説明

陰イオン性甘味剤ベースのイオン性液体およびその使用方法

本発明の一観点は、陰イオン性甘味剤を含むイオン性液体に関する。本発明の別の観点は、ブロンステッド酸触媒化学反応を触媒するための、ペンダントブロンステッド酸基を含む本発明のイオン性液体の使用に関する。本発明の第3の観点は、ペンダント求核基、例えばアミンを含む、本発明のイオン性液体に関する。本発明のさらに別の観点は、求核剤が補助する化学反応を触媒する、ペンダント求核基を含む本発明のイオン性液体の使用に関する。本発明の第5の観点は、ガス状不純物、例えば二酸化炭素を、ガス例えばサワー天然ガスから除去するための、ペンダント求核基を含む本発明のイオン性液体の使用に関する。本発明の第6の観点は、本発明のイオン性液体を含む、蓄熱媒体に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式I:

式中、
は、オニウム陽イオンを表わし;
は、式Ia:
【化1】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
Rは、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rを表わすか;あるいは2つのRが一緒になって置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を形成し;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは1〜10の整数を表わし;
【数1】

は、単結合または2重結合を表わす、
の陰イオンを表わすか、または
式Ib:
【化2】

式中:
Rは、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、もしくは−(CH−Rを表わし;
は、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、もしくは−(CH−Rを表わし;
またはRおよびRは一緒になって、置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を形成し;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは1〜10の整数を表わし;
【数2】

は、単結合または2重結合を表わす、
の陰イオンを表わすか、または
式Ic:
【化3】

式中、それぞれの出現に対して独立に:
Rは、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rであるか、または任意の2つの隣接Rが一緒になって、置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を形成し;
は、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rであり;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは1〜10の整数を表わし;
oは、0〜11の整数を表わす、
の陰イオンを表わす、
で表わされる塩。
【請求項2】
は、式Iaの陰イオンである、請求項1に記載の塩。
【請求項3】
は、式Iaの陰イオンであり、式中
【数3】

は2重結合を表わす、請求項1に記載の塩。
【請求項4】
は式Iaの陰イオンであり、ここで2つのR基は一緒になって縮合アリール環を形成する、請求項1に記載の塩。
【請求項5】
は式Iaの陰イオンであり、ここで2つのR基は一緒になって縮合ベンゼン環を形成する、請求項1に記載の塩。
【請求項6】
は式Ibの陰イオンである、請求項1に記載の塩。
【請求項7】
は式Ibの陰イオンであり、ここで
【数4】

は2重結合を表わす、請求項1に記載の塩。
【請求項8】
は式Ibの陰イオンであり、ここでRはHを表わす、請求項1に記載の塩。
【請求項9】
は式Ibの陰イオンであり、ここでRはメチルを表わす、請求項1に記載の塩。
【請求項10】
は式Ibの陰イオンであり、ここで
【数5】

は2重結合を表わし、RはHを表わす、請求項1に記載の塩。
【請求項11】
は式Ibの陰イオンであり、
【数6】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項1に記載の塩。
【請求項12】
は式Icの陰イオンである、請求項1に記載の塩。
【請求項13】
は式Icの陰イオンであり、ここでoは0である、請求項1に記載の塩。
【請求項14】
は式Icの陰イオンであり、ここでRはHである、請求項1に記載の塩。
【請求項15】
は式Icの陰イオンであり、ここでoは0であり、RはHである、請求項1に記載の塩。
【請求項16】
オニウム陽イオンは以下のもの:ホスホニウム、アンモニウム、イミダゾニウム、ピロリジニウム、ピリジニウム、チアゾリニウム、アルソニウム、スチボニウム、オキソニウム、スルホニウム、セレノニウム、テルロニウム、フルオロニウム、クロロニウム、ブロモニウム、またはヨードニウム陽イオンから選択される、請求項1に記載の塩。
【請求項17】
オニウム陽イオンは、アンモニウム、イミダゾニウム、ホスホニウム、ピリジニウム、ピロリジニウム、またはチアゾリウム陽イオンである、請求項1に記載の塩。
【請求項18】
オニウム陽イオンは、式Id:
【化4】

式中それぞれの出現に対して独立に、
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−SOH、−COH、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R)、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、
で表される、請求項1に記載の塩。
【請求項19】
はアルキルを表わす、請求項18に記載の塩。
【請求項20】
ZはHを表わす、請求項18に記載の塩。
【請求項21】
Lは(C(Rを表わす、請求項18に記載の塩。
【請求項22】
は式Iaの陰イオンを表わす、請求項18に記載の塩。
【請求項23】
は式Ibの陰イオンを表わす、請求項18に記載の塩。
【請求項24】
は式Icの陰イオンを表わす、請求項18に記載の塩。
【請求項25】
はアルキルを表わし、ZはHを表わす、請求項18に記載の塩。
【請求項26】
はアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わす、請求項18に記載の塩。
【請求項27】
はアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わす、請求項18に記載の塩。
【請求項28】
はアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わす、請求項18に記載の塩。
【請求項29】
はアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わす、請求項18に記載の塩。
【請求項30】
はアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、2つのR基が一緒になって縮合アリール環を表わす、請求項18に記載の塩。
【請求項31】
はアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、2つのR基が一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項18に記載の塩。
【請求項32】
はアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数7】

は2重結合を表わす、請求項18に記載の塩。
【請求項33】
はアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数8】

は2重結合を表わし、RはHを表わす、請求項18に記載の塩。
【請求項34】
はアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数9】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項18に記載の塩。
【請求項35】
はアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わし、ここでoは0である、請求項18に記載の塩。
【請求項36】
はアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わし、ここでoは0であり、RはHである、請求項18に記載の塩。
【請求項37】
はn−ブチルを表わし、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし;Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基が一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項18に記載の塩。
【請求項38】
オニウム陽イオンは式Ie:
【化5】

式中、それぞれの出現に対して独立に:
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わすか;あるいはN(Rは一緒になって、ピリジニウム、イミダゾリウム、ベンズイミダゾリウム、ピラゾリウム、ベンズピラゾリウム、インダゾリウム、チアゾリウム、ベンズチアゾリウム、オキサゾリウム、ベンズオキサゾリウム、イソオキサゾリウム、イソチアゾリウム、イムダゾリデニウム、グアニジウム、キヌクリジニウム、トリアゾリウム、テトラゾリウム、キノリニウム、イソキノリニウム、ピペリジニウム、ピロリジニウム、モルホリニウム、ピリダジニウム、ピラジニウム、ピペラジニウム、トリアジニウム、アゼピニウム、またはジアゼピニウムを表わし;
Lは(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−SOH、−COH、−OC(O)R’、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、
で表される、請求項1に記載の塩。
【請求項39】
は、それぞれの出現に対して独立にアルキルまたはアリールを表わす、請求項38に記載の塩。
【請求項40】
Zは、Hまたは−OC(O)R’を表わす、請求項38に記載の塩。
【請求項41】
Lは、(C(Rを表わす、請求項38に記載の塩。
【請求項42】
は、式Iaの陰イオンを表わす、請求項38に記載の塩。
【請求項43】
は、式Ibの陰イオンを表わす、請求項38に記載の塩。
【請求項44】
は、式Icの陰イオンを表わす、請求項38に記載の塩。
【請求項45】
はアルキルまたはアリールを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わす、請求項38に記載の塩。
【請求項46】
はアルキルまたはアリールを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わす、請求項38に記載の塩。
【請求項47】
はアルキルまたはアリールを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わす、請求項38に記載の塩。
【請求項48】
はアルキルまたはアリールを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わす、請求項38に記載の塩。
【請求項49】
はアルキルまたはアリールを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わす、請求項38に記載の塩。
【請求項50】
はアルキルまたはアリールを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は一緒になって縮合アリール環を形成する、請求項38に記載の塩。
【請求項51】
はアルキルまたはアリールを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は一緒になって縮合ベンゼン環を形成する、請求項38に記載の塩。
【請求項52】
はアルキルまたはアリールを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数10】

は2重結合を表わす、請求項38に記載の塩。
【請求項53】
はアルキルまたはアリールを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数11】

は2重結合を表わし、RはHを表わす、請求項38に記載の塩。
【請求項54】
はアルキルまたはアリールを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数12】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項38に記載の塩。
【請求項55】
はアルキルまたはアリールを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わし、ここでoは0である、請求項38に記載の塩。
【請求項56】
はアルキルまたはアリールを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わし、ここでoは0であり、RはHを表わす、請求項38に記載の塩。
【請求項57】
はメチルを表わし、Zは−OC(O)CHCHCHを表わし、Lは−(CH−を表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで、2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を形成する、請求項38に記載の塩。
【請求項58】
はn−プロピルを表わし、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで、2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を形成する、請求項38に記載の塩。
【請求項59】
はエチルを表わし、ZはHを表わし、Lは−(CH)−を表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで、2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を形成する、請求項38に記載の塩。
【請求項60】
はエチルを表わし、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで、2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を形成する、請求項38に記載の塩。
【請求項61】
はメチルを表わし、Zは−OC(O)CHCHCHを表わし、Lは−(CH−を表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで、
【数13】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項38に記載の塩。
【請求項62】
はn−プロピルを表わし、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで、
【数14】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項38に記載の塩。
【請求項63】
はエチルを表わし、ZはHを表わし、Lは−(CH)−を表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで、
【数15】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項38に記載の塩。
【請求項64】
はエチルを表わし、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで、
【数16】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項38に記載の塩。
【請求項65】
はメチルを表わし、Zは−OC(O)CHCHCHを表わし、Lは−(CH−を表わし、Aは式Icの陰イオンを表わし、ここで、oは0であり、RはHを表わす、請求項38に記載の塩。
【請求項66】
オニウム陽イオンは、式Id:
【化6】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
MはSまたはRであり;
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わすか、またはRは、式If−a:
【化7】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
Arは、置換または非置換アリールまたはヘテロアリール環を表わし、
WはO、NR、またはSを表わす、
で表され、
は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−SOH、−COH、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、0〜10の整数を表わす、
で表される、請求項1に記載の塩。
【請求項67】
MはSである、請求項66に記載の塩。
【請求項68】
MはNRであり、Rはアルキルを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項69】
は、Hまたはアルキルを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項70】
は、Hまたはアルキルを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項71】
は、Hを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項72】
Zは、Hを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項73】
Lは、(C(Rを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項74】
は、式Iaの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項75】
は、式Ibの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項76】
は、式Icの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項77】
MはNRであり、Rはアルキルを表わし、ZはHを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項78】
はアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項79】
MはNRであり、Rはアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項80】
MはNRであり、Rはアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項81】
MはNRであり、Rはアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項82】
MはNRであり、Rはアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、RはHまたはアルキルを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項83】
MはNRであり、Rはアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項84】
MはNRであり、Rはアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項85】
MはNRであり、Rはアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項86】
MはNRであり、Rはアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、RはHまたはアルキルを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項87】
MはNRであり、Rはアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項88】
MはNRであり、Rはアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項89】
MはNRであり、Rはアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項90】
MはNRであり、Rはアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、RはHを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項91】
MはNRであり、Rはアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、RはHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は一緒になってアリール環を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項92】
MはNRであり、Rはアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、RはHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項93】
MはNRであり、Rはアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、RはHを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数17】

は2重結合を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項94】
MはNRであり、Rはアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、RはHを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数18】

は2重結合を表わし、RはHを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項95】
MはNRであり、Rはアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、RはHを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数19】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項96】
MはNRであり、Rはアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、RはHを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わし、ここでoは0を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項97】
MはNRであり、Rはアルキルを表わし、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、RはHを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わし、ここでoは0を表わし、RはHを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項98】
MはNRであり、Rはメチルを表わし、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、RはHを表わし、RはHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項99】
MはNRであり、Rはメチルを表わし、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、RはHを表わし、RはHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項100】
MはNRであり、Rはメチルを表わし、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、RはHを表わし、RはHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項101】
MはNRであり、Rはメチルを表わし、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、RはHを表わし、RはHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項102】
MはNRであり、Rはメチルを表わし、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、RはHを表わし、RはHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項103】
MはNRであり、Rはn−ブチルを表わし、ZはHを表わし、Lは−(CH)−を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項104】
MはNRであり、Rはn−ヘキシルを表わし、ZはHを表わし、Lは−(CH)−を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項105】
MはNRであり、Rはメチルを表わし、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、RはHまたはアルキルを表わし、RはHを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数20】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項106】
MはNRであり、Rはメチルを表わし、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、RはHまたはアルキルを表わし、RはHを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数21】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項107】
MはNRであり、Rはメチルを表わし、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、RはHまたはアルキルを表わし、RはHを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数22】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項108】
MはNRであり、Rはメチルを表わし、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、RはHを表わし、RはHを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わし、ここでoは0を表わし、RはHを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項109】
MはNRであり、Rは式If−aによって表わされ、ZはHを表わし、nは0であり、RはHを表わし、RはHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項110】
MはNRであり、Rは式If−aによって表わされ、ここでArは置換ベンゼン環を表わし、ZはHを表わし、nは0であり、RはHを表わし、RはHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで、2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項111】
MはNRであり、Rは式If−aによって表わされ、ここでArは置換ベンゼン環を表わし、WはOを表わし、ZはHを表わし、nは0であり、RはHを表わし、RはHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項112】
MはNRであり、R
【化8】

であり、ZはHを表わし、nは0であり、RはHを表わし、RはHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項113】
MはNRであり、Rは式If−aによって表わされ、ZはHを表わし、nは0であり、RはHを表わし、RはHを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで、
【数23】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項114】
MはNRであり、Rは式If−aによって表わされ、ここでArは置換ベンゼン環を表わし、ZはHを表わし、nは0であり、RはHを表わし、RはHを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで、
【数24】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項115】
MはNRであり、Rは式If−aによって表わされ、ここでArは置換ベンゼン環を表わし、WはOを表わし、ZはHを表わし、nは0であり、RはHを表わし、RはHを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで、
【数25】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項116】
MはNRであり、R
【化9】

であり、ZはHを表わし、nは0であり、RはHを表わし、RはHを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで、
【数26】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項117】
MはNRであり、Rは式If−aによって表わされ、ZはHを表わし、nは0であり、RはHを表わし、RはHを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わし、ここで、oは0を表わし、RはHを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項118】
MはNRであり、Rは式If−aによって表わされ、ここでArは置換ベンゼン環を表わし、ZはHを表わし、nは0であり、RはHを表わし、RはHを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わし、ここで、oは0を表わし、RはHを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項119】
MはNRであり、Rは式If−aによって表わされ、ここでArは置換ベンゼン環を表わし、WはOを表わし、ZはHを表わし、nは0であり、RはHを表わし、RはHを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わし、ここで、oは0を表わし、RはHを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項120】
MはNRであり、R
【化10】

であり、ZはHを表わし、nは0であり、RはHを表わし、RはHを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わし、ここで、oは0を表わし、RはHを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項121】
MはSであり、ZはHを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項122】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項123】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項124】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項125】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項126】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、1つのRはアルキルを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項127】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、1つのRはアルキルを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項128】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、1つのRはアルキルを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項129】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、1つのRはアルキルを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項130】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、1つのRはアルキルを表わし、RはHまたはアルキルを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項131】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、1つのRはアルキルを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項132】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、1つのRはアルキルを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項133】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、1つのRはアルキルを表わし、RはHまたはアルキルを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項134】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、1つのRはアルキルを表わし、RはHを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項135】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、1つのRはアルキルを表わし、RはHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は一緒になってアリール環を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項136】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、1つのRはアルキルを表わし、RはHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項137】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、1つのRはアルキルを表わし、RはHを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数27】

は2重結合を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項138】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、1つのRはアルキルを表わし、RはHを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数28】

は2重結合を表わし、RはHを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項139】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、1つのRはアルキルを表わし、RはHを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数29】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項140】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、1つのRはアルキルを表わし、RはHを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わし、ここでoは0を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項141】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは(C(Rを表わし、1つのRはアルキルを表わし、RはHを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わし、ここでoは0を表わし、RはHを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項142】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、1つのRはアルキルを表わし、RはHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項143】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、1つのRはメチルを表わし、RはHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項144】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、1つのRはメチルを表わし、RはHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項145】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、1つのRはメチルを表わし、RはHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項146】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、1つのRはメチルを表わし、RはHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項147】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、1つのRはメチルを表わし、RはHを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数30】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項148】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、1つのRはメチルを表わし、RはHを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数31】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項149】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、1つのRはメチルを表わし、RはHを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数32】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項150】
MはSであり、ZはHを表わし、Lは−(CH−を表わし、1つのRはメチルを表わし、RはHを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わし、ここで、oは0を表わし、RはHを表わす、請求項66に記載の塩。
【請求項151】
オニウム陽イオンは式Ig:
【化11】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
10は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
11は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−SOH、−COH、−OC(O)R’、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、
で表される、請求項1に記載の塩。.
【請求項152】
は、アルキルを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項153】
10は、Hまたはアルキルを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項154】
11は、Hまたはアルキルを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項155】
11は、Hを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項156】
Zは、Hまたは−OC(O)R’を表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項157】
Lは、(C(Rを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項158】
は、式Iaの陰イオンを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項159】
は、式Ibの陰イオンを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項160】
は、式Icの陰イオンを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項161】
はアルキルを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項162】
はアルキルを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項163】
はアルキルを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項164】
はアルキルを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項165】
はアルキルを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項166】
はアルキルを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、R10はHまたはアルキルを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項167】
はアルキルを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、R10はHまたはアルキルを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項168】
はアルキルを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、R10はHまたはアルキルを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項169】
はアルキルを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、R10はHまたはアルキルを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項170】
はアルキルを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、R10はHまたはアルキルを表わし、R11はHまたはアルキルを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項171】
はアルキルを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、R10はHまたはアルキルを表わし、R11はHまたはアルキルを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項172】
はアルキルを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、R10はHまたはアルキルを表わし、R11はHまたはアルキルを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項173】
はアルキルを表わし、ZはHまたは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、R10はHまたはアルキルを表わし、R11はHまたはアルキルを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項174】
はアルキルを表わし、Zは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、R10はHを表わし、R11はHを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項175】
はアルキルを表わし、Zは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、R10はHを表わし、R11はHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は一緒になってアリール環を表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項176】
はアルキルを表わし、Zは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、R10はHを表わし、R11はHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項177】
はアルキルを表わし、Zは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、R10はHを表わし、R11はHを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数33】

は2重結合を表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項178】
はアルキルを表わし、Zは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、R10はHを表わし、R11はHを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数34】

v は2重結合を表わし、RはHを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項179】
はアルキルを表わし、Zは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、R10はHを表わし、R11はHを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数35】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項180】
はアルキルを表わし、Zは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、R10はHを表わし、R11はHを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わし、ここでoは0を表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項181】
はアルキルを表わし、Zは−OC(O)R’を表わし、Lは(C(Rを表わし、R10はHを表わし、R11はHを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わし、ここでoは0を表わし、RはHを表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項182】
はメチルを表わし、Zは−OC(O)CHCHCHを表わし、Lは−(CH−を表わし、R10はHを表わし、R11はHを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項151に記載の塩。
【請求項183】
オニウム陽イオンは、式Ih:
【化12】

式中、
Lは、O、NR12、またはSを表わし、
12は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
13は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わす、
で表される、請求項1に記載の塩。
【請求項184】
12は、アルキルを表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項185】
Lは、Oを表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項186】
13は、アルキルを表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項187】
は、式Iaの陰イオンを表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項188】
は、式Ibの陰イオンを表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項189】
は、式Icの陰イオンを表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項190】
12はアルキルを表わし、LはOを表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項191】
12はアルキルを表わし、LはOを表わし、R13はアルキルを表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項192】
12はアルキルを表わし、LはOを表わし、R13はアルキルを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項193】
12はアルキルを表わし、LはOを表わし、R13はアルキルを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項194】
12はアルキルを表わし、LはOを表わし、R13はアルキルを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項195】
12はアルキルを表わし、LはOを表わし、R13はアルキルを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は、一緒になってアリール環を表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項196】
12はアルキルを表わし、LはOを表わし、R13はアルキルを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項197】
12はアルキルを表わし、LはOを表わし、R13はアルキルを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数36】

は2重結合を表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項198】
12はアルキルを表わし、LはOを表わし、R13はアルキルを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数37】

は2重結合を表わし、RはHを表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項199】
12はアルキルを表わし、LはOを表わし、R13はアルキルを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数38】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項200】
12はアルキルを表わし、LはOを表わし、R13はアルキルを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わし、ここでoは0を表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項201】
12はアルキルを表わし、LはOを表わし、R13はアルキルを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わし、ここでoは0を表わし、RはHを表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項202】
12はメチルを表わし、LはOを表わし、R13はn−ブチルを表わし、Aは式Iaの陰イオンを表わし、ここで2つのR基は、一緒になって縮合ベンゼン環を表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項203】
12はメチルを表わし、LはOを表わし、R13はn−ブチルを表わし、Aは式Ibの陰イオンを表わし、ここで
【数39】

は2重結合を表わし、RはHを表わし、Rはメチルを表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項204】
12はメチルを表わし、LはOを表わし、R13はn−ブチルを表わし、Aは式Icの陰イオンを表わし、ここでoは0を表わし、RはHを表わす、請求項183に記載の塩。
【請求項205】
ガス状または液体の混合物から二酸化炭素、硫化カルボニル、二酸化硫黄、三酸化硫黄、硫化水素またはカルボニル含有化合物を除去する方法であって、ガス状または液体の混合物に、式Iによって表わされる塩を作用させる工程を含む、前記方法:

式中、
は、オニウム陽イオンを表わし、
は、式Ia:
【化13】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
Rは、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rを表わすか;または2つのR基は、一緒になって置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは1〜10の整数を表わし;
【数40】

は単結合もしくは2重結合を表わす、
の陰イオンを表わすか、または
式Ib:
【化14】

式中、
Rは、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rを表わし;
は、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rを表わすか;または
RおよびRは、一緒になって置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは、1〜10の整数を表わし;
【数41】

は、単結合もしくは2重結合を表わす、
の陰イオンを表わすか、または
式Ic:
【化15】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
Rは、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rであるか、あるいは任意の2つの隣接するR基が一緒になって置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を表わし;
は、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rであり;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは1〜10の整数を表わし;
oは0〜11の整数を表わす、
の陰イオンを表わし、
かつ、前記オニウム陽イオンは以下の式:
式Id:
【化16】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−COH、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R)、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、または
式Ie:
【化17】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わすか、あるいはN(Rは一緒になって、ピリジニウム、イミダゾリウム、ベンズイミダゾリウム、ピラゾリウム、ベンズピラゾリウム、インダゾリウム、チアゾリウム、ベンズチアゾリウム、オキサゾリウム、ベンズオキサゾリウム、イソオキサゾリウム、イソチアゾリウム、イムダゾリデニウム、グアニジウム、キヌクリジニウム、トリアゾリウム、テトラゾリウム、キノリニウム、イソキノリニウム、ピペリジニウム、ピロリジニウム、モルホリニウム、ピリダジニウム、ピラジニウム、ピペラジニウム、トリアジニウム、アゼピニウム、またはジアゼピニウムを表わし;
Lは(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−COH、−OC(O)R’、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、または
式If:
【化18】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
MはNRまたはSを表わし;
は、H、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わすか、またはRは、式If−a:
【化19】

式中それぞれの出現に対して独立に、
Arは、置換または非置換アリールまたはヘテロアリール環を表わし、
WはO、NR、またはSを表わす、
で表され、
は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−SOH、−COH、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、0〜10の整数を表わす、または
式Ig:
【化20】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
10は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
11は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−COH、−OC(O)R’、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、または
式Ih:
【化21】

式中、
Lは、O、NR12、またはSを表わし;
12は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
13は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わす、
のいずれかを有する。
【請求項206】
Zは、それぞれの出現に対して独立に、−N(R’)を表わす、請求項205に記載の方法。
【請求項207】
ガス状または液体の混合物は、天然ガスである、請求項205に記載の方法。
【請求項208】
二酸化炭素が除去される、請求項205に記載の方法。
【請求項209】
塩は水中に溶解されている、請求項205に記載の方法。
【請求項210】
Zは、それぞれの出現に対して独立に、−N(R’)を表わし、ガス状または液体の混合物は天然ガスである、請求項205に記載の方法。
【請求項211】
第1のガス状または液体の混合物から第2のガス状または液体の混合物へ、二酸化炭素、硫化カルボニル、二酸化硫黄、三酸化硫黄、硫化水素またはカルボニル含有化合物を移送する方法であって、第1のガス状または液体の混合物に、式Iで表わされる塩を作用させる工程;および続いてその塩に、第2のガス状または液体の混合物を作用させて、それによって二酸化炭素、硫化カルボニル、二酸化硫黄、三酸化硫黄、硫化水素またはカルボニル含有化合物を第2のガス状または液体の混合物へ移送する工程を含む、前記方法:

式中、
は、オニウム陽イオンを表わし、
は、式Ia:
【化22】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
Rは、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rを表わすか;または2つのR基は、一緒になって置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは1〜10の整数を表わし;
【数42】

は単結合もしくは2重結合を表わす、
の陰イオンを表わすか、または
式Ib:
式Ib:
【化23】

式中、
Rは、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rを表わし;
は、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rを表わすか;または
RおよびRは、一緒になって置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは、1〜10の整数を表わし;
【数43】

は、単結合もしくは2重結合を表わす、
の陰イオンを表わすか、または
式Ic:
【化24】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
Rは、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rであるか、あるいは任意の2つの隣接するR基が一緒になって置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を表わし;
は、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rであり;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは1〜10の整数を表わし;
oは0〜11の整数を表わす、
の陰イオンを表わし、
かつ、前記オニウム陽イオンは以下の式:
式Id:
【化25】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−COH、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R)、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、または
式Ie:
【化26】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わすか、あるいはN(Rは一緒になって、ピリジニウム、イミダゾリウム、ベンズイミダゾリウム、ピラゾリウム、ベンズピラゾリウム、インダゾリウム、チアゾリウム、ベンズチアゾリウム、オキサゾリウム、ベンズオキサゾリウム、イソオキサゾリウム、イソチアゾリウム、イムダゾリデニウム、グアニジウム、キヌクリジニウム、トリアゾリウム、テトラゾリウム、キノリニウム、イソキノリニウム、ピペリジニウム、ピロリジニウム、モルホリニウム、ピリダジニウム、ピラジニウム、ピペラジニウム、トリアジニウム、アゼピニウム、またはジアゼピニウムを表わし;
Lは(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−COH、−OC(O)R’、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、または
式If:
【化27】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
MはNRまたはSを表わし;
は、H、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わすか、またはRは、式If−a:
【化28】

式中それぞれの出現に対して独立に、
Arは、置換または非置換アリールまたはヘテロアリール環を表わし、
WはO、NR、またはSを表わす、
で表され、
は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−SOH、−COH、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、0〜10の整数を表わす、または
式Ig:
【化29】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
10は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
11は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−COH、−OC(O)R’、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、または
式Ih:
【化30】

式中、
Lは、O、NR12、またはSを表わし;
12は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
13は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わす、
のいずれかを有する。
【請求項212】
Zは、それぞれの出現に対して独立に、−N(R’)を表わす、請求項211に記載の方法。
【請求項213】
塩は、半透過性の膜の中に包含されている、請求項211に記載の方法。
【請求項214】
Zは、それぞれの出現に対して独立に、−N(R’)を表わし、塩は、半透過性の膜の中に包含されている、請求項211に記載の方法。
【請求項215】
混合物からアルケン、アルキン、または一酸化炭素を除去する方法であって、混合物を、遷移金属と式Iによって表わされる塩とから形成される錯体に作用させる工程を含む、前記方法:

式中、
は、オニウム陽イオンを表わし、
は、式Ia:
【化31】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
Rは、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rを表わすか;または2つのR基は、一緒になって置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは1〜10の整数を表わし;
【数44】

は単結合もしくは2重結合を表わす、
の陰イオンを表わすか、または
式Ib:
【化32】

式中、
Rは、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rを表わし;
は、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rを表わすか;または
RおよびRは、一緒になって置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは、1〜10の整数を表わし;
【数45】

は、単結合もしくは2重結合を表わす、
の陰イオンを表わすか、または
式Ic:
【化33】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
Rは、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rであるか、あるいは任意の2つの隣接するR基が一緒になって置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を表わし;
は、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rであり;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは1〜10の整数を表わし;
oは0〜11の整数を表わす、
の陰イオンを表わし、
かつ、前記オニウム陽イオンは以下の式:
式Id:
【化34】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−COH、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R)、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、または
式Ie:
【化35】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わすか、あるいはN(Rは一緒になって、ピリジニウム、イミダゾリウム、ベンズイミダゾリウム、ピラゾリウム、ベンズピラゾリウム、インダゾリウム、チアゾリウム、ベンズチアゾリウム、オキサゾリウム、ベンズオキサゾリウム、イソオキサゾリウム、イソチアゾリウム、イムダゾリデニウム、グアニジウム、キヌクリジニウム、トリアゾリウム、テトラゾリウム、キノリニウム、イソキノリニウム、ピペリジニウム、ピロリジニウム、モルホリニウム、ピリダジニウム、ピラジニウム、ピペラジニウム、トリアジニウム、アゼピニウム、またはジアゼピニウムを表わし;
Lは(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−COH、−OC(O)R’、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、または
式If:
【化36】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
MはNRまたはSを表わし;
は、H、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わすか、またはRは、式If−a:
【化37】

式中それぞれの出現に対して独立に、
Arは、置換または非置換アリールまたはヘテロアリール環を表わし、
WはO、NR、またはSを表わす、
で表され、
は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−SOH、−COH、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、0〜10の整数を表わす、または
式Ig:
【化38】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
10は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
11は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−COH、−OC(O)R’、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、または
式Ih:
【化39】

式中、
Lは、O、NR12、またはSを表わし;
12は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
13は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わす、
のいずれかを有する。
【請求項216】
Zは、それぞれの出現に対してアルケニルまたはアルキニルを表わし、遷移金属は、周期表の8〜11族から選択される、請求項215に記載の方法。
【請求項217】
Zは、それぞれの出現に対してアルケニルまたはアルキニルを表わし、遷移金属は、鉄、コバルト、ニッケル、銅、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、イリジウムまたは白金である、請求項215に記載の方法。
【請求項218】
Zは、それぞれの出現に対してアルケニルまたはアルキニルを表わし、遷移金属は銀である、請求項215に記載の方法。
【請求項219】
酸触媒化学反応を触媒して生成物を得る方法であって、反応混合物に、式Iによって表わされる塩を作用させる工程を含む、前記方法:

式中、
は、オニウム陽イオンを表わし、
は、式Ia:
【化40】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
Rは、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rを表わすか;または2つのR基は、一緒になって置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは1〜10の整数を表わし;
【数46】

は単結合もしくは2重結合を表わす、
の陰イオンを表わすか、または
式Ib:
式Ib:
【化41】

式中、
Rは、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rを表わし;
は、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rを表わすか;または
RおよびRは、一緒になって置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは、1〜10の整数を表わし;
【数47】

は、単結合もしくは2重結合を表わす、
の陰イオンを表わすか、または
式Ic:
【化42】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
Rは、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rであるか、あるいは任意の2つの隣接するR基が一緒になって置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を表わし;
は、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rであり;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは1〜10の整数を表わし;
oは0〜11の整数を表わす、
の陰イオンを表わし、
かつ、前記オニウム陽イオンは以下の式:
式Id:
【化43】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−COH、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R)、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、または
式Ie:
【化44】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わすか、あるいはN(Rは一緒になって、ピリジニウム、イミダゾリウム、ベンズイミダゾリウム、ピラゾリウム、ベンズピラゾリウム、インダゾリウム、チアゾリウム、ベンズチアゾリウム、オキサゾリウム、ベンズオキサゾリウム、イソオキサゾリウム、イソチアゾリウム、イムダゾリデニウム、グアニジウム、キヌクリジニウム、トリアゾリウム、テトラゾリウム、キノリニウム、イソキノリニウム、ピペリジニウム、ピロリジニウム、モルホリニウム、ピリダジニウム、ピラジニウム、ピペラジニウム、トリアジニウム、アゼピニウム、またはジアゼピニウムを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−COH、−OC(O)R’、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、または
式If:
【化45】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
MはNRまたはSを表わし;
は、H、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わすか、またはRは、式If−a:
【化46】

式中それぞれの出現に対して独立に、
Arは、置換または非置換アリールまたはヘテロアリール環を表わし、
WはO、NR、またはSを表わす、
で表され、
は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−SOH、−COH、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、0〜10の整数を表わす、または
式Ig:
【化47】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
10は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
11は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−COH、−OC(O)R’、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、または
式Ih:
【化48】

式中、
Lは、O、NR12、またはSを表わし;
12は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
13は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わす、
のいずれかを有する。
【請求項220】
Zは、それぞれの出現に対して独立に−COHを表わす、請求項219に記載の方法。
【請求項221】
反応混合物はアルコールを含み、生成物はエーテルである、請求項219に記載の方法。
【請求項222】
反応混合物はアルコールおよびカルボン酸を含み、生成物はエステルである、請求項219に記載の方法。
【請求項223】
反応混合物はエステルおよび水を含み、生成物はカルボン酸である、請求項219に記載の方法。
【請求項224】
反応混合物はアルコールおよび第1のエステルを含み、生成物は第2のエステルである、請求項219に記載の方法。
【請求項225】
反応混合物は1,2−ジオールを含み、生成物はケトンである、請求項219に記載の方法。
【請求項226】
反応混合物はアルコールを含み、生成物はアルケンである、請求項219に記載の方法。
【請求項227】
反応混合物は第1のアルケンを含み、生成物は第2のアルケンである、請求項219に記載の方法。
【請求項228】
反応混合物は第1の芳香族化合物および硝化剤を含み、生成物はニトロ基を含む第2の芳香族化合物である、請求項219に記載の方法。
【請求項229】
反応混合物は第1の芳香族化合物およびアルコールを含み、生成物は、アルキル基を含む、第2の芳香族化合物である、請求項219に記載の方法。
【請求項230】
反応混合物は第1の芳香族化合物およびカルボン酸を含み、生成物は、アシル基を含む、第2の芳香族化合物である、請求項219に記載の方法。
【請求項231】
Zは、それぞれの出現に対して独立に、−COHであり、反応混合物はアルコールを含み、生成物はエーテルである、請求項219に記載の方法。
【請求項232】
Zは、それぞれの出現に対して独立に、−COHであり、反応混合物はアルコールおよびカルボン酸を含み、生成物はエステルである、請求項219に記載の方法。
【請求項233】
Zは、それぞれの出現に対して独立に、−COHであり、反応混合物はエステルおよび水を含み、生成物はカルボン酸である、請求項219に記載の方法。
【請求項234】
Zは、それぞれの出現に対して独立に、−COHであり、反応混合物はアルコールおよび第1のエステルを含み、生成物は第2のエステルである、請求項219に記載の方法。
【請求項235】
Zは、それぞれの出現に対して独立に、−COHであり、反応混合物は1,2−ジオールを含み、生成物はケトンである、請求項219に記載の方法。
【請求項236】
Zは、それぞれの出現に対して独立に、−COHであり、反応混合物はアルコールを含み、生成物はアルケンである、請求項219に記載の方法。
【請求項237】
Zは、それぞれの出現に対して独立に、−COHであり、反応混合物は第1のアルケンを含み、生成物は第2のアルケンである、請求項219に記載の方法。
【請求項238】
Zは、それぞれの出現に対して独立に、−COHであり、反応混合物は第1の芳香族化合物および硝化剤を含み、生成物は、ニトロ基を含む第2の芳香族化合物である、請求項219に記載の方法。
【請求項239】
Zは、それぞれの出現に対して独立に、−COHであり、反応混合物は第1の芳香族化合物およびアルコールを含み、生成物は、アルキル基を含む第2の芳香族化合物である、請求項219に記載の方法。
【請求項240】
Zは、それぞれの出現に対して独立に、−COHであり、反応混合物は第1の芳香族化合物およびカルボン酸を含み、生成物は、アシル基を含む第2の芳香族化合物である、請求項219に記載の方法。
【請求項241】
塩基触媒化学反応を触媒して生成物を得る方法であって、反応混合物に、式Iで表わされる塩を作用させる工程を含む、前記方法:、

式中、
は、オニウム陽イオンを表わし、
は、式Ia:
【化49】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
Rは、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rを表わすか;または2つのR基は、一緒になって置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは1〜10の整数を表わし;
【数48】

は単結合もしくは2重結合を表わす、
の陰イオンを表わすか、または
式Ib:
式Ib:
【化50】

式中、
Rは、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rを表わし;
は、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rを表わすか;または
RおよびRは、一緒になって置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは、1〜10の整数を表わし;
【数49】

は、単結合もしくは2重結合を表わす、
の陰イオンを表わすか、または
式Ic:
【化51】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
Rは、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rであるか、あるいは任意の2つの隣接するR基が一緒になって置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を表わし;
は、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rであり;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは1〜10の整数を表わし;
oは0〜11の整数を表わす、
の陰イオンを表わし、
かつ、前記オニウム陽イオンは以下の式:
式Id:
【化52】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−COH、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R)、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、または
式Ie:
【化53】

ここで、それぞれの出現に対して独立に、
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わすか、あるいはN(Rは一緒になって、ピリジニウム、イミダゾリウム、ベンズイミダゾリウム、ピラゾリウム、ベンズピラゾリウム、インダゾリウム、チアゾリウム、ベンズチアゾリウム、オキサゾリウム、ベンズオキサゾリウム、イソオキサゾリウム、イソチアゾリウム、イムダゾリデニウム、グアニジウム、キヌクリジニウム、トリアゾリウム、テトラゾリウム、キノリニウム、イソキノリニウム、ピペリジニウム、ピロリジニウム、モルホリニウム、ピリダジニウム、ピラジニウム、ピペラジニウム、トリアジニウム、アゼピニウム、またはジアゼピニウムを表わし;
Lは(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−COH、−OC(O)R’、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、または
式If:
【化54】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
MはNRまたはSを表わし;
は、H、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わすか、またはRは、式If−a:
【化55】

式中それぞれの出現に対して独立に、
Arは、置換または非置換アリールまたはヘテロアリール環を表わし、
WはO、NR、またはSを表わす、
で表され、
は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−SOH、−COH、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、0〜10の整数を表わす、または
式Ig:
【化56】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
10は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
11は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−COH、−OC(O)R’、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、または
式Ih:
【化57】

式中、
Lは、O、NR12、またはSを表わし;
12は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
13は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わす、
のいずれかを有する。
【請求項242】
Zは、それぞれの出現に対して独立に、−N(R’)を表わす、請求項241に記載の方法。
【請求項243】
溶液を調製する方法であって、溶質と溶媒とを組み合わせて溶液を生成する工程を含み、前記溶媒は以下の式Iによって表わされる塩である、前記方法:

式中、
は、オニウム陽イオンを表わし、
は、式Ia:
【化58】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
Rは、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rを表わすか;または2つのR基は、一緒になって置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは1〜10の整数を表わし;
【数50】

は単結合もしくは2重結合を表わす、
の陰イオンを表わすか、または
式Ib:
式Ib:
【化59】

式中、
Rは、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rを表わし;
は、H、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rを表わすか;または
RおよびRは、一緒になって置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは、1〜10の整数を表わし;
【数51】

は、単結合もしくは2重結合を表わす、
の陰イオンを表わすか、または
式Ic:
【化60】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
Rは、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、エステル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rであるか、あるいは任意の2つの隣接するR基が一緒になって置換、または非置換の縮合シクロアルキル環、シクロアルケニル環、アリール環、もしくはヘテロアリール環を表わし;
は、ハライド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、カルボキシル、ケト、アルデヒド、または−(CH−Rであり;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
nは1〜10の整数を表わし;
oは0〜11の整数を表わす、
の陰イオンを表わし、
かつ、前記オニウム陽イオンは以下の式:
式Id:
【化61】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−COH、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R)、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、または
式Ie:
【化62】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わすか、あるいはN(Rは一緒になって、ピリジニウム、イミダゾリウム、ベンズイミダゾリウム、ピラゾリウム、ベンズピラゾリウム、インダゾリウム、チアゾリウム、ベンズチアゾリウム、オキサゾリウム、ベンズオキサゾリウム、イソオキサゾリウム、イソチアゾリウム、イムダゾリデニウム、グアニジウム、キヌクリジニウム、トリアゾリウム、テトラゾリウム、キノリニウム、イソキノリニウム、ピペリジニウム、ピロリジニウム、モルホリニウム、ピリダジニウム、ピラジニウム、ピペラジニウム、トリアジニウム、アゼピニウム、またはジアゼピニウムを表わし;
Lは(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−COH、−OC(O)R’、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、または
式If:
【化63】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
MはNRまたはSを表わし;
は、H、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わすか、またはRは、式If−a:
【化64】

式中それぞれの出現に対して独立に、
Arは、置換または非置換アリールまたはヘテロアリール環を表わし、
WはO、NR、またはSを表わす、
で表され、
は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−SOH、−COH、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、0〜10の整数を表わす、または
式Ig:
【化65】

式中、それぞれの出現に対して独立に、
は、アルキル、フルオロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
10は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
11は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
Lは、(C(R、(C(RJ(C(R、または(C(RAr(C(Rを表わし;
Zは、H、−COH、−OC(O)R’、−CO、−C(O)N(R’’)、−C(O)N(R’’)N(R’’)、−N(R’)、−OR’、−SR’、−S(O)R’’、−S(O)R’’、−CN、−N(R’’)P(O)(R、−C(OR’)(R’’)、アルケニル、またはアルキニルを表わし;
Arは、アリールまたはヘテロアリールを表わし;
Jは、O、S、NR’、シクロアルキル、またはヘテロシクリルを表わし;
R’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ホルミル、アシル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、または−(CH−Rを表わし;
R’’は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、H、F、またはアルキルを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わし;
mは、1〜10の整数を表わし;
nは、1〜10の整数を表わす、または
式Ih:
【化66】

式中、
Lは、O、NR12、またはSを表わし;
12は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
13は、H、アルキル、フルオロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、または−(CH−Rを表わし;
は、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールを表わす、
のいずれかを有する。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2007−520492(P2007−520492A)
【公表日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−551467(P2006−551467)
【出願日】平成17年1月26日(2005.1.26)
【国際出願番号】PCT/US2005/002570
【国際公開番号】WO2005/072376
【国際公開日】平成17年8月11日(2005.8.11)
【出願人】(504373233)ユニバーシティ オブ サウス アラバマ (3)
【Fターム(参考)】