説明

部品収納位置指示装置および部品収納位置指示方法

【課題】複数種類の部品を組付けることによって一の製品を製作する際に、必要な部品をより確実に収納部から取り出すことができる。
【解決手段】組立製作対象製品に組付ける複数種類の部品が種類ごとに収納される収納棚30の各部品の収納位置ごとに設けられ、取り出し対象の部品が収納される収納位置であることを指し示すための収納位置指示を行う各取出し位置ランプのうち、予め定められた取り出し順序に従って、取り出し対象の部品が収納されている収納位置に対応する取出し位置ランプが、順次収納位置指示を行い、収納位置検出部が、取出し位置ランプが収納位置指示を行うことに対応して作業者が部品を取り出した収納位置を検出し、通知部が、取り出し対象の部品に対応する収納位置と検出された収納位置とが異なる場合に、部品を取り出した収納位置が誤っていることを作業者に通知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数種類の部品を収納部より取出して順次組付けることにより一の製品を組立てるために前記収納部から前記各部品を取出す際に、当該各収納部品が収容されている前記収納部における収納位置を指示するようにした部品収納指示装置および部品収納位置指示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数種類の部品を組付けることによって一の製品を製作していく場合、作業者がその組付けるために必要な部品を誤りなく当該各部品が収納されている各収納部から取り出せるように、製品の組付け製作時にその製品に必要な部品の収納部の各収納位置をランプで点灯させるピッキング指示方法が知られている(特許文献1)。
【特許文献1】特開平8−217210号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、必要な部品を取り出す際に、取り出し対象の収納位置のランプが点灯するだけでは、作業者が取り出し対象の収納位置を誤って認識し、誤った部品を取り出してしまうおそれもある。
【0004】
そこで、本発明は、複数種類の部品を組付けることによって一の製品を製作する際に、必要な部品をより確実に収納部から取り出すことができる部品収納位置指示装置並びに部品収納位置指示方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る部品収納位置指示装置は、複数種類の部品を収納部より取り出して順次組付けることにより一の製品を組立てるために前記収納部から前記各部品を取り出す際に、当該各収納部品が収容されている前記収納部における収納位置を指示するようにした部品収納指示装置であって、前記複数種類の部品が種類毎に収納される収納部の各部品の収納位置毎に設けられ、取り出し対象の部品が収納されている前記収納部における収納位置を指し示す収納位置指示手段と、前記各部品をそれぞれ一意に特定する部品識別子と、前記各部品を収納する各収納位置の各収納位置指示手段をそれぞれ一意に特定する収納位置識別子とを関連づけて記憶する収納位置記憶手段と、予め定められた取り出し順序に従って、取り出し対象の部品の部品識別子に関連づけられた収納位置識別子を前記収納位置記憶手段から読み出し、読み出した収納位置識別子に対応する収納位置指示手段に対して収納位置指示を行うように制御を行う指示制御手段と、前記収納位置指示手段が収納位置指示を行うことに対応して作業者が実際に前記収納部から取り出した取り出し対象の部品の収納位置を検出する取出し位置検知手段と、前記取り出し対象の部品に対応する収納位置と、前記位置検知手段により検知された収納位置とが異なる場合に、部品を取り出した収納位置が誤っていることを前記作業者に通知する通知手段と、を備えることを特徴する。
【0006】
本発明に係る部品収納位置指示装置によれば、取り出し対象の部品に対応する収納位置と、作業者が部品を取り出した収納位置とが異なる場合に、部品を取り出した収納位置が誤っていることを作業者に通知することができるため、作業者は当該通知に基づいて組付け作業を行えばよいことになり、必要な部品をより確実に収納部から取り出すことができ、正規の部品が組み付けられた製品を常時製作することができる。
【0007】
本発明に係る部品収納位置指示装置の1つの態様では、各部品の前記製品における取付け位置情報を記憶する取付け位置情報記憶手段と、前記収納位置指示手段が収納位置の指示を行うことに対応して、取り出し対象の部品の取付け位置情報を前記位置情報記憶手段から読み出し、読み出した取付け位置情報に基づいて当該部品の取付け位置を作業者に通知する取付け位置通知手段と、を備えることを特徴としている。
【0008】
本発明に係る部品収納位置指示装置の1つの態様によれば、部品の取付け位置が作業者に通知されるため、作業者が誤った位置に部品を取り付けることを防止することができる。
【0009】
本発明に係る部品収納位置指示装置の1つの態様では、取付け位置通知手段は、前記取付け位置通知手段は、前記取り出し対象の部品の取付け位置を画面表示することで作業者に通知することを特徴としている。
【0010】
本発明に係る部品収納位置指示装置の1つの態様によれば、取り出し対象の部品の取付け位置が画面表示されるため、作業者は容易に部品の取付位置を把握することができる。
【0011】
本発明に係る部品収納位置指示装置の1つの態様では、前記製品に対する前記各部品の取付け位置ごとに設けられ、取り出し対象の部品を取付ける位置であることを指し示す取付け位置指示を行う位置収納位置指示手段を備え、前記配取付け位置通知手段は、前記取り出し対象の部品の取付け位置に対応する位置指示手段に対して取付け位置指示を行うように制御することで、作業者に通知することを特徴としている。
【0012】
本発明に係る部品収納位置指示装置の1つの態様によれば、取り出し対象の部品の取付け位置に対応する位置指示手段が取付け位置指示を行うため、作業者が誤った取付け位置に部品を取り付ける誤りを低減することができる。
【0013】
本発明に係る部品収納位置指示方法は、複数種類の部品を収納棚より取り出して順次組付けることにより一の製品を組立てるために前記収納部から前記各部品を取り出す際に、当該各収納部品が収容されている前記収納部における収納位置を指示するようにした部品収納指示方法であって、前記製品を構成する複数種類の部品が種類毎に収納される収納部における収納位置ごとに設けられ、取り出し対象の部品が収納される収納位置であることを指し示すための収納位置指示を行う各収納位置指示手段のうち、予め定められた取り出し順序に従って、取り出し対象の部品が収納されている収納位置に対応する収納位置指示手段が、順次収納位置指示を行うステップと、収納位置検出手段が、前記収納位置指示手段が収納位置指示を行うことに対応して作業者が実際に前記収納部から取出した取出し位置に存した取り出し対象の部品の収納位置を検知するステップと、前記取り出し対象の部品に対応する収納位置と、前記検出された収納位置とが異なる場合に、通知手段によって部品を取り出した収納位置が誤っていることを作業者に通知するステップと、を含むことを特徴とする。
【0014】
本発明に係る部品収納位置指示方法によれば、取り出し対象の部品に対応する収納位置と、作業者が部品を取り出した収納位置とが異なる場合に、部品を取り出した収納位置が誤っていることが作業者に通知されるため、必要な部品をより確実に収納棚から取り出すことができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、取り出し対象の部品に対応する収納位置と検出された収納位置とが異なる場合に、部品を取り出した収納位置が誤っていることが作業者に通知されるため、複数種類の部品を組付けることによって一の製品を製作する際に、必要な部品をより確実に収納棚から取り出すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施形態」と称す)について、以下図面を用いて説明する。
【0017】
本実施形態に係る部品収納位置指示装置は、組立製作対象の製品に組付ける部品が収納されている収納位置を部品の取付け順序に従って作業者に通知する装置である。
【0018】
図1は、本実施形態に係る部品収納位置指示装置の機能ブロックを示す図である。
【0019】
図1において、制御部10は、部品収納位置指示装置の全体を制御する。操作部22は、作業者からの各種指示の入力を受け付ける。操作部22は、マウスやキーボードなどを含み、例えば作業者から組立製作対象の電子機器などの製品の種類の選択を受け付ける。また、操作部22は、フットスイッチなど作業者が押下可能なスイッチやボタンを含み、例えば取付け対象の部品の取り付けが完了したことを示す完了通知の入力を作業者から受け付ける。
【0020】
部品テーブル記憶部12は、組立製作すべき製品の種類ごとに図2に示すような部品テーブルを記憶する。部品テーブルには、部品の取付け順序ごとに、取付け対象の部品が格納されている収納部である収納棚の収納位置を一意に特定する収納位置IDと、当該取付け対象の部品を組付ける製品への取付け位置を一意に特定する取付け位置IDとが関連付けられて登録されている。制御部10は、選択された組立製作対象の製品に対応する部品テーブルを部品テーブル記憶部12から取得して、その部品テーブルを参照することで、部品の取付け順序に従って、取付け対象の部品の収納位置IDと、当該取付け対象の部品の取付け位置IDと、を特定することができる。
【0021】
取出し位置ランプ30Lは、それぞれ図3に示すような収納棚30の各収納位置30Bに対応付けて設けられ、制御部10によって点灯制御が行われる。制御部10は、取出し対象の部品が収納された収納位置30Bに対応する取出し位置ランプ30Lを点灯させることで、作業者に取出し対象の部品が収納されている収納位置30Bを通知することができる。
【0022】
取出し位置検知部36は、作業者が部品を実際に取り出した収納棚の収納位置を検知する。取出し位置検知部36は、図3に示すように、収納棚30の脇に部品の収納位置に対応づけて列方向および行方向にそれぞれ設けられた赤外線センサなどのセンサ投光部38a−1〜38a−3,38b−1〜38b−3と、センサ投光部38a−1〜38a−3,38b−1〜38b−3からの光を受光するセンサ受光部39a−1〜39a−3,39b−1〜39b−3とから構成される。
【0023】
制御部10は、各センサ受光部39a,39bから光の受光状態を取得して、その受光状態に基づいて作業者がどの収納位置から部品を取り出したのかを特定する。
【0024】
作業者が部品を取り出す際に作業者の手がセンサ投光部38からの光がセンサ受光部39に入射を妨げる。よって、制御部10は、光の受光状態として、光の入射量が所定の閾値以下となる列方向および行方向一つずつセンサ受光部39bを特定し、その特定したセンサ受光部39bの位置に基づいて、作業者が部品を取り出した収納位置を特定する。
【0025】
例えば、光の入射量が所定の閾値以下となったセンサ受光部が、列方向:センサ受光部39a−2、行方向:センサ受光部39b−2の場合、制御部10は、作業者が実際に部品を取り出した収納位置を、「B0202」と特定する。
【0026】
さらに、制御部10は、作業者が実際に部品を取り出した収納位置と、取付け対象の部品の正しい収納位置とが一致するか否かを判定して、一致しない場合には、通知部20を介して作業者に取り出した部品が誤っていることを通知する。通知部20は、例えば、ブザーで構成し、音声により作業者に通知する。
【0027】
なお、取出し位置検知部36は、上記のようなセンサには限定されず、例えば列方向および行方向にそれぞれ1ラインずつラインセンサを設け、ラインセンサの入射光量に基づいて作業者が部品を取り出した収納位置を特定してもよい。
【0028】
あるいは、作業者の手の動きをカメラで撮影し、その撮影画像を画像処理することで、作業者が部品を取り出した収納位置を特定してもよい。また、通知部20は、ブザーには限定されず、例えば画面上に部品が誤っていることを示すメッセージを表示することで、作業者に通知してもよい。
【0029】
取付け位置ランプ40Lは、取出し対象の部品の組立製作対象の製品への取付け位置を指し示すためのランプである。例えば、組立製作対象の製品が「コネクタ」であり、取付け対象の部品がケーブルである場合、図4に示すように、作業台60に固定具62を介して固定されたコネクタ50の各ケーブルの取付け位置P0101〜P0204にそれぞれ対応づけて、取付け位置ランプ40Lを配置する。
【0030】
取付け位置画像記憶部14は、組立製作対象の製品への取付け位置を作業者に指し示すための取付け位置ごとの画像を取付け位置IDと関連づけて記憶する。取付け位置画像は、例えば、図5に示すような画像である。
【0031】
図5は、取出し対象の部品の取付け位置が「P0102」であることを示す画像である。制御部10は、取付け対象の部品の取付け位置IDに対応する取付け画像を取付け位置画像記憶部14から取得して、表示部24に表示する。
【0032】
以上のように構成された部品収納位置指示装置は、取出し対象の部品の取付け位置を作業者に通知することで、取付け位置の誤りを防止する。さらに、部品収納位置指示装置は、作業者が実際に部品を取り出した収納位置を検知して、検知した収納位置が取出し対象の部品が収納されている収納位置と異なる場合に作業者にその旨を通知することで、取り出す部品の誤りを防止する。
【0033】
図6は、作業者に取出し対象の部品を指示する際における制御部10の処理フローを示すフローチャートである。
【0034】
まず、制御部10は、表示部24に組立対象となる予め定められた複数の機種を表示し、操作部22を介して、表示された機種の中から組立対象の機種を作業者に選択させることで、組立対象の機種の選択を受け付ける(S100)。
【0035】
次いで、制御部10は、選択された機種に対応する部品テーブルを部品テーブル記憶部12から取り出し、その部品テーブルを参照して、取出し順序に従って、まず一番目の取出し対象の部品の収納位置IDと取付け位置IDとを特定する(S102)。
【0036】
続いて、制御部10は、特定された収納位置IDに対応する取出し位置ランプ30Lを点灯するとともに、特定された取付け位置IDに対応する取付け位置ランプ40Lを点灯する。
【0037】
ここで、制御部10は、作業者にランプが点灯した収納位置から部品を取り出すようにメッセージを音声で作業者に通知する、あるいは表示部24にメッセージを表示してもよい。また、制御部10は、作業者に作業内容を容易に把握させるために、表示部24に収納棚から作業者が部品を取り出す様子を示す予め用意された画像を表示してもよい。
【0038】
制御部10は、さらに、取付け位置IDに対応する取付け位置画像を取付け位置画像記憶部14から取り出し、表示部24にその画像を表示する(S104)。
【0039】
その後、制御部10は、取出し位置検知部36から作業者が実際に部品を取り出した収納位置を示す収納位置情報を取得し(S106)、取り出した収納位置が取出し対象の部品に対応する収納位置と一致するか否かを判定する(S108)。判定の結果、一致しない場合には、制御部10は、通知部20を介して作業者に取り出した部品が誤っていることを示すエラー通知を行う(S110)。
【0040】
一方、ステップS108の判定の結果、一致する場合には、制御部10は、操作部22を介して、取り出した部品の組立製作対象の製品への取り付けが完了したことを示す通知を作業者から受けるまで待機する。
【0041】
例えば、作業者はフットスイッチをオンすることで、完了の通知を行えばよい。その後、制御部10は、完了通知を検出すると(S112)、部品テーブルを参照することで、すべての部品の取り付けが完了したか否かを判定して(S114)、完了していなければ、次の順番の取出し対象の部品について、ステップS102以降の処理を繰り返す。
【0042】
一方、すべての取り付けが完了した場合には(ステップS114の判定結果が、肯定「Y」)、制御部10は処理を終了する。
【0043】
以上、本実施形態によれば、取出し対象の部品の取付け位置を作業者に通知することで、取付け位置の誤りを防止することができる。
【0044】
さらに、本実施形態によれば、作業者が実際に部品を取り出した収納位置を検知して、検知した収納位置が取出し対象の部品が収納されている収納位置と異なる場合に作業者にその旨を通知することで、取り出す部品の誤りを防止することができる。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明は、取り出し対象の部品に対応する収納位置と検出された収納位置とが異なる場合に、部品を取り出した収納位置が誤っていることが作業者に通知されるため、複数種類の部品を組付けることによって一の製品を製作する際に、必要な部品をより確実に収納棚から取り出すことができることから、複数種類の部品を収納部より取出して順次組付けることにより位置の製品を組立てるために前記収納部から前記各部品を取出す際に、当該各収納部品が収容されている前記収納部における収納位置を指示するようにした部品収納指示装置および部品収納位置指示方法等に好適である。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本実施形態に係る部品収納位置指示装置の機能ブロックを示す図である。
【図2】部品テーブル記憶部に記憶される部品テーブルの一例を示す図である。
【図3】部品を収納する収納棚に設置される取出し位置ランプや取出し位置検知部について説明するための図である。
【図4】組立製作対象の製品の一例であるコネクタを作業台に固定した状態において作業台に配置される取り付け位置ランプの配置状態について説明するための図である。
【図5】取付け位置画像記憶部に記憶される取り付け位置画像の一例を示す図である。
【図6】作業者に取出し対象の部品を指示する際における制御部1理フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0047】
10 制御部
12 部品テーブル記憶部
14 取付け位置画像記憶部
20 通知部
22 操作部
24 表示部
30 収納棚
30B 収納位置
30L 取出し位置ランプ
36 位置検知部
38 センサ投光部
39 センサ受光部
40L 取付け位置ランプ
50 コネクタ
60 作業台
62 固定具




【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数種類の部品を収納部より取り出して順次組付けることにより一の製品を組立てるために前記収納部から前記各部品を取り出す際に、当該各収納部品が収容されている前記収納部における収納位置を指示するようにした部品収納指示装置であって、
前記複数種類の部品が種類毎に収納される収納部の各部品の収納位置毎に設けられ、取り出し対象の部品が収納されている前記収納部における収納位置を指し示す収納位置指示手段と、
前記各部品をそれぞれ一意に特定する部品識別子と、前記各部品を収納する各収納位置の各収納位置指示手段をそれぞれ一意に特定する収納位置識別子とを関連づけて記憶する収納位置記憶手段と、
予め定められた取り出し順序に従って、取り出し対象の部品の部品識別子に関連づけられた収納位置識別子を前記収納位置記憶手段から読み出し、読み出した収納位置識別子に対応する収納位置指示手段に対して収納位置指示を行うように制御を行う指示制御手段と、
前記収納位置指示手段が収納位置指示を行うことに対応して作業者が実際に前記収納部から取り出した取り出し対象の部品の収納位置を検出する取出し位置検知手段と、
前記取り出し対象の部品に対応する収納位置と、前記位置検知手段により検知された収納位置とが異なる場合に、部品を取り出した収納位置が誤っていることを前記作業者に通知する通知手段と、
を備えたことを特徴とする部品収納位置指示装置。
【請求項2】
請求項1に記載の部品収納位置指示装置において、
各部品の前記製品における取付け位置情報を記憶する取付け位置情報記憶手段と、
前記収納位置指示手段が収納位置の指示を行うことに対応して、取り出し対象の部品の取付け位置情報を前記位置情報記憶手段から読み出し、読み出した取付け位置情報に基づいて当該部品の取付け位置を作業者に通知する取付け位置通知手段と、
を備えることを特徴とする部品収納位置指示装置。
【請求項3】
請求項2に記載の部品収納位置指示装置において、
前記取付け位置通知手段は、前記取り出し対象の部品の取付け位置を画面表示することで作業者に通知する、
ことを特徴とする部品収納位置指示装置。
【請求項4】
請求項2または3に記載の部品収納位置指示装置において、
前記製品に対する前記各部品の取付け位置ごとに設けられ、取り出し対象の部品を取付ける位置であることを指し示す取付け位置指示を行う位置収納位置指示手段を備え、
前記配取付け位置通知手段は、前記取り出し対象の部品の取付け位置に対応する位置指示手段に対して取付け位置指示を行うように制御することで、作業者に通知する、
ことを特徴する部品収納位置指示装置。
【請求項5】
複数種類の部品を収納棚より取り出して順次組付けることにより一の製品を組立てるために前記収納部から前記各部品を取り出す際に、当該各収納部品が収容されている前記収納部における収納位置を指示するようにした部品収納指示方法であって、
前記製品を構成する複数種類の部品が種類毎に収納される収納部における収納位置ごとに設けられ、取り出し対象の部品が収納される収納位置であることを指し示すための収納位置指示を行う各収納位置指示手段のうち、予め定められた取り出し順序に従って、取り出し対象の部品が収納されている収納位置に対応する収納位置指示手段が、順次収納位置指示を行うステップと、
収納位置検出手段が、前記収納位置指示手段が収納位置指示を行うことに対応して作業者が実際に前記収納部から取出した取出し位置に存した取り出し対象の部品の収納位置を検知するステップと、
前記取り出し対象の部品に対応する収納位置と、前記検出された収納位置とが異なる場合に、通知手段によって部品を取り出した収納位置が誤っていることを作業者に通知するステップと、
を含むことを特徴とする部品収納位置指示方法。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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