコルのメッセージと汎用プロトコルのメッセージとを相互に変換する手段とを有するプログラムを配布するプログラム配布手段と、上記インターネットと上記ローカル監視システムとの間に接続され汎用プロトコルのメッセージと上記固有プロトコルのメッセージとを相互に変換するデータ中継手段を有する中継サーバ装置とを備え、上記端末には上記プログラムをダウンロードするためのプログラムダウンロード手段を有し上記プログラムのダウンロード完了後に実行して上記被監視部とのメッセージの送受信を行う汎用ブラウザを備えたことを特徴とする遠隔監視制御システム。
【請求項2】
上記ローカル監視システムは、上記固有プロトコルのメッセージを送受信する手段を有するローカルプログラムを配布するローカルプログラム配布手段と、上記ローカルプログラムをダウンロードするためのローカルプログラムダウンロード手段を有し上記ローカルプログラムのダウンロード完了後に実行して上記被監視部とのメッセージの送受信を行う汎用ブラウザを有するローカル端末とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の遠隔監視制御システム。
【請求項3】
上記ローカル監視システムは上記被監視部からのメッセージを固有プロトコルにて交信するデータサーバ装置を複数台備え、上記中継サーバ装置は、上記端末からのメッセージに対して接続可能なデータサーバ装置を上記複数台のデータサーバ装置から選択して送受信する管理手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遠隔監視制御システム。
【請求項4】
上記中継サーバ装置には、上記ローカル監視システムから受信したメッセージをキャッシュする手段を備え、上記データ中継手段は上記キャッシュされたメッセージを上記端末とのメッセージの送受信に利用することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の遠隔監視制御システム。
【請求項5】
インターネットに接続され汎用プロトコルのメッセージを送受信する手段および被監視部を監視制御に利用される固有プロトコルのメッセージを送受信する手段および上記固有プロトコルのメッセージと汎用プロトコルのメッセージとを相互に変換する手段とを有するプログラムを配布するプログラム配布手段を備えたことを特徴とする遠隔監視制御システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−215791(P2006−215791A)
【公開日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−27552(P2005−27552)
【出願日】平成17年2月3日(2005.2.3)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】