説明

防煙テープ

【課題】平常時の扉の開閉に支障をきたすことがなく、火災時に戸枠と扉の隙間を閉塞させて確実に煙の漏出(拡散)を防止することが可能な防煙シートを提供する。
【解決手段】建物の開口部に設置された戸枠2と、開口部を開閉自在に戸枠に支持された扉1との隙間Hに設けられ、火災時に発生した煙が隙間Hを通じて拡散することを防止するための防煙テープであって、火災時の熱により発泡膨張する発泡材を含む発泡性防煙層6と、この発泡性防煙層6の一面に一体に積層された表面フィルム7とを備えて形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の開口部に設置された戸枠と扉の隙間に設けられ、火災時に発生した煙が隙間を通じて拡散することを防止するための防煙テープに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、火災時に熱や煙の拡散を抑えるために、自閉式の不燃扉や防火扉が建物に設置されている。また、この種の扉においては、例えば図7に示すように、平常時の扉1の開閉を円滑にして使い勝手を確保するために、扉閉鎖時においても戸枠2と扉1の間に(扉1の周囲に)若干の隙間Hを設けるようにして設置されている。
【0003】
このため、この種の扉は、火災時に火災の延焼を防止する大きな効果を発揮できるものの戸枠と扉との隙間から煙が漏出(拡散)してしまう。そして、例えば火災時に主要な避難路となる階段室に、階段室扉と戸枠の隙間から煙が侵入した場合には、特に高齢者の避難には長時間を要することを考えると、僅かな煙の侵入でも重大な事態を招くおそれがある。また、意匠上、階段室扉を天井高と同レベルで設置した建物が多くなっており、このような場合には、階段室扉が大面積になるとともに戸枠と扉の隙間が大きくなるため、火災時の煙の侵入量が増大し、危険性がさらに高くなる。
【0004】
一方、高齢者用にエレベーターを避難路として利用することも考えられているが、通常のエレベーター扉は、閉鎖していても階段室扉以上に煙がエレベーター内に侵入しやすく、現状ではエレベーターの利用も十分に有効とは言えない。また、エレベーターシャフトに給気を行い、エレベーター内の圧力を上げて煙の侵入を防止する対策も考えられるが、この対策では、建物が高層になるほど、ドラフトの影響等により設備容量が著しく増大し、高コストになってしまう。
【0005】
これに対し、例えば特許文献1には、扉の周囲にゴム製のシール材を取り付け、扉を閉じるとともにこのシール材で戸枠と扉の隙間を閉塞(シール)するようにして、火災時の煙の漏出を防止する対策が開示されている。
【特許文献1】特開2003−301655号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、扉の周囲にゴム製のシール材を設ける対策においては、火災時にのみ建物の開口部を閉鎖する扉である場合には効果的であるが、平常時に繰り返し開閉して使用される扉においては、開閉動作毎にシール材が戸枠に当たり、扉の開閉に支障をきたすおそれがあり、また、シール材に摩耗や変形が生じて火災時に確実に煙の漏出を防止できないおそれがある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑み、平常時の扉の開閉に支障をきたすことがなく、火災時に戸枠と扉の隙間を閉塞させて確実に煙の漏出(拡散)を防止することが可能な防煙シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
【0009】
本発明の防煙テープは、建物の開口部に設置された戸枠と、前記開口部を開閉自在に前記戸枠に支持された扉との隙間に設けられ、火災時に発生した煙が前記隙間を通じて拡散することを防止するための防煙テープであって、火災時の熱により発泡膨張する発泡材を含む発泡性防煙層と、該発泡性防煙層の一面に一体に積層された表面フィルムとを備えて形成されていることを特徴とする。
【0010】
この発明においては、火災時に受熱するとともに発泡材が発泡膨張することで発泡性防煙層の厚さ(ひいては防煙テープの厚さ)が増大する。このため、発泡性防煙層の他面を扉の外周面(あるいは戸枠の内周面)に貼り付けて防煙テープを戸枠と扉の隙間に介装して設けることにより、火災時に発泡性防煙層が自動的に発泡膨張して隙間を閉塞させることが可能になる。これにより、火災時に発生した煙が戸枠と扉の隙間を通じて拡散することを防止できる。また、平常時には、発泡性防煙層が発泡膨張していないため(貼り付けた防煙テープの厚さが小さいため)、戸枠と扉の隙間が確保され、円滑に扉の開閉動作を行うことが可能であり、扉の開閉に支障をきたすようなことがない。
【0011】
また、発泡性防煙層の一面に表面フィルムが設けられていることで、発泡性防煙層を保護し、且つ発泡性防煙層の発泡性能を長期にわたって好適に維持することが可能になる。さらに、表面フィルムを設けることで、防煙テープに適度な弾力性(柔軟性)を付与することができ、持ち運びや貼り付け作業を容易に行うことが可能になる。
【0012】
また、本発明の防煙テープにおいては、前記発泡性防煙層の他面に剥離可能に裏面フィルムが設けられていることが望ましい。
【0013】
この発明においては、貼り付け時に発泡性防煙層の他面に設けられた裏面フィルムを剥がして、発泡性防煙層の他面を扉の外周面や戸枠の内周面に貼り付けるという簡便な操作で、火災時に発生した煙が戸枠と扉の隙間を通じて拡散することを防止できる。このため、新築の建物に限らず、既存の扉や戸枠に容易に貼り付けて遮煙性能を付与することが可能になる。
【0014】
また、貼り付け前(使用前)の防煙テープの発泡性防煙層を表面フィルムとともに裏面フィルムで保護でき、発泡性防煙層の発泡性能を確実に長期にわたって好適に維持することが可能になる。
【0015】
さらに、本発明の防煙テープにおいては、前記発泡材が珪酸ソーダであることがより望ましい。
【0016】
この発明においては、発泡性防煙層の発泡材が珪酸ソーダであることにより、火災時の熱によって確実に珪酸ソーダを発泡膨張させ、発泡性防煙層の厚さを増大させることが可能である。これにより、確実に火災時に発生した煙が戸枠と扉の隙間を通じて拡散することを防止できる。
【0017】
また、このように発泡材として珪酸ソーダを用いた場合には、平常時に発泡性防煙層を略透明に形成することが可能になり、扉や戸枠への防煙テープの貼り付けによる意匠を損なうことがない。さらに、火災時に発泡膨張するとともに略透明から白色に近い有色に変化するため、放射熱を遮断する効果が得られる。さらに、発泡材として珪酸ソーダを用いることで、防煙テープを安価に形成することが可能になる。
【発明の効果】
【0018】
本発明の防煙テープによれば、火災時の熱により発泡膨張する発泡材を含む発泡性防煙層の一面に表面フィルムを一体に積層して形成されていることにより、容易に扉や戸枠に貼り付けることができ、平常時の扉の開閉に支障をきたすことなく、火災時にのみ戸枠と扉の隙間を閉塞させて確実に煙の漏出(拡散)を防止することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図1から図5を参照し、本発明の一実施形態に係る防煙テープについて説明する。本実施形態は、建物の開口部に設置された戸枠と、建物の開口部を開閉自在に戸枠に支持された例えば階段室扉、エレベーター扉などの扉との隙間に設けられて、火災時に発生した煙が戸枠と扉の隙間から漏出(拡散)することを防止するための防煙テープに関するものである。
【0020】
本実施形態の防煙テープ5は、図1に示すように、火災時の熱により発泡膨張する発泡性防煙層6と、この発泡性防煙層6の一面6aに一体に積層された表面フィルム7と、発泡性防煙層6の他面6bに剥離可能に積層して設けられた裏面フィルム8とを備えて形成されている。また、防煙テープ5は、その幅が数mm程度、表面フィルム7と発泡性防煙層6を合わせた厚さが1mm未満で形成されている。なお、防煙テープ5の厚さ、特に発泡性防煙層6の厚さは、戸枠2と扉1の隙間Hの大きさに応じて適宜決められればよい。
【0021】
表面フィルム7は、発泡性防煙層6を保護するとともに発泡性防煙層6の含水率を保持するための透明(あるいは色付き)のフィルムシートであり、例えばポリカーボネート、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルイミドなどを用いて形成されている。また、本実施形態の表面フィルム7は、防煙テープ5の扉1への貼り付け時の作業性が悪くならない程度の厚さ、すなわち防煙テープ5に適度な弾力性を付与しつつその柔軟性を損なうことがないように例えば数十〜数百μm程度の厚さで形成されている。
【0022】
一方、発泡性防煙層6は、接着性を付与するための有機剤や発泡開始温度を調整するための発泡促進剤等に珪酸ソーダ(発泡材)を混入し、表面フィルム7に塗布して積層形成されている。また、本実施形態においては、この発泡性防煙層6の他面(接着面)6bに剥離可能に貼り付けられた例えば剥離紙などの裏面フィルム8によって、貼り付け前(使用前)の防煙シート5の発泡性防煙層6が保護され且つその含水率が保持されている。そして、本実施形態の発泡性防煙層6においては、発泡促進剤の添加により例えば50℃程度の温度で加熱されると珪酸ソーダが発泡し始め、加熱温度が高くなるほどに珪酸ソーダの発泡が進行して、漸次その厚さが増大してゆく。このとき、発泡性防煙層6は、略透明の状態から珪酸ソーダの発泡によって白色に近い有色に変化する。また、この発泡性防煙層6は、700℃程度の高温で加熱された場合においても増大した厚さが大きく減少するようなことがない。なお、発泡促進剤としては、メタノール、エタノール、グリセリン等のアルコール類の他、エーテル、エステル等の有機化合物も考えられる。
【0023】
上記のように構成した本実施形態の防煙テープ5は、図2及び図3に示すように、発泡性防煙層6の他面6bに設けられた裏面フィルム8を剥がし、この発泡性防煙層6の他面6bを扉1の外周面1aに貼り付けるという簡便な操作で、扉1と戸枠2の隙間H(扉1の周囲の隙間H)に介装して設けられる。そして、このように貼り付けた防煙テープ5は、厚さや幅が極めて小さく形成されているため、扉1の意匠を損なうことがなく、平常時に扉1を開閉する際においても扉1と戸枠2の隙間Hが十分に確保され、扉1の開閉動作に支障をきたすことなく貼り付けられている。
【0024】
また、このように貼り付けた防煙テープ5は、表面フィルム7によって発泡性防煙層6が保護され、発泡性防煙層6が好適な保水状態で保持される。これにより、発泡性防煙層6は、珪酸ソーダによる発泡性能が長期にわたって確実に維持される。すなわち、表面フィルム7によって発泡性防煙層6が機能劣化を生じることがないように保護される。
【0025】
そして、建物に火災が発生した場合には、図4及び図5に示すように、火災の熱が防煙テープ5に伝わって50℃程度の温度に達するとともに、発泡性防煙層6の珪酸ソーダが発泡膨張し始め、発泡性防煙層6の厚さが急激に増大する。これにより、表面フィルム7が戸枠2の内周面2aに密着し、扉1と戸枠2の隙間Hが防煙テープ5で閉塞される。よって、火災時に発生した煙が、従来のように扉1と戸枠2の隙間Hを通じて漏出(拡散)することが防止され、確実に遮断される。
【0026】
また、この防煙テープ5は、受熱時間が長くなるほどに、また加熱温度が高くなるほどに発泡膨張が進行してゆき、扉1と戸枠2の隙間Hをさらに強固で確実に閉塞させ、確実に煙の漏出が阻止される。さらに、この防煙テープ5は、700℃近い高温で加熱された場合においても、発泡性防煙層6の増大した厚さが大きく減少するようなことがないため、扉1と戸枠2の隙間Hが火災時に継続的に閉塞される。このため、扉1が例えば避難路となる階段室扉やエレベーター扉である場合に、確実に避難路に煙が侵入することが防止される。
【0027】
また、このように防煙テープ5の発泡性防煙層6が加熱によって発泡膨張するとともに略透明から白色に近い有色に変化することで、煙とともに火災の放射熱も遮断されることになる。このため、非火災側に延焼が生じることも防止される。
【0028】
したがって、本実施形態の防煙テープ5においては、火災時に受熱するとともに珪酸ソーダ(発泡材)が発泡膨張することで発泡性防煙層6の厚さ(ひいては防煙テープ5の厚さ)が増大する。このため、発泡性防煙層6の他面6aを扉1の外周面1aに貼り付けて防煙テープ5を扉1と戸枠2の隙間Hに介装して設けることにより、火災時に発泡性防煙層6が自動的に発泡膨張して隙間Hを閉塞させることが可能になる。これにより、火災時に発生した煙が扉1と戸枠2の隙間Hを通じて漏出することを防止できる。また、平常時には、発泡性防煙層6が発泡膨張していないため(貼り付けた防煙テープ5の厚さが小さいため)、扉1と戸枠2の隙間Hが確保され、円滑に扉1の開閉動作を行うことが可能であり、扉1の開閉に支障をきたすようなことがない。
【0029】
また、発泡性防煙層6の一面6aに表面フィルム7が設けられていることで、発泡性防煙層6を保護し、且つ発泡性防煙層6の発泡性能を長期にわたって好適に維持することが可能になる。さらに、表面フィルム7を設けることで、防煙テープ5に適度な弾力性(柔軟性)を付与することができ、持ち運びや貼り付け作業を容易に行うことが可能になる。
【0030】
また、発泡性防煙層6の他面6bに剥離可能に裏面フィルム8が設けられていることによって、貼り付け時に裏面フィルム8を剥がして、発泡性防煙層6の他面6bを扉1の外周面1aに貼り付けるという簡便な操作で、火災時に発生した煙が扉1と戸枠2の隙間Hを通じて拡散することを防止できる。このため、新築の建物に限らず、既存の扉1に容易に貼り付けて遮煙性能を付与することが可能になる。
【0031】
また、貼り付け前(使用前)の防煙テープ5の発泡性防煙層6を表面フィルム7とともに裏面フィルム8で保護でき、発泡性防煙層6の発泡性能を確実に長期にわたって好適に維持することが可能になる。
【0032】
さらに、発泡性防煙層6の発泡材が珪酸ソーダであることにより、平常時に発泡性防煙層6を略透明に形成することが可能になり、扉1への防煙テープ5の貼り付けによる意匠を損なうことがない。また、火災時に発泡膨張するとともに略透明から白色に近い有色に変化するため、放射熱を遮断する効果が得られる。さらに、発泡材として珪酸ソーダを用いることで、防煙テープ5を安価に形成することが可能になる。
【0033】
以上、本発明に係る防煙テープの実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、本実施形態では、防煙テープ5を階段室扉やエレベーター扉などの扉1と戸枠2の隙間Hに設けて遮煙性能を付与するものとしたが、本発明の防煙テープは、火災時の煙の拡散を防止することを要する扉であれば、あらゆる扉に適用可能である。
【0034】
また、本実施形態では、防煙テープ5を扉1の外周面1aに貼り付けるものとしたが、戸枠2の内周面2aに防煙テープ5を貼り付け、火災時の熱により発泡膨張するとともに表面フィルム7を扉1の外周面1aに密着させて、隙間Hからの煙の拡散を防止するようにしてもよい。この場合においても、本実施形態と同様の効果が得られる。
【0035】
また、本実施形態では、防煙テープ5が発泡性防煙層6の他面6bに剥離紙などの裏面フィルム8を設けて形成されているものとしたが、本発明の防煙テープは、必ずしも裏面フィルム8を備えていなくてもよい。さらに、本実施形態では、発泡性防煙層6の発泡材が珪酸ソーダであるものとして説明を行ったが、火災時の熱により発泡膨張し発泡性防煙層6の厚さを増大させて扉1と戸枠2の隙間Hを閉塞させることが可能であれば、他の発泡材を用いてもよい。
【0036】
また、本実施形態では、図3に示すように、防煙テープ5を扉1の外周面1aに1列で貼り付けているが、例えば図6に示すように、防煙テープ5を並列に複数列で貼り付けるようにしてもよい。この場合には、さらに確実に煙の拡散を防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施形態に係る防煙テープを示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る防煙テープを扉と戸枠の隙間に設置した状態を示す図である。
【図3】図2のX1−X1線矢視図である。
【図4】扉と戸枠の隙間に設置した防煙テープが火災時の熱により発泡膨張して隙間を閉塞させた状態を示す図である。
【図5】図4のX1−X1線矢視図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る防煙テープを扉と戸枠の隙間に複数列で設置した状態を示す図である。
【図7】防煙テープを隙間に設置していない従来の扉と戸枠を示す図である。
【符号の説明】
【0038】
1 扉
1a 外周面
2 戸枠
2a 内周面
5 防煙テープ
6 発泡性防煙層
6a 一面
6b 他面
7 表面フィルム
8 裏面フィルム
H 隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の開口部に設置された戸枠と、前記開口部を開閉自在に前記戸枠に支持された扉との隙間に設けられ、火災時に発生した煙が前記隙間を通じて拡散することを防止するための防煙テープであって、
火災時の熱により発泡膨張する発泡材を含む発泡性防煙層と、該発泡性防煙層の一面に一体に積層された表面フィルムとを備えて形成されていることを特徴とする防煙テープ。
【請求項2】
請求項1記載の防煙テープにおいて、
前記発泡性防煙層の他面に剥離可能に裏面フィルムが設けられていることを特徴とする防煙テープ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の防煙テープにおいて、
前記発泡材が珪酸ソーダであることを特徴とする防煙テープ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2009−209607(P2009−209607A)
【公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−54847(P2008−54847)
【出願日】平成20年3月5日(2008.3.5)
【出願人】(000002299)清水建設株式会社 (2,433)
【Fターム(参考)】