説明

静電潜像現像用トナー、静電潜像現像用現像剤、画像形成方法及び画像形成装置

【課題】画像形成装置の小型化・構成の簡略化が図れると共に、記録媒体への暗号情報の付与も可能な静電潜像現像用トナーを提供すること。
【解決手段】外部刺激の付与により発色可能な発色性組成物と、赤外線吸剤とを含むことを特徴とする静電潜像現像用トナー。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部刺激の付与により発色可能な発色性組成物と、赤外線吸剤とを含むことを特徴とする静電潜像現像用トナー。
【請求項2】
前記発色性組成物と、赤外線吸剤と、該赤外線吸収剤の赤外線吸収能力を低下・消失させる赤外線吸収能消去剤とを含むことを特徴とする請求項1に記載の静電潜像現像用トナー。
【請求項3】
前記発色性組成物が、互いに隔離された状態で存在し、互いに反応した際に発色する第1成分および第2成分と、前記第1成分および前記第2成分のいずれか一方を含む光硬化性組成物とを含むことを特徴とする請求項1に記載の静電潜像現像用トナー。
【請求項4】
前記光硬化性組成物中に分散するマイクロカプセルを含み、前記第1成分が前記マイクロカプセル内に含まれ、前記第2成分が前記光硬化性組成物中に含まれることを特徴とする請求項3に記載の静電潜像現像用トナー。
【請求項5】
前記マイクロカプセルが、加熱処理により前記マイクロカプセル内外の物質拡散を可能とする熱応答性マイクロカプセルであることを特徴とする請求項4に記載の静電潜像現像用トナー。
【請求項6】
前記マイクロカプセルが、前記第1成分を含む芯部と、該芯部を被覆する外殻とを有し、前記外殻が熱可塑性材料からなることを特徴とする請求項4に記載の静電潜像現像用トナー。
【請求項7】
前記光硬化性組成物が未硬化状態の時に発色不可能な状態を維持し、
前記光硬化性組成物を硬化させる特定波長の光の照射により前記光硬化性組成物を硬化させることによって、前記発色不可能な状態から発色可能な状態へ不可逆的に制御されることを特徴とする請求項3に記載の静電潜像現像用トナー。
【請求項8】
前記光硬化性組成物中に、前記第2成分と光重合性化合物とが含まれることを特徴とする請求項7に記載の静電潜像現像用トナー。
【請求項9】
前記特定波長の光の照射により前記光硬化性組成物を硬化させることによって、前記発色可能な状態へ不可逆的に制御した後、加熱することによって前記第1成分と前記第2成分とを反応させて発色させることを特徴とする請求項7に記載の静電潜像現像用トナー。
【請求項10】
前記光硬化性組成物が未硬化状態の時に発色可能な状態を維持し、
前記光硬化性組成物を硬化させる特定波長の光の照射により前記光硬化性組成物を硬化させることによって、前記発色可能な状態から発色不可能な状態へ不可逆的に制御されることを特徴とする請求項3に記載の静電潜像現像用トナー。
【請求項11】
前記光硬化性組成物中に前記第2成分が含まれ、前記第2成分がその分子中に光重合性基を有することを特徴とする請求項10に記載の静電潜像現像用トナー。
【請求項12】
前記光硬化性組成物を未硬化状態のまま加熱することによって前記第1成分と前記第2成分とを反応させて発色させることを特徴とする請求項10に記載の静電潜像現像用トナー。
【請求項13】
前記発色性組成物を主成分として含む発色部を2以上含み、前記2以上の発色部が互いに異なる色に発色可能な2種類以上の発色部からなることを特徴とする請求項3に記載の静電潜像現像用トナー。
【請求項14】
前記2種類以上の発色部が、イエロー色に発色可能なイエロー発色部と、マゼンタ色に発色可能なマゼンタ発色部と、シアン色に発色可能なシアン発色部とを含むことを特徴とする請求項13に記載の静電潜像現像用トナー。
【請求項15】
外部刺激の付与により発色可能な発色性組成物と、赤外線吸剤とを含むトナーを有することを特徴とする静電潜像現像用現像剤。
【請求項16】
像担持体表面を帯電する帯電工程と、前記像担持体表面に画像情報および暗号情報に対応した静電潜像を形成する潜像形成工程と、前記静電潜像をトナーを含む現像剤を用いて現像しトナー像を形成する現像工程と、
前記現像工程を経た後の前記トナー像に前記画像情報の色成分情報に対応した発色情報を付与する発色情報付与工程と、
前記現像工程を経た後の前記トナー像を記録媒体表面に転写する転写工程と、
前記録媒体表面に転写され、且つ、少なくとも前記発色情報付与工程を経た後の前記トナー像を加熱することにより定着して画像を形成する定着工程とを含み、
前記トナーが、外部刺激の付与により発色可能な発色性組成物と、赤外線吸剤とを含むことを特徴とする画像形成方法。
【請求項17】
前記発色性組成物が、互いに隔離された状態で存在し、互いに反応した際に発色する第1成分および第2成分と、前記第1成分および前記第2成分のいずれか一方を含む光硬化性組成物とを含み、
前記発色情報が発色情報付与光であり、
前記定着工程が、前記記録媒体表面に転写され、且つ、少なくとも前記発色情報付与工程を経た後の前記トナー像を加熱することにより、定着と同時に発色させることを特徴とする請求項16に記載の画像形成方法。
【請求項18】
像担持体表面を帯電する帯電工程と、前記像担持体表面に画像情報に対応した静電潜像を形成する潜像形成工程と、前記静電潜像をトナーを含む現像剤を用いて現像し第1のトナー像を形成する現像工程とを含む第1のトナー像形成工程と、
像担持体表面を帯電する帯電工程と、前記像担持体表面に暗号情報に対応した静電潜像を形成する潜像形成工程と、前記暗号情報に対応した静電潜像をトナーを含む現像剤を用いて現像し第2のトナー像を形成する現像工程とを含む第2のトナー像形成工程と、
前記現像工程を経た後の前記第1のトナー像および前記第2のトナー像を同一の記録媒体表面に転写する転写工程と、
前記現像工程を経た後の前記第1のトナー像、または、前記第1のトナー像及び前記第1のトナー像が転写された領域と重複する位置に転写された第2のトナー像に前記画像情報の色成分情報に対応した発色情報を付与する発色情報付与工程と、
前記転写工程及び前記発色情報付与工程を経た後に、前記録媒体表面に転写された前記第1のトナー像および前記第2のトナー像を加熱することにより定着して画像を形成する定着工程とを含み、
前記第1のトナー像および前記第2のトナー像の形成に用いられるトナーが、外部刺激の付与により発色可能な発色性組成物と、赤外線吸剤とを含むことを特徴とする画像形成方法。
【請求項19】
前記発色性組成物が、互いに隔離された状態で存在し、互いに反応した際に発色する第1成分および第2成分と、前記第1成分および前記第2成分のいずれか一方を含む光硬化性組成物とを含み、
前記発色情報が発色情報付与光であり、
前記定着工程が、前記記録媒体表面に転写された前記第1のトナー像及び前記第2のトナー像を加熱することにより定着と同時に、
前記発色情報が付与された前記第1のトナー像、または、前記発色情報が付与された前記第1のトナー像及び前記第1のトナー像が転写された領域と重複する位置に転写された第2のトナー像を発色させることを特徴とする請求項18に記載の画像形成方法。
【請求項20】
像担持体表面を帯電する帯電工程と、前記像担持体表面に画像情報に対応した静電潜像を形成する潜像形成工程と、前記静電潜像をトナーを含む現像剤を用いて現像しトナー像を形成する現像工程と、
前記現像工程を経た後の前記トナー像に前記画像情報の色成分情報に対応した発色情報を付与する発色情報付与工程と、
前記現像工程を経た後の前記トナー像に暗号情報に対応した暗号情報付与光を照射する暗号情報付与工程と、
前記現像工程を経た後の前記トナー像を記録媒体表面に転写する転写工程と、
前記録媒体表面に転写され、且つ、少なくとも前記発色情報付与工程を経た後の前記トナー像を加熱することにより定着して画像を形成する定着工程とを含み、
前記トナーが、外部刺激の付与により発色可能な発色性組成物と、赤外線吸剤と、該赤外線吸収剤の赤外線吸収能力を低下・消失させる赤外線吸収能消去剤とを含み、
前記暗号情報付与光の照射により前記赤外線吸収能消去剤が前記赤外線吸収剤の赤外線吸収能力を低下・消失させる機能を有することを特徴とする画像形成方法。
【請求項21】
前記発色性組成物が、互いに隔離された状態で存在し、互いに反応した際に発色する第1成分および第2成分と、前記第1成分および前記第2成分のいずれか一方を含む光硬化性組成物とを含み、
前記発色情報が発色情報付与光であり、
前記定着工程が、前記記録媒体表面に転写され、且つ、少なくとも前記発色情報付与工程を経た後の前記トナー像を加熱することにより、定着と同時に発色させることを特徴とする請求項20に記載の画像形成方法。
【請求項22】
像担持体と、該像担持体表面を帯電する帯電手段と、前記像担持体表面に画像情報に対応した静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像をトナーを含む現像剤を用いて現像しトナー像を形成する現像手段と、
前記現像工程を経た後の前記トナー像に前記画像情報の色成分情報に対応した発色情報を付与する発色情報付与手段と、
前記現像工程を経た後の前記トナー像に暗号情報に対応した暗号情報付与光を照射する暗号情報付与手段と、
前記現像工程を経た後の前記トナー像を記録媒体表面に転写する転写手段と、
前記録媒体表面に転写され、且つ、少なくとも前記発色情報付与工程を経た後の前記トナー像を加熱することにより定着して画像を形成する定着手段とを含み、
前記トナーが、外部刺激の付与により発色可能な発色性組成物と、赤外線吸剤と、該赤外線吸収剤の赤外線吸収能力を低下・消失させる赤外線吸収能消去剤とを含む画像形成装置。
【請求項23】
前記発色性組成物が、互いに隔離された状態で存在し、互いに反応した際に発色する第1成分および第2成分と、前記第1成分および前記第2成分のいずれか一方を含む光硬化性組成物とを含み、
前記発色情報付与手段が、前記発色情報付与光を照射する光発色情報付与手段であり、
前記定着手段が、前記記録媒体表面に転写され、且つ、少なくとも前記発色情報付与光を照射された後の前記トナー像を加熱することにより、定着と同時に発色させる機能を有することを特徴とする請求項22に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−316419(P2007−316419A)
【公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−146804(P2006−146804)
【出願日】平成18年5月26日(2006.5.26)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】