説明

2つの磁気条帯を有するトランザクションカード

【課題】本発明は、2つの記憶媒体を具備する複合トランザクションカードを付勢し使用する装置および方法を提供することを目的としている。
【解決手段】本発明の複合トランザクションカードはマシン読取可能なトランザクション記憶媒体4 を有する実質上平面のトランザクション部分基板14を備え、トランザクション記憶媒体4 はそこに記憶されているアカウントに関連するトランザクションカードデータを有しているトランザクション部分14と、このトランザクション部分14に取外し可能に結合され、与えられるマシン読取可能な付勢記憶媒体2 を有する実質上平面の付勢部分基板12を具備し、付勢記憶媒体2 はそこに記憶されているアカウントに関連する付勢データを有している付勢部分12とを備えていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明トランザクションカード、特に付勢部分に結合されているトランザクション部分を含む複合カードに関し、ここではトランザクション部分と付勢部分はそれぞれ記憶媒体を具備している。
【背景技術】
【0002】
詐欺および盗難を防止するために、クレジットカード、デビットカード、記憶値のカードのようなトランザクションカードが不活性状態で発行され、カードは使用前に付勢されなければならない。別々の付勢ステップは少なくとも2つの重要な目的を行うことができる。第1に、これはカードが正当なカード保持者に所有されていることを確実にできる。例えばカードは正当なカード保持者が(例えば電話機を介して)中央プロセッサにアクセスし、個人識別情報を提供する等によって受信を確認するときに付勢されることができる。第2に、付勢は適合値(盗まれていない)でカードが有効に購入されていることを保証できる。例えば、プリペイドカードは例えば販売地点でカードを含んでいるパッケージ上のバーコードを走査し、カードでの支払いを受信する等によって、有効な資金で購入されるときに付勢される。
【0003】
付勢後、トランザクションカードは販売業者から商品およびサービスを購入するために使用されることができる。クレジットカード、デビットカード、記憶値カードのような大部分のトランザクションカードはアカウントに関連する磁気的に符号化されたデータを記憶している単一の磁気条帯を有している。この磁気条帯はカード保持者が商品およびサービスを購入するためアカウントの金額またはクレジットをアクセスするトランザクションにおいて販売業者の端末でスワイプされる(機械に通される)。典型的に、磁気条帯はカードのアカウントの資金がクレジットまたはデビットネットワークのような通信ネットワークでアクセスされるトランザクションを可能にするデータで符号化される。例えば、符号化されたデータは銀行識別番号(BIN)、カード番号のようなアカウント識別子を含んでいてもよい。磁気条帯上の符号化されたデータはトランザクションを可能にし、これは典型的に発行販売業者位置の外部の販売業者でのカード付勢を可能にするようには構成されていない。したがって付勢は典型的にカードの単一の磁気条帯以外の手段を使用して実現される。前述したように、カードは電話機またはカードを含むパッケージのバーコードを走査することにより付勢されることができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
他のカードはカードの磁気条帯のスワイプにより付勢されることができる。しかしながらこれらのカードでは、磁気条帯の符号化はカードの付勢および通常の使用において同一であることが必要とされる。これは単一の販売業者のシステムがカードの付勢と規則的な使用の両方を処理するときには典型的に発行されない。しかしながら、異なるシステムはその通常の使用を可能にする前にカードの付勢を調節しなければならないので、2つの異なるシステムが関与されるときに問題が生じる。
【0005】
磁気条帯は付勢目的に対してのみ符号化され、カードの通常の機能は磁気条帯を必要としない。例えば、電話機のカードはカード上の磁気条帯をスワイプすることにより付勢される無線電話機呼に使用されるPINを表示することができ、その後、磁気条帯はPIN値をアクセスすることを必要としない。
【0006】
別のタイプのトランザクションカードは単一の標準サイズのトランザクションカード上に2以上の磁気条帯を有する。2以上の磁気条帯は2つの異なるトランザクションアカウントをアクセスするために使用されることができる。このようにして、カード保持者は2つの異なるクレジットカードまたは他のトランザクションカードの代わりに、単一のトランザクションカードを携帯できる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの例示的な実施形態では、2つの記憶媒体を具備するトランザクションカードを付勢し使用する装置および方法が提供される。複合トランザクションカードは付勢部分に取外し可能に結合されるトランザクション部分を備えている。トランザクション部分はそれに与えられるマシン読取可能なトランザクション記憶媒体を有する実質上平坦なトランザクション部分基板を有している。トランザクション記憶媒体はそこに記憶されているアカウントに関連するトランザクションカードデータを有する。付勢部分はそこに与えられるマシン読取可能な付勢記憶媒体を有する実質上平坦な付勢部分基板を備えている。付勢記憶媒体はそこに記憶されているアカウントに関連する付勢データを有する。
【0008】
別の例示的な実施形態では、複合トランザクションカードを使用する方法が提供される。トランザクションカードはマシン読取可能なトランザクション記憶媒体を含んでいるトランザクション部分と、マシン読取可能なトランザクション記憶媒体を含んでいる取外し可能な付勢部分を有する。トランザクション記憶媒体はそこに記憶されているアカウントに関連するトランザクションカードデータを有する。付勢記憶媒体はそこに記憶されているアカウントに関連する付勢データを有する。その方法にしたがって、付勢データは第1の販売業者端末において付勢記憶媒体から読取られる。付勢部分はトランザクション部分から取外される。トランザクション部分は付勢部分が除去されるまではアクセスできない。トランザクションデータは第2の販売業者端末においてトランザクション記憶媒体から読取られる。
【0009】
別の例示的な実施形態では、複合トランザクションカードを処理するシステムが提供される。トランザクションカードはマシン読取可能なトランザクション記憶媒体を含んでいるトランザクション部分とマシン読取可能な付勢記憶媒体を含んでいる取外し可能な付勢部分とを有する。トランザクション記憶媒体はそこに記憶されているアカウントに関連するトランザクションカードデータを有する。付勢記憶媒体はそこに記憶されているアカウントに関連する付勢データを有する。システムは付勢記憶媒体から付勢データを読取り、トランザクション記憶媒体からトランザクションカードデータを読取る少なくとも1つの販売業者端末を具備している。
【0010】
別の実施形態によれば、トランザクションカード装置を使用する方法が提供される。付勢アカウント情報は付勢アカウントに関連する第1のトランザクション中にトランザクションカードの付勢部分から受信される。トランザクションカードは付勢部分に結合されているトランザクション部分を有している。トランザクション部分はそこに与えられているマシン読取可能なトランザクション記憶媒体を有する実質上平面のトランザクション部分基板を具備している。トランザクション記憶媒体はそこに記憶されているトランザクションアカウントに関連するトランザクションカードデータを有する。付勢部分はトランザクション部分に取外し可能に結合されている。付勢部分はそこに与えられているマシン読取可能な付勢記憶媒体を有する実質上平面の付勢部分基板を具備している。第1のトランザクションに基づいて、値はトランザクションアカウントに付加される。トランザクションカードデータは第2のトランザクション中にトランザクション部分から受信される。
【0011】
別の実施形態によれば、複合トランザクションカードに印刷する方法が与えられる。複合トランザクションカードを付勢するように動作する付勢データが受信される。複合トランザクションカードは付勢記憶媒体とトランザクション記憶媒体とを具備する。複合トランザクションカードの1以上のトランザクションを可能にするように動作するトランザクションデータは受信される。付勢データとトランザクションデータは複合トランザクションカードプリンタへ転送される。複合トランザクションカードプリンタはそれぞれ付勢記憶媒体とトランザクション記憶媒体の付勢データとトランザクションデータを符号化するように構成されている。
【0012】
別の実施形態によれば、複合トランザクションカードを印刷する方法が提供される。複合トランザクションカードを付勢するように動作する付勢データと、複合トランザクションカードの1以上のトランザクションを可能にするように動作するトランザクションデータが受信される。複合トランザクションカードは付勢記憶媒体とトランザクション記憶媒体とを具備する。付勢データおよびトランザクションデータとは付勢記憶媒体とトランザクション記憶媒体とにおいてそれぞれ符号化される。
【0013】
別の実施形態によれば、複合トランザクションカードが提供される。第1の部分はそこに与えられる第1のマシン読取可能な記憶媒体を有する実質上平坦な基板を具備する。第1の記憶媒体はそこに記憶されているアカウントに関連する第1のカードデータを有する。第2の部分は第1の部分に取外し可能に結合され、そこに与えられる第2のマシン読取可能な記憶媒体を有する実質上平坦な基板を具備する。第2の記憶媒体はそこに記憶されているアカウントに関連する第2のカードデータを有する。
【0014】
他の実施形態も考察されることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
したがって、本発明の幾つかの実施形態は付勢部分に結合されるトランザクション部分を含むトランザクションカードを提供する。付勢部分は販売業者端末でカードを付勢するための付勢データを記憶する付勢記憶媒体を有することができる。トランザクション部分は標準的なクレジット、デビット、記憶された値、他のトランザクションカードを具備することができ、これはカード番号と、販売業者端末でトランザクションを行うためのトランザクションデータを記憶する磁気条帯を有することができる。付勢部分はトランザクション部分から取外されることができる。幾つかの実施形態では、付勢部分はトランザクション部分を使用する前に取外されることを要求されてもよく、或いはその反対でもよい。
【0016】
代わりに、付勢部分は(一度使用のアカウントのような)トランザクションアカウントに関連されてもよく、それによって1以上のトランザクションにおける付勢部分の使用はトランザクション部分に関連するアカウントに影響する。例えば、トランザクションにおける付勢部分の使用はトランザクション部分を付勢し、またはその付勢を可能にし、或いはトランザクション部分に関連するアカウントに値を付加することができる。
【0017】
図1は本発明の1実施形態にしたがった複合カード1を示している。この複合カード1はトランザクション部分14と付勢部分12を備えている。図1のAは複合カード1の1つの表面(正面等)を示し、図1のBはカード1の他方の表面(背面等)を示している。
【0018】
トランザクション部分14(および幾つかの実施形態では付勢部分12)はクレジット、デビット、記憶された値、またはその他のカードのようなトランザクションに使用される任意の標準的なカードであってよい。部分12、14は種々の表示を有してもよい。部分12、14 は発行者名のような発行者表示26を有してもよい。部分12、14はまたそれがプラチナ報酬カード(またはゴールドカード、デビットカード、ギフトカード、その他のタイプのカード)であることを示す表示のようなカード名またはカードタイプ表示32を有していてもよい。部分12、14は有効日または満了日を示す表示のような有効表示22を有してもよい。部分12、14は部分12、14上に印刷されたカード番号20またはその他の識別表示を有してもよい。カード番号20は16−19桁のアカウント番号(または別の番号)であってもよく、BINを含んでもよい。幾つかの実施形態では、部分12、14は例えばJフックにカードを吊るすためのまたはその他の方法でカードを記憶装置または他の記憶設備に吊るして記憶するための吊るし穴35を有してもよい。幾つかの実施形態では、カード1はカード所有者名34および/またはカード所有者の写真36を有することができる、名称および/または写真は例えばカスタマがカード1を購入するとき(またはその後)に部分12、14に付加されることができ、カスタマの名称および/または写真はその上に印刷されるか他の方法で購入時またはその後、カード1に付加されることができる。複合カード1上の任意または全ての表示は印刷(例えば隆起した文字/番号付けでエンボス)され、記憶され、または他の方法でトランザクション部分14または付勢部分12上に記載される。
【0019】
以下、詳細に説明するように、複合カード1はトランザクション部分14の表面に与えられることのできるトランザクション記憶媒体4を具備している。トランザクション記憶媒体4は磁気条帯またはバーコードのような例えばマシン読取可能な記憶媒体等の任意の記憶媒体で構成されることができる。複合カード1はまた付勢部分12の表面に与えられることのできる付勢記憶媒体2を含んでもよい。付勢記憶媒体2もまた磁気条帯またはバーコードのような例えばマシン読取可能な媒体等の任意の記憶媒体で構成されることができる。
【0020】
図1のAに示されているように、付勢部分12は第1のマシン読取可能な媒体2を具備でき、トランザクション部分14はトランザクション記憶媒体4を具備できる。付勢およびトランザクション記憶媒体2、4はクレジット、デビット、電話または技術でよく知られたその他のトランザクションカードで使用されるものと同一または類似である。例えば、トランザクション部分14は通常のトランザクションカード読取システムにより読取可能な標準的なデータ暗号化プロトコルにしたがって異なるデータを符号化する1以上の読取専用の磁気的に符号化された条帯(以後“磁気条帯”と呼ぶ)を有することができる。
【0021】
付勢記憶媒体2はそこに記憶された付勢データを有し、その付勢データは付勢情報を含んでいる。例えば付勢データはトランザクション部分14および/またはカードに関連するアカウントを付勢するために使用可能である。例えば付勢データは技術でよく知られているように、伝統的な電話カードまたはPINを付勢するのに使用されるものと類似の付勢情報である。付勢データはその代わりに(またはそれに加えて)アカウント番号、BIN、PIN、および/またはその他のデータのようなその他のトランザクションまたはアカウントデータを含んでいてもよい。付勢データはトランザクションデータで説明される任意のタイプのデータであってもよく、同様にトランザクションデータは付勢データで説明される任意のタイプのデータであってもよい。幾つかの実施形態では、付勢データおよびトランザクションデータは同一である。
【0022】
トランザクション部分上のトランザクション記憶媒体4はトランザクションデータを記憶(または符号化)できる。トランザクションデータはクレジット、デビット、記憶された値、またはその他のアカウントのようなトランザクションアカウントに関連されることができる。例えばトランザクションデータはアカウント番号を含んでいてもよい。トランザクションデータはまた、例えばトランザクションルーティングの目的のためのBIN番号(銀行識別番号)を含んでいてもよい。例えばトランザクション記憶媒体は典型的なクレジット、デビットまたは記憶された値のカードの磁気条帯であってもよく、これは(カードおよび/またはアカウント番号のような)類似のタイプの情報で符号化されることができる。
【0023】
記憶媒体2、4はテキスト、(眼球走査または指紋情報等の)生物測定的情報等のような任意のタイプの情報を記憶、獲得、送信またはその他の処理に使用されることができる。
【0024】
付勢および/またはトランザクション記憶媒体2、4からのデータは1以上の販売業者端末(例えばクレジットカード端末の磁気条帯読取装置)、ATMに類似した読取装置または古い転写タイプの読取装置により読取られる。条帯2、4上の読取専用の符号化されたデータの1例はカードユーザを識別するデータ、銀行識別番号(および/または他のルーティングコード)および/またはトランザクション部分14(または付勢部分12)を使用するときに料金請求されるアカウントのカテゴリである。
【0025】
付勢記憶媒体2とトランザクション記憶媒体4はそこに記憶されているマシン読取可能なデータを有する磁気条帯であることができるが、バーコード、RFID、光学的な読取専用メモリ、他の磁気メモリ、スマートカードチップ、印刷された番号またはコード、或いはカードに取付けられる(または他の方法でカードに存在或いは関連する)ことのできる情報を印刷または記憶するための任意の他の手段のような他の記憶媒体が使用されてもよいことが理解されよう。
【0026】
記憶媒体が磁気条帯を含むか、それらから構成される場合、複合カード1は販売業者の端末でスワイプされ、それによって販売業者の端末は付勢および/またはトランザクション磁気条帯2、4からデータを読取る。幾つかの実施形態では、トランザクション記憶媒体4は付勢部分12がトランザクション部分14から分離されるまで、トランザクションカード読取装置により読取られることができない。例えば、伝統的な磁気条帯読取装置はスワイプされているカードのエッジに隣接する磁気条帯だけを読取る。したがって幾つかの実施形態によれば、カード1はその付勢部分12が除去されなければ、トランザクション磁気条帯4が露出されたエッジに隣接しないように構成されることができる。付勢部分12が除去されると、トランザクション部分14のトランザクション磁気条帯4は伝統的なトランザクションカード(例えばクレジットカードまたはデビットカード)のように販売業者の端末でスワイプされることができる。
【0027】
トランザクション部分14と付勢部分12の一方または両者は任意のまたは全ての次の特性、即ちアカウント番号、点線のアカウント番号、識別されていないアカウント番号、セキュリティコード(例えば典型的にクレジットカードの後部に見られる3桁のセキュリティコード)、署名行、署名、認可されたユーザ、有効日、満了日、署名条帯、全て遮蔽されているホイル、局部的な遮蔽ホイル、カード穴、カラーコード一致、特性エンボス、イメージされる専用の特性、ゴースト、発行社名、発行社コード、バーコード、通し番号、ロゴ、エンブレム、アートワーク、広告、ホログラフ、識別写真、パスワード、個人識別番号(PIN)、識別番号、個人情報、生物測定的情報、指紋、網膜印象、顔面像、顔面情報、音紋、命令、電話番号、住所、インターネットアドレスを単独でまたは組合せて有している。トランザクション部分14と付勢部分12の一方または両者はまた1以上の電子装置または無線周波数識別タグ(図示せず)を単独またはそれに添付して組合せて有することもできる。電子装置または無線周波数タグは1以上の磁気条帯および/またはカード番号のような少なくとも1つの他の識別子に同一に符号化されることができる。
【0028】
用語“付勢部分”と“トランザクション部分”はここではカード1の2つの部分12、14を説明するために使用されているが、付勢部分12は何等の付勢機能も有する必要はないことが理解されるべきである。同様に、トランザクション部分14はトランザクション機能を有する必要はない。その代わりに、付勢部分12とトランザクション部分14はそれぞれアカウントの付勢、値のトランザクション、アカウントへの値の付加、アカウントの再度の入金、アカウント情報のアクセス、または任意の他の財務関連機能のような任意の1以上の種々の機能を有することができる。部分12、14は類似または同一の機能を有することができる。
【0029】
図2は本発明の1実施形態にしたがった複合カード1の側面図を示している。図2に示されているように、付勢部分12は取外し接合部30でトランザクション部分14から分離可能にされることができる。付勢部分12とトランザクション部分14は任意の適切な方法で取外し可能に接合されることができる。幾つかの実施形態では、付勢部分12とトランザクション部分14は任意の適切な構造の単一の平面部材に一体化して形成されることができる。このような実施形態では、取外し接合部30は破断、切断、引裂、または分断による等の2つのカード部分の分離を容易にする弱い部分の線を備えていてもよい。弱い部分の線は例えば、カード部材のスコーリングまたは穿孔による方法を含む技術で知られた任意の適切な方法で形成されることができる。別の実施形態では、付勢部分12とトランザクション部分14は1または別の形態で取外し可能に取付けられる別々に形成された部材であってもよい。これらの実施形態の取外し接合部30は例えば圧力感応接着剤を含む2つのをブジェクトを共に取外し可能に結合する任意の手段を有していてもよい。
【0030】
図2に示されている実施形態では、複合カード1は基板5を有する積層体として形成され、これは付勢部分12とトランザクション部分14の両者を含んでいる。透明なカバー層7は基板5の上部表面の少なくとも一部に与えられることができる。マシン読取可能な媒体2、4は(図2に示されているように)カバー7のない場所でベースカード5に取付けられるか、或いはこれらはカバー7(図示せず)の下または上部に設けられてもよい。
【0031】
図3は本発明の別の実施形態による複合カードの正面および背面図を示している。図3に示されているように、付勢部分12はトランザクション部分14の“下部”エッジ(例えばトランザクション部分14が図1の実施形態で取付けられているエッジと反対側のエッジ)上のトランザクション部分14に結合されることができる。
【0032】
カード1と付勢およびトランザクション部分12、14は任意の便利な形状または寸法であることが理解されよう。例により説明すると、トランザクション部分14はクレジットカード、デビットカード、電話カード、他の記憶された値のカード、または他のトランザクションカードの寸法、形状、他の物理的特徴を有していてもよい。例えば、これは標準的なビザ/マスターカード/アメリカンエクスプレス/ディスカバークレジットまたはデビットカードまたはAT&T、MCIまたはベルアトランティック電話カードとほぼ(または同一の)長さ、幅、厚さ、物理的構造を有してもよい。物理的なカードは財務トランザクションカード用のANSI/ISO7811およびANSI/ISO7813のような産業標準方式にしたがったものでもよい。トランザクション部分14と同一の物理的特性を有しているが、付勢部分12はトランザクション部分14よりも小さくてもよい。またトランザクション部分14と同一の寸法であってもよい。代わりに、付勢部分12は任意の他のトランザクションカードの(サイズおよび形状のような)物理的特性を有することができる。トランザクション部分14のように、付勢部分12は実質的に長方形のトランザクションカードのような長方形であってもよく、丸みのあるエッジを有していてもよい。産業界で典型的なトランザクションカードであるトランザクション部分14はここでの例により使用されるが、トランザクション部分14が標準的なカードである必要はないことが認識されよう。例えば、これは典型的なクレジットカードとは異なるサイズおよび形状を有してもよく、カードである必要はない。
【0033】
図6は付勢部分12がトランザクション部分14から取外された後の図1の複合カードを示している。取外し後、カードは図6に示されているように取外されたコンポーネントに対して類似の外観を有してもよい。
【0034】
前述の実施形態では、マシン読取可能な媒体2、4は複合カード1の同一表面上に位置されている。図4および5はそれぞれ図1および3に示されている実施形態の変形を示している。図4は本発明の別の実施形態にしたがった複合カードの正面および背面図を示している。図5は本発明の別の実施形態にしたがった複合カードの別の正面および背面図を示している。図4および5の実施形態では、トランザクション部分14と付勢部分12のマシン読取可能な媒体2、4はカード1の反対側の表面に存在する。これらの実施形態で示されているように、付勢記憶媒体2はカード1の正面に位置され、トランザクション記憶媒体4は反対側の後部面に位置する。媒体2、4の相対位置は反対にされてもよいことが理解されよう。
【0035】
図7は本発明の別の実施形態にしたがった複合カードの正面および背面図を示している。この実施形態では付勢部分12はトランザクション部分14の正面(または背面)に取外し可能に取付けられている別々の平面部材を具備している。付勢部分12は例えばトランザクション部分14に接着して設けられた比較的薄い層を有してもよい。多数の典型的なクレジットカードがカードを付勢するため特定の800番号を呼出すようにリクエストするステッカーをカードに取付けて発行されるのと類似して、カード1は磁気条帯またはその他の記憶媒体2を具備するステッカーを有することができる。付勢部分12は典型的な販売業者端末が接着剤上の磁気条帯2を読取ることができるようにトランザクション部分14に取付けられることができる。
【0036】
付勢部分12は例えば付勢部分が除去され廃棄されることができるように圧力感応接着剤で取付けられることができる。例えばカード所有者(または販売業者)がステッカーの引剥がしに類似の方法で付勢部分12を引剥がすことができる。幾つかの実施形態では、付勢部分12は付勢磁気条帯2がトランザクション部分14のトランザクション磁気条帯4から除去されるような位置のトランザクション部分14に固定されることができる。このようにして、販売業者(またはカスタマ)は磁気条帯2、4のいずれかをスワイプすることができる。代わりに、付勢部分12はそれが除去されるまで条帯4が販売業者端末で読取ることのできないようにトランザクション磁気条帯4をカバーするように配置されることができる。
【0037】
付勢部分12はこれが取外し可能で再使用可能であるように、例えば取外され再度トランザクション部分14および/または別の表面に接着されることができ、取外し可能であるが、何等かの表面に再度取付けられることができないように、または(それを損傷せずにおよび/または無用にしてしまわずには)取外しできないように取付けられることができる。付勢部分12は例えば付勢部分12上に印刷された任意の情報を含むことができ、および/または付勢部分12はトランザクション部分14上の情報の観察を曖昧にすることができる。例えば付勢部分12はプリペイド電話サービスを得るために使用され、検出せずに除去されることのできないトランザクション部分14上のPIN番号を曖昧にすることができる。
【0038】
記憶媒体2、4の一方または両方は、カード所有者が販売業者から商品および/またはサービスを購入するためにカード1を使用するトランザクション中に販売業者端末(例えばクレジットカードトランザクションで使用される既存の販売業者端末)により読取られるように構成されることができる。例えば、カード所有者は販売業者端末の販売業者から商品を購入するためにトランザクション部分14を使用できる。販売業者端末はカード上の磁気条帯を読取るように構成された磁気条帯読取装置またはバーコード読取装置またはキーパッドのようなカード情報を入力するための入力装置を取付けられている任意の端末である。販売業者端末はまた技術で知られているようにクレジットカードデータのようなトランザクションカードデータを読取るように構成されている任意の販売業者端末であってもよい。
【0039】
図8のAおよびBは本発明の1実施形態にしたがった複合カードを示している。図8のAはjフック穴35(吊るし穴としても知られている)を具備する複合カードのjフック部分39を示している。前述したように、jフック穴は例えばjフック穴35を通してディスプレイロッドを挿入することにより販売業者の表示装置で複合カード1を吊るすために使用されることができる。このようにして、複合カード1は消費者のディスプレイ上でフック(または他のロッド)に吊るすことができる。jフック部分39はjフックスコアラインで付勢部分12から分離されることができ、これは複合カード1の一部を別の部分から分離することを可能にするための任意の切れ目または窪みまたは他の手段を具備できる。jフック部分39および/またはjフック35は(図8のAに示されているように)付勢部分12またはトランザクション部分14(図示せず)のいずれかに取付けられることができ、または複合カード1の側縁(例えば図面ではカードの左側に沿っている側縁)に沿って取付けられることができることが認識されるであろう。
【0040】
図8のBはjフック部分が複合カードの残りの部分から取外された後の同一の複合カードを示している。図8のBはまたスコアライン38を示している。付勢部分12とトランザクション部分14はカードスコアライン37で分離可能である。
【0041】
図9は本発明の別の実施形態にしたがった複合カードを処理するシステム100 を示している。システム100 は1以上の販売業者52、1以上の販売業者端末50、1以上の通信ネットワーク54、付勢プロセッサ60、および中央プロセッサ70を具備している。各販売業者52は例えば販売業者店内に1以上の販売業者端末50を有する。1以上の販売業者端末50のそれぞれは1以上の通信ネットワーク54を介して付勢プロセッサ60および/またはトランザクションプロセッサ70および/または銀行56に接続されることができる。種々の販売業者52からの販売業者端末50は同一の通信ネットワーク54を使用でき、各端末50は2以上の通信ネットワーク54を使用することができる。
【0042】
付勢プロセッサ60と中央プロセッサ70は任意のサーバ、コンピュータ、コンピュータシステム、ハブ、データベース、データプロセッサ、銀行、クレジットネットワークまたはその他のコンピュータシステム或いは任意の他のプロセッサであってもよい。付勢プロセッサ60と中央プロセッサ70は前述の任意のカード実施形態の一方または両者のマシン読取可能な媒体2、4から読取られるデータを処理するように構成されることができる。
【0043】
付勢プロセッサは本発明の複合カードのトランザクション部分を付勢するように構成されることができる。幾つかの実施形態では、付勢プロセッサ60はコンピュータネットワーク54を介して販売業者端末50から付勢データを受信した後、トランザクション部分を付勢する。例えば販売業者端末は複合カードの付勢部分の磁気条帯をスワイプし、カードから付勢データを読取り、付勢データを付勢プロセッサへ通過することができる。
【0044】
幾つかの実施形態では、中央プロセッサ70はトランザクションを処理する。例えば中央プロセッサはクレジットカードまたはデビットカード処理システムであり、それによって伝統的なクレジットカードおよびデビットカードの購入が処理される。中央プロセッサはアカウントをアクセスし、販売業者52のアカウントのような他のアカウントに対してアカウントへまたはそのアカウントから資金を転送する。通信ネットワーク54は販売業者端末(または他のカード読取装置)とプロセッサとの間で通信するために任意の通信装置またはネットワークを具備することができる。このような通信を行うために使用されるこのような技術には、ネットワーク、専用の回路、IPベース接続、インターネット、イントラネット、エクストラネット、LAN、WAN、VPN、イーサネットまたは例えば通信を行う任意のクライアントサーバシステムが含まれる。このような通信技術は例えばTCP/IP、UDP、OSI、SNA、X.25、ISO85/83、XMLまたはSOAPのような任意の適切なプロトコルを使用できる。通信ネットワークは1以上の銀行54、1以上の付勢プロセッサ60、1以上の中央プロセッサ70および1以上の販売業者端末50との間、またはその中でデータを通過することができる。
【0045】
システム100 はホスト対ホストの付勢に使用されてもよいことが認識されよう。例えばカードの付勢またはトランザクションは販売業者の私設ネットワーク54(例えば閉じたネットワーク)で、または開ネットワークではなく端末50自体で行われてもよい。したがって幾つかの実施形態では、通信ネットワーク54は私設販売業者ネットワークであり、付勢プロセッサ60および/または中央プロセッサ70は販売業者プロセッサであってもよい。データ通信は単一の販売業者店中の異なるコンポーネント間で転送されるか、あるいはこれらは販売業者店のネットワーク間から中央化された販売業者プロセッサ60、70へ転送されることができる。ここで付勢プロセッサ60は中央プロセッサ70であってもよい。
【0046】
図10は、本発明の1実施形態にしたがった複合トランザクションカードを使用する方法を示している。ステップ1010で、カスタマは複合カードを購入する。複合カードはここで説明したような任意のカードを含み、付勢部分に結合されたトランザクション部分を有する。付勢部分は付勢記憶媒体を有し、トランザクション部分はトランザクション記憶媒体を有している。付勢記憶媒体とトランザクション記憶媒体はそこに記憶されているマシン読取可能なデータを有する磁気条帯であってもよいが、バーコード、RFID、光学的な読取専用メモリ、他の磁気メモリ、スマートカードチップ、印刷された番号またはコード、或いはカードに取付けられる(またはその他の方法でカードに存在するか関連される)ことのできる情報を印刷または記憶する任意の他の手段のような他の記憶媒体が使用されてもよいことが理解されよう。
【0047】
少なくとも1つの付勢およびトランザクション記憶媒体はクレジットアカウント、記憶された値のアカウント(例えばギフトカードアカウント)、デビットアカウントまたはその他のアカウントのような複合カードに関連されるアカウントに関する情報を記憶できる。磁気条帯またはその他の記憶媒体のカードアカウント情報のような情報を記憶する方法は技術でよく知られている。
【0048】
幾つかの実施形態では、トランザクション記憶媒体はカードを付勢するのに使用可能である。
【0049】
購入トランザクション中、購入者はカードに関連するアカウントへ値を付加してもよい。例えば、購入者は販売業者のポイントに$50を支払い、アカウントはカードに関連するアカウント(例えばトランザクション部分のカード番号)を生成(または修正)でき、それによってアカウントは$50の残高(またはアカウントが既に資金を有するならば、付加的に$50)を有する。
【0050】
カードはカウンタで購入される必要はないことに注意すべきである。例えば、カードは郵便でカード所有者に発行されるか、そうでなければ(例えば無料または報酬或いは払戻しで)カード所有者へ与えられてもよい。このような場合、このステップ1010は必要とされない。代わりにこのステップは購入トランザクションを含み、ここで値は購入され、カードに関連するアカウントに付加される。幾つかの実施形態では、値はこのプロセスを通して後に付加されてもよいことにも注意すべきである。
【0051】
ステップ1020では、販売業者の端末は付勢記憶媒体から付勢データを読取る。付勢記憶媒体は複合カードの付勢部分であってもよい。付勢記憶媒体は代わりに(またはそれに加えて)トランザクション部分にあってもよく、このトランザクション部分はさらにトランザクション記憶媒体を具備している。販売業者端末は複合カードが購入された同じ販売業者端末であってもよい。
【0052】
付勢データは販売業者端末の磁気カード読取装置のような販売装置のポイントで読取られる。これは購入トランザクションまたは付勢トランザクション中(またはその後)に行われる。例えばこのステップ1020はステップ1010の動作中に行われるか、その後のトランザクション中に行われることができる。
【0053】
ステップ1030で、付勢データは付勢プロセッサ(または中央プロセッサ)のようなプロセッサに転送される。データは通信ネットワークを介して送られることができる。このステップ1030は通常のクレジットおよびデビットカードトランザクションのように行われてもよく、ここでデータはカードから(例えば付勢部分の記憶媒体から)読取られ、発行する銀行または他の財務機関のコンピュータシステムのようなプロセッサへ転送される。データはクレジットまたはデビットカードネットワーク、または他の財務トランザクションネットワークあるいは他の通信ネットワークを通して伝送できる。
【0054】
データはトランザクションを処理するためにクレジットネットワークがトランザクションを適切な銀行に伝送することを可能にするBIN番号を含んでいてもよい。代わりにデータはネットワーク内の中央プロセッサにより処理されるために(WANまたはLANのような)私設ネットワークで送信されることができる。例えばカードが特定の販売業者に関連され、データが1つの特定の販売業者端末で入力されるならば、データは販売業者の中央プロセッサで処理されることができる。
【0055】
幾つかの実施形態では、付勢部分は一度使用のトランザクションカード、例えば一度使用のトランザクションアカウントまたは値に関連されるカードを具備できる。したがってこのステップ1030は一度使用のアカウントまたは値に関連するトランザクション中に、付勢部分の記憶媒体を読取ることを含んでいる。トランザクション中、値は回復されることができる。幾つかの実施形態では、トランザクション部分は付勢部分が一度使用のトランザクションで使用された後まで付勢されることができない。一度使用のカードは1例として使用されているが、カードは2度使用、特定の購入額しきい値またはその他の基準のような他の付勢基準を有してもよいことに注意すべきである。例えばトランザクション部分は付勢部分が総額$100の購入において6月に2度使用されるまでその後のトランザクションで付勢されることはできない。この条件が満たされると、トランザクション部分はステップ1040で示されるように、その後の使用に対して付勢されることができる。
【0056】
ステップ1040で、トランザクションカード(即ちカードのトランザクション部分)は例えば自動的に付勢または登録されることができる。付勢プロセッサはカード番号またはその他のデータを記憶するデータベースを有し、中央プロセッサは特定のカードが(例えばデータにより識別されるように、そのカードに対応するデータベースエントリを修正することによって)付勢または登録されていることを示すためにデータベースを修正できる。代わりに付勢プロセッサはカードを付勢するように別のエンティティにリクエストしてもよい。
【0057】
付勢ステップはカード(例えばトランザクション部分)がその後の販売業者トランザクションで使用されることを可能にできる。幾つかの実施形態では、発行業者のような1つのエンティティは(例えば付勢部分から読取られたデータを処理することによって)トランザクションカードを付勢することができ、(特定の販売業者または銀行のような)別のエンティティは(例えばトランザクション部分から受信されたデータを処理することによって)付勢後にその後のトランザクションを処理することができる。発行業者(または他のエンティティ)はカードが付勢されたことを銀行(または他のエンティティ)に通知することにより付勢を処理できる。
【0058】
付勢のとき、トランザクション部分は通常のクレジット、デビット、(特定の参加している販売業者および/または特定の販売業者のパートナでのみ有効なギフトカードのような)記憶された値カードとして実効的に有効である。カードはインターネット(または電話機、或いは他のトランザクション手段)によるトランザクションで使用されることができる。
【0059】
トランザクションカード(即ち複合カードのトランザクション部分)は任意のタイプのトランザクションカードである。例えば、これは一度使用のカードであってもよく、記憶された値カード(例えばダウンロード可能な音楽カード)であってもよい。カードに関連する値は付勢部分に関与する1以上の先のトランザクションにしたがっている。例えばトランザクション部分は付勢部分に関連するトランザクションの総額に関する歌の値(例えば歌の数)を有するダウンロード可能な音楽カードであってもよい。例えば$200の値が付勢部分を使用して購入されるならば、トランザクション部分に関連するアカウントは20の歌がダウンロードされる貸方を記憶する。
【0060】
ステップ1050では、付勢部分はトランザクション部分から分離される。例えばカード所有者または販売業者はステップ1030でカードがスワイプされた後すぐに(またはステップ1040の前等のステップ1060に先立つ別の時点のような任意の他の時点に)付勢部分を取外し(または破断、引裂、分断、切断または他の方法による分割)てもよい。実施形態に応じて、カード所有者は付勢部分を廃棄し、将来の販売業者トランザクションで使用するためにトランザクション部分を保持してもよい。
【0061】
トランザクション部分はその後、通常のトランザクションカード(例えばクレジットまたはデビットカード)と同様にその後のトランザクションにおいて使用されることができる。例えばカードは販売業者端末およびインターネットでのトランザクションに使用されることができる。
【0062】
ステップ1060で、販売業者端末はトランザクション部分からトランザクションデータを読取る。データの読取りはステップ1020で説明したように任意の方法で行われる。例えば販売業者端末はトランザクション部分の磁気条帯を読取ることができる。データはアカウント番号または任意の他の番号またはコードであってもよい。例えばデータはカード番号および/またはBINであってもよい。トランザクションデータはトランザクション部分の通常のトランザクション中に読取られることができる。
【0063】
この販売業者端末はステップ1020で使用される端末と同一の販売業者端末であってもよく、または異なる販売業者端末であってもよい。端末はまた異なる販売業者と関連されてもよい。
【0064】
幾つかの実施形態では、販売業者は全てのトランザクションカードトランザクションを処理する同一の販売業者である。例えばカードが特定の販売業者と関連され、参加している販売業者(および/またはそのパートナ)でのみ有効であるならば、特定の販売業者はカードアカウントを維持し、(販売業者からの購入のような)全てのカードトランザクションを処理する。
【0065】
ステップ1070で、トランザクションデータは例えば通信ネットワークを介して中央プロセッサへ送られる。このステップはステップ1030で説明した任意の方法で行われる。例えばトランザクション部分の磁気条帯は販売業者端末でスワイプされてもよく、これはデータを読取り、それを通信ネットワークを介して中央プロセッサへ通過できる。販売業者端末はデータを銀行および/または中央プロセッサへ転送してもよい。
【0066】
ステップ1080でトランザクションが処理される。カード所有者は販売業者端末の販売業者から(またはインターネット或いは他のトランザクション手段を介して)購入または支払いを行うためトランザクション部分(例えばクレジットまたはデビットカード)を使用できる。資金は例えば中央プロセッサの方向で銀行のアカウントへまたはそのアカウントから転送されることができる。例えば資金はクレジットまたはデビットアカウントのようなトランザクションカードに関連するアカウントから販売業者アカウントまたはその他のアカウントへ転送されることができる。
【0067】
図10に示されているプロセスの実行後、1以上のその後のトランザクションが1以上の販売業者端末において付勢記憶媒体からトランザクションデータを読取ることにより処理されることができる。このステップは1以上の販売業者端末(例えばステップ1060および/またはステップ1020で使用されるのと同一のまたは異なる端末)におけるトランザクションデータの読取りを含んでもよい。
【0068】
(例えばステップ1020および1060で)販売業者端末でカードからデータを読取る代わりに、カードデータはインターネットで入力されることができることに注意すべきである。例えば、付勢部分に関連するアカウント番号と、トランザクション部分に関連する別の番号が存在してもよい。例えば番号はカード上に印刷される。データ(例えば番号)を販売業者端末からプロセッサへ送る代わりに、それらは直接ウェブサイト、例えばそのプロセッサに関連するウェブサイトで入力されてもよい。
【0069】
トランザクション部分はクレジットカード、デビットカード、記憶された値のカードのような任意の標準的なトランザクションカードであってもよいことにも注意すべきである。記憶された値のカードはプリペイド商品またはサービスのような1以上の商品またはサービスにアクセスするために使用され、PINによりエネーブルされることができる。記憶された値のカードにより適合またはアクセスされることのできるサービスの例には、長距離電話通信、無線通信、ページングおよびインターネットエネーブル通信サービスが含まれ、インターネットエネーブル通信サービスは無線ウェブアクセス、緊急ロードサービス、法的サービス、アカウンティングサービス、税金サービス、適切なクリーニングおよび/またはメンテナンスサービス、服/衣類クリーニングサービス、交通サービス、旅行サービス、宅配サービス、オンライン(またはオフライン)日付サービス、電気および/またはガスサービス、水道サービス、下水サービス、インターネットアクセス、(デジタルフィルム処理を含む)フィルム処理等を含んでいる。記憶された値のカードによりアクセスされることのできるプリペイドサービスおよび/または商品のその他の例には、贈答品アカウント、プリペイドガスアカウント、プリペイド日用品アカウント、プリペイド娯楽アカウント、プリペイド映画アカウント、ダウンロード可能な呼鈴トーンアカウント、ダウンロード可能なゲームアカウント、ダウンロード可能な映画アカウント、MP3、MP4、WMV、WAVまたはその他の音楽フォーマットを使用するダウンロード可能な音楽アカウント、任意の他のダウンロード可能なソフトウェアアカウント、カスタマ報酬アカウント、橋および/または道路料金アカウント、アカウントの所有者が支払うことのできる商品、サービスまたはその両者のための任意の他のタイプのPINエネーブルされた記憶値アカウントが含まれている。
【0070】
図11は本発明の1実施形態にしたがった複合トランザクションカードの符号化方法を示している。
【0071】
ステップ1110で、付勢データが受信される。例えば中央プロセッサは複合トランザクションカードに関連する販売業者から付勢データを受信することができる。
【0072】
ステップ1120で、トランザクションデータが受信される。例えば、中央プロセッサは複合トランザクションカードに関連する販売業者からトランザクションデータを受信できる。このステップはステップ1110の前、後、その期間中に行われることができる。
【0073】
前述したように、付勢およびトランザクションデータはアカウント番号、コード、命令または任意のその他のデータを含んでいてもよい。例えば、バーコード、磁気条帯、またはカード上の他の記憶装置により任意のタイプのデータがカードに記憶されることができる。データはまた販売業者またはカード所有者名のようなカードに印刷されることのできる任意の情報を含んでいてもよい。
【0074】
幾つかの実施形態では、データは付勢および/またはカードに関係されるトランザクションにより加入された販売業者から受信される。例えば1つのタイプの記憶された値は特定のカードの小売業社により付勢され、その後、特別な玩具販売業者によってのみ使用されることができる。したがって中央プロセッサはカードの小売業者からの付勢データと、玩具販売業者からのトランザクションデータとを受信できる。
【0075】
ステップ1130で、付勢およびトランザクションデータが処理される。例えば、特定のカードの付勢データはデータベース中の記録部に記憶され、同じ特定のカードのトランザクションデータは同一のデータベース記録に記憶されることができる。特定のカード(またはカードのセット)の付勢およびトランザクションデータはしたがって組合わせられおよび/またはその他の方法で相互に関連される。付勢データはトランザクションデータと同時に処理される必要はなく、一方または他方はステップ1110と1120で受信された直後に処理されることができる。
【0076】
ステップ1140で、付勢およびトランザクションデータは符号化マシンまたはプリンタへ転送される。プリンタ(または符号化マシン)はデータを印刷し、符号化し、またはトランザクションカードの記憶媒体内または上に記憶するか、そうでなければトランザクションカードの全てまたはその一部を製造する任意のエンティティを具備してもよい。例えばプリンタは1以上の磁気条帯を有するクレジットカードまたは他のトランザクションカードの磁気条帯(または他の記憶媒体)を符号化するエンティティであってもよい。
【0077】
ステップ1150で、カードは符号化され、またはそうでなければ付勢データ、トランザクションデータおよび/またはその他のデータが印刷される。例えばトランザクションデータは磁気条帯のような1つの記憶媒体で符号化され、付勢データは別の磁気条帯で符号化されることができる。付勢およびトランザクションデータの符号化は同時および/または同一の印刷サイクル中に実質的に(または正確に)行われることができる。符号化中に、カードが印刷されることができる。印刷はカード上に識別印を書込み、名称および/またはカード番号をエンボスし、ロゴまたは他のデザイン(例えばカードの発行業者、カードのスポンサー、クレジットネットワーク、またはカードに関連する他のエンティティに関連するデザインまたは表示)を描き、カードを積層し、ステッカーを付加し、そうでなければ平坦なプラスティック片から消費者グレード(図1に示されている)の複合トランザクションカードに変形するためカードを変更することを含んでいる。
【0078】
したがって、ステップ1115で、複合カードは1つの記憶媒体のトランザクションデータで符号化され、また実質上同時に別の記憶媒体の付勢データでも符号化されることができる。印刷もまた実質上同時に行われる。このステップ1150はしたがって複合カードが一度の通過で符号化および/または印刷されることを可能にし、したがって時間と費用を節約する。これは2つの記憶媒体を有するカードが(2度ではなく、または各記憶媒体に対して一度)全体で一度、符号化および/または印刷マシンを介して動作されることしか必要としないので、多数のカードの印刷を容易にする。
【0079】
本発明の実施形態はここで説明した特定の実施形態により技術的範囲において限定されない。多数の変形、変更、置換、均等物が前述の説明と添付図面から当業者に明白であろう。したがってこのような変形は特許請求の範囲内に含まれることを意図している。さらに、本発明の幾つかの実施形態を特定の目的に対して特定の環境における特定の構成のコンテキストについてここで説明したが、当業者はその有用性がそれに限定されず、本発明の実施形態が任意の多くの目的に対して多くの環境で便宜的に実行されることができることを認識するであろう。したがって、ここで説明し添付図面で示された全ての内容は単なる例示であり限定の意味ではなく、本発明の技術的範囲は特許請求の範囲のみにより決定されることを意図している。また、特許請求の範囲はここで説明したように、本発明の実施形態の全ての技術的範囲を考慮して解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】本発明の1実施形態にしたがった複合カードの正面および背面図。
【図2】本発明の別の実施形態にしたがった複合カードの側面図。
【図3】本発明の別の実施形態にしたがった複合カードの正面および背面図。
【図4】本発明の別の実施形態にしたがった複合カードの正面および背面図。
【図5】本発明の別の実施形態にしたがった複合カードの正面および背面図。
【図6】本発明の別の実施形態にしたがった複合カードの取外されたコンポーネントの正面および背面図。
【図7】本発明の別の実施形態にしたがった複合カードの正面および背面図。
【図8】本発明の1実施形態にしたがった複合カードを示す図。
【図9】本発明の別の実施形態にしたがった複合カードを使用するシステムを示す図。
【図10】本発明の別の実施形態にしたがったトランザクションカード装置を使用する方法を示す図。
【図11】本発明の1実施形態にしたがった複合トランザクションカードの符号化方法を示す図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
与えられるマシン読取可能なトランザクション記憶媒体を有する実質上平面のトランザクション部分基板を備え、トランザクション記憶媒体はそこに記憶されているアカウントに関連するトランザクションカードデータを有しているトランザクション部分と、
前記トランザクション部分に取外し可能に結合され、与えられるマシン読取可能な付勢記憶媒体を有する実質上平面の付勢部分基板を備え、付勢記憶媒体はそこに記憶されているアカウントに関連する付勢データを有している付勢部分とを具備している複合トランザクションカード。
【請求項2】
トランザクションおよび付勢記憶媒体は1以上の販売業者端末において読取可能である請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項3】
アカウントは記憶された値アカウントである請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項4】
アカウントはデビットアカウントとギフトカードアカウントの少なくとも一方である請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項5】
トランザクション記憶媒体と付勢記憶媒体の少なくとも一方は読取専用磁気条帯である請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項6】
トランザクション記憶媒体と付勢記憶媒体の少なくとも一方はバーコードである請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項7】
付勢データはアカウントに関連するアカウント番号を含み、アカウント番号はトランザクション部分上に印刷されている請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項8】
付勢およびトランザクション記憶媒体は伝統的なクレジットカードの磁気条帯に実質上類似するフォーマットおよび物理的特性を有している請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項9】
付勢部分はトランザクション部分の表面に接着されている請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項10】
付勢記憶媒体とトランザクション記憶媒体は読取専用の磁気条帯であり、それらの読取専用磁気条帯は複合カードの長さ方向に平行であり、少なくとも実質上、複合カードの長さを横切って延在する請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項11】
トランザクションおよび付勢記憶媒体は実質上類似する長さおよび幅を有する読取専用の磁気条帯である請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項12】
付勢データはトランザクションカードデータを含んでいる請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項13】
トランザクションカードデータは付勢データを含んでいる請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項14】
付勢部分とトランザクション部分は単一の平面部材として一体化して形成され、付勢部分は取外し接合部に沿ってトランザクション部分から分離可能である請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項15】
取外し接合部は一体化された平面部材を穿孔またはスコーリングすることによって形成される弱い部分の線を備えている請求項14記載の複合トランザクションカード。
【請求項16】
付勢部分はトランザクション部分と同一平面である請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項17】
付勢部分とトランザクション部分は実質上、類似の基板を具備している請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項18】
トランザクション部分はデビットカードである請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項19】
トランザクション部分はクレジットカードである請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項20】
トランザクション部分は記憶された値のカードである請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項21】
トランザクション部分はギフトカードである請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項22】
トランザクション部分は特別な販売業者に関連するギフトカードである請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項23】
トランザクション部分と付勢部分はそれぞれ実質上平坦な部材として形成され、付勢部分は接着剤によりトランザクション部分に取外し可能に結合されている請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項24】
トランザクション部分は標準的なトランザクションカードである請求項23記載の複合トランザクションカード。
【請求項25】
付勢およびトランザクション記憶媒体は1以上の販売業者端末で読取られることができる請求項1記載の複合トランザクションカード。
【請求項26】
トランザクションカードデータは関連する記憶された値のアカウントをアクセスするように構成され、付勢データはアカウントを付勢するように動作する請求項25記載の複合トランザクションカード。
【請求項27】
トランザクションカードデータはアカウントを再度入金するように動作する請求項25記載の複合トランザクションカード。
【請求項28】
トランザクションカードデータは販売業者端末で商品およびサービスを購入するように動作する請求項25記載の複合トランザクションカード。
【請求項29】
マシン読取可能なトランザクション記憶媒体を含んでいるトランザクション部分と、マシン読取可能な付勢記憶媒体を含んでいる取外し可能な付勢部分とを有する複合トランザクションカードを使用する方法において、
トランザクション記憶媒体はそこに記憶されているアカウントに関連するトランザクションカードデータを有し、付勢記憶媒体はそこに記憶されているアカウントに関連する付勢データを有し、方法は、
第1の販売業者端末において付勢記憶媒体から付勢データを読取り、
トランザクション部分から付勢部分を取外し、
第2の販売業者端末においてトランザクション記憶媒体からトランザクションデータを読取るステップを含んでいる方法。
【請求項30】
トランザクションデータを読取るステップは取外しステップの実行後にのみ行われる請求項29記載の方法。
【請求項31】
さらに、付勢データを付勢プロセッサへ送付するステップを含んでいる請求項29記載の方法。
【請求項32】
さらに、トランザクションカードデータを中央プロセッサへ転送するステップを含んでいる請求項29記載の方法。
【請求項33】
付勢記憶媒体は磁気条帯である請求項30記載の方法。
【請求項34】
トランザクション記憶媒体は磁気条帯である請求項30記載の方法。
【請求項35】
トランザクションカードデータはトランザクションアカウント番号を含んでいる請求項30記載の方法。
【請求項36】
第1の読取専用の記憶媒体は1度使用のトランザクションカードデータを記憶する請求項30記載の方法。
【請求項37】
マシン読取可能なトランザクション記憶媒体を含んでいるトランザクション部分と、マシン読取可能な付勢記憶媒体を含んでいる取外し可能な付勢部分とを有する複合トランザクションカードを処理するシステムにおいて、
トランザクション記憶媒体はそこに記憶されているアカウントに関連するトランザクションカードデータを有し、付勢記憶媒体はそこに記憶されているアカウントに関連する付勢データを有し、システムは、 付勢記憶媒体から付勢データを読取り、トランザクション記憶媒体からトランザクションカードデータを読取る少なくとも1つの販売業者端末と、
少なくとも1つの販売業者端末から付勢データを受信し、トランザクションカードデータに関連するトランザクションアカウントを付勢する付勢プロセッサと、
少なくとも1つの販売業者端末からトランザクションデータを受信して処理するトランザクションプロセッサとを具備するシステム。
【請求項38】
トランザクションカード装置を使用する方法において、
付勢アカウントに関連する第1のトランザクション中に付勢アカウント情報をトランザクションカードの付勢部分から受信し、トランザクションカードは付勢部分に結合されているトランザクション部分を備え、そのトランザクション部分はそこに与えられているマシン読取可能なトランザクション記憶媒体を有する実質上平坦なトランザクション部分基板を具備し、トランザクション記憶媒体はそこに記憶されているトランザクションアカウントに関連するトランザクションカードデータを有し、付勢部分はトランザクション部分に取外し可能に結合され、付勢部分はそこに与えられているマシン読取可能な付勢記憶媒体を有する実質上平坦な付勢部分基板を具備しており、
第1のトランザクションに基づいて、トランザクションアカウントに値を付加し、
トランザクションカードデータを第2のトランザクション中にトランザクション部分から受信するステップを含んでいる方法。
【請求項39】
さらに、第2のトランザクション中にトランザクションアカウントの付加された値を回復するステップを含んでいる請求項38記載の方法。
【請求項40】
付勢アカウントはトランザクションアカウントである請求項38記載の方法。
【請求項41】
複合トランザクションカードをプリントする方法において、
複合トランザクションカードを付勢するように動作する付勢データを受信し、複合トランザクションカードは付勢記憶媒体とトランザクション記憶媒体とを具備し、
複合トランザクションカードの1以上のトランザクションを可能にするように動作するトランザクションデータを受信し、
付勢データとトランザクションデータとを複合トランザクションカードプリンタへ転送させ、複合トランザクションカードプリンタはそれぞれ付勢記憶媒体とトランザクション記憶媒体の付勢データとトランザクションデータを符号化するように構成されている方法。
【請求項42】
複合トランザクションカードプリンタはさらに、それぞれ付勢記憶媒体およびトランザクション記憶媒体の付勢データおよびトランザクションデータの両者を一度の通過で符号化するように構成されている請求項41記載の方法。
【請求項43】
複合トランザクションカードを付勢するように動作する付勢データと、複合トランザクションカードの1以上のトランザクションを可能にするように動作するトランザクションデータとを受信し、複合トランザクションカードは付勢記憶媒体とトランザクション記憶媒体とを有し、付勢記憶媒体およびトランザクション記憶媒体の付勢データおよびトランザクションデータをそれぞれ符号化するステップを含んでいる複合トランザクションカードを印刷する方法。
【請求項44】
付勢記憶媒体上の付勢データを符号化する動作と、トランザクション記憶媒体上のトランザクションデータを符号化する動作は実質上同時に行われる請求項43記載の方法。
【請求項45】
付勢記憶媒体上の付勢データを符号化する動作と、トランザクション記憶媒体上のトランザクションデータを符号化する動作は符号化マシンを通して同一の通過期間中に行われる請求項43記載の方法。
【請求項46】
与えられる第1のマシン読取可能な記憶媒体を有する実質上平坦な基板を具備する第1の部分と、
第1の部分に取外し可能に結合され、そこに与えられる第2のマシン読取可能な記憶媒体を有する実質上平坦な基板を有する第2の部分とを具備し、第1の記憶媒体はそこに記憶されているアカウントに関連する第1のカードデータを有し、
第2の記憶媒体はそこに記憶されているアカウントに関連する第2のカードデータを有している複合トランザクションカード。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−4405(P2006−4405A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−133481(P2005−133481)
【出願日】平成17年4月28日(2005.4.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
【出願人】(505161378)イー2インタラクティブ,インコーポレーテッド・ディー/ビー/エー・イー2インタラクティブ,インコーポレーテッド (20)
【Fターム(参考)】