説明

2サイクルエンジンおよびそれを備えたエンジン作業機

【課題】簡単な構造でエンジンの運転状態を制御することを可能とし、過回転の防止や排出ガス特性を向上させることのできる2サイクルエンジンおよびそれを備えたエンジン作業機を提供する。
【解決手段】2サイクルエンジン1のシリンダボア14の内周壁には、シリンダボア14内を往復動するピストン13によりそれぞれ開閉する排気開口18および掃気開口23が設けられる。そして、2サイクルエンジン1は、掃気開口23とクランク室21とを接続するクランクケース側掃気通路25およびシリンダブロック側掃気通路24と、クランクケース側掃気通路25に設けられ、クランクケース側掃気通路25の開閉を行うリード弁27と、運転状態を検出するイグニッションコイルと、イグニッションコイルの検出結果に基づいてクランクケース側掃気通路25を閉じるようリード弁27を制御する制御装置を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2サイクルエンジン、特に刈払機やチェンソー等の携帯型のエンジン作業機に好適な2サイクルエンジンおよびそれを備えたエンジン作業機に関する。
【背景技術】
【0002】
エンジンの運転状態を制御する技術としては、例えば特許文献1に示すように、エンジンの回転数が所定回転数以上に上昇した場合に、インシュレータ外部に設けた駆動体によりインシュレータに組み付けた遮断体を変位させて混合気通路を遮断することでクランク室に流入する混合気量を調整し、エンジンの過回転の防止を行うガバナー装置を備えたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7−253033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のガバナー装置は、インシュレータの外側に駆動体および遮断体を変位させる伝達機構を設けているので、部品点数が多くなり、構造が複雑化するうえ、装置が大型化してしまうという課題がある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構造でエンジンの運転状態を制御することを可能とし、過回転の防止や排出ガス特性を向上させることのできる2サイクルエンジンおよびそれを備えたエンジン作業機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点にかかる2サイクルエンジンは、
シリンダボアの内周壁に設けられ、前記シリンダボア内を往復動するピストンによりそれぞれ開閉する排気開口および掃気開口と、
前記掃気開口とクランク室とを接続する掃気通路と、
前記掃気通路に設けられ、前記掃気通路の開閉を行う制御弁と、
運転状態を検出する運転状態検出手段と、
前記運転状態の検出結果に基づいて前記掃気通路を閉じるよう前記制御弁を制御する制御手段と、を備える、
ことを特徴とする。
【0007】
また、前記運転状態検出手段は、前記2サイクルエンジンの回転数を検出し、
前記制御手段は、前記運転状態検出手段により所定以上のエンジン回転数が検出された場合に、前記掃気通路を閉じてもよい。
【0008】
さらに、前記制御手段は、前記掃気開口が開口する間、所定期間掃気通路を閉じるよう前記制御弁を制御してもよい。
【0009】
また、前記運転状態検出手段の検出結果に基づいて、前記掃気開口の開閉状態を判定する掃気開口状態判定手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記掃気開口状態判定手段の判定結果に基づいて前記掃気通路を閉じるよう前記制御弁を制御してもよい。
【0010】
さらに、前記制御手段は、前記掃気開口状態判定手段の判定結果に基づいて、前記掃気開口が開口する間、掃気開口が開いてから所定期間前記掃気通路を閉じるよう前記制御弁を制御してもよい。
【0011】
また、前記制御手段は、前記所定期間をエンジン回転数に基づいて変化させてもよい。
【0012】
さらに、前記制御弁は、非通電時に前記掃気通路を前記クランク室から前記掃気開口に向かう気流のみ流すとともに、通電時に前記掃気通路を閉じる、リード弁であってもよい。
【0013】
また、前記リード弁は磁性を有し、
通電時に前記リード弁を吸着して前記掃気通路を閉じる電磁石をさらに備え、
前記制御手段は前記電磁石の通電を制御してもよい。
【0014】
さらに、前記リード弁は、開度を制限するストッパを備えてもよい。
【0015】
本発明の第2の観点にかかるエンジン作業機は、
上述の2サイクルエンジンを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、掃気通路に掃気通路の開閉を行う制御弁を設け、制御弁は制御手段により運転状態の検出結果に基づいて掃気通路を閉じるので、簡単な構造でエンジンの運転状態を制御することを可能とし、過回転の防止や排出ガス特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係るエンジンを搭載した刈払機の側面図。
【図2】本発明の第1実施形態に係るエンジンを搭載した刈払機の一部を断面で示した前方視側面図。
【図3】図2のエンジン部分の断面図。
【図4】本発明に係る2サイクルエンジンの制御ブロック図。
【図5】クランク角に対する吸気開口、掃気開口、電磁石の状態を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の第1実施形態を添付の図1乃至図5に沿って説明する。図1に示すように、携帯型の刈払機(エンジン作業機)1001は、操作桿1002の先端に回転刃1003が取り付けられ、操作桿1002の後端には小型の2サイクルエンジン(以下エンジン)1が取り付けられる。エンジン1の出力は、エンジン1の出力軸(図示せず)の回転数が所定回転数以上で動力の伝達を行う遠心クラッチ(図示せず)から、操作桿1002内に挿通させたドライブシャフト(図示せず)を経て、回転刃1003に伝達され、回転刃1003は回転する。操作者は操作桿1002に取付けられたループハンドルハンドル1004と操作桿1002を囲むように取付けられストップスイッチ2およびスロットルトリガ3が設けられたグリップ部1005を把持して刈払機1001を操作する。
【0019】
図2に示すように、エンジンカバー4に収容されたエンジン1には、燃料タンク5から供給される燃料と空気を混合してエンジン1のシリンダブロック6内に形成されたシリンダボア(図示せず)に混合気を供給する気化器7と、エンジン1から排出される燃焼ガスを外部に排出するマフラ8と、クランク軸9に固定されたマグネトロータ10と、シリンダブロック6に固定されたイグニッションコイル11と、イグニッションコイル11に接続された点火プラグ12が取付けられる。
【0020】
図3に示すように、エンジン1のシリンダブロック6の内部には上下動するピストン13を収容するシリンダボア14が形成される。シリンダボア14の内周壁には、気化器7に延びる吸気通路15に接続する吸気開口16と、マフラ(図示せず)に延びる排気通路17に接続する排気開口18が開口する。シリンダボア14に収容されるピストン16は、コンロッド19を介して、クランクケース20内のクランク室21に回転可能に支持されるクランクウェイト22が取付けられたクランク軸9に接続する。また、シリンダボア14の内周壁には、一対の掃気開口23(一方のみ図示)がシリンダボア14を挟んで対向するように開口する。吸気開口16、排気開口18、および掃気開口23はそれぞれ、上下動するピストン13により開閉される。それぞれの掃気開口23は、シリンダボア14に沿ってクランク室21に向かって延び、シリンダブロック6に形成されたシリンダブロック側掃気通路(掃気通路)24に接続する。そして、シリンダブロック側掃気通路24は、クランクケース20に形成されたクランクケース側掃気通路(掃気通路)25の一方の端部に接続する。クランクケース側掃気通路25の他方の端部は、クランク室21に開口するクランク室側掃気開口26に接続する。クランクケース20のシリンダブロック側掃気通路24とクランクケース側掃気通路25との接続部分には、磁性体材料を使用しシリンダブロック6側に弾性変形可能に一端が支持さられるリード弁(制御弁)27と、リード弁27の開度を規制するストッパ28とが、リード弁27の自由端を吸着する電磁石29に、ねじ30により取付けられる。電磁石29にリード弁27の自由端が吸着された状態では、リード弁27はクランクケース側掃気通路25を閉鎖する。
【0021】
図4に示すように、リード弁27の吸着を行う電磁石29は制御装置(制御手段)31と接続され、制御装置31は電磁石29への通電を制御する。また、制御装置31にはイグニッションコイル(運転状態検出手段)11が接続され、イグニッションコイル11は、マグネトロータ10の回転時にマグネトロータ10が所定位置になるとパルス信号を出力することによりエンジン回転数に対応した信号が入力される。さらに、ストップスイッチ2が接続されてストップスイッチ(運転状態検出手段)2の操作状態を示す信号が入力される。
【0022】
制御装置31は、イグニッションコイル11から入力される信号によりエンジン1の回転数が、通常運転時の回転数を過度に越える、例えば12,000rpm以上の第1の所定値以上の回転数が検出されると、電磁石29に通電してリード弁27を電磁石29に吸着させる。その後、エンジン1の回転数が第1の所定値より低い、例えば8,000rpm以下の第2の所定値以下の回転数が検出されると、電磁石29への通電を解除する。
【0023】
また、エンジン1の回転数が、例えば8,000rpm以下の第2の所定値以下の回転数の場合、制御装置31は、イグニッションコイル11から入力される信号により、ピストン13の位置(マグネトロータ10の位置)とエンジン1の回転数を演算し、掃気開口23の開閉タイミング(開閉状態)を判定する。なお、この場合、制御装置31は掃気開口23の開閉状態を判定する掃気開口状態判定手段を構成する。そして、制御装置31は、図5に示すように、掃気開口23が開いてから所定期間、つまり掃気開口23が開いている期間の前半、電磁石29に通電してリード弁27を電磁石29に吸着させる。なお、電磁石29に通電する所定期間の長さは、図5に矢印Aで示すように、エンジン1の回転数に応じて、例えば、エンジン回転数が低い場合は通電時間が長くなる右側に、エンジン回転数が高い場合は通電時間が短くなる左側に移動するようにしてもよい。また、制御装置31には、スロットルトリガ3(図1参照)の動作を検出するスロットルスイッチ(図示せず)が接続され、制御装置31はスロットルスイッチが操作されていない場合にエンジン1がアイドリング状態であると判定するようにしてもよい。そして、エンジン1がアイドリング状態であると判定された場合に、制御装置31は、掃気開口23が開いてから所定期間、電磁石29に通電してリード弁27を吸着する。また、制御装置31は、掃気開口23が開口する回数の2回に1回の割合で、掃気開口23が開口する期間中電磁石29に通電を行い、リード弁27を吸着させた状態に保持してもよい。なお、この場合、アイドリング中にエンジン1の回転数が、例えば2,000rpm以下の第3の所定値以下の回転数に低下した場合、制御装置31は掃気開口23が開口する回数の2回に1回の割合での電磁石29への通電を解除する。
【0024】
このように構成されたエンジン1によれば、エンジン1の回転数が過度に上昇して過回転の状態にある場合、制御装置31は電磁石29に通電し、リード弁27が電磁石29に吸着することでクランクケース側掃気通路25が閉鎖される。このため、掃気開口23が開いている状態であっても、クランク室21内の混合気がクランケース側掃気通路25からシリンダブロック側掃気通路24へ流れず、混合気が掃気開口23からシリンダボア14に流入することを抑制することができる。そして、混合気がシリンダボア14内に流入しないため、エンジン1の出力が低下し、速やかにエンジン1の回転数を低下させて過回転を効果的に抑制することができる。また、クランケース側掃気通路25の閉鎖は、電磁石29、リード弁27、および、ストッパ28から成る簡単な構成で行うことができるうえ、これらの構成はクランクケース20とシリンダブロック6との接合部分のクランケース側掃気通路25に設けられる。このため、組立てが容易となり、簡単な構造であることもあいまって製造コストを抑えることもできる。また、リード弁27は、非通電磁であってもクランクケース側掃気通路25からシリンダブロック側掃気通路24に向かう気流のみ流す構成であるため、燃焼ガスのクランクケース20側への逆流を効果的に抑制することができると共に、タイミングによっては非通電磁にも閉鎖状態に位置するため、電磁石によって閉鎖状態を維持するため吸着力を発生させれば良いため、必要な電力を最小源に抑えることができる。
【0025】
また、エンジン1が通常運転している間は、制御装置31は掃気開口23が開いている期間の前半の所定期間、電磁石29に通電してリード弁27を電磁石29に吸着させる。このため、リード弁27が電磁石29に吸着することでクランクケース側掃気通路25が閉鎖され、掃気開口23が開いている状態であっても、クランク室21内の混合気がクランケース側掃気通路25からシリンダブロック側掃気通路24へ流れず、混合気が掃気開口23からシリンダボア14に流入することを抑制する一方、シリンダボア14内の燃焼ガスを排気開口18から流出させることができる。そして、所定期間経過後に制御装置31は電磁石29への通電を解除するので、クランク室21内の混合気は、クランクケース側掃気通路25からリード弁27を通過してシリンダブロック側掃気通路24に流れ、掃気開口23からシリンダボア14に流入する。したがって、図5の掃気口の状態を示す部分に点線で示すように、排気開口18が開くタイミングに対して、クランクケース側掃気通路25を閉鎖することで実質的に掃気開口23が開くタイミングを遅らせることができる。そして、ピストン13が下死点に向かう場合の排気開口18と掃気開口23の両方の開口の開き始めにおいて生じやすい、掃気開口23から流入する混合気が排気開口18から最短距離で流出してしまうショートパスを効果的に抑制し、混合気が燃焼せずに流出することによる排気ガス特性の悪化を効果的に抑制することができる。さらに、電磁石29への通電期間は、エンジン1の回転数に応じて設定することができるので、エンジン1の回転数に応じた最適なタイミングで混合気をシリンダボア14に供給することが可能となる。したがって、エンジン1の回転数に応じてショートパスを効果的に抑制し、排気ガス特性の悪化をより効果的に抑制することができる。
【0026】
さらに、エンジン1がアイドリング中も、上述のように制御装置31は、掃気開口23が開いてから所定期間、電磁石29に通電してリード弁27を吸着する。このため、シリンダボア14の燃焼ガスが排気開口18から排出された後に混合気をシリンダボア14に供給することが可能となり、掃気が完全に行われることで間欠燃焼が生じることを抑制することが可能となり、安定したアイドリング運転が可能となる。また、アイドリング中は、掃気開口23が開口する回数の2回に1回の割合で、制御装置31は掃気開口23が開口する期間中電磁石29に通電を行う。このため、アイドリング中の混合気の燃焼回数を減らすことが可能となり、排気ガスの排出量を低減して排気ガス特性を向上させることができるうえ、燃費を低減し、騒音を下げることができる。また、この状態でエンジン1の回転数が低下した場合には、制御装置31は電磁石29への通電を停止するので、エンジン1が停止することを抑制することもできる。
【0027】
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の範囲内で適宜変更が可能である。例えば、上述の実施形態では、エンジン1は刈払機1001に搭載されているが、このエンジン3は刈払機1001への搭載に限られるものでは無く、チェンソーやコンクリートカッター等の他のエンジン作業機に搭載されてもよい。また、上述のエンジン1は、クランクケース20にクランクケース側掃気通路25が形成される構成であったが、例えば、シリンダブロック6にのみ掃気通路を形成し、この掃気通路に電磁石により開閉可能なリード弁を設ける構成としてもよい。さらに、リード弁27は、磁性体材料から構成されるものとしたが、別体の磁性体が接着されているものであってもよく、この場合、リード弁側にコイル等の電磁石が貼り付けられ、掃気通路に磁性体材料を設ける構成としてもよい。
【符号の説明】
【0028】
1 エンジン
6 シリンダブロック
9 クランク軸
10 マグネトロータ
11 イグニッションコイル(運転状態検出手段)
13 ピストン
14 シリンダボア
15 吸気通路
16 吸気開口
17 排気通路
18 排気開口
20 クランクケース
21 クランク室
23 掃気開口
24 シリンダブロック側掃気通路(掃気通路)
25 クランクケース側掃気通路(掃気通路)
26 クランク室側掃気開口
27 リード弁(制御弁)
28 ストッパ
29 電磁石
31 制御装置(制御手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリンダボアの内周壁に設けられ、前記シリンダボア内を往復動するピストンによりそれぞれ開閉する排気開口および掃気開口と、
前記掃気開口とクランク室とを接続する掃気通路と、
前記掃気通路に設けられ、前記掃気通路の開閉を行う制御弁と、
運転状態を検出する運転状態検出手段と、
前記運転状態の検出結果に基づいて前記掃気通路を閉じるよう前記制御弁を制御する制御手段と、を備える、
ことを特徴とする2サイクルエンジン。
【請求項2】
前記運転状態検出手段は、前記2サイクルエンジンの回転数を検出し、
前記制御手段は、前記運転状態検出手段により所定以上のエンジン回転数が検出された場合に、前記掃気通路を閉じる、
ことを特徴とする請求項1に記載の2サイクルエンジン。
【請求項3】
前記制御手段は、前記掃気開口が開口する間、所定期間掃気通路を閉じるよう前記制御弁を制御する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の2サイクルエンジン。
【請求項4】
前記運転状態検出手段の検出結果に基づいて、前記掃気開口の開閉状態を判定する掃気開口状態判定手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記掃気開口状態判定手段の判定結果に基づいて前記掃気通路を閉じるよう前記制御弁を制御する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の2サイクルエンジン。
【請求項5】
前記制御手段は、前記掃気開口状態判定手段の判定結果に基づいて、前記掃気開口が開口する間、掃気開口が開いてから所定期間前記掃気通路を閉じるよう前記制御弁を制御する、
ことを特徴とする請求項4に記載の2サイクルエンジン。
【請求項6】
前記制御手段は、前記所定期間をエンジン回転数に基づいて変化させる、
ことを特徴とする請求項5に記載の2サイクルエンジン。
【請求項7】
前記制御弁は、非通電時に前記掃気通路を前記クランク室から前記掃気開口に向かう気流のみ流すとともに、通電時に前記掃気通路を閉じる、リード弁である、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の2サイクルエンジン。
【請求項8】
前記リード弁は磁性を有し、
通電時に前記リード弁を吸着して前記掃気通路を閉じる電磁石をさらに備え、
前記制御手段は前記電磁石の通電を制御する、
ことを特徴とする請求項7に記載の2サイクルエンジン。
【請求項9】
前記リード弁は、開度を制限するストッパを備える、
ことを特徴とする請求項6または7に記載の2サイクルエンジン。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか1項に記載の2サイクルエンジンを備える、
ことを特徴とするエンジン作業機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−159036(P2012−159036A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−19155(P2011−19155)
【出願日】平成23年1月31日(2011.1.31)
【出願人】(000005094)日立工機株式会社 (1,861)
【Fターム(参考)】