説明

電子機器

【課題】筐体の内部に配置された電気音響変換部による音の入出力を正確に行うことができる電子機器を提供する。
【解決手段】携帯電話機1は、放音孔22が形成された表示部側筐体3と、放音孔22を被覆する保護膜32と、表示部側筐体3における前記放音孔22の内部に配置されるレシーバ33と、表示部側筐体3の内部において保護膜32とレシーバ33との間に形成される第1の空間SP1と、レシーバ33を挟んで第1の空間SP1と反対側に位置する第2の空間SP2と、第1の空間SP1と第2の空間SP2とを隔てる壁部材34と、を有し、壁部材34には、第1の孔部35が形成され、音が第1の孔部35と第2の空間SP2との間に、第1の孔部35と第2の空間SP2との間を伝わることを抑制するリブ40および導音管41が配置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機等の電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器には、例えば、防水性能を発揮するために高い気密性を備えているものがある。このような高い気密性を有する電子機器では、例えば筐体がキー操作等により押下された場合に筐体内部の気圧が上昇し、筐体外部の気圧よりも大きくなり易い。
【0003】
また、電子機器には、電気信号に基づいて音を入出力する電気音響変換部が内蔵されており、筐体には音が出入りする開口部が形成されている。開口部は防水性及び音伝導性を有する被覆部材で覆われている。
【0004】
電気音響変換部は、電気信号と物理的な振動とを相互に変換するための振動部材を有し、電気信号に基づいて振動部材が振動することにより空気を振動させて、音を出力する。一方、電気音響変換部は、振動部材が、入力される音すなわち空気の振動を受けてその振動を電気信号に変換する。
【0005】
電気音響変換部の周囲には、電子機器の防水性を確保するため、電気音響変換部及び保護膜と共に第1の空間を形成する壁部材が配置される。この壁部材を配置したことにより、電子機器の筐体の内部には、第1の空間以外の空間である第2の空間が形成される。
【0006】
上記の構成を有する電子機器において、上述したキー操作等により筐体が押下されると、第1の空間の気圧よりも第2の空間の気圧が大きくなるために、電気音響変換部の振動部材が筐体の内部から外部へ向かう方向に張り出し、電気音響変換部は音を正確に入出力できなくなってしまう。
【0007】
そこで、例えば、特許文献1に記載されているように、壁部材に孔部を形成してこの孔部に通気孔としての役割を持たせ、第1の空間における気圧と第2の空間における気圧の差を低減する構成が考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2009−44344号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1のように壁部材に第1の空間と第2の空間とを連通させる孔部を形成した場合、孔部を介して第1の空間と第2の空間との間を音が伝わるため、電気音響変換部による音の入出力を正確に行うことができない場合があった。
【0010】
本発明は、第1の空間および第2の空間の気圧差を低減しつつ、電気音響変換部による音の入出力を正確に行うことができる電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するために、本発明に係る電子機器は、開口部が形成された筐体と、前記開口部を被覆する被覆部材と、前記筐体における前記開口部の内部に配置される電気音響変換部と、前記筐体の内部において前記被覆部材と前記電気音響変換部との間に形成される第1の空間と、前記電気音響変換部を挟んで前記第1の空間と反対側に位置する第2の空間と、前記第1の空間と前記第2の空間とを隔てる壁部材と、を有し、前記壁部材には、第1の孔部が形成され、前記第1の孔部と前記第2の空間との間に、音が前記第1の孔部と前記第2の空間との間を伝わることを抑制する抑制部材が配置されることを特徴とする。
【0012】
また、前記抑制部材は、前記筐体の内部における前記開口部側であって前記第1の空間を含む第3の空間と、当該第3の空間以外の空間であって前記第2の空間を含む第4の空間とを隔てる構成であってもよい。
【0013】
また、押圧可能な操作部を有し、前記操作部は、前記筐体において前記開口部が形成された面に配置されていてもよい。
【0014】
また、前記抑制部材に、前記第3の空間と前記第4の空間とを連通させる第2の孔部が形成されていてもよい。
【0015】
また、前記電気音響変換部は、前記筐体の内部の一端部に配置され、前記第2の孔部は、前記抑制部材において前記筐体の内部の他端部側に形成されていてもよい。
【0016】
また、前記被覆部材は、防水性を有する部材で構成されていてもよい。
【0017】
また、前記壁部材は、前記電気音響変換部に対して前記開口部側に設けられていてもよい。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、第1の空間および第2の空間の気圧差を低減しつつ、電気音響変換部による音の入出力を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】携帯電話機1を操作部側筐体2と表示部側筐体3とを開いた状態で示す斜視図である。
【図2】(a)携帯電話機1の表示部側筐体3をリアケース3b側から見たときのレシーバ33周辺を拡大した分解斜視図である。(b)表示部側筐体3をリアケース3b側から見たときの平面図である。(c)図2(b)の線分B−Bにおける断面図である。
【図3】レシーバ33とリブ40との位置関係を示す斜視図である。
【図4】(a)表示部側筐体3にリブ40が設けられた状態を示す縦断面図である。(b)表示部側筐体3にリブ40と導音管41とが設けられた状態をリアケース3b側から見たときの内部平面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る携帯電話機1の表示部側筐体3を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明に係る電子機器の実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、本発明に係る電子機器の第1実施形態としての携帯電話機1の基本構造について、図1を参照しながら説明する。図1は、携帯電話機1を操作部側筐体2と表示部側筐体3とを開いた状態で示す斜視図である。
【0021】
なお、携帯電話機1は、防水機能を有しており、気密性が高く水が内部に浸入しない構造になっている。
【0022】
図1に示すように、携帯電話機1は、操作部側筐体2と、筐体としての表示部側筐体3と、を備える。操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、ヒンジ機構を備える連結部4を介して開閉可能に連結される。具体的には、操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、連結部4を介して連結される。これにより、携帯電話機1は、ヒンジ機構を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に動かすことが可能に構成される。つまり、携帯電話機1は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが開いた状態(開状態)と、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが折り畳まれた状態(閉状態)とにすることができる。ここで、閉状態とは、両筐体が互いに重なるように配置された状態であり、開状態とは、両筐体が互いに重ならないように配置された状態をいう。
【0023】
操作部側筐体2は、外面がフロントケース2aとリアケース2bとにより構成される。操作部側筐体部2は、フロントケース2aの表面に操作キー群11が設けられると共に、音声入力孔12が形成されている。
【0024】
操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作キー14と、各種操作における決定やスクロール等を行う決定操作キー15と、から構成されている。
【0025】
音声入力孔12は、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声等を内蔵されているマイクロホンに効率良く導くように形成されている。なお、音声入力孔12は、空気は通すが水は通さない材料により塞がれており、水が浸入しない構造になっている。
【0026】
操作部側筐体部2の側面には、外部機器(例えば、ホスト装置)と通信を行うためのインターフェースを覆うキャップが設けられている。なお、インターフェースとキャップとが接触する面には、水が外部から浸入しないように防水処理が施されている。
【0027】
表示部側筐体3は、フロントケース3aの表面に、各種情報を表示するためのディスプレイ21が設けられると共に、開口部としての放音孔22が形成されている。放音孔22は、後述の電気音響変換部としてのレシーバ33により出力された通話の相手側の音声を効率良く外部に出力するように形成されている。なお、放音孔22は、詳細は後述するが、空気は通すが水は通さない材料で形成された保護膜32により覆われており、水が浸入しない構造になっている。
【0028】
次に、本発明に係る当該構成の具体例について図2乃至図4を用いて詳細に説明する。図2(a)は、携帯電話機1の表示部側筐体3をリアケース3b側から見たときのレシーバ33周辺を拡大した分解斜視図であり、図2(b)は、表示部側筐体3をリアケース3b側から見たときの平面図であり、図2(c)は、表示部側筐体3の線分B−Bにおける断面図である。
【0029】
図2に示すように、表示部側筐体3は、リアケース3bと、振動部材36を有する電気音響変換部としてのレシーバ33と、壁部材34と、防水性及び音伝導性を有し放音孔22を覆う保護膜32と、放音孔22が形成されたフロントケース3aとを備える。
【0030】
保護膜32は、空気は通すが水は通さない材料で形成されており、放音孔22を覆っている。
【0031】
レシーバ33は、外郭を構成する筐体、筐体内部に収納された振動部材36、永久磁石及びコイル等を備えている。レシーバ33は、入力される電気信号に応じて振動部材36の振動により永久磁石とコイルとを相対移動させ、電気信号を音響に変換する。レシーバ33は、表示部側筐体3の内部において放音孔22に向かい合って配置される。
【0032】
壁部材34は、本実施形態においては、保護膜32とレシーバ33との間に配置され、保護膜32とレシーバ33との距離を一定に保っている。
【0033】
壁部材34は、保護膜32及びレシーバ33と共に表示部側筐体3の内部に第1の空間SP1を形成する。壁部材34により、表示部側筐体3には、その内部に第1の空間SP1及び当該第1の空間SP1以外の部分の空間である第2の空間SP2が形成される。また、壁部材34には、第1の空間SP1と第2の空間SP2とを連通させる第1の孔部35が形成されている。レシーバ33は、図2(c)に示すように、振動部材36により第1の空間SP1および第2の空間SP2の空気を振動させる。
【0034】
ここで、携帯電話機1の使用者は、通話時においては、表示部側筐体3の放音孔22を耳に押し当て、操作部側筐体2の音声入力孔12を口に近づけて通話を行うが、例えば、相手の声が聞き取り難いような場合には、放音孔22を強く耳に押し当てることがある。このような場合、携帯電話機1が気密性の高い防水仕様であると、表示部側筐体3が押圧されることにより、筐体外部の気圧に比べて筐体内部の気圧が高くなってしまい、レシーバ33を構成する振動部材36に圧力がかかり、レシーバ33から出力される音が歪んでしまうことが考えられる。
【0035】
上記の構成により、表示部側筐体3が押圧された場合であっても、第1の孔部35によって第1の空間SP1における気圧と第2の空間SP2における気圧との間の差が生じなくなり、振動部材36に偏った圧力がかかることはなく、レシーバ33により音の出力が好適に行われる。
【0036】
ここで、壁部材34に形成された第1の孔部35により、SP1とSP2とが連通されているため、振動部材36によりSP1およびSP2の空気が振動し、それぞれ第1音と第2音とが発生する。第2音が第1の孔部35を介して第1の空間SP1に伝わって第1音と打ち消し合い、レシーバ33により音を正確に出力できない場合がある。
【0037】
そこで、本実施形態においては、図3、図4(a)および図4(b)に示すように、リアケース3bにリブ40が設けられると共にフロントケース3aにリブ40と繋がる導音管41が設けられている。
【0038】
リブ40は、リアケース3bからフロントケース3a側に突出して設けられ、レシーバ33の側面に当接するように配置される。リブ40は、壁部材34に形成された第1の孔部35に対応する位置に切欠き40aが形成されている。後述の導音管41は、切欠き40aを介して第1の空間SP1と繋がっている。リブ40は、例えば表示部側筐体3と同じ樹脂で形成される。
【0039】
導音管41は、リブ40と一続きになるように、表示部側筐体3の側壁に沿って設けられる。導音管41は、例えば表示部側筐体3と同じ樹脂で形成される。
【0040】
リブ40と導音管41が設けられることで、保護膜32、壁部材34およびレシーバ33がフロントケース3aとリアケース3bとの間に配置されたときに第2音が第1の孔部35へ到達するまでの距離が長くなり、第2音は導音管41の端部まで到達するまでに減衰する。これにより、第1音と第2音とが打ち消し合うことを低減できる。すなわち、リブ40および導音管41は、第2音が第1の空間SP1へ伝導することを抑制する抑制部材として機能する。
【0041】
次に、図5を用いて、本発明の第2の実施形態について説明する。図5は、本発明の第2実施形態に係る携帯電話機1の表示部側筐体3を示す縦断面図である。以下、第1の実施形態と異なる部分について説明を行う。
【0042】
図5に示すように、第2実施形態では、壁部材34には第1の孔部35が複数形成されている。また、筐体内部の空間が、平板部42により第1の空間SP1を含む下側空間SP1’と上側空間SP2’とに隔てられている。これにより、第1実施形態と同様に、第2音が第1の空間SP1へ伝導することを低減できる。すなわち、平板部42は、第2音が第1の空間SP1へ伝導することを抑制する抑制部材として機能する。
【0043】
ただし、完全に上側空間SP2’と下側空間SP1’とが隔てられると、第1実施形態における第2の空間SP2の容積より下側空間SP1’の容積の方が小さくなる。この場合に表示部側筐体3が押下されると、下側空間SP1’における気圧が上側空間SP2’における気圧よりも高くなり、振動部材36が第1の空間SP1から上側空間SP2’へ向かう方向(図5において下から上へ向かう方向)に曲がってしまい、レシーバ33が音を好適に出力できなくなってしまう。
【0044】
そこで、表示部側筐体3の長手方向端部にスリット43を形成することで、振動部材36が上側空間SP2’の空気を振動させることで発生する第2音が下側空間SP1’(第1の空間SP1)へ伝導することを抑制しつつレシーバ33による音の出力が好適に行われる。
【0045】
実際には、平板部42を設けた場合であっても、上側空間SP2’と下側空間SP1’との間には微少な隙間が生じることが考えられるが、レシーバ33に近い部分に生じる隙間ほど微少な幅を有する構成をとることが好ましい。これにより、第2音が第1の空間SP1に伝わることを低減できる。
【0046】
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。例えば、本実施形態においては、携帯電子機器として携帯電話機について説明しているが、本発明はこれに限定されず、PHS(登録商標;Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、等のその他の携帯電子機器であってもよい。
【0047】
また、本実施形態においては、連結部により折り畳み可能な携帯電話機の説明をしているが、このような折り畳み式に限定されるものではなく、操作部側筐体と表示部側筐体との重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、操作部側筐体と表示部側筐体との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転(ターン)式や、操作部側筐体と表示部側筐体とが一つの筐体に配置され連結部を有さない型式(ストレートタイプ)でもよい。また、携帯電話機は、開閉及び回転可能ないわゆる2軸ヒンジタイプであってもよい。
【0048】
また、本実施形態においては、携帯電話機1を防水性を有する電子機器として説明を行っているが、本発明はこれに限定されず、気密性を有する電子機器であれば、例えば防塵性を有する電子機器であってもよい。
【0049】
また、本実施形態においては、筐体として表示部側筐体3を、また電気音響変換部としてレシーバ33を用いて説明を行っているが、本発明はこれに限定されず、操作部側筐体2に配置されるマイクロホンにも適用できる。操作部側筐体2の操作キー群11が押下可能に構成されており、かつ音声入力孔12が形成された面に設けられている場合、本発明は特に有効である。
【0050】
また、第1実施形態においては、抑制部材としてのリブ40および導音管41について、リブ40はリアケース3bから突出して設けられ、導音管41は表示部側筐体3のフロントケース3aに設けられる。ただし、本発明はこれに限定されず、第2音が第1の孔部35を介して第1の空間SP1へ伝わることを低減できる構造であれば、例えばリブ40のみであってもよい。第2の空間SP2から伝わる第2音が第1の孔部(第1の空間SP1)へ伝わるまでの距離を長くすることができる構造であってもよい。
【符号の説明】
【0051】
1 携帯電話機(電子機器)
2 操作部側筐体
3 表示部側筐体(筐体)
11 操作キー群
12 音声入力孔
22 放音孔(開口部)
32 保護膜
33 レシーバ(電気音響変換部)
34 壁部材
35 第1の孔部
36 振動部材
40 リブ(抑制部材)
41 導音管(抑制部材)
42 平板部(抑制部材)
43 スリット(第2の孔部)
SP1 第1の空間
SP2 第2の空間
SP1’ 第3の空間
SP2’ 第4の空間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部が形成された筐体と、
前記開口部を被覆する被覆部材と、
前記筐体における前記開口部の内部に配置される電気音響変換部と、
前記筐体の内部において前記被覆部材と前記電気音響変換部との間に形成される第1の空間と、
前記電気音響変換部を挟んで前記第1の空間と反対側に位置する第2の空間と、
前記第1の空間と前記第2の空間とを隔てる壁部材と、を有し、
前記壁部材には、第1の孔部が形成され、
前記第1の孔部と前記第2の空間との間に、音が前記第1の孔部と前記第2の空間との間を伝わることを抑制する抑制部材が配置されることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記抑制部材は、前記筐体の内部における前記開口部側であって前記第1の空間を含む第3の空間と、当該第3の空間以外の空間であって前記第2の空間を含む第4の空間とを隔てることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
押圧可能な操作部を有し、
前記操作部は、前記筐体において前記開口部が形成された面に配置されることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記抑制部材に、前記第3の空間と前記第4の空間とを連通させる第2の孔部が形成されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電子機器。
【請求項5】
前記電気音響変換部は、前記筐体の内部の一端部に配置され、
前記第2の孔部は、前記抑制部材において前記筐体の内部の他端部側に形成されることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
【請求項6】
前記被覆部材は、防水性を有する部材で構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項7】
前記壁部材は、前記電気音響変換部に対して前記開口部側に設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−211300(P2011−211300A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−74601(P2010−74601)
【出願日】平成22年3月29日(2010.3.29)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】