説明

酸化染毛剤組成物

【課題】アルカリ剤として炭酸塩を配合することにより毛髪に良好な明度を付与することができ、しかも十分な染毛力も確保できる酸化染毛剤組成物を提供する。
【解決手段】(A)少なくとも炭酸塩を含むアルカリ剤、(B)油性成分、(C)界面活性剤、(D)キレート剤及び(E)酸化剤を含有する酸化染毛剤組成物であって、(B)成分と(C)成分の含有量の質量比B/Cが2〜4.5の範囲内であり、かつ(D)成分の配合量が0.2〜0.5質量%の範囲内である酸化染毛剤組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は酸化染毛剤組成物に関する。更に詳しくは、本発明は、少なくとも炭酸塩を含むアルカリ剤を用いることにより毛髪に良好な明度を付与すると共に、十分な染毛力も確保できる酸化染毛剤組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
通常の酸化染毛剤は、酸化染料中間体及びアルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とを使用時に混合して毛髪に適用する。アルカリ剤は毛髪を膨潤させて酸化染料中間体と酸化剤の毛髪内浸透を促し、併せてpH変化により酸化剤の作用を促進する。そして酸化剤が毛髪に含まれるメラニンを分解・脱色すると共に酸化染料中間体を酸化重合させ発色させる。
【0003】
このような酸化染毛剤の使用において、近年、毛髪をより良好な明度(明るい色合い)に染毛したいという「おしゃれ染め」の要望が消費者間で高まっている。毛髪の明度の向上のためには、酸化染毛剤におけるアルカリ剤の配合が重要であることが知られている。
【0004】
一般的に好適なアルカリ剤として用いられるアンモニアは、使用時に刺激臭に基づく不快感を伴うという問題がある。従って、アンモニアの一部を他種のアルカリ剤に置換することにより、明度の向上効果を維持しつつ刺激臭を低減することが試みられている。
【0005】
アンモニア代替用のアルカリ剤としては、刺激臭の少ないアルキルアミンやアルカノールアミン等も例示されるが、これらの有機アミン類を多量に用いると、頭皮刺激や仕上がりの風合いの悪化等の問題を生じる。そこで、アンモニアの少なくとも一部を炭酸塩に代替することが考えられる。炭酸塩は、酸化染毛剤の刺激臭を低減しつつ、毛髪の明度を向上させるための好適なアルカリ剤であると考えられる。
【0006】
下記の特許文献1は、アルカリ剤としてアンモニア、アンモニウム塩及び炭酸塩を一定のモル比で配合した、酸化染毛剤又は毛髪脱色剤の第1剤としての毛髪処理剤を開示し、そのモル比に関して、炭酸塩が上記アルカリ剤の大部分を占める場合も包含させている。そして、この毛髪処理剤を用いれば、明度の高い染毛や毛髪脱色が可能であるとしている。
【0007】
下記の特許文献2に開示する染毛剤組成物は、酸化染毛剤又は毛髪脱色剤の第1剤であり、アルカリ剤として用いるアンモニア水の一部をアルカリ金属の炭酸塩に置換することにより、刺激臭の低減とブリーチ力の維持を両立させるものである。
【0008】
下記の特許文献3に開示する染毛剤組成物も実質的に酸化染毛剤や毛髪脱色剤の第1剤であり、アルカリ剤としてアンモニア又はアンモニウム塩と炭酸塩とを一定のモル比で配合する他、遷移金属塩とキレート剤を含有することにより、刺激臭が少なく、低刺激で、毛髪の明度の向上にも有効であるとしている。この染毛剤組成物におけるキレート剤は、「遷移金属塩中の金属イオンとキレートする能力を有する」としている。
【0009】
更に、下記の特許文献4は、脱色剤組成物及び染毛剤組成物であって、アルカリ剤としてアンモニアとモノエタノールアミンを配合して毛髪に明度を付与するが、基本的には炭酸塩を配合しない。そして非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、高級アルコール、油性成分等を配合してミセル又は液晶構造を構成することにより、アルカリ剤による刺激臭を抑え込むものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2001−206825号公報
【特許文献2】特開2002−179539号公報
【特許文献3】特開2001−328926号公報
【特許文献4】特開2002−363049号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
ところで、本願発明者の研究によれば、酸化染毛剤にアルカリ剤として炭酸塩を多量に配合すると、毛髪の明度は向上するものの十分な染毛力が得られず、毛髪の染まりが薄くなるという問題のあることが判明した。この問題は、酸化染毛剤のpHを変更しても解消しないことから、単に酸化染毛剤のpH上昇に基づくものではないと考えられる。
【0012】
そこで本発明は、アルカリ剤として炭酸塩を配合することにより毛髪に良好な明度を付与することができ、しかも十分な染毛力も確保できる酸化染毛剤組成物を提供することを、解決すべき課題とする。
【0013】
本願発明者は、酸化染毛剤に炭酸塩を配合した場合でも、油性成分と界面活性剤とを制御された質量比で配合して好適な水中油滴型エマルションを構成すると共に、一定量のキレート剤を併せて配合すると、上記の課題を解決できることを見出した。
【課題を解決するための手段】
【0014】
(第1発明の構成)
上記課題を解決するための本願第1発明の構成は、(A)少なくとも炭酸塩を含むアルカリ剤、(B)油性成分、(C)界面活性剤、(D)キレート剤及び(E)酸化剤を含有する酸化染毛剤組成物であって、(B)成分と(C)成分の含有量の質量比B/Cが2〜4.5の範囲内であり、かつ(D)成分の配合量が0.2〜0.5質量%の範囲内である、酸化染毛剤組成物である。
【0015】
なお、本願明細書において、酸化染毛剤組成物における特定の成分の含有量の質量%数や、特定の成分間の含有量の質量比は、特段のことわりがない限り、酸化染毛剤組成物の使用時(多剤式の酸化染毛剤組成物における各剤の混合時)の値を示している。
【0016】
(第2発明の構成)
上記課題を解決するための本願第2発明の構成は、前記第1発明に係る酸化染毛剤組成物において、(C)成分として(C1)HLB値が10以上である非イオン性界面活性剤を含有する、酸化染毛剤組成物である。
【0017】
(第3発明の構成)
上記課題を解決するための本願第3発明の構成は、前記第2発明に係る酸化染毛剤組成物において、(C)成分の含有量に対する(C1)成分の含有量の質量比率が50%以上である、酸化染毛剤組成物である。
【0018】
(第4発明の構成)
上記課題を解決するための本願第4発明の構成は、前記第1発明〜第3発明のいずれかに係る酸化染毛剤組成物において、(D)成分として(D1)アルカリ性キレート剤を含有する、酸化染毛剤組成物である。
【発明の効果】
【0019】
第1発明の酸化染毛剤組成物は、(A)成分として少なくとも炭酸塩を含むアルカリ剤を含有するので、毛髪に良好な明度を付与することができる。又、(A)成分として炭酸塩とアンモニアとを含有する場合も、アンモニアに起因する刺激臭を許容限度内に低減させつつ、毛髪に対する十分な明度向上効果を得ることができる。
【0020】
又、第1発明の酸化染毛剤組成物によれば、(B)成分である油性成分と(C)成分である界面活性剤とを、両者の含有量の質量比B/Cが2〜4.5の範囲内という制御された質量比で配合している。そのため、良好な塗布性に基づいて染毛力の良いクリーム剤等の乳化製剤とすることができる。この質量比B/Cが2未満であるとクリーム剤等の性状が硬くなり過ぎるため、又、質量比B/Cが4.5を超えると油性感が強くなり過ぎ、毛髪へのなじみが悪くなるため、いずれの場合にも良好な塗布性を確保できず、酸化染毛剤の染毛力が悪くなる。
【0021】
加えて、第1発明の酸化染毛剤組成物では、(D)成分として0.2〜0.5質量%のキレート剤を含有している。キレート剤は、毛髪表面に付着した金属イオンを捕捉することで、酸化染毛剤中の酸化染料及び酸化剤を毛髪の内部に効率よく浸透させ、酸化染毛剤の染毛力を向上させる。炭酸塩が多量に配合された状態において、キレート剤の含有量が0.2質量%未満であると、充分な明度と染まりを確保できず、又、キレート剤の含有量が0.5質量%を超えると、明度が確保される代わりに酸化染毛剤の染毛力を確保できない。
【0022】
第2発明の酸化染毛剤組成物のように、親水性が強く水中油滴型エマルションの構成に好適である(C1)成分、即ち、HLB値が10以上である非イオン性界面活性剤を(C)成分の少なくとも一部として含有する場合、毛髪化粧料組成物を特に良好なクリーム剤等の乳化製剤とすることができる。
【0023】
第3発明の酸化染毛剤組成物のように、(C)成分の含有量に対する(C1)成分の含有量の質量比率が50%以上であると、上記第2発明の効果が特に顕著に確保される。
【0024】
第4発明の酸化染毛剤組成物においては、(D)成分として(D1)成分であるアルカリ性キレート剤を含有するので、キレート剤の配合に基づく酸化染毛剤の染毛力向上効果を特に顕著に得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
次に、本発明を実施するための形態を、その最良の形態を含めて説明する。
【0026】
〔酸化染毛剤組成物〕
本発明に係る酸化染毛剤組成物は、(A)少なくとも炭酸塩を含むアルカリ剤、(B)油性成分、(C)界面活性剤、(D)キレート剤及び(E)酸化剤を含有する酸化染毛剤組成物であって、(B)成分と(C)成分の含有量の質量比B/Cが2〜4.5の範囲内であり、かつ(D)成分の配合量が0.2〜0.5質量%の範囲内である。
【0027】
質量比B/Cは、より好ましくは2〜4の範囲内である。酸化染毛剤組成物には、上記(A)〜(E)の各成分の他に,必須成分として酸化染料中間体が配合され、場合により更に直接染料が配合される。
【0028】
本発明の酸化染毛剤組成物は、通常は多剤式に構成される。即ち、(A)成分であるアルカリ剤と酸化染料中間体(更には直接染料)からなる染料成分を配合した第1剤と、(E)成分である酸化剤を配合した第2剤との2剤式に構成され、更には、これらの第1剤と第2剤に加え、例えば酸化助剤等を含有する第3剤も付加した3剤式等に構成される。多剤式の酸化染毛剤組成物において、(B)、(C)、(D)の各成分は、酸化染毛剤組成物を構成するいずれか1の剤に配合しても構わないし、任意の2以上の剤に分散して配合しても構わない。
【0029】
このような酸化染毛剤組成物の剤型は特段に限定されず、例えば、ジェル状、液体状、フォーム状、ペースト状、クリーム状等の公知の各種剤型が選択されるが、好ましくは、水中油滴型のエマルションの形態を持つペースト状やクリーム状、とりわけクリーム状の剤型とされる。又、使用時にフォーマー容器を用いて泡立てて使用するであっても良い。
【0030】
更に、本発明の酸化染毛剤組成物は、例えば1剤式で(A)〜(E)の各成分を含む粉末状の組成物として構成し、使用時に水等の溶解液に溶かして毛髪に適用するものとすることもできる。
【0031】
〔酸化染毛剤組成物の必須成分〕
((A)成分)
(A)成分はアルカリ剤の1種以上であって、このアルカリ剤には少なくとも1種以上の炭酸塩が含まれる。
【0032】
炭酸塩の種類は限定されず、金属の炭酸塩又は炭酸水素塩である炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸リチウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム等の他、炭酸グアニジンや炭酸水素グアニジン等も例示される。又、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム等も例示される。
【0033】
炭酸塩以外のアルカリ剤の種類も限定されないが、アンモニア、アルカノールアミン(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン等)、アンモニウム塩、有機アミン類(2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、グアニジン等)、炭酸塩を除く無機アルカリ(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)、塩基性アミノ酸(アルギニン、リジン等)及びそれらの塩等が例示される。これらの内でも、特に毛髪の明度向上に有効なアンモニア、モノエタノールアミン等が好ましい。
【0034】
酸化染毛剤組成物におけるアルカリ剤の含有量は限定されないが、酸化染毛剤組成物のpHが8.5〜12程度となるようにアルカリ剤を含有させることが好ましい。(A)成分であるアルカリ剤の内、炭酸塩(A1)と炭酸塩以外のアルカリ剤(A2)の質量比A1/A2は必ずしも限定されず、好ましい質量比はA2の種類によっても異なるが、一般的にはA1/A2は0.01〜5程度であることが好ましい。炭酸塩以外のアルカリ剤が28%アンモニア水である場合、質量比A1/A2を例えば0.05〜3程度とすることが好ましい。
【0035】
((B)成分)
(B)成分は1種以上の油性成分である。油性成分の種類は限定されず、高級アルコール、シリコーン類、油脂、炭化水素、高級脂肪酸、ロウ類、エステル類等が例示されるが、特に高級アルコール、炭化水素が好ましい。酸化染毛剤組成物における油性成分の含有量は、前記した質量比B/Cが2〜4.5の範囲内となる限りにおいて限定されないが、2〜4質量%程度であることが好ましい。
【0036】
高級アルコールとしては、例えばセチルアルコール(セタノール)、2−ヘキシルデカノール、2−オクチルドデカノール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、オレイルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、デシルテトラデカノール、ラノリンアルコール、及び水添ラノリンアルコール等から選ばれる1種以上が挙げられる。より好ましくは飽和又は不飽和の直鎖状の高級アルコールであるミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール及びベヘニルアルコール等を例示できる。
【0037】
シリコーン類としては、ジメチルポリシロキサン(INCI名:ジメチコン)、ヒドロキシ末端基を有するジメチルポリシロキサン(INCI名:ジメチコノール)、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、メルカプト変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン等が挙げられる。アミノ変性シリコーンとして好ましくは、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体が挙げられる。ポリエーテル変性シリコーンとして好ましくは、PEG−10ジメチコン、PEG−11ジメチコンが挙げられる。
【0038】
油脂としては、ローズヒップ油、ツバキ油、ヒマワリ油、アマニ油、アーモンド油、シア脂、ミンク油等が例示される。
【0039】
炭化水素としては、α−オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、流動イソパラフィン、流動パラフィン、スクワレン、スクワラン、ポリブテン、パラフィン、ポリエチレン末、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等が例示される。
【0040】
高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、リノール酸、リシノール酸、ラノリン脂肪酸等が例示される。
【0041】
ロウ類としては、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、ラノリン等が例示される。
【0042】
エステル類としては、ミリスチン酸イソプロピル、アジピン酸ジイソプロピル、オクタン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、イソオクタン酸イソセチル、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸2−エチルへキシル、リシノール酸オクチルドデシル、カプリル酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、コハク酸ジオクチル、2−エチルヘキサン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、ミリスチン酸ミリスチル、10〜30の炭素数を有する脂肪酸コレステリル/ラノステリル、乳酸セチル、酢酸ラノリン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、カプリン酸セチル、トリカプリル酸グリセリル等が例示される。
【0043】
((C)成分)
(C)成分は1種以上の界面活性剤である。界面活性剤の種類は限定されず、カチオン性、アニオン性、非イオン性、両性イオン性の各種界面活性剤の内から任意に選択して含有させることが出来る。(C)成分中に、(C1)成分であるHLB値が10以上の非イオン性界面活性剤を含有することが特に好ましく、(C)成分の含有量に対する(C1)成分の含有量の質量比率が50%以上であることがとりわけ好ましい。なお、本発明におけるHLB値は、有機概念図(「有機概念図 −基礎と応用−」,甲田善生,三共出版)に基づくIOB値により求めた値である。IOB値は界面活性剤の無機性値と有機性値の比(無機性値/有機性値)で、HLB値はIOB値×10の値である。
【0044】
酸化染毛剤組成物における界面活性剤の含有量は、前記した質量比B/Cが2〜4.5の範囲内となる限りにおいて限定されないが、2〜4質量%程度であることが好ましい。
【0045】
(C1)成分たるHLB値が10以上の非イオン性界面活性剤としては、以下のものを例示することができる。なお、「POE」とは「ポリオキシエチレン」の略称であり、「POP」とは「ポリオキシプロピレン」の略称である。
【0046】
モノラウリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(25E.O.)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(40E.O.)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(45E.O.)、モノヤシ油脂肪酸POE(20)ソルビタン、モノラウリン酸POE(6)ソルビット、POE(40)ラノリンアルコール、POE(30)フィトステロール、POE(20)POP(4)セチルエーテル、POE(21)ラウリルエーテル、POE(30)セチルエーテル、POE(20)ステアリルエーテル、POE(20)ベヘニルエーテル、POE(80)硬化ヒマシ油、POE(10)オレイルエーテル、POE(20)オレイルエーテル、POE(30)ベヘニルエーテル、POE(50)オレイルエーテル、POE(10)セチルエーテル、POE(15)ベヘニルエーテル、POE(9)ラウリルエーテル等。
【0047】
又、(C1)成分以外の、HLB値が10未満である非イオン性界面活性剤としては、モノステアリン酸プロピレングリコール、モノステアリン酸グリセリル、モノステアリン酸POE(5)グリセリル、モノパルミチン酸ソルビタン、テトラオレイン酸POE(6)ソルビット、POE(5)フィトステロール、モノステアリン酸グリコール、POE(2)ラウリルエーテル、POE(2)セチルエーテル、POE(2)ステアリルエーテル、POE(7.5)硬化ヒマシ油等が例示される。
【0048】
カチオン性界面活性剤としては、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム(セトリモニウムクロリド)、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム(ステアルトリモニウムクロリド)、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム(ベヘントリモニウムクロリド)、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム(ジステアルジモニウムクロリド)、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、ステアリルトリメチルアンモニウムサッカリン、セチルトリメチルアンモニウムサッカリン、メチル硫酸ベヘニルトリメチルアンモニウム、及びクオタニウム−91等が例示される。
【0049】
アニオン性界面活性剤としては、POEラウリルエーテル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸塩、ラウリル硫酸ナトリウム、セトステアリル硫酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩、アルケニルエーテル硫酸塩、アルケニル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸塩、POEラウリルエーテル酢酸ナトリウム等のアルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、α−スルホン脂肪酸塩、ココイルグルタミン酸トリエタノールアミン(ココイルグルタミン酸TEA)、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム等のN−アシルアミノ酸型界面活性剤、リン酸モノ又はジエステル型界面活性剤、及びスルホコハク酸エステル等が例示される。
【0050】
両性イオン性界面活性剤としては、以下の(1)〜(5)が例示される。
【0051】
(1)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、パーム油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン(ラウラミドプロピルベタイン)、リシノレイン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等の脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、及びそれらのナトリウム塩、カリウム塩又はトリエタノールアミン塩。
【0052】
(2)デシルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ミリスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、セチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、オレイルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ベヘニルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、及びそれらのナトリウム塩、カリウム塩又はトリエタノールアミン塩。
【0053】
(3)ココアンホ酢酸Na(N−ヤシ油脂肪酸アシル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミン)、ココアンホプロピオン酸Na(N−ヤシ油脂肪酸アシル−N’−カルボキシエチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミン)、ラウロアンホ酢酸Na(N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミン)、オリーブアンホ酢酸Na、カカオ脂アンホ酢酸Na、ゴマアンホ酢酸Na、スイートアーモンドアンホ酢酸Na、ステアロアンホ酢酸塩、パームアンホ酢酸Na、ピーナッツアンホ酢酸Na、ヒマワリ種子アンホ酢酸Na、綿実アンホ酢酸Na等のN−アシルアミノエチル−N−2−ヒドロキシエチルアミノカルボン酸塩。
【0054】
(4)ココアンホジ酢酸Na、ココアンホジプロピオン酸Na、及びラウロアンホジ酢酸Na等のN−アシルアミノエチル−N−カルボキシメトキシエチルアミノカルボン酸塩。
【0055】
(5)ヒドロキシアルキル(C12−14)ヒドロキシエチルサルコシン。
【0056】
((D)成分)
(D)成分はキレート剤の1種以上である。キレート剤としては、金属イオンに配位してその金属イオンを捕捉する機能を有している限りにおいて、その種類は限定されないが、(D1)成分であるアルカリ性キレート剤、即ち、pH7よりも高いアルカリ性のpH領域において有効に働くキレート剤が好ましい。このように好ましいアルカリ性キレート剤として、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、ジヒドロキシエチルエチレンジアミン二酢酸(DHEDDA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)及びそれらの塩等が例示される。EDTAやHEDTA等は水和物として配合してもよい。
【0057】
キレート剤の具体例としては、上記の他にも、1,3-プロパンジアミン四酢酸(1,3PDTA)、トリエチレンテトラミン六酢酸(TTHA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸(HIMDA)、L−アスパラギン酸−N,N−二酢酸(ASDA)、アミノトリメチレンホスホン酸(NTMP)、ヒドロキシエタンジホスホン酸(HEDP)、グルコン酸、トリポリリン酸、アスコルビン酸、酒石酸、クエン酸、シュウ酸、マレイン酸等の化合物、その化合物の塩、その化合物の誘導体、及びその誘導体の塩が例示される。
【0058】
酸化染毛剤組成物におけるキレート剤の含有量は、0.2〜0.5質量%の範囲内であることが必要である。
【0059】
(染料成分)
酸化染毛剤組成物には、前記したように酸化染料中間体が配合され、場合により更に直接染料が配合される。酸化染料中間体は主要中間体からなり、あるいは主要中間体とカプラーからなる。
【0060】
酸化染料中間体の内、主要中間体としては、主としてo−又はp−のフェニレンジアミン類あるいはアミノフェノール類が挙げられ、具体的にはp−フェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミン(p−トルイレンジアミン)、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルアミン、p−アミノフェノール、o−アミノフェノール、p−メチルアミノフェノール、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン、o−クロル−p−フェニレンジアミン、4−アミノ−m−クレゾール、2−アミノ−4−ヒドロキシエチルアミノアニソール、2,4−ジアミノフェノール及びそれらの塩類等が例示される。塩類としては、塩酸塩、硫酸塩、酢酸塩等が例示される。酸化染毛剤組成物における主要中間体の含有量は、必要に応じて適宜に設定すれば良い。
【0061】
酸化染料中間体の内、カプラーとしては、主としてm−のジアミン類、アミノフェノール類又はジフェノール類が挙げられ、具体的にはレゾルシン、カテコール、ピロガロール、フロログルシン、没食子酸、ハイドロキノン、5−アミノ−o−クレゾール、m−アミノフェノール、5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール、m−フェニレンジアミン、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、トルエン−3,4−ジアミン、α−ナフトール、2,6−ジアミノピリジン、ジフェニルアミン、3,3’−イミノジフェニール、1,5−ジヒドロキシナフタレン及びタンニン酸及びそれらの塩等が例示される。酸化染毛剤組成物におけるカプラーの含有量は、必要に応じて適宜に設定すれば良い。
【0062】
直接染料としては、各種の酸性染料、塩基性染料、ニトロ染料、分散染料等が挙げられる。これらの内、酸性染料としては、青色1号、紫色401号、黒色401号、だいだい色205号、赤色227号、赤色106号、黄色203号、アシッドオレンジ3等が挙げられ、塩基性染料としては、ベーシックブルー99、ベーシックブラウン16、ベーシックブラウン17、ベーシックレッド76、ベーシックレッド51、ベーシックイエロー57、ベーシックイエロー87、ベーシックオレンジ31等が挙げられ、ニトロ染料としては、2−ニトロ−p−フェニレンジアミン、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、3−ニトロ−p−ヒドロキシエチルアミノフェノール、4−ニトロ−o−フェニレンジアミン、4−アミノ−3−ニトロフェノール、4−ヒドロキシプロピルアミノ−3−ニトロフェノール、HCブルーNo.2、HCオレンジNo.1、HCレッドNo.1、HCイエローNo.2、HCイエローNo.4、HCイエローNo.5、HCレッドNo.3、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−2−ニトロ−p−フェニレンジアミン等が挙げられ、分散染料としては、ディスパースバイオレット1、ディスパースブルー1、ディスパースブラック9等が挙げられる。酸化染毛剤組成物における直接染料の含有量は、必要に応じて適宜に設定すれば良い。
【0063】
〔酸化染毛剤組成物におけるその他の成分〕
本発明の酸化染毛剤組成物には、上記の必須成分の他、以下に述べる各成分が任意的に配合される。
【0064】
(ペプチド、アミノ酸系成分)
ペプチド、アミノ酸系成分としては、コラーゲン、ケラチン、エラスチン、フィブロイン、シルク、カゼイン、ゼラチン等の動物系蛋白質、コムギ、オオムギ、カラスムギ、ダイズ、アーモンド等の植物から得られるタンパク質、これらのタンパク質を酸、アルカリ、酵素等により加水分解したもの、等が例示される。
【0065】
(高分子化合物)
高分子化合物としては、カチオン化ポリマー、カルボキシビニルポリマー等のアニオン性ポリマー、水溶性ポリマー等が挙げられ、具体的には、カチオン化ポリマーとして、カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、カチオン化デンプン等のカチオン化多糖類や、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド重合体(ポリクオタニウム−6、例えばマーコート100;Nalco社)、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリルアミド共重合体(ポリクオタニウム−7、例えばマーコート550;Nalco社)、4級化ポリビニルピロリドン等が例示され、水溶性ポリマーとしてアラビアガム、キサンタンガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、デンプン、アルゲコロイド(褐藻エキス)等の植物性高分子、デキストラン、プルラン等の微生物系高分子、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、ニトロセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム等のアルギン酸系高分子、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子等が例示される。
【0066】
(pH緩衝成分)
pH緩衝成分は、無機酸又は有機酸である酸成分と、無機アルカリ又は有機アルカリであるアルカリ成分とからなる。特に、有機酸と有機アルカリからなるものが好ましい。有機酸としては、ヒドロキシカルボン酸(グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸等)、ジカルボン酸(コハク酸等)が例示される。有機アルカリとしては、モルフォリン等の揮発性アルカリ成分、L−ヒスチジン等の塩基性アミノ酸が例示される。
【0067】
(溶剤)
溶剤としては、エタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、イソプレングリコール、へキシレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等が挙げられる。
【0068】
(その他の各種成分)
本発明の酸化染毛剤組成物は、上記の各成分以外にも、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ソルビトール、ヒアルロン酸、尿素等の保湿剤、8−オキシキノリン等の安定化剤、チオグリコール酸、亜硫酸塩、アスコルビン酸等の酸化防止剤、植物抽出物、生薬抽出物、防腐剤、殺菌剤、ビタミン類、色素、香料、顔料、紫外線吸収剤等を目的に応じて含有させることができる。
【実施例】
【0069】
以下に本発明の実施例及び比較例を説明する。本発明の技術的範囲はこれらの実施例及び比較例によって限定されない。
【0070】
〔酸化染毛剤組成物第1剤の調製〕
末尾の表1に示す実施例1〜5、比較例1〜5に係る組成のクリーム状の酸化染毛剤組成物第1剤及び第2剤を常法に従って調製した。これらの実施例、比較例に係る第1剤及び第2剤を構成する各成分の含有量を示す数値は、それぞれ第1剤又は第2剤における質量%単位の表記である。
【0071】
表1に示す各成分の内、本発明の(A)、(B)、(C)、(D)の各成分に該当するものは、表の左側の欄外にその旨を表示した。但し、(C)成分に該当するものの内、(C1)成分であるものは、表の左側の欄外に「C1」と表記した。
【0072】
又、各実施例又は各比較例に係る酸化染毛剤組成物について、表1の「油性成分計(第1剤、第2剤混合物中)」の欄は(B)成分である油性成分の合計含有量を示し、「界面活性剤計(第1剤、第2剤混合物中)」の欄は(C)成分である界面活性剤の合計含有量を示し、「(B)/(C)(第1剤、第2剤混合物中)」の欄は(B)成分と(C)成分の含有量の質量比B/Cの値を示し、「(C1)/(C)(第1剤、第2剤混合物中)」の欄は、(C)成分の含有量に対する、(C1)成分であるHLB値が10以上の非イオン性界面活性剤の含有量の質量比率を示す。これらの欄においては、第1に、いずれも第1剤と第2剤との質量比1:1での混合時における数値であって、含有量の質量比の算定において小数点第3位以下は四捨五入しており、第2に、「(C)」の数値は表1の左側の欄外に「(C)」と表記したものと「(C1)」と表記したものとの合計数値である。
【0073】
〔毛髪に対する染毛力及び明度向上効果〕
実施例1〜5、比較例1〜5に係る酸化染毛剤組成物の第1剤と第2剤とを質量比1:1で混合して酸化染毛剤組成物を構成し、白髪混じりの人毛の評価用15cm毛束に均一に塗布した。塗布後、30分室温にて放置し、常法によりプレンリンス、シャンプーを2回、トリートメントを1回行い、毛髪を乾燥させた。その後、評価用毛束に対する染毛力及び明度向上効果を標準光源下で10人のパネラーに目視により評価させた。
【0074】
評価は、「非常に優れる」を5点、「優れる」を4点、「良好」を3点、「やや悪い」を2点、「悪い」を1点とした。そして各実施例及び各比較例ごとに10名のパネラーの点数の平均値を算出し、平均値が4.6点以上であればランク「5」、平均値が3.6点〜4.5点であればランク「4」、平均値が2.6点〜3.5点であればランク「3」、平均値が1.6点〜2.5点であればランク「2」、平均値が1.5点以下であればランク「1」とした。表1にこれらのランクを表記した。表1では、染毛力の評価結果は「染毛力」の欄に、明度向上効果の評価結果は「明度」の欄に、それぞれ表記している。
【0075】
〔操作性〕
10名のパネラーが、各実施例及び各比較例に係る酸化染毛剤の第1剤と第2剤との質量比1:1の混合物について操作性を評価した。ここに「操作性」とは、毛髪へののびやなじみといった塗布のしやすさを言う。評価は、「非常に優れる」を5点、「優れる」を4点、「良好」を3点、「やや悪い」を2点、「悪い」を1点とした。そして各実施例及び各比較例ごとに10名のパネラーの点数の平均値を算出し、平均値が4.6点以上であればランク「5」、平均値が3.6点〜4.5点であればランク「4」、平均値が2.6点〜3.5点であればランク「3」、平均値が1.6点〜2.5点であればランク「2」、平均値が1.5点以下であればランク「1」とした。表1の「操作性」の欄にこれらのランクを表記した。
【0076】
【表1】

【産業上の利用可能性】
【0077】
本発明によって、アルカリ剤として炭酸塩を配合することにより毛髪に良好な明度を付与することができ、しかも十分な染毛力も確保できる酸化染毛剤組成物が提供される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)少なくとも炭酸塩を含むアルカリ剤、(B)油性成分、(C)界面活性剤、(D)キレート剤及び(E)酸化剤を含有する酸化染毛剤組成物であって、(B)成分と(C)成分の含有量の質量比B/Cが2〜4.5の範囲内であり、かつ(D)成分の配合量が0.2〜0.5質量%の範囲内であることを特徴とする酸化染毛剤組成物。
【請求項2】
前記(C)成分として(C1)HLB値が10以上である非イオン性界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1に記載の酸化染毛剤組成物。
【請求項3】
前記(C)成分の含有量に対する(C1)成分の含有量の質量比率が50%以上であることを特徴とする請求項2に記載の酸化染毛剤組成物。
【請求項4】
前記(D)成分として(D1)アルカリ性キレート剤を含有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の酸化染毛剤組成物。

【公開番号】特開2012−240955(P2012−240955A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−111882(P2011−111882)
【出願日】平成23年5月18日(2011.5.18)
【出願人】(000113274)ホーユー株式会社 (278)
【Fターム(参考)】