説明

非接触型IC媒体処理装置

【課題】 非接触型IC媒体の発行機能を兼ね備えた上で、非接触型IC媒体の搬送手段を不要とし、もって部品点数を削減するとともに、構造を簡素化し、かつ装置の薄型化を図る。
【解決手段】 媒体投入口4から投入された非接触型IC媒体Zは媒体処理通路10を径方向に転動し、第1の係止手段17によって一時的に係止され情報処理される。情報処理の結果、返却の必要ある媒体Zは媒体返却通路20を径方向に転動させて媒体返却口5から返却する。返却の必要ない使用済みの媒体Zは、径方向に転動させて媒体収納通路27に収納する。媒体を発行する場合は、媒体供給通路30から媒体処理通路10に媒体Zを1枚ずつ径方向に転動させて供給する。供給された媒体Zは、第1の係止手段17によって一時的に係止され情報処理されたのち、媒体返却通路20を径方向に転動して媒体返却口5から発行される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、円板状に形成した非接触型IC媒体の情報を読み書きして処理するとともに、非接触型IC媒体の発行を行う非接触型IC媒体処理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の非接触型IC媒体処理装置は、アンテナ部が設けられ円板状に形成された非接触型IC媒体と、この非接触型IC媒体が投入される媒体投入口と、この媒体投入口から投入された非接触型IC媒体を径方向に転動させる媒体処理通路と、この媒体処理通路を転動する非接触型IC媒体を一旦係止し、係止された非接触型IC媒体に対して情報処理する情報処理手段と、この情報処理手段によって処理された非接触型IC媒体を返却する媒体返却通路とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、円板状に形成され周面に4つの投入放出口を有し、時計・反時計方向に90°ずつ回動する保持ディスクからなる搬送プール部と、保持ディスクの投入放出口との間でICコインの補充および戻しをする第2のプール部とを備えたものもある。この装置においては、利用者がICコインを投入放出口に投入すると、保持ディスクを90°だけ時計方向へ回動させてICコインを装置内に取込み、ICコインの価値情報の書き換えを行った後に再び保持ディスクを90°だけ反時計方向へ回動させ利用者に返却する。また、ICコインを発行する場合には、第2のプール部から保持ディスクの投入放出口にICコインを補充し、搬送プール部に使用済みのICコインを回収する場合には、保持ディスクの投入放出口から第2のプール部にICコインを戻す(例えば、特許文献2参照)。なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
【特許文献1】特許第3451963号公報(段落「0010」〜「0013」、図1)
【特許文献2】特開2001−327747号公報(段落「0035」、「0039」、「0044」、図8、図13、図14)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の非接触型IC媒体処理装置のうち前者の装置においては、媒体投入口から投入された非接触型IC媒体に対して情報処理して利用者に返却するだけの機能しか備えていないために、利用者に価値情報を書き込んだ非接触型IC型媒体を発行するためには発行専用機を用意しなければならなくなり非経済的であるという問題があった。また、後者の装置においては、搬送プール部へICコインを補充するためには搬送ベルトとこれを駆動するモータを必要とするため、部品点数が増加するとともに構造が複雑となり、かつ装置が大型化するという問題があった。
【0005】
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、非接触型IC媒体の発行機能を兼ね備えた上で、非接触型IC媒体の搬送手段を不要とし、もって部品点数を削減するとともに、構造を簡素化しかつ装置の薄型化を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するために、請求項1に係る発明は、アンテナ部が設けられ円板状に形成された非接触型IC媒体と、この非接触型IC媒体が投入される媒体投入口と、この媒体投入口から投入された非接触型IC媒体を径方向に転動させる媒体処理通路と、この媒体処理通路を転動する非接触型IC媒体を一旦係止し非接触型IC媒体に対して情報処理する情報処理手段と、この情報処理手段によって処理された非接触型IC媒体を返却する媒体返却通路とを備えた非接触型IC媒体処理装置において、前記非接触型IC媒体を径方向に転動させて1枚ずつ前記媒体処理通路に供給する媒体供給通路と、前記情報処理手段によって処理された非接触型IC媒体を径方向に転動させて収納する媒体収納通路とを備えたものである。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記媒体供給通路内および前記媒体収納通路内に着脱自在で複数枚の非接触型IC媒体を収容する媒体収容容器を備えたものである。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に係る発明によれば、非接触型IC媒体の自重による自然落下で非接触型IC媒体を転動させる構造であるから、搬送手段が不要になるため部品点数の削減と構造の簡素化を図ることができる。また、非接触型IC媒体を径方向に転動させるようにしたことにより装置における幅方向の薄型化を図ることができる。
【0009】
請求項2に係る発明によれば、媒体収容通路内の媒体の取り出し作業と、媒体供給通路内への媒体の供給作業とを媒体収容容器の着脱によって一度に行うことができるため、取り出し作業と供給作業を容易かつ短時間で行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係る非接触型IC媒体処理装置の側断面図、図2は同じく正面図、図3は図1におけるIII-III 線断面図、図4は図1におけるIV-IV 線断面図、図5は同じく媒体収容容器の断面図で、同図(A)は媒体供給通路に収容する以前の状態を示し、同図(B)は媒体収納通路から取り外した状態を示す。
【0011】
図1で全体を符号1で示す非接触型IC媒体処理装置(以下、単に処理装置という)は、略密閉状態で扁平な箱状に形成された筺体2を備え、この筺体2の前面板3の上下には、図2に示すように、共に上下方向に延在するようにスリット状に形成された媒体投入口4と媒体返却口5とが設けられている。また、前面板3の中央部には、これら媒体投入口4および媒体返却口5よりも矢印B方向にずれた位置にカード挿入口6が設けられている。7は媒体投入口4の上方に設けられた供給扉であって、施錠、解錠によって後述する媒体供給通路30の入口37を開閉する。8は媒体返却口5の下方に設けられた収納扉であって、施錠、解錠によって後述する媒体収納通路27の出口27aを開閉する。符号Zで示すものは、非接触型IC媒体(以下、単に媒体という)であって、真円による円板によって形成されており、中心部にアンテナ部9が内蔵されている。
【0012】
10は媒体投入口4に連通する媒体処理通路であって、図中右下がりに傾斜した傾斜通路11と、この傾斜通路11の右端部から下方に向かって延設された鉛直通路12とによって、紙面の表裏方向の隙間が媒体Zの厚みよりもわずかに大きく形成されている。傾斜通路11は第1のレール13とこの第1のレール13と媒体Zの径よりもわずかに大きい間隔をおいて平行に設けられた第2のレール14とによって形成されている。鉛直通路12は、共に上下方向に延在し、媒体Zの径よりもわずかに大きい間隔をおいて互いに平行に設けられたスペーサ15,16によって形成されている。したがって、媒体投入口4から投入された媒体Zは、第1のレール13上を径方向に転動し、鉛直通路12内を径方向に落下する。
【0013】
17は鉛直通路12に設けられた第1の係止部材であって、ソレノイド18によって鉛直通路12内に進退自在であって、進出することによって鉛直通路12内を落下する媒体Zを一時的に係止する。19は第1の係止部材17に媒体Zが係止されているか否かを検出する第1のセンサである。
【0014】
20は鉛直通路12の下端部と連通する媒体返却通路であって、紙面の表裏方向の隙間が媒体Zの厚みよりもわずかに大きく形成されており、図中左下がりに傾斜するように形成され、左端に媒体返却口5が設けられている。この媒体返却通路20は、第3のレール21とこの第3のレール21と媒体Zの径よりもわずかに大きい間隔をおいて平行に設けられたスペーサ22とによって形成されている。23は鉛直通路12の下端部と媒体返却通路20の右端部との間に設けられた第2の係止部材であって、図示を省略したソレノイドの駆動によって媒体返却通路20内に進退するものであって、進出することによって鉛直通路12から媒体返却通路20への媒体Zの転動を規制する。24は鉛直通路12の下端に設けられ、第3のレール21の一部を形成する第3の係止部材であって、ソレノイド25の駆動によって鉛直通路12内に進退するものであって、進出することによって鉛直通路12から後述する媒体収納通路27への媒体Zの転動を規制する。
【0015】
27は鉛直通路12の下端と連通する媒体収納通路であって、図中左下がりに傾斜し、左端の開口した出口27aに上述した収納扉8が設けられている。この媒体収納通路27は、第3のレール21とこの第3のレール21と媒体Zの径よりもやや大きい間隔をおいて平行に設けられた第4のレール28とによって形成されている。29は媒体収納通路27内に媒体が満杯になったことを検出する第2のセンサである。
【0016】
30は図中右下がりに傾斜した媒体供給通路であって、左端に開口した入口37に上述した供給扉7が設けられており、右端部が上述した鉛直通路12に連通している。この媒体供給通路30は、第1のレール14とこの第1のレール14と媒体Zの径よりもやや大きい間隔をおいて平行に設けられたスペーサ31とによって形成されている。32は媒体供給通路30と鉛直通路12との間に設けられ、第1のレール14の一部を形成する第4の係止部材であって、ソレノイド33の駆動によって鉛直通路12内に進退するものであって、進出することによって媒体供給通路30から鉛直通路12への媒体Zの落下を規制する。34は図示を省略したソレノイドの駆動によって媒体供給通路30内に進退する係止ピンであって、媒体供給通路30内に進出することにより、媒体供給通路30内に蓄積されている媒体のうち、2枚目以降の転動を一時的に規制する。30aは媒体供給通路30内に供給される媒体が少なくなったことを検出する第3のセンサである。
【0017】
図5において、35は複数枚の媒体Zを径方向に並べて収容する中空部36が形成された媒体収容容器であって、左端に中空部36に連通する開口37が設けられ、右端部の下方には媒体Zの径よりもわずかに大きい幅に形成された開口38が設けられており、この開口38に隣接した位置に上述した係止ピン34が挿通される挿通孔39が設けられている。この媒体収容容器35は、開口38を下側に向けた同図(A)に示した状態で、供給扉7を開くことにより、図1に示すように媒体供給通路30内に挿入することが可能であり、媒体供給通路30内に挿入すると開口38が第4の係止部材32に対向する。また、この媒体収容容器35は、開口38を上側に向けた図5(B)に示した状態で、収納扉8を開くことにより、図1に示すように媒体収納通路27内に挿入することが可能であり、媒体収納通路27内に挿入すると開口38が第3の係止部材24に対向する。
【0018】
図1に便宜上格子状のハッチングを付した部材はアンテナ基板40であって、このアンテナ基板40は、図4に示すように鉛直通路12と後述するカード収納凹部42とのそれぞれに対向するように設けられている。すなわち、このアンテナ基板40は、鉛直通路12内において第1の係止部材17によって係止された媒体Zのアンテナ基板9と無線によって通信を行うことで媒体Zに記録されている情報が情報処理手段41によって処理される。同様に、カード収納凹部42に収容される非接触型ICカード(以下、単にカードという)Cのアンテナ部と無線によって通信を行うことでカードCに記録されている情報が情報処理手段41によって処理される。
【0019】
43はカード挿入規制用のソレノイドであって、進退自在なシャッタピン44がカード挿入口6に臨むように設けられている。このソレノイド43は、第1のセンサ19によって第1の係止部材17に媒体Zが係止されている状態を検出すると、シャッタピン44が前進し、このシャッタピン44によってカードCのカード収納凹部42への挿入を規制する。また、このソレノイド43は、カードCがカード収納凹部42内に挿入されてからアンテナ基板9を介して情報処理手段41によってカードCの情報処理が終了するまでの間だけシャッタピン44が前進し、カードCがカード収納凹部42から取り出せないようにするためのものである。
【0020】
次に、このように構成された処理装置1による処理動作について説明する。先ず、媒体Zに記録されている情報を処理する場合について説明する。この場合には、第1ないし第4の係止部材17,23,24,32がすべて通路側に進出した状態になっている。この状態で、媒体投入口4から媒体Zが投入されると、投入された媒体Zは媒体処理通路11の第1のレール13上を径方向に転動し、鉛直通路12内を径方向に落下し、第1の係止部材17によって係止される。
【0021】
係止された媒体Zは、アンテナ基板40と媒体Zのアンテナ基板9との間で無線によって通信を行うことで記録されている情報が情報処理手段41によって処理される。情報が処理された結果、媒体Zに記録されている価値情報が残存している場合には、第2の係止部材23を媒体返却通路20から退出させる。したがって、第1の係止部材17が鉛直通路12から退出することにより、媒体Zは鉛直通路12から媒体返却通路20内を転動し、媒体返却口5から利用者に返却される。
【0022】
一方、情報が処理された結果、媒体Zに記録されている価値情報が残存していない、いわゆる使用済み媒体となった場合には、第3の係止部材24を鉛直通路12から退出させる。したがって、第1の係止部材17が鉛直通路12から退出することにより、媒体Zは鉛直通路12から媒体収容容器35の開口38を通過して媒体収容容器35内を転動し、媒体収容容器35内に収容される。
【0023】
次に、媒体を発行する場合について説明する。この場合には、予め、媒体供給通路30内に媒体Zが収容されている媒体収容容器35を収容しておく。センサ19によって第1の係止部材17によって媒体Zが係止されていないことを検出すると、媒体収容容器35の挿通孔39から係止ピン34が媒体収容容器35内に進出し、媒体収容容器35内に収容されている2枚目以降の媒体を係止する。次いで、ソレノイド33によって第4の係止部材32が鉛直通路12から退出するので、媒体収容容器35内に収容されている1枚目の媒体が鉛直通路12内を落下し第1の係止部材17によって係止される。この状態で、アンテナ基板40と媒体Zのアンテナ基板9との間で無線によって通信を行うことで媒体Zに所定の価値情報が書き込まれる。書き込みが終了すると、第1の係止部材17が鉛直通路12から退出し、第2の係止部材23が媒体返却通路20から退出することにより、媒体Zは鉛直通路12から媒体返却通路20内を転動し、媒体返却口5から発行される。
【0024】
このように、媒体Zの発行に当たって、媒体供給通路30から第1の係止部材17への搬送および媒体収容通路27内への搬送を媒体Zの自重による自然落下で搬送するようにしたことにより、搬送手段が不要になるため部品点数の削減と構造の簡素化を図ることができる。また、媒体Zを径方向に転動または落下させるようにしたことにより装置における幅方向の薄型化を図ることができる。
【0025】
ここで、第2のセンサ29によって、媒体収容通路27内に収容していた媒体収容容器35内の媒体が満杯になったことが検出されたら、収納扉8を開き、満杯の媒体収容容器35を取り出し、空の媒体収容容器35を媒体収容通路27内に挿入する。また、第3のセンサ30aが媒体無しを検出することによって、媒体供給通路30内に収容していた媒体収容容器35内の媒体が残り1個になったことが検出されたら、供給扉7を開き、媒体Zが残り1個となった媒体収容容器35を取り出し、媒体Zが満杯の状態にある媒体収容容器35を媒体収容通路27内に挿入する。このように、媒体収容通路27内の媒体Zの取り出し作業と、媒体供給通路30内への媒体Zの供給作業とを媒体収容容器35の着脱によって一度に行うことができるため、取り出し作業と供給作業を容易かつ短時間で行うことができる。
【0026】
次に、非接触型ICカードCの情報処理について説明する。この場合には、第1のセンサ19によって第1の係止部材17に媒体Zが係止されている状態が検出されていると、シャッタピン44が前進しているので、このシャッタピン44によってカードCのカード収納凹部42への挿入が規制される。このように、アンテナ基板9を介して第1の係止部材17に係止された媒体Zとカード収納凹部42に挿入されたカードCとを同時に情報処理することがないから、媒体ZとカードCとの情報の誤処理を防止することができる。
【0027】
第1の係止部材17に媒体Zが係止されていない状態のときには、シャッタピン44が後退しカード挿入口6が開放されているため、カードCをカード挿入口6からカード収納凹部42内に挿入する。カードCがカード収納凹部42内に挿入されると、ソレノイド43のシャッタピン44が前進するため、カードCの情報処理が行われている最中に故意または誤ってカードCがカード収納凹部42から抜き取られることがないから、カードCの情報の誤処理を防止することができる。カードCの情報処理が終了すると、ソレノイド43のシャッタピン44が後退するため、カードCをカード挿入口6から抜き取ることができる。
【0028】
このように、1台の処理装置1によって媒体ZだけではなくカードCも処理することができるため使い勝手が向上するというばかりではなく、カード処理専用の装置を設置する必要がないから経済性に優れている。また、アンテナ基板40のみを媒体処理軌道11の鉛直通路1とカード収容凹部42との間に設けたため装置における幅方向の薄型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明に係る非接触型IC媒体処理装置の側断面図である。
【図2】本発明に係る非接触型IC媒体処理装置の正面図である。
【図3】図1におけるIII-III 線断面図である。
【図4】図1におけるIV-IV 線断面図である。
【図5】本発明に係る非接触型IC媒体処理装置において、媒体収容容器の断面図で、同図(A)は媒体供給通路に収容する以前の状態を示し、同図(B)は媒体収納通路から取り外した状態を示す。
【符号の説明】
【0030】
1…非接触型IC媒体処理装置、4…媒体挿入口、5…媒体返却口、6…カード挿入口、10…媒体処理通路、12…鉛直通路、17…第1の係止部材、20…媒体返却通路、27…媒体収納通路、30…媒体供給通路、35…媒体収容容器、40…アンテナ基板、42…カード収納凹部、44…シャッタピン、C…非接触型ICカード、Z…非接触型IC媒体。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
アンテナ部が設けられ円板状に形成された非接触型IC媒体と、この非接触型IC媒体が投入される媒体投入口と、この媒体投入口から投入された非接触型IC媒体を径方向に転動させる媒体処理通路と、この媒体処理通路を転動する非接触型IC媒体を一旦係止し非接触型IC媒体に対して情報処理する情報処理手段と、この情報処理手段によって処理された非接触型IC媒体を返却する媒体返却通路とを備えた非接触型IC媒体処理装置において、
前記非接触型IC媒体を径方向に転動させて1枚ずつ前記媒体処理通路に供給する媒体供給通路と、前記情報処理手段によって処理された非接触型IC媒体を径方向に転動させて収納する媒体収納通路とを備えたことを特徴とする非接触型IC媒体処理装置。
【請求項2】
請求項1記載の非接触型IC媒体処理装置において、
前記媒体供給通路内および前記媒体収納通路内に着脱自在で複数枚の非接触型IC媒体を収容する媒体収容容器を備えたことを特徴とする非接触型IC媒体処理装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−65756(P2006−65756A)
【公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−250264(P2004−250264)
【出願日】平成16年8月30日(2004.8.30)
【出願人】(304020498)サクサ株式会社 (678)
【Fターム(参考)】