飲食店用オーダシステム
【課題】レストランや居酒屋店などの飲食店に来店した顧客の来店目的とそれぞれの嗜好に合った最適なメニューを提示できるようにして顧客へのサービス向上を図る。
【解決手段】各テーブルに備えられ、表示部に表示した料理メニューと来店目的を選択させることのできるテーブルトップオーダ端末と、顧客の識別情報を読み取る顧客識別情報読取装置と、料理メニューと識別情報に対応する顧客の顧客情報と顧客毎の過去の来店目的に応じて注文された料理メニューを記憶する記憶装置と、上記をそれぞれ制御、管理する管理装置とからなり、管理装置は、前記テーブルトップオーダ端末で選択された来店目的に応じて、前記顧客識別情報読取装置で読み取られた顧客の前記注文履歴記憶手段に記憶された注文履歴情報から料理メニューを選択してテーブルトップオーダ端末に表示させる。
【解決手段】各テーブルに備えられ、表示部に表示した料理メニューと来店目的を選択させることのできるテーブルトップオーダ端末と、顧客の識別情報を読み取る顧客識別情報読取装置と、料理メニューと識別情報に対応する顧客の顧客情報と顧客毎の過去の来店目的に応じて注文された料理メニューを記憶する記憶装置と、上記をそれぞれ制御、管理する管理装置とからなり、管理装置は、前記テーブルトップオーダ端末で選択された来店目的に応じて、前記顧客識別情報読取装置で読み取られた顧客の前記注文履歴記憶手段に記憶された注文履歴情報から料理メニューを選択してテーブルトップオーダ端末に表示させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レストラン、飲食店において、顧客の好みにあった料理メニューを提示できるシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、レストラン、飲食店等において飲食店用のPOS(Point Of Sale)システムが採用されている。このPOSシステムにおいては、店員が顧客からのオーダ情報をオーダエントリ端末(以下、OES端末という)等の小型の端末機を用いて入力し、このオーダ情報を厨房等の調理場に設置されたキッチンプリンタから印字させるか若しくはマルチディスプレイ装置に表示させて調理指令を与え、その指令に基づいて調理を行うことを実現している。また、テーブル毎の注文情報がPOSシステムによって管理され、会計に利用される。
【0003】
そして、チェーン店を展開するレストランや居酒屋店などのチェーン店本部は、POSシステムにより各店舗ぞれぞれのメニューや売上げ等の管理をしている。
【0004】
また、近年、テーブルにおいて顧客自身で注文を行うことを可能にするテーブルトップオーダ端末(以下、TTO端末という)が普及してきている。このTTO端末は、LCD等のディスプレイを有していて、ディスプレイ上に表示されたメニューを顧客が選択して注文を行うことで、このオーダ情報がOES端末を用いた場合と同様にキッチンプリンタ又はマルチディスプレイ装置に送信される構成となっており、オーダ受付業務の効率化に役立っている。
【0005】
このTTO端末で表示されるメニューは、本部が決定した所定のメニューで統一され固定化されている。従って、各店舗それぞれに来客したいずれの顧客も、同一のメニュー画面の中から所望の料理品目を選択して注文することになる。
【0006】
しかしながら、レストランや居酒屋店などの飲食店舗に来店した顧客それぞれの嗜好、好みに合ったメニューを提示することができれば、顧客の満足が得られて業績の向上が実現される。そのため、顧客の嗜好にあった最適な料理を示したメニューを提示できる提案がなされている。
【0007】
例えば、特許文献1及び2には、各飲食店舗に来店した顧客それぞれに最適なメニューを提示する方法として、顧客毎に注文履歴を記憶し、注文履歴に基づいて顧客の好みに合わせたメニューを提示することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2002―245229号公報
【特許文献2】特開2003―76757号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1によれば、顧客個人での利用形態を対象にしていてグループで利用した時のメニュー提示方法について対応していない。
【0010】
特許文献2によれば、グループ利用時に店員がグループ構成(人数、男女比など)をOES端末で入力することで、過去の注文履歴の中から当該グループ構成に最も近い構成ものを検索してその時の注文履歴のデータを読み出して、当該グループの客にメニューの提示するものである。従って、提示されたメニューは参加したメンバーの全員の好みが反映されていない。
また、「同僚の飲み会」、「家族での食事」など来店目的によって注文する料理が変わる傾向にあるが、その来店目的について考慮されていない。
また、店員がグループ構成などの情報を手入力で端末に入力することで作業の負担を大きくしている。
【0011】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、飲食店における顧客の注文履歴からその顧客に合ったメニューを提示するサービスにおいて、グループで来店した場合個々のメンバーの注文履歴を反映させ、また、「同僚の飲み会」、「家族の食事」などの来店目的を選択することで、そのグループに合ったきめ細かいメニューを提示するとともに、店員の作業負担を軽減することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、各テーブルに備えられ、表示部に表示した料理メニューを選択させて注文を受けたり、表示部に表示した来店目的を選択させることのできるテーブルトップオーダ端末と、顧客の識別情報を読み取る顧客識別情報読取装置と、料理メニューを記憶するメニュー情報記憶手段と、前記識別情報に対応する顧客の顧客情報を記憶する顧客情報記憶手段と、顧客毎の過去の来店目的に応じて注文された料理メニューを記憶する注文履歴記憶手段とを備えた記憶装置と、各テーブルトップオーダ端末と記憶装置と顧客識別情報読取装置をそれぞれ制御、管理する管理装置とからなり、前記管理装置は、前記テーブルトップオーダ端末で選択された来店目的に応じて、前記顧客識別情報読取装置で読み取られた顧客の前記注文履歴記憶手段に記憶された注文履歴情報から料理メニューを選択して前記テーブルトップオーダ端末に表示させることを特徴とする飲食店用オーダシステムである。
【0013】
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記メニュー情報記憶手段には使用される原材料が記憶されていて、前記管理装置は、前記注文履歴記憶手段に記憶された顧客の注文した料理メニューから使用した原材料を抽出し、抽出した使用原材料により注文履歴にある料理メニューと同じ原材料を使用した別の料理メニューを抽出し、前記テーブルトップオーダ端末に表示させることを特徴とする飲食店用オーダシステムである。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明によれば、グループで来店した複数の顧客が、テーブルトップオーダ端末で各自の顧客識別情報を入力し、そして、来店目的(同僚との飲み会、家族での食事等)を選択することにより、複数の顧客の注文履歴情報から更に来店目的別に合ったメニューを顧客に提示できることにより、顧客が容易にメニュー選択できるようになる。
また、店員が直に顧客のところまで行ってお勧めメニューを提示しなくても良いので、店員の作業負担も軽減できる。
【0015】
請求項2の発明によれば、顧客の注文履歴情報に基づき、注文した料理メニューの使用原材料情報を抽出し、注文した料理メニュー以外に同じ使用原材料を使用した別メニューを提示することにより、注文履歴にあったメニューが既にない場合にでもお勧めメニューを提示できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施例に係る飲食店用オーダシステムの構成例を示した図である。
【図2】本発明のTTO端末に表示される受付開始画面の一例を示した図である。
【図3】本発明のTTO端末に表示されるメニュー選択の初期画面の一例を示した図である。
【図4】本発明のTTO端末に表示される料理メニューの選択画面の一例を示した図である。
【図5】本発明の記憶装置に記録された料理メニュー情報ファイルを示した図である。
【図6】本発明の記憶装置に記録された原材料マスタファイルを示した図である。
【図7】本発明の記憶装置に記録された顧客識別情報管理ファイルを示した図である。
【図8】本発明の記憶装置に記録された顧客別注文履歴ファイルを示した図である。
【図9】本発明の記憶装置に記録された顧客別原材料実績ファイルを示した図である。
【図10】本発明の記憶装置に記録された料理メニュー別オーダ実績ファイルを示した図である。
【図11】本発明の記憶装置に記録された原材料別オーダ実績ファイルを示した図である。
【図12】本発明の一実施例に係る顧客識別コードの読み込みから来店目的の選択までのフローを示した図である。
【図13】本発明の一実施例に係る入力された顧客識別コードから顧客別メニューのオーダ実績検索するフローを示した図である。
【図14】本発明の一実施例に係る入力された顧客オーダ実績から使用された原材料を検索するフローを示した図である。
【図15】本発明の一実施例に係る抽出したメニューの編集フローを示した図である。
【図16】本発明の一実施例に係る条件別メニューの分類を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
各テーブルに備えられ、表示部に表示した料理メニューを選択させて注文を受けたり、表示部に表示した来店目的を選択させることのできるテーブルトップオーダ端末と、顧客の識別情報を読み取る顧客識別情報読取装置と、料理メニューを記憶するメニュー情報記憶手段と、前記識別情報に対応する顧客の顧客情報を記憶する顧客情報記憶手段と、顧客毎の過去の来店目的に応じて注文された料理メニューを記憶する注文履歴記憶手段とを備えた記憶装置と、各テーブルトップオーダ端末と記憶装置と顧客識別情報読取装置をそれぞれ制御、管理する管理装置とからなり、前記管理装置は、前記テーブルトップオーダ端末で選択された来店目的に応じて、前記顧客識別情報読取装置で読み取られた顧客の前記注文履歴記憶手段に記憶された注文履歴情報から料理メニューを選択して前記テーブルトップオーダ端末に表示させることを特徴とする飲食店用オーダシステムである。
以下、詳細に説明を行う。
【実施例】
【0018】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すのは、チェーン店を展開する飲食店の本発明における飲食店用オーダシステムのハードウェアの構成を表したシステム構成図である。この図1に示すように、店舗側には、店舗管理装置1と顧客用の各テーブルにテーブルトップオーダ(TTO)端末2とカードリーダ3と会計処理を行うPOS4が設置されていて、ローカルネットワークを介してそれぞれが接続されている。
本部側には、本部管理サーバ11、記憶装置12が設置され、本部と店舗とがネットワーク15を介して接続されている。各装置について、以下、詳細に説明を行う。
【0019】
店舗管理装置1は、店内のTTO端末2とPOS4を管理すると共に、TTO端末2と本部管理サーバ11との情報を伝達する。
【0020】
TTO端末2は顧客のテーブル席に設置され、タッチパネルを備えた表示に表示された料理メニューを顧客自身が選択、注文するための端末装置である。TTO端末2で選択または入力された情報は店舗管理装置1に送信される。例えば、注文された料理は店舗管理装置1を介して厨房に設置されているマルチディスプレイ(図示省略)に表示、またはキッチンプリンタ(図示省略)で印刷して、厨房の料理人に調理の指示を行うようになっている。
【0021】
カードリーダ3はTTO端末2に付随する機器で、磁気カード、またはICカードからなる顧客の会員カードに記憶されている顧客コードなどの情報を読み取るものである。カードリーダ3で読み取られた顧客コードは、TTO端末2を介して店舗管理装置1に送られ、店舗管理装置1は、顧客コードの照会をするために顧客コードを本部管理サーバ11へ送信する。
【0022】
POS4は、店舗管理装置1からオーダ情報を受取り、会計処理を実施する。
【0023】
本部管理サーバ11は、各店舗の売上げ集計、メニュー管理、顧客情報、顧客のオーダ実績、オーダ実績に関連付けられた原材料実績を管理する。
【0024】
記憶装置12は、本部管理サーバ11で管理する情報を記憶するもので、各店舗の売上げデータを記憶する他に、各店舗で用いられる料理のメニュー情報ファイル12a、料理に使われる原材料に関する情報を記憶される原材料マスタファイル12b、顧客の個人情報などを記憶される顧客識別情報管理ファイル12c、顧客の注文履歴を記憶する注文履歴ファイル12d、顧客が注文したメニューの原材料を記憶する顧客別原材料実績ファイル12eなどのファイルで構成されている。
【0025】
図5は、記憶装置12に記憶した料理メニュー情報ファイル12aの一例で、個々の料理メニューには、メニューコード、メニュー名、価格、原材料を示す原材料コード、および、現在提供しているか否かを示す削除フラグなどの情報が記憶されている。削除フラグは、「0」で現在メニューが存在し、「1」でメニューが存在しないことを表わしている。
【0026】
図6は、記憶装置12に記憶した原材料マスタファイル12bの一例で、原材料コード、原材料名、現在使用されているか否かを示す現存フラグ、仕入値などの情報が記憶されている。現存フラグは、「0」で原材料が現在使用されていないことを表わし、「1」で使用されていることを表わしている。
【0027】
図7は、記憶装置12に記憶した顧客識別情報管理ファイル12cの一例で、顧客コード(会員番号)、顧客名、性別、生年月日、会員登録した登録日、会員の有効期限、退会を示す退会フラグなどの情報が記憶されている。退会フラグは、「0」で会員として有効であることを表わし、「1」で退会していることを表わしている。
【0028】
図8は、記憶装置12に記憶した顧客の注文履歴を記憶する注文履歴ファイル12dの一例で、顧客コード(会員番号)、利用した店舗(コード)、利用日、オーダ番号、メニューコード、メニュー名、注文数、利用した人数、来店目的などの情報が記憶されている。
【0029】
図9は、記憶装置12に記憶した顧客が注文したメニューに使用されている原材料を記憶する顧客別原材料実績ファイル12eの一例で、顧客コード(会員番号)、利用した店舗(コード)、利用日、オーダ番号、原材料コード、原材料名、数量、利用した人数、来店目的などの情報が記憶されている。
この数量のカウントは、原材料が使用されているメニューの注文数の合計とする。例えば、図9にある原材料aは図5、図6よりメニューAに、原材料bはメニューAとメニューCに使用されていることが分かる。図9の原材料aの数量は、図8の注文履歴にあるメニューAの注文数の2となり、また、原材料bの数量は、メニューAの注文数2とメニューCの注文数3の合計である5となる。
【0030】
上記各ファイルは、本部管理サーバ11によって作成、管理される。また、メニュー情報ファイル12a、原材料マスタファイル12b、顧客識別情報管理ファイル12cを除き、顧客別原材料実績ファイル12eは、注文履歴ファイル12dを作成されると、顧客別原材料実績ファイル12eに自動的に作成、更新されるようになっている。
【0031】
入店した顧客は、店員によってTTO端末2を備えたテーブルに通され、顧客自らTTO端末2で料理の注文ができるようになっている。
図12は、本発明の一実施例に係る顧客識別コードの読み込みから来店目的が選択されるまでのフローを示した図である。
図2は、TTO端末2に表示される開始(初期)画面の一例である(ステップS1)。ただし、実際の開始画面は、お客様コード(顧客コード)、お客様名、お客様人数の欄は空欄になっている。来店した個人またはグループでの顧客は、最初に各顧客が持つ会員カードをカードリーダ3に通して会員カードに記録している顧客コードなどを読み取らせて(ステップS2、S3)、ステップS5に進む。この会員カードは、磁気カード、ICカード等顧客情報を特定可能な情報が記憶可能な媒体とする。また、会員カードを忘れている顧客がいる場合、図2で表示している「手入力」キーが押されると(ステップS2)、「顧客情報手入力画面」(図示なし)にして、顧客コードまたは、氏名、生年月日、電話番号など個人を特定できる情報を入力されると(ステップS4)、ステップS5に進む。
【0032】
ステップS5では、ステップS3、または、ステップS4で入力された顧客コードなどの顧客情報を店舗管理装置1を介して本部管理サーバ11に送信される。本部管理サーバ11は、受信した顧客コードまたは顧客情報を基に、記憶装置12の顧客識別情報管理ファイル12c内を検索して管理対象の顧客かを確認し、確認ができた場合、その顧客名などの情報を店舗管理装置1へ送信する。店舗管理装置1は送られてきた顧客名をTTO端末2送信して、図2のようにTTO端末2の画面に顧客コードであるお客様コードと顧客名が表示される(ステップS6)。また、本部管理サーバ11が顧客の確認ができなかった場合、即ち入力エラーまたは、既に退会している場合には、その結果を店舗管理装置1へ送信し、店舗管理装置1はTTO端末2に入力エラーのメッセ−ジをTTO端末2に表示(図示なし)させてステップS2に戻る。退会している場合は、新規会員扱いとなるので、別途入会手続きを行うこととなる。
また、店舗管理装置1は図2のお客様人数欄に確認できた顧客の人数もカウントして表示し(ステップS7)、ステップS8に進む。
この人数のカウントについては、新規顧客にも反映できるように人数を手入力できるように対応してもよい。
【0033】
ステップS8では、図2のTTO端末画面のように来店目的、例えば忘年会、新年会などの「宴会コース」、同僚との飲み会の「同僚との飲み会」、友人との飲み会の「友人との飲み会」、家族での食事の「家族食事」等、事前に本部側で収集したい来店目的を複数表示し、その中から顧客に来店目的を選択させる。
来店目的が選択された場合ステップS9に進み、顧客コードが読み込まれた場合にはステップS2に戻る。
【0034】
ステップS9では、顧客コードの読み込み追加があるか否かの確認を行い、追加があればステップS2に戻り、追加がなければステップS10に進んで来店目的を確認させる。修正がある場合には再度来店目的を選択させ、修正がなければ「確認」キーを押下されて(ステップS11)、ステップS12に進む。
【0035】
ステップS12では、上記TTO端末2で入力された顧客、来店目的、利用人数などの情報を店舗管理装置1を介して本部管理サーバ11に送信し、ステップS13に進む。
【0036】
ステップS13で本部管理サーバ11は、ステップS12で送信されてきた情報を基に記憶装置12で記憶されている情報から、顧客の好み、また利用目的に合った料理メニューを検索、抽出を行う。
【0037】
図13は、本部管理サーバ11が、読み込まれた顧客コード、来店目的から顧客別オーダ実績の検索し、顧客の好み、また利用目的に合った料理のメニュー情報を収集するまでのフロー図である。
ステップS21で本部管理サーバ11は、記憶装置12に記憶した顧客別注文履歴ファイル12dより該当の顧客のオーダ実績データを読込んでステップS22に進む。
【0038】
ステップS22では、ステップS21で読込んだオーダ実績から来店目的が、今回の来店目的と一致するオーダ実績と一致しないオーダ実績とを分類する。当然、オーダしたメニューの中には、複数の来店に属することもあるので、そのような場合には来店目的が一致する、しないの両方に分類される。今回の来店目的に一致すればステップS23に、一致しなければステップS28に進む。
【0039】
ステップS23では、ステップ22で分類された来店目的が一致したオーダ実績を更に利用人数で分類する。今回の利用人数とオーダ実績の利用人数を比較して、今回の来店人数より同数または多い場合と少ない場合とを分類して、同数または多い場合にはステップS24に進み、少ない場合にはステップS26に進む。
【0040】
ステップS24では、ステップS23で分類された該当オーダ実績のメニューコードでメニュー情報を検索し、現存するメニューか廃止(季節メニュー、使用する食材の在庫がない場合を含む)になったメニューかを判断する。現存するメニューがあればステップS25に進み、現存するメニューでなかった場合にはステップS33に進む。
【0041】
ステップS25では、来店目的が一致し、利用人数が同数または多い時のオーダ実績から顧客がオーダした調理メニューを収集して、ステップS33に進む。
【0042】
ステップS26では、ステップS23で分類された該当オーダ実績のメニューコードでメニュー情報を検索し、現存するメニューか廃止になったメニューかを判断する。現存するメニューがあればステップS27に進み、現存するメニューでなかった場合にはステップS33に進む。
【0043】
ステップS27では、来店目的が一致し、利用人数が少ない時のオーダ実績から顧客がオーダした調理メニューを収集して、ステップS33に進む。
【0044】
ステップS28では、ステップS22で分類された来店目的が一致しないオーダ実績を更に利用人数で分類する。今回の利用人数とオーダ実績の利用人数を比較して、今回の来店人数より同数または多い場合と少ない場合とを分類して、同数または多い場合にはステップS29に進み、少ない場合にはステップS31に進む。
【0045】
ステップS29では、ステップS28で分類された該当オーダ実績のメニューコードでメニュー情報を検索し、現存するメニューか廃止になったメニューかを判断する。現存するメニューがあればステップS30に進み、現存するメニューでなかった場合にはステップS33に進む。
【0046】
ステップS30では、来店目的が違って、利用人数が同数または多い時のオーダ実績から顧客がオーダした調理メニューを収集して、ステップS33に進む。
【0047】
ステップS31では、ステップS28で分類された該当オーダ実績のメニューコードでメニュー情報を検索し、現存するメニューか廃止になったメニューかを判断する。現存するメニューがあればステップS32に進み、現存するメニューでなかった場合にはステップS33に進む。
【0048】
ステップS32では、来店目的が違って、利用人数が少ない時のオーダ実績から顧客がオーダした調理メニューを収集して、ステップS33に進む。
【0049】
ステップS33では、該当顧客オーダ実績検索を終了し、ステップS34では、グループ全員のオーダ実績検索を行ったかを判断して、未だ顧客オーダ実績検索を行っていない顧客がいれば、最初に戻ってオーダ実績検索を行われる。グループ全員が終わっていれば、次のステップである図14の顧客別原材料実績検索に進む。
【0050】
図14は、本部管理サーバ11が、入力された会員コードから顧客別原材料ファイル12eの原材料を今回の来店目的と利用人数とを比較して分類するためのフロー図である。
ステップS41では、本部管理サーバ11が記憶装置12に記憶した顧客別原材料実績ファイル12eより該当の顧客の原材料実績データを読込んでステップS42に進む。
【0051】
ステップS42では、ステップS41で読込んだ顧客別原材料実績で来店目的が、今回の来店目的と一致するオーダ実績と一致しないオーダ実績とを分類する。当然、原材料の中には、複数の料理品目に使用されることもあり場合によっては、来店目的が一致する、しないの両方に分類される。今回の来店目的に一致すればステップS43に、一致しなければステップS48に進む。
【0052】
ステップS43では、ステップ42で分類された来店目的が一致した顧客別原材料実績を更に利用人数で分類する。今回の利用人数と原材料実績の利用人数を比較して、今回の来店人数より同数または多い場合と少ない場合とを分類して、同数または多い場合にはステップS44に進み、少ない場合にはステップS46に進む。
【0053】
ステップS44では、ステップS43で分類された該当原材料が、現在使用されているかどうか判断するために、図6の原材料マスタファイルの現存フラグを参照して判断する。現存する原材料であればステップS45に進み、現存する原材料がなかった場合にはステップS53に進む。
【0054】
ステップS45では、来店目的が一致し、利用人数が同数または多い時の顧客別原材料実績から実績頻度(数量)の多い順の上位の原材料を抽出してステップS53に進む。
【0055】
ステップS46では、ステップS43で分類された該当原材料が、現在使用されているかどうか判断するために、図6の原材料マスタファイルの現存フラグを参照して判断する。現存する原材料があればステップS47に進み、現存する原材料がなかった場合にはステップS53に進む。
【0056】
ステップS47では、来店目的が一致し、利用人数が少ない時の顧客別原材料実績から実績頻度(数量)の多い順の上位の原材料を抽出して、ステップS53に進む。
【0057】
ステップS48では、ステップ42で分類された来店目的が一致しないオーダ実績を更に利用人数で分類する。今回の利用人数とオーダ実績の利用人数を比較して、今回の来店人数より同数または多い場合と少ない場合とを分類して、同数または多い場合にはステップS49に進み、少ない場合にはステップS51に進む。
【0058】
ステップS49では、ステップS48で分類された該当原材料が、現在使用されているかどうか判断するために、図6の原材料マスタファイルの現存フラグを参照して判断する。現存する原材料があればステップS50に進み、現存する原材料がなかった場合にはステップS53に進む。
【0059】
ステップS50では、来店目的が違って、利用人数が同数または多い時の顧客別原材料実績から実績頻度(数量)の多い順の上位の原材料を抽出して、ステップS53に進む。
【0060】
ステップS51では、ステップS48で分類された該当原材料が、現在使用されているかどうか判断するために、図6の原材料マスタファイルの現存フラグを参照して判断する。現存する原材料があればステップS52に進み、現存する原材料がなかった場合にはステップS53に進む。
【0061】
ステップS52では、来店目的が違って、利用人数が少ない時の顧客別原材料情報を収集して、ステップS53に進む。
【0062】
ステップS53では、該当顧客の原材料実績検索を終了し、ステップS54では、グループ全員の原材料実績検索を行ったか否かを判断して、未だ顧客原材料実績検索を行っていない顧客がいれば、最初に戻って原材料実績検索を行う。グループ全員が終わっていれば、ステップS55に進む。
【0063】
ステップS55では、収集された原材料から使用される実績頻度(数量)の上位の原材料を抽出される。
【0064】
ステップS56では、ステップS55で抽出した原材料を使用したメニューを記憶装置12のメニュー情報ファイル12aから抽出する。
【0065】
ステップS57では、ステップS56で抽出したメニューが図13で説明したオーダ実績検索で抽出したメニューと異なるメニューを類似メニューとして分類する。
【0066】
ステップS58、S59、S60、S61は、オーダ実績、原材料実績より来店目的、グループの構成人数により、オーダメニュー実績と類似メニューを分類する。
【0067】
図16は、以上検索、分類した項目をまとめたものである。即ち、A、B、C、Dの分類は、図13のフロー図で説明したオーダ実績によって分類されたメニューS25、S27、S30、S32に相当し、E、F、G、Hの分類は、図14のフロー図で説明した原材料によって分類したメニューS58、S59、S60、S61に相当する。本部管理サーバ11はこの分類した結果を店舗側の店舗管理装置1へ送信する(ステップS62)。
【0068】
店舗管理装置1は、本部管理サーバ11からの分類されたメニュー結果を基に、顧客へのお勧めメニューの編集とTTO端末2に表示するための編集を行なう。その編集のフローを図15で示している。
ステップS71でメニュー編集を開始する。
【0069】
ステップS72では、図16のA〜Hのメニューの中から、グループのメンバーで共通するオーダ実績のメニューおよび類似メニューで編集し、名称を「共通のお勧め」とする。
【0070】
ステップS73では、図16のA〜Dのメニューの中から、メンバー別のオーダ数の上位のメニューおよび類似メニューで編集し、名称を「お客様毎にお勧め」とする。
【0071】
ステップS74では、図16のE〜Hのメニューの中から、グループ別の使用原材料の使用頻度上位のメニューおよび類似メニューで編集し、名称を「こんなものお好きでは・・」とする。
【0072】
ステップS75では、図16のA、C、E、Gのメニューの中から、来店目的が一致するオーダ実績のうち、上位のメニューおよび類似メニューで編集し、名称を「グループにお勧め」とする。
【0073】
ステップS76では、図16のA、B、E、Fのメニューの中から、グループ構成人数により、構成人数によるオーダ傾向を判断して、共通するオーダ実績のメニューおよび類似メニューで編集し、名称を「大人数なら」とする。
【0074】
ステップS77で店舗管理装置1は、編集したメニューの結果をTTO端末2へ送信する。
【0075】
ステップS78では、TTO端末2が店舗管理装置1から送られてきたメニューを顧客に選択させる画面を表示し、図3は、メニュー選択させる画面の一例である。
【0076】
図4は、図3の画面で「グループにお勧め」を選択された場合のメニュー表示画面の例である。
【0077】
顧客が飲食終了後のTTO端末2または、店員を通して「勘定」の請求した時、店舗管理装置1よりPOS4へ請求データが送信されて、会計処理される。この時、POS4の会計情報は、顧客のオーダ実績、構成人数、来店目的等の情報を店舗管理装置1を介して、本部管理サーバ11へ送信され、本部管理サーバ11は各実績情報として記憶装置12に記憶されている各記憶ファイルに記憶、更新する。
【0078】
上記は、チェーン店を展開する飲食店を前提とした実施例の説明をしたが、チェーン店を展開しない場合、即ち、本部、店舗の区別がない場合、本部管理サーバ11の機能は店舗管理装置1に移し、記憶装置12は、店舗側に置いて店舗内のLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)で繋ぐように構成すればよい。
【技術分野】
【0001】
本発明は、レストラン、飲食店において、顧客の好みにあった料理メニューを提示できるシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、レストラン、飲食店等において飲食店用のPOS(Point Of Sale)システムが採用されている。このPOSシステムにおいては、店員が顧客からのオーダ情報をオーダエントリ端末(以下、OES端末という)等の小型の端末機を用いて入力し、このオーダ情報を厨房等の調理場に設置されたキッチンプリンタから印字させるか若しくはマルチディスプレイ装置に表示させて調理指令を与え、その指令に基づいて調理を行うことを実現している。また、テーブル毎の注文情報がPOSシステムによって管理され、会計に利用される。
【0003】
そして、チェーン店を展開するレストランや居酒屋店などのチェーン店本部は、POSシステムにより各店舗ぞれぞれのメニューや売上げ等の管理をしている。
【0004】
また、近年、テーブルにおいて顧客自身で注文を行うことを可能にするテーブルトップオーダ端末(以下、TTO端末という)が普及してきている。このTTO端末は、LCD等のディスプレイを有していて、ディスプレイ上に表示されたメニューを顧客が選択して注文を行うことで、このオーダ情報がOES端末を用いた場合と同様にキッチンプリンタ又はマルチディスプレイ装置に送信される構成となっており、オーダ受付業務の効率化に役立っている。
【0005】
このTTO端末で表示されるメニューは、本部が決定した所定のメニューで統一され固定化されている。従って、各店舗それぞれに来客したいずれの顧客も、同一のメニュー画面の中から所望の料理品目を選択して注文することになる。
【0006】
しかしながら、レストランや居酒屋店などの飲食店舗に来店した顧客それぞれの嗜好、好みに合ったメニューを提示することができれば、顧客の満足が得られて業績の向上が実現される。そのため、顧客の嗜好にあった最適な料理を示したメニューを提示できる提案がなされている。
【0007】
例えば、特許文献1及び2には、各飲食店舗に来店した顧客それぞれに最適なメニューを提示する方法として、顧客毎に注文履歴を記憶し、注文履歴に基づいて顧客の好みに合わせたメニューを提示することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2002―245229号公報
【特許文献2】特開2003―76757号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1によれば、顧客個人での利用形態を対象にしていてグループで利用した時のメニュー提示方法について対応していない。
【0010】
特許文献2によれば、グループ利用時に店員がグループ構成(人数、男女比など)をOES端末で入力することで、過去の注文履歴の中から当該グループ構成に最も近い構成ものを検索してその時の注文履歴のデータを読み出して、当該グループの客にメニューの提示するものである。従って、提示されたメニューは参加したメンバーの全員の好みが反映されていない。
また、「同僚の飲み会」、「家族での食事」など来店目的によって注文する料理が変わる傾向にあるが、その来店目的について考慮されていない。
また、店員がグループ構成などの情報を手入力で端末に入力することで作業の負担を大きくしている。
【0011】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、飲食店における顧客の注文履歴からその顧客に合ったメニューを提示するサービスにおいて、グループで来店した場合個々のメンバーの注文履歴を反映させ、また、「同僚の飲み会」、「家族の食事」などの来店目的を選択することで、そのグループに合ったきめ細かいメニューを提示するとともに、店員の作業負担を軽減することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、各テーブルに備えられ、表示部に表示した料理メニューを選択させて注文を受けたり、表示部に表示した来店目的を選択させることのできるテーブルトップオーダ端末と、顧客の識別情報を読み取る顧客識別情報読取装置と、料理メニューを記憶するメニュー情報記憶手段と、前記識別情報に対応する顧客の顧客情報を記憶する顧客情報記憶手段と、顧客毎の過去の来店目的に応じて注文された料理メニューを記憶する注文履歴記憶手段とを備えた記憶装置と、各テーブルトップオーダ端末と記憶装置と顧客識別情報読取装置をそれぞれ制御、管理する管理装置とからなり、前記管理装置は、前記テーブルトップオーダ端末で選択された来店目的に応じて、前記顧客識別情報読取装置で読み取られた顧客の前記注文履歴記憶手段に記憶された注文履歴情報から料理メニューを選択して前記テーブルトップオーダ端末に表示させることを特徴とする飲食店用オーダシステムである。
【0013】
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記メニュー情報記憶手段には使用される原材料が記憶されていて、前記管理装置は、前記注文履歴記憶手段に記憶された顧客の注文した料理メニューから使用した原材料を抽出し、抽出した使用原材料により注文履歴にある料理メニューと同じ原材料を使用した別の料理メニューを抽出し、前記テーブルトップオーダ端末に表示させることを特徴とする飲食店用オーダシステムである。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明によれば、グループで来店した複数の顧客が、テーブルトップオーダ端末で各自の顧客識別情報を入力し、そして、来店目的(同僚との飲み会、家族での食事等)を選択することにより、複数の顧客の注文履歴情報から更に来店目的別に合ったメニューを顧客に提示できることにより、顧客が容易にメニュー選択できるようになる。
また、店員が直に顧客のところまで行ってお勧めメニューを提示しなくても良いので、店員の作業負担も軽減できる。
【0015】
請求項2の発明によれば、顧客の注文履歴情報に基づき、注文した料理メニューの使用原材料情報を抽出し、注文した料理メニュー以外に同じ使用原材料を使用した別メニューを提示することにより、注文履歴にあったメニューが既にない場合にでもお勧めメニューを提示できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施例に係る飲食店用オーダシステムの構成例を示した図である。
【図2】本発明のTTO端末に表示される受付開始画面の一例を示した図である。
【図3】本発明のTTO端末に表示されるメニュー選択の初期画面の一例を示した図である。
【図4】本発明のTTO端末に表示される料理メニューの選択画面の一例を示した図である。
【図5】本発明の記憶装置に記録された料理メニュー情報ファイルを示した図である。
【図6】本発明の記憶装置に記録された原材料マスタファイルを示した図である。
【図7】本発明の記憶装置に記録された顧客識別情報管理ファイルを示した図である。
【図8】本発明の記憶装置に記録された顧客別注文履歴ファイルを示した図である。
【図9】本発明の記憶装置に記録された顧客別原材料実績ファイルを示した図である。
【図10】本発明の記憶装置に記録された料理メニュー別オーダ実績ファイルを示した図である。
【図11】本発明の記憶装置に記録された原材料別オーダ実績ファイルを示した図である。
【図12】本発明の一実施例に係る顧客識別コードの読み込みから来店目的の選択までのフローを示した図である。
【図13】本発明の一実施例に係る入力された顧客識別コードから顧客別メニューのオーダ実績検索するフローを示した図である。
【図14】本発明の一実施例に係る入力された顧客オーダ実績から使用された原材料を検索するフローを示した図である。
【図15】本発明の一実施例に係る抽出したメニューの編集フローを示した図である。
【図16】本発明の一実施例に係る条件別メニューの分類を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
各テーブルに備えられ、表示部に表示した料理メニューを選択させて注文を受けたり、表示部に表示した来店目的を選択させることのできるテーブルトップオーダ端末と、顧客の識別情報を読み取る顧客識別情報読取装置と、料理メニューを記憶するメニュー情報記憶手段と、前記識別情報に対応する顧客の顧客情報を記憶する顧客情報記憶手段と、顧客毎の過去の来店目的に応じて注文された料理メニューを記憶する注文履歴記憶手段とを備えた記憶装置と、各テーブルトップオーダ端末と記憶装置と顧客識別情報読取装置をそれぞれ制御、管理する管理装置とからなり、前記管理装置は、前記テーブルトップオーダ端末で選択された来店目的に応じて、前記顧客識別情報読取装置で読み取られた顧客の前記注文履歴記憶手段に記憶された注文履歴情報から料理メニューを選択して前記テーブルトップオーダ端末に表示させることを特徴とする飲食店用オーダシステムである。
以下、詳細に説明を行う。
【実施例】
【0018】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すのは、チェーン店を展開する飲食店の本発明における飲食店用オーダシステムのハードウェアの構成を表したシステム構成図である。この図1に示すように、店舗側には、店舗管理装置1と顧客用の各テーブルにテーブルトップオーダ(TTO)端末2とカードリーダ3と会計処理を行うPOS4が設置されていて、ローカルネットワークを介してそれぞれが接続されている。
本部側には、本部管理サーバ11、記憶装置12が設置され、本部と店舗とがネットワーク15を介して接続されている。各装置について、以下、詳細に説明を行う。
【0019】
店舗管理装置1は、店内のTTO端末2とPOS4を管理すると共に、TTO端末2と本部管理サーバ11との情報を伝達する。
【0020】
TTO端末2は顧客のテーブル席に設置され、タッチパネルを備えた表示に表示された料理メニューを顧客自身が選択、注文するための端末装置である。TTO端末2で選択または入力された情報は店舗管理装置1に送信される。例えば、注文された料理は店舗管理装置1を介して厨房に設置されているマルチディスプレイ(図示省略)に表示、またはキッチンプリンタ(図示省略)で印刷して、厨房の料理人に調理の指示を行うようになっている。
【0021】
カードリーダ3はTTO端末2に付随する機器で、磁気カード、またはICカードからなる顧客の会員カードに記憶されている顧客コードなどの情報を読み取るものである。カードリーダ3で読み取られた顧客コードは、TTO端末2を介して店舗管理装置1に送られ、店舗管理装置1は、顧客コードの照会をするために顧客コードを本部管理サーバ11へ送信する。
【0022】
POS4は、店舗管理装置1からオーダ情報を受取り、会計処理を実施する。
【0023】
本部管理サーバ11は、各店舗の売上げ集計、メニュー管理、顧客情報、顧客のオーダ実績、オーダ実績に関連付けられた原材料実績を管理する。
【0024】
記憶装置12は、本部管理サーバ11で管理する情報を記憶するもので、各店舗の売上げデータを記憶する他に、各店舗で用いられる料理のメニュー情報ファイル12a、料理に使われる原材料に関する情報を記憶される原材料マスタファイル12b、顧客の個人情報などを記憶される顧客識別情報管理ファイル12c、顧客の注文履歴を記憶する注文履歴ファイル12d、顧客が注文したメニューの原材料を記憶する顧客別原材料実績ファイル12eなどのファイルで構成されている。
【0025】
図5は、記憶装置12に記憶した料理メニュー情報ファイル12aの一例で、個々の料理メニューには、メニューコード、メニュー名、価格、原材料を示す原材料コード、および、現在提供しているか否かを示す削除フラグなどの情報が記憶されている。削除フラグは、「0」で現在メニューが存在し、「1」でメニューが存在しないことを表わしている。
【0026】
図6は、記憶装置12に記憶した原材料マスタファイル12bの一例で、原材料コード、原材料名、現在使用されているか否かを示す現存フラグ、仕入値などの情報が記憶されている。現存フラグは、「0」で原材料が現在使用されていないことを表わし、「1」で使用されていることを表わしている。
【0027】
図7は、記憶装置12に記憶した顧客識別情報管理ファイル12cの一例で、顧客コード(会員番号)、顧客名、性別、生年月日、会員登録した登録日、会員の有効期限、退会を示す退会フラグなどの情報が記憶されている。退会フラグは、「0」で会員として有効であることを表わし、「1」で退会していることを表わしている。
【0028】
図8は、記憶装置12に記憶した顧客の注文履歴を記憶する注文履歴ファイル12dの一例で、顧客コード(会員番号)、利用した店舗(コード)、利用日、オーダ番号、メニューコード、メニュー名、注文数、利用した人数、来店目的などの情報が記憶されている。
【0029】
図9は、記憶装置12に記憶した顧客が注文したメニューに使用されている原材料を記憶する顧客別原材料実績ファイル12eの一例で、顧客コード(会員番号)、利用した店舗(コード)、利用日、オーダ番号、原材料コード、原材料名、数量、利用した人数、来店目的などの情報が記憶されている。
この数量のカウントは、原材料が使用されているメニューの注文数の合計とする。例えば、図9にある原材料aは図5、図6よりメニューAに、原材料bはメニューAとメニューCに使用されていることが分かる。図9の原材料aの数量は、図8の注文履歴にあるメニューAの注文数の2となり、また、原材料bの数量は、メニューAの注文数2とメニューCの注文数3の合計である5となる。
【0030】
上記各ファイルは、本部管理サーバ11によって作成、管理される。また、メニュー情報ファイル12a、原材料マスタファイル12b、顧客識別情報管理ファイル12cを除き、顧客別原材料実績ファイル12eは、注文履歴ファイル12dを作成されると、顧客別原材料実績ファイル12eに自動的に作成、更新されるようになっている。
【0031】
入店した顧客は、店員によってTTO端末2を備えたテーブルに通され、顧客自らTTO端末2で料理の注文ができるようになっている。
図12は、本発明の一実施例に係る顧客識別コードの読み込みから来店目的が選択されるまでのフローを示した図である。
図2は、TTO端末2に表示される開始(初期)画面の一例である(ステップS1)。ただし、実際の開始画面は、お客様コード(顧客コード)、お客様名、お客様人数の欄は空欄になっている。来店した個人またはグループでの顧客は、最初に各顧客が持つ会員カードをカードリーダ3に通して会員カードに記録している顧客コードなどを読み取らせて(ステップS2、S3)、ステップS5に進む。この会員カードは、磁気カード、ICカード等顧客情報を特定可能な情報が記憶可能な媒体とする。また、会員カードを忘れている顧客がいる場合、図2で表示している「手入力」キーが押されると(ステップS2)、「顧客情報手入力画面」(図示なし)にして、顧客コードまたは、氏名、生年月日、電話番号など個人を特定できる情報を入力されると(ステップS4)、ステップS5に進む。
【0032】
ステップS5では、ステップS3、または、ステップS4で入力された顧客コードなどの顧客情報を店舗管理装置1を介して本部管理サーバ11に送信される。本部管理サーバ11は、受信した顧客コードまたは顧客情報を基に、記憶装置12の顧客識別情報管理ファイル12c内を検索して管理対象の顧客かを確認し、確認ができた場合、その顧客名などの情報を店舗管理装置1へ送信する。店舗管理装置1は送られてきた顧客名をTTO端末2送信して、図2のようにTTO端末2の画面に顧客コードであるお客様コードと顧客名が表示される(ステップS6)。また、本部管理サーバ11が顧客の確認ができなかった場合、即ち入力エラーまたは、既に退会している場合には、その結果を店舗管理装置1へ送信し、店舗管理装置1はTTO端末2に入力エラーのメッセ−ジをTTO端末2に表示(図示なし)させてステップS2に戻る。退会している場合は、新規会員扱いとなるので、別途入会手続きを行うこととなる。
また、店舗管理装置1は図2のお客様人数欄に確認できた顧客の人数もカウントして表示し(ステップS7)、ステップS8に進む。
この人数のカウントについては、新規顧客にも反映できるように人数を手入力できるように対応してもよい。
【0033】
ステップS8では、図2のTTO端末画面のように来店目的、例えば忘年会、新年会などの「宴会コース」、同僚との飲み会の「同僚との飲み会」、友人との飲み会の「友人との飲み会」、家族での食事の「家族食事」等、事前に本部側で収集したい来店目的を複数表示し、その中から顧客に来店目的を選択させる。
来店目的が選択された場合ステップS9に進み、顧客コードが読み込まれた場合にはステップS2に戻る。
【0034】
ステップS9では、顧客コードの読み込み追加があるか否かの確認を行い、追加があればステップS2に戻り、追加がなければステップS10に進んで来店目的を確認させる。修正がある場合には再度来店目的を選択させ、修正がなければ「確認」キーを押下されて(ステップS11)、ステップS12に進む。
【0035】
ステップS12では、上記TTO端末2で入力された顧客、来店目的、利用人数などの情報を店舗管理装置1を介して本部管理サーバ11に送信し、ステップS13に進む。
【0036】
ステップS13で本部管理サーバ11は、ステップS12で送信されてきた情報を基に記憶装置12で記憶されている情報から、顧客の好み、また利用目的に合った料理メニューを検索、抽出を行う。
【0037】
図13は、本部管理サーバ11が、読み込まれた顧客コード、来店目的から顧客別オーダ実績の検索し、顧客の好み、また利用目的に合った料理のメニュー情報を収集するまでのフロー図である。
ステップS21で本部管理サーバ11は、記憶装置12に記憶した顧客別注文履歴ファイル12dより該当の顧客のオーダ実績データを読込んでステップS22に進む。
【0038】
ステップS22では、ステップS21で読込んだオーダ実績から来店目的が、今回の来店目的と一致するオーダ実績と一致しないオーダ実績とを分類する。当然、オーダしたメニューの中には、複数の来店に属することもあるので、そのような場合には来店目的が一致する、しないの両方に分類される。今回の来店目的に一致すればステップS23に、一致しなければステップS28に進む。
【0039】
ステップS23では、ステップ22で分類された来店目的が一致したオーダ実績を更に利用人数で分類する。今回の利用人数とオーダ実績の利用人数を比較して、今回の来店人数より同数または多い場合と少ない場合とを分類して、同数または多い場合にはステップS24に進み、少ない場合にはステップS26に進む。
【0040】
ステップS24では、ステップS23で分類された該当オーダ実績のメニューコードでメニュー情報を検索し、現存するメニューか廃止(季節メニュー、使用する食材の在庫がない場合を含む)になったメニューかを判断する。現存するメニューがあればステップS25に進み、現存するメニューでなかった場合にはステップS33に進む。
【0041】
ステップS25では、来店目的が一致し、利用人数が同数または多い時のオーダ実績から顧客がオーダした調理メニューを収集して、ステップS33に進む。
【0042】
ステップS26では、ステップS23で分類された該当オーダ実績のメニューコードでメニュー情報を検索し、現存するメニューか廃止になったメニューかを判断する。現存するメニューがあればステップS27に進み、現存するメニューでなかった場合にはステップS33に進む。
【0043】
ステップS27では、来店目的が一致し、利用人数が少ない時のオーダ実績から顧客がオーダした調理メニューを収集して、ステップS33に進む。
【0044】
ステップS28では、ステップS22で分類された来店目的が一致しないオーダ実績を更に利用人数で分類する。今回の利用人数とオーダ実績の利用人数を比較して、今回の来店人数より同数または多い場合と少ない場合とを分類して、同数または多い場合にはステップS29に進み、少ない場合にはステップS31に進む。
【0045】
ステップS29では、ステップS28で分類された該当オーダ実績のメニューコードでメニュー情報を検索し、現存するメニューか廃止になったメニューかを判断する。現存するメニューがあればステップS30に進み、現存するメニューでなかった場合にはステップS33に進む。
【0046】
ステップS30では、来店目的が違って、利用人数が同数または多い時のオーダ実績から顧客がオーダした調理メニューを収集して、ステップS33に進む。
【0047】
ステップS31では、ステップS28で分類された該当オーダ実績のメニューコードでメニュー情報を検索し、現存するメニューか廃止になったメニューかを判断する。現存するメニューがあればステップS32に進み、現存するメニューでなかった場合にはステップS33に進む。
【0048】
ステップS32では、来店目的が違って、利用人数が少ない時のオーダ実績から顧客がオーダした調理メニューを収集して、ステップS33に進む。
【0049】
ステップS33では、該当顧客オーダ実績検索を終了し、ステップS34では、グループ全員のオーダ実績検索を行ったかを判断して、未だ顧客オーダ実績検索を行っていない顧客がいれば、最初に戻ってオーダ実績検索を行われる。グループ全員が終わっていれば、次のステップである図14の顧客別原材料実績検索に進む。
【0050】
図14は、本部管理サーバ11が、入力された会員コードから顧客別原材料ファイル12eの原材料を今回の来店目的と利用人数とを比較して分類するためのフロー図である。
ステップS41では、本部管理サーバ11が記憶装置12に記憶した顧客別原材料実績ファイル12eより該当の顧客の原材料実績データを読込んでステップS42に進む。
【0051】
ステップS42では、ステップS41で読込んだ顧客別原材料実績で来店目的が、今回の来店目的と一致するオーダ実績と一致しないオーダ実績とを分類する。当然、原材料の中には、複数の料理品目に使用されることもあり場合によっては、来店目的が一致する、しないの両方に分類される。今回の来店目的に一致すればステップS43に、一致しなければステップS48に進む。
【0052】
ステップS43では、ステップ42で分類された来店目的が一致した顧客別原材料実績を更に利用人数で分類する。今回の利用人数と原材料実績の利用人数を比較して、今回の来店人数より同数または多い場合と少ない場合とを分類して、同数または多い場合にはステップS44に進み、少ない場合にはステップS46に進む。
【0053】
ステップS44では、ステップS43で分類された該当原材料が、現在使用されているかどうか判断するために、図6の原材料マスタファイルの現存フラグを参照して判断する。現存する原材料であればステップS45に進み、現存する原材料がなかった場合にはステップS53に進む。
【0054】
ステップS45では、来店目的が一致し、利用人数が同数または多い時の顧客別原材料実績から実績頻度(数量)の多い順の上位の原材料を抽出してステップS53に進む。
【0055】
ステップS46では、ステップS43で分類された該当原材料が、現在使用されているかどうか判断するために、図6の原材料マスタファイルの現存フラグを参照して判断する。現存する原材料があればステップS47に進み、現存する原材料がなかった場合にはステップS53に進む。
【0056】
ステップS47では、来店目的が一致し、利用人数が少ない時の顧客別原材料実績から実績頻度(数量)の多い順の上位の原材料を抽出して、ステップS53に進む。
【0057】
ステップS48では、ステップ42で分類された来店目的が一致しないオーダ実績を更に利用人数で分類する。今回の利用人数とオーダ実績の利用人数を比較して、今回の来店人数より同数または多い場合と少ない場合とを分類して、同数または多い場合にはステップS49に進み、少ない場合にはステップS51に進む。
【0058】
ステップS49では、ステップS48で分類された該当原材料が、現在使用されているかどうか判断するために、図6の原材料マスタファイルの現存フラグを参照して判断する。現存する原材料があればステップS50に進み、現存する原材料がなかった場合にはステップS53に進む。
【0059】
ステップS50では、来店目的が違って、利用人数が同数または多い時の顧客別原材料実績から実績頻度(数量)の多い順の上位の原材料を抽出して、ステップS53に進む。
【0060】
ステップS51では、ステップS48で分類された該当原材料が、現在使用されているかどうか判断するために、図6の原材料マスタファイルの現存フラグを参照して判断する。現存する原材料があればステップS52に進み、現存する原材料がなかった場合にはステップS53に進む。
【0061】
ステップS52では、来店目的が違って、利用人数が少ない時の顧客別原材料情報を収集して、ステップS53に進む。
【0062】
ステップS53では、該当顧客の原材料実績検索を終了し、ステップS54では、グループ全員の原材料実績検索を行ったか否かを判断して、未だ顧客原材料実績検索を行っていない顧客がいれば、最初に戻って原材料実績検索を行う。グループ全員が終わっていれば、ステップS55に進む。
【0063】
ステップS55では、収集された原材料から使用される実績頻度(数量)の上位の原材料を抽出される。
【0064】
ステップS56では、ステップS55で抽出した原材料を使用したメニューを記憶装置12のメニュー情報ファイル12aから抽出する。
【0065】
ステップS57では、ステップS56で抽出したメニューが図13で説明したオーダ実績検索で抽出したメニューと異なるメニューを類似メニューとして分類する。
【0066】
ステップS58、S59、S60、S61は、オーダ実績、原材料実績より来店目的、グループの構成人数により、オーダメニュー実績と類似メニューを分類する。
【0067】
図16は、以上検索、分類した項目をまとめたものである。即ち、A、B、C、Dの分類は、図13のフロー図で説明したオーダ実績によって分類されたメニューS25、S27、S30、S32に相当し、E、F、G、Hの分類は、図14のフロー図で説明した原材料によって分類したメニューS58、S59、S60、S61に相当する。本部管理サーバ11はこの分類した結果を店舗側の店舗管理装置1へ送信する(ステップS62)。
【0068】
店舗管理装置1は、本部管理サーバ11からの分類されたメニュー結果を基に、顧客へのお勧めメニューの編集とTTO端末2に表示するための編集を行なう。その編集のフローを図15で示している。
ステップS71でメニュー編集を開始する。
【0069】
ステップS72では、図16のA〜Hのメニューの中から、グループのメンバーで共通するオーダ実績のメニューおよび類似メニューで編集し、名称を「共通のお勧め」とする。
【0070】
ステップS73では、図16のA〜Dのメニューの中から、メンバー別のオーダ数の上位のメニューおよび類似メニューで編集し、名称を「お客様毎にお勧め」とする。
【0071】
ステップS74では、図16のE〜Hのメニューの中から、グループ別の使用原材料の使用頻度上位のメニューおよび類似メニューで編集し、名称を「こんなものお好きでは・・」とする。
【0072】
ステップS75では、図16のA、C、E、Gのメニューの中から、来店目的が一致するオーダ実績のうち、上位のメニューおよび類似メニューで編集し、名称を「グループにお勧め」とする。
【0073】
ステップS76では、図16のA、B、E、Fのメニューの中から、グループ構成人数により、構成人数によるオーダ傾向を判断して、共通するオーダ実績のメニューおよび類似メニューで編集し、名称を「大人数なら」とする。
【0074】
ステップS77で店舗管理装置1は、編集したメニューの結果をTTO端末2へ送信する。
【0075】
ステップS78では、TTO端末2が店舗管理装置1から送られてきたメニューを顧客に選択させる画面を表示し、図3は、メニュー選択させる画面の一例である。
【0076】
図4は、図3の画面で「グループにお勧め」を選択された場合のメニュー表示画面の例である。
【0077】
顧客が飲食終了後のTTO端末2または、店員を通して「勘定」の請求した時、店舗管理装置1よりPOS4へ請求データが送信されて、会計処理される。この時、POS4の会計情報は、顧客のオーダ実績、構成人数、来店目的等の情報を店舗管理装置1を介して、本部管理サーバ11へ送信され、本部管理サーバ11は各実績情報として記憶装置12に記憶されている各記憶ファイルに記憶、更新する。
【0078】
上記は、チェーン店を展開する飲食店を前提とした実施例の説明をしたが、チェーン店を展開しない場合、即ち、本部、店舗の区別がない場合、本部管理サーバ11の機能は店舗管理装置1に移し、記憶装置12は、店舗側に置いて店舗内のLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)で繋ぐように構成すればよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
各テーブルに備えられ、表示部に表示した料理メニューを選択させて注文を受けたり、表示部に表示した来店目的を選択させることのできるテーブルトップオーダ端末と、
顧客の識別情報を読み取る顧客識別情報読取装置と、
料理メニューを記憶するメニュー情報記憶手段と、前記識別情報に対応する顧客の顧客情報を記憶する顧客情報記憶手段と、顧客毎の過去の来店目的に応じて注文された料理メニューを記憶する注文履歴記憶手段とを備えた記憶装置と、
各テーブルトップオーダ端末と記憶装置と顧客識別情報読取装置をそれぞれ制御、管理する管理装置とからなり、
前記管理装置は、前記テーブルトップオーダ端末で選択された来店目的に応じて、前記顧客識別情報読取装置で読み取られた顧客の前記注文履歴記憶手段に記憶された注文履歴情報から料理メニューを選択して前記テーブルトップオーダ端末に表示させることを特徴とする飲食店用オーダシステム。
【請求項2】
前記メニュー情報記憶手段には使用される原材料が記憶されていて、前記管理装置は、前記注文履歴記憶手段に記憶された顧客の注文した料理メニューから使用した原材料を抽出し、抽出した使用原材料により注文履歴にある料理メニューと同じ原材料を使用した別の料理メニューを抽出し、前記テーブルトップオーダ端末に表示させることを特徴とする請求項1に記載の飲食店用オーダシステム。
【請求項1】
各テーブルに備えられ、表示部に表示した料理メニューを選択させて注文を受けたり、表示部に表示した来店目的を選択させることのできるテーブルトップオーダ端末と、
顧客の識別情報を読み取る顧客識別情報読取装置と、
料理メニューを記憶するメニュー情報記憶手段と、前記識別情報に対応する顧客の顧客情報を記憶する顧客情報記憶手段と、顧客毎の過去の来店目的に応じて注文された料理メニューを記憶する注文履歴記憶手段とを備えた記憶装置と、
各テーブルトップオーダ端末と記憶装置と顧客識別情報読取装置をそれぞれ制御、管理する管理装置とからなり、
前記管理装置は、前記テーブルトップオーダ端末で選択された来店目的に応じて、前記顧客識別情報読取装置で読み取られた顧客の前記注文履歴記憶手段に記憶された注文履歴情報から料理メニューを選択して前記テーブルトップオーダ端末に表示させることを特徴とする飲食店用オーダシステム。
【請求項2】
前記メニュー情報記憶手段には使用される原材料が記憶されていて、前記管理装置は、前記注文履歴記憶手段に記憶された顧客の注文した料理メニューから使用した原材料を抽出し、抽出した使用原材料により注文履歴にある料理メニューと同じ原材料を使用した別の料理メニューを抽出し、前記テーブルトップオーダ端末に表示させることを特徴とする請求項1に記載の飲食店用オーダシステム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2011−210008(P2011−210008A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−77016(P2010−77016)
【出願日】平成22年3月30日(2010.3.30)
【出願人】(000006611)株式会社富士通ゼネラル (1,266)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年3月30日(2010.3.30)
【出願人】(000006611)株式会社富士通ゼネラル (1,266)
【Fターム(参考)】
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