風穴用円筒の係止構造と傾斜配筋の基礎立上部の二段風穴床下換気法
【課題】作業手間を減らすための風穴用円筒とその型枠とトラス配筋の基礎立上部の二段床下換気工法。
【解決手段】風穴用円筒の周壁に設けた係止孔に、一方にループ状の引っ掛け部を形成した針金状の係止具を係止し、該係止具を配筋に係止して生コン投入後に係止具を抜き取って風穴用円筒型枠を外せる円筒型枠の設定に好都合で強度の優れた傾斜配筋である。
【解決手段】風穴用円筒の周壁に設けた係止孔に、一方にループ状の引っ掛け部を形成した針金状の係止具を係止し、該係止具を配筋に係止して生コン投入後に係止具を抜き取って風穴用円筒型枠を外せる円筒型枠の設定に好都合で強度の優れた傾斜配筋である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は木造建築の布基礎に関する。より詳細には布基礎に設ける立上部の傾斜配筋と風穴用円筒の組合せと二段の風穴による基礎の床下換気工法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、百年以上の民家では土台の木の下は透け透けで、土台の複数の支柱は礎石上に載せただけだが、風雨にさらされても風通しにより、腐食から逃れていた。
近年、コンクリートの布基礎が利用されるにいたり、初期は過去の大工の経験を生かして風通しに配慮して角形の風窓を多数設定するのが当然とされていた。
しかし、コストダウンの目的で風窓が少なく設定されるにいたり、最近は風窓は省略して、立上部の上面を平面とし、多数の緩衝材を載置して隙間で換気されるとしている。
そのような、手抜き工事の結果、日本の木造建築の耐久性を30年乃至50年に縮めていて、昨年には二百年住宅構想が政府から打ち出されたが最も重要な床下換気については、木造建築の布基礎の部分の技術の革新の提案が全くみられない。
更に、該布基礎の緩衝材の劣化は早いから、百年以内に家屋の不等沈下が問題を生む可能性があるし、箱型風穴は手数がかかるので、コスト面で利用されなくなっているなどの問題がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は布基礎の立上部にa)コストの安い、b)換気に優れた風窓構造を、c)断面円形の円筒風穴を上下二段に配して、d)風穴用円筒に係止具を設けて配筋に取り付け簡単とし、e)円筒型枠を取り外し簡単とし、f)立上部の配筋を傾斜せしめて使用鉄筋を節約するとともに強度を大とし、g)円筒を傾斜配筋の間に安定的に設定することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、
請求項1においては、所定長さの中央部分の周壁の所定位置に複数設けた係止具を配筋に係止せしめる風穴用円筒又は風穴用円筒型枠であり、
請求項2は係止具が針金状であり、該係止具が一方にループ状の引っ掛け部を形成してあり、他方が二股状に形成してあり、かつ該二股部分を円筒内より係止孔を挿通して外部に突出せしめてあって、かつ配筋に係止せしめる係止具を設けて成る請求項1に記載の円筒又は円筒型枠の配筋への係止構造であり、
請求項3は布基礎の主要部の立上部の配筋が少なくとも上下の水平筋と、該上下の水平筋に傾斜して結合される傾斜支持筋とから構成される布基礎立上部であり、
請求項4は立上部の傾斜支持筋相互又は傾斜支持筋と直立筋間において係止具を該両側の筋に係止する係止具付風穴用円筒又は風穴用円筒型枠の多数を係止せしめて構成される布基礎立上部の風穴構成法であり、
請求項5は風穴用円筒又は風穴用円筒型枠の多数を布基礎立上部に上下の二段に配する請求項4に記載の布基礎の風穴構成法による床下換気工法であり
請求項6は隣り合う配筋間において重力で下がる下限で風穴用円筒又は風穴用円筒型枠を該配筋に係止して構成した立上部から成る布基礎工法であり、
請求項7は隣り合う配筋間において、吊り上がる上限で風穴用円筒又は風穴用円筒型枠を該配筋に係止して構成した立上部から成る布基礎工法である。
【発明の効果】
【0005】
コンクリートの基礎を木造建築に利用しはじめた初期は伝統的な床下透け透け時代の棟梁の経験で、箱型の大きな風窓が多く設けてあったが、近年は廃止の傾向にある。本願は
A 風穴用円筒型枠は樹脂パイプの所定寸法切断で簡単に利用可能とし、
B はめ殺しの風穴用円筒も型枠と同様に所定寸法切断で利用可能とするとともに
C 円筒の係止具の取り付けは所定位置の孔に挿通するだけでよく、
D 円筒を外すときはループ状部分に硬い棒を引っ掛けて引き抜き可能となり、
E 円盤状の換気蓋は安価に製造可能、
F 外径縮小型枠は抜き取り簡単、
G 上下の風穴二段配置は換気が優れている、
H 傾斜支持筋により円筒は仮留め設定が正確で簡単、
I 夏は大地の冷気が床下面に吹き付けて室内を涼しくし、冬は大地の10度以上の温度で床下面を暖めるので寒さが和らげられる効果があり、底冷えせず住心地がよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
風穴用円筒は土管のはめ殺しでもよいが、コストに配慮して風穴用円筒型枠を反復再利用可能の素材の利用では市販の樹脂性のロングパイプも利用できる。抜き取りを容易にするのに外面に油性の液体を吹き付けて係止するのが望ましい。係止具は焼鈍した針金が利用できる。ループに引っ掛けてこじて引き抜けるようにループを作ればよい。
外周壁縮小円筒を個別に生産して容易に引き抜けるようにもできる。
立上部の配筋は上下の水平筋に傾斜せしめた鉄筋の多数を所定間隔で図のように結合すればよく、大きな強度の必要な場合に中央部に水平筋を追加するのが望ましい。直立筋を加えて垂直の圧縮強度を大にできる。
これらを一実施例より図面により詳述すると、
【実施例1】
【0007】
図1、2、3、4、5において、従来の基礎の立ち上げ部分の配筋は四角形を構成する組み立てで交差部分は溶着又は焼き鈍した針金で結束して図1のように捨てコンの上に逆Tの字形に組むものであったが、風穴用円筒を設定するための配筋との結束が不安定であった(図2)。傾斜せしめた配筋なら係止具の二股部分2をねじるだけで安定させやすい(図3)。図3〜図5においても重心のバランスがよくて全体の配筋の型枠を組みやすく円筒が安定して仮止めできる。図6において、一端への外径縮小円筒1aは係止具5の二股部分2が周壁外に係止孔4より突出していて配筋に結合するのが簡単である。
又、図7、8は係止具5を拡大したもので、係止具5はループ部分3で円筒型枠1の内壁に密着するが、その位置で留められる(図7)。そして重量的にもバランスよく傾斜筋間に仮留めできる(図8)。
円筒は直立筋と傾斜筋又は傾斜筋と傾斜筋の間では、重力で限界迄さげるか、または吊り上げて上の限界で係止すると生コン投入の際に位置がずれないで、安定している。
全体の型枠への生コン投入後、適度に硬化したとき、ループ3に金属棒6を差し込み、矢印Pの方向に押しながらこじれば、係止具5の結束した二股部分は結束がゆるんで円筒型枠1は容易にぬきとれる(図9)。
従って、かかる構成の円筒型枠1、1aは回収して再利用できる。設定前に円筒型枠1の外周に滑りの良い液体を散布或いは、塗布すれば、抜き取る作業が楽である。
【実施例2】
【0008】
図10においては水平筋を中間に配して強度を大とし、部分的切除に便利な立上部の構成である。
【実施例3】
【0009】
図11において、傾斜筋間に直立筋を加えて垂直の圧縮強度が大にできるし部分的切断除去後の周囲の配筋設定に比較的好都合である。
尚、本発明は上記例で限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0010】
本発明では基礎構造として、床下が透け透けになり換気性がよくなるため、木造建築物の下部の耐久性を飛躍的に高める事ができ、古来の二百年以上の日本の民家の長寿命にせまれる。従って木材を節約し、森林保護に直結する。森林保護により、沿岸漁業の振興にもつながり、環境保護に貢献する技術である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
各図は何れも本発明による一実施例の縮小概略図で、
【図1】は従来の基礎配筋全体の斜視図、
【図2】は図1の立上部の配筋に風穴用円筒を取り付けた正面略図、
【図3】は曲げ傾斜筋に風穴用円筒を仮留めした図1の立上部の正面図、
【図4】は曲げ傾斜配筋に風穴用円筒を仮留めした正面図、
【図5】は上中下に水平配筋した立上部、
【図6】は外周を一方に縮小せしめた縮小風穴用円筒の正面図、
【図7】は風穴用円筒型枠に係止具を取り付けた正面部分断面図、
【図8】は係止具を風穴用円筒型枠に仮留めせしめた部分拡大図、
【図9】はループ部分に金属棒を通してこじ抜く部分斜視図、
【図10】は図4の立上部の水平筋を3本にしてある、
【図11】は直立筋を加えた強化配筋による立上部、
【図12】完成布基礎の部分図であり、配筋は布基礎のコンクリ−ト内である。
【符号の説明】
【0012】
1 風穴用円筒型枠
1a 縮小風穴用円筒型枠
2 係止具の二股部
3 ループ状引っ掛け部
4 係止孔
5 係止具
6 金属棒
7 結合具
8 溶着
9 水平筋
11 四角配筋
12 傾斜配筋
13 曲げ傾斜配筋
14 底配筋
15 立上部の配筋
16 直立筋
17 立上部
【技術分野】
【0001】
本発明は木造建築の布基礎に関する。より詳細には布基礎に設ける立上部の傾斜配筋と風穴用円筒の組合せと二段の風穴による基礎の床下換気工法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、百年以上の民家では土台の木の下は透け透けで、土台の複数の支柱は礎石上に載せただけだが、風雨にさらされても風通しにより、腐食から逃れていた。
近年、コンクリートの布基礎が利用されるにいたり、初期は過去の大工の経験を生かして風通しに配慮して角形の風窓を多数設定するのが当然とされていた。
しかし、コストダウンの目的で風窓が少なく設定されるにいたり、最近は風窓は省略して、立上部の上面を平面とし、多数の緩衝材を載置して隙間で換気されるとしている。
そのような、手抜き工事の結果、日本の木造建築の耐久性を30年乃至50年に縮めていて、昨年には二百年住宅構想が政府から打ち出されたが最も重要な床下換気については、木造建築の布基礎の部分の技術の革新の提案が全くみられない。
更に、該布基礎の緩衝材の劣化は早いから、百年以内に家屋の不等沈下が問題を生む可能性があるし、箱型風穴は手数がかかるので、コスト面で利用されなくなっているなどの問題がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は布基礎の立上部にa)コストの安い、b)換気に優れた風窓構造を、c)断面円形の円筒風穴を上下二段に配して、d)風穴用円筒に係止具を設けて配筋に取り付け簡単とし、e)円筒型枠を取り外し簡単とし、f)立上部の配筋を傾斜せしめて使用鉄筋を節約するとともに強度を大とし、g)円筒を傾斜配筋の間に安定的に設定することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、
請求項1においては、所定長さの中央部分の周壁の所定位置に複数設けた係止具を配筋に係止せしめる風穴用円筒又は風穴用円筒型枠であり、
請求項2は係止具が針金状であり、該係止具が一方にループ状の引っ掛け部を形成してあり、他方が二股状に形成してあり、かつ該二股部分を円筒内より係止孔を挿通して外部に突出せしめてあって、かつ配筋に係止せしめる係止具を設けて成る請求項1に記載の円筒又は円筒型枠の配筋への係止構造であり、
請求項3は布基礎の主要部の立上部の配筋が少なくとも上下の水平筋と、該上下の水平筋に傾斜して結合される傾斜支持筋とから構成される布基礎立上部であり、
請求項4は立上部の傾斜支持筋相互又は傾斜支持筋と直立筋間において係止具を該両側の筋に係止する係止具付風穴用円筒又は風穴用円筒型枠の多数を係止せしめて構成される布基礎立上部の風穴構成法であり、
請求項5は風穴用円筒又は風穴用円筒型枠の多数を布基礎立上部に上下の二段に配する請求項4に記載の布基礎の風穴構成法による床下換気工法であり
請求項6は隣り合う配筋間において重力で下がる下限で風穴用円筒又は風穴用円筒型枠を該配筋に係止して構成した立上部から成る布基礎工法であり、
請求項7は隣り合う配筋間において、吊り上がる上限で風穴用円筒又は風穴用円筒型枠を該配筋に係止して構成した立上部から成る布基礎工法である。
【発明の効果】
【0005】
コンクリートの基礎を木造建築に利用しはじめた初期は伝統的な床下透け透け時代の棟梁の経験で、箱型の大きな風窓が多く設けてあったが、近年は廃止の傾向にある。本願は
A 風穴用円筒型枠は樹脂パイプの所定寸法切断で簡単に利用可能とし、
B はめ殺しの風穴用円筒も型枠と同様に所定寸法切断で利用可能とするとともに
C 円筒の係止具の取り付けは所定位置の孔に挿通するだけでよく、
D 円筒を外すときはループ状部分に硬い棒を引っ掛けて引き抜き可能となり、
E 円盤状の換気蓋は安価に製造可能、
F 外径縮小型枠は抜き取り簡単、
G 上下の風穴二段配置は換気が優れている、
H 傾斜支持筋により円筒は仮留め設定が正確で簡単、
I 夏は大地の冷気が床下面に吹き付けて室内を涼しくし、冬は大地の10度以上の温度で床下面を暖めるので寒さが和らげられる効果があり、底冷えせず住心地がよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
風穴用円筒は土管のはめ殺しでもよいが、コストに配慮して風穴用円筒型枠を反復再利用可能の素材の利用では市販の樹脂性のロングパイプも利用できる。抜き取りを容易にするのに外面に油性の液体を吹き付けて係止するのが望ましい。係止具は焼鈍した針金が利用できる。ループに引っ掛けてこじて引き抜けるようにループを作ればよい。
外周壁縮小円筒を個別に生産して容易に引き抜けるようにもできる。
立上部の配筋は上下の水平筋に傾斜せしめた鉄筋の多数を所定間隔で図のように結合すればよく、大きな強度の必要な場合に中央部に水平筋を追加するのが望ましい。直立筋を加えて垂直の圧縮強度を大にできる。
これらを一実施例より図面により詳述すると、
【実施例1】
【0007】
図1、2、3、4、5において、従来の基礎の立ち上げ部分の配筋は四角形を構成する組み立てで交差部分は溶着又は焼き鈍した針金で結束して図1のように捨てコンの上に逆Tの字形に組むものであったが、風穴用円筒を設定するための配筋との結束が不安定であった(図2)。傾斜せしめた配筋なら係止具の二股部分2をねじるだけで安定させやすい(図3)。図3〜図5においても重心のバランスがよくて全体の配筋の型枠を組みやすく円筒が安定して仮止めできる。図6において、一端への外径縮小円筒1aは係止具5の二股部分2が周壁外に係止孔4より突出していて配筋に結合するのが簡単である。
又、図7、8は係止具5を拡大したもので、係止具5はループ部分3で円筒型枠1の内壁に密着するが、その位置で留められる(図7)。そして重量的にもバランスよく傾斜筋間に仮留めできる(図8)。
円筒は直立筋と傾斜筋又は傾斜筋と傾斜筋の間では、重力で限界迄さげるか、または吊り上げて上の限界で係止すると生コン投入の際に位置がずれないで、安定している。
全体の型枠への生コン投入後、適度に硬化したとき、ループ3に金属棒6を差し込み、矢印Pの方向に押しながらこじれば、係止具5の結束した二股部分は結束がゆるんで円筒型枠1は容易にぬきとれる(図9)。
従って、かかる構成の円筒型枠1、1aは回収して再利用できる。設定前に円筒型枠1の外周に滑りの良い液体を散布或いは、塗布すれば、抜き取る作業が楽である。
【実施例2】
【0008】
図10においては水平筋を中間に配して強度を大とし、部分的切除に便利な立上部の構成である。
【実施例3】
【0009】
図11において、傾斜筋間に直立筋を加えて垂直の圧縮強度が大にできるし部分的切断除去後の周囲の配筋設定に比較的好都合である。
尚、本発明は上記例で限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0010】
本発明では基礎構造として、床下が透け透けになり換気性がよくなるため、木造建築物の下部の耐久性を飛躍的に高める事ができ、古来の二百年以上の日本の民家の長寿命にせまれる。従って木材を節約し、森林保護に直結する。森林保護により、沿岸漁業の振興にもつながり、環境保護に貢献する技術である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
各図は何れも本発明による一実施例の縮小概略図で、
【図1】は従来の基礎配筋全体の斜視図、
【図2】は図1の立上部の配筋に風穴用円筒を取り付けた正面略図、
【図3】は曲げ傾斜筋に風穴用円筒を仮留めした図1の立上部の正面図、
【図4】は曲げ傾斜配筋に風穴用円筒を仮留めした正面図、
【図5】は上中下に水平配筋した立上部、
【図6】は外周を一方に縮小せしめた縮小風穴用円筒の正面図、
【図7】は風穴用円筒型枠に係止具を取り付けた正面部分断面図、
【図8】は係止具を風穴用円筒型枠に仮留めせしめた部分拡大図、
【図9】はループ部分に金属棒を通してこじ抜く部分斜視図、
【図10】は図4の立上部の水平筋を3本にしてある、
【図11】は直立筋を加えた強化配筋による立上部、
【図12】完成布基礎の部分図であり、配筋は布基礎のコンクリ−ト内である。
【符号の説明】
【0012】
1 風穴用円筒型枠
1a 縮小風穴用円筒型枠
2 係止具の二股部
3 ループ状引っ掛け部
4 係止孔
5 係止具
6 金属棒
7 結合具
8 溶着
9 水平筋
11 四角配筋
12 傾斜配筋
13 曲げ傾斜配筋
14 底配筋
15 立上部の配筋
16 直立筋
17 立上部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定長さの中央部分の周壁の所定位置に複数設けた係止孔に係止具を係止し、該係止具を配筋に係止せしめる風穴用円筒又は風穴用円筒型枠。
【請求項2】
係止具が針金状であり、該係止具が一方にループ状の引っ掛け部を形成してあり、他方が二股状に形成してあり、かつ該二股部分を円筒内より係止孔を挿通して外部に突出せしめてあって、かつ配筋に係止せしめる係止具を設けて成る請求項1に記載の円筒の配筋への係止構造。
【請求項3】
布基礎の主要部の立上部の配筋が少なくとも上下の水平筋と、該上下の水平筋に傾斜して結合される傾斜支持筋とから構成される布基礎立上部。
【請求項4】
立上部の傾斜支持筋相互又は傾斜支持筋と直立筋間において係止具を該両側の筋に係止する係止具付風穴用円筒による布基礎の風穴構成法。
【請求項5】
風穴用円筒又は風穴用円筒型枠の多数を布基礎立上部に上下の二段に配する請求項4に記載の布基礎の風穴構成法による床下換気工法。
【請求項6】
隣り合う配筋間において、重力で下がる下限で風穴用円筒又は風穴用円筒型枠を該配筋に係止して構成した立上部から成る布基礎工法。
【請求項7】
隣り合う配筋間において、吊り上がる上限で風穴用円筒又は風穴用円筒型枠を該配筋に係止して構成した立上部から成る布基礎工法。
【請求項1】
所定長さの中央部分の周壁の所定位置に複数設けた係止孔に係止具を係止し、該係止具を配筋に係止せしめる風穴用円筒又は風穴用円筒型枠。
【請求項2】
係止具が針金状であり、該係止具が一方にループ状の引っ掛け部を形成してあり、他方が二股状に形成してあり、かつ該二股部分を円筒内より係止孔を挿通して外部に突出せしめてあって、かつ配筋に係止せしめる係止具を設けて成る請求項1に記載の円筒の配筋への係止構造。
【請求項3】
布基礎の主要部の立上部の配筋が少なくとも上下の水平筋と、該上下の水平筋に傾斜して結合される傾斜支持筋とから構成される布基礎立上部。
【請求項4】
立上部の傾斜支持筋相互又は傾斜支持筋と直立筋間において係止具を該両側の筋に係止する係止具付風穴用円筒による布基礎の風穴構成法。
【請求項5】
風穴用円筒又は風穴用円筒型枠の多数を布基礎立上部に上下の二段に配する請求項4に記載の布基礎の風穴構成法による床下換気工法。
【請求項6】
隣り合う配筋間において、重力で下がる下限で風穴用円筒又は風穴用円筒型枠を該配筋に係止して構成した立上部から成る布基礎工法。
【請求項7】
隣り合う配筋間において、吊り上がる上限で風穴用円筒又は風穴用円筒型枠を該配筋に係止して構成した立上部から成る布基礎工法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2009−221696(P2009−221696A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−65629(P2008−65629)
【出願日】平成20年3月14日(2008.3.14)
【特許番号】特許第4191785号(P4191785)
【特許公報発行日】平成20年12月3日(2008.12.3)
【出願人】(591161162)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年3月14日(2008.3.14)
【特許番号】特許第4191785号(P4191785)
【特許公報発行日】平成20年12月3日(2008.12.3)
【出願人】(591161162)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]