説明

電線の製造方法

【課題】効率的に電線を製造することが可能な電線の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の電線の製造方法は、定常線速V4の1/10以下の口出線速V2で一旦定速として線材1に樹脂を被覆させる口出制御処理と、電線Cの外径が目標外径に対して所定の小さな値となった時点で、外径制御を開始する外径制御開始処理と、線速Vを12〜30m/分の上昇率で上昇させるとともに線速Vの上昇に追従させて押出流量Rを増加させ、定常線速V4の1/6〜1/3の下限線速V3で一旦定速として線材に樹脂を被覆させる下限制御処理と、電線Cの外径が目標外径に対して所定公差内に収まっていると判定した以降に製造される電線Cを良品として巻き取りボビン29に巻き取る良品巻き取り開始処理と、線速Vを24〜30m/分の上昇率で上昇させるとともに線速Vの上昇に追従させて押出流量Rを増加させ、定常線速V4で線材に樹脂を被覆させる定常運転開始処理と、を順に行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、導線等の線材を樹脂によって被覆した電線の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
線材を樹脂によって被覆した電線を製造する技術として、押出ラインが加減速される際に、押出ラインがもつ固有な制御特性に則った外径制御を可能とし、徐々に線速を上げ、あらかじめ設定しておいた定常製造線速とする立ち上げ時における立ち上げ時間を短縮するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10−249918号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
定常製造線速前の立ち上げ初期では、電線の外径が安定せず所定の径とならないため、製造される電線は良品とはならない。但し、この立ち上げ初期であっても線速が上がっていくうちに外径が安定し、かつ機械特性の点でも良品の電線が得られる。
しかし、ポリオレフィン系樹脂を線材に被覆する場合には、押出機との摩擦により外径変動であるハンチングが生じ易く、良品取りの開始を早めることが難しかった。
【0005】
本発明の目的は、定常製造線速となる以前の電線の良品取りを早めに開始して、効率的に電線を製造することが可能な電線の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決することのできる本発明の電線の製造方法は、線材の外周に押出機によってポリオレフィン系樹脂を被覆して目標外径の電線を製造する電線の製造方法であって、
前記線材の線速及び前記押出機からの樹脂の押出流量をゼロから上昇させ、定常線速の1/10以下の口出線速で一旦定速として前記線材に樹脂を被覆する口出制御処理と、
前記口出制御処理で製造される電線の外径が前記目標外径に対して所定の小さな値となった時点で、前記電線の外径に基づいて線速または押出流量を増減させて前記電線の外径を前記目標外径に対する所定公差内に収める外径制御を開始する外径制御開始処理と、
外径制御開始処理後に線速を12〜30m/分の上昇率で上昇させるとともに線速の上昇に追従させて押出流量を増加させ、前記定常線速の1/6〜1/3の下限線速で一旦定速として前記線材に樹脂を被覆させる下限制御処理と、
前記下限制御処理で製造される電線の外径が前記目標外径に対して所定公差内に収まっていると判定し、この判定以降に製造される電線を良品として巻き取りボビンに巻き取る良品巻き取り開始処理と、
良品巻き取り開始処理後に線速を24〜30m/分の上昇率で上昇させるとともに線速の上昇に追従させて押出流量を増加させ、前記定常線速で前記線材に樹脂を被覆させる定常運転開始処理と、
を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の電線の製造方法によれば、外径変動が生じやすいポリオレフィン系樹脂を線材に被覆する場合に、立ち上げ初期において定常線速の1/6〜1/3の下限線速を設定することにより、下限線速の時点において安定した外径で電気特性及び機械特性が安定した良品の電線を製造することができる。また、下限線速から24〜30m/分の上昇率で定常線速へ上昇させるので、線速の変化による外径変動を極力抑えることができる。これにより、下限線速から定常線速へ線速を上昇させた際にも、良品の電線を引き続き製造することができる。
これにより、立ち上げ初期時における電線の良品取り開始時点を早め、それまでに製造される不良品を極力少なくすることができ、効率良く電線を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明に係る電線の製造方法が適用可能な電線の製造装置の概略構成図である。
【図2】始動制御時における線材の線速及びスクリューによる樹脂の押出流量の変化を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る電線の製造方法の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の電線の製造方法によって電線を製造する製造装置11は、線材1が巻回された繰り出しボビン12を有しており、この繰り出しボビン12から線材1が繰り出される。
【0010】
線材1は、製造する電線の種類に応じて異なる。例えば、絶縁電線を製造する場合、線材1は導体であり、同軸ケーブルを製造する場合、線材1は、中心導体の周囲に絶縁体及び外部導体が順に設けられたシールドコア線である。なお、導体を樹脂で被覆した絶縁電線に樹脂からなるジャケット層を被覆させる場合では、線材1は絶縁電線である。
【0011】
繰り出しボビン12の下流側には、ガイドローラ13が設けられ、繰り出しボビン12から繰り出される線材1は、ガイドローラ13に掛けられて下流側の押出機14へ導かれる。
【0012】
押出機14は、線材1が通過するクロスヘッド15と、樹脂(ペレット)を貯留するホッパ16とを有しており、ホッパ16に投入された樹脂は、シリンダ(図示省略)へ送られ、シリンダにおいて溶融される。この押出機14は、内部にスクリュー(図示省略)を有しており、スクリューが回転することによってシリンダの溶融樹脂がクロスヘッド15へ送り込まれ、クロスヘッド15から樹脂が押し出される。したがって、押出機14では、スクリューの回転によってクロスヘッド15から押し出される樹脂の押出流量が決定される。クロスヘッド15は、横向きに配設されており、線材1がクロスヘッド15を通過する際に、クロスヘッド15から押し出される樹脂を牽引して線材1の周囲に樹脂が被覆されて電線Cとされる。
【0013】
押出機14の下流側には、外径測定器21が設けられており、外径測定器21は、通過する電線Cの外径を測定し、制御装置(図示省略)へ送信する。外径測定器21としては、例えば、レーザ光を用いて電線Cの外径を非接触で測定するレーザ式測定器が用いられる。
【0014】
外径測定器21の下流側には、冷却装置22が設けられている。この冷却装置22は、例えば、水冷式であり、冷却装置22を通過する電線Cは、冷却装置22によって冷却され、線材1に被覆された樹脂が硬化される。
【0015】
冷却装置22の下流側には、電線Cを引き取る引き取りローラ23が設けられている。この引き取りローラ23は、制御装置によって制御され、電線Cを所定の線速で引き取る。
【0016】
引き取りローラ23の下流側には、蓄線機25が設けられている。この蓄線機25は、上下に配置された可動ローラ26を有しており、これらの可動ローラ26に、電線Cが巻回されている。可動ローラ26は、水平方向に移動可能に支持されており、これらの可動ローラ26が近接離間して間隔が変動することにより、可動ローラ26に巻き付けられて蓄線される電線Cの長さが調整される。なお、可動ローラ26同士の間には、上下流側にそれぞれガイドローラ27が設けられており、上流側のガイドローラ27によって電線Cが上方の可動ローラ26へ案内され、下流側のガイドローラ27によって下方の可動ローラ26からの電線Cが下流側へ案内される。
【0017】
蓄線機25の下流側には、ガイドローラ28が設けられ、このガイドローラ28によって電線Cが巻き取りボビン29へ案内される。巻き取りボビン29は、電線Cを巻き取るボビンであり、電線Cの製造途中に別の巻き取りボビン29に切り替えられることがある。
【0018】
上記の製造装置11において、押出機14の下流側の電線Cが巻き取りボビン29に巻き取られるまでの電線Cのパスラインは、数十m以上であり、例えば約100mである。
【0019】
上記の製造装置11では、引き取りローラ23によって線材1を引き取ることにより、繰り出しボビン12から線材1を繰り出させ、押出機14のクロスヘッド15へ線材1を通過させる。これにより、線材1の周囲にはクロスヘッド15から樹脂が押し出され、よって、線材1の周囲に樹脂が被覆された電線Cが製造される。
【0020】
押出機14の下流側では、電線Cの外径を外径測定器21で測定する。製造される電線Cの外径を一定に保つために、制御装置は、外径測定器21の測定結果に基づいて、引き取りローラ23または押出機14のスクリューの駆動制御を行い、線材1の線速または押し出される樹脂量を制御する外径制御を行う。
引き取りローラ23によって引き取られる電線Cは、蓄線機25の可動ローラ26に巻回されて蓄線され、その後、巻き取りボビン29に巻き取られる。
【0021】
本実施形態では、上記の製造装置11によって線材1の外周に、例えば、難燃ポリエチレン(PE)樹脂などのポリオレフィン系樹脂を被覆して電線Cを製造する。
次に、上記の製造装置11によって線材1の外周にポリオレフィン系樹脂が被覆された電線Cの製造を開始する際の始動制御について説明する。
図2は始動制御時における引き取りローラによって引き取られる線材の線速(実線)及び押出機のスクリューによって押し出される樹脂の押出流量(破線)の変化を示すタイミングチャートである。
【0022】
(口出制御処理)
製造装置11の製造ラインに線材1を引き通したら、作業者は手動で引き取りローラ23を始動させて線材1の走行を開始させる(Ta1)。すると、線材1の線速Vは、始動開始線速V1(例えば、10m/分)で一旦定速となる(Ta2)。また、押出機14を始動させてスクリューを回転させることにより、溶融樹脂のクロスヘッド15への送り込みを開始させる(Tb1)。すると、スクリューによってクロスヘッド15へ送り込まれる樹脂は、その押出流量Rが、口出押出流量R1で一旦定速となる(Tb2)。押出流量Rが口出押出流量R1で定速となると、線材1の線速Vが上昇し(Ta3)、口出線速V2(例えば、30m/分)で一旦定速となる(Ta4)。この口出線速V2は、定常線速(例えば、300m/分)の約1/10の速度とするのが好ましい。なお、この口出制御処理では、押出機14を始動させた後に引き取りローラ23を始動させても良い。
【0023】
(外径制御開始処理)
押出流量R1は線速V2で線材が走行するときに理論上目標外径となる量とする。時刻Ta4の後に電線Cの外径が目標外径よりも所定(2〜5%)の小さな値となると外径測定器21の測定結果に基づいて、引き取りローラ23または押出機14のスクリューの駆動制御を比例・積分制御によって制御する外径制御を開始させる(Tc1)。この外径制御では、目標外径に対して実測外径が過大であれば、線速Vを上げるか押出流量Rを下げ、これとは逆に、目標外径に対して実測外径が過小であれば、線速Vを下げるか押出流量Rを上げる。目標外径にごく近い値で外径制御することでハンチングがなくなるため、目標外径よりも2〜5%小さな値となったときに外径制御を開始することにより、外径がハンチングせずに安定になるまでの所要時間を短くすることができる。
【0024】
(下限制御処理)
製造される電線Cの外径が所定公差(例えば±0.1mm)以内に収まると、線材1の線速Vが上昇し(Ta5)、下限線速V3(例えば、60m/分)で定速となる(Ta6)。この下限線速V3としては、定常線速の1/6〜1/3の速度(50〜100m/分)とするのが好ましい。本例では、下限線速V3が、定常線速(例えば、300m/分)の約1/5の速度とされている。この電線Cの線速Vの上昇に追従してスクリューの回転数が上昇して押出流量Rが上昇し(Tb3)、下限押出流量R2で定速となる(Tb4)。押出流量R2は線速V3で線材が走行するときに理論上目標外径となる量とする。定常押出流量R3に対するR1の割合と、定常線速V4に対するV2の割合は等しい値である。線速Vおよび押出流量Rは両者のこの割合が等しい関係(R/R3=V/V4)を保って、上昇させられる。なお、電線Cの外径が所定公差内に収まるように、外径制御が継続される。
【0025】
(良品巻き取り開始処理)
電線Cの外径が所定公差内に収まっていると判定されると、電線Cの巻き取りを開始させる(Tc2)。この良品判定は、例えば、所定公差内で連続して10mの電線Cが押し出されたことを条件とすることができる。そして、この良品判定の時点(Tc2)から制御装置は、外径制御を比例・積分制御から積分制御に切り替える。
【0026】
良品判定時(Tc2)を境に、良品判定時(Tc2)より前(図2中A)に製造された電線Cは不良品と判定され、良品判定時(Tc2)以後(図2中B)に製造された電線Cは良品と判定される。この良品の電線Cは、安定した外径で電気特性(耐電圧性)及び機械特性(耐引張性、耐久性、耐劣化性)が安定した電線である。
【0027】
口出線速V2から下限線速V3に上昇するまでの時間(Ta6−Ta5)は、例えば約500秒とされており、口出線速V2から下限線速V3までの線速Vの上昇率は、12〜30m/分とされている。
【0028】
口出線速V2から下限線速V3までの上昇時間が長いと、下限線速V3に達するまでの時間が長くなり、電線Cの不良品の長さが多くなる。また、口出線速V2から下限線速V3までの上昇時間が短いと、電線Cの外径がハンチング(変動)してしまい、下限線速V3となっても電線Cが良品であると判定されるまでに時間がかかり、やはり、電線Cの不良品の長さが多くなる。
【0029】
良品判定の判断条件である外径の測定は外径測定器21において行われるため、良品判定時では、外径測定器21から巻き取りボビン29による巻き取り位置までのパスライン上の電線C(パスラインが100mであればそれだけの電線)は不良品である。したがって、良品判定がされた後、良品判定時に外径測定器21を通過した箇所である良品判定点が巻き取りボビン29による巻き取り位置に達した時点で巻き取りボビン29を新たなものに切り替え巻き取りを開始させる。切り替え前の巻き取りボビン29に巻き取った電線Cは、不良品として廃棄する。なお、新たな巻き取りボビン29へ切り替える際には、上流側の蓄線機25でパスラインを流れてくる電線Cを蓄線することとなる。
【0030】
(定常運転開始処理)
巻き取りボビン29の切り替えが完了すると、線材1の線速Vが上昇し(Ta7)、定常線速V4(例えば、300m/分)で定速となる(Ta8)。この線速Vの上昇に追従してスクリューの回転数が上昇して押出流量Rも上昇し(Tb5)、定常押出流量R3で定速となる(Tb6)。定常押出流量R3は定常線速V4で線材が走行するときに理論上目標外径となる量とする。
【0031】
下限線速V3から定常線速V4までの上昇に要する時間は例えば500秒とされている。下限線速V3が定常線速V4の1/6であれば、下限線速V3から定常線速V4までの線速Vの上昇率は、30m/分(250m/分÷500秒/60)となり、下限線速V3が定常線速V4の1/3であれば、下限線速V3から定常線速V4までの線速Vの上昇率は、約24m/分(200m/分÷500秒/60)となる。つまり、下限線速V3から定常線速V4までの線速Vの上昇率は、24〜30m/分となる。
例えば、下限線速V3が60m/分であり、定常線速V4が300m/分である場合、下限線速V3から定常線速V4までの線速Vの上昇率は、28.8m/分となる。
【0032】
難燃ポリエチレン樹脂などのポリオレフィン系樹脂は、押出機14のクロスヘッド15との摩擦が大きく、線材1に被覆して電線Cを製造する立ち上げ初期において、外径が変動するハンチングが生じやすい。
【0033】
しかし、上記の始動制御を行うことにより、外径変動であるハンチングが生じやすいポリオレフィン系樹脂を線材1に被覆する場合に、立ち上げ初期において定常線速V4の1/6〜1/3の下限線速V3を設定することにより、下限線速V3の時点において安定した外径で電気特性及び機械特性が安定した良品の電線Cを製造することができる。また、下限線速V3から24〜30m/分の上昇率で定常線速V4へ上昇させるので、線速Vの変化による外径変動を極力抑えることができる。これにより、下限線速V3から定常線速V4へ線速Vを上昇させた際にも、良品の電線Cを引き続き製造することができる。
【0034】
これにより、立ち上げ初期時における電線Cの良品取り開始時点を早め、それまでに製造される不良品を極力少なくすることができ、極めて効率良く電線Cを製造することができる。
【0035】
例えば、口出線速V2から下限線速V3に上昇するまでの時間を100〜150秒とすると、良品の電線Cの巻き取り開始までに約800mの押し出しを要する。これに対して、本実施形態では、電線Cの良品取り開始までの押し出し長さを約200mに抑えることができる。また、下限線速V3から定常線速V4への線速Vの上昇率を60〜90m/分とすると、線速Vの変化によって外径が大きく変動し、電線Cが不良となる場合があるが、本実施形態では、下限線速V3から24〜30m/分の上昇率で定常線速V4へ上昇させるので、線速Vの変化による外径変動を極力抑え、良品の電線Cを引き続き製造することができる。
【符号の説明】
【0036】
1:線材、14:押出機、29:巻き取りボビン、C:電線、R:押出流量、V:線速、V2:口出線速、V3:下限線速、V4:定常線速

【特許請求の範囲】
【請求項1】
線材の外周に押出機によってポリオレフィン系樹脂を被覆して目標外径の電線を製造する電線の製造方法であって、
前記線材の線速及び前記押出機からの樹脂の押出流量をゼロから上昇させ、定常線速の1/10以下の口出線速で一旦定速として前記線材に樹脂を被覆させる口出制御処理と、
前記口出制御処理で製造される電線の外径が前記目標外径に対して所定の小さな値となった時点で、前記電線の外径に基づいて線速または押出流量を増減させて前記電線の外径を前記目標外径に対する所定公差内に収める外径制御を開始する外径制御開始処理と、
前記外径制御開始処理の後に線速を12〜30m/分の上昇率で上昇させるとともに線速の上昇に追従させて押出流量を増加させ、前記定常線速の1/6〜1/3の下限線速で一旦定速として前記線材に樹脂を被覆させる下限制御処理と、
前記下限制御処理で製造される電線の外径が前記目標外径に対して所定公差内に収まっていると判定し、この判定以降に製造される電線を良品として巻き取りボビンに巻き取る良品巻き取り開始処理と、
前記良品巻き取り開始処理の後に線速を24〜30m/分の上昇率で上昇させるとともに線速の上昇に追従させて押出流量を増加させ、前記定常線速で前記線材に樹脂を被覆させる定常運転開始処理と、
を含むことを特徴とする電線の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−258504(P2011−258504A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−133964(P2010−133964)
【出願日】平成22年6月11日(2010.6.11)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】