説明

電気機械のためのコア巻線を有する磁気的に励起可能なコアを製作する方法、この方法で制作されたコア巻線を有する磁気的に励起可能なコア並びにこの方法で制作されたコア巻線を有するコアを備えた電気機械

【課題】充てん率を最適にすること。
【解決手段】電気機械のための、電磁的に励起可能なコアを製作する方法であって、1つの方法ステップ(S1)において1つの側に平行に延びる溝(32)を有しているほぼ直方体形(20)のコア(24)を準備し、その溝(32)内に1つの方法ステップ(S2)においてコア巻線(40)の巻線側(36)を挿入し、かつ次いで1つの方法ステップ(S3)においてコア(24)をコア巻線(40)と一緒に、溝(32)が半径方向で内方に向いている円筒リング形(52)に変形する。この方法は別のステップを特徴とし、このステップによれば、それぞれ1つの溝(32)内に挿入されるその都度すべての巻線側(36)を、溝(32)内に挿入する前に、1つの工具(44)内で溝形(119)にプレスして変形する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気機械のためのコア巻線を有する磁気的に励起可能なコアを製作する方法、この方法で制作されたコア巻線を有する磁気的に励起可能なコア並びにこの方法で制作されたコア巻線を有するコアを備えた電気機械に関する。
【背景技術】
【0002】
請求項1の上位概念に記載した電気機械のステータのための製作方法が公知である(特許文献1参照。)。
【0003】
このスタータを製作するためには、まず個々の薄板が打ち抜かれ、特定の数のこれらの薄板が互いに重ねられて、コアの所望の軸方向の幅にまで積層される。この積層された薄板はステータコアを形成し、このステータコアはこれにより1つの側にステータのために普通の互いに平行に整向された歯及び溝を有している。既にあらかじめ巻かれた分配された波巻線として構成されたコア巻線はほぼ平らな形で存在しており、ほぼ平らなコアの溝内に次いで挿入される。コアとコア巻線とから成る偏平な構造群はいわゆる巻線オーバーハングを有しており、換言すれば全部で3つの相の個々の相は、最初は溝内に挿入されていない1つの巻線側を有している。コアとコア巻線とから成るこの構造群は次いで曲げ丸められて、普通の中空円筒状のステータが形成される。この場合オーバーハングする巻線側はステータの完成前に相応する溝内に最終的に挿入しておかなければならない。
【0004】
その製作に基づいて、コアは2つの端部を有しており、これらの端部はコア巻線を有するコアの曲げ丸めの際に互いに密着せしめられる。これら両方の端部は幾何的に1つのコア溝の溝底に位置せしめられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平9−103052号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この背景技術においては、溝に良好にアプローチし得るにもかかわらず、充てん率が最適でないことが欠点である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の根底をなす認識は、薄板束の曲げ丸めの前に拡開されている溝を次のように、すなわち挿入された巻線が既に曲げ丸めの前に少なくともほぼ、曲げ丸め後の溝の形状に相応しているように、充てんすべきであり、その際挿入された巻線の内部においてある程度の圧縮が望ましいということである。
【0008】
したがって本発明による方法によれば、コア巻線のすべての巻線側を、コアの溝内に挿入する前に、工具内で溝形にプレスして変形させる。このことは極めて有利な手段である。それは、これにより55%以上の比較的に大きな溝充てん率が達成されるからである。これによって、あらかじめ組み立てられた偏平なコアとコア巻線との構造群が中空円筒状の形状への曲げ丸めの際に変形仕事をすること及びこれによってコアが許容し得ない変形を受けることが阻止される。
【0009】
従属請求項に記載した手段によって、独立請求項による方法が有利に展開されかつ改善される。
【0010】
本発明の1実施形態では、後続のステップで互いに結合されるコアの両方の端部においてそれぞれ1つの、円周方向で半分の歯が構成され、換言すれば薄板束の突き合わせ縁は公知のように溝内に位置しているのではなしに、溝を形成する1つの歯の内部に位置している。この手段によって突き合わせ縁の結合が困難になるけれども、コイルは巻線オーバーハングをもってコア内に挿入され、この巻線オーバーハングはコア若しくはステータの曲げ丸めの終了の直前に溝内に挿入すればよい。ところでこの溝が既に完全に形成されていると、巻線オーバーハングのこの巻線側が両方の端部の間で突き合わせ縁に締め込まれる危険はない。この最後に挿入される巻線側の破損は、特に高速で行われる製作プロセスの際に、簡単な形式で確実に阻止される。更に、最後に挿入される巻線側の回りに設けられる溝絶縁部が巻線側の挿入の際に巻線側から下方に滑ることが回避され、これによって製作プロセスが少なくとも阻止されることはない。それぞれ半分に構成された歯の別の利点は、ステータコアの磁気帰路内の磁気抵抗が中断されておらず、したがって磁気損失がわずかであることである。
【0011】
コア巻線が完成すると、個々のコイル側又はループ側が占める包絡スペースは一般に、コアの曲げ丸めの後の本来の溝スペースよりも大きい。コア内への挿入の前に巻線側をコアの溝の最終形状に相応する工具の溝形内でプレスすると、巻線側が変形せしめられ、巻線側の包絡スペースがステータの曲げ丸めの後の本らウェブの溝スペースに適合せしめられる。これによって、ステータ、換言すればコア巻線を有するコアの曲げ丸めの際にコアの個々の歯が巻線側に変形力を作用させて、これによって場合によりそれ自体が曲げられ、コアが場合により損傷せしめられることが回避される。工具の溝形において絶縁層の厚さを考慮して、工具の溝形を溝形の外周における絶縁層の一部だけ小さくすると、せいぜいのところ、巻線側は2つの歯の間の絶縁層によって軽くプレスされるに過ぎない。巻線側若しくはコア巻線はこれによってその位置にわずかな緩衝作用をもって保持され、コイルワイヤのラッカ層のはがれ及び短絡が回避される。特に絶縁層の全厚を考慮して、工具の溝形をコア溝の溝形よりも絶縁層の全厚だけ小さくする場合、絶縁層が損傷せしめられることはない。
【0012】
コア巻線をいわゆる巻線オーバーハングをもって巻くと、ステータコアの両側の両方の巻線頭部をほぼ対称的に構成することができる。巻線頭部はこの場合特に突き合わせ箇所の範囲において、貫通開口を形成して、空気の貫流の際に大きなレベルの騒音を発生するほぼくさび形の切り欠きは有していない。巻線オーバーハングによって達成される対称的な巻線頭部の構成によって更に、コアとコア巻線とから形成されている構造群の曲げ抵抗がステータの長さ若しくは円周にわたって充分にコンスタントである。円筒リング形に曲げられているコアとコア巻線とから成る完成した構造群はこれによって特に良好な円形度を有している。
【0013】
コア巻線が少なくとも1つのオーバーハング巻線側を有しており、この少なくとも1つのオーバーハングの巻線側の、次のオーバーハングしていない巻線側との間隔が2つの隣接する溝の間隔よりも大きいと、コアの曲げ丸めの終了の前におけるオーバーハングの巻線側の第1の溝内への挿入が容易にされており、オーバーハングの巻線側と最後の溝内にある最後の巻線側との間の引っ張り負荷が回避される。少なくとも1つのオーバーハングの巻線側を溝形への巻線側のプレスの際に、オーバーハングしていない巻線側が定める平面から持ち上げると、曲げ丸めの際に、かつ最後のオーバーハングのコイルの挿入の際に、巻線側がコアの端部と衝突して、場合により損傷せしめられることが回避される。
【0014】
2層のループ巻線として構成されたコア巻線の利点は、相巻線の各ループが一面では内周の、ひいては歯頭部範囲におけるワイヤを有しており、かつ他面では溝底の範囲のワイヤを有していることである。巻線頭部の冷却は一般に内周において外周におけるよりも良好であるので、これによってループの、ひいてはまた全体の相巻線の結局は一様な冷却が達成される。これにより単に相巻線が一様に冷却されるだけでなしに、コア巻線全体も一様に冷却される。個々の相巻線は同じ負荷に構成することができる。
【0015】
コア巻線を簡単な単層のループ巻線として構成すると、コア巻線はオーバーハングの巻線側を有しておらず、コアとコア巻線とから成る構造群の巻丸めの際に、オーバーハングの巻線側を挿入する必要はなく、リング円筒形への曲げ丸めプロセスはオーバーハングの巻線側なしに簡単にかつ問題なしに行うことができる。
【0016】
本発明の別の実施形態では、コアはコア巻線を溝内に挿入する前に、そのコア背面を介して、換言すれば溝を付けられていない側を介して、ある程度前曲げされて、巻線側を挿入するための溝開口が拡大せしめられる。この方法ステップによって、まだ偏平なコアの溝開口が極めて小さい場合に、溝開口よりも幅広い巻線側を有する巻線をコア内に挿入することが可能である。このことは歯頭部を比較的に幅広く構成することを可能にし、これによりロータからコアへの磁界の極めて良好な移行が実現され、このことは効率を著しく改善する。この方法ステップによって、その最少横断面寸法が、まだ偏平な状態のステータコアの溝開口の幅よりも大きいワイヤ並びに非円形の横断面を有するワイヤを使用することも可能である。
【0017】
円筒リング形へのコアの曲げの終了の前に巻線オーバーハングが少なくとも1つの溝内に挿入され、次いで初めて完全に曲げられる場合、溝開口は完全に曲げられたコアにおけるよりも幅広く、これによって巻線オーバーハングの挿入が簡単になる。
【0018】
円筒リング形に曲げられたコアがもはや曲げの弾性的な部分だけ戻り変形しないようにするために、コアの端部は素材結合で互いに結合しておくことができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、充てん率を最適にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明によるコア巻線を有するコアを製作する方法の経過を示す。
【図2】直方体形のコアの側面及びコア巻線接続部を有するコア巻線の平面並びにその、コアの溝に対する従属関係を示す。
【図3】2層のループ巻線の相の斜視図を示す。
【図4】図3の2層のループ巻線から形成されたコア巻線の全ての3つの相の概略的な概要を示す。
【図5】図4の巻線の巻線オーバーハングの細部を示す。
【図6】(A)巻き付け直後の巻線側の横断面を示す。(B)プレス過程後のプレス工具内の図6Aの巻線側を示す。(C)プレス後のループ側の輪郭の細部を示す。(D)プレス後のループ側の輪郭の細部を示す。
【図7】巻線オーバーハング及びオーバーハングしていない次の巻線側に対するその位置を示す。
【図8】曲げ丸めの前の挿入された巻線側を有する溝の横断面を示す。
【図9】溝1〜3内にオーバーハングしたコイルを押し込むための補助装置と一緒にほとんど完全に曲げ丸められたコアの側面の一部を示す。
【図10】溝1〜3内にオーバーハングしたコイルを押し込むための図9の装置の変化形を示す。
【図11】曲げ丸めた後の溝の横断面を示す。
【図12】絶縁された巻線側の別の実施例を示す。
【図13】溝内で図12により絶縁された巻線側の一部を示す。
【図14】簡単な単層のループ巻線の個々の相の斜視図を示す。
【図15】3相の単層の簡単なループ巻線から形成された直方体形のコア内のコア巻線を示す。
【図16】分配された波巻線の簡単な実施例を示す。
【図17A】製作法の別の実施例を示す。
【図17B】製作法の別の実施例を示す。
【図17C】製作法の別の実施例を示す。
【図18A】曲げ開かれた溝及び挿入された巻線側を有するコアの一部を示す。
【図18B】コアを曲げ丸めた後の図17Aの溝の一部を示す。
【図19A】製作後のコア巻線を有するコアを示す。
【図19B】接合箇所の範囲におけるコア巻線を有するコアの一部を示す。
【図20】本発明によるコア巻線を有するコアを備えた電気機械を示す。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下においては添付の図面に示した実施例によって本発明を詳説する。
【0022】
図1には重要なステップを有する本発明による方法の概略的な経過が示されている。方法ステップS1においてはほぼ直方体形20を有する磁気的に励起可能なコア24が準備される(図2も見よ)。コア24は側28上で平行に延びる溝32を有している。
【0023】
コア巻線40は溝ワイヤ区分105を有しており、これは後で溝32内に配置される。溝32内に配置されて群にまとめられる溝ワイヤ区分105は巻線側36として示される。巻線側36を有するコア巻線40はプレス工具44(図6B)内でプレスされて、巻線側36が変形せしめられ、かつこれによって溝32の輪郭に適合せしめられる(方法ステップS2)。別の後続の方法ステップS3において、プレスされたコア巻線40がその巻線側36をコア24の溝32内に挿入される(図8も見よ)。方法ステップS4においてはコア24はコア巻線40と一緒に、半径方向で内方に向いた溝32を有する円筒リング形52に変形せしめられる。
【0024】
図2においては、直方体形のコア24の側面図が示されている。コア24は、互いに逆の側の端面56を備えた直方体形20を有している。端面56は背面60と溝面64とによって互いに結合されている。両方の端面56、背面60並びに溝面64は直方体形のコア横断面を決定する。コア24は2つの端部61を有しており、これらの端部はそれぞれ端面68を有している。コア24は全部で36の溝32を有しており、これらの溝は全て互いに平行に整向されていて、1つの共通な平面内に配置されている。溝32は全て同じ方向に開かれていて、溝開口72で終わっており、これらの溝開口は全て溝面64内に位置している。溝32は側面が平行な歯76によって仕切られる。歯76は溝面64内で終わっている歯頭部78と、歯足部80とを有している。歯76の歯足部80は全て、背面60に対して平行に配置されている1つの平面内に位置している。歯76は横断面形若しくはプロフィール形82を有しており、歯76は端面68に対して平行に延びている。各歯頭部78は2つの歯条片84を有しており(図8も見よ)、これらの歯条片は、円筒リング形52にコア24が曲げられる場合に、円周方向に延びる。各歯76は、端面68に対して平行に整向されている歯中心平面86に関して対称的に構成されている。コア24の両方の端面68のところには、それぞれ2つの、歯中心平面86において半分にされている歯88が構成されている。両方の半分にされている歯88の間には35の完全に構成された歯76が配置されており、したがって全体で36の溝32及びコア24が曲げ丸められた状態で36の歯76が生じ、その際1つの歯は2つの半分にされた歯88から形成されている。
【0025】
全体の歯76及び半分の歯88はそれらの歯足部80をもってコア背部89と互いに一体に結合されている。コア背部は全ての全体の及び半分の歯76及び88の磁気帰路を形成する。
【0026】
コア24の上方にコア巻線40が示されており、このコア巻線はコア24に対して90°だけ図平面内に旋回させて示されている。図2に示したコア巻線40は3相の2層ループ巻線90である。被覆された若しくはラッカを塗られたワイヤ91から巻かれている3相のループ巻線90は接続ワイヤU及びXを有する第1の相93と、コア巻線接続部V及びYを有する第2の相96と、接続ワイヤW及びZを有する第3の相99とから成っている。ループ巻線90はそのコア巻線接続部Uをもって番号1の溝32内に挿入され、コア巻線接続ワイヤZは番号2の溝32内に、かつコア巻線接続ワイヤVは番号3の溝32内に挿入されている。コア巻線接続部U、Z及びV並びにX、W及びY並びにこれらの間に位置する全ての巻線側36は番号1〜36の溝内に挿入されるのに対し、このコア巻線はいわゆる全巻線オーバーハング102を有しており、これはコア巻線40をコア24内に挿入する場合に、溝32内には挿入されていない。
【0027】
図3には図2の第1の相93が原理的に同じ構成で示されている。この第1の相93は残りの両方の相と同じように、溝ワイヤ区分105並びにこれらの溝ワイヤ区分105を接続する接続ワイヤ107から成っている。第1の相93の図示の下側に記載されている数字1〜34は、どの溝ワイヤ区分105がどの番号1〜34若しくは1の溝内に位置するか若しくは挿入されるかを示す。
【0028】
図4においては、図2に示されているような全ての3つの相93,96及び99の横断面が示されており、その際しかしながら単に例えば第1の相93だけが示されている。ほかの両方の相96及び99はこれと同じように製作されている。数字1〜36若しくは3は溝番号を示す。番号1の溝32から出発して、第1のステップにおいて相端部Uから溝ワイヤ区分105が番号1の溝32に相応する位置に配置される(U1)。溝ワイヤ区分105,U1に、図示していない接続ワイヤ107が接続しており、この接続ワイヤは番号4の溝32の位置にまで達している。巻線は溝ワイヤ区分105,U2で続けられる。溝ワイヤ区分105,U2には別の接続ワイヤ107が接続しており、この接続ワイヤは溝ワイヤ区分105,U3で再び番号1の溝32の位置に巻かれる。巻き付けは別の接続ワイヤ107で溝ワイヤ区分105,U4を介して番号4の溝32内の位置に続けられ、そこから交互に、図4に示すように、接続ワイヤ107及び溝ワイヤ区分105,U5を介して番号7の溝32の位置に、このようにしてステップ状に示すように、最後に溝番号42の溝32にまで行われ、そこから溝ワイヤ区分105,U48が再び導き出され、第1の相93の相端部Xを形成する。明らかなように、溝番号36の溝32を介して2つの溝ワイヤ区分105,U45及びU47が配置されており、これらの溝ワイヤ区分は後で再び溝番号1の溝32内に、ひいては溝ワイヤ区分105,U3及びU1上に位置せしめられる。図4の図示においては、個々の溝ワイヤ区分105が第1の層110においても、第2の層112においても、位置することが明らかである。このことは全ての3つの層93,96及び99に対して当てはまる。第1の層110は後で溝32の内部に、かつ第2の層112は後で溝開口72の範囲内に位置することになる。図3の第1の相93の図示は図4及び図2における図示と個々の層における個々の溝ワイヤ区分105の位置に関して異なってはいるが、しかしながらこのことは製作法及びまた電気的作用にとって重要なことではない。
【0029】
図5においては、巻線側36の範囲が部分的にかつ拡大して示されており、これらの巻線側は溝番号34,35及び36の溝32内に挿入され、並びに3つの相93,96及び99の個々の巻線オーバーハング115が示されている。第2の相96の巻線側36と第3の相99の巻線側36との間の間隔d1はコア24の直方体形の状態における2つの溝32の間隔に等しい。第3の相99の巻線側36と第1の相93の第1の巻線オーバーハング115との間隔はd2で示されている。この間隔は、曲げ丸める前にコア24内に挿入される最後の巻線側36ともはや偏平なコア24内には挿入できない第1の巻線オーバーハング115との間隔を示す。間隔d2は間隔d1よりも大きい。3つの相93,96及び99の個々の巻線オーバーハング115相互の間隔は間隔d1に等しい。
【0030】
図6Aには個々の巻線側36の横断面が示されている。個々の巻線側の横断面は最初は、特定の包絡面118の内部で最初は程度の差こそあれ、無秩序に配置されている個々の溝ワイヤ区分105の横断面から成っている。図3,4及び5の図示と異なって、ここではより多数のループ若しくは巻き条が巻かれている。図1において既に述べたように、巻線側36はコア24の溝32内に挿入する前に変形せしめられ、包絡面118が最後にプレス工具44の溝形119になるようにされる(図6Bも見よ)。このために巻線側36はまずルーズにプレス工具44の溝形119内に図6Bの矢印のように挿入される。次いでプランジャ120が巻線側36を溝形119内にプレスして、その場合巻線側36を塑性変形させ、巻線側が外側の包絡面118で溝形119になるようにする。プレス工具44の溝形119は曲げの後の溝32の横断面形と等しいように構成しておくことができる。変化形では、溝形119は、溝32の溝横断面から絶縁層123の材料厚さdISOの少なくとも一部を減じたものに等しい(図6C及び6D並びに図8も見よ)。
【0031】
図4に示したようなコア巻線40が全巻線オーバーハング102をもって巻かれると、全巻線オーバーハング102は第2の層112の高さのところに位置する。プレス工具44内でコア巻線40をプレスすることにより、全巻線オーバーハング102は同時に第2の層によって形成される平面から持ち上げられる。個々の巻線オーバーハング115は後で第1の層110に向けられている下面を有している。個々の巻線オーバーハング115のこれらの下面はプレス工具44内でのプレスによって、第2の層112を越えて持ち上げられ、後で円形になるコア24の直径の内部に位置する曲線K上に位置する。
【0032】
コア巻線40のプレス及び変形の後に、コア巻線40は巻線側36を絶縁物質123で内張された溝32内に挿入される(図8)。コア24、絶縁物質123及びコア巻線40から形成される前組み立てされた構造群は次の方法ステップS4で溝32が半径方向で内方に向けられている円筒リング形52に変形せしめられる。この場合、溝番号36の溝32に接する半分の歯88から変形が開始される。半分の歯88は工具内で、溝番号35及び36の溝32の間の次の歯76に対して相対的に曲げられ、これにより歯頭部78が互いに接近し、溝開口72が縮小せしめられる。この場合同時に半分の歯88と溝番号35及び36の溝32の間の歯76との間の背面区分(140)が曲げられ、歯76と背面区分140との間の角度が小さくなる。半分の歯88についても同じことである。この変形過程は、最後に溝番号3及び4の溝32の間の歯76が溝番号2及び3の溝32の間の歯76に向かって曲げられるまで、続けられる。
【0033】
しかしながらコア24の曲げ丸めを終了する前に、まず3つの相93,96及び99の3つの巻線オーバーハング115を溝番号3,2及び1の溝32内に挿入しなければならない。このためには、個々の巻線オーバーハング115をそれぞれ1つのプランジャ126によって溝番号3,2及び1の溝32内に挿入し、若しくは押し込む。変化形によればこのことは、これらの巻線オーバーハングに対して1つのプランジャ127によっても可能である(図10を見よ)。
【0034】
プレスされた巻線側36を挿入する前に溝32を絶縁層123で内張し、次いで溝を溝閉鎖フォイル124で閉鎖する代わりに(図11も見よ)、変化形ではプランジャ126及び127に溝閉鎖フォイル124を装着し、溝閉鎖フォイル124が巻線オーバーハング115と一緒に溝32内に押し込まれるようにすることも可能である。その場合溝内における溝閉鎖フォイルの位置は、コア24の曲げ丸めに際に狭くなる溝開口72によって歯条片84で押さえられる。更に別の変化形では、やはり絶縁層123と溝閉鎖フォイル124との2部分から成る溝絶縁部が使用される。この場合既にプレスされたコア巻線40若しくはその巻線側36をコア24内に挿入する前に、側面を絶縁層123でくるみ、かつ場合により接着する。溝閉鎖フォイル124は、前述の溝閉鎖フォイル124を装着したプランジャ126及び127のように、巻線オーバーハング115と一緒に溝32内に押し込まれる。別の変化形では、プレスされた巻線側36を溝32内に挿入する前に一体の絶縁層123で取り囲む(図12)。図12に示した実施例では絶縁層123は次のように巻線側36に巻き付けられる。すなわち絶縁層123の2つの端部130が互いに重なり合い、これらの端部の互いに接触する面が互いに接着されているようにする。この変化形では、全体のコア巻線40は、巻線側を絶縁層123で取り囲んだ後に初めて、コア24の溝32内に挿入される(図13)。
【0035】
図14においては、簡単なループ巻線が斜視図で示されている。このループ巻線はやはりコア巻線40の第1の相93を構成する。図3若しくは4の2層のループ巻線におけるように、溝番号1の溝32の位置から始まって巻き付けが行われ、第1のループが溝番号1及び4の溝32内に巻かれ、このようにして溝間隔に関して3ステップずつの別のコイルに配置される。第1の相93は最後に溝番号34の溝32内で端部Xで終わる。相応して構成される第2の相96は溝番号2の溝32において始まり、溝番号35の溝32にまで第1の相93上に重ねられる。第3の相99も同じことであって、番号3の溝で始まり、溝番号36の溝で終わる。このようにして構成されたコア巻線40は全巻線オーバーハング102を有していない。図15においては72の溝を有するコア24が示されている。ここでは第1の相93は溝番号1の溝32から溝1及び7に巻かれ、特定の巻数の後に溝2及び8に巻かれる。コイル接続ワイヤにより、最後にこの第2のコイルが溝13及び19内に巻かれた後に別のコイルが溝14及び20内にかつ続いて巻かれ、最後に全部で8つの別のコイルの後に相巻線93が番号68の溝内で再びコア24から導き出される。溝番号3の溝32において始まって、第2の相96が開始され、最後に番号70の溝において第2の相96のワイヤがコア24から導き出される。第3の相99の巻線は番号5の溝において始まって、番号72の溝において終わる。
【0036】
図16においては第1の相93が分配された波巻線135の形で示されている。ワイヤ91は溝番号1の溝32内で始まって、接続ワイヤ区分107を介して溝4内に導かれ、そこから再び別の接続ワイヤ区分107を介して溝7内に導かれ、かつ図16に示すように、引き続き巻かれ、第1の巻線オーバーハング115が溝1に相応する位置において生ずる。そこから溝34〜4を介して巻き戻される。第2の相巻線96は類似した形式で溝2から始まって溝2まで巻かれ、そこで形成される巻線オーバーハング115は再び溝5まで巻き戻され、第3の相は溝3において始まって、溝番号3の溝32内の巻線オーバーハング115まで巻かれ、そこから再び溝番号6の溝32内に巻き戻される。このような分配された波巻線135として構成されたコア巻線40はやはり本発明による方法に適している。
【0037】
別の実施例においては、まずコア24が準備される。溝32内に巻線40がワイヤ91で巻き込まれるか、あるいはあらかじめ製作された巻線40が溝32内に挿入される。巻線40はこの場合まだプレスされていない。次いで溝32の溝側170にそれぞれ一線になるように案内エレメント173が、後で半径方向で内方に向くコア24の側28上に載置され、案内エレメント173の間にコンスタントな間隔が生ぜしめられる。内側輪郭179を有する成形プランジャ176が次いで両方の案内エレメント173によって案内されて巻線側115上に動かされる。巻線側115の個々の溝ワイヤ区分105はこの場合内側輪郭179内に押し込まれて変形せしめられ、巻線側115の横断面がコア24の曲げ丸めの後の溝32の横断面に相応するようにされる(図17A、図17B)。
【0038】
代替的に、それぞれ1つの溝32内に巻かれた溝ワイヤ区分105を順次にプレスすることも可能である。
【0039】
巻線40を巻き付け若しくは挿入する前に、必要に応じてあらかじめ絶縁層123を入れておくことができる。
【0040】
変形後に、成形プランジャ176が再び溝32から取り除かれ、案内エレメント173がコア24から取り外される(図17C)。
【0041】
巻線40を有するこのコア24は次いで、図9又は10に示し、説明したように、別の方法ステップで加工される。
【0042】
別の実施例では、その最大の横断面寸法がまだ直方体形20であるコアの円周方向での溝開口72の幅よりも大きいワイヤ91が使用される。エンドレスのワイヤ91,例えば棒巻線と呼ばれる巻線に使用されるような長方形のワイヤ横断面を有するワイヤ91を有するこのような巻線が、既に述べた3つの巻線構成におけるように巻かれる場合には、コア巻線40の挿入はそれ自体として不可能である。これに対処するために、コア40はその背面60を介してコア巻線40の挿入の前に、曲げられ、溝開口72が拡開せしめられ、コア巻線40を挿入可能であるようにする。コア巻線40が挿入されると、既に述べたように、この場合においても、コア巻線40を有するコア24が次いで曲げ丸められ、溝開口72が更に狭められる(図18Bを見よ)。
【0043】
しばしば溝32の2倍の溶接又はろう接された接続部を有している普通の棒巻線と異なって、ワイヤ端部U〜Zへの接続部を製作する費用は減少せしめられている。
【0044】
図18A及び18Bに示した実施例は相応する横断面寸法を有するワイヤの使用に限定されるものではない。むしろこの実施例は、巻線側36がその円周方向の幅に基づいて溝開口72内に挿入することができず、コア24をその背面60を介して曲げて、溝開口を拡開した後に初めて挿入することができるようにプレスされているコア巻線40のためにも使用することができる。
【0045】
プレスされた巻線側36の形状安定性を改善するために、巻線側36を固定するいわゆるバックラッカを使用することができる。このことは、例えば既にこのようなラッカで処理されたワイヤ91を使用することによって可能であり、そのラッカ層はプレス工具44内で加熱されて、少なくとも粘着性の状態になり、これによりワイヤ91が互いに付着し、ラッカが冷却して凝固した後に互いに固く結合し、簡単に継続加工することができる。
【0046】
電気的に有効な溝充てん率はこの場合溝内に配置されている全ての電気的に作用する溝ワイヤ区分105の部分の横断面の和の、曲げ丸めの後の溝32の横断面に対する面積横断面比として規定される。本発明の範囲内で、電気的に有効な溝充てん率は少なくとも55%を実現することができる。この下限は電気的な効果のための最低必要値である。75%の上限は技術的になお可能である。より大きな溝充てん率は巻線側36のプレスの際に大きな力を必要とし、ワイヤ91上のラッカ層が損傷せしめられ、コア巻線40の短絡がこれを使用不能にする。製作公差及び技術的な実現性を考慮した良好な妥協値は57%と70%との間の範囲の溝充てん率である。
【0047】
図19Aにおいては、薄板153から構成され、コア巻線40として簡単なループ巻線を有するコア24から成るステータ150が示されている。図18Bにおいては、曲げ丸められたコア24の両方の突き合わされる端面68から形成される接合箇所156が示されている。曲げ丸められたコア24が曲げの弾性的な部分だけ開くことがないようにするために、接合箇所156に溶接継ぎ目160が設けられており、これによりコア24の両方の端部61が互いに固く結合される。
【0048】
図20には本発明によるステータ150を有する電気機械140が概略的に示されている。
【符号の説明】
【0049】
20 直方体形、 24 コア、 28 側、 32 溝、 36 巻線側、 40 コア巻線、 44 プレス工具、 52 円筒リング形、 56 端面、 60 背面、 61 端部、 64 溝面、 68 端面、 72 溝開口、 76 歯、 78 歯頭部、 80 歯足部、 82 横断面形若しくはプロフィール形、 84 歯条片、 86 歯中心平面、 88 歯、 89 コア背部、 90 ループ巻線、 91 ワイヤ、 93 第1の相、 96 第2の相、 99 第3の相、 102 全巻線オーバーハング、 105 溝ワイヤ区分、 107 接続ワイヤ、 110 層、 112 層、 115 巻線オーバーハング、 118 包絡面、 119 溝形、 120 プランジャ、 123 絶縁層、 124 溝閉鎖フォイル、 126 プランジャ、 127 プランジャ、 130 端部、 135 波巻線、 140 背面区分(電気機械)、 150 ステータ、 153 薄板、 156 接合箇所、 160 溶接継ぎ目、 170 溝側、 173 案内エレメント、 176 整形プランジャ、 179 内側輪郭、 d1 間隔、 d2 間隔、 dISO 材料厚さ、 K 曲線、 S1 方法ステップ、 S2 方法ステップ、 S3 方法ステップ、 S4 方法ステップ、 U 接続ワイヤ、 V コア巻線接続部、 W接続ワイヤ、 X 接続ワイヤ、 Y コア巻線接続部、 Z 接続ワイヤ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気機械のためのコア巻線(40)を有する磁気的に励起可能なコアを製作する方法であって、1つの方法ステップ(S1)において1つの側に平行に延びる溝(32)を有しているほぼ直方体形(20)のコア(24)を準備し、その溝(32)内に1つの方法ステップ(S2)においてコア巻線(40)の巻線側(36)を挿入し、かつ次いで1つの方法ステップ(S3)においてコア(24)をコア巻線(40)と一緒に、溝(32)が半径方向で内方に向いている円筒リング形(52)に変形する形式のものにおいて、それぞれ1つの溝(32)内に挿入されるその都度すべての巻線側(36)を、溝(32)内に挿入する前に、1つの工具(44)内で溝形(119)にプレスして変形することを特徴とする、電気機械のためのコア巻線を有する磁気的に励起可能なコアを製作する方法。
【請求項2】
コア(24)を次のように、すなわちその互いに接合すべき端部(61)が円周方向でそれぞれ半分の歯(88)として構成されているように、製作することを特徴とする、請求項1記載の方法。
【請求項3】
コア巻線(40)の巻線側(36)を、コア(24)の溝(32)の横断面形に等しい溝形(119)にプレスすることを特徴とする、請求項1又は2記載の方法。
【請求項4】
コア巻線(40)の巻線側(36)を、コア(24)の溝(32)の横断面形から絶縁層(123)の厚さ(dISO)の少なくとも一部を減じた溝形(119)にプレスすることを特徴とする、請求項2記載の方法。
【請求項5】
コア巻線(40)を少なくとも1つの巻線オーバーハング(115)をもって巻き付けることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
【請求項6】
オーバーハングする巻線側(36)の、隣接のオーバーハングしない巻線側(36)に対する間隔(d2)を2つの溝(32)の間隔(d1)よりも大きく巻くことを特徴とする、請求項5記載の方法。
【請求項7】
溝形(119)への巻線側(36)のプレスによって、少なくとも1つのオーバーハングする巻線側(36)をオーバーハングしない巻線側(36)によって形成される平面から永久的に持ち上げることを特徴とする、請求項6記載の方法。
【請求項8】
コア巻線(40)を2層のループ巻線として構成することを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
【請求項9】
コア(24)を、コア巻線(40)を溝(32)内に挿入する前に、そのコア背面を介して曲げて、溝開口(72)を巻線側(36)を挿入するために拡大することを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
【請求項10】
コア巻線(40)を簡単な単層のループ巻線として構成することを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
【請求項11】
巻線オーバーハング(115)を、円筒リング形(52)へのコア(24)の曲げの終了前に、少なくとも1つの溝(32)内に挿入することを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
【請求項12】
円筒リング形(52)にコア(24)を曲げた後に、端部(61)を素材結合で互いに結合することを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
【請求項13】
電気機械のためのコア巻線(40)を有する磁気的に励起可能なコアを製作する方法であって、1つの方法ステップ(S1)において1つの側に平行に延びる溝(32)を有しているほぼ直方体形(20)のコア(24)を準備し、その溝(32)内に1つの方法ステップ(S2)においてコア巻線(40)の巻線側(36)を挿入し、かつ次いで1つの方法ステップ(S3)においてコア(24)をコア巻線(40)と一緒に、溝(32)が半径方向で内方に向いている円筒リング形(52)に変形する形式のものにおいて、それぞれ1つの溝(32)内に挿入されるその都度すべての巻線側(36)を、溝(32)内に挿入した後に、成形プランジャ(176)によって変形して、すべての巻線側が全体として、その外側輪郭が曲げ丸めたコア(24)の溝(32)に等しくなるようにすることを特徴とする、電気機械のためのコア巻線を有する磁気的に励起可能なコアを製作する方法。
【請求項14】
請求項1から13までのいずれか1項記載の方法で製作された、電気機械(140)のためのコア巻線(40)を有する磁気的に励起可能なコア(24)。
【請求項15】
コア(24)が接合箇所(156)を有しており、この接合箇所においてその2つの端面(68)が互いに結合されていることを特徴とする、請求項14記載の電気機械(140)のためのコア巻線(40)を有する磁気的に励起可能なコア(24)。
【請求項16】
両方の端部(61)が素材結合で互いに結合されていることを特徴とする、請求項14又は15記載の電気機械(140)のためのコア巻線(40)を有する磁気的に励起可能なコア(24)。
【請求項17】
接合箇所(156)の両側にそれぞれ少なくとも1つのコア巻線接続部が配置されていることを特徴とする、請求項14から16までのいずれか1項記載の電気機械(140)のためのコア巻線(40)を有する磁気的に励起可能なコア(24)。
【請求項18】
請求項14から17までのいずれか1項記載のコア巻線(40)を有する磁気的に励起可能なコアを備えた電気機械(140)のためのステータ(150)。
【請求項19】
請求項18記載のステータ(150)を有する電気機械(140)、特にオルタネータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17A】
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【図17B】
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【図17C】
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【図18A】
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【図18B】
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【図19A】
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【図19B】
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【図20】
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【公開番号】特開2012−196133(P2012−196133A)
【公開日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−132123(P2012−132123)
【出願日】平成24年6月11日(2012.6.11)
【分割の表示】特願2001−553641(P2001−553641)の分割
【原出願日】平成13年1月22日(2001.1.22)
【出願人】(390023711)ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング (2,908)
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
【住所又は居所原語表記】Stuttgart, Germany
【Fターム(参考)】