説明

電子的なスタンディングオーダーテンプレートを用いた医療ポンプのプログラミング

【課題】患者の安全と全体の効率とを改良するため、医療ポンプに関し、電子的なスタンディングオーダーテンプレートを用いたプログラミング方法を提供する。
【解決手段】メモリから治療を選択するステップと、治療が選択された後、搬送のため治療薬を選択するステップと、前記医療ポンプの動作を制御するためのデータを含むスタンディングオーダーを生成するステップと、を備えている。また、一の側面は、コンピュータ装置におけるコンピュータ可読媒体であり、複数のスタンディングオーダー、を含むようプログラムされたデータベースを含んでいる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療ポンプに関し、具体的には、電子的なスタンディングオーダーテンプレートを用いた医療ポンプのプログラミングに関する。
【背景技術】
【0002】
患者の安全と全体の効率とを改良するため、病院は、しばしば、様々な薬物送達に関してスタンディングオーダーを作成する。これらのスタンディングオーダーは、治療のためであり、投薬のためではない。例えば、患者自己管理鎮痛法(patient controlled analgesia)用のスタンディングオーダーは、しばしば、医師が、治療のために表示された薬剤リストから選ぶことを可能にする。医師が特定の薬剤を選ぶと、自身が当該薬剤について特定の送達パラメーターを記入する。スタンディングオーダーシートは、特定の治療を適切に指示することについて医師を補助し、看護師が当該治療を適切に実行し監視するため、他の臨床的な患者情報とともに、範囲ならびに初期値を提供する書面によるワークシートである。
【発明の概要】
【0003】
本発明は、メモリから治療を選択することによる医療ポンプのプログラミングに関するものである。
【0004】
本発明の一の側面は、コンピュータ装置におけるコンピュータ可読媒体である。かかるコンピュータ可読媒体は、複数の治療、少なくとも一の治療薬が少なくとも一の治療と関連づけられている複数の治療薬、それぞれがプログラム可能な医療ポンプの動作を制御するためのデータを含む複数のスタンディングオーダー、を含むようプログラムされたデータベースを含んでいる。
【0005】
本発明の他の側面は、プログラム可能な医療ポンプにおけるコンピュータ可読媒体である。かかるコンピュータ可読媒体は、複数の治療、少なくとも一の治療薬が少なくとも一の治療と関連づけられている複数の治療薬、それぞれがプログラム可能な医療ポンプの動作を制御するためのデータを含む複数のスタンディングオーダー、を含むようプログラムされたデータベースを含んでいる。
【0006】
本発明の他の側面は、患者に対して溶液を搬送するプログラム可能なポンプである。かかるポンプは、ポンプ機構ならびに、ポンプ機構を制御するよう構成されたプログラム可能な回路を備えている。メモリは、プログラム可能な回路と電気通信が可能である。かかるメモリは、一以上のテンプレート、一以上の治療薬、ならびに、少なくとも一の治療と少なくとも一の治療薬との間の関連を記憶するよう構成されている。
【0007】
請求された本発明の他の側面は、医療ポンプをプログラムするための装置である。かかる装置は、一以上の治療、一以上の治療薬、ならびに、スタンディングオーダーのテンプレートを含むデータベースを内蔵したメモリを備えている。データ出力は、プログラム可能な医療ポンプとのデータ通信のために構成される。プロセッサは、メモリから治療を選択し、治療を選択した後に前記メモリから治療薬を選択し、選択された治療および選択された治療薬に対応するスタンディングオーダーを生成するよう構成される。
【0008】
請求された本発明の他の側面は、医療ポンプをプログラムするための方法であって、かかる方法は、メモリから治療を選択するステップ;治療を選択した後に前記メモリから治療薬を選択するステップ、および、医療ポンプの動作を制御するためのデータを含むスタンディングオーダーを生成するステップ、を備えている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、本発明のある実施可能な実施形態であるシステムの略図である。
【図2】図2は、電子的なスタンディングオーダーを示すテーブルである。
【図2cont】図2contは、電子的なスタンディングオーダーを示すテーブルである。
【図3】図3は、本発明の他の実施可能な実施形態の動作についてのフローチャートである。
【図4】図4は、本発明の他の実施可能な実施形態の動作についてのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の好ましい実施形態の詳細について、図面を参照しつつ説明する。ここでは、いくつかの図面を通じて同じパーツおよびアセンブリは、同じ参照符号で表す。好ましい実施形態について言及することは本発明の範囲を制限することにはならない。
【0011】
加えて、ここで述べる本発明の様々な実施形態の論理的な動作は、(1)コンピュータシステム上で動作するコンピュータにより実行されるステップの手順および/又は、(2)前記コンピュータシステム内で相互接続されたマシンモジュールとして実行される。ここで用いられている実施態様は、デスクトップコンピュータ、サーバー、携帯コンピューテイングプラットフォーム、ならびに医療ポンプの性能条件に基づく選択によるものである。したがって、ここで述べられる本発明の実施形態を構成する論理動作は、その代わりに、動作、ステップあるいはモジュールと称される。
【0012】
図1を参照すると、実施可能である一実施形態は、それにサーバー102および複数のコンピュータ104が接続されている、ローカルエリアネットワーク等のコンピュータネットワーク100を含んでいる。一以上のデータベース106を含むメモリは、サーバー102とデータ通信を行う。ある実施形態において、一以上のデータベース106は、スタンディングオーダーデータベース114および患者データベース116を含んでいる。さらに、携帯情報端末(PDA)等の携帯コンピューテイングプラットフォーム108bあるいはタブレットPC108aを、コンピュータ104の一つと接続し、情報を一致させるようにしてもよい。他の実施形態において、携帯コンピューテイングプラットフォーム108は、無線ネットワークリンクを介して、サ−バとデータ通信を行うことができる。また、携帯コンピューテイングプラットフォーム108は、無線周波数(RF)データリンク又は赤外線データリンク等の有線あるいは無線リンク112を介して、医療ポンプ110とデータ通信することが可能である。
【0013】
他の実施形態において、医療ポンプ110は、無線ネットワークコネクタを有し、コンピュータ104又は携帯コンピューテイングプラットフォーム108ではなく無線リンクを介して、ネットワーク11と直接接続することが可能である。更に別の実施形態において、医療ポンプ110は、配線で接続されたネット接続を含むこともできる。
【0014】
スタンディングオーダーデータベース114は、スタンディングオーダーのライブラリを含んでいる。各スタンディングオーダー記録は、関係する薬剤、関係する治療に関する情報、ならびに、処方箋情報を入力するためのテンプレート、ならびに、ポンプ動作パラメータを含んでいる。薬剤および投薬という文言は、医療ポンプ110が患者の体内に注入するいずれの液体(例えば、医薬的、栄養学上のサプリメント等)を表すため、同じ意味で用いられる。
【0015】
データベースは、ユーザーが入力可能なデータを定義する、ルールを含むことができる。例えば、1つのルールは、薬剤のアイデンティテイーを特定タイプの治療に限定するものである。他のルールは、ポンプの動作パラメーターを、特定の薬剤に限定するものである。さらに他のルールは、特定の治療又は薬剤に対する所定の患者治療のインストラクションを設定するものである。
【0016】
図2に、スタンディングオーダーテンプレートの実施可能な実施形態が示される。一般に、責任者は、前記テンプレートに対し、例えば、この特定の治療に用いることができる薬剤又は複数の薬剤を特定する”大人の患者管理無痛法のためのスタンディングオーダー”と名前を付け、この特定の治療法と薬剤に関し、ポンプ110をどのようにプログラムすべきかを特定することによりスタンディングオーダーを作成する。このアプローチの効果は、治療の特定のスタンディングオーダーのコンテキスト内で薬剤が用いられ、これにより、特定のポンプに対するプログラミングが、薬剤と関連づけられることができることである。
【0017】
電子的なスタンディングオーダーのライブラリが作成されると、かかるオーダーは、スタンディングオーダーデータベース114内および独立したコンピュータ104上、ならびにサーバー102上に記憶される。さらに、電子スタンディングオーダーのライブラリは、携帯コンピュータ108等の装置と一致させ、あるいは、医療ポンプ110内にダウンロードすることが可能である。他の実施形態において、電子スタンディングオーダーのライブラリは、医療ポンプ110内に記憶可能である。さらに別の実施形態において、電子スタンディングオーダーのライブラリからのより小さい電子スタンディングオーダーのライブラリが、携帯コンピュータ108あるいはポンプ110上に記憶される。
【0018】
患者データベース116は、特定の患者に対して処方された薬剤と治療のリストを含んでいる。かかる患者データベース116は、患者名あるいは識別番号、患者毎に特定される患者の介護インストラクション、ポンプのパラメーター、および、処方された治療および薬剤と関連づけられたスタンディングオーダーテンプレートを識別するデータキー等の患者のIDを含んでいる。
【0019】
他の実施形態において、医療ポンプ110が、無線リンクを介してネットワーク100に直接接続されている場合、ユーザーは、無線ネットワーク接続を介し、ポンプ110とネットワーク100とを接続することによりポンプ110上に電子スタンディングオーダーのフォームを取り込む。次に、ユーザーは、データベース106上の電子スタンディングオーダーフォームのライブラリに直接アクセスし、所望の電子スタンディングオーダーフォームを選び、コンピュータ104あるいは携帯コンピュータ108とポンプを同期させることなしに、当該電子的スタンディングオーダーフォームを完結させる。
【0020】
図3を参照すると、介護者は、動作300において、患者のために特定の治療ならびに関連する薬剤を指示する。次に、介護者は、動作302において、指示された治療ならびに薬剤に関するスタンディングオーダーテンプレートを取り込む。実施可能なある実施形態において、介護者は、まず、それについて電子スタンディングオーダーフォームが存在する治療を列挙したメニューから、指示された治療を選択する。次に、ユーザーは、選択された治療に対応するメニューの項目に対して階層的に従属するサブメニューから処方された薬剤を選択する。薬剤のサブメニューは、選択された治療に用いることができる薬剤を列挙する。ユーザーは、このリストから指示された薬剤を選択する。この実施形態においては、ポンプ110が搬送可能な様々な薬剤が、様々な治療のサブセットとして分類されて列挙され、治療および薬剤が、特定の電子スタンディングオーダーと電子的にリンクされる。
【0021】
動作308において、選択された治療および薬剤に対応する電子スタンディングオーダーが介護者により生成される。ポンプ110が、コンピュータ104に直接接続されている場合、介護者は、動作308において、コンピュータ104上でスタンディングオーダーテンプレートを記入することができる。ポンプ110が、コンピュータ104に直接接続されていない場合、介護者は、スタンディングオーダーテンプレートをダウンロードするため、動作306において、携帯コンピュータとデータベースを同期させる。次に、介護者は、動作308において、携帯コンピュータ108上でスタンディングオーダーテンプレートを記入する。他の代替実施形態において、携帯コンピュータプラットフォーム108は、無線ネットワークリンクを介して、ネットワーク100に接続され、コンピュータ104に同期させることなくデータベース106からスタンディングオーダーテンプレートを取り込むことが可能である。
【0022】
介護者が、動作308において、”オーダー”欄(”Order” Field)を電子的に記入することによりスタンディングオーダーテンプレートを完了した後、彼/彼女は、特定された患者に対するスタンディングオーダーのデータを保存する。次に、動作310において、特定のオーダーに関する患者のデータを見つける(多分患者のリストバンドをスキャニングすることにより)ことができ、これをポンプ110に送信し、これにより患者は、自身の治療を開始することが可能となる。患者を特定したオーダーは、患者データベース116内に保存される。実施可能な実施形態において、患者を特定したデータは、動作312において、コンピュータ104に同期され、患者データベース116に記憶される。実施可能な他の実施形態において、患者を特定したデータは同期されないが、携帯コンピュータ108とサーバ102間の無線ネットワーク接続を介し、患者データベース116に記憶される。
【0023】
さらに、特定のスタンディングオーダー/薬剤の”オーダー”欄は、看護者により、前もって電子的に記入することができ、あるいは、書き込まれたオーダーから看護師が記入することもできる。薬液ポンプ110は、全ての”オーダー”欄を記入することを要求し、あるいは、デフォルト値を用いることを可能とするよう、プログラムすることができる。
【0024】
通常、スタンディングオーダーは、患者の介護に関して他の命令も含んでいる。例えば、スタンディングオーダーは、患者の呼吸数が所定値を下回った場合、どれくらいの間隔で患者の状態を見たらよいのかあるいは何をすればよいのか、についての命令を含んでもよい。スケジュールに基づいて入力された場合(entered in a structured way)、この追加的な命令の一部は、患者のケアを補助するため、ポンプ110および/または他の機器によって用いることもできる。例えば、スタンディングオーダーが、担当看護師(evaluate nurse)に対して、2時間毎に患者の様子を判断するよう命令する場合、ポンプ110をプログラムするのに用いられた携帯コンピュータ108、あるいは、ポンプ110が、看護師に対する備忘として2時間毎に警報音を出してもよい。かかるスタンディングオーダーが、それを下回る場合に看護師が行動するよう命令される呼吸数を特定し、呼吸数が当該所定値を下回った場合、ポンプ110をパルス酸素濃度計と組み合わせ、スタンディングオーダーのデータを警告音を鳴らすために用いることができる。
【0025】
他の実施可能な使用方法が、図4に示されている。この実施形態においては、動作400において、ユーザが一以上の電子スタンディングオーダーフォームを生成し、動作402において、一以上の電子スタンディングオーダーフォームを医療ポンプ100にロードする。治療および薬剤が処方されると、介護者は、動作404において、ポンプ上のメニューセレクションから処方された治療を選択する。次に、ポンプ110は、選択された治療および薬剤に対応する電子スタンディングオーダーを取り込み、動作408において、ユーザーは、スタンディングオーダーフォームを記入し終わる。
【0026】
ユーザーは、動作410において、記入が完了した電子スタンディングオーダーフォームを保存し、ポンプ110を動作させる。電子スタンディングオーダーフォームの記入が完了し、動作がなされると、ポンプ110は、電子スタンディングオーダーフォームに記述された搬送プロトコルを用いて薬液の搬送を開始する。ある実施可能な実施形態において、ユーザーは、それが保存されるよう、電子スタンディングオーダーフォーム中に患者の識別情報を入力することができる。この情報は、履歴目的で保存してもよく、あるいは、記入済みの電子スタンディングオーダーを前記ポンプ110の再プログラムを可能とし又はその患者について他のポンプ110で用いることができるよう保存することが可能である。また、ユーザーは、記入済みの電子スタンディングオーダーフォームをアップロードし、それをデータベース106内に保存することもできる。
【0027】
上述の様々な実施形態は、例示の目的のみで述べられており、本発明を限定するためのものと解釈してはならない。当業者であれば、本発明の本来の精神ならびに範囲を逸脱することなく、例示的な実施形態、ここで述べられた図面および説明に拘泥せずに、本発明に対する改良および変更がなされてもよいことをただちに理解する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置におけるコンピュータ可読媒体であって、
前記コンピュータ可読媒体は、データベースを含んでおり、かかるデータベースは、複数の治療、複数の薬剤、ならびに、複数のスタンディングオーダー(standing order)を含むようプログラムされており、少なくとも一の前記薬剤は少なくとも一の前記治療に関連づけられ、前記スタンディングオーダーのそれぞれは、プログラム可能な医療ポンプの動作を制御するためのデータを含むこと
を特徴とするコンピュータ可読媒体。
【請求項2】
請求項1のコンピュータ可読媒体において、前記コンピュータ装置は、本質的に、携帯コンピュータ装置、タブレットコンピュータ装置、ならびにデスクトップコンピュータ装置を形成する構成されるグループから選択されること、
を特徴とするコンピュータ可読媒体。
【請求項3】
プログラム可能な医療ポンプ内のコンピュータ可読媒体であって、
前記コンピュータ可読媒体は、データベースを含んでおり、かかるデータベースは、複数の治療、複数の薬剤、ならびに、複数のスタンディングオーダーを含むようプログラムされており、少なくとも一の前記薬剤は少なくとも一の前記治療に関連づけられ、前記スタンディングオーダーのそれぞれは、プログラム可能な医療ポンプの動作を制御するためのデータを含むこと、
を特徴とするコンピュータ可読媒体。
【請求項4】
患者に対して液体を搬送するプログラム可能なポンプであって、
ポンプ機構と、
前記ポンプ機構を制御するよう構成されるプログラム可能な回路と、
前記プログラム可能な回路と電気的に通信可能なメモリであって、かかるメモリは、一以上の治療、一以上の治療薬、および、少なくとも一の前記治療薬と少なくとも一の前記治療間の関連を記憶するよう構成されたもの、を備えたこと、
を特徴とするポンプ。
【請求項5】
請求項4のポンプにおいて、前記プロセッサは、さらに、
一以上の治療の第一リストであって、前記第一メニュー内の各治療は、前記メモリに記憶された前記治療の一つと対応する第一リストを生成し、
前記第一リストから治療が選択されると、一以上の治療薬の第二リストであって、前記第二リスト内の各治療薬が前記メモリにおいて前記選択された治療に関連付けられている第二リストを生成する、ようプログラムされたこと、
を特徴とするポンプ。
【請求項6】
請求項5のプログラム可能なポンプにおいて、データキーは、少なくとも一の前記治療と少なくとも一の前記治療薬との間を関連づけること、
を特徴とするポンプ。
【請求項7】
請求項5のプログラム可能なポンプにおいて、前記第一リストは、患者自己管理鎮痛法(PCA)のための少なくとも一の治療を含むこと、
を特徴とするポンプ。
【請求項8】
請求項5のプログラム可能なポンプにおいて、前記第一リストは、少なくとも一の栄養療法(nutritional therapy)を含むこと、
を特徴とするポンプ。
【請求項9】
請求項5のプログラム可能なポンプにおいて、前記第一リストは、少なくとも一の化学療法(chemotherapy)を含むこと、
を特徴とするポンプ。
【請求項10】
請求項4のプログラム可能なポンプにおいて、前記メモリは、さらに、前記治療に関するプロトコルを定義するルールを含むスタンディングオーダーテンプレートを記憶するよう構成されること、
を特徴とするポンプ。
【請求項11】
請求項4のプログラム可能なポンプにおいて、前記スタンディングオーダーテンプレートは、本質的に前記ポンプの動作を定義するルールおよび患者の介護ルールより構成されたグループから選択されたルールを含むこと、
を特徴とするプログラム可能なポンプ。
【請求項12】
請求項4のプログラム可能なポンプにおいて、前記スタンディングオーダーテンプレートは、前記ポンプ機構の動作を制御するデータを含むこと、
を特徴とするプログラム可能なポンプ。
【請求項13】
医療ポンプをプログラムする装置であって、
一以上の治療、一以上の治療薬、および、一以上のスタンディングオーダーテンプレートを含むデータベースを備えるメモリと、
プログラム可能な医療ポンプとのデータ通信のために構成されたデータ出力と、および
前記メモリおよび前記データ出力と電気的に通信可能なプロセッサであって、かかるプロセッサは、前記メモリから治療を選択し、かかる治療の選択後、前記メモリから治療薬を選択し、前記選択された治療および前記選択された治療薬に対応するスタンディングオーダーを生成するよう構成されたプロセッサ、を備えたこと、
を特徴とするプログラム可能なポンプ。
【請求項14】
請求項13の装置において、前記スタンディングオーダーは、医療ポンプをプログラムするためのデータを含むルールを含んでいること、
を特徴とする装置。
【請求項15】
請求項14の装置において、前記プロセッサは、メモリ内に前記生成されたスタンディングオーダーを記憶するよう構成されること、
を特徴とする装置。
【請求項16】
請求項15の装置において、さらに、前記出力とデータ通信が可能なプログラム可能な医療ポンプを備え、前記プロセッサは、前記メモリおよび前記プログラム可能な医療ポンプ間の前記スタンディングオーダー を同期させる(synchronize)よう構成されたこと、
を特徴とする装置。
【請求項17】
請求項13の装置において、さらに、前記データ出力に接続されるシリアル通信ケーブルを備えたこと、
を特徴とする装置。
【請求項18】
医療ポンプのプログラム方法であって、
メモリから治療を選択するステップと、
治療を選択した後、搬送のために治療薬を選択するステップと、および
前記医療ポンプの動作を制御するためのデータを含む、スタンディングオーダーを生成するステップと、を備えたこと、
を特徴とする方法。
【請求項19】
請求項18の方法において、さらに、プログラム可能な医療ポンプに、前記スタンディングオーダーをダウンロードするステップを備えたこと、
を特徴とする方法。
【請求項20】
請求項18の方法において、さらに、データベース内に前記スタンディングオーダーを保存するステップを備えたこと、
を特徴とする方法。
【請求項21】
請求項20の方法において、さらに、前記スタンディングオーダーとプログラム可能な医療ポンプを同期させるステップ、を備えたこと、
を特徴とする方法。
【請求項22】
請求項20の方法において、さらに、治療を選択する前記ステップ、治療薬を選択する前記ステップ、スタンディングオーダーを生成する前記ステップ、および、前記スタンディングオーダーを保存する前記ステップを繰り返すステップを備え、これにより、複数のスタンディングオーダーのデータベースを生成すること、
を特徴とする方法。
【請求項23】
請求項22の方法において、さらに、一以上の前記スタンディングオーダーとプログラム可能な医療ポンプを同期させるステップを備えたこと、
を特徴とする方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図2cont】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2012−71144(P2012−71144A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−240566(P2011−240566)
【出願日】平成23年11月1日(2011.11.1)
【分割の表示】特願2006−542752(P2006−542752)の分割
【原出願日】平成16年12月3日(2004.12.3)
【出願人】(509280394)スミスズ メディカル エーエスディー,インコーポレイティド (4)
【Fターム(参考)】