説明

魚の治療のための経口投与可能な医薬製剤、その製造方法及びその使用

本発明は魚の治療のため、特にサケ科の魚の経口ワクチン接種のための経口適用可能な医薬製剤に関する。該医薬製剤は(1)少なくとも1つの薬理活性物質、特にワクチン作用物質、(2)少なくとも1つの塩基性添加成分及び(3)少なくとも1つの冷間押出し可能な基質形成担体成分を含み、該医薬製剤は酸性環境中、特に魚の胃の中で少なくとも部分的に、好ましくは完全に崩壊するように製剤化されている。その新規な製剤は好ましくはウイルス性出血性敗血症(VHS)及び/又は伝染性造血器壊死症(IHN)に対する魚の経口免疫化のために使用される。該医薬製剤が胃内で崩壊すると塩基性成分が放出され、それが胃酸を局所的かつ一時的に中和し、こうして酸に感受性の抗原を胃通過時に保護する。該医薬製剤は好ましくは冷間押出しによって製造され、それによって抗原の不活化が防止される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は細菌及び/又はウイルス感染症、特にVHS及びIHNに対する魚の治療、特にサケ科の魚及び同等の消化系を有するその他の魚のワクチン接種のための経口適用可能な医薬製剤に関する。さらに本発明は該医薬製剤の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
魚の流行病、例えばマスを含むサケ科の魚のウイルス性出血性敗血症(VHS)及び伝染性造血器壊死症(IHN)は、伝染病に罹っていないことが証明された養殖企業での飼養といった強力な根絶策にかかわらず、漁業にとって依然として重大問題である。ドイツだけでここ数年間に毎年34〜80件のこれらウイルス性疾患の新規発生が報告された。1つの飼養分に感染した場合、致死率は90%に及ぶ。VHS及びIHNの新規発生による経済的損害は大きく、欧州連合全体として計算すると年間1200〜3600万ユーロに及ぶ。免疫予防薬は、魚の病気に計画的に打ち勝つ1つの方策である。魚のワクチン接種はまだ世界的に普及していないが、多数の養魚場や飼養形態にとって欠かせないものである。しかし、ワクチン接種物のしばしば費用のかかる製造、使い勝手の悪さ及び一部で低い効果が、限られた使用の原因である。
【0003】
魚を免疫化するための広く普及した方法は腹腔内注射である。この場合、魚を麻酔薬溶液に浸して麻酔し、個体ごとに適量を腹腔内に注射する。この種の免疫法は非常に高い防御率をもたらすことが特徴であり、最も効果的であると広く認められている。ところがこの方法は、適用に非常に時間がかかるので、大きな集団の免疫化には不適当であり、広大な養殖場には条件付でしか適用できない。しかもこの適用法では魚が大きなストレスに曝され、麻酔による損害が生じる可能性がある。また機械式注射装置による免疫化は非常にコストがかさみ、複雑になる。この種のワクチン接種はすこぶる好成績であるにかかわらず通常は条件付きでしか使用できなかった。
【0004】
魚のワクチン接種のためのもう一つの方法は液浸である。その一つに浴浸がある。この方法では被接種個体が所定の期間の間、浸漬浴に浸される。この方法を不活化細菌及び弱毒化ウイルスで試験した。この場合も魚は多大なストレスにさらされる。防御率は僅かしか認められないので、この方法はこれまでほとんど実用的に適用されていない。同様に吹き付け法も液浸の一種である。この場合被接種個体に抗原溶液が雷文状に吹き付けられる。ワクチンの吸収は粘膜を通して行われ、抗原の種類に応じてその成功率はかなり異なる。この方法も僅かな実用的意義しかない。
【0005】
またDNAワクチン接種による魚の免疫化についての研究が文献から認められる。例えばウイルス(VHS)の抗原特性を有する特定のタンパク質をコードするDNAプラスミドを魚に筋肉注射する。その結果は高い防御率を示すが、しかしこの方法は目下のところもっぱら実験的規模で適用されている。
【0006】
経口ワクチン接種は多数の魚を免疫化するための現在最も簡単な方法である[T. Irie, S. Watarai, H. Kodama: 「リポソーム封入抗原による経口免疫化で誘導されるコイ(Cyprinus carpio)の体液性免疫応答(Humoral immune response of carp (Cyprinus carpio) induced by oral immunization with liposome-entrapped antigen.)」Developmental & Comparative Immunology 27 (2002), 413-421]。そのために液状の又は凍結乾燥したワクチン接種物を飼料に混入するか、又は経口適用可能な固形剤形に加工する。経口免疫化の重要な利点は、大量の魚に対してもあらゆる齢数の魚に対しても適用でき、ストレスなしで使い勝手よく適用されることである。これまでに調べられた経口適用可能な剤形は比較的低い効果を示し、複雑で費用のかかる製造工程を必要とする。
【0007】
経口適用の場合はワクチン接種物が多くの魚種で酸性の胃管(pH2〜4)を通ることが必要となり、その際ワクチンが胃酸の作用で不活化される可能性があり、従って十分な防御が誘導されない。魚の経口免疫化のためにこれまでに開発された剤形は、錠剤が崩壊せずに胃を通過し、魚の腸で活性物質を放出するように設計されている。そこでワクチン接種物を胃酸耐性コーティングにより胃酸による不活化から保護することがよく知られているが、しかしコーティングする過程でかなりの力価損失が生じうる。その原因は一部で非常に高い温度と、多くの胃酸耐性コーティング材料自体が有機酸であって、境界表面で接種物の不活化を招くことである。さらに、このような製剤で確認された24時間に及ぶ胃内の滞留時間では、この剤形でワクチンを完全に保護することは保証されない。腸でのワクチンの完全な放出も疑問である。コーティングした剤形ではワクチンの放出が緩慢に行われるからである。しかも胃酸耐性コーティングの製造は大変費用がかかる。
【0008】
また、ワクチン接種物を脂質(硬化油脂)に混入し、滴下法で調製した製剤を経口的に投与する試みがある。酵素消化によって魚の腸内でワクチンが放出されるはずである。しかし詳しい研究が示すところでは、この脂質は魚によって消化されないか又は不完全に消化され、このためこの剤形からのワクチン接種物の放出が妨げられる。
【0009】
ドイツ特許公開DE 197 41 114 A1はニジマスの経口免疫化のための製剤を記述する。ワクチン接種物はラクトース、デンプン及び場合によっては結合剤(ゼラチン又はその他の慣用物質)からなる混合物に混入され、胃酸耐性基質形成物質(例えば高分子セルロース化合物又はイオン交換樹脂)とともに流動床又はスクリーンプレス造粒により造粒される。基質形成物質は酸性環境での早期の放出を防止するためのものである。顆粒が錠剤に圧縮成形され、水及び酸安定性を実現するために、流動床法により胃酸耐性アクリル酸コポリマーでコーティングされる。
【0010】
製造工程中の不活化から弱毒化アデノウイルスを保護するヒト免疫化のための二重カプセル入り経口胃液耐性剤形がドイツ特許公開公報DE 16 17 300 OSに記載されている。そのために抗原を含む錠剤の中心部にラクトース、ステアリン酸マグネシウム及び微結晶セルロースからなる不活性圧着コーティングを施す。このコーティングは、胃液耐性コポリマー(酢酸フタル酸セルロース)でコーティングするときに、ウイルスの保護を保証する。
【0011】
東独特許公開DD 259 13 A1は魚に生ワクチン接種物及び死菌ワクチン接種物を適用するための経口的に使用できる剤形を記述する。その製剤は油脂又は油脂状材料に埋め込んだワクチン作用物質、特にVHSに対するワクチン、及び充填剤としてのラクトースを含む。25〜27℃に温めた親油性担体材料にワクチン作用物質を懸濁し、続いて懸濁液を中性液(エタノール−水混合物)に滴下することによって製造する。親油性担体材料は胃及び上部腸管での活性物質の放出を阻止する。
【0012】
ここに挙げたすべての刊行物はワクチン接種物の埋め込み及び/又は胃液耐性コーティングによって胃酸の不活化作用からワクチンを守る剤形を記述する。その場合原則として製剤は分解されずに胃を通過し、腸で崩壊する。ありうる欠点は上記ですでに挙げたとおりである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明の課題は、ワクチンが魚の胃管を無損失で通過することを保証する、魚の治療、特に魚への接種のための安価に製造できる経口適用可能な製剤を提供することである。抗原が魚の中で完全に放出され、それにより感染負荷の際に十分な保護を誘導しなければならない。
【課題を解決するための手段】
【0014】
この課題は少なくとも1つの薬理活性物質、少なくとも1つの塩基性添加成分及び少なくとも1つの担体成分を含む、魚の治療、特にサケ科の魚の細菌性及び/又はウイルス性感染症に対するワクチン接種のための経口適用可能な医薬製剤であって、該製剤が酸性環境で少なくとも部分的に崩壊し、特に免疫化される魚の胃の中ですでに少なくとも80%、好ましくは実質的に完全に崩壊するように製剤化されている医薬製剤によって解決される。本発明に基づくこの製剤は、周知の方式と違って胃内で剤形が崩壊するのを阻止しようとするのではなく、逆にできるだけ魚の胃内ですでに完全な崩壊を生じさせ、その際活性物質とともに少なくとも1つの塩基性添加成分も胃内で放出され、それが胃酸(HCl)を中和し、かつ吸着する効果を発揮するという新規な放出システムを特徴とする。こうして生じる局所的かつ一時的中和により、薬理活性物質は胃を通過するときに胃酸の不活化作用から保護される。さらにこうして処置した魚での研究が明らかにしたところでは、動物の胃管を通る製剤の通過時間は、早期の崩壊に基づき大幅に短縮される。従来の胃酸耐性製剤は胃内の滞留時間が24時間に及ぶが、本発明に基づく製剤は経口服用から約4時間後にすでに胃内でもはや検出することができなかった。即ち遅くとも4時間後には完全に崩壊した剤形が腸管に到達するのである。こうして全体として2つの効果−中和作用と短縮された通過時間−により胃管を通る薬理活性物質の無損失の通過が保証される。
【0015】
製剤中の少なくとも1つの塩基性添加成分の割合は、免疫化される魚の胃内での製剤の崩壊の際に、少なくとも崩壊した製剤の周辺でpH値が6.0〜8.5、特に7.0〜7.5の範囲になるように決定することが好ましい。このほぼ中性の条件で、たいていの酸不安定性活性物質、特に抗原含有ワクチンは安定である。
【0016】
塩基性添加成分として特にルイス塩基、即ち水性環境でOH-イオンを放出しつつ解離する物質が考えられる。製薬上許容される無機水酸化物、特に金属水酸化物、又はその混合物を使用することが好ましい。しかしその他のプロトン共役塩基を使用することも考えられる。
【0017】
活性物質の埋め込みのために必要な助剤(特に基質形成担体成分)を加工のために加熱する必要がないことが本発明に基づく製剤の特別な利点である。すなわち本発明に基づく製剤は、投与される錠剤の冷間押出しによる製造を可能にする。これは給熱なしで行うか又は冷却をも加える押出し加工、即ち室温又はそれ以下の温度での加工を意味する。このようにして熱に感受性の活性物質(特にワクチン)が製造工程全体にわたって高温と接触しないことにより、部分的不活化が回避される。これと対照的に耐酸層による従来の製剤のコーティング法は必ずある程度の温度上昇、それとともに望ましくない力価低下をもたらす。冷間押出しによる好ましい製造方法は比較的僅かな材料、時間及び人件費しか必要でない。
【0018】
好ましい加工方法によれば、とりわけ加工温度(特に室温)で高粘性の、特に半液状〜ワックス状のコンシステンシーを有する押出し可能な担体成分が使用される。好ましい実施態様によれば担体成分として高分子天然又は合成ポリマー、特にポリエーテル(例えばポリエチレングリコ−ル)又はゼラチンが使用される。その混合物も考えられる。
【0019】
本発明に基づく製剤はとりわけ熱及び酸に感受性の薬理活性物質によりその有利な効果を発揮する。特に好ましい実施態様によれば、このような薬理活性物質は少なくとも1つのワクチン作用物質、例えば少なくとも1つの生ワクチン接種物又は死菌ワクチン接種物、特に不活化細菌及び/又は弱毒化ウイルスである。魚、特にサケ科の魚のウイルス性出血性敗血症(VHS)及び/又は伝染性造血器壊死症(IHN)に対する免疫化のための製剤の好ましい使用では、製剤はこれらの感染症の弱毒化病原体を含み、それら病原体はいずれもラブドウイルス科に属する。
【0020】
もちろん製剤は別の助剤及び/又は(酸に不安定な)コーティングを含むことができる。特に製剤及び/又はコーティングは魚の良好な摂取のための着色料を含むことができる。そのために例えばとりわけ食品製造業で使用される中から様々な色の酸化鉄が利用される。様々な魚種に適応させるために、押出し加工品の色を変えることができる。また良好な摂取を保証するために、押出し加工品を粉砕した魚餌と混合することができる。助剤の組成を選ぶことによって、所定の時間的に限られた水安定性が得られた。
【0021】
新たに開発された剤形の特に好ましい製剤は、凍結乾燥ウイルス(活性物質/ワクチン)、ポリエチレングリコール(基質形成担体成分)、水酸化アルミニウム及び水酸化マグネシウム(塩基性成分)、酸化鉄E171(着色料)及びタルク(コーティング)の諸成分を含む押出し加工品である。
【0022】
発明のその他の好ましい実施態様は、従属請求項に挙げたその他の特徴で明らかである。
【0023】
次に発明を実施例で説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
製剤の製造
19.9gのポリエチレングリコール(PEG)1000と13.2gのポリエチレングリコール1550を融解し、−20℃で2時間凍結し、50mlの液体窒素中で乳鉢と乳棒で粉砕した。ウイルス力価105 KID/10 mgのVHS凍結乾燥物8.3gをそれぞれ3.3gの中和吸着塩基Mg(OH)2及びAl(OH)3並びに約1gの食品着色料E171酸化鉄と混合し、粉砕したポリエチレングリコールに割合に応じて混入した。混合物を自製の押出し装置によりマニュアル操作で押出し加工し、同じく着色したタルクでコーティングした。生じる飼料(押出し加工品)は長さ約3mmで、約1.7mmの直径を有した。経口ワクチンの力価は104.5 KID/gであった。
【0025】
図はこうして製造された押出し加工製剤の構造の拡大部分概略図を示す。図中の1は薬理活性物質、即ち凍結乾燥VHSワクチン作用物質、2は塩基性成分Mg(OH)2/Al(OH)3を表す。VHSワクチン作用物質1と塩基性成分2はPEG担体(PEG1000/1500)の基質3によってコーティングされている。
【0026】
適用試験
押出し加工品を72時間の期間にわたって毎日3回給餌した。そのために適量を2gの市販の魚餌と混合した。免疫化の6週間後に毒性VHSウイルスを感染させた。経口免疫化した魚では感染負荷の後に13.5%しか死亡しなかった。ウイルスを含まない偽薬で処置した魚の対照群では致死率が70%であった。2つのグループの致死率はこのように誤差率5%で有意な差があった。
【0027】
本明細書で開示した発明は、酸に不安定なウイルス及び薬剤物質を魚に経口適用するための製剤の製造に特に適している。この剤形は活性物質の濃度と活性が製造工程によって損なわれない利点がある。胃の酸性環境による活性物質の不活化が阻止され、魚におけるワクチン接種物の完全な放出が行われることが保証される。押出し加工品は僅かな材料、時間及び人件費で製造されうる。この経口製剤は大きな飼養数の魚の大量ワクチン接種に適している。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】製造された押出し加工製剤の構造の拡大部分概略図を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)少なくとも1つの薬理活性物質、
(b)少なくとも1つの塩基性添加成分及び
(c)少なくとも1つの担体成分
を含む魚の治療のための経口適用可能な医薬製剤であって、該製剤が酸性環境で少なくとも部分的に崩壊するように製剤化されている、医薬製剤。
【請求項2】
前記製剤が、免疫化される魚の胃の中で少なくとも80%、とりわけほぼ完全に崩壊するように製剤化されていることを特徴とする請求項1に記載の医薬製剤。
【請求項3】
免疫化される魚の胃の中で前記製剤が崩壊するときにpH値が少なくとも局所的に6.0〜8.5、特に7.0〜7.5の範囲内になるように、前記製剤中の少なくとも1つの塩基性添加成分の量が決定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の医薬製剤。
【請求項4】
少なくとも1つの塩基性添加成分が少なくとも1つの無機水酸化物、特に少なくとも1つの金属水酸化物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の医薬製剤。
【請求項5】
少なくとも1つの担体成分が冷間押出し可能な高粘度のコンシステンシーを示すことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の医薬製剤。
【請求項6】
少なくとも1つの担体物質が高分子の天然又は合成ポリマー、特にポリエーテル、好ましくはポリエチレングリコール若しくはゼラチン又はこれらの混合物であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の医薬製剤。
【請求項7】
前記製剤が冷間押出しによって調製されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の医薬製剤。
【請求項8】
少なくとも1つの薬理活性物質が少なくとも1つのワクチン作用物質であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の医薬製剤。
【請求項9】
少なくとも1つのワクチン作用物質が少なくとも1つの生菌又は死菌ワクチン接種物、特に不活化細菌及び/又は弱毒化ウイルスを含むことを特徴とする請求項8に記載の医薬製剤。
【請求項10】
少なくとも1つのワクチン作用物質が弱毒化ラブドウイルス、特にウイルス性出血性敗血症(VHS)及び/又は伝染性造血器壊死症(IHN)の病原体を含むことを特徴とする請求項8又は9に記載の医薬製剤。
【請求項11】
前記製剤がその他の補助物質を含み、及び/又はコーティングを有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の医薬製剤。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか1項に記載の魚の治療のための経口適用可能な医薬製剤の製造方法であって、少なくとも1つの薬理活性物質、少なくとも1つの塩基性添加成分及び少なくとも1つの担体成分を含む材料を調製し、冷間押出しによって飼料に加工する方法。
【請求項13】
飼料にコーティング、特にタルク及び/又は着色料含有コーティングを施すことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
細菌及び/又はウイルス感染に対する魚、特にサケ科の魚の経口ワクチン接種のための、請求項1〜11のいずれか1項に記載の医薬製剤の使用。
【請求項15】
ウイルス性出血性敗血症(VHS)及び/又は伝染性造血器壊死症(IHN)に対する魚のワクチン接種のための、請求項14に記載の使用。

【図1】
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【公表番号】特表2008−531610(P2008−531610A)
【公表日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−557338(P2007−557338)
【出願日】平成17年12月13日(2005.12.13)
【国際出願番号】PCT/EP2005/013497
【国際公開番号】WO2006/092168
【国際公開日】平成18年9月8日(2006.9.8)
【出願人】(507292704)リームザー アルツナイミッテル アーゲー (1)
【Fターム(参考)】