説明

電気光学装置

【課題】電気光学装置の基板間導通端子の導通不良を原因とする不具合が発生している場合において、導通不良となっている基板間接続端子を効率よく探し出せるようにする。
【解決手段】対向基板12の4隅とTFT基板11との間には基板間導通端子1,2,3,4がある。TFT基板11における基板間導通端子1,2と外部回路接続端子8との間には配線L18及びL28がある。基板間導通端子1及び2間、基板間導通端子1及び3間、基板間導通端子3及び4間、基板間導通端子2及び4間には配線L12,L13,L34,及びL24がある。配線L18と配線L23の間には基板間導通端子1を迂回する配線LDTR1がある。配線L28と配線L24の間には基板間導通端子2を迂回する配線LDTR2がある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気光学装置における不具合箇所の探索を効率よく行うための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機やプロジェクタなどに表示装置として搭載される電気光学装置の中には、TFT(Thin Film Transistor)基板、液晶層、及び対向基板を積層した液晶パネルを有するものがある。この種の電気光学装置の構成は次のようになっている。TFT基板の中央を占める表示領域には、画素電極とそのスイッチングを行う能動素子であるTFTの各対がマトリクス状に配置されている。対向基板には各画素電極に対峙する対向電極が配置されている。また、TFT基板における表示領域の周囲には、外部のICから各種信号の入力を受け付ける役割を果たす外部回路接続端子、画像信号に従ってTFTを駆動する役割を果たす駆動回路、当該TFT基板と対向基板とを電気的に導通する役割を果たす基板間導通端子、およびこれらを接続する配線が設けられている。以上のような構成を有する電気光学装置において、ICから外部回路接続端子に共通電位(グランド)が与えられると、この電位が基板間導通端子を介して対向基板に印加される。この状態において、駆動回路は、ICから外部回路接続端子を介して当該駆動回路に与えられる画像信号に従ってTFTを駆動させる。これにより、TFTに接続された画素電極の電位と対向電極の電位との電位差が変化し、この電位差に応じて画素(画素電極と対向電極に挟まれた液晶)の光透過量が変化する。この各画素の光透過量の変化により、各画素の集合体である画像が表現される。この種の電気光学装置に関わる技術を開示した文献として、特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−47746号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の電気光学装置では、基板間導通端子の導通不良を原因として表示内容に不具合が発生する場合がある。この場合、導通不良を起こしている基板間導通端子を補修したり新しいものと置き換えることにより、表示内容の不具合を改善することが可能である。しかしながら、これまでのこの種の電気光学装置では、TFT基板の4隅に1本ずつ合計4本の基板間導通端子があり、それらの基板間導通端子が外部回路接続端子に対して直列に接続されるような配線が敷設されていた。このため、外部回路接続端子に接続されているICから基板間導通端子の各々に至る電流路をなす配線を一箇所ずつ切断して表示内容の不具合が改善したか否かを確認することができず、4本の基板間導通端子のうち導通不良となっているものを効率よく探し出すことが難しかった。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、電気光学装置の基板間導通端子の導通不良を原因とする不具合が発生している場合において、導通不良となっている基板間接続端子を効率よく探し出せるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明にかかる電気光学装置は、 外部回路接続端子が設けられた第1基板と、電気光学物質層を間に挟んで前記第1基板と向い合う第2基板と、前記第2基板と電気的な導通を行うために前記第1基板に設けられた複数個の基板間導通端子と、前記第1基板に設けられ、前記外部回路接続端子から少なくとも1つの前記基板間導通端子に至る第1の配線と、前記第1基板に設けられ、前記基板間導通端子同士を電気的に接続する第2の配線と、前記第1基板に設けられ、前記第1の配線から前記基板間導通端子を迂回して前記第2の配線に至る第3の配線とを具備することを特徴とする電気光学装置を提供する。
【0007】
この発明によると、基板上における第1及び第2の配線の該当箇所を順次切断していくことにより、第1基板上の各基板間導通端子について、当該基板間導通端子以外の1個または複数個の基板間導通端子と外部回路接続端子とを含み、当該基板間導通端子を含まない電流路を作ることができる。よって、電気光学装置に基板間導通端子の導通不良を原因とする不具合が発生している場合における導通不良箇所の探索作業において、第1の基板間導通端子を含まない電流路を形成した場合における表示の不具合の確認、第1及び第2の基板間導通端子を含まない電流路を形成した場合における表示の不具合の確認、第1、第2、及び第3の基板間導通端子を含まない電流路を形成した場合における表示の不具合の確認…を順を追って行い、導通不良となっている端子間接続端を効率よく探すことができる。
【0008】
この電気光学装置において、前記第3の配線は、複数回の屈曲を経て前記第1の配線から前記第2の配線に至っており且つ各屈曲点の屈曲角が鈍角であってもよい。これによると、屈曲点が鋭角である場合に比べて、屈曲点におけるインダクタンス成分が小さくなり、外部に放射される電界の強度が弱くなる。よって、屈曲点が鋭角である場合に比べてノイズが発生し難くなり、画質の劣化を防止することができる。
【0009】
より具体的には、前記基板間導通端子は、第1の方向の延びる第1辺と、前記第1の方向に交差する第2辺と第3辺とを備え、前記第3の配線は、前記第1辺に沿った第1直線部と、前記第2辺に沿って、前記第1直線部と前記第1の配線を接続する第2直線部と、前記第3辺に沿って、前記第1直線部と前記第2の配線を接続する第3直線とを備え、前記第1直線部と前記第2直線部、および、前記第1直線と前記第3直線がなす角は、鈍角であることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態である電気光学装置の正面図及び断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(A:構成)
図1(A)は、本発明の一実施形態である電気光学装置10の正面図である。図1(B)は、図1(A)のB−B’線断面図である。この電気光学装置10は、光源(不図示)から当該電気光学装置10の背面に向けて照射される光をM×N画素の解像度の画像として正面側に照射する液晶ディスプレイとして動作する。
【0012】
図1(A)及び図1(B)に示すように、電気光学装置10は、液晶層13と、この液晶層13を挟んで対向する2枚の基板であるTFT(Thin Film Transistor)基板11及び対向基板12とを有する。ここで、図1(A)では、簡便のため、対向基板12の図示を割愛している。液晶層13は、電気光学物質である複数種類のネマティック液晶から形成されている。TFT基板11は扁平な直方体状をなしている。対向基板12は、TFT基板11よりも僅かに短い縦幅を持った扁平な直方体状をなしている。TFT基板11と対向基板12は、各々の横幅方向の両端及び縦幅方向の一端を揃えるようにして重ね合わされ、シール材14により接合されている。
【0013】
基板11における基板12を向いた面である対向面110の中央を占める矩形領域ARには、M行N列のマトリクスを成すM×N個の画素電極P−m(m=1〜M)−n(n=1〜N)が設けられている。ここで、図1(A)では、簡便のため、画素電極P−m−nの寸法を実際のものよりも大きく表している。基板11の対向面110における縦幅方向に隣り合う画素電極P−m−n間には、横幅方向に延在する走査線21−mが設けられている。基板11の対向面110における横幅方向に隣り合う画素電極P−m−n間には、縦幅方向に延在するデータ線22−nが設けられている。基板12における基板11を向いた面である対向面120には、基板12の画素電極P−m(m=1〜M)−n(n=1〜N)と対峙する対向電極P’(不図示)が設けられている。基板11の対向面110における領域ARを囲む矩形の4隅に相当する位置には、基板11及び12間を接続する4つの基板間導通端子1,2,3,4が設けられている。液晶層13における画素電極P−m(m=1〜M)−n(n=1〜N)の各々と対向電極P’に挟まれた部分の液晶により、画像における1つの画素が構成される。
【0014】
基板11の対向面110における基板間導通端子1と基板間導通端子2との間には、両端子1及び2を接続する配線L12が設けられている。基板11の対向面110における基板間導通端子1と基板間導通端子3との間には、両端子1及び3を接続する配線L13が設けられている。基板11の対向面110における基板間導通端子3と基板間導通端子4との間には、両端子3及び4を接続する配線L34が設けられている。基板11の対向面110における基板間導通端子2と基板間導通端子4との間には、両端子2及び4を接続する配線L24が設けられている。
【0015】
基板11の対向面110における領域ARを挟んだ横幅方向の両側には走査線駆動回路5および6が設けられている。走査線駆動回路5および6は、走査線21−m(m=1〜M)の一端及び他端と接続されている。走査線駆動回路5および6における基板間導通端子3及び4の側の端部間には、両回路5及び6を接続する配線L56が設けられている。
【0016】
基板11の対向面110における領域ARと配線L12との間にはデータ線駆動回路7が設けられている。データ線駆動回路7は、データ線22−n(n=1〜N)の一端と接続されている。基板11の対向面110における配線L12と当該対向面110の縦幅方向における配線L12のある側の端部との間には、外部回路接続端子群8が設けられている。外部回路接続端子群8は、横幅方向に並んだL個の端子8−i(i=1〜L)の集合体である。これらL個の端子8−i(i=1〜L)のうち両端の2個の端子8−1及び8−Lは、外部のICから共通電位(グランド)LCCの供給を受けるための端子である。端子8−1及び8−Lの内側の端子8−2及び8−(L−1)は、外部のICから走査線駆動回路5および6の制御信号である同期信号CLの供給を受けるための端子である。残りの端子8−3〜8−(L−2)は、外部のICからデータ線駆動回路7の制御信号である画像信号VIDの供給を受けるための端子である。基板11の対向面110における外部回路接続端子8−1とその直近の基板間導通端子1との間には、外部回路接続端子8−1から基板間導通端子1に至る配線L18が設けられている。基板11の対向面110における外部回路接続端子8−Lとその直近の基板間導通端子2との間には、外部回路接続端子8−Lから基板間導通端子2に至る配線L28が設けられている。
【0017】
ここで、外部回路接続端子群8における外部回路接続端子8−i(i=1〜L)と外部のICとが接続された状態では、外部のICと、外部回路接続端子8−1及び8−Lと、基板間導通端子1,2,3,及び4と、対向基板12とを含む電流路が形成され、対向基板12の対向電極P’の電位がLCCになる。この状態において、走査線駆動回路5および6とデータ線駆動回路7は、外部のICから各々に供給される信号CL,及びVIDに従って、各画素電極P−m−nを駆動させる。各画素電極P−m−nの駆動により、各画素電極P−m−nと対向電極P’との電位差が変化し、この電位差に応じて画素(各画素電極P−m−nと対向電極P’に挟まれた液晶)の透過光量が変化する。これにより、M×N画素の解像度の画像が当該電気光学装置10の正面に向けて照射される。
【0018】
図1(A)において、基板11の対向面110における配線L18(第1の配線)と配線L13(第2の配線)との間には、配線L18から基板間導通端子1を迂回する経路を通って配線L13に至る配線LDTR1(第3の配線)が設けられている。また、対向面110における配線L28と配線L24との間には、配線L28から基板間導通端子2を迂回する経路を通って配線L24に至る配線LDTR2が設けられている。より詳細に説明すると、配線LDTR1は、配線L18における基板間導通端子1に至る直前の位置から配線L12のある側と反対側に45度の角度で分岐した後、第1の屈曲点CL1における135度の角度の屈曲と、その先の第2の屈曲点CL2における135度の角度の屈曲とを経て配線L13に合流している。また、配線LDTR2は、配線L28における基板間導通端子2に至る直前の位置から配線L12のある側と反対側に45度の角度で分岐した後、第1の屈曲点CR1における135度の角度の屈曲と、その先の第2の屈曲点CR2における135度の角度の屈曲とを経て配線L24に合流している。
【0019】
また、図1(A)に示すように基板間導通端子1は、第1の方向の延びる第1辺と、第1の方向に交差する第2辺と第3辺とを備える。そして、配線LDTR1は、第1辺に沿った第1直線部と、第1直線部と配線L18を接続する第2直線部と、第3辺に沿って、第1直線部と配線L13を接続する第3直線部とを備え、第1直線部と第2直線部とがなす角、および、第1直線部と第3直線部がなす角は、鈍角となっている。
【0020】
以上が、本実施形態である電気光学装置10の構成の詳細である。本実施形態によると、次の2つの効果が得られる。
まず、本実施形態では、TFT基板11に、配線L18から基板間導通端子1を迂回して配線L13に至る配線LDTR1と、配線L28から基板間導通端子2を迂回して配線L24に至る配線LDTR2とが設けられている。このため、本実施形態によると、基板11上における配線L12,L13,L18,L24,L34,及びL28の該当箇所を順次切断していくことにより、基板11上の各基板間導通端子1,2,3,4について、当該基板間導通端子以外の1個または複数個の基板間導通端子と外部回路接続端子8−i及び8−Lとを含み、当該基板間導通端子を含まない電流路を作ることができる。よって、電気光学装置10に基板間導通端子の導通不良を原因とする不具合が発生している場合における導通不良箇所の探索において、基板間導通端子1を含まない電流路を形成した場合における表示の不具合の確認、基板間導通端子1及び2を含まない電流路を形成した場合における表示の不具合の確認、基板間導通端子1、2、及び3を含まない電流路を形成した場合における表示の不具合の確認…を順を追って行っていくことにより、導通不良となっている基板間導通端子を探し出すことができる。
【0021】
この効果について、詳細に説明する。本実施形態における導通不良箇所の探索作業は、以下のような手順で行う。第1に、配線L12における任意の部分と、配線L18における配線LDTR1の分岐点と基板間導通端子1との間の部分と、配線L13における配線LDTR1の合流点と基板間導通端子3との間の部分とを各々切断する。これにより、基板間導通端子1を含まず、外部IC、基板間導通端子2、基板間導通端子3、基板間導通端子4、及び対向基板12を含むを含む電流路が形成される。この状態において、当該電気光学装置10の表示不良が解消した場合は、基板間導通端子1に導通不良があったとみなすことができる。
【0022】
第2に、配線L28における配線LDTR2の分岐点と基板間導通端子4との間の部分と、配線L24における配線LDTR2の合流点と基板間導通端子2との間の部分とを各々切断する。これにより、基板間導通端子1及び2を含まず、外部IC、基板間導通端子3、基板間導通端子4、及び対向基板12を含む電流路が形成される。この状態において、当該電気光学装置10の表示不良が解消した場合は、基板間導通端子2に導通不良があったとみなすことができる。
【0023】
第3に、配線L13における配線LDTR1の合流点と基板間導通端子3との間の部分と、配線L34における任意の部分とを各々切断する。これにより、基板間導通端子1,2,及び3を含まず、外部IC、基板間導通端子4及び対向基板12を含む電流路が形成される。この状態において、当該電気光学装置10の表示不良が解消した場合は、基板間導通端子3に導通不良があったとみなすことができる。また、表示不良が依然として解消しない場合は、基板間導通端子4に導通不良があったとみなすことができる。
【0024】
また、本実施形態では、配線LDTR1は複数回の屈曲を経て配線L18から配線L13に至っており、配線LDTR1における屈曲点CL1及びCL2の屈曲角が鈍角になっている。また、配線LDTR2は複数回の屈曲を経て配線L28から配線L24に至っており、配線LDTR2における屈曲点CR1及びCR2の屈曲角も鈍角になっている。このため、屈曲点が鋭角である場合に比べて、屈曲点における電界の強度が弱くなる。よって、屈曲点が鋭角である場合に比べてノイズを発生し難くなり、画質の劣化を防止することができる。
【0025】
(B:変形)
以上、本発明の実施形態について説明したが、この実施形態に以下に述べる変形を加えても勿論良い。
(1)上記実施形態では、TFT基板11及び対向基板12間の基板間導通端子1,2,3,4の個数は4個であった。しかし、この個数を2〜3個にしてもよいし、5個以上にしてもよい。
【0026】
(2)上記実施形態では、配線LDTR1は、配線L18から2回の屈曲を経て配線L13に至るものであり、配線LDTR2は、配線L28から2回の屈曲を経て配線L24に至るものであった。しかし、配線LDTR1における屈曲の回数や配線LDTR2における屈曲の回数を1回や3回以上にしてもよい。
【0027】
(3)上記実施形態では、配線LDTR1及びLDTR2の屈曲点の角度は鈍角であった。しかし、この角度を鋭角にしてもよい。また、複数個の屈曲点のうち一部の角度を鈍角にし、残りの角度を鋭角にしてもよい。
【0028】
(4)本発明に適用される電気光学装置について、自身が発光する自発光型と外光の透過率や反射率を変化させる非発光型との区別や、電流の供給によって駆動される電流駆動型と電界(電圧)の印加によって駆動される電圧駆動型との区別は不問である。例えば、有機EL素子,無機EL素子,LED(Light Emitting Diode),電界電子放出素子(FE(Field−Emission)素子),表面伝導型電子放出素子(SE(Surface conduction Electron emitter)素子),弾道電子放出素子(BS(Ballistic electron Emitting)素子),電気泳動素子、エレクトロクロミック素子など様々な電気光学素子を利用した電気光学装置に本発明は適用される。すなわち、電気光学素子は、電流の供給や電圧(電界)の印加といった電気的な作用に応じて階調(透過率や輝度などの光学的な特性)が変化する電気光学物質を利用した被駆動素子(典型的には、階調信号に応じて階調が制御される表示素子)として包括される。
【符号の説明】
【0029】
1,2,3,4…基板間導通端子、5,6…走査線駆動回路、7…データ線駆動回路、8…外部回路接続端子群、10…電気光学装置、11…TFT基板、12…対向基板、13…液晶層、14…シール部材、21…走査線、22…データ線、110,120…対向面。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部回路接続端子が設けられた第1基板と、
電気光学物質層を間に挟んで前記第1基板と向い合う第2基板と、
前記第2基板と電気的な導通を行うために前記第1基板に設けられた複数個の基板間導通端子と、
前記第1基板に設けられ、前記外部回路接続端子から少なくとも1つの前記基板間導通端子に至る第1の配線と、
前記第1基板に設けられ、前記基板間導通端子同士を電気的に接続する第2の配線と、
前記第1基板に設けられ、前記第1の配線から前記基板間導通端子を迂回して前記第2の配線に至る第3の配線と
を具備することを特徴とする電気光学装置。
【請求項2】
前記第3の配線は、複数回の屈曲を経て前記第1の配線から前記第2の配線に至っており且つ各屈曲点の屈曲角が鈍角であることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
【請求項3】
前記基板間導通端子は、
第1の方向の延びる第1辺と、前記第1の方向に交差する第2辺と第3辺とを備え、
前記第3の配線は、
前記第1辺に沿った第1直線部と、
前記第2辺に沿って、前記第1直線部と前記第1の配線を接続する第2直線部と、
前記第3辺に沿って、前記第1直線部と前記第2の配線を接続する第3直線とを備え、
前記第1直線部と前記第2直線部、および、前記第1直線と前記第3直線がなす角は、鈍角である、
ことを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。


【図1】
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【公開番号】特開2012−194322(P2012−194322A)
【公開日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−57678(P2011−57678)
【出願日】平成23年3月16日(2011.3.16)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】