説明

高度検針インフラストラクチャ(AMI)ネットワーク経由でデバイス特有のデータを伝達するためのシステムおよび方法

【課題】AMIネットワークのヘッドエンドに提供される情報を(それに加えて他の情報も)別のデバイスに提供する。
【解決手段】システム100は、仮想デバイスサーバ140から情報を受信し、AMI通信プロトコル120に従ってAMIネットワーク114を介してその情報を前記AMIネットワーク114接続に送るように構成され、AMIネットワーク114接続を介してメータ116から情報を受信し、その情報をユーティリティ104に送るようにさらに構成されているAMIターミネータデバイス110をさらに備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示されている発明対象は、通信に関するものであり、特に、AMIネットワーク上で複数の種類の情報を伝達することに関するものである。
【背景技術】
【0002】
スマートグリッドは、供給側から消費側への送電を行うものであり、ユーザの場所にある電気器具または他のデバイス(スマートデバイス)を制御するための通信機能を備える技術を含む。このようなシステムは、場合によっては、エネルギーを節約し、コストを低減し、信頼性および透明性を高めることができる。スマートグリッドは、スマートパワーデバイスからエネルギー供給側への少なくとも一方向の(場合によっては双方向の)通信機能を備えることによって可能になる。
【0003】
スマートパワーデバイスの一例は、発電機(ディーゼル発電機など)である。スマートパワーデバイスの別の例は、電力消費側(電気自動車の電源など)である。当然ながら、スマートパワーデバイスは、単純に1つのメータであるか、または1つのメータを有する任意の種類の電気器具であるものとしてよい。その種類に関係なく、スマートデバイスは、典型的には、(電力)メータ情報をエネルギー供給側に伝達するために専用のいわゆるAMI(高度検針インフラストラクチャ)ネットワークを利用する。このようなネットワークは、典型的には、無線周波数(RF)メッシュまたはセルラ公衆ネットワークなどのワイヤレスネットワーク上のANSI 12.18のような規格を利用する。これらのネットワーク経由で送信されるデータは、典型的には、料金、時間または使用度、電力消費量、および発電量などの単純な情報に限られている。このような情報は、典型的には、発電所などのエネルギー供給側に提供される。このような情報を受信するコンピューティングデバイスは、本明細書ではいくつかの場合において「ヘッドエンドデバイス」と称されることがある。
【0004】
AMIネットワークのヘッドエンドに提供される情報を(それに加えて他の情報も)別のデバイスに提供することが望ましい場合がある。そのような場合、情報は、異なるネットワークを経由して提供することができる。例えば、AMIよりはむしろ、インターネットを介して、またはワイドエリアネットワーク(WAN)、ホームエリアネットワーク(HAN)、またはインターネットプロトコル(IP)対応セルラネットワークを経由して、情報をユーザのコンピューティングデバイス(例えば、デスクトップもしくはラップトップコンピュータまたはハンドヘルドコンピューティングデバイス)に提供することができる。明らかなように、そのような追加の機能を備えるには、スマートパワーデバイスは2つの異なる種類のネットワークに接続し、それを経由して通信することができる必要がある。そうするために、スマートパワーデバイスは、通信ネットワークの種類毎に1つずつ、2つの異なる入出力デバイスを備えていなければならない。当然ながら、2つの異なる入出力デバイスを備えることでコストが増大する。それに加えて、用途に応じて、AMI経由で提供されない情報専用の追加のウェブサーバを備える必要がある場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許出願公開第2010/0169885号明細書
【発明の概要】
【0006】
本発明の一態様によると、AMIネットワーク経由でデバイス特有のデータを伝達するためのシステムが開示されている。この態様のシステムは、メータ、コントローラ、およびメータとコントローラとに結合された高度検針インフラストラクチャ(AMI)ネットワーク接続を備えるスマートパワーデバイスを具備する。この態様のシステムは、仮想デバイスサーバから情報を受信し、AMI通信プロトコルに従ってAMIネットワークを介してその情報をAMIネットワーク接続に送るように構成されたAMIターミネータデバイスも備え、AMIターミネータデバイスは、AMIネットワーク接続を介してメータから情報を受信し、その情報をユーティリティに送るようにさらに構成されている。
【0007】
本発明の別の態様によると、AMIネットワーク経由でデバイス特有のデータを伝達するための方法が開示されている。この態様の方法は、仮想デバイスサーバでスマートパワーデバイスにアクセスするための要求を受信することと、その要求を高度検針インフラストラクチャ(AMI)フォーマットに変換することと、その変換された要求を、AMIネットワークを介してスマートパワーデバイスと通信して動作するAMIターミネータデバイスに送ることと、その変換された要求をAMIネットワーク内に挿入することと、その変換された要求をスマートパワーデバイス内のAMI通信モジュールで受信することと、その変換された要求をスマートパワーデバイスのコントローラに送ることとを含む。
【0008】
これらおよび他の利点ならびに特徴は、図面と併せて以下の説明を読むと明らかになるであろう。
【0009】
発明とみなされる本発明対象は、明細書の終わりの請求項において特に指摘され、明確に区別できる形で請求される。本発明の前記および他の特徴および他の利点は、付属の図面と併せて以下の詳細な説明を読むと明確になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態による例示的なシステムの図である。
【図2】本発明の一実施形態による方法の流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
詳細な説明では、例として図面を参照しつつ本発明の実施形態について利点および特徴と併せて説明する。
【0012】
スマートパワーデバイスに関係する技術が向上するにつれ、それらのスマートパワーデバイスが送ることができる情報が急速に増えてきている。例えば、スマートパワーデバイスは、通常のスマートグリッドパワーマネジメント(消費および料金)データより上の、またそれを超えるステータスもしくは他の情報を提供することができる場合がある。さらに、以下で開示されるように、安全な方法で公衆IPネットワーク経由でこの情報をユーザに提供することも有益になりうる。
【0013】
さらに詳しく述べると、目下のところ、スマートデバイスはHAN/セルラ/AMIネットワークを介してユーティリティまたは他の電力生産者のヘッドエンドコンピューティングデバイス(本明細書では「AMIターミネータデバイス」とも称する)に接続される。このようなネットワークおよびヘッドエンドデバイスは、単純な電力関係のデータセットを念頭に置いて設計されていた。AMIネットワーク経由のスマートデバイスのステータスおよび考えられる制御(負荷制御以外の)については、考慮されなかった。
【0014】
本明細書で開示されている実施形態は、AMIネットワーク(または他の既存のネットワーク)でそれを通じて追加のデータを伝送することを可能にするシステムおよび方法を対象としている。実際、本発明の実施形態は、スマートデバイス特有のステータス/制御データをAMIネットワーク経由で安全に公開する一方で、デバイスが複数のネットワーク(例えば、計測データについてはAMIネットワーク、デバイスのステータスおよび制御信号については他のネットワーク)に接続することができる必要があるという要件を回避することが可能になるという技術的効果をもたらしうる。つまり、一実施形態において、スマートデバイスは、単一フォーマットでのみ動作する通信デバイスを含む。一具体例では、スマートデバイスは、追加のネットワークと直接通信することを可能にする通信デバイスを含まない。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態によるシステム100を例示している。本発明の実施形態は、システム100全体、システム100の個別の要素、またはシステム100の要素の任意の組み合わせのいずれかを対象とすることを理解されたい。
【0016】
システム100は、スマートパワーデバイス102を備える。スマートパワーデバイス102は、メータ読み取り値を別のデバイスまたは場所に送ることができる任意の種類のデバイスとすることができる。例として、限定はしないが、家庭用電気製品、事務用機器、発電機(ディーゼル発電機など)、電力消費側(電気自動車の電源など)、および同様のものが挙げられる。一実施形態では、スマートパワーデバイス102は、ユーザの家庭にある電力メータである。
【0017】
システム100は、ユーティリティ104も含む。ユーティリティ104は、一実施形態において電力ユーティリティであり、一実施形態において配電網(図示せず)経由でスマートパワーデバイス102に電力を供給する。ユーティリティ104は、ヘッドエンドシステム106に結合され、これを支持する。ヘッドエンドシステム106は、共通バス108を介してユーティリティ104に結合されている1つまたは複数のAMIターミネータデバイス110を備える。当然ながら、一実施形態において、バス108を省くことも可能である。
【0018】
AMIターミネータデバイス110は、AMIネットワーク114経由でスマートデバイス102から情報を受信する。AMIネットワーク接続114は、既存の、もしくは後で作成される任意のAMIネットワーク接続とすることができ、状況に応じて多数の異なる周波数およびプロトコルに基づき動作しうる。典型的には、AMIネットワーク114は、RF−Mesh、ZigBee、INSTEON、Zwave、WiFi、またはその他の規格などの標準/方法を使用する送電線ネットワーキングまたは無線周波数(RF)ネットワーキングにANSI 12.18規格を利用する。ANSI 12.18規格は、電力メータ通信に使用される通信規格である。
【0019】
本発明の一実施形態によれば、スマートパワーデバイス102は、メータ116を備える。そのようなメータ116は、スマートパワーデバイス102によって使用される電力もしくは別の電気値を測定するように構成されている。当然ながら、一実施形態において、メータ116は、スマートパワーデバイス102が発電することができる場合(例えば、可搬型ディーゼル発電装置)にスマートパワーデバイス102によって生成される電力もしくは別の電気値を測定することが可能である。
【0020】
スマートパワーデバイス102は、AMI通信モジュール120も備える。AMI通信モジュール120は、AMIデータをAMIネットワーク114経由でメータ116からAMIターミネータデバイス110に送るように構成される。典型的には、AMIネットワーク114経由で送信されるデータは、かなり制限されており、スマートパワーデバイス102のステータスデータおよび制御を提供しない。
【0021】
上述のように、従来技術では、別の通信モジュール(例えば、IP対応セルラネットワークへの接続用のWANカード)上でスマートパワーデバイスの機能にアクセスする必要がある場合には、スマートパワーデバイスに取り付けなければならない。そのような解決策は、スマートパワーデバイスのコントローラとの間で情報をやり取りするために有効であるが、コストが増加し、スマートパワーデバイス102が2つの異なるネットワークに接続できる必要がある。
【0022】
本発明のいくつかの実施形態によれば、システム100は、スマートパワーデバイス102がAMIターミネータデバイス110と公衆通信ネットワーク130(例えば、インターネット)に結合された1つまたは複数のコンピューティングデバイス124の両方に接続することを可能にするメカニズムを備える。コンピューティングデバイス124は、公衆通信ネットワーク130に接続することができる任意のデバイスとすることができ、例示されているように、ハンドヘルドコンピューティングデバイスおよび一般的なコンピューティングデバイスを含みうることが理解されるものとする。
【0023】
本発明の一実施形態によれば、システム100は、仮想デバイスサーバ140を備える。仮想デバイスサーバ140は、AMIターミネータデバイス110および公衆通信ネットワーク130に結合される。特に、仮想デバイスサーバ140は、IP接続142を介して公衆通信ネットワーク130に結合される。仮想デバイスサーバ140は、デバイスデータ回線144を介してAMIターミネータデバイス110に結合される。デバイスデータ回線144は、一実施形態ではAMIターミネータデバイス110と仮想デバイスサーバ140との間で圧縮データを伝送するものであり、デバイスデータ回線144は、物理的リンク、ワイヤレスリンク、または物理的リンクとワイヤレスリンクとの組み合わせであるものとしてよい。
【0024】
一実施形態によれば、AMIターミネータデバイス110は、ヘッドエンドデータインジェクタ(head-end data injector)/セパレータモジュール(separator module)112を備える。ヘッドエンドデータインジェクタ/セパレータモジュール112は、仮想デバイスサーバ140から受信したデータをAMIネットワーク114内に注入するように構成される。一実施形態では、この注入されるデータは、コントローラ122に送られるデータであることを示す指標を含む。ヘッドエンドデータインジェクタ/セパレータモジュール112は、仮想デバイスサーバ140に送られる情報をAMIネットワーク114上で受信した他の情報から分離するように構成される。
【0025】
同様に、一実施形態によれば、スマートパワーデバイス102は、スマートパワーデバイスデータインジェクタ/セパレータモジュール121をさらに備える。スマートパワーデバイスデータインジェクタ/セパレータモジュール121は、ヘッドエンドデータインジェクタ/セパレータモジュール112によってAMIネットワーク114内に注入されたデータを仮想デバイスサーバ140から分離するように構成される。このデータは、コントローラ122に送られるデータであることを示す指標を含む。スマートパワーデバイスデータインジェクタ/セパレータモジュール121は、仮想デバイスサーバ140に送られるコントローラ122からの情報をAMIネットワーク114内に注入するようにさらに構成される。
【0026】
システム100の動作の例は、有益である。一実施形態では、ユーザ(図示せず)は、コンピューティングデバイス124のうちの1つを使用して公衆通信ネットワーク130にアクセスする。ユーザは、コンピューティングデバイス上でブラウザを利用して、スマートパワーデバイス102に関係する仮想デバイスサーバ140に対するURIまたは他の識別記号にアクセスすることができる。一実施形態では、仮想デバイスサーバ140は、ユーザを認証し、そのユーザが通信の対象にしようとしているスマートパワーデバイス102とAMIネットワーク114経由で通信している必要なAMIターミネータデバイス110にアクセスする。
【0027】
一実施形態では、仮想デバイスサーバ140は、スマートパワーデバイス102の要求を変換して、その要求をAMIターミネータデバイス110に送信する。変換としては、必要というわけでも、また限定もしないが、要求の再フォーマット、難読化、デジタル証明、暗号化、および圧縮が挙げられる。AMIターミネータデバイス110は、ヘッドエンドデータインジェクタ/セパレータモジュール112を使用して、要求をAMIネットワーク114経由でスマートパワーデバイス102に送信する。
【0028】
スマートパワーデバイス102による受信の後、スマートパワーデバイスデータインジェクタ/セパレータモジュール121は、要求を分離して取り出し、その要求をコントローラ122に送る。要求は、この要求がコントローラ122宛であると識別するためにスマートパワーデバイスデータインジェクタ/セパレータモジュール121(例えば、フラグ)によって認識可能な識別子を含むと仮定される。一実施形態では、メータ116は、情報をコントローラ122に送ることができ、この方法では、コントローラ122への要求は、メータ116の読み取り値に対するものであるとしてよい。別の実施形態では、要求は、メータ読み取り値とは別の情報を取り出すことを目的とするか、またはコントローラ122によって実行されるコマンドを含むことができる。
【0029】
要求に応答して、コントローラ122はユーザに応答を返すことができる。このような応答は、スマートパワーデバイスデータインジェクタ/セパレータモジュール121に送られるが、その際に、応答は、AMIターミネータデバイス110に送られるAMIメッセージ中に埋め込まれる。AMIターミネータデバイス110内のヘッドエンドデータインジェクタ/セパレータモジュール112は、応答を分離して取り出し、その応答をデバイスデータ回線144経由で仮想デバイスサーバ140に送る。一実施形態では、仮想デバイスサーバ140は、データを変換し、公衆通信ネットワーク130を通じて要求側ユーザによって利用されているコンピューティングデバイス124に応答を送り返す。
【0030】
図2は、本発明の一実施形態による方法を例示している。本発明の実施形態は、図2に例示されているステップのすべて、または一部のみを含みうることが理解されるものとする。
【0031】
図2に例示されている方法はブロック202から始まり、そこで、ユーザは公衆通信ネットワークにアクセスする。ユーザは、ネットワークにアクセスするためにどのような種類のコンピューティングデバイスをも利用することができる。ブロック204で、ユーザは、ユーザが関心を持っているスマートパワーデバイスに関係する仮想デバイスサーバに対するURIまたは他の識別記号にアクセスする。一実施形態では、アクセスすることはユーザを認証することを含む。さらに、一実施形態においてユーザと仮想デバイスサーバとの間の通信を暗号化するか、または他の何らかの方法でセキュリティを施すことができることが理解されるものとする。
【0032】
ブロック206で、仮想デバイスサーバは、AMIネットワーク経由で注目するパワーデバイスと通信する必要なAMIターミネータデバイスにアクセスする。ブロック208で、仮想デバイスサーバは、要求の変換、圧縮、およびフォーマットを正しい標準に合わせて行い、その要求をAMIターミネータデバイス110に送る。当然ながら、一実施形態において、要求は変換されなくてもよい。ブロック210で、AMIターミネータデバイスは、要求をAMIネットワーク経由でスマートパワーデバイスに送信する。
【0033】
スマートパワーデバイスによる受信の後、ブロック212で、スマートパワーデバイスデータインジェクタ/セパレータモジュールは、要求を分離して取り出し、変換し、スマートパワーデバイスのコントローラに送る。ブロック214で、要求に応答して、コントローラはユーザに応答を返すことができる。このような応答を送ることは、一実施形態では、AMIターミネータデバイスに送られるAMIメッセージ中に応答を埋め込むことを含むことができる。ブロック216で、AMIターミネータデバイス内のヘッドエンドデータインジェクタ/セパレータモジュールは、応答を分離して取り出し、変換し、デバイスデータリンク経由で仮想デバイスサーバに送る。ブロック218で、応答を公衆通信ネットワーク経由でユーザに送る。
【0034】
本発明は、限られた数の実施形態に関してのみ詳細に説明されているが、本発明は、そのような開示されている実施形態に制限されないことを容易に理解されたい。むしろ、本発明は、これまでに説明されていないが、本発明の精神と範囲に適合している、多くの変更、改変、置換、または同等の構成を組み込むように改変することができる。それに加えて、本発明のさまざまな実施形態について説明されているが、本発明の態様は、説明されている実施形態の一部のみを含みうることが理解されるものとする。したがって、本発明は、前述の説明によって制限されるものと見なされるべきではなく、付属の請求項の範囲によってのみ制限される。
【符号の説明】
【0035】
100 システム
102 パワーデバイス
104 ユーティリティ
106 ヘッドエンドシステム
108 共通バス
110 AMIターミネータデバイス
112 ヘッドエンドデータインジェクタ/セパレータ
114 AMIネットワーク(114)
118 メータ
120 AMI通信モジュール
121 パワーデバイスデータインジェクタ/セパレータモジュール
122 コントローラ
130 公衆通信ネットワーク
124 コンピューティングデバイス
140 仮想デバイスサーバ
142 IP接続
144 デバイスデータ回線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デバイス特有のデータをネットワーク経由で伝達するためのシステム(100)であって、
メータ(116)、コントローラ、および前記メータ(116)と前記コントローラ(122)とに結合された高度検針インフラストラクチャ(AMI)ネットワーク接続を備えるスマートパワーデバイス(102)と、
仮想デバイスサーバ(140)から情報を受信し、AMI通信プロトコル(120)に従ってAMIネットワーク(114)を介してその情報を前記AMIネットワーク(114)接続に送るように構成され、前記AMIネットワーク(114)接続を介して前記メータ(116)から情報を受信し、その情報をユーティリティ(104)に送るようにさらに構成されているAMIターミネータデバイス(110)とを備えるシステム。
【請求項2】
前記AMIターミネータデバイス(110)は、前記AMIネットワーク(114)を通じて前記メータ(116)からの情報およびコントローラ(122)からの情報を受信するように構成され、前記コントローラ(122)から受信した情報を前記メータ(116)から受信した情報から分離するようにさらに構成されたヘッドエンドデータインジェクタ/セパレータモジュール(112)を備える請求項1記載のシステム(100)。
【請求項3】
前記ヘッドエンドデータインジェクタ/セパレータモジュールは、前記コントローラ(122)から受信した情報を前記仮想デバイスサーバ(140)に送ることと、前記メータ(116)から受信した情報を前記ユーティリティ(104)に送ることとを行わせる請求項2記載のシステム(100)。
【請求項4】
前記ユーティリティ(104)と、
前記ユーティリティ(104)を前記AMIターミネータデバイス(110)に結合するバスとをさらに備える請求項3記載のシステム(100)。
【請求項5】
前記仮想サーバデバイス(140)をさらに備える請求項3記載のシステム(100)。
【請求項6】
前記仮想サーバデバイス(140)は、公衆通信ネットワーク(130)に結合される請求項5記載のシステム(100)。
【請求項7】
前記仮想サーバデバイス(140)からの前記情報は、前記公衆通信ネットワーク(130)に結合されたコンピューティングデバイスから受信した要求に基づき生成される請求項6記載のシステム(100)。
【請求項8】
前記仮想サーバデバイス(140)は、前記要求を前記AMI通信プロトコル(120)に変換するように構成される請求項7記載のシステム(100)。
【請求項9】
公衆通信ネットワーク(130)と、
前記公衆通信ネットワーク(130)に結合されたコンピューティングデバイス(124)とをさらに備え、
前記仮想デバイスサーバ(140)は、前記公衆通信ネットワーク(130)に結合され、仮想デバイスサーバ(140)からの前記情報は、前記公衆通信ネットワーク(130)を介して前記コンピューティングデバイス(124)から受信した要求に基づく請求項1記載のシステム(100)。
【請求項10】
前記コンピューティングデバイス(124)は、ハンドヘルドデバイスである請求項9記載のシステム(100)。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−191618(P2012−191618A)
【公開日】平成24年10月4日(2012.10.4)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−51107(P2012−51107)
【出願日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【Fターム(参考)】