説明

2’−フルオロヌクレオシド

【課題】B型肝炎感染、C型肝炎感染、HIVおよび異常な細胞増殖の阻害のための新規な手段の提供。
【解決手段】下記式


等を有する2'-フルオロヌクレオシド化合物。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式の2'- α- フルオロ- ヌクレオシドまたはその薬学上許容される塩:
【化1】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここで、フェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1 またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項2】
塩基がプリン塩基であり、R2がH 、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェートまたはアシルである、請求項1 に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項3】
プリン塩基がグアニン、アデニン、ハイポキサンチン、2,6-ジアミノプリンおよび6-クロロプリンから成る群より選択される、請求項2 に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項4】
塩基がピリミジン塩基であり、R2がH 、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェートまたはアシルである、請求項1 に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項5】
塩基がチミジン、シトシン、5-メチルシトシン、ウラシル、および5-フルオロウラシルから成る群より選択される、請求項5 に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項6】
有効量の下記式の化合物またはその薬学上許容される塩と、薬学上許容される担体とを含んでなる医薬組成物:
【化2】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような、またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項7】
塩基がグアニン、アデニン、ハイポキサンチン、2,6-ジアミノプリンおよび6-クロロプリンから成る群より選択されるプリン塩基、またはその薬学上許容される塩である、請求項6 に記載の組成物。
【請求項8】
塩基がチミジン、シトシン、5-メチルシトシン、ウラシル、および5-フルオロウラシルから成る群より選択されるピリミジン塩基であるか、あるいはその薬学上許容される塩である、請求項6 に記載の組成物。
【請求項9】
ヒトにおけるB 型肝炎感染の治療において有用な薬剤の製造における、薬学上許容される担体と組合わせた、下記式を有する2'- フルオロヌクレオシド、またはその薬学上許容される塩の使用:
【化3】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような、またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項10】
ヒトにおけるC 型肝炎感染の治療において有用な薬剤の製造における、薬学上許容される担体と組合わせた、下記式を有する2'- フルオロヌクレオシド、またはその薬学上許容される塩の使用:
【化4】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような、またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項11】
ヒトにおけるHIV の複製の阻害において有用な薬剤の製造における、薬学上許容される担体と組合わせた、下記式を有する2'- フルオロヌクレオシド、またはその薬学上許容される塩の使用:
【化5】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項12】
ヒトにおける異常な細胞増殖の治療において有用な薬剤の製造における、薬学上許容される担体と組合わせた、下記式を有する2'- フルオロヌクレオシド、またはその薬学上許容される塩の使用:
【化6】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項13】
下記式の2'- フルオロ- ヌクレオシドまたはその薬学上許容される塩:
【化7】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項14】
塩基がプリン塩基であり、R2がH 、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェートまたはアシルである、請求項13に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項15】
プリン塩基がグアニン、アデニン、ハイポキサンチン、2,6-ジアミノプリンおよび6-クロロプリンから成る群より選択される、請求項13に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項16】
塩基がピリミジン塩基であり、R2がH 、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェートまたはアシルである、請求項13に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項17】
塩基がチミジン、シトシン、5-メチルシトシン、ウラシル、および5-フルオロウラシルである、請求項16に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項18】
有効量の下記式の2'- フルオロ- ヌクレオシドまたはその薬学上許容される塩と、薬学上許容される担体とを含んでなる医薬組成物:
【化8】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項19】
塩基がグアニン、アデニン、ハイポキサンチン、2,6-ジアミノプリンおよび6-クロロプリンから成る群より選択されるプリン塩基、またはその薬学上許容される塩である、請求項18に記載の組成物。
【請求項20】
塩基がチミジン、シトシン、5-メチルシトシン、ウラシル、および5-フルオロウラシルから成る群より選択されるピリミジン塩基であるか、あるいはその薬学上許容される塩である、請求項18に記載の組成物。
【請求項21】
B 型肝炎感染の治療において有用な薬剤の製造における、薬学上許容される担体と組合わせた、下記式を有する2'- フルオロ- ヌクレオシド、またはその薬学上許容される塩の使用:
【化9】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項22】
C 型肝炎感染の治療において有用な薬剤の製造における、薬学上許容される担体と組合わせた、下記式を有する2'- フルオロ- ヌクレオシド、またはその薬学上許容される塩の使用:
【化10】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項23】
HIV の複製の阻害において有用な薬剤の製造における、薬学上許容される担体と組合わせた、下記式を有する2'- フルオロ- ヌクレオシド、またはその薬学上許容される塩の使用:
【化11】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項24】
ヒトにおける異常な細胞増殖の治療において有用な薬剤の製造における、薬学上許容される担体と組合わせた、下記式を有する2'- フルオロ- ヌクレオシド、またはその薬学上許容される塩の使用:
【化12】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項25】
下記式の2'- フルオロ- ヌクレオシドまたはその薬学上許容される塩:
【化13】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項26】
塩基がプリン塩基であり、R2がH 、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェートまたはアシルである、請求項24に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項27】
プリン塩基がグアニン、アデニン、ハイポキサンチン、2,6-ジアミノプリンおよび6-クロロプリンから成る群より選択される、請求項25に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項28】
塩基がピリミジン塩基であり、R2がH 、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェートまたはアシルである、請求項24に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項29】
塩基がチミジン、シトシン、5-メチルシトシン、ウラシル、および5-フルオロウラシルである、請求項27に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項30】
有効量の下記式の2'- フルオロ- ヌクレオシドまたはその薬学上許容される塩と、薬学上許容される担体とを含んでなる医薬組成物:
【化14】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項31】
塩基がグアニン、アデニン、ハイポキサンチン、2,6-ジアミノプリンおよび6-クロロプリンから成る群より選択されるプリン塩基、またはその薬学上許容される塩である、請求項29に記載の組成物。
【請求項32】
塩基がチミジン、シトシン、5-メチルシトシン、ウラシル、および5-フルオロウラシルから成る群より選択されるピリミジン塩基であるか、あるいはその薬学上許容される塩である、請求項29に記載の組成物。
【請求項33】
B 型肝炎感染の治療において有用な薬剤の製造における、薬学上許容される担体と組合わせた、下記式を有する2'- フルオロ- ヌクレオシド、またはその薬学上許容される塩の使用:
【化15】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項34】
C 型肝炎感染の治療において有用な薬剤の製造における、薬学上許容される担体と組合わせた、下記式を有する2'- フルオロ- ヌクレオシド、またはその薬学上許容される塩の使用:
【化16】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項35】
HIV の阻害において有用な薬剤の製造における、薬学上許容される担体と組合わせた、下記式を有する2'- フルオロ- ヌクレオシド、またはその薬学上許容される塩の使用:
【化17】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項36】
ヒトにおける異常な細胞増殖の治療において有用な薬剤の製造における、薬学上許容される担体と組合わせた、下記式を有する2'- フルオロ- ヌクレオシド、またはその薬学上許容される塩の使用:
【化18】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項37】
下記式の2'- フルオロ- ヌクレオシドまたはその薬学上許容される塩:
【化19】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項38】
塩基がプリン塩基であり、R2がH 、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェートまたはアシルである、請求項36に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項39】
プリン塩基がグアニン、アデニン、ハイポキサンチン、2,6-ジアミノプリンおよび6-クロロプリンから成る群より選択される、請求項37に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項40】
塩基がピリミジン塩基であり、R2がH 、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェートまたはアシルである、請求項36に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項41】
塩基がチミジン、シトシン、5-メチルシトシン、ウラシル、および5-フルオロウラシルである、請求項39に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩。
【請求項42】
有効量の下記式の2'- フルオロ- ヌクレオシドまたはその薬学上許容される塩と、薬学上許容される担体とを含んでなる医薬組成物:
【化20】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項43】
塩基がグアニン、アデニン、ハイポキサンチン、2,6-ジアミノプリンおよび6-クロロプリンから成る群より選択されるプリン塩基、またはその薬学上許容される塩である、請求項43に記載の組成物。
【請求項44】
塩基がチミジン、シトシン、5-メチルシトシン、ウラシル、および5-フルオロウラシルから成る群より選択されるピリミジン塩基であるか、あるいはその薬学上許容される塩である、請求項42に記載の組成物。
【請求項45】
B 型肝炎感染の治療において有用な薬剤の製造における、薬学上許容される担体と組合わせた、下記式を有する2'- フルオロ- ヌクレオシド、またはその薬学上許容される塩の使用:
【化21】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項46】
C 型肝炎感染の治療において有用な薬剤の製造における、薬学上許容される担体と組合わせた、下記式を有する2'- フルオロ- ヌクレオシド、またはその薬学上許容される塩の使用:
【化22】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項47】
HIV の阻害において有用な薬剤の製造における、薬学上許容される担体と組合わせた、下記式を有する2'- フルオロ- ヌクレオシド、またはその薬学上許容される塩の使用:
【化23】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。
【請求項48】
ヒトにおける異常な細胞増殖の治療において有用な薬剤の製造における、薬学上許容される担体と組合わせた、下記式を有する2'- フルオロ- ヌクレオシド、またはその薬学上許容される塩の使用:
【化24】

式中、
塩基はプリン塩基またはピリミジン塩基であり;
R1はOH、H 、OR3 、N3、CN、ハロゲン、例えば、F 、またはCF3 、低級アルキル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ( 低級) アルキルアミノ、またはアルコキシであり;
R2はH 、ホスフェート、例えば、モノホスフェート、ジホスフェート、トリホスフェート、または安定化ホスフェートのプロドラッグ;アシル、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されたとき、R2がH またはホスフェートである化合物を提供することができる);スルホネートエステル、例えば、アルキルまたはアリールアルキルスルホニル、例えば、メタンスルホニル、ベンジル(ここでフェニル基は前述のアリールの定義において記載されたような1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい)、脂質、アミノ酸、ペプチド、またはコレステロールであり;そして
R3はアシル、アルキル、ホスフェート、または他の薬学上許容される離脱基(これはin vivo で投与されるとき、親化合物に切断されることができる)である。

【公開番号】特開2010−174019(P2010−174019A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−43965(P2010−43965)
【出願日】平成22年3月1日(2010.3.1)
【分割の表示】特願2000−533443(P2000−533443)の分割
【原出願日】平成11年2月25日(1999.2.25)
【出願人】(503124447)エモリー ユニバーシティ (8)
【出願人】(500456154)ザ ユニバーシティ オブ ジョージア リサーチファウンデーション,インコーポレイティド (2)
【Fターム(参考)】