説明

電子機器

【課題】タッチパネルを操作する際に、指先に隠れるタッチポイントを別の場所に拡大表示できる電子機器を提供する。
【解決手段】情報を表示可能な表示画面21,31と、該表示画面に設けられ、ユーザが操作を行なうタッチパネル22,32と、該タッチパネルに電気的に接続され、ユーザの操作によるタッチパネルから座標情報を受信するタッチパネル判定部と、表示画面及びタッチパネル判定部に電気的に接続され、表示画面に情報を表示すると共にタッチパネル判定部からの信号が入力される制御手段と、を有する電子機器において、制御手段は、表示画面に情報を表示し、タッチパネル判定部が座標情報を受信すると、該座標Pを含む周縁領域の情報Bを前記座標とは異なる位置に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の表示画面とその少なくとも1つにタッチパネルを有する電子機器に関するものであり、より具体的には、ユーザの操作性を向上することのできる電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
表示画面にタッチパネル式の操作手段を具えた電子機器が知られている (例えば特許文献1参照)。
ユーザは、表示画面に表示された文字や画像を視認するだけでなく、タッチパネルをタップ、ダブルタップ、フリック、ドラッグ等することで操作や編集等を行なうことができる。
【0003】
タッチパネル式の操作手段として、抵抗膜方式のものや静電容量方式のものが主流であるが、特に静電容量方式のタッチパネルを用いる場合、ユーザが指先で操作を行なう必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−217647号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
表示画面に表示された情報に対して、タッチパネルをユーザが直接指先で触れて操作する場合、指先とタッチパネルとの接点となるタッチポイントが指先で隠れてしまうから、精密なタッチ動作を行なうことが難しい。
特に、タッチパネルにより各種の操作、例えば、描画、音楽や動画編集、ゲーム、等の操作を行なう場合に、タッチポイントを視認できなければ、正確な操作を行なうことができない。
【0006】
本発明の目的は、タッチパネルを操作する際に、指先に隠れるタッチポイントを別の場所に表示することで、操作性を可及的に向上させることのできる電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の電子機器は、
情報を表示可能な表示画面と、
該表示画面に設けられ、ユーザが操作を行なうタッチパネルと、
該タッチパネルに電気的に接続され、ユーザの操作によるタッチパネルから座標情報を受信するタッチパネル判定部と、
表示画面及びタッチパネル判定部に電気的に接続され、表示画面に情報を表示すると共にタッチパネル判定部からの信号が入力される制御手段と、
を有する電子機器において、
制御手段は、表示画面に情報を表示し、タッチパネル判定部が座標情報を受信すると、該座標を含む周縁領域の情報を該座標とは異なる位置に表示する表示手段を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の電子機器によれば、表示画面に表示された情報をユーザが視認し、タッチパネルを指等で直接操作する。このとき、表示手段により、ユーザの指で隠れてしまう領域の情報を、ユーザのタッチした座標とは異なる位置に表示することができるので、ユーザは、その表示された情報を参照することで、正確且つ精密な操作を行なうことができる。
前記座標を含む周縁領域の情報を拡大して表示することで、ユーザの視認性を高めることができる。
また、上記したユーザのタッチした座標とは異なる位置として、表示画面に表示された他の情報を避けた位置、前記表示画面は複数の場合はユーザの操作によるタッチパネルとは異なる表示画面を例示できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明が適用される電子機器の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の電子機器のブロック図である。
【図3】動作の一例を示すフローチャート図である。
【図4】電子機器の表示の一例を示す説明図である。
【図5】本発明に係る電子機器の表示の一例を示す説明図である。
【図6】本発明の異なる表示の一例を示す説明図である。
【図7】本発明のさらに異なる表示の一例を示す説明図である。
【図8】表示画面が1つの場合の表示の一例を示す説明図である。
【図9】他方の表示画面に表示した一例を示す説明図である。
【図10】(a)〜(e)は、2つの表示画面に亘ってアイコンを移動した場合の表示の遷移の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、少なくとも1つの表示画面(21)(31)を有し、その少なくともその1つにタッチパネル(22)(32)を具え、1又は複数のアプリケーションを起動して、表示画面(21)(31)に文字、図形、画像、映像、動画等の情報を表示し、ユーザがタッチパネル(22)及び/又はタッチパネル(32)を操作することで、情報を編集等することのできる電子機器(10)に関するものである。
【0011】
より具体的には、表示画面(21)(31)に表示された情報をタッチパネル(22)(32)で操作する際に、表示されている情報が、ユーザの指先(F)等で隠れてしまい、精密な操作を行なうことができなくなる問題を解消した電子機器(10)に関するものである。
【0012】
以下、本発明の電子機器(10)について、携帯型の電子機器を例に挙げて図面を用いて説明するが、以下に示す具体的な電子機器の構造、構成は、説明のためのものであって、本発明を限定的に解釈すべきでないことは勿論である。
【0013】
まず、本実施例に係る携帯型電子機器(10)の構造について説明を行なう。
電子機器(10)は、図1に示すように、ユーザの所望するアプリケーションに対応して、文字、図形、画像、映像、動画等の情報を表示可能な2つの表示画面(21)(31)と、該表示画面の表面にユーザが触れることで操作可能なタッチパネル(22)(32)とを有する表示部(20)(30)を、連結機構(40)によって相対的に開閉やスライド等により移動可能に連結して構成することができる。なお、表示部(20)(30)は、2つに限定されず、1つでもよいし、3つ以上とすることもできる。
【0014】
第1表示部(20)及び第2表示部(30)は、図1に示すように、一方の面が開口した筺体(23)(33)内に、情報を表示可能な表示画面(21)(31)が開口側から視認可能となるように収容されている。表示画面(21)(31)は、後述する制御手段(60)(図2参照)に電気的に接続され、各種情報を表示可能となっている。なお、図1において、紙面右奥側に位置する表示部を第1表示部(20)、左手前側に位置する表示部を第2表示部(30)と称する。
【0015】
表示画面(21)(31)は、液晶ディスプレイを例示できる。表示画面(21)(31)の開口側には、ユーザが指先(F)等で触れることにより操作可能なタッチパネル(22)(32)を有する。タッチパネル(22)(32)は、筺体(23)(33)の開口を塞ぐように配設され、表示画面(21)(31)が視認可能となるよう透明に形成されている。タッチパネル(22)(32)として、静電容量方式や抵抗膜方式のものを例示できる。
【0016】
タッチパネル(22)(32)は、図2に示すようにタッチパネル判定部(25)(35)を介して制御手段(60)に電気的に接続されており、ユーザがタッチパネル(22)(32)を指先(F)等で触れて操作することにより、該当する座標情報がタッチパネル判定部(25)(35)を介して制御手段(60)に入力され、各種操作等に用いられる。
【0017】
第1表示部(20)と第2表示部(30)は、連結機構(40)により、相対的に移動可能とすることができ、詳細な構成の説明は省略するが、例えば、第1表示部(20)を第2表示部(30)に対してスライド可能及び/又は回動可能とする構成を例示できる。
【0018】
図2は、本発明の電子機器のブロック図の一例を示している。
電気機器のすべての制御は、図2に示すように、CPU等から構成される制御手段(60)により行なわれる。
【0019】
制御手段(60)には、前述した第1表示画面(21)、第2表示画面(31)が電気的に接続されており、使用するアプリケーションソフトに対応した各種情報を表示可能となっている。
【0020】
また、第1タッチパネル(22)及び第2タッチパネル(32)は、夫々第1タッチパネル判定部(25)、第2タッチパネル判定部(35)を介して制御手段(60)に電気的に接続されており、第1タッチパネル(22)及び第2タッチパネル(32)からのユーザの入力は、座標情報としてタッチパネル判定部(25)(35)を介して制御手段(60)に送信され、制御手段(60)は、入力に応じて、表示画面(21)(31)の情報を編集、操作等行なう。
【0021】
さらに、制御手段(60)には、図2に示すように、上記タッチパネル判定部(25)(35)により取得された座標情報に基づいて、該座標の周縁領域の情報を抽出し、座標の近傍に表示する表示手段(63)が電気的に接続されている。
なお、表示手段(63)は、視認性を高めるために、前記座標の周縁領域の情報を拡大して表示しているが(図5乃至図7参照)、等倍表示(図8及び図10参照)や縮小表示でも構わない。さらに、電子機器(10)が複数の表示画面(21)(31)を有する場合には、ユーザの操作に係るタッチパネル(例えば(32))とは異なる表示画面(例えば(21))に前記座標の周縁領域の情報を表示するようにしてもよい(図9参照)。
【0022】
制御手段(60)には、上述の他、電子機器(10)の各種動作やユーザの所望する各種データ等を記憶するメモリ(61)等が電気的に接続されている。
【0023】
制御手段(60)は、オペレーティングシステムを作動させ、1のアプリケーション又は複数のアプリケーションを同時に起動可能となっている。アプリケーションは、第1表示画面(21)と第2表示画面(31)に連続して表示したり、夫々異なるアプリケーションに係る情報を表示することができる。また、オペレーティングシステムの画面であるホーム画面では、アイコン等が第1表示画面(21)及び/又は第2表示画面際に表示される。
【0024】
第1タッチパネル(22)及び/又は第2タッチパネル(32)を操作することで、情報の編集等を行なうことがきる。より具体的には、第1表示画面(21)にブラウザ等のアプリケーションの情報を表示し、第2表示画面(31)に描画ソフト等のアプリケーションの情報を表示して、第2タッチパネル(32)の操作により、図3に示すような描画編集等を行なうことが考えられる。
【0025】
然して、制御手段(60)により、第1表示画面(21)と第2表示画面(31)に情報を表示し(図3のステップ1及び図4参照)、ユーザが第1タッチパネル(22)及び/又は第2タッチパネル(32)を操作すると(ステップ2)、操作されたタッチパネル(以下では第2タッチパネル(32)とする)のタッチポイント(座標情報)をタッチパネル判定部(タッチパネル判定部(35))に送信する(ステップ3)。このとき、表示手段(63)は、タッチパネル判定部(35)が受信したタッチポイント(座標情報)の周縁領域の情報を抽出して(ステップ4)、当該表示画面、即ち、第2表示画面(31)のタッチポイントとは異なる位置にタッチポイントの周縁領域の情報を拡大して表示するようにしている(ステップ5)。
【0026】
タッチポイントの周縁領域の表示は、図5に示すように、タッチポイント(T)から引き出された吹き出し(B)内に行なうことができる。吹き出し(B)にタッチポイント(T)を示すポインタ(P)を合わせて表示することで、ユーザは視覚的にタッチポイント(T)の周縁領域の拡大表示であることを認識することができる。
【0027】
ユーザが図5を参照しながら、所望の操作を行ない、操作を完了すると(ステップ6)、表示手段(63)による拡大表示は終了する(ステップ7)。
【0028】
なお、ユーザが、指やスタイラス等でタッチパネル(22)(32)をタッチしてから素早く払う操作である所謂フリックやタッチパネル(22)(32)にタッチしたままタッチポイント(T)を移動させる操作である所謂ドラッグ等の操作を行なったときには、その軌跡に合わせて、周縁領域の吹き出し(B)による表示も移動するようにすることが望ましい。
【0029】
通常、ユーザが指先(F)等で第2タッチパネル(32)を操作すると、第2表示画面(31)の情報が指先(F)等で隠れて、タッチポイント(T)を視認することができない。しかしながら、本発明では、ユーザのタッチポイント(T)に係る第2表示画面(31)の情報がポインタ(P)と共に第2表示画面(31)内に拡大して表示されるので、ユーザが吹き出し(B)を参照することで、第2タッチパネル(32)により選択等した情報を確認することができ、所望する精密な操作を行なうことができる。
【0030】
なお、タッチポイント(T)の拡大表示する周縁領域として、ユーザの指(F)で隠れることが考えられる約1〜2cm程度の円形又は矩形の領域を例示することができる。また、吹き出し(B)に表示される情報の拡大比率は、1倍以上3倍以下程度が好適である。
【0031】
吹き出し(B)を表示する領域は、タッチポイント(T)の斜め右上の領域が操作性及び視認性の点で望ましいが、ユーザの触れている表示画面の部位によっては、図6及び図7に示すように、吹き出し(B)の表示を行なう領域を左下や左等にすることも勿論可能である。このとき、図6に示すように、アプリケーションにより表示されている図形等と重ならないように避けて吹き出し(B)を表示することが望ましい。
【0032】
本発明により可及的に操作性が向上すると想定されるアプリケーションソフトとして、上記以外にフォトレタッチソフト、動画編集ソフト、作曲用シーケンサーソフト(図6参照)、ゲームソフト(図7参照)等を例示できる。
【0033】
上記実施例では、タッチポイント(T)の情報の視認性や操作性を高めるために、タッチポイント(T)の周縁の情報を拡大表示するようにしているが、拡大表示とせずに、等倍又は縮小して表示することも勿論可能である。また、以下に示すように、本発明は種々の変形が可能である。
【0034】
図8及び図9は、メールソフト等の文書を作成するアプリケーションを起動した場合の実施例である。
図8は、第2表示画面(31)を第1表示画面(21)の下方にスライド及び回動させて視認不能とした1画面表示の実施例である。視認可能な第1表示画面(21)には、上側にテキスト枠(80)が表示されており、下側にソフトキーボード(81)が表示されている。
【0035】
図8において、ユーザがソフトキーボード(81)上の何れかのキー(図示では「k」)を指(F)で押したときに、表示手段(63)は、押されたキー「k」を枠囲み(B’)で表示するようにしている。これにより、ユーザは自ら押したキーを視認により確認することができ、タイプミス等を防止でき、操作性を向上させることができる。
【0036】
図9は、第1表示画面(21)にテキスト枠(80)を表示し、第2表示画面(31)にソフトキーボード(81)を表示した実施例である。ユーザがソフトキーボード(81)上の何れかのキー(図示では「k」)を指(F)で押すと、表示手段(63)は、押されたキー「k」を第1表示画面(21)に枠囲み(B’)で表示するようにしている。これにより、ユーザは自ら押したキーを視認により確認することができ、タイプミス等を防止でき、操作性を向上させることができる。
【0037】
図8では表示画面の大きさの制約上、ソフトキーボード(81)に枠囲み(B’)が重なっているが、図9の実施例では、第1表示画面(21)に枠囲み(B’)を表示するようにしたことで、このような重なりを防ぐことができ、さらに視認性、操作性を向上することができる。
【0038】
図10は、複数の表示画面(21)(31)に亘って情報(図示ではメールアイコン(i))を移動させた表示状態の遷移を示している。図10(a)に示すように、ホーム画面上で、例えば、第1表示画面(21)のアイコン(i)を図10(b)に示すように指(F)により下方向にドラッグすると、指(F)で隠れているアイコン(i)は、上記と同様の要領で吹き出し(B)中に表示される。
【0039】
この状態で、図10(b)乃至図10(d)に示すように、第1表示画面(21)から第2表示画面(31)、即ち、第1タッチパネル(22)から第2タッチパネル(32)へ跨るようにドラッグ操作を行なうと、指(F)の位置に応じて、表示手段(63)は、吹き出し(B)の表示を第1表示画面(21)から第2表示画面(31)へ移動させるようにしている。これにより、ユーザが触れているアイコン(i)に近い位置に吹き出し(B)の表示を行なうことができるから、視認性、操作性を高めることができる。
なお、第1タッチパネル(22)から第2タッチパネル(32)へ吹き出し(B)を移動させる際に、表示手段(63)は、図10に示すように吹き出し(B)の表示を表示画面(21)(31)の境界部分を避けるように移動させることで、吹き出し(B)を視認し易くすることができる。
【0040】
第2表示画面(31)へ移動した吹き出し(B)は、第2タッチパネル(32)に指(F)がある場合には、図10(e)に示すように、第2表示画面(31)に表示すればよい。
【0041】
なお、第1タッチパネル(22)と第2タッチパネル(32)との間に間隔があっても、指(90)で操作した場合には、タッチパネル(22)(32)と接触する面積は比較的大きいため、第1タッチパネル(22)から第2タッチパネル(32)へ跨るドラッグ操作は連続するドラッグ操作であると認識することができる。しかしながら、タッチパネル(22)(32)の間隔が広い場合や、スタイラス等でタッチパネル(22)(32)を操作したときに、タッチパネル(22)(32)間でドラッグ操作の信号が途切れてしまうことがある。このような場合、第1タッチパネル判定部(25)がドラッグ操作の信号を受信した後、所定時間内に第2タッチパネル判定部(35)にドラッグ操作の信号を受信すると、連続するドラッグ操作であると判定するようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明は、タッチパネルを操作する際に指先に隠れるタッチポイントを表示することができ、操作性を高めることのできる電子機器として有用である。
【符号の説明】
【0043】
(10) 電子機器
(20) 第1表示部
(21) 第1表示画面
(22) 第1タッチパネル
(25) 第1タッチパネル判定部
(30) 第2表示部
(31) 第2表示画面
(32) 第2タッチパネル
(35) 第2タッチパネル判定部
(40) 連結機構
(60) 制御手段
(63) 表示手段
(B) 吹き出し
(P) ポインタ
(F) 指先
(T) タッチポイント

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報を表示可能な表示画面と、
該表示画面に設けられ、ユーザが操作を行なうタッチパネルと、
該タッチパネルに電気的に接続され、ユーザの操作によるタッチパネルから座標情報を受信するタッチパネル判定部と、
表示画面及びタッチパネル判定部に電気的に接続され、表示画面に情報を表示すると共にタッチパネル判定部からの信号が入力される制御手段と、
を有する電子機器において、
制御手段は、表示画面に情報を表示し、タッチパネル判定部が座標情報を受信すると、該座標を含む周縁領域の情報を前記座標とは異なる位置に表示する表示手段を有することを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記表示手段は、前記座標を含む周縁領域の情報を拡大して表示する請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記表示手段は、前記表示画面に表示された他の情報を避けて前記座標を含む周縁領域の情報を表示する請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記表示画面は複数配備され、前記表示手段は、ユーザの操作によるタッチパネルとは異なる表示画面に、前記座標を含む周縁領域の情報を表示する請求項1乃至請求項3の何れかに記載の電子機器。
【請求項5】
タッチパネルは、静電容量方式である請求項1乃至請求項4の何れかに記載の電子機器。
【請求項6】
情報を表示可能な表示画面と、
該表示画面に設けられ、ユーザが操作を行なうタッチパネルと、
該タッチパネルに電気的に接続され、ユーザの操作によるタッチパネルから座標情報を受信するタッチパネル判定部と、
表示画面及びタッチパネル判定部に電気的に接続され、表示画面に情報を表示すると共にタッチパネル判定部からの信号が入力される制御手段と、
を有する電子機器の制御方法であって、
制御手段は、表示画面に情報を表示し、タッチパネル判定部が座標情報を受信すると、該座標を含む周縁領域の情報を該座標とは異なる位置に表示するようにしたことを特徴とする電子機器の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−203644(P2012−203644A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−67520(P2011−67520)
【出願日】平成23年3月25日(2011.3.25)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】