説明

骨格構造体

【課題】高い剛性を確保しつつ、構造体の側部に他の構造体を結合する骨格構造体を提供することを第1の課題とする。また、2つの構造体が垂直に交わる部位でも、摩擦攪拌接合が可能な骨格構造体を提供することを第2の課題とする。
【解決手段】骨格構造体1であって、側面21に挿入孔22が設けられたサイドフレーム2(中空構造体)と、挿入孔22に挿入され、挿入孔22に相対する内側面23と当接する当接部41bと、クロスメンバ3(他の構造体)を嵌合可能な嵌合部42とを有する一対のブラケット41,41(中間部材4)と、を有し、ブラケット41の当接部41bとサイドフレーム2とを接合した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2つの部材を接合して構成される骨格構造体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、アルミニウム合金やマグネシウム合金からなる押出材を接合して、車両のフレーム構造等の骨格構造を構成することが知られている。
【0003】
押出材同士の接合では、例えば、図7(a)に示すように、一方の押出材101の側面101aに他方の押出材102の端面102a(図7(b)参照)を単純に突き当てて、その突き当てた部位(接合部103)をMIG溶接する手法が一般に行われている。
【0004】
また、特許文献1には、サイドフレームとクロスメンバとを結合して構成される車両のメンバ結合構造が記載されている。図8に示すように、この車両のメンバ結合構造200は、車両前後方向に沿って連続する前側のサイドフレーム201と後側のサイドフレーム202、車幅方向に沿うクロスメンバ203とを、ブラケット204を介して結合している。これによれば、ブラケット204に形成された各フランジ204aがそれぞれ各フレーム201,202,203の対応端部201a,202a,203aの内面に当接し、荷重付加時における各対応端部201a,202a,203aの断面変形を防止するため、高い曲げ強度およびねじれ強度を有するようになっている。
【特許文献1】特開平9−301216号公報(段落0017〜0024、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、押出材同士を単純に突き当てて接合する手法(図7(a)参照)では、図7(b)に示すように、押出材101の側面101aのような単面(裏側が補強されていない単純な平面)に押出材102を溶接するため、押出材101の側面101aが面外変形を起こしやすく剛性を確保しにくいという問題があった。また、このように押出材101の側面に押出材102が垂直に交わるように接合される場合には、平坦部を接合する技術である摩擦攪拌接合(FSW接合)を適用することもできない。
【0006】
ここで、摩擦攪拌接合とは、接合時の熱影響による歪みや変形の少ない接合技術として、近年広く注目されている技術である。摩擦攪拌接合では、図9に示すように、2つの被接合材301,302の当接する部位(接合部303)に対し、回転ツール305を回転させながら押圧することで挿入し、回転ツール305の回転力によって当接部分の周辺を塑性流動させて、被接合材301,302同士を接合する。つまり、この技術は、回転ツール305が作動可能(被接合材に挿入可能)な平坦な部分が確保されなければならず、図7(a),(b)に示すような角部を接合部とする場合は適用することができない。
【0007】
一方、特許文献1に記載された車両のメンバ結合構造200(図8参照)は、剛性を高めることができるが、3つのフレーム201,202,203を結合するものであるため、ある押出材の側面に他の押出材を結合する場合(つまり、図7(a),(b)の場合)には適用することができないという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、高い剛性を確保しつつ、構造体の側部に他の構造体を結合する骨格構造体を提供することを第1の課題とする。また、2つの構造体が垂直に交わる部位でも、摩擦攪拌接合が可能な骨格構造体を提供することを第2の課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、骨格構造体であって、側面に挿入孔が設けられた中空構造体と、前記挿入孔に挿入され、前記挿入孔に相対する内側面と当接する当接部と、他の構造体を嵌合可能な嵌合部とを有する中間部材と、を有し、前記中間部材の当接部と前記中空構造体とを接合したことを特徴とする。
【0010】
請求項1に係る発明によれば、中空構造体の挿入孔に挿入され、挿入孔の相対する内側面に当接する当接部と、他の構造体を嵌合可能な嵌合部と、を有する中間部材を設けた。このように、中間部材が中空構造体の内側面に当接することで、他の構造体からの入力が中空構造体の断面全体に伝わるため、中空構造体の剛性が高められる。また、他の構造体を嵌合部に嵌合するため、その位置決めも容易に行うことができる。さらに、中間部材を中空構造体に接合する際には、中間部材の当接部と中空構造体の側面が重ね合わされた部位を、中空構造体の外側面から接合する。つまり、従来のような角部を接合するわけではなく、平坦部を接合するため、接合作業が容易になる。特に、摩擦攪拌接合も可能となる。
【0011】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の骨格構造体であって、前記中間部材に、前記挿入孔の周縁部と係止される係止部を設け、この係止部と前記周縁部とを接合したことを特徴とする。
【0012】
請求項2に係る発明によれば、中間部材の当接部と中空構造体の内側面とが接合されるとともに、中間部材の係止部と中空構造体の周縁部とが接合される。このように、中間部材と中空構造体とを2箇所で接合することで、接合強度を高めることができる。また、中間部材の係止部と中空構造体の周縁部とを接合することで、周縁部の剛性を高めることができる。
【0013】
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の骨格構造体であって、前記中間部材は、各々独立した前記当接部を有する一対のブラケットで構成され、この一対のブラケットの間に前記嵌合部を形成していることを特徴とする。
【0014】
請求項3に係る発明によれば、中間部材を単純な構造に作製することができる。また、各ブラケットを別々に中空構造体に接合することができるため、接合作業性も向上する。さらに、各ブラケットを一つの部材として構成するのではなく、分割して必要最小限の部材(一対のブラケット)としたことで、軽量化を図ることができる。
【0015】
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の骨格構造体であって、前記一対のブラケットの前記当接部同士が連結されていることを特徴とする。
【0016】
請求項4に係る発明によれば、中間部材が1つの部品として構成されていることで、請求項3に記載された骨格構造体の中間部材よりも一層単純な構造で同様の効果を得ることができる。また、部品点数を削減することができるとともに、その管理が容易になる。さらに、請求項3に記載された骨格構造体では、各ブラケットの当接部が2箇所あるため、2回の接合作業が必要であったが、この中間部材では、各ブラケットの当接部同士が連結されているため、その部分を1回接合するだけでよい。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係る骨格構造体によれば、高い剛性を確保しつつ、構造体の側部に他の構造体を結合することができる。また、2つの構造体が垂直に交わる部位でも、摩擦攪拌接合を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
[第1の実施の形態]
次に、本発明の第1の実施の形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は、第1の実施の形態に係る骨格構造体が用いられた車体のフレーム構造を示す斜視図である。
【0019】
図1に示すように、車体のフレーム構造Fは、車両前後方向に延びる左右一対のサイドフレーム2,2(中空構造体)の間にクロスメンバ3(他の構造体)が架設されて構成されている。サイドフレーム2には、クロスメンバ3が垂直に交わるように結合される。このサイドフレーム2,2とクロスメンバ3が結合される部位Aに、本実施形態に係る骨格構造体1(図2参照)が用いられている。
【0020】
図2は、第1の実施の形態に係る骨格構造体を示す分解斜視図である。
図2に示すように、骨格構造体1は、サイドフレーム2にクロスメンバ3を結合するための構造体であって、サイドフレーム2に中間部材4を接合して構成される(図3参照)。
【0021】
サイドフレーム2は、断面矩形状の中空構造体であり、例えば、アルミニウム合金製の押出材から形成される。サイドフレーム2の側面21には、矩形状の挿通孔22が形成されており、クロスメンバ3および中間部材4が挿入可能になっている。
【0022】
クロスメンバ3は、サイドフレーム2と同様に断面矩形状の中空構造体であり、アルミニウム合金製の押出材から形成されている。このクロスメンバ3は、中間部材4に嵌合される。
【0023】
中間部材4は、一対のブラケット41,41から構成される部材であり、例えば、アルミニウム合金からなる部材である。ブラケット41,41は、いずれも同一形状に形成されており、基部41aと、この基部41aの先端部から屈曲して形成される当接部41bと、基部41aの中間部から当接部41bと同じ方向に凸状に形成される第1の係止部41cおよび第2の係止部41dと、を各々備えている。第1の係止部41cと第2の係止部41dの間隔は、サイドフレーム2の側面21の厚みと略同一であり、第2の係止部41dは、第1の係止部41cより若干長めに形成されている。
【0024】
図3は、サイドフレームとクロスメンバの結合部位を示す断面平面図である。
図3に示すように、一対のブラケット41,41は、互いに対向するようにサイドフレーム2に接合される。具体的には、ブラケット41は、サイドフレーム2の挿通孔22に挿入され、その当接部41bは、サイドフレーム2の挿通孔22に相対する内側面23に当接する。また、第1の係止部41cと第2の係止部41dとが、サイドフレーム2の挿通孔22の周縁部22aを挟み込むように取り付けられる。そして、各ブラケット41,41の各基部41a,41aの間である嵌合部42に、クロスメンバ3が嵌合される。
【0025】
次に、サイドフレームとクロスメンバの結合方法について図4を参照しながら説明する。図4は、サイドフレームとクロスメンバの結合方法について説明する図である。
【0026】
図4(a)に示すように、まず、サイドフレーム2に挿通孔22を開けた後、図4(b)に示すように、ブラケット41,41を挿通孔22に挿入する。各ブラケット41,41は、当接部41bをサイドフレーム2の内側面23に当接させるとともに、第1の係止部41cと第2の係止部41dとで周縁部22aを挟み込むように、サイドフレーム2にセットされる。
【0027】
次に、図4(c)に示すように、当接部41bとサイドフレーム2を摩擦攪拌接合する。具体的には、回転ツール5を回転させながら、当接部41bとサイドフレーム2が重ね合わされた部位に回転ツール5のプローブ51を所定の深さまで挿入し、接合線(紙面垂直方向)に沿って回転ツール5を移動させることで接合する。回転ツール5のプローブ51の近傍の材料は、プローブ51とサイドフレーム2の間で発生する摩擦熱および加工熱により昇温されて軟化し、軟化した材料はプローブ51の回転により攪拌され、回転ツール5の後方で固相結合される。
【0028】
このようにして、図4(d)に示すように、当接部41bとサイドフレーム2とが重ね合わされた部位aと、第1の係止部41cおよび第2の係止部41dとサイドフレーム2の周縁部22aとが重ね合わされた部位bとを順に摩擦攪拌接合し、骨格構造体1を形成する。なお、第2の係止部41dの長さは、短すぎると回転ツール5が基部41aと干渉するため、回転ツール5のショルダ52の半径以上に形成されており、回転ツール5が作動可能な領域が確保されている。また、本実施形態では、第2の係止部41dとサイドフレーム2とともに、第1の係止部41cも接合するように構成したが、少なくとも第2の係止部41dとサイドフレーム2が接合されていればよく、第1の係止部41cの長さを短くした場合(ショルダ52の半径以下の場合)には、第1の係止部41cまで接合することは要しない。
【0029】
そして、図4(e)に示すように、一対のブラケット41,41の間の嵌合部42に、クロスメンバ3を嵌合した後、基部41aの端部とクロスメンバ3とが重なり合う部位cを、トーチ6から照射されるレーザによって溶接する。これにより、サイドフレーム2にクロスメンバ3が結合される。なお、勿論、この部位cは、摩擦攪拌接合により接合するものであってもよい。
【0030】
以上によれば、本実施形態において以下の効果を得ることができる。
サイドフレーム2内にブラケット41を設けたことで、クロスメンバ3からの入力がサイドフレーム2の断面全体に伝わるため、サイドフレーム2の剛性が高められる。特に、本実施形態では、ブラケット41,41の間の全長に亘ってクロスメンバ3を嵌合させているため、その剛性が一層向上する。また、ブラケット41,41の間にクロスメンバ3を嵌合するため、その位置決めも容易に行うことができる。さらに、サイドフレーム2にブラケット41を接合する際、回転ツール5が作動可能な領域が確保されていることから、平坦部を接合する技術である摩擦攪拌接合を行うことができる。
【0031】
また、中間部材4を一対のブラケット41,41で構成したことで、各ブラケット41をサイドフレーム2に別々に接合することができるため、接合作業性も向上する。さらに、各ブラケット41,41を1つの部材として構成するのではなく、分割して必要最小限の部材としたことで、軽量化を図ることができる。
【0032】
さらに、ブラケット41とサイドフレーム2とは、2箇所の部位a,bで接合されているため、その接合強度が高められる。特に、第1の係止部41cおよび第2の係止部41dと、周縁部22aとが接合されていることで、挿通孔22の周縁部22aの剛性を高めることができる。
【0033】
以上、本実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、種々の形態で実施することができる。
前記実施形態では、骨格構造体1(図4参照)を車体のフレーム構造F(図1参照)に適用した場合について説明したが、本発明は車体のフレーム構造に限定されるものではなく、1つの中空構造体の側部に他の構造体を結合する場合であれば、適用することができる。
【0034】
前記実施形態では、サイドフレーム2、クロスメンバ3、および、ブラケット4をいずれもアルミニウム合金からなる部材としたが、本発明の各部材の材質は限定されるものではなく、マグネシウム合金やスチール鋼等からなる部材であってもよい。また、摩擦攪拌接合によれば異種金属であっても接合できることから、接合される各部材が異種金属からなるものであってもよい。
【0035】
前記実施形態では、摩擦攪拌接合によりサイドフレーム2とブラケット4を接合する場合について説明したが、本発明の接合手法は限定されるものではなく、レーザ溶接、MIG溶接等種々の接合手法を用いることができる。
【0036】
前記実施形態では、中間部材4を一対のブラケット41,41として構成したが、当接部41b,41bを相対する方向に延設し、この当接部41b,41b同士を連結する構成としてもよい。これによれば、1つの部品として構成されることになるから、部品点数を削減できるとともに、その管理を容易に行うことができる。
【0037】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図5は、第2の実施の形態に係る骨格構造体を示す分解斜視図である。なお、第2の実施の形態は、第1の実施の形態に係る骨格構造体の構成を一部変更した形態であるので、同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0038】
図5に示すように、骨格構造体1Aは、サイドフレーム2にクロスメンバ3を結合するための構造体であって、サイドフレーム2に中間部材7を接合して構成される(図6参照)。
【0039】
中間部材7は、断面コの字状に形成された基部71から形成され、この基部71の中央の面が当接部71aとなっている。また、基部71の相対向する面には、それぞれ外方に凸状の係止部71b,71bが形成されている。
【0040】
図6は、サイドフレームとクロスメンバの結合部位を示す断面平面図である。
図6に示すように、中間部材7は、サイドフレーム2に接合される。具体的には、中間部材7は、サイドフレーム2の挿通孔22に相対する内側面23に当接する。また、係止部71b,71bは、サイドフレーム2の挿通孔22の周縁部22aの外側で係止される。そして、当接部71aと内側面23の部位、および、係止部71bと周縁部22aの部位において、中間部材7とサイドフレーム2とを接合する。接合手法は、摩擦攪拌接合、MIG接合、TIG接合等種々の手法を用いることができる。その後、この中間部材7の基部71内の嵌合部72に、クロスメンバ3が嵌合され、中間部材7とクロスメンバ3とを溶接する。
【0041】
以上によれば、本実施形態において以下の効果を得ることができる。
サイドフレーム2内に中間部材7を設けたことで、クロスメンバ3からの入力がサイドフレーム2の断面全体に伝わるため、サイドフレーム2の剛性が高められる。特に、本実施形態では、中間部材7の基部71の内部全体にクロスメンバ3を嵌合させているため、その剛性が一層向上する。また、中間部材7の間にクロスメンバ3を嵌合するため、その位置決めも容易に行うことができる。さらに、サイドフレーム2に中間部材7を接合する際、回転ツール5が作動可能な領域が確保されていることから、平坦部を接合する技術である摩擦攪拌接合を行うことができる。
【0042】
また、中間部材7を1つの部品として構成したことで、第1の実施の形態よりも部品点数を削減でき、また、その管理を容易に行うことができる。
【0043】
さらに、中間部材7とサイドフレーム2とは、2箇所の部位で接合されているため、その接合強度が高められる。特に、係止部71bと、周縁部22aとが接合されていることで、挿通孔22の周縁部22aの剛性を高めることができる。
【0044】
以上、本実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、種々の形態で実施することができる。
前記実施形態では、中間部材7において係止部71bを1つ設けただけだが、第1の実施の形態と同様に、周縁部22aの内面側に係止される係止部を1つ追加する(計2つ設ける)ものであってもよい。この場合、中間部材7を挿通孔22内に挿入するとき、追加した係止部が干渉することが考えられるが、中間部材7の基部71の両辺を内側に撓ませながら挿入するとよい。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】第1の実施の形態に係る骨格構造体が用いられた車体フレーム構造を示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係る骨格構造体を示す分解斜視図である。
【図3】サイドフレームとクロスメンバの結合部位を示す断面平面図である。
【図4】サイドフレームとクロスメンバの結合方法について説明する図である。
【図5】第2の実施の形態に係る骨格構造体を示す分解斜視図である。
【図6】サイドフレームとクロスメンバの結合部位を示す断面平面図である。
【図7】第1の従来例に係る骨格構造体を示す図であって、(a)は骨格構造体の斜視図、(b)は骨格構造体の断面平面図である。
【図8】第2の従来例に係る骨格構造体を示す分解斜視図である。
【図9】摩擦攪拌接合について説明する図である。
【符号の説明】
【0046】
1,1A 骨格構造体
2 サイドフレーム
3 クロスメンバ
4 中間部材
5 回転ツール
7 中間部材
41 ブラケット
41b 当接部
41c 第1の係止部
41d 第2の係止部
71 基部
71a 当接部
71b 係止部
F フレーム構造

【特許請求の範囲】
【請求項1】
側面に挿入孔が設けられた中空構造体と、
前記挿入孔に挿入され、前記挿入孔に相対する内側面と当接する当接部と、他の構造体を嵌合可能な嵌合部とを有する中間部材と、
を有し、
前記中間部材の当接部と前記中空構造体とを接合したことを特徴とする骨格構造体。
【請求項2】
前記中間部材に、前記挿入孔の周縁部と係止される係止部を設け、この係止部と前記周縁部とを接合したことを特徴とする請求項1に記載の骨格構造体。
【請求項3】
前記中間部材は、各々独立した前記当接部を有する一対のブラケットで構成され、この一対のブラケットの間に前記嵌合部を形成していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の骨格構造体。
【請求項4】
前記一対のブラケットの前記当接部同士が連結されていることを特徴とする請求項3に記載の骨格構造体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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