説明

配線基板の製造方法

【課題】 信頼性の高い配線基板を簡単な製造プロセスで形成することにある。
【解決手段】 本発明にかかる配線基板100の製造方法は、(a)基板10の第1の領域28および第2の領域29に第1の界面活性剤を含む界面活性剤層16を設ける工程と、(b)前記第2の領域に設けられた前記界面活性剤層の一部を除去する工程と、(c)第2の界面活性剤および触媒を含む溶液に前記基板を浸漬することによって、前記第1の領域に触媒層32を設ける工程と、(d)前記触媒層上に金属を析出させることによって金属層36を設ける工程と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配線基板の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
フレキシブル基板に配線を形成する方法として、サブトラクティブ法やアディティブ法が知られている。サブトラクティブ法では、フレキシブル基板の全面に金属層を形成し、金属層上にフォトレジストをパターニングして形成し、フォトレジストをバリヤとして金属層をエッチングする。アディティブ法では、フレキシブル基板上にフォトレジストをパターニングして形成し、フォトレジストからの開口部にめっき処理によって金属層を析出させる。
【0003】
これらの方法によれば、フォトレジストを最終的に除去する点、さらにサブトラクティブ法では金属層の一部を除去する点において、資源及び材料の消費が課題となっていた。また、フォトレジストの形成及び除去工程が必要となるので、製造工程数が多いことが課題となっていた。さらに、配線の寸法精度がフォトレジストの解像度に依存するため、より高精度の配線を形成するには限界があった。
【特許文献1】特開平10−65315号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、信頼性の高い配線基板を簡単な製造プロセスで形成することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明にかかる配線基板の製造方法は、
(a)基板の第1の領域および第2の領域に第1の界面活性剤を含む界面活性剤層を設ける工程と、
(b)前記第2の領域に設けられた前記界面活性剤層の一部を除去する工程と、
(c)第2の界面活性剤および触媒を含む溶液に前記基板を浸漬することによって、前記第1の領域に触媒層を設ける工程と、
(d)前記触媒層上に金属を析出させることによって金属層を設ける工程と、
を含む。
【0006】
本発明にかかる配線基板の製造方法によれば、配線パターンが微細であっても高精度で信頼性の高い配線基板を提供することができる。
【0007】
本発明にかかる配線基板の製造方法において、
前記第1の界面活性剤のイオン価の符号は、前記第2の界面活性剤のイオン価の符号と異なることができる。
【0008】
本発明にかかる配線基板の製造方法において、
前記第1の界面活性剤は、カチオン系界面活性剤であり、
前記第2の界面活性剤は、アニオン系界面活性剤であり、
前記触媒は、パラジウムを含むことができる。
【0009】
本発明にかかる配線基板の製造方法において、
前記工程(b)では、
基板の前記第2の領域に真空紫外放射を照射することによって、前記第2の領域に設けられた前記界面活性剤層の一部を分解することができる。
【0010】
本発明にかかる配線基板の製造方法において、
前記工程(b)では、
基板の前記第2の領域の全面に真空紫外放射を照射することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0012】
1.配線基板の製造方法
図1〜図8は、第1の実施の形態にかかる配線基板100(図8参照)の製造方法を示す図である。本実施の形態では、無電解めっきを適用して配線基板を製造する。
【0013】
(1)まず、基板10を用意する。基板10は、図1に示すように絶縁基板であってもよい。基板10は、有機系基板(例えばプラスチック材、樹脂基板)であってもよいし、無機系基板(例えば石英ガラス、シリコンウエハ、酸化物層)であってもよい。プラスチック材としては、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネイト、ポリフェニレンサルファイド、ポリエチレンテレフタレートなどが挙げられる。あるいは、基板10は、光透過性基板(例えば透明基板)であってもよい。基板10は、単層のみならず、ベース基板上に少なくとも1層の絶縁層が形成されている多層のものも含む。本実施の形態では、基板10上に金属層を形成する。
【0014】
次に、基板10を洗浄する。基板10の洗浄は、ドライ洗浄でもよいし、図1に示すようにウエット洗浄でもよい。ウエット洗浄は、例えば、基板10をオゾン水12(オゾン濃度10ppm〜20ppm)に室温状態で5分〜30分程度浸漬することで行うことができる。またドライ洗浄は、真空紫外線ランプ(波長172nm、出力10mW、試料間距離1mm)を用いて、窒素雰囲気下において、30秒〜900秒間、真空紫外線を照射して行うことができる。基板10を洗浄することによって、基板10の表面に付着している油脂などの汚れを除去することができる。また、基板10の表面を撥水性から親水性に変化させることができる。また、基板10の液中表面電位が負電位であれば、基板10の洗浄により均一な負電位面を形成することができる。
【0015】
(2)次に、図2に示すように、基板10を界面活性剤溶液14に浸漬する。界面活性剤溶液14に含まれる界面活性剤としては、カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤のいずれかを含む。基板10の表面の液中表面電位が負電位の場合には、界面活性剤溶液14に含まれる界面活性剤として、カチオン系界面活性剤を適用することが好ましい。カチオン系界面活性剤は、他の界面活性剤に比べて基板10に吸着しやすいからである。一方、基板10の表面の液中表面電位が正電位の場合には、界面活性剤溶液14に含まれる界面活性剤として、アニオン系界面活性剤を適用することが好ましい。
【0016】
界面活性剤溶液14としては、例えば、アミノシラン系成分を含む水溶性界面活性剤(テクニックジャパン(株)製FPDコンディショナー)の溶液や、アルキルアンモニウム系の溶液(例えば、セチルトリメチルアンンモニウムクロリド等)などを用いることができる。浸漬時間は、例えば、1分〜10分程度とすることができる。
【0017】
次に、界面活性剤溶液から基板10を取り出し、超純水で洗浄する。その後、基板10を、例えば、室温下で自然乾燥、または、圧縮空気を吹き付けて水滴を除去した後、90℃〜120℃のオーブン内に10分〜1時間程度放置して乾燥させる。以上の工程により、図3に示すように、第1の界面活性剤層16を基板10に設けることができる。このとき、界面活性剤溶液14に含まれる界面活性剤としてカチオン系界面活性剤を適用した場合には、基板10の液中表面電位は正電位側にシフトしている。
【0018】
ここで、基板10上の領域は、基板10の上面における第1の領域28および第2の領域29(図5参照)と、基板10の裏面と、基板10の側面とによって構成される。第1の領域28は、本実施の形態にかかる配線基板の製造方法によって設けられる配線(金属層)の形成領域である。また、第2の領域29は、基板の上面における第1の領域28以外の領域として定義される。
【0019】
本実施の形態において第1の界面活性剤層16は、図3に示すように、基板10の上面の第1の領域28および第2の領域29と、裏面と、側面とに形成されているが、第1の領域28および第2の領域29のみに形成されていてもよい。
【0020】
(3)次に、第2の領域29に設けられた第1の界面活性剤層16の一部を除去する。本実施の形態では、図4に示すように、第2の領域29の第1の界面活性剤層16の一部を光分解することにより、除去する。
【0021】
ここで除去される「第2の領域29に設けられた第1の界面活性剤層16の一部」とは、図5に示すように、第2の領域29に設けられた第1の界面活性剤層16の上部であってもよい。また、第1の界面活性剤層16は、第2の領域29の全面において除去される部分と除去されない部分を有することが望ましい。言い換えれば、第2の領域29の全面において1の界面活性剤層16は、低分解の状態であることが望ましい。
【0022】
第2の領域29に照射する光20としては、例えば真空紫外線(VUV;vacuum ultraviolet)を用いることができる。光20の波長を、例えば170nm〜260nmとすることにより、原子間結合(例えば、C−C、C=C、C−H、C−F、C−Cl、C−O、C−N、C=O、O=O、O−H、H−F、H−Cl、N−Hなど)を切断することができる。これにより、第2の領域29の第1の界面活性剤層16を光分解させることができる。光20は、第2の領域29の全面に照射される。これにより、第2の領域29の第1の界面活性剤層16を光分解することができる。
【0023】
また、この波長帯域の光20を用いることにより、イエロールームなどの設備が不要となり、例えば白色灯下で本実施形態に係る一連の工程を行うことができる。
【0024】
光20の照射は、具体的には、例えば、光源18として真空紫外線ランプ(波長172nm、出力10mW、試料間距離1mm)を用いて、窒素雰囲気下において、30秒〜3分間行うことができる。光20の照射時間および強度は、第2の領域29に設けられた第1の界面活性剤層の全部が分解されないように適宜調整される。照射時間は、たとえば30秒〜3分であることができる。光源18は、例えばXeガスが封入されたエキシマランプであってもよい。なお、光20の波長は、第1の界面活性剤層16を光分解することができるものであれば、特に限定されない。
【0025】
光20は、マスク22(例えばフォトマスク)を介して基板10に照射される。詳しくは、光源18と基板10の間にマスク22を配置し、光20をマスク22の遮光部24(例えばクロムなどの金属パターン部)以外の領域に透過させる。遮光部24は、第1の領域28に形成される。マスク22は、基板10に接して配置されていてもよい。また、窒素雰囲気中で光照射処理を行えば、光20が減衰しにくいので好ましい。
【0026】
こうして、図5に示すように、第2の領域29の第1の界面活性剤層16の一部が除去されることにより、第1の界面活性剤層26を形成することができる。
【0027】
(4)次に、図6に示すように、触媒溶液30に基板10を浸漬する。触媒溶液30は、無電解めっきの触媒として機能する触媒成分および界面活性剤を含む。触媒成分としては、たとえばパラジウムを用いることができる。触媒溶液30に含まれる界面活性剤としては、そのイオン価が、上述した界面活性剤溶液14に含まれる界面活性剤のイオン価と異なる符号を有することが好ましい。具体的には、第1の界面活性剤層16に含まれる界面活性剤がカチオン系界面活性剤である場合には、触媒溶液30に含まれる界面活性剤はアニオン系界面活性剤であることが好ましい。一方、第1の界面活性剤層16に含まれる界面活性剤がアニオン系界面活性剤である場合には、触媒溶液30に含まれる界面活性剤はカチオン系界面活性剤であることが好ましい。アニオン性界面活性剤としては、たとえばドデシル硫酸ナトリウム等のアルキルサルフェート系界面活性剤を用いることができる。
【0028】
たとえば、以下の手順により触媒溶液30を作製することができる。
(4a)純度99.99%のパラジウムペレットを塩酸と過酸化水素水と水との混合溶液に溶解させ、パラジウム濃度が0.1〜0.5g/lの塩化パラジウム溶液とする。
(4b)上述した塩化パラジウム溶液をさらに水で希釈することによりパラジウム濃度を0.01〜0.05g/lとする。
(4c)水酸化ナトリウム水溶液等を用いて、塩化パラジウム溶液のpHを4.5〜6.8に調整する。
(4d)ドデシル硫酸ナトリウムを塩化パラジウム溶液に添加し、ドデシル硫酸ナトリウムの濃度を0.3〜10mmol/lとする。
【0029】
このように作製された触媒溶液30に基板10を浸漬すると、図7に示すように、第2の界面活性剤層34および触媒層32が形成される。浸漬時間は、たとえば30秒〜5分であってもよい。
【0030】
触媒溶液30に浸漬した後、基板10を水洗してもよい。水洗は、純水によって行われることができる。この水洗によって、触媒の残渣が後述する無電解めっき液に混入するのを抑制することができる。
【0031】
こうして、第1の領域28にのみ触媒層32が形成される。上述したようにアニオン系界面活性剤を触媒溶液30に添加することによって、第1の界面活性剤層16の一部が除去された第2の領域29と、第1の界面活性剤層16の全てが残っている第1の領域28との間で選択的に触媒層32を形成することができる。
【0032】
この選択的に吸着されるメカニズムについて次のように想定している。アニオン系界面活性剤が領域28の界面活性剤層と領域29の界面活性剤層のそれぞれに吸着して液中表面電位を変化させる作用と、触媒の表面に吸着して液中表面電位を変化させる作用の相乗効果として選択性が発現すると考えている。触媒であるパラジウムのコロイド状態、アニオン系界面活性剤の種類による液中表面電位を変化させる量やそれ自体の添加濃度、基板上のカチオン性界面活性剤の非分解部と低分解部のそれぞれの液中表面電位が要因となっていると考えている。
【0033】
このように、基板10を触媒溶液30に浸漬する工程であっても、触媒層32を第1の領域28にのみ形成することができ、プロセスを簡略化することができる。また、第2の領域29に設けられた第1の界面活性剤層16の一部を分解することにより、第1の界面活性剤層16の過分解を防止することができる。即ち、第2の領域29に設けられた第1の界面活性剤層16の全部を分解してしまうと、第1の領域28に設けられた第1の界面活性剤層16まで分解してしまう場合がある。この分解によって、特に第1の領域28が微細な形状を有する場合には、形成された配線基板の配線パターンが所望のパターンと異なってしまうことがある。
【0034】
そこで、第2の領域29に設けられた第1の界面活性剤層16の一部のみを分解することにより、第1の領域28に設けられた第1の界面活性剤層16を分解することを防止することができ、所望の形状に触媒層32を形成することができる。よって、形成された配線基板の配線パターンが微細なパターンであっても、配線基板の信頼性を向上させることができる。
【0035】
(5)次に、図8に示すように、触媒層32上に金属層36を析出させる。具体的には、基板10を無電解めっき液に浸漬させることによって、触媒層32上に金属層36を析出させることができる。金属層36としてニッケル層を析出させる場合を説明すると、無電解めっき液としては、硫酸ニッケル6水和物が主体であり、次亜燐酸ナトリウムが還元剤として含まれたものを用いることができる。例えば、基板10をこのような無電解めっき液(温度80℃)に1分〜10分程度浸漬することによって、0.1μm〜1.0μmの厚みを有するニッケル層を形成することができる。あるいは、無電解めっき液として、塩化ニッケル6水和物が主体であり、次亜燐酸ナトリウムが還元剤として含まれたものを用いることもできる。例えば、基板10をこのような無電解めっき液(温度75℃)に0.5分〜10分程度浸漬することによって、0.1μm〜1.0μmの厚みを有するニッケル層を形成することができる。なお、金属層36の材料は触媒によってめっき反応が起こる材料であれば特に限定されず、例えば白金(Pt)、銅(Cu)、金(Au)などからも形成することができる。こうして、基板10上に金属層36を形成することができる。
【0036】
金属層36を析出させた後、超純水によるリンス洗浄を行い、自然乾燥および圧縮空気を吹きかけることによって水滴を除去する。
【0037】
以上の工程により、図8に示すように、配線基板100を形成することができる。本実施の形態では、上述したように触媒層32は第1の領域28のみに形成されているため、金属層36を第1の領域28にのみに形成することができる。
【0038】
配線基板100は、基板10と、当該基板上の第1の領域28および第2の領域29に設けられたカチオン系界面活性剤を含む第1の界面活性剤層26と、アニオン系界面活性剤を含む第2の界面活性剤層34と、第1の領域28に設けられ、パラジウムを有する触媒層32と、第1の領域28に設けられた金属層36と、を含む。上述したように、第2の領域29における第1の界面活性剤層26の一部が除去されているため、第1の領域28における第1の界面活性剤層26の膜厚は、第2の領域29における第1の界面活性剤層26より大きい。
【0039】
2.配線基板および電子デバイス
図9は、第1の実施の形態にかかる配線基板の製造方法によって製造される配線基板を適用した電子デバイスの一例を示す。電子デバイス1000は、配線基板100と、集積回路チップ90と、他の基板92とを含む。
【0040】
配線基板100に形成された配線パターンは、電子部品同士を電気的に接続するためのものであってもよい。配線基板100は、上述した製造方法によって製造される。図9に示す例では、配線基板100には、集積回路チップ90が電気的に接続され、配線基板100の一方の端部は、他の基板92(例えば表示パネル)に電気的に接続されている。電子デバイス1000は、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、EL(Electro luminescence)ディスプレイ装置などの表示装置であってもよい。
【0041】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び結果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】実施の形態にかかる配線基板の製造方法を示す図。
【図2】実施の形態にかかる配線基板の製造方法を示す図。
【図3】実施の形態にかかる配線基板の製造方法を示す図。
【図4】実施の形態にかかる配線基板の製造方法を示す図。
【図5】実施の形態にかかる配線基板の製造方法を示す図。
【図6】実施の形態にかかる配線基板の製造方法を示す図。
【図7】実施の形態にかかる配線基板の製造方法を示す図。
【図8】実施の形態にかかる配線基板の製造方法を示す図。
【図9】実施の形態にかかる配線基板を適用した電子デバイスの一例を示す図。
【符号の説明】
【0043】
10 基板、12 オゾン水、14 界面活性剤溶液、16、26 第1の界面活性剤層、18 光源、20 光、22 マスク、24 遮光部、28 第1の領域、29 第2の領域、30 触媒溶液、32 触媒層、34 第2の界面活性剤層、36 金属層、90 集積回路チップ、92 他の基板、100 配線基板、1000 電子デバイス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)基板の第1の領域および第2の領域に第1の界面活性剤を含む界面活性剤層を設ける工程と、
(b)前記第2の領域に設けられた前記界面活性剤層の一部を除去する工程と、
(c)第2の界面活性剤および触媒を含む溶液に前記基板を浸漬することによって、前記第1の領域に触媒層を設ける工程と、
(d)前記触媒層上に金属を析出させることによって金属層を設ける工程と、
を含む、配線基板の製造方法。
【請求項2】
請求項1において、
前記第1の界面活性剤のイオン価の符号は、前記第2の界面活性剤のイオン価の符号と異なる、配線基板の製造方法。
【請求項3】
請求項2において、
前記第1の界面活性剤は、カチオン系界面活性剤であり、
前記第2の界面活性剤は、アニオン系界面活性剤であり、
前記触媒は、パラジウムを含む、配線基板の製造方法。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかにおいて、
前記工程(b)では、
基板の前記第2の領域に真空紫外放射を照射することによって、前記第2の領域に設けられた前記界面活性剤層の一部を分解する、配線基板の製造方法。
【請求項5】
請求項4において、
前記工程(b)では、
基板の前記第2の領域の全面に真空紫外放射を照射する、配線基板の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−49081(P2007−49081A)
【公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−234485(P2005−234485)
【出願日】平成17年8月12日(2005.8.12)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】