説明

電子書籍表示装置

【課題】閲覧中のページに対する思考を遮ることなく、容易に所望のページに到達することが可能な電子書籍表示装置を提供する。
【解決手段】複数のページからなる書籍データに基づく画像を表示する表示部と、複数のページのうち表示部に表示させるページを指定する入力部と、入力部によって指定されたページおよび該ページの近傍に存在する各ページにおける少なくともグラフィック情報に関する属性に基づいて、表示部に表示させるページを選択し、選択したページの書籍データに基づく画像を表示部に表示させる制御部と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子書籍表示装置に関し、特に文字や図等の書籍データに基づく内容を表示する電子書籍表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、液晶や有機EL、またメモリ性を有する所謂電子ペーパと称される表示媒体等に代表される表示素子や表示技術の進展に伴い、書籍に含まれる文字や図形等を電子化した書籍データに基づく画像を表示素子に表示する所謂電子ブックと称される電子書籍表示装置が提案されている。
【0003】
このような電子ブックでは、ページを選択する方法として、表示画面上の所定領域に所望のページ番号を入力し、入力したページ番号に対応するページの書籍データを表示させる方法や、表示画面上の端部に総ページ量を示すインジケータを設け、インジケータに表示されているページ位置を示すカーソルを移動させ、停止させた位置のページ番号に対応するページの書籍データを表示させる方法が知られている。
【0004】
ところで、このような電子ブックにおいて、例えば、過去に閲覧したページを再度表示させたいが、そのページ番号をはっきりと覚えていない場合、徒にページ番号を選択して表示させても、所望のページに辿り着くのは容易ではない。
【0005】
そこで、特許文献1では、過去に閲覧したことのあるページを再度表示させたい場合、そのページ位置の凡その見当をつけることができるように、ページ位置が指定されると、指定された位置の近傍に存在する各ページの過去の表示回数、表示時間等の表示履歴に重み付けをした評価値に基づいて、表示するページを決定し、決定したページの書籍データに基づく画像を表示する方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2000−353170号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載されている方法においては、表示履歴に重み付けをした評価値に基づいて決定され表示されたページが、例えば文字情報で埋め尽くされていた場合、ユーザーは、その内容を直感的に容易に把握することができず、過去の記憶を辿りながらその内容を掴むことに注力することになる。その結果、今までの思考や、これから進めようとしている思考の妨げとなり本来の思考の流れが途切れてしまうといった問題がある。
【0008】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、閲覧中のページに対する思考を遮ることなく、容易に所望のページに到達することが可能な電子書籍表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的は、下記の1から7の何れか1項に記載の発明によって達成される。
【0010】
1.複数のページからなる書籍データに基づく画像を表示する表示部と、
前記複数のページのうち前記表示部に表示させるページを指定する入力部と、
前記入力部によって指定されたページおよび該ページの近傍に存在する各ページにおける少なくともグラフィック情報に関する属性に基づいて、前記表示部に表示させるページを選択し、選択したページの書籍データに基づく画像を前記表示部に表示させる制御部と、を有することを特徴とする電子書籍表示装置。
【0011】
2.前記属性は、前記各ページに含まれる前記グラフィック情報による画像の個数、前記各ページの書籍データに基づく画像を前記表示部に表示させたときの該表示部の表示画面における前記グラフィック情報による画像の占有率、のうち少なくとも1つであることを特徴とする前記1に記載の電子書籍表示装置。
【0012】
3.前記属性は、前記画像の個数、前記画像の占有率に重み付けして組み合わせた第1の評価値であることを特徴とする前記2に記載の電子書籍表示装置。
【0013】
4.前記制御部は、前記入力部によって指定されたページおよび該ページの近傍に存在する各ページにおける前記グラフィック情報に関する属性および前記各ページの表示履歴に基づいて、前記表示部に表示させるページを選択することを特徴とする前記1から3の何れか1項に記載の電子書籍表示装置。
【0014】
5.前記表示履歴は、前記各ページの過去の表示回数、前記各ページの過去に表示された時間を累積した表示時間、前記各ページの過去に表示された表示日時、のうち少なくとも1つであることを特徴とする前記4に記載の電子書籍表示装置。
【0015】
6.前記表示履歴は、前記表示回数、前記表示時間、前記表示日時に重み付けして組み合わせた第2の評価値であることを特徴とする前記5に記載の電子書籍表示装置。
【0016】
7.前記重み付けに用いる係数は、任意の値に設定することが可能であることを特徴とする前記3または6に記載の電子書籍表示装置。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、入力部によって指定されたページおよび該ページの近傍に存在する各ページにおける少なくともグラフィック情報に関する属性に基づいて、表示部に表示させるページを選択し、選択したページの書籍データに基づく画像を表示部に表示させるようにした。
【0018】
これにより、表示させたい所望のページ位置の凡その見当をつける為に、表示させるページを図や写真、表等のグラフィック情報を含むページとすることができるので、ユーザーは、その内容を直感的に容易に把握することができる。その結果、閲覧中のページに対する今までの思考や、これから進めようとしている思考を妨げることなく本来の思考の流れを維持しながら容易に所望のページに到達することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施形態における電子ブックの外観を示す正面図である。
【図2】本発明の実施形態における電子ブックの概略構成を示すブロック図である。
【図3】表示情報とそのページ情報の一例を示す模式図である。
【図4】ページ選択・表示動作の流れを示すフローチャートである。
【図5】選択されたページの表示例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下図面に基づいて、本発明の電子書籍表示装置の代表的な実施の形態である電子ブックを説明する。尚、本発明は該実施の形態に限られない。
【0021】
本発明の実施形態における電子ブックの外観を図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態における電子ブック1の外観を示す正面図である。
【0022】
電子ブック1の正面には、図1に示すように、LCDや有機EL、またはメモリ性を有する所謂電子ペーパと称される表示媒体等から構成される表示部101、電子書籍の総ページ量を示すインジケータ104、インジケータ104の前面に設けられたタッチパネル106、タッチパネル106上で表示させるページを指定するタッチペン10、表示部101に表示される画像のページ送り、ページ戻しをそれぞれ行うページ送りキー115a、ページ戻しキー115b、及び図示しない電源スイッチや各種操作スイッチ等が設けられている。また、インジケータ104には、ページ全体に対する現在表示されているページの位置を示すカーソル104aが表示されている。
【0023】
電子ブック1は、図示しないメモリカードに格納されている書籍データや通信ネットワークを介して外部のサーバや情報端末等から受信した書籍データに基づく画像を表示部101に表示する電子書籍表示装置である。
【0024】
電子ブック1の構成を図2を用いて説明する。図2は、電子ブック1の概略構成を示すブロック図である。
【0025】
電子ブック1は、図2に示すように、表示部101、表示制御部102、VRAM103、インジケータ104、インジケータコントローラ105、タッチパネル106、タッチパネルコントローラ107、CPU111、ROM112、RAM113、外部IF114、及びページ送りキー115a、ページ戻しキー115b、図示しない電源スイッチや各種操作スイッチ等を有する操作部115等から構成される。
【0026】
表示部101は、LCDや有機EL、またはメモリ性を有する所謂電子ペーパと称される表示媒体等から構成される。表示部101は、図示しないメモリカードに格納されている書籍データや通信ネットワークを介して外部のサーバや情報端末等から受信した書籍データ等に基づく画像を表示する。
【0027】
表示制御部102は、表示部101で行われる表示動作を制御する。
【0028】
VRAM(Video RAM)103は、表示部101の画素数に対応した画像データの記録容量を有し、表示部101に表示される画像を構成する画像データのバッファメモリである。
【0029】
インジケータ104は、電子書籍の総ページ量を表示する。インジケータ104には、ページ全体に対する現在表示されているページの位置を示すカーソル104aが表示されている。
【0030】
インジケータコントローラ105は、インジケータ104で行われる表示動作を制御する。
【0031】
タッチパネル106は、インジケータ104の前面に設けられ、インジケータ104越しにタッチペン10により表示させるページを指定操作する入力部である。
【0032】
タッチパネルコントローラ107は、タッチパネル106からの入力の有無を監視し、タッチパネル104で行われる座標検出動作を制御する。また、タッチパネルコントローラ107は、電子ブック1が電力を殆ど消費しないスリープ状態においてもタッチパネル106からの入力の有無を監視することができる。
【0033】
CPU(中央演算処理装置)111は、本発明における制御部に該当し、タッチパネルコントローラ107や操作部115からの信号を受けて、表示動作や画像信号処理動作、及び図示しないメモリカード、外部のサーバ、情報端末等との間で行われる情報の送受信動作を統括的に制御する。
【0034】
また、CPU111は、図示しないメモリカードに格納されている書籍データや通信ネットワークを介して外部のサーバや情報端末等から受信した書籍データ等に基づき画像データを生成し表示制御部102を介して表示部101に出力する。
【0035】
また、CPU111は、タッチペン10によりタッチパネル106を介して表示させるページが指定入力されると、指定されたページおよび該ページの近傍に存在する各ページにおけるグラフィック情報に関する属性、または、各ページにおけるグラフィック情報に関する属性および各ページの表示履歴に基づいて、表示部101に表示させるページを選択し、選択したページの書籍データに基づく画像を生成し表示制御部102を介して表示部101に出力する。尚、表示部101に表示させるページの選択・表示動作の詳細や属性および表示履歴の詳細は後述する、また、属性および表示履歴は、RAM113に格納されている。
【0036】
ROM(Flash Read Only Memory)112は、CPU111で実行される各種制御プログラム等を格納する例えばFlashROMである。
【0037】
RAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)113は、演算処理や制御処理等の作業データを一時的に格納する例えばSDRAMである。また、RAM113には、電子書籍の各ページにおけるグラフィック情報に関する属性および各ページの表示履歴が格納されている。
【0038】
外部IF114は、例えば、図示しないメモリカード等の外部メモリとのインターフェース、また、図示しない外部のサーバや情報端末等との間で情報を送受信するインターフェースである。尚、通信手段としては、BluetoothやワイヤレスUSB、また、赤外線等を用いた低消費電力型のデバイスが好適である。
【0039】
操作部115は、ページ送りキー115a、ページ戻しキー115b、図示しない電源スイッチや各種操作スイッチ等を有するスイッチ群である。
【0040】
尚、図2中、破線で示す矢印は、CPU111がスリープ状態の時に、タッチパネルコントローラ107や操作部115を介して起こされる制御経路を示す。
【0041】
ここで、属性、表示履歴を図3を用いて説明する。図3は、表示部101に表示される表示情報50と該表示情報50に対応する属性や表示履歴であるページ情報60の一例を示す模式図である。
【0042】
属性としては、図3に示すように、電子書籍の各ページに含まれる図や写真、表等のグラフィック情報による画像の個数、各ページの書籍データに基づく画像を表示部101に表示させたときの該表示部101の表示画面における図や写真、表等のグラフィック情報による画像の占有率、各ページに含まれる文字の個数(コード数)等が挙げられる。
【0043】
また、表示履歴としては、電子書籍の各ページの過去の表示回数、各ページの過去に表示された時間を累積した表示時間、各ページの過去に表示された表示日時等が挙げられる。尚、これらの表示履歴は、表示される毎にCPU111によって更新される。
【0044】
CPU111は、タッチペン10によりタッチパネル106を介して表示させるページが指定入力されると、表示部101に表示させるページを選択する為、指定されたページおよび該ページの近傍に存在する各ページの属性に関する第1の評価値、表示履歴に関する第2の評価値をそれぞれ下記式(1)、式(2)により算出する。
【0045】
第1の評価値=(1/コード数)×x+画像の個数×y+画像の占有率×z (1)
ここで、x、y、zは、任意に設定することが可能な重み付け係数を示し、ユーザーは、優先したい項の係数が大きな値になるように設定することができる。
【0046】
第2の評価値=表示回数×p+表示時間×q+表示日時×r (2)
ここで、p、q、rは、任意に設定することが可能な重み付け係数を示し、ユーザーは、優先したい項の係数が大きな値になるように設定することができる。尚、表示日時と表示時間に関しては、表示日時が新しく、表示時間が長い程、値がおおきくなるようなLUTを用意し、LUTにより重み付け係数を決定するようにしてもよい。
【0047】
CPU111は、このようにして算出した各ページの属性に関する第1の評価値、または属性に関する第1の評価値および表示履歴に関する第2の評価値に基づいて、表示部101に表示させるページを選択する。
【0048】
具体的には、例えば、属性に関する第1の評価値に基づいて、表示部101に表示させるページを選択する場合、例えば、画像の占有率に重きを置いて係数x、係数y、係数zの値を設定しておくとする。ここで、ユーザーにより、インジケータ104に表示されているカーソル104aの位置に対応するページNが指定入力されると、CPU111は、指定されたページNに対して、例えば、前後3ページのページ(N−3)からページ(N+3)の各ページの第1の評価値を算出し比較する。そして、この場合、画像の占有率の最も高いページ(N+3)を選択する。このとき、表示部101に表示される画像を図5に示す。
【0049】
尚、本実施形態においては、第1の評価値としては、コード数、画像の個数、画像の占有率の3つの項目を用いたが、これに限定されることなく、1つ、又は何れか2つの項目であってもよい。同様に、第2の評価値としては、表示回数、表示時間、表示日時の3つの項目を用いたが、これに限定されることなく、1つ、又は何れか2つの項目であってもよい。
【0050】
ここで、属性に関する第1の評価値に基づいた表示部101に表示させるページの選択・表示動作の流れを図4を用いて説明する。図4は、ページ選択・表示動作の流れを示すフローチャートである。
【0051】
最初に、タッチペン10によりタッチパネル106を介して表示させるページNを指定入力する(ステップS1)。
【0052】
次に、CPU111は、指定されたページNに対して、前後3ページのページ(N−3)からページ(N+3)の各ページの属性をRAM113から読み出す(ステップS2)。
【0053】
続いて、CPU111は、読み出した各ページの属性情報に基づき、各ページの第1の評価値を前述の式(1)により算出する(ステップS3)。尚、式(1)における重み付け係数x、係数y、係数zは、優先したい項の係数が大きな値になるように予め設定しておく。
【0054】
次に、CPU111は、算出した第1の評価値から最も大きな値を示すページを選択する(ステップS4)。
【0055】
続いて、CPU111は、選択したページの書籍データに基づく画像を生成し表示制御部102を介して表示部101に出力し、表示させる(ステップS5)。
【0056】
次に、CPU111は、表示時間が予め設定しておいた時間を経過したか否かを確認し、経過した場合(ステップS6;Yes)、次に表示させるページの有無を確認する。そして、次に表示させるページが有る場合(ステップS7;Yes)、第1の評価値が2番目に高いページを指定する(ステップS8)。その後、ステップS5〜ステップS8の動作を繰返し、ページ(N−3)からページ(N+3)の各ページをその第1の評価値の高いものから順次表示させる。
【0057】
一方、ステップS5において、選択されたページが表示されている間に(ステップS6;No)、ユーザーが表示されているページより所望のページの位置を察した場合、ページ送りキー115aまたはページ戻しキー115bを操作し、キー操作に対応する次ページまたは前ページを指定する(ステップS10)。表示させる(ステップS11)。
【0058】
尚、前述の図4に示したページ選択・表示動作の流れを示すフローチャートは、属性に関する第1の評価値に基づいたものであるが、属性に関する第1の評価値および表示履歴に関する第2の評価値に基づいた場合も、図4に示したフローチャートと同様にしてページ選択・表示動作を行うことができる。図4におけるステップS2で属性情報および表示履歴情報を取得し、ステップS3で取得した属性情報および表示履歴情報に基づいて第1の評価値および第2の評価値を算出し、ステップS4で算出した第1の評価値および第2の評価値に基づいて表示部101に表示させるページを選択すればよい。この場合、第1の評価値および第2の評価値に基づいてページを選択するので、より高い確度で所望のページに近いページを選択することができる。
【0059】
このように本発明の実施形態における電子ブック1においては、タッチペン10によりタッチパネル106を介してページが指定入力されると、指定されたページそのものを表示させるのではなく、指定されたページおよび該ページの近傍に存在する各ページにおける少なくともグラフィック情報に関する属性に基づいて、表示部101に表示させるページを選択し、選択したページの書籍データに基づく画像を表示部101に表示させるようにした。
【0060】
これにより、表示させたい所望のページ位置の凡その見当をつける為に、表示させるページを図や写真、表等のグラフィック情報を含むページとすることができるので、ユーザーは、その内容を直感的に容易に把握することができる。その結果、閲覧中のページに対する今までの思考や、これから進めようとしている思考を妨げることなく本来の思考の流れを維持しながら容易に所望のページに到達することが可能となる。
【符号の説明】
【0061】
1 電子ブック
10 タッチペン
101 表示部
102 表示制御部
103 VRAM
104 インジケータ
104a カーソル
105 インジケータコントローラ
106 タッチパネル
107 タッチパネルコントローラ
111 CPU
112 ROM
113 RAM
114 外部IF
115 操作部
115a ページ送りキー
115b ページ戻しキー
50 表示情報
60 ページ情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のページからなる書籍データに基づく画像を表示する表示部と、
前記複数のページのうち前記表示部に表示させるページを指定する入力部と、
前記入力部によって指定されたページおよび該ページの近傍に存在する各ページにおける少なくともグラフィック情報に関する属性に基づいて、前記表示部に表示させるページを選択し、選択したページの書籍データに基づく画像を前記表示部に表示させる制御部と、を有することを特徴とする電子書籍表示装置。
【請求項2】
前記属性は、前記各ページに含まれる前記グラフィック情報による画像の個数、前記各ページの書籍データに基づく画像を前記表示部に表示させたときの該表示部の表示画面における前記グラフィック情報による画像の占有率、のうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の電子書籍表示装置。
【請求項3】
前記属性は、前記画像の個数、前記画像の占有率に重み付けして組み合わせた第1の評価値であることを特徴とする請求項2に記載の電子書籍表示装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記入力部によって指定されたページおよび該ページの近傍に存在する各ページにおける前記グラフィック情報に関する属性および前記各ページの表示履歴に基づいて、前記表示部に表示させるページを選択することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の電子書籍表示装置。
【請求項5】
前記表示履歴は、前記各ページの過去の表示回数、前記各ページの過去に表示された時間を累積した表示時間、前記各ページの過去に表示された表示日時、のうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項4に記載の電子書籍表示装置。
【請求項6】
前記表示履歴は、前記表示回数、前記表示時間、前記表示日時に重み付けして組み合わせた第2の評価値であることを特徴とする請求項5に記載の電子書籍表示装置。
【請求項7】
前記重み付けに用いる係数は、任意の値に設定することが可能であることを特徴とする請求項3または6に記載の電子書籍表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−113438(P2011−113438A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−271212(P2009−271212)
【出願日】平成21年11月30日(2009.11.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000001270)コニカミノルタホールディングス株式会社 (4,463)
【Fターム(参考)】